高円宮杯プレミアリーグ2019/09/15 浦和レッズユースvs青森山田高校 1-0勝利・・・勝負所で勝負ができるチームに

どうも、ブクメです☆

9月15日(日)は、ユースのプレミアリーグvs青森山田高校戦アウェイということで、今年は3連休の間ということや、前後にも見たい試合があったということで、残ったマイレージを使って飛行機で日帰り遠征という形で足を運びました。昨年も同じような時期の日程やキックオフで、青森空港からの空港バスで途中下車して歩いて試合に間に合うことがわかっていたので、その辺りは心配せずに予定を組むことができました。

ただ、帰りの便が夜の20時半ごろの便と言うことで、一緒に試合を観戦したサポーターの方は、夕方くらいの新幹線で皆さん帰ってしまったということで、早めに空港に行って、空港ラウンジで3時間近く過ごすことになった時に、「今回は日帰りだから、近場の試合観戦スタイルで良いや」という感じで昨年のようにノートパソコンを持って行かなかったことを後悔していました。夜中に自宅に戻って、次の日もユースのS2の試合を観戦するので、ブログを書くのが、月曜の夜以降になってしまうことがわかっていたので。

・・・と、別に私の行動自体は、どうでも良いのですが、結果的に、それでよかったなと思ったのが、9月16日(月)のユースのS2の試合後に、このブログを書くことができたことなんですね。当然のことですが、日曜日の内に書けていたら、その試合のみの感想で文章が進むことになるので、劇的な勝利と、チームの成長を興奮のまま書くことになったと思うのですが、あくまで私が感じたことにはなりますが、昨日の青森山田高校戦の勝利から、今日のS2の試合につながるものがあり、ここ最近S2リーグの観戦で感じていたところも、チーム全体で見て一歩前進する流れが期待できるかもしれないという予感的なものを感じたんですよね。

2試合トータルで見て感じたことや、今後こうなって行くと良いなと思ったことなどは、このブログの次に書きますので、いつもAチームのプレミアリーグなどのブログだけ目を通しているという方も読んでいただければ幸いです。⇒追加しました『埼玉県S2リーグ 2019/09/16 浦和レッズユースB vs 花咲徳栄高校 3-2勝利・・・期待が膨らむ展開と今後。もっと多くの方に

ということで、まずは、プレミアリーグの青森山田高校戦のブログになります。

vs青森山田高校戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人(後半21分⇒34番工藤孝太)、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と27番山田奈央、MFが左に24番佐藤優斗(後半スタート⇒20番木下翼)、右に10番山中惇希(後半32分⇒19番成田安里)、真ん中に4番玉城大志と3番清水哲太、FWが左に7番與那覇航和(後半21分⇒17番盛嘉伊人)、右に9番波田祥太

となります。

スターティングメンバーは、前節の市立船橋高校戦と同様になります。

簡単に言うと、この試合は、いちサポーターとして1試合を集中して楽しんでいたかったという試合というか、ブログを書くときにざっくり試合を思い出せるように、毎試合、ポイントポイントでメモを取っているのですが、この試合に関しては、本当に締まったレベルの高い試合になっていて、もちろん、表面的な数字だけ見れば、青森山田高校がかなりの本数セットプレーのチャンスを取っていて、浦和が良い位置でのセットプレーがほとんど取れていないという前半にはなったものの、だから浦和が守備的だったということではなく、本当に試合の中での選手が考えながら、声をかけながら、ベンチからの指示も飛びながら、試行錯誤しながらトライしていたのが伝わってくる内容になりました。

もちろん、前半から得点を奪うという意識はあったと思いますが、後半勝負も視野に入れながらの微調整をしながらの戦い方になりました。

相手チームの主力が出場停止だったとか理由が付く状況になっていたのは、わかりますが、その選手がいたとしても、おそらく、同じような展開で試合が進んだように思います(青森山田サイドの方には怒られそうですが。)

前半の浦和の攻撃のところでは、前半8分に、10番山中惇希が横へのドリブルを混ぜながら突破を図り、7番與那覇航和、9番波田祥太とつなげて仕掛ける形や、前半15分に9番波田祥太が仕掛けてからのシュート、3番清水哲太の持ち上がりからの10番山中惇希への展開、前半19分のバックライン付近からの4番玉城大志、6番清水楽人とつなげての縦パスを7番與那覇航和に繋げてのシュート、前半21分にカウンターの形からの24番佐藤優斗と6番清水楽人が絡んだ形での仕掛け、前半28分の8番冨田蓮から10番山中惇希に繋げて仕掛けから9番波田祥太に繋げて突破への試みなどあったものの、結果的に、相手守備の対応が凄かったことや、崩す試みとしては、まだまだ課題が残るなというのは、浦和が仕掛ける回数も少なくはなかったイメージはあるものの、結果的に、直接狙える位置からのフリーキックもコーナーキックも前半はなかったという点。

ただ、それでも、相手にやられているという空気でもないのも事実。それは、浦和のピッチ上にいた選手たちの姿勢にもあったのかなとも思います。常に声を掛け合っているし、結果が付いてこなかった時にあった、集中が途切れる瞬間というのも見られない。

そういえば、昨年の同じ会場での同カードの時には、確か強風の中で前半結構攻め込みながら決めきれずに、後半にギアを上げた相手に勝負所で決められて敗戦ということがあったので、その逆の展開がぼんやり、前半の戦いを見ながら浮かんでいたのかもしれません、私的には。

0-0で折り返しての後半、

前節同様に、20番木下翼を後半スタートから投入します。なんとなく、前半終盤から、プレーの強度が高まったように見えていた9番波田祥太が、後半スタートにまず後半早い時間い一つギアを上げて得点を奪いに行くというメッセージがあるかのように、前線で強さを見せ、前半3分には、9番波田祥太のポストから20番木下翼のドリブルでの仕掛けからチャンスを作ります。

そして、後半9分には、7番與那覇航和が相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらも力強くキープし、20番木下翼に繋げ、クロスに9番波田祥太が合わせます、コースも相手キーパーが普通であれば、反応できないようなところを狙えていたと思いますが、これを相手キーパーが見事な反応ではじき返されてしまいます。

浦和の攻撃の勢いは止まらず、後半10分には、コーナーキックからのこぼれ球を12番福島竜弥が強烈なシュートで狙うも、ここも相手キーパーの好セーブで弾かれます。

更には、後半12分に、左から抜け出した6番清水楽人がディフェンダーとキーパーの間に鋭いボールを入れると、このスペースに9番波田祥太が足先で合わせるも、これは、僅かに枠をそれます。特に、この9番波田祥太のプレーは、何度も書いていますが、昨年のアウェイの清水エスパルス戦の時の左から山中惇希が抜けだして、触れるか触れないかのキーパーとディフェンダーの間へのクロスに波田祥太が足先で触ってゴールを決めたというプレーを思い起こさせると同時に、これが波田祥太の特徴の一つだと強く記憶に残っているプレーでこれが見られたのも嬉しかったですね。

ということで、この3つの決定機は、はっきりと相手キーパーが凄かったという防がれ方なので、本当であれば、ここで1,2点入っていてもおかしくなかったとは思いますが、実際のスコアは0-0のまま。

で、一緒に見ていた方と、得点が必要な状況で、17番盛嘉伊人の投入がそろそろあるだろうと思いつつ、3番清水哲太と4番玉城大志のプレーがこの試合をバランスよく進めるのに不可欠なクオリティでずっと来ていたころから、そこは、拮抗した状況であれば、今日は、最後まで変えられないだろうなと思いつつ、今回も前節と同じく前線の1枚として17番盛嘉伊人は投入されます。同じタイミングで、34番工藤孝太がセンターバックで投入され、12番福島竜弥がサイドバックに移動するという形で、サイド攻撃に変化を加える交代などもありました。これは、一緒に見ていた方が話していて、確かにそうだよなと思ったのですが、1年生と2年生で左のセンターとサイドのバックの組み合わせになったということで、ベンチから4番玉城大志に、その2人のポジションをケアをするようにという声が飛んでいて、この辺は、点を取りに行くというところで、リスクを取ったプレーになった時に、1,2年生のコンビになるところで、連携などで隙ができる可能性があるところを考えての声ではないかということですかね。

こういった交代があった後半20分あたりからは、更に浦和の攻撃の迫力が増す形になり、後半26分には、10番山中惇希がペナルティエリア内で倒されたように見えたものの、ここは、ノーファールの判定。この辺りで、ヒートアップしすぎないのも今日の試合では印象的で、むしろ相手の方が、監督含めて判定に対してはヒートアップしていたのではないかなと感じられるところも。

さて、浦和の攻撃ですが、後半27分に、サイドバックに移ってから、やや攻撃参加が少なめだった12番福島竜弥ですが、このタイミングでサイドから仕掛けた流れで、深くまで持ち込んで折り返しを17番盛嘉伊人がシュートを狙うもこれは、枠を捉えきれず。

後半32分に、この試合最後の交代となる19番成田安里が投入され、1点を奪う戦いに入っていく中で、後半42分には、再び17番盛嘉伊人が惜しいシュートを放つも決められず。

後半45分は、19番成田安里からの右からのクロスを3番清水哲太が走りこんで合わせるも、僅かにゴール左にそれます。

後半は、浦和がかなり攻撃の回数が多い中でしたが、後半終盤に相手の反撃で、かなり危険な場面を作られるものの、ここをこらえてのアディショナルタイムに劇的なゴールが生まれます。いや、劇的ではないか、だって、この局面で物凄い集中力と落ち着きを見せていたわけですから。

その起点となったのは、17番盛嘉伊人で、ペナルティエリア左外辺りまで持ち上がったところで、時間も少ないので早くクロスを入れたくなるような局面で、落ち着いて、クロスをケアした相手に対して、もう一つ中までドリブルで持ち込んでマイナスのボールを送り込んで、ここの細かい流れがわからなかったものの、数選手が詰める形で、混戦ながらも放ったシュートをキーパーがキャッチしきれずにこぼれたところを20番木下翼が押し込んでのゴールになります(この一連の流れは、動画が見たいです。)

もちろん、終了間際のゴールで、勝利という劇的な展開ですが、とにかく、後半の勝負所で、本当に決まっていてもおかしくない決定機を多く作り出していた流れと、最後の最後で見せた相手以上に落ち着いた判断と度胸で決めたゴール。見事でした。

これで、2連勝ですし、首位の青森山田高校のホームでの今シーズン初黒星がこの試合になったのですね。非常に浦和サイドからしたら気持ちが良い1試合という位置づけもできてしまいますが、それ以上に嬉しいのは、試合の中での意思疎通や、修正力、耐える時間に集中して守り切ることができ、勝負所の瞬間を見極めて、強度高くゴールに迫ることができる。そして、その迫るところまでだったところが、実際の得点になっての2連勝。

この流れで、次節は、ジュビロ磐田U-18とのアウェイでの対戦となりますが、私個人的には、昨年のモヤモヤを吹き飛ばす戦いをあの会場で見せてほしいのもありますし、順位的には下のチームですが、後半戦で青森山田を破ったり勢いに乗っている状況でのジュビロ磐田U-18と対戦できるというのも、今の浦和にとっては、非常に良いことだなと思っています。

今、浦和レッズユースは、チームとしての成長が著しいタイミングに入っているので、相手が強い方がより、その試合で得られることも多いから・・・(大混戦の状況のプレミアリーグなので、まだ勝ち点で余裕があるわけでもないので、そんな悠長なことは言ってられないと言われてしまうかもしれませんがw)

ということで、来週のプレミアリーグも楽しみに足を運びます!

で、この流れで、日曜日のS2の試合に足を運ぶと、この試合でピッチに立っていた選手の数人が青森から移動して埼玉に戻り、その試合でスタメン出場して、ピッチ上で継続して質の高いプレーと意識を持ち良いテンションを持ち込んでくれていたことや、後半勝負というスイッチの入れ方まで、近い雰囲気で作り出し勝ち切ってくれたという流れにつながるわけです。

ということで、S2の試合のブログをこれから書きますね。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

【アニ山】インターハイに行ってきました(後編)・初芝橋本-高知/北越-青森山田

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。インターハイ観戦関連の記事の第2弾ですね。沖縄県には、高校生の頃に修学旅行的な形で行ったことはあるものの、サッカー目的で足を運んだことがないため、いくつかのスタジアム名が出てきますが、私としては、一つもピンときませんw

そして、実は、インターハイの経過はほとんどチェックしておらず、この記事を持って、青森山田が敗れたことを知ったという程度の本当に情報を追えていません。この記事をアップする前に、そういえば、どこが優勝したのだろうと調べてみたら、正に今日が決勝で、桐光学園が優勝したのですね。

なので、あまり記事の内容に反応できていないのですが、記事の最後の方にあった新潟勢の台頭のところで新潟明訓高校が出てきて、浦和レッズユースBが参加した水戸ホーリーホックユースカップで、総得点差で浦和の1位通過を阻まれた相手で結局、決勝まで進んでいたんだよな~、なるほど新潟勢が台頭は、よくわかる話だと思った感じです。

では、アニ山さんの記事です。どうぞ。

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。
さて、沖縄インターハイ観戦記の後編、7月28日(日)観戦分です。

この日は19時那覇発のフライトで成田に戻る予定です。14時前には試合が終わるとはいえ、何かトラブルが起こると嫌なので、比較的バスの便が多くアクセスしやすい、那覇市の南東隣、南風原町にある黄金森公園陸上競技場を選択しました。

バスの便が多いと言っても最寄りではなく、少し離れたところに多くの路線が経由する停留所「兼城十字路」があります。そこからスタジアムまでは徒歩で15分ほど。
ただし、自分は25分ほど歩く破目になりました。いや、迷ったワケではないのですがね。
プリントアウトした地図を持っていたのですが、キチンと見ずに、なんとなく最短距離を行こうとしたため、スタジアムの裏手の山道に入ってしまいました。
入口は整備された遊歩道という雰囲気だったので油断をしていたのですが、「黄金森」というだけあって、進むにつれ鬱蒼とした森の中を行く、かなり急な上り坂になります。頂上近くで視界も開けてくると、今度はスタジアムに向けて階段をひたすら降りていかなくてはなりません。結果的には大きく遠回りした上に、スタジアムの裏手の山をワザワザ超えてくる格好になりました。
遊歩道の入り口に『ハブに注意』なんて看板があったので、そこで恐れおののいて引き返し、地図を確認していればコンナコトにはならなかったんですけどね。

【初芝橋本 1 – 0 高知】

大まかな印象では、パスで繋いでいく高知と、ドリブルでボールを運んで突っかけていく初芝橋本という構図の試合。

高知高校は、このゲームを見たところでは、左利きのアンカー・#5小黒大翔がキーマンという感じがしました。
中央で細かくボールを動かしながら、#5小黒に入ったところで機を見てフリーになった選手などに大きく小さく散らしていきます。この視野の広さと間合の良さ、そして配球されるロングボールの正確性から、能力の高い選手だということが感じられます。
高知高校は後半21分にPKで失点しますが、追いかける展開になって#5小黒を前線左に上げてきましたましたが、これもチーム内での評価の高さを反映するような采配です。
レッズユースでいえば、井澤春輝のような信頼の置かれ方…と喩えるとわかりやすいでしょうか。

前線は3トップ気味の位置取りをしますが加えてトップ下と両サイドバックが流動的にボールを引き出していきます。
もちろん受けに回ることも多いのですが、前を向いてゲームを作れている時間帯では、前日の2回戦で埼玉代表・西武台を4-0と大差で下している勝ち上がりもなるほどと頷けるところです。

【北越 1 – 1 (PK 5 – 4 )青森山田】

このゲームの最大のポイントはやはり、1-1のスコアで迎えた後半37分、青森山田の決定機でしょう。
相手コーナーキックをクリアしてのカウンターでキーパーと1対1となった場面で、#17タビナス・ポールがシュートを大きく外してしまいます。
時間帯的にも、もう勝負を決めるゴール…になるハズでした。

後半17分から投入されていた#17タビナスは、このプレイの直後に交替を命じられます。監督の心中が窺われる采配です。

タビナスと対峙した北越キーパー#1平山颯太の間合いの詰め方が巧かったこともあるでしょうか、それに対してタビナスが若干慌てたようにも映りました。

さて、試合を通してみると青森山田がとてもギクシャクした、北越が自分のサッカーをやりきったというゲームで、結果PK戦で北越が勝利しましたが、内容面をみると妥当な結果に落ち着いたのではないかと思います。

北越が後半13分に先制。後半18分に青森山田がセットプレイで追い付く…という得点経過なのですが、このスコアが動く前に青森山田としては2度ほど危うい、命拾いしたというシーンがありました。
一度目は前半15分、北越#11田中翔がエリア内でボールを受けて切り返しに対たところ、青森山田ディフェンスのチャージがファウルの判定でPK。これを北越キッカー#9庄内碧がポストに当てて決められず。
二度目は後半7分、北越が中央から#12五十嵐翔のスルーパス、#5藤吉玲依が完璧な受け方をみせてフリーに。さらに落ち着いてキーパーも交わし、角度のないところからマウスにボールを流し込もうという絶体絶命の局面。ここでディフェンスがスライディングで戻りボールを跳ね返します。

青森山田は前後半ともクーリングタイムには、監督から非常に厳しい口調の声がかけられていました。内容はハッキリとは把握できませんでしたが「やっていない」、「闘っていない」という趣旨のものだったと思います。

一方の北越はピッチ上でも【やれる・勝てる】とボジティブな声が飛んでいました。パスワークで相手を振り回し、最後のキメのところではスルーパスに対して斜めに入る動きでディフェンスの裏を取るなど、連動性の高い仕掛けで青森山田の守備ブロックを翻弄する時間帯もあり、また、ルーズボール、セカンドボールが北越に収まる場面も多く、良い流れに乗ったチームと歯車が噛み合わずに悪循環を起こしてしまったチームの典型的な側面も顕れていました。

それにしても、昨今の新潟県のユース年代の充実ぶりはすごいなぁ、と。
この北越をはじめ、昨年度の選手権で見た帝京長岡、また、これはTV中継での確認でしたが北信越プリンスを制してプレミア参入戦に挑んだ新潟明訓と、それぞれなかなか面白いサッカーをやってきます。
これも北信越プリンスによる高いレベルでの切磋琢磨の効果でしょうか。

高円宮杯プレミアリーグ2019/4/28 浦和レッズユースvs青森山田高校 1-1引き分け・・・成長と競争激化の予感

どうも、ブクメです☆

第4節にしてようやくホーム(中立⇒アウェイ⇒アウェイ)開催の試合が来ました。開幕戦こそ敗れたものの、その後のアウェイの2試合では、結果的に先行逃げ切りという形で、課題と手ごたえの両方を感じつつ、結果を残した形でまずは、下馬評的には、最も手ごわい相手と言われる青森山田高校との一戦を迎えることとなりました。

会場は、駒場スタジアム。

良く書いていますが、駒場スタジアム開催のユースの試合では、好きなエリアというのがあって、毎回そこで観戦します。

ただ、エリア的には、割と頻度が高く、試合中に独り言のようにネガティブ発言を繰り返す方がいて、ちょうど私がいる辺りまで聞こえてくるような声量で語り続けるというタイプの方が、数人(組)これまでにいることがあり、今日もそんな感じで、試合の途中には、この人黙らせるプレー出てくれよと思いながら見る時間帯もあったのですが、結果的に、黙らせるプレーをしてくれたわけで、気持ち良いなと思っていたりw

私の中では、青森山田高校のイメージというのは、試合巧者で、内容的にそれほどやられている印象がなくても、取るべきところの強度が強く、気が付けば、失点していてそのまま勝ち切られてしまうイメージ。今年対戦するから別の試合を観戦して研究してとかやらないところが私のダメなところなのですが、今日しっかり見て、思った以上に、ロングスローも多用してくるため、セットプレーの量と自陣にそこそこ近いところでは、スローインに逃げてもセットプレー同様の対応が必要とされるということで、なかなか神経がすり減らされるような時間帯も多くなりました。

この試合でも前の2試合同様に、相手の攻撃を受ける時間というのがそこそこ長くなってはいましたが、受ける時間に受けるだけにならないような試みが多く見られ、上手くいかないことも多かったものの、その試みが増えていたことが何より嬉しいことで、怪我から復帰した選手や、出場時間が限られた選手が存在感を見せるようなプレーも見られ、最終的には、ビハインドから追いつくゴールもありましたし、逆転ゴールが決まってもおかしくないくらい後半終盤は、多くチャンスを作ることができていたり、とにかく、シンプルに私の目線での浦和レッズユースでこうあってほしいという要素を多く感じることができ、楽しかったです。

では、試合の話に移ります。

vs青森山田高校戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人(後半31分⇒22番奥山圭介)、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と21番南濵優大(後半終盤⇒27番山田奈央)、MFが左に24番佐藤優斗、右に15番松村大也(後半スタート⇒11番石橋遼大)、真ん中に17番盛嘉伊人と4番玉城大志、FWが左に13番堀井真海(後半22分⇒10番山中惇希)、右に9番波田祥太

となります。

左サイドバックでしのぎを削っていた、6番清水楽人と12番福島竜弥(5番遠藤龍河と入れ替わる形でセンターバック)が共に先発に入るという布陣で、それ以外は、これまでと同じメンバー構成になりました。

また、ベンチメンバーには、浦和カップで足を運んだ試合や、S2の開幕戦の時にビデオ係になっていて、おそらく怪我でそれが長引いているように見えていた11番石橋遼大が、今シーズン初めて入っていました。

試合開始から、ゴールに向かって仕掛けてくるというよりは、セットプレーやゴールに近い位置でスローインを獲得すればロングスローで同様のチャンスを作れるということからか、シンプルな仕掛けと長いボールを織り交ぜながら相手が攻めてくる形で、実際に序盤からかなり回数多く、それらに対応することになりましたが、守備の選手が集中して跳ね返していくという展開になりました。

かなり集中してやれていたのですが、この時間が続くと、体力よりも集中力のところでの消耗が激しくなるような、そんな序盤です。

相手守備もかなり硬く、シンプルな仕掛けでは、すぐに囲まれて奪われてしまうような場面が多かった中で、焦れるため、ロングボールでとりあえず蹴り返してしまいたくなるような状況ではあったものの、この試合でまず感じられたのが、長いパスでも意図をもって狙おうという姿勢。

その一つの例として、前半2分に4番玉城大志か17番盛嘉伊人からのフィードだったと思うのですが、相手のプレッシャーを受ける中で、前線の9番波田祥太の位置を上手く考えて受けやすい高さやスピードも考えてフィードを出した場面があり、そのパスを前線で収めた9番波田祥太が、13番堀井真海に繋げて枠は捉えきれなかったものの、思い切ったシュートにつながる場面がありました。

これまで以上に、個人の打開が許されない守備をされる中で、そこを崩す試みも相手の攻撃を受ける中で狙えている状況。

この試合の序盤では、これまで以上に、9番波田祥太にくさびのパスが入ってという形が見られたのも印象的でした。

そして、前半のカギを握っていて、また、本人としては、前半終了後に悔しい交代になったと思われる右サイドで先発出場していた15番松村大也。プレーの質が悪いわけではなく、守備の部分含めたところでは、強さも見せているものの、どうも、攻撃になった時の打開のところで、一歩遅れてしまうことがあり、本来であれば、追いつけるパスで追いつけない場面が数度ある。私が見る限りは、同学年で長く一緒にやっている17番盛嘉伊人が出したパスでギリギリ通らなかったパスが前半だけで2度ほどあり、これは、相手の守備の強さを考えたときに、15番松村大也だったら反応して追いつけるところへのパスとして出していて、これに追いつくことで一気にサイドから打開できるという意図があるパスだと思うんですね。この辺りが、本人としては、少し思うように動けていないなという状況で一歩遅れてしまうのかなと。でもね、そういうことは、感じられても、プレーの強度とか質が悪い様には見えないんですよね。だから、意識次第だと思います本当に。

さてさて、相手を崩すための試みというところでは、両サイドバックも利いていたと感じられたので触れておきますと、まず左サイドバックの6番清水楽人は、前半15分前後に立て続けに攻撃の起点としても機能した場面があり、1つ目は、インターセプトから24番佐藤優斗へつなげて、サイド攻撃からクロスに15番松村大也が追いつければというチャンスの場面、2つ目は、9番波田祥太への正確なロングフィードでパスを受けた9番波田祥太から4番玉城大志に預け、そこから思い切ったミドルシュートでチャンスに繋げた場面。こういう、サイドバックというポジションながら、イメージしている範囲が広く対応プレーエリアが広くて視野も広いなというプレーが見られました。

右サイドバックの8番冨田蓮に関しては、サイドでの守備の強さというところは、既に言うまでもないのですが、この試合では、試合の強弱をつけるところを意識したプレーも多く見られました。展開として、速く蹴ってしまいたいようなところでも、いったん止まって遅行の流れを作ったり。

・・・試合の流れの前にそれぞれの選手の話になってしまいましたが、試合展開としては、前半27分に失点を喫してしまうのですが、これは、まあ、相手のセットプレーやロングスローを集中して跳ね返していて、ほとんど対応できていたところで、一つ、こぼれたところに相手選手が良い位置にいて、その選手に対して寄せに行けずにシュートコースが開いたところに思い切り蹴りこまれたという感じの失点。これも相手の強さであり、やられたなという感じはありました。

久しぶりにビハインドを背負う展開になりましたが、この試合で成長として感じられたのは、失点しても、まったくバタバタすることなく、跳ね返すところは集中しなおして、そして、相手を崩して点を取るためにどうするかというプレーにすぐに戻れたこと。

前半の残り20分ほどでは、この2試合で決勝点アシストと決勝ゴールの豪快ミドルを決めて勢いに乗る13番堀井真海が、これまでにない強度での守備に苦しむ中でも、なんとか持ち味を見せようと、果敢なドリブル突破からファールを受けて良い位置でのフリーキックを獲得した33分のプレーがありました。

同様に、9番波田祥太も相手ディフェンダーがコースを塞ぐ難しい形ながらも逃げずにシュートを放ってコーナーキックを獲得するなど、ゴールに向かった意識というのも前線の選手が見せていたのは、確率のところ以上に重要だったのではないかなと。

実際、そのコーナーキックのチャンスでセットプレーに強い6番清水楽人が惜しいヘディングシュートを放つ場面もありました。

前半0-1で折り返し、後半スタートに、先ほど挙げましたが、15番松村大也に代わり11番石橋遼大が入ります。

後半開始早々に、前半の失点と同じような場面を作られかけたものの、今回は、ある程度寄せてコースを限定させられていたことで(それでも、かなり鋭いシュートは放たれましたが)25番鈴木彩艶の好セーブで失点を免れます。

後半の入りというところでは、無駄に蹴らないという意識ではできていたものの、収まるところが見つからずに、相手の攻撃を受けたり、高い位置で奪われてピンチになるという場面が何度かありましたが、この時間をこらえます。

後半12分には、13番堀井真海の突破からフリーキックを獲得し、4番玉城大志からのゴール前に蹴られたボールのこぼれ球を21番南濵優大がミドルシュートを放ちますが、これは相手キーパーの正面。後半16分には、24番佐藤優斗が左サイドから突破を仕掛けチャンスを作ります。

そして、多用はしないものの、うちにもロングスローはありますよ、とばかりに(最も飛ばせる5番遠藤龍河は、この試合はいませんでしたが)24番佐藤優斗が後半17分にロングスローからチャンスを作り、まず9番波田祥太がシュートを放ち、ディフェンダーに当たってこぼれた球を11番石橋遼大が更にシュートを放つもこれも相手キーパーに防がれます。

やや試合勘というところで動きのところでは、思うように行かない入りをしていたように見えた11番石橋遼大でしたが、先ほどのシュートだったり、その後、17番盛嘉伊人からの右前線への追いつければ一気に打開できるというパスにあと一歩で追いつけたというところなど、徐々にサイドの突破力が行きそうな動きというのも見えてきました。

そして、この試合の流れを大きく変えていったのが、まず後半22分の10番山中惇希の投入。投入して2分後の後半24分に17番盛嘉伊人から11番石橋遼大を経由してパスを受けると、果敢に突破を仕掛ける場面を見せると、迎えた後半35分。左サイドからドリブル突破し、クロスに9番波田祥太が合わせます。ヘディングシュート自体は、跳ね返されるも、そのこぼれ球を17番盛嘉伊人が見事にゴール左隅に決めて1-1の同点とします。

また、この得点の前の後半31分に投入された22番奥山圭介も惜しいプレーを見せます。

後半41分に、同点ゴールと同じような形で再び10番山中惇希が左サイドから突破し、クロスを上げます。22番奥山圭介が中へ、9番波田祥太が外へ流れていき、クロスボールは、9番波田祥太へ届き、これをマイナスで折り返す形で、22番奥山圭介が難しい態勢ながら、なんとか触るも、クロスバーを越えます。

更に、43分には、持ち込んだ10番山中惇希からのディフェンダーの間を通すようなパスに22番奥山圭介が点で合わせるもこれもわずかに枠をそれます。この場面でその奥に9番波田祥太が走りこんでおり、触ったらオフサイドということで触らなかったと思いますが、先ほどの場面含めて、22番奥山圭介と9番波田祥太の2選手の距離感や位置取りなど、かなりゴールのにおいを感じさせるような場面を作り出していました。

そして、後半44分には、コーナーキックの流れから12番福島竜弥が惜しいシュートを放つなど、後半終盤は、かなり浦和が相手を崩すようなプレーが多く見られたものの、結果的には、同点で試合終了。

それでもここまでの2連勝という結果の中で、見る側が感じていた手応えは嘘ではなかったことがはっきりと確認できた試合でしたし、試合ごとに発見があるし、成長も見られる、そして、選手間では、厳しいポジション争いにはなるかもしれませんが、複数のポジションでそれぞれの特徴を見せながら台頭してくる新しい選手も出てきている。

ただ、ここがピークではないですし、単純に、強いという位置づけの相手との1回目の戦いが終わっただけで、順位表を眺めてみれば、今シーズンのプレミアリーグは混戦です。名前だけで考えられるシーズンではなく、格下も格上もないと考えていく必要があります。

・・・と、言うまでもないですよね。

また次節、同じ駒場スタジアムで新しい発見がある楽しい試合を待ってます。

ではでは。

関連の写真は、facebookページにアップしています⇒こちら

高円宮杯プレミアリーグ2018/09/17 浦和レッズユースvs青森山田高校 0-2敗戦・・・戦える形の再始動。まだ間に合う。

どうも、ブクメです☆

会場に到着して見れば、知っている顔がたくさん来ている。これが、青森県と言う不思議。私は、今回は、飛行機で当日に青森空港に入り、空港バスで会場の青森山田高校に最も近いバス停で降りて歩いて会場に来ましたが、このユースの青森山田高校戦をきっかけに、前泊して、昨日は、むつまで足を運んで、ラインメール青森の試合を観戦して浦和レッズユース出身の野崎雅也を見に行っていたという方もいた。まず仙台に行って、ベガルタ仙台の試合を観戦していた方もいた。

青森まで車で来たというご父兄の方もいた、北海道から足を運んでいたご父兄の方もいた。本当に色々。

トップチームであれば、当たり前の風景が、育成のチームでもあるというのは、感慨深いものがあります。もちろんお金はかかりますが(w)、プレミアリーグという舞台で戦ってくれているから、ここまで遠方の戦いがリーグ戦であるわけでして、そこに足を運びたいと思って足を運ぶきっかけがを作ってくれていることに感謝です。

そんなことを、考えながら、空港から最寄りのバス停から青森山田高校に向かって歩いている時に感じていたことです。

なんか、テンションが上がって、会う方会う方に、「行きの飛行機で総理大臣が乗ってきた!!」と伝えまくったのは、そういうテンションもあったのかもw

私は、青森で一泊して明日帰るので、時間には余裕があるところで、明日仕事で今日の新幹線で帰る方が多い中、時間が空いている方数名と、青森駅周辺で食事したり、ちょっと観光したり、そういった時間の中で、今日のように、おそらく、選手も監督もコーチもご父兄の方も、そして、私たちサポーターも含めて皆が、今の状況を打開するにはどうしたら良いのだろうと考えていたわけでして、私ももちろん、整理がつかずだったので、その時間帯にリラックスできて、なおかつ、色々な話を同じような気持ちで応援しているもの同士で話をしながら、まあ、まとまらなかったわけですが、ある程度私の中でも落ち着いたのは、他のチームが、チームのベースを考えて、シーズンを戦い、そのベースをもって色々変化を加えていく中で後半戦に入り、成熟度を増してくる中で、やはり、浦和レッズユースは、そこに理由があるとは思いますが、ある程度手ごたえを掴んで戦えて選手も自信を持ってやれていたベースに手を加えすぎてしまった(悪く言えば、破壊してしまった)ことで、ベースがなんだかわからなくなってしまったことに今があるのかなと感じています。

今日の試合のスタートの形は、多少今シーズンのメンバー構成やポジションとしては、変わっていたところはあったとしても、今年チームが自信をつけて戦えていたような構成になっており、実際に、もちろん、強風の風上風下の影響で前後半の流れが変わってしまったという見方もされるかもしれませんが、そういう要素とは別の意味で、安定感があり、選手が自信を持って動き戦える形になっていたと思います。

現に、前半開始からしばらくの間は、ほぼ浦和の攻撃のみの時間が続き、コーナーキックも連続で獲得し、合計で6回くらいセットプレーから狙える場面があったり、攻めにおいても、相手は、大きく蹴って逃げる形が多かったところで、高さをそろえたバックラインで力強く跳ね返し、中盤もこの試合中盤真ん中に入った21番縄田脩平が良いポジションを取りながら、捌いていた。

ここしばらく見ていたチームの中で、見ていて本当に安心できる戦いができていたものの、それでも、ちょっと気になったのは、選手によってモチベーションにばらつきがあったのではないかと思われるような、らしくないプレーが見られる場面も多かったこと。

もちろん、相手が研究してきていたこともあるでしょうし、そもそも、青森山田高校の守備は固かったのは確か。それでも、この前線でのメンバー構成で今シーズン見せた多くの攻撃のパターンで相手の守備を脅かしてきたプレーのリズムが何かおかしく見えたのも確か。

結果的に、猛攻を見せた前半に無得点で終わったことと、後半に相手がスイッチを入れてきたスタートの時間帯で、浦和は数多くのセットプレーを獲得しながら決められなかった前半とは対照的に、後半5分、8分と相手が決めた時は、かわされてフリーでヘッドで合わせられるような失点になってしまった。

相手の守備を崩すところができていない中で、2点のビハインドを背負ってしまったことで、この試合がわかりやすく浦和にとっては、難しくなり、もともと前半の猛攻に耐えて手ごたえを掴んでいる相手の守備は、よりリラックスした状態で対応できるようになる、それによって、相手が慌てて攻めてきた時に生まれた隙をシンプルに突いて行けばよい。

こういう状況下になった時の、押し戻す風と言うのは、本当に迷惑な風になってしまう。

結果的に、後半の浦和が反撃を試みた回数よりも、相手の決定機の方が多いという形で、浦和が放った枠内シュートは、相手キーパーを脅かすシュートにはならない形で、終わってしまったという試合。

いつもは、前線から声をかけている選手がビハインドを背負うまで声があまり聞こえないような状態だった不思議、無駄にピリピリして審判に悪印象を与えるプレーがあったり、自信を持っていた攻撃陣の組み合わせなのに、相手の守備を崩すための動きがなぜか、味方同士の呼吸がずれることが多い。

もちろん、そこには、今日は、相手のエース選手が累積で出ていないような話もありましたが、それとはまた別の意味での、高校サッカーで常時優勝争いをするようなチームの冬の全国を目指して完成度を高めていっている段階での相手なので、順調にチームを上積みできてきたチームなので、浦和の攻撃の連携や仕掛けや崩しも、これまで最も良かったところより更に精度を増していないといけない。

ただ、私が見た中では、その攻撃のピークは、プレミアリーグのアウェイで清水エスパルスユース相手に逆転勝ちした時であり、その時くらいのプレーが今日はできていたのかと言うと、できていなかったと思ってしまうわけです。

だから、見る側としては、その理由を探してしまうんですね。

怪我なのか、コミュニケーションがうまく行っていないのか、その中で、やはり考えてしまうのは、研ぎ澄ますべき武器が、切り札として隠されてしまったことや、戦い方自体を変更した夏の全国くらいからのところで、攻撃における自信というものが、何か揺らいでしまっていたり。

深いところまでは、よくわかりませんが、少なくとも、以前手ごたえを掴んでいたベースに近い形に戻して、またスタートラインに戻ったというか、前節とは違った、しっかりした勝負をできる形としての試合であったのは確かですし、最終的には、課題満載な形で終わりましたが、プレミアリーグの残り試合を戦い抜くことを考えたときには、この戻したベースを崩さずに、再び、その武器の成熟度を高めるための試みをしながら、そこを壊さないような形で、色々な特徴を生かした試みをやっていくようにすれば、問題はないと私は思っています。

Jユースカップでの中断前に、アウェイの富山第一高校戦、アウェイの流通経済大学柏高校戦と2つのアウェイが続きますが、今日の青森山田高校戦の前半の相手を圧倒していたところだけ、しっかりイメージとして残して、攻撃のところは、今日やったことを更に精度を少しずつ高めていけるような崩しの狙いで、また新たなスタートとして試合に臨むことができれば、良い結果が付いて来ます。

今日、サポーターの方と話をしていて、プレースタイルが少し当初と変わっているけど、最初の頃できなかったことが個々ではできるようになっている選手がいるという話も出ています、それぞれの選手が成長しているんです。その成長が、これまで良かった連携の部分と組み合わさらないのはもったいない。だから、やってくれ。そんな感じです(雑で済みません。)

最後に、「今日の試合は、相手要因で負けたのではない。自分たちで崩れたのだ。だから、自分たちで取り戻せ。」と挑発的なことを書いて終わっておきます。

vs青森山田高校戦のメンバーと交代は以下、

GK1番石井僚、DFが左に23番遠藤龍河、右に2番北村龍馬、真ん中に4番大桃伶音と5番大城螢、MFが左に24番山中惇希(後半24分⇒9番二見健太)、右に10番池髙暢希、真ん中に21番縄田脩平(後半11分⇒16番玉城大志)と8番白土大貴、FWが11番清宮昴大(後半16分⇒37番堀井真海)と17番波田祥太(後半44分⇒3番林海斗)

ではでは。

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高円宮杯プレミアリーグ2018/04/29 浦和レッズユースvs青森山田高校 0-0引き分け・・・確実な手ごたえと悔しさ。

どうも、ブクメです☆

今日は、レッズランドで開催された浦和レッズユースのプレミアリーグ第4節vs青森山田高校に足を運びました。

レッズランド開催のプレミアリーグ。基本的にはゴール裏側が観戦エリアになるのとホーム側だとちょうどネットを挟んで見ることになるので、今日の写真は、全てネット越しで見辛くてすみません。今日、レッズランドに着いて、土手側のピッチだったかなと、そちら方面に向かったら、そうか、プレミアリーグは、ハイブリッドになった隣のピッチだったのだなと、遠回りに一蹴近く回ってでしたが、試合をしっかり見る角度が欲しいとすると、明らかなホーム側の応援ではないものの、反対側のゴール裏側の方が、しっかり見られそうだから今度試してみようか考えたのですが、来週1週間ほどカンボジアに足を運ぶことになったため、クラセン予選前の最後のプレミアリーグとなる来週のレッズランドでの試合に足を運べないのですが、プレミアリーグ自体は、その後は、ホームは駒場スタジアム中心で開催されると、日程眺めていたら気づいたり。

でも、クラセン予選でまた1つくらいはレッズランド入ってくるのかな?

ゴールデンウィークと言うこともあり、試合観戦する方もレッズランド開催にしては、かなり多いように感じられつつ、レッズランドらしく、隣のバーベキューの匂いが漂っていたりのポカポカを一つ越えてプレーする選手にとっては、暑さが難敵になる時期にも入りだしているような陽気の中での試合となりました。

まあ、U16の選手たちは、もっと暑いシンガポールで戦っているわけですからとか、強引にこじつけて見たり。

ということで、試合の話に移りますね。

vs青森山田高校戦メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に2番北村龍馬、右に8番白土大貴、真ん中に23番遠藤龍河と4番大桃伶音、MFが左に16番玉城大志、右に20番冨田蓮(後半16分⇒17番波田祥太)、真ん中に21番縄田脩平(後半スタート⇒10番池髙暢希)と5番大城螢、FWが7番岡村勇輝(後半23分⇒24番山中惇希)、右に11番清宮昴大(後半36分⇒9番二見健太)

となります。

レッズランドってこんな感じだったかと言う不思議な強風が結構選手のプレーにも影響を与えた試合と言うか、同じピッチ内でも、場所、高さによって結構ボールが受ける風の強さが違うような印象でロングボールのところでは、両チームともに苦慮するところが見られる試合だったようにも感じます。

また、普段あまり判定に対して怒らないコーチ陣が声を荒げるところもあったように、若干、難しいジャッジが多い試合にもなっていたと思います。

それでも、まあ、良い悪いは別としても、ファールにするプレーの判断のところは、ずれていなかったので、選手のところで対処できたところも多かったと思いますし、前半、その辺で、ちょっとコントロールできずに、ゴールに割と近いところで複数セットプレーを相手に与えたことはあるのですが、それでも、なんというか、雰囲気としては、やられているというよりは、集中した守備でしっかり跳ね返している中での、今日の主審のファールになるラインが、ちょっと難しかったので、そうなっていたという感じですかね。

メンバー構成として、相手の青森山田の攻撃力を計算してということもあったかもしれませんが、サイドバックのポジションに2番北村龍馬と8番白土大貴を置くことで、より守備力の高さを意識したのかなと言う印象と、これまでにサイドバックに入っていた16番玉城大志と20番冨田蓮が、それぞれ一つ前に上がる形のポジションとなり、もともと両選手とも攻撃面での特徴も持っている選手と言うことで、その良さも見える形になっていたと思います。前節までは、3番林海斗と6番上野夏輝が入っていて、その組み合わせでの攻撃パターンと、またこの試合では、違った攻撃パターンも試されるという印象でした。

前線の7番岡村勇輝と11番清宮昴大の2トップの組み合わせも、これまで以上に距離感などが良くなっていたのですが、相手の守備がかなり早く厳しいもので、それにより、なかなか思うようにはさせてもらえなかったものの、毎試合良くなっているポイントですよね。

それにしても、相手ながらあっぱれと言うか、割と攻撃側と守備側は、分断しているというか、攻撃に行っている時にも守備のところは、そこまでリスクをかけて上がってこないものの、前線の動きが流動的なスペースに走りこんでくるキープ力のある選手とサイドからの突破が持ち味の選手など、中盤と前線の選手だけでもかなり守るのが難しい動きで攻撃をしてくるなと言う印象でした。

強さ高さのところでは、4番大桃伶音がセンターバックに戻ってきたことは、やはり大きいなと感じる試合でもありましたね。

それにしても、本当に、選手みんながよく声をかけあうチームになりました。まだその辺で遠慮している選手には、容赦なくベンチから声を出すように指示も出ていましたし。

0-0の中でも、色々詰まっていた良い試合だったので、試合の流れ以前に書きたいことが多くなってしまって書いてしまいましたが、相手の攻撃を摘んで少ないチャンスで仕掛けるという攻撃が求められた前半は、耐える時間も多い中で、前半20分までに、奪ったところからの、16番玉城大志から7番岡村勇輝へのパスからの仕掛けや、20番冨田蓮から21番縄田脩平を経由して抜け出した16番玉城大志へパスが通ればという狙いや、コーナーキックのチャンスから、16番玉城大志からのボールを11番清宮昴大がシュートを狙うなど、決定機には、なかなかならなかったものの、相手の寄せと高さに対しても強い守備に対して、距離感を考えながら打開しようと試みる時間が多くなりました。

前半を0-0で折り返し、後半スタートから10番池髙暢希が投入され、ポジションは右サイドに入っていたものの、キープ力や反応、そして、中のスペースへの動きなど、そこに預けたり、入ってきた位置にパスを通すなどで、一つ相手が対応しきれないようなボールのもらい方をできることで、サイドバックからの攻撃参加も見られる場面が出てきた中で、3分には右サイドバックの8番白土大貴がサイドから仕掛ける形でのチャンスを作り、直後には、抜け出した11番清宮昴大にパスが通り、折り返しに10番池髙暢希が仕掛け相手のハンドを誘いゴールに近い位置からのフリーキックを獲得。このコーナーキックのチャンスを16番玉城大志が直接狙い、決まってもおかしくないようなコースを狙っていたものの相手キーパーの好守でギリギリのところで防がれます。

相手に攻めの時間が長かった前半から、後半は、浦和の攻撃の時間が増えてきた印象で、10分前後には、サイドからのクロスに20番冨田蓮がヘッドで前線に流すと5番大城螢が反応する惜しい形や、11番清宮昴大が惜しいシュートを放つ形を作ります。

まあ・・・この場面だけに限ったことではないのですが、若干、浦和にとって「なんで?」と思う判定が多かったも事実で、少し試合が荒れかけていたのですが、2番北村龍馬が落ち着けようと声をかけていた、この時間帯の声掛けは良かったと思います。

攻撃の流れが浦和に向いてきていたところで、後半16分に17番波田祥太が交代で入り、より前線で力強くキープして仕掛けることができる状態を作れるようになります。

良い流れの中で、17分には、2番北村龍馬からのパスを受けた11番清宮昴大が思い切ってミドルシュートを狙います。

直後に、決定機を作られたものの相手のシュートミス(見ていた位置から遠い位置なので、細かくはわからない)で失点を免れます。

20分には、再び10番池髙暢希から5番大城螢を経由して抜け出す11番清宮昴大にパスを通し、シュートを狙います。

後半22分に24番山中惇希が投入されます。前節は少し違う流れになっていたように私は感じてしまっていたのですが、この試合は、なんだか、逆転勝利を飾った清水エスパルスユース戦の時のような雰囲気をチームから感じており、その流れの中で、同じように左サイドを良い形で24番山中惇希が抜け出していく形があり、この場面では、クロスを上げずに、いったん2番北村龍馬を経由したものの、そこからペナルティエリア内に良い形で17番波田祥太が抜け出したかのように見えましたが、ここはオフサイドとなりました。

ただ、何度も書きますが、0-0ですが、耐えて守った0-0ではなく、浦和が得点を決めて勝つのではないかと言う雰囲気の方が強かった戦いをしたのがこの試合です。

後半36分に前節惜しいシュートを放った9番二見健太が投入され、実際に残り時間も得点が決まりそうな雰囲気があったのも事実。

そして、最後の最後で相手の決定機での決定的なシュートを1番石井僚が止めたことも事実。

もちろん、プレーしていた選手は勝てなかったので悔しいと思いますが、育成を見ているサポーターサイドからすると、明らかなチームの成長と可能性を感じられるここ最近で、またこの試合で大きな前進を感じられることができたことで、なんか、そのチームとしての前進が嬉しかったわけですよ。

どのくらいかと言うと、ここ数年しかめっ面をしながら見ることしかできていなかったサポーター仲間から思わず、親父ギャグが飛び出してしまうくらいです(伝わらないかw)

もちろん、久しぶりに2人スタメンとなった選手がいれば、これまでスタメンだった2人がベンチスタートになったりということもあったわけですが、この辺りは、競争ですから、その競争の理由が、正当なものであり、また、相手チームの特徴を考えた中で、この特徴が必要だなと思うときにまたスタメンであったり、途中交代で色を加えるような起用のチャンスが来るようになったと私は考えていますし、そういう気持ちで選手が前向きにプレーできる雰囲気にはなってきているように感じています。

交代の順番はセオリーになりつつあるかもしれませんが、その交代も試合の中でのパフォーマンスで判断されているのだろうなというのが、見ている側としてもわかるような交代だったと思います。

そして、見る側としては妄想するわけですよ。ちょっとヤンチャなタイプの選手を落ち着ける声をかけられるという組み合わせとしても上手く機能しているなと感じる、前所属チームが同じ2人がプレーしている時間の出来事があったり。

そういう色々なことを、想像しながら見られるようになりました。

まあ、今日の試合に関しては、ここまで書いてきた中にちょくちょく判定でイライラさせられるような場面もあったのですが、まあ、私も、途中からちょっとそういう目で見るような雰囲気になりかけていて判定間違えたりしてました。反省です。たびたび書いていますが、やはりプレーする選手は、冷静に熱く(暫定監督が前に試合中にかけていた素敵な言葉)で良くて、あとは、審判の特徴にも順応できるようにやることが良いのかなと思います。ブレブレだと困りますが、割と、傾向掴むとそこに忠実にやっている方なのだなとわかることも多いです。

あとは、常に野次を飛ばすのではなく、本当に言うべきところで、監督やコーチが怒ってくれれば良いこと(今日みたいに。)

 

とりあえずは、暫定からの流れ含めて新体制になってからは、私の見るスタンスはこのようになってます。

もちろん、中の人間ではないですから、見誤りもあるとは思いますが、正常に育成が機能するのであれば、その中で、全ての選手に可能性があり、選手にもそういう考え方で臨んでほしいですね。もちろん、浦和レッズの育成チームですから、目指すところは、トップチームであるべきですが、私が目指すところは、全ての選手に可能性があり、今いる環境下でできる限りのところまで選手が本当の意味で伸びること。

サッカーの世界は本当に広いですから、狭い世界ではなく、視野広くサッカーの可能性を見つめる中での最高の環境に浦和レッズの育成がなっていくと信じて見ていきたいのです。今のところ、すごく良い流れができ始めているように感じています。

この流れの中で、ジュニアユース、S2リーグ、プレミアリーグがまとめてレッズランドで見られるという来週末の1日に日本にいないというのは、かなり残念なのですが、この週末で見た浦和レッズの育成チームの良い流れが、集約した1日になるのではないかと速報を追いつつ、足を運んだ方の、「来なかったのもったいないよね」と言われるような1日になってくれればと思っています。

楽しい週末でした。

ではでは。

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高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグEAST 2017/04/09 浦和レッズユースvs青森山田高校 3-2勝利・・・この舞台に戻ってきた!

どうも、ブクメです☆

味の素スタジアム西競技場も、高速道路をフルに使うことを考えると、圏央道~いったん下に降りて、途中から中央道を利用してというルートでかなりスムーズに行けることが分かった、いつもケチってできる限り下道で行こうと思って、そちら方面に車で行くときは渋滞でストレスを感じていたブクメですw

さてさて、昨シーズンプリンスリーグ関東で優勝し、参入戦も勝ち抜き、浦和レッズユースがプレミアリーグの舞台に帰ってきました。ブログを書くタイミングで、カテゴリにプレミアリーグ2017を加えたのですが、前回がプレミアリーグ2012ということで、実に5年ぶりですね。

浦和レッズユースのサポーターとして、2011年、2012年のプレミアリーグを幸いにも経験することができているブクメですが、この5年間でプレミアリーグもスタートした当初から随分環境や認知度、あとは、ソーシャルメディアの発展などで今日の開幕戦も、試合内容書かなくても見たい人は、映像でもしっかり配信されているし、スタジアムに足を運んだ方がかなり多くツイッターなどで情報発信してくれている。

逆に考えると、足を運べない試合が増えることを考えても、情報収集は、かなりしやすくなったんだなと安心する部分もあります。試合の全体像をそこまで書く必要がなくなる中で、本来私が重要と考えている、見えないところを見るという点では、関われる時間が減ることで、自分のブログでの役割としてどこに重点を置くのか、若干悩む部分もありますね。いや、それほど悩んでいませんが。昔も今も、自分が思うように書くことしかできないので、今後も足を運べる回数は減っても、自由に、縁があって関わることのできた選手をできるだけ、試合に出ている部分以外もしっかり見られるように、やっていければと考えています。

テンションが上がってなんとなく、落ち着かなかった開幕戦ですが、開幕戦の相手は、昨年プレミアも選手権も制覇した青森山田高校と言うことで、相手のレベルとしては十分すぎるくらい。

ブクメ個人的には、日本から離れ、観戦回数が減る中で、何試合かユースの試合を見ることはできていますが、ある程度消化試合になっていたり、フェスティバル系で相手の状況がよくわからない試合などが多かったため、久しぶりに見る、間違えなく相手もベストメンバーを組んで本気で臨んでくる大会と状況での試合で今年の浦和レッズユースの現在地、昨年からの継続と新しいチームの強さや弱さ。1試合では、測れないものの、そういう様々な要素をまず確認できる試合となりました。

・・・強風と、天気予報以上の大雨は邪魔でしたが、そのおかげで、浦和レッズユースの選手が持っていてほしい、負けたくない気持ちからのサポーターの言葉を借りる(パクリともいう)と「選手の気持ちが戦術を上回り逆転勝利」も見られました。

では、まず簡単に試合のことを書きますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番石井僚、DFが左サイドバックに6番荻原拓也、右サイドバックに15番北村龍馬、センターバックに4番橋岡大樹と5番関大夢、MFがボランチに3番大西翔也と13番白土大貴(後半12分⇒9番樋口颯太)、左に19番甲斐崇史(後半スタート⇒14番井澤春輝)、右に7番弓削翼、FWが左に10番シマブク・カズヨシ(後半45分⇒8番立川将吾)、右に20番長倉幹樹(後半45分⇒16番二見健太)

となります。

前半は、完全に強風に向かって浦和が攻めなければならない状況ということで、普通にサッカーで言えば、相手に有利な状況でのスタートとなったのですが、なんとなくこれまでの浦和レッズユースというチームは、歴代そういう状況で耐えて、その風を有利に生かして後半にという戦い方ではまったことがあまりないというか、確かに、プレミアリーグで強風で思い出されるのは、コンサドーレ札幌U-18とアウェイで対戦した過去に強風が影響した得点と失点があったなとか、風が明らかに試合の流れに影響を与えた試合もありましたが、でも浦和レッズユースは、どちらかというと、天候云々を活かしてという戦い方は、良い意味でできないという印象があったりします。この試合は、どうだったかというと、やはり風に苦戦して、風を活かしてという試合には、ならなかったと思います。

ただ、もしかすると勝敗を分けたところで言えば、後半途中から雨が強くなり、不規則に強風が吹くような展開でより「戦う」部分が強くなったところで、スイッチが入った選手たちとそれに触発されて全体的にいわゆる昨年の戦いでもそうだったような、ぎりぎりの戦いでの勝負に勝ってきた強さが、出たのかなとも思います。

試合の出だしは、気持ちは入っていたと思いますし、集中して入ったとは思いますが、はっきり言って、緊張感が伝わってくるような選手が多かったです。それは、相手も同様に感じられた部分で、試合としては、どちらに転ぶかわからないという拮抗した状態が続くことになります。

ただ、なんというか、これは、どういうわけか、サッカーでは、よくあることなのですが、競った時のこぼれ球だったり、クリアボールが、人に当たった時のこぼれ球だったりが、とにかく相手に良い形にボールが行ってしまうことが本当に序盤は多かったですね。

確かに、雨と風の影響は確かにあったとは言っても、はっきりしたプレーが求められるところで不用意なプレーというのも目立っていましたが、それでも、そこにこぼれるのかという不運なことも多く。

緊張感と言うか、もしかすると過剰な慎重さが生んだのが、そういう状況だったのかもしれません。

指示もあったのかもしれませんが、攻撃に厚みができないのが試合開始から気になりました。仕掛けた時に、押し上げる人数が少なすぎる。

例えば、前半12分に、7番弓削翼が中盤でインターセプトに成功し、そこから攻撃がスタートした場面。そこから、10番シマブク・カズヨシにパスが通り、仕掛けて左から中に走りこむ19番甲斐崇史にパスを預ける。この段階で、相手ディフェンダーの素早い戻りでペナルティエリア付近は、既に仕掛けるには難しい状況ができているものの、ペナルティエリア外の部分にすっぽりスペースが空いていた時に、もう1人2人がゴール前に走りこんできていれば、大きなチャンスになったという場面がありました。

結果的に、19番甲斐崇史が味方のフォローがないために強引に仕掛けた流れから、こぼれたボールが、そのスペースに行ったものの、そこに誰も走っていなかったという場面がありました。これまで見てきた試合であれば、選手の特徴的にも、ここで押し上げるために必ず上がってきたであろう選手が、カウンターのフォローなのか、思い切りよく上がってきていなかったことに対しては、若干私は怒っています。でも、前半は、無理してバランスを崩すなという指示だったのかもしれませんが。

実際、運不運で言えば、前半38分の相手の攻めからディフェンダーがクリアしたボールがディフェンダーに当たって、その軌道が結果的に相手にとっての決定機につながるパスになるような場面があったものの、ほぼ決められていたと思われるシュートが、その角度からポストに当たれば、ゴール方向に吸い込まれてもおかしくないという状況でポストに当たったボールがラインを割らなかった(クリアはできなかったものの、ここでカバーに入っていた13番白土大貴のあきらめない姿勢は良かったです。)のは、運が良かったと言えます。

チャンスを逃さず決めていく力というところでの強さが青森山田高校だとしたら、この試合は全体的にそこまで強烈な個が際立って出せている選手もいなかったのですが、前半42分にややはり時間帯と決める力というところでは、勝負所でチャンスの時に隙を見せると、そこを突く力はさすがだなと感じさせられる部分はありました。

0-1で折り返した後半、怪我明けで、15分くらい限定でプレーするのではないかと聞いていた14番井澤春輝が後半スタートから登場。後半もしばらくの時間帯は、相手ペースだったと思います。後半も危険な場面を作られる中で15番北村龍馬のカバーで何とか失点を免れるなど危ない時間帯が続きながらも跳ね返していましたが、14分に決められて0-2とされてしまいます。

前半の終盤から後半の2失点目くらいまでの時間帯を見ている限りでは、相手ペースになった時に、その流れを変えられる(この変えるというのは、試合を落ち着けられるという意味)選手が見当たらないのは、心配だなと感じていました。実際に、この部分は、今後の課題になっていく可能性はありますが、この試合に関しては、逆境になった時に負けたくないという気持ちからスイッチが入った数選手によって、一気に流れが変わっていったと言うのが的確なのかもしれません。

特に、実際に結果も出しているわけですが、14番井澤春輝の存在感は際立っていましたね。後半出てからしばらくは、動きが重たそうにも見えたのですが、中盤付近でのパスを受けて捌く役割りと自らも前線に上がっていく姿勢を繰り返すことで一気に流れが変わっていきました。同時に、前半以上に運動量が上がった10番シマブク・カズヨシの攻撃の部分での相手への仕掛けやプレッシャーも際立っていました。

で、ご存知のように19分のコーナーキックのチャンスで14番井澤春輝が倒されてPKを獲得し、キャプテンの4番橋岡大樹が、気合で(?)ゴールにねじ込み、1-2とし、25分には、コーナーキックのチャンスで3番大西翔也が豪快にヘッドで決めて2-2、最後は、38分に14番井澤春輝が決めて3-2と大逆転勝利になりました。ゴールを決めた14番井澤春輝のペナルティエリア内での落ち着いて切り返してのシュートがピックアップされるかもしれませんが、この場面は、起点も14番井澤春輝で20番長倉幹樹に預けたと同時に、全力でペナルティエリア内に走りこんで再びパスを受けてのあのプレーということも評価されるべきですね。

結局は、ありきたりな表現にはなりますが、より勝負に対して貪欲さを見せた迫力が逆転勝利を生んだということになるのでしょう。

実際に、後半の勝負の場面では、直接得点に結びつかなかったものの、4番橋岡大樹も、何度か、センターバックの位置から中盤にパスを預けた後に前線に走って攻撃参加を試みるという場面も見られました。

なんというか、私も、以前の浦和レッズが好きだったタイプのサポーターなので、きれいなサッカーや戦術的に相手を上回ることができるに越したことはないのですが、雑になっても、ゴールに貪欲で、難しそうでもチェイスして、とにかく負けるのが嫌だから、勝つために、多少のリスクはあってもゴールを狙いに行く姿勢が前面に出るような、そういう戦い方が好きなんですね。戦う姿勢優先です。

だから、例えば、今日のスタメンの選手たち、そして、ベンチ入りできたと考える選手と、ベンチには入ったがスタメンに入れなかったと考える選手、本来はスタメンで自分は出るべきだと考えていながら、怪我などで叶わずに試合を見つめることになった選手たち。チームの循環の中で、今日の試合を見ていて、消極的な戦いになっていた時間帯で、自分が出た方ができるのに、どうして自分が出られないんだろうと感じるよりも、終盤に見せたような、勝利に貪欲でギラギラしたプレーでの展開を見ていて、ここに自分も立って戦いたいという気持ちで競争をしてくれる方が良いと思うんですよね。

でも、紙一重なんです。

よく、プリンスリーグ関東はレベルが高くて、実は、プレミアリーグよりもレベルは高いのではないかという話があるのですが、単純なチームの総合力とかレベルではなく、プレミアリーグというのは、一つ違った次元に存在するものだと感じています。だから、この舞台で戦い抜くには、強ければ良いと言うものではなく、当たり前のこととして、戦術と采配も重要になってきます。層の厚さも重要になります。難しいリーグです。実際に、過去プレミアリーグがスタートした時に、見る側としても、甘く考えていた部分があり、その難しさを試合を見るたびに感じました。だからこそ、勝負強さという強烈な武器を今日は見せてもらいましたので、その強さを維持しながら、プレミアリーグを1シーズン戦い抜くというところでも、一歩一歩前進してまずは、プレミアリーグの常連として定着して、狙えるなら優勝も狙っていくというチームに成長してほしいです。

その意味では、今日見られた大きな課題に関しては、取り組む必要があると思います。今日の場合は、難しい時間帯に試合を落ち着ける選手が見当たらなかった。ここが、チームでどのくらい重要視されているかはわかりませんが、ここに適性があるという選手は、ここでアピールするのもありだと思います。

そして、ピッチで戦うことが許された選手と、今日は、目の前にベンチ入りが叶わなかった選手たちがいたわけで、私たちの前では、悔しさを抑えて笑顔を見せてくれる選手がいたり、あきらかに、悔しさを見せている選手もいました。ピッチに多くの人の目が行っている中で、スタンドでこの風景を見つめていて、様々な表情が見られましたが、育成を見るサポーターとしては、ピッチに出ている選手の活躍は当然ながら、今日スタンドにいた選手、十分な出場時間を得られなかった選手の今後の取り組みや、一つ一つ見られる場面での表情を確認することが大事なんですね。

次はいつ足を運べるのか、現時点で未定ですが、まずは、プレミアリーグに返り咲いた、その新しい一歩となったこの試合のピッチ上の選手たちとスタンドで見つめていた選手たちの表情とこれからを楽しみにして、次に観戦機会を待ちたいと思います。

ではでは。

2017年初観戦は、高校サッカー選手権 準決勝。今年もよろしくお願いします。

20170107002 20170107003 20170107004 20170107005 20170107006 20170107007 20170107008 20170107009 20170107010 20170107011 20170107012 20170107013 20170107014 20170107015 20170107016 2017010701720170107001

どうも、ブクメです☆
日本では、月曜日が成人の日で土曜日が休みの方は3連休という方も多いと思いますが、カンボジアでは、土曜日が祝日ということで、ブクメにとっての2連休ということで、今月も強行一時帰国をしました。
今回も金曜日の夜便で帰国し、土曜日の朝着、日曜日の深夜には帰国便に乗るという丸2日は滞在できないという日程なので、当初の予定では、今回は、家族孝行的な、休息的な感じでサッカー観戦は、なしかなと考えていました。
サッカー的な情報収集もあまりしていなかったのですが、現在開催されている高校サッカー選手権大会で、勝ち抜いているチームに前橋育英高校の名前が。プリンスリーグの終盤は、カンボジアに住んで仕事を始めた関係もあり、浦和レッズユースと前橋育英高校の、浦和レッズユースホームでの試合は足を運べず、その後の動向も正直追えておらず、現在浦和レッズのアカデミー出身選手が多くなっている前橋育英高校の所属選手の状況動向というのは追えていませんでしたが、選手権で、角田涼太朗が決勝ゴール、次節出場停止も味方に勝利を託して埼玉スタジアム2002での準決勝を待つみたいな記事をちょうど見かけて、その予定が7日ということで、前橋育英高校が準決勝に進んだら、見に行こうと決めていて、その通りの流れになりましたので足を運びました。
第1試合から足を運び、今シーズンは、浦和レッズユースもプレミアリーグに返り咲いたことで久しぶりに対戦となる青森山田高校の試合(vs東海大仰星高校)も観戦しつつ。
普通にサッカー観戦も楽しみながらということでしたが、連戦の疲労などもあるのかもしれませんが、知っている選手が出場していることも当然ありますが、第1試合よりも第2試合のほうが断然観戦していて楽しく、時間が経つのも早く感じられました。
角田涼太朗はセンターバックでスタメン出場。試合自体も、前橋育英高校が、前橋育英高校が強い時は、攻撃の狙いはここでそこでの動きの質の高い選手が鋭い動きをするんだよな~というこれまで、見てきて前橋育英高校が強いというイメージを植え付けられた時のようなチームそのままで、スコア自体は1-0でしたが、佐野日大高校をかなりの時間攻め込む試合となりました。
目線も浦和レッズジュニアユース出身選手ということで、角田涼太朗の動きを追うことが多くなりましたが、決勝点自体のアシストとゴールは別の選手になり、その折り返しのパスと決めた選手のところが大きくピックアップされていましたが、この決勝点の起点が、角田涼太朗が相手ディフェンダーの頭をちょうど越すような縦の精度の高いパスの供給からということで、その部分にかなり満足感を覚えていました。
新年初観戦の試合としては、非常にうれしい結果を見ることができました。
決勝は、足を運べませんが、今大会は、純粋に前橋育英高校の優勝を願って動向を見守りたいと思います。
最近は、サッカー観戦がなかなかできない生活になっており、2017年に入り、ようやくサッカーらしいことに触れられたのが8日になってしまいました。
9月からの今選んでいる生活を色々考えて、しばらくカンボジアに住むことにはなりますが、今の仕事は、最長で2月いっぱいで辞めることになりました。辞めますが、関わっていくことにはなりますが、ダブルでの仕事での限界と時間調整があまりにできない生活になっていたことが理由になります。
そのため、3月以降は拠点がカンボジアなど海外になる時間は長くなるので、頻繁にサッカーのために日本に帰れる余裕があるかは、もともとやっている仕事の出来次第にはなりますが、ここしばらくのような時間調整が全くできない生活からは、脱することになります。
もちろん、このカンボジアの地でのできることも見出し、近隣国での可能性も見出しつつというのは並行して行いますが、私の人生のベースもより見つめなおしてしっかりと取り組めるように、生き方働き方を再構築していきたいと思います。

2017年もよろしくお願いします!それにしても、日本は寒い!

ではでは。

 

 

 

 

高円宮杯プレミアリーグ2012/09/02 第11節 浦和レッズユースvs青森山田高校 3-2勝利・・・打ち合いに転じて今回は競り勝つ

大原サッカー場2012年9月2日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日は、大原サッカー場で行われた高円宮杯プレミアリーグの青森山田高校との試合を観戦してきました。昨日に引き続き、天気がやや不安定で、この試合も序盤は結構な大雨の中での試合となりました。その後は降ったりやんだりで、試合が終了するころには、やや晴れ間・・・までは行かないものの、最後の打ち合いでの勝利によって雲を吹き飛ばして光差すというか、そんな感じの天気でした。

さて、なかなか結果が出ない状況の中、先週から再開したプレミアリーグですが、先週の試合もものすごい展開の中で、最終的には、引き分けに持ち込んだものの、試合自体をどのように判断して良いのかは複雑な状況でした。

この試合もまた、時間帯によってはサッカー的な部分を考えて、ここをこうすれば良いのにあまりそういう指示がでないな~とか、思う部分もありつつ、終盤はとにかく打ち合いに競り勝てという展開に持ち込まれました。

それらの時間帯を分けて、考えるべきなのかな~という試合です。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが18番番関口亮助、DFが左に12番小坂慎太朗、右に2番新井純平、真ん中に3番寄特直人と6番西袋裕太、MFがボランチに19番須藤岳晟、トップ下に16番岸伯富実と20番広瀬陸斗、FWが左に14番関根貴大、右に7番長谷優、真ん中に21番進昂平

となります。

中盤省略型の攻撃となった序盤は、やや前線と後ろが分断された形の中で前線に入った時には14番関根貴大が鋭く仕掛けたり、7番長谷優が仕掛けたりでき、この試合では21番進昂平がスタメンに入ったことで前線でのフィフティのボールなどでしっかり競り、ポストとしても機能するような形にはできるはずでしたが、中盤との距離が空いていることで、そこへボールが入った時に上手く生かすという形が思ったほどはできていなかったようにも思います。

それでも、21番進昂平がパスを受けて右の7番長谷優に出してそのままゴールへ向かって走り込み、クロスにヘッドで合わせるなどのチャンスも作れていました。

攻防と言う部分では、どちらに転んでもという感じではありつつ、浦和の方がやや鋭い攻撃をできているというイメージながらも、バックラインからの長いパス、前線の数人で攻めるという形になっていることから、流れが相手に移った時には、前線へのパスがカットされての素早い攻撃から守備が受け身になってという展開にもなりかねないとも言えるものでした。

ただ、中盤省略でボールタッチが少なくなっていた19番須藤岳晟が攻撃に対して意識して動いた時には、チャンスになる場面も多く、例えば、10分に19番須藤岳晟が中盤でボールを受けて右の7番長谷優につなげてクロスから20番広瀬陸斗が狙うなど良い距離で攻撃に絡んだ形で実際に得点に近い形も作れていました。

前半で言うと、もっとも浦和が得点に近づいた形としては、14番関根貴大が縦へのパスで裏に抜け出してペナルティエリアに進入してパスを受けた場面だったと思います。

鋭く攻めてギリギリのところでディフェンダーに防がれてしまったものの、おそらく最初のトラップが思ったより長くなってしまったと思われ、ここが思うようにできていれば、得点できていたと思います。

攻めの形を作る回数では浦和が多かったものの、決定的な場面では青森山田の方が勝っていた前半だと思います。実際、シュートを外してくれたから助かったという場面が2度ほどありました。

しっかり競り、しっかりキープはできていたものの、なかなか思うように結果に結びつくプレーまでは行かなかった21番進昂平ですが、前半終盤には、いずれも14番関根貴大からだったと思いますが、左からのクロスに対して迫力のある飛込みを2度ほど見せていました。ゴール前でああいう飛び込み方ができる選手はなかなかおらず、少しでも緩めると触ってゴールに入れるという動きをしていたと思います。

前半は0-0で終了し、迎えた後半。

前半と比べて、19番須藤岳晟が意識的にタイミングで前線の選手との距離感を縮める動きを見せることで21番進昂平が落として19番須藤岳晟が受けて左右に展開してというい攻撃があったり、16番岸伯富実の攻撃の部分での動きも多くなり、攻撃の連携や崩すための動きなどがかみ合ってきて良い感じになってきたと思っていたところで20分に21番進昂平を下げて10番中村駿介が入ります。

確かに攻めのオプションで10番中村駿介をこのタイミングで投入するのは大賛成なのですが、前線での起点となる動きをしていた21番進昂平をどうしてここで下げるのかと思ったのが本音です。とりあえず、ここまでをサッカー的に考えた、試合の中で修正しながら良い流れになっていく過程として完結させてもらいます。

ここからは、今年は非常にこうなることが多い、打ち合いに競り勝つ戦いの時間と説明するとイメージがわきやすいと思います。

10番中村駿介の鋭い攻めにより、まずはサイドを切り裂いて横パスを受けた20番広瀬陸斗がシュート。これが決まり1-0と先制します。

ただし、この攻撃の形になると、守備も何かおかしくなるということがよくあるのですが、恐れていた通り、27分にヘッドで決められて1-1とされてしまうと、31分には相手も勢いよく攻めてくる中で、守備の寄せが甘くなり、あっさりとゴールを決められてしまい1-2と逆転されてしまいます。

で、浦和も負けじと32分に14番関根貴大がドリブルで仕掛けつつ前線に抜ける10番中村駿介にパスを通し、10番中村駿介がそのまま持ち込んでゴール左隅にグラウンダーでシュートを決めて2-2の同点。

この得点の後、7番長谷優に代えて32番小川紘生を投入します。

ちょうど、この打ち合いに転じた時間帯は16番岸伯富実の攻撃的な意識も相当高まっているのが見ていて感じ取れるくらいで、パスを受けて裏へのパスを何本も狙って通そうとし、そこに14番関根貴大や32番小川紘生、10番中村駿介が勢いよく飛び出していきます。

同様に相手の攻撃も激しく、35分には、ゴール左隅を狙った強烈なシュートを放たれるも18番関口亮助が反応してはじき出し逆転を許しません。

そして後半もロスタイムに入ろうかというところで、まず2番新井純平が左から攻め上がりシュートを放つと、これはキーパーに防がれるもコーナーキックのチャンスを獲得し、このコーナーキックからの(直接か、一人経由したかは未確認)ゴール前への速いボールに対して20番広瀬陸斗がおそらく足先でそらしたと思いますが、これがゴールに吸い込まれて、ついに浦和が逆転に成功します。

3分のロスタイムの中で、上手く時間を使い、16番岸伯富実に代えて17番立野峻平が入り、更に4番西澤秀平も交代で入る準備はしていましたが、試合はこのまま終了しました。

ノーガードの打ち合いと言うか、そういう展開に切り替えて、これまでは引き分けまで持ち込むことがほとんどでしたが、ここに来てついにその戦い方で逆転まで持ち込むことができました、という試合です。

現時点では、残留争いという状況ですので、とにかく欲しかった勝ち点3が、難しい相手と思われた青森山田高校との試合で取れたのはかなり大きいと思います。

これで、順位は8位と降格圏を脱出し、更に上の順位にいる3チームと勝ち点差3という状況になりました。そもそも、今年のプレミアリーグは東京ヴェルディが走っていてそれ以外のチームは混戦状態なので現時点でも2位までは十分に射程圏とも言えるのがなんとも複雑なところです。

こういうスリリングな打ち合いも結果が出るなら受け入れる姿勢を見る側としても持つべきなのかなと思う部分もあります。そして、クラセンが終了した時にも書きましたが、さっさと残留は大丈夫と言う状況まで持って行ってもらって、チームの作り方としておかしいと誰もが思っている部分は、そこからまた考えて行きたいとも思います。

だって、例えば、守備のところでは今日も高さで安定した守備を見せていた6番西袋裕太の狙い澄ましたロングフィードはものすごい武器になるのに、今やっているサッカーだと中盤を経由しないことが多くなっているため、相手ディフェンダーがロングボールに対して警戒している状況がほとんどなので、警戒されてしまっていて活きないとか、守備ラインの攻撃的な部分での特長も見てきている身としては、ほんとうに色々な意味で良さが殺されている部分も感じます。

見方によると、この試合での交代後の攻め中心の構成が悪いと聞こえてしまうかもしれませんが、個人的には、10番中村駿介であったり14番関根貴大の攻撃の部分での本当の凄さというものを見てきている身としては、彼らがもっと攻撃的なところで躍動できるのに、それすらも半減させられているように感じるのも事実。

でも、今は半分「どうしてだろう?」と感じながら、それでも彼らが攻撃を頑張ってくれることで、ここまで得点できているという個人能力的な部分をシンプルに評価して見ようとも思います。

で、今日は試合後に、紅白戦があり、じっくり見させてもらったのですが、怪我していた選手が元気にフル出場している姿があったり(安東輝のこと)、こういうプレーもできるようになっているのかというドリブル突破を見せた選手がいたり(倉本隼吾のこと)、とにかく紅白戦とは思えないくらい全選手が全力のプレーで、見ていて相当楽しい時間を過ごさせてもらいました。

改めて、浦和レッズユースには、能力の高い選手が多いことを実感しつつ、紅白戦でもこれだけの戦いを見せてくれるのを見て、少しホッとした部分もありました。

来週も苦手なコンサドーレ札幌ですが、倒してやりましょう!

ではでは。

大原サッカー場2012年9月2日大原サッカー場2012年9月2日大原サッカー場2012年9月2日

 

 

 

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おまけの写真。

 

高円宮杯プレミアリーグ2012/04/21 第2節 浦和レッズユースvs青森山田高校 2-2引き分け・・・ジンクス破るも課題残る

青森山田高校グラウンド2012年4月21日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

調子に乗って節約とか言って行きの交通手段を夜行バスという選択肢にして大宮から9時間ほどの青森までの道のりで、行ってきました青森。余裕です、嘘です。帰りも夜行バスとかにしなくて本当に良かったです。はい。海辺でベンチでボーっとしてたら通る人に怪しい人を見る目で見られたりもしました。

最近少し肩ひじ張りすぎて文章書いている気がするので最初に緩めに入らせてもらいましたよ。

そんなわけで、プレミアリーグ第2節は、早くも遠方遠征の一発目となる青森山田高校との一戦。昨年は、見事なセットプレーでやられたり、一矢報いて1-2とかだったと思いますが、何か思うように行かないままに敗れた印象が凄く強く残った青森だったという記憶は強く残っています。

遠方へ遠征して相手の得意なグラウンドで戦うことの難しさ。このことをまざまざと見せつけられたのが昨年の札幌と青森の遠征でした。昨年と比べるとだいぶ早い時期での対戦となりましたが、この場所へ来ると嫌な思い出も蘇ります。

ピッチの横に高く積まれた雪があるのを見ると雪国での試合なんだな~と思わされたりもしますが、天候自体は晴天。ちょっと風が強いですが、気候面では比較的やりやすい状態だったと思います。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが18番番関口亮助、DFが左に12番小坂慎太朗、右に20番広瀬陸斗、真ん中に22番齋藤一穂と4番西澤秀平、MFがボランチに19番須藤岳晟、トップ下が10番中村駿介と16番岸伯富実、FWが左に7番長谷優、右に8番繁田秀斗、真ん中に14番関根貴大

となります。

開幕戦でスタメンだった2番新井純平はU18日本代表のスロバキア遠征に選出されたため、この試合と3節の札幌遠征には参加しません。

その右サイドバックのポジションに20番広瀬陸斗が入り、左前線に7番長谷優が入りました。

開幕戦の逆転負けからどのように切り替えて入ってくるかを注目していましたが、その点は全く問題ありませんでした。特に、守備のところで、12番小坂慎太朗や22番齋藤一穂から大きな声が聞こえたことで、その集中力と気持ちが感じられました。

前半の序盤は、10番中村駿介のところに良くボールが収まり捌き、14番関根貴大の得点を取りに行く姿勢がわかりやすく見られる中で、左前線の7番長谷優がどのように持ち味を見せていくかという、3人の動きで攻撃が動く中に8番繁田秀斗や16番岸伯富実が絡んでいくというパターンが多くみられました。

14番関根貴大が果敢にシュートを狙っていく場面が多く見られました。また、10番中村駿介から、7番長谷優、ドリブルで仕掛けてシュートという場面も見られました。

攻撃の部分では、開幕戦同様浦和の方が細かくパスを回して攻めている時間が長い印象はありましたが、逆に青森山田の攻めに対して守備の部分でゴールに近い位置でのフリーキックを与えたり、コーナーキックを与える回数が浦和が圧倒的に多く、予想通り青森山田のセットプレーに対しての対応で冷やりとする場面を作られることもありました。

それでも、浦和の守備も集中しており、得点を奪われることなく前半は無失点で切り抜けます。

逆に回数は少なかったものの、それをものにして先制したのが浦和というのもサッカーらしいというか、見事でした。コーナーキックのチャンスでショートコーナーで10番中村駿介にパスが入り、少しマイナス気味にドリブルしつつ、ゴールに向かっていくクロスボールを上げて、そこに20番広瀬陸斗がヘッドで合わせてゴールとなりました。

このゴールが23分。

前半のその他の浦和の攻撃では、右から8番繁田秀斗が10番中村駿介へ早いグラウンダーのパスをだし、このパスを10番中村駿介がスルーし、そのコースに入っていた14番関根貴大が抜け出してシュートもキーパー正面で防がれてしまいましたが、良かったです。

また、前半の終盤くらいに相手が守備ラインを結構高めにとってきたときには、逆にキーパーとディフェンダーの間に空いた大きなスペースを14番関根貴大が突いて抜け出す場面など、ボール一つ分くらい届かないくらいギリギリで決められなかった場面などありましたが、多くチャンスは作れていました。

また、右サイドバックに入っていた20番広瀬陸斗がタイミング良い攻撃参加でチャンスに絡むシーンも多かったと思います。ただ、その分守備の部分でややプレスが緩かったりするところもあり、判断が難しいですが、攻撃に関しては効果的に動けていたと思います。

38分に7番長谷優が23番條洋介と交代します。

7番長谷優は、惜しい場面も何度か作っていましたが、本来の得意とする左の前線の深い位置まで持ち込むことなどができず、本人も悔しいと思いますが、もう少しのところだと思いますので次のチャンスには思い切って仕掛けてくれると思います。

代わった23番條洋介と20番広瀬陸斗ワンツーパスからの仕掛けなどもありつつ、前半は1-0とリードして終了します。

前半は、かなり良かったと思いますし、アウェイの難しさを理解しながら集中して試合を運べていたと思います。

しかしながら、後半は苦しい時間帯が多くなります。

まず、前線の攻撃陣のパス回しのバランスが急に悪くなり、前半のようなパス回しからの崩しがほとんどできなくなり、単発であったり、中盤を省略しての裏へのパスに抜け出せたときはチャンスになるものの、この辺りからパスミスも目立つようになり、開幕戦のようにリズムが悪くなっているのが見てわかるような時間帯が続いてしまいます。

そのような流れの中で、サイドからのクロスを上げられ、ヘディングシュートを狙う相手に対してディフェンダーはついていたものの、対応が甘く、相手の体制を崩すような体のつけ方をできていなかったことから、頭で押し込まれてしまい同点に追いつかれてしまいます。

この失点が後半16分。この前後の時間帯での浦和の攻撃を考えると4番西澤秀平の裏を狙ったパスに16番岸伯富実が抜け出した場面や、16番岸伯富実の裏を狙ったパスに10番中村駿介が抜け出す場面など、やはり相手を崩す仕掛けを省略しての攻撃が増えていたように思えます。

開幕戦と比べて、今日の浦和は交代が頻繁に行われたのが印象的だったのですが、

後半は、まず23分に12番小坂慎太朗に代えて26番副島暢人が入り、20番広瀬陸斗が左サイドバックに入り、26番副島暢人が右サイドバックに入るという交代。

続いて26分に22番齋藤一穂に代えて3番寄特直人。

更に、31分に8番繁田秀斗に代えて21番進昂平を入れたかと思ったら、その10分後に21番進昂平を下げて9番カドコダイ・アシカンを投入するという、監督としては意図があったと思われるめまぐるしい交代劇となりつつ、試合展開としては、3番寄特直人がピンチの場面をうまく積むプレーなど落ち着いて見せるところもありつつでしたが、全体としてはやはり押されている状況を打開するところまでは行かず、後半終了間際に恐れていたディフェンスの間を通すパスに抜け出されて逆転されてしまいます。

これで1-2となり、ああ。。となっていたところで、浦和は素早いリスタートで気がついたらゴールしていて、相手の監督がものすごく抗議していて、何か大変なことになっていて、でも相手が自陣に戻っていたところでスタートしたと判断されたようでゴールが認められて2-2。このゴールは、最初20番広瀬陸斗が決めたようにも見えたのですが、公式発表では10番中村駿介になっていました。

判定がどうのこうのというつもりはありませんが、こういうプレーができるということは勝負強いチームになるためには不可欠なことです。

どのような形にせよ、これで昨年全て敗れていた遠方遠征で勝ち点を獲得することに成功し、嫌なジンクスは一つ破ったということになりますね。

ただ、あえて書くことでもありませんが、開幕戦と同じような課題がそのまま出てしまって逆転されたのも事実ですので、そこに関しては、修正していく必要がありますね。

また、10分間程度で途中出場からすぐに下げられてしまった21番進昂平ですが、悪いプレーをしていたわけではないというのが見る側としては感じられましたので、この交代のやり方に関しては、正直イラッとしました。

ただ、監督として求めていたプレーができていなかったのかもしれませんし、単純にカーッとなってしまう性格を試されただけなのかもしれません。

以前からよく書いていると思いますが、進昂平は点を取る選手です。だから、今回10分で代えられて悔しかったら、次は与えられた10分で得点を奪ってしまえばいい。点を取ることで納得させてしまえば良いと思います。

また、開幕戦と今日を見ていて、言葉で表すほど単純なものではないのですが、時間帯でリズムを作れないことの理由が、昨年までのボランチと、今期ボランチとしてやると思われていた選手と今ボランチとして出場している選手のプレースタイルに対してのチームとしての理解が足りないことが、結構影響しているように感じられました。

細かいことは書きませんが、そう言った部分での変化を次節以降期待しています。

日帰り遠征で体もきついと思いますが、しっかり休んで調整して、来週末の札幌遠征に備えてください!

お疲れ様でした。

ではでは~!

青森山田高校グラウンド2012年4月21日青森山田高校グラウンド2012年4月21日青森山田高校グラウンド2012年4月21日

 

 

 

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おまけの写真。

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/12/11/ 第18節 vs 青森山田高校 3-2勝利・・・有終の美、得点王、埼スタ第2無敗、次へのスタート

埼玉スタジアム第2グラウンド2011年12月11日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今年からスタートした高円宮杯プレミアリーグもいよいよ最終節となりました。そして、浦和レッズユースの3年生が戦う公式戦もこの試合が最後。そして、個人タイトルとしては、10番矢島慎也の得点王がかかる試合でもあり、埼玉スタジアム2002第2グラウンドでのホーム無敗の記録を作る試合でもあり、アウェイで敗れた青森山田高校に対してしっかり勝っておきたい試合。この試合一つに多くの目的が詰まった試合となりました。

最終戦にふさわしい晴天の埼玉スタジアム第2グラウンドでの試合。

まずは、試合の流れを書きますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに2番西山航平、右サイドバックに4番小出啓太、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と24番中村駿介、FWが左に7番鈴木悠太、右に28番関根貴大、真ん中に10番矢島慎也

となります。

全国リーグの最終節にふさわしい、レベルの高いチーム同士の攻防となったこの試合は、スタートから右サイドでの28番関根貴大の得点意識の高いプレーが見られます。18番西袋裕太のロングフィードに反応した28番関根貴大が攻め上がる場面、更に10番矢島慎也からのパスを受けた28番関根貴大がドリブルで持ち込み放ったシュートは惜しくもポスト。更に鋭いサイドチェンジを左サイドの7番鈴木悠太に通すなど、いつもより更に28番関根貴大の攻撃の意識の高さがプレーに表れる展開になりました。

逆に、相手の右サイドも鋭い攻撃を仕掛け、個の守備力の高い2番西山航平との激しいマッチアップとなる場面も多かったものの、その多くを力強く防いでくれていました。

また、セットプレーのチャンスの際に18番西袋裕太が攻撃に絡み大きなチャンスとなる場面が多く、混戦からの惜しいシュートやコーナーキックからのヘディングシュートなど、前半15分までの時間帯で多くのチャンスに絡んでいました。なんとなく、守備以上に攻撃の部分の感覚が鋭くなっているようなチャンスでの動きと言えばよいのでしょうか。得点にならなかったのが惜しいところ。また、これ以外にもタイミングで中盤にプレスをかけインターセプトし、24番中村駿介、7番鈴木悠太とつなげてサイドからの攻撃の起点となるプレーも良かったです。

先発復帰した24番中村駿介も中盤でボールを収めたり、相手ボールの際に激しくプレスに行く動きが効果的に効いていたと思います。

得点王争いでトップを走る10番矢島慎也にも大きなシュートチャンスが2度ほど訪れたものの、少し力が入ってしまっていたのか枠を超えてしまっていました。

前節のコンサドーレ札幌U-18戦同様に締まった試合展開となりつつどちらにも得点が入らないまま前半0-0で終了。

集中して対応しなければならない後半の立ち上がりの相手の猛攻で、あれよあれよと2失点で後半の5分までで0-2という状況になってしまいます。今年の勝てなかった試合で多くあった連続失点がこの最終節で起こってしまいます。

更に相手のフリーキックのチャンスからの無回転シュートなど危ないシーンもありながらも、30番関口亮助がしっかりと対応し、これ以上の失点はさせないなかで、7番鈴木悠太から28番関根貴大へのパスからの仕掛けなど、攻撃の形を浦和が作り始めて徐々に主導権を奪い返したところで出ました6番野崎雅也のミドルシュート!良く抑えの利いたシュートが枠を捉えて1点を返し、10分の段階で1-2。

このゴールの後、7番鈴木悠太に代えて11番堀田稜が入ります。

先ほどの6番野崎雅也のゴールで更に攻撃の勢いを増す浦和は、10番矢島慎也が右サイドから仕掛けてクロスに11番堀田稜がヘッドで合わせるなどチャンスを作る中で、20分に同点ゴールが生まれます。

左サイドから28番関根貴大がドリブルでペナルティエリア深くまで侵入。角度がなく、キーパーもコースに入って狙うのが難しい状況で、走りこんだ4番小出啓太へマイナスのパスをだし、このパスをしっかり4番小出啓太が押し込んで2-2の同点とします。

その後も、24番中村駿介のキープ力を生かした攻撃などチャンスを作ります。

後半38分に相手選手との接触プレーで今日攻撃で大きく貢献した28番関根貴大が足を痛めてしまいます。この時は、すぐに×が出て大きな怪我かと冷やりとしましたが、後で聞いたら大丈夫のようでした。

この負傷により、28番関根貴大に代えて13番長谷優が入ります。

交代出場した13番長谷優からのクロスに4番小出啓太がヘッドで合わせるなどチャンスを作ったり、何度か持ち味のドリブルでチャンスを作れていました。

そして・・・この試合のクライマックスは後半42分に訪れます。

ペナルティエリアにドリブルで侵入した24番中村駿介が相手の守備ブロックを逆手に取りマイナスのパスを6番野崎雅也に送り、このパスを再びダイレクトで決め、3-2と逆転に成功します。

結果的に後半だけで5点入る激しい展開を制した浦和が勝利。

この勝利で、浦和レッズユースの高円宮杯プレミアリーグ元年の結果は4位となりました。得点王争いトップの10番矢島慎也にゴールは生まれませんでしたが、追撃する選手にも得点がなく、10番矢島慎也の得点王が確定。

更にレッズランド開催の流通経済大学柏高校に敗れた以外のホームとして開催された埼玉スタジアム第2グラウンドでのホームゲームは東京ヴェルディ相手の引き分け一つ以外はすべて勝利(6勝1分け)、1勝はNACK5スタジアム。要するに埼玉スタ第2無敗と言う記録になります。逆にアウェイでは、関東圏外でのアウェイでは全敗とアウェイの戦い方に課題が残る結果となりました。

この試合をもって、3年生は引退となります。タイトルという結果は残せなかったものの、高円宮杯プレミアリーグ初年度で矢島慎也の得点王と言う結果と、埼スタ第2での浦和には勝てないという結果を残してくれました。これは、当然新チームに引き継がれていくものであり、伝統となっていくべきものであると考えています。

そして、残された課題はアウェイでの戦い方。今年アウェイで敗れた試合を見ると、試合内容以上に、勝負の駆け引きで敗れたことが明らかでした。圧倒的な実力差がない限りは相手の慣れた環境で戦い勝利するために、残された課題は新チームが一つずつクリアしていってくれることでしょう。

そうそう、ちょっとしたことですが今日は試合後の風景を眺めていてちょっと嬉しい空気を感じていたんですよ。

それは、この最終戦に浦和レッズユースの卒業生や途中で去ってしまった選手が何人か顔を見せてくれていたことなんです。一緒に記念撮影とかもしていましたよね。ブクメ自身、この浦和レッズの下部組織にかかわってきて、こうなって行けばいいなと思ってきたのは、この場からそれぞれ新しい道に進んで行っても、ここを原点として、単純に「後輩は頑張っているかな?」という理由でもよいですし、なんとなく原点に戻りたくなった時とか、壁にぶち当たった時とかに、下部組織の試合に足を運ぶという選択肢が出てくることなんですね。

足を運べば知っている顔がいるし、話ができるような場所となること。で、その中で、見たことある顔がいるな、の一人になっていられればいいな~とか思ってたりします。ご父兄の皆様も同じ。なんか雰囲気が良いので、兄弟ご子息は卒業していないけど、見に行っちゃおうかな~みたいな場所。

で、ここを巣立つ3年生の選手たちに言いたいのもここだったりします。

当然、ここから先もサッカーを続け、成長して浦和レッズの選手になって帰ってきてくれるのは嬉しいですが。それ以上に、どんな道に進もうがここを原点として大切にして、時々顔を見せてくれると嬉しいです。

サッカーと言うのは本当に難しいもので、個々の能力の優劣だけで評価が決まらないスポーツ。運動能力では負けていても、考え方で越えられる壁があり、また、特長が合わなければどんなに頑張ってもうまくいかない可能性も出てくるもの。

だから、今年1年を考えた時に、1年間主力として常に試合に出ていた選手でも場所が変わると思うようにいかなくなる可能性もあること、逆に今年ほとんど絡めなかった選手でも、環境が変わることで、一気に状況が変わることもあります。

浦和の下部組織の選手はすべての選手にプロになるポテンシャルがあります。

今の状況のみで、自分を過小評価、過大評価せず、良い流れに慢心せず、悪い流れは乗り越えれば経験値になると考えて新しい舞台で更に成長できるよう努力してください。

そして、迷った時には、下部組織の試合に来れば知っている顔がありますからね。お気軽にお越しくださいまし。

 

たくさんの感動をありがとうございました!

ではでは!!