2013 Jユースカップ第21回Jリーグユース選手権大会2013/10/26 第3試合 – 浦和レッズユースvsザスパクサツ群馬U-18 3-1勝利・・・今後の可能性も感じた試合

関東学園大学サッカー場2013年10月26日

 

どうも、浦和サポブクメです☆

レッズランドでのジュニアユースの試合終了後すぐに向かったのですが、15分ほど遅れての到着になってしまいました。

ということで、場所を群馬県太田市に移しまして、関東学園大学サッカー場で行われたJユースカップの第3戦vsザスパクサツ群馬U-18戦を観戦してきました。

天気予報通り、午後から天気は回復して、ユースの試合は青空の下で行われましたね。しかしながら、ピッチ上は、やや水がたまっているような個所も多い中での試合となりました。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左に5番齋藤一穂、右に35番小木曽佑太、真ん中に8番須藤岳晟、MFが左に3番森亮太、右に7番広瀬陸斗、ボランチに17番勝野瑛と26番松崎洸星、トップ下に23番安東輝と10番関根貴大、FWが24番倉本隼吾

となります。

メンバー構成をざっと見た限り、選手の特徴と組み合わせを考えると、このようなメンバーでスタートからチームをじっくり作れていれば、かなり強いベースとしてのメンバーになっていただろうなと思うような構成に感じます。

24番倉本隼吾は、もしかすると公式戦では初スタメンかもしれません。ただ、ここ最近の練習試合など見た時に、かなり質の高いプレーができていたので、この起用には期待しました。

メンバーを確認した時には、上記のように感じたのですが、やはり、チームとして考えると、ここ最近の流れをそのままに、連携などの部分がなかなかうまく行かず、どうして、それぞれの選手の動きがぎこちなくなって、結果大きな展開と無理な突破が多くなってしまうのだろうという展開が多く感じられました。

相手は、予想通り守備的に守備ラインとボランチもやや低めに位置している状況の中で、そこを崩すための工夫がなかなか見いだせず、23分には、逆にカウンターで決定的な場面を作られたものの、相手のミスで失点は免れました。

ドリブルでの無理な仕掛けなどが目立つ中で、34分に26番松崎洸星からの折り返しを17番勝野瑛がミドルシュートで狙い、枠は外れたものの軌道弾道としては、惜しいシュートとなりました。

しかしながら、その直後の35分に、失点を喫し0-1とビハインドを負う展開になります。

39分に24番倉本隼吾に代わり2番細田真也が入ります。

この交代で、2番細田真也が中盤の右に入り、フォワードの位置には、7番広瀬陸斗が入ります。

この交代とポジションチェンジの直後に、7番広瀬陸斗が裏へ抜け出しアウトサイドで放ったシュートがクロスバーを叩く惜しい場面があり、そのこぼれ球を2番細田真也が狙うもシュートは枠を外れます。

42分にも26番松崎洸星から2番細田真也とつながり、クロスに7番広瀬陸斗が合わせる形を作ります。

前半終了間際には、コーナーキックの場面で5番齋藤一穂のヘディングシュートが枠をとらえるもキーパー正面でキャッチされます。

前半は、0-1で終了。

後半に入り、10分までに相手ゴール前で数回セットプレーのチャンスを獲得し、23番安東輝から惜しい形が生まれるもゴールには至らず。

数人が絡むという形にはならないものの、10番関根貴大とほかの選手が絡む形でゴールに迫る場面は増え、セットプレーのチャンスも増えますが、なかなか同点ゴールが奪えないままに、時間が過ぎます。

嫌な流れになりかけた28分に、同点ゴールが生まれます。

左サイドでパスを受けた3番森亮太が、キーパーとディフェンダーの間に早いパスを入れると、ギリギリのタイミングで7番広瀬陸斗がキーパーより先に障り、キーパーに当たりこぼれるも、これを押し込んでゴール。見事なゴールで1-1となります。

この同点ゴールにより、浦和の攻勢がさらに強まり29分には、17番勝野瑛のミドルシュート、30分には、どの選手だか確認できませんでしたが惜しいヘディングシュートなど逆転ゴールを奪いに行きます。

34分に、3番森亮太に代わり29番川上開斗が入ります。この交代で入った29番川上開斗のサイドからの積極的な攻撃参加により、サイドからの攻撃も活性化され、よりチャンスが増えました。

より得点のにおいが強くなる中で、39分に17番勝野瑛に代えて39番松澤彰、40分に7番広瀬陸斗に代えて21番小島良太が入ります。

そして、アディショナルタイムに入るか入らないかというところで、待望の逆転ゴールが生まれます。

バックラインでパスを受けた35番小木曽佑太が中盤のスペースの良いポジションをとった10番関根貴大に楔のパスを通すと、パスを受けた10番関根貴大は、そのまま反転してドリブルで仕掛けます。そして、相手ディフェンダーを交わしてゴールを決めて、2-1と逆転します。

更に、アディショナルタイムには、26番松崎洸星がワンツー(誰とパス交換したのかは確認できず)で抜け出しそのまま左サイドを駆け上がり、深くまで持ち込んでゴール前にグラウンダーのクロスを上げ、走りこんだ39番松澤彰が合わせ、クロスバーを叩きつつもボールはそのままゴールラインを割り、3-1となります。

その後、10番関根貴大に代わり37番松尾佑介が入り、しばらくして試合終了の笛がなります。

終わってみれば3-1の勝利で、このグループでの2位以内は確保し、本戦の出場権を獲得しました。

・・・と、一通り試合の流れを漠然と書いてみましたが、試合の流れに沿ってどうしてかな~と思うことを加えていくと、以下のようになります。

まず、長身の24番倉本隼吾がスタメン出場という流れになっていたのに、どうして裏へ抜ける動きばかり供給するのかな~と。10番関根貴大だったり7番広瀬陸斗など裏へ抜けて仕掛けるタイプだったら、それでも良いとは思いますが、なぜ、それでも裏へグラウンダーが多いのかと疑問がありました。

試合展開の中で、相手の守備の陣形と数を考えると、守備ラインとボランチのところの小さいスペースのところでかき回す動きをする選手が欲しいと感じた時に、どうして23番安東輝がそこのスペースに入ってキープしながら展開する動きだったり、スペースを使うのがうまい26番松崎洸星などにそこをかき回す仕掛けをさせないのか。後ろからも展開できる17番勝野瑛と組んでいるのだからもっと、26番松崎洸星が頻繁にそこに入っていくような指示があっても良いのではないか。

逆転ゴールの10番関根貴大のドリブルは◎です。しかしながら、前半から相手が集中して人数をかけて守っているところへ強引に仕掛けたドリブルは△です。

要は、ドリブルを仕掛けるときの相手の状況をしっかり察知して仕掛けているかどうかということなのですが、攻撃が単調で相手が読みやすい状況での強引な突破は、成功する確率はあるとしても、かなり低いので、そのあたりを使い分けられているかどうかが結構気になります。

ただ、結果的に自然とそうなっていった、後半35分過ぎくらいからのサッカーは、今後に可能性を感じさせるものも多くありました。チームとしての動きが、急にハイレベルな段階に達していました(一応説明を加えておきますが、そこまでに出ていた選手のプレーが悪かったというわけではありません。)

う~ん、なんというか、イメージとしては、ピッチ外では仲が良さそうなチームに見えるのに、試合が始まったピッチ内では、仲が悪そうなサッカーになっているのが今シーズンのこれまでなんですよね。何かに縛られ、味方を見ることができなくなっているような。

そうさせてしまっているのは、何が理由なのかは、サポーターとして外から新チームを半年以上見ていますが、正直いまだにわかりません。

これまで見てきた選手の特徴を考えても、今日のような組み合わせのメンバー構成は、全国レベルで問題なく戦えるくらいの質に持って行ける可能性を秘めていると思うんですね。

でも、今日の試合は久しぶりに楽しかったですよ。パワープレーも一つのオプションではありますが、パワープレーではない形でもぎとった3得点ですからね。

今日の試合にヒントはたくさん隠れていると思います。

ではでは!

関東学園大学サッカー場2013年10月26日関東学園大学サッカー場2013年10月26日関東学園大学サッカー場2013年10月26日

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