高円宮杯U18プレミアリーグ2011/12/11/ 第18節 vs 青森山田高校 3-2勝利・・・有終の美、得点王、埼スタ第2無敗、次へのスタート

埼玉スタジアム第2グラウンド2011年12月11日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今年からスタートした高円宮杯プレミアリーグもいよいよ最終節となりました。そして、浦和レッズユースの3年生が戦う公式戦もこの試合が最後。そして、個人タイトルとしては、10番矢島慎也の得点王がかかる試合でもあり、埼玉スタジアム2002第2グラウンドでのホーム無敗の記録を作る試合でもあり、アウェイで敗れた青森山田高校に対してしっかり勝っておきたい試合。この試合一つに多くの目的が詰まった試合となりました。

最終戦にふさわしい晴天の埼玉スタジアム第2グラウンドでの試合。

まずは、試合の流れを書きますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに2番西山航平、右サイドバックに4番小出啓太、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と24番中村駿介、FWが左に7番鈴木悠太、右に28番関根貴大、真ん中に10番矢島慎也

となります。

全国リーグの最終節にふさわしい、レベルの高いチーム同士の攻防となったこの試合は、スタートから右サイドでの28番関根貴大の得点意識の高いプレーが見られます。18番西袋裕太のロングフィードに反応した28番関根貴大が攻め上がる場面、更に10番矢島慎也からのパスを受けた28番関根貴大がドリブルで持ち込み放ったシュートは惜しくもポスト。更に鋭いサイドチェンジを左サイドの7番鈴木悠太に通すなど、いつもより更に28番関根貴大の攻撃の意識の高さがプレーに表れる展開になりました。

逆に、相手の右サイドも鋭い攻撃を仕掛け、個の守備力の高い2番西山航平との激しいマッチアップとなる場面も多かったものの、その多くを力強く防いでくれていました。

また、セットプレーのチャンスの際に18番西袋裕太が攻撃に絡み大きなチャンスとなる場面が多く、混戦からの惜しいシュートやコーナーキックからのヘディングシュートなど、前半15分までの時間帯で多くのチャンスに絡んでいました。なんとなく、守備以上に攻撃の部分の感覚が鋭くなっているようなチャンスでの動きと言えばよいのでしょうか。得点にならなかったのが惜しいところ。また、これ以外にもタイミングで中盤にプレスをかけインターセプトし、24番中村駿介、7番鈴木悠太とつなげてサイドからの攻撃の起点となるプレーも良かったです。

先発復帰した24番中村駿介も中盤でボールを収めたり、相手ボールの際に激しくプレスに行く動きが効果的に効いていたと思います。

得点王争いでトップを走る10番矢島慎也にも大きなシュートチャンスが2度ほど訪れたものの、少し力が入ってしまっていたのか枠を超えてしまっていました。

前節のコンサドーレ札幌U-18戦同様に締まった試合展開となりつつどちらにも得点が入らないまま前半0-0で終了。

集中して対応しなければならない後半の立ち上がりの相手の猛攻で、あれよあれよと2失点で後半の5分までで0-2という状況になってしまいます。今年の勝てなかった試合で多くあった連続失点がこの最終節で起こってしまいます。

更に相手のフリーキックのチャンスからの無回転シュートなど危ないシーンもありながらも、30番関口亮助がしっかりと対応し、これ以上の失点はさせないなかで、7番鈴木悠太から28番関根貴大へのパスからの仕掛けなど、攻撃の形を浦和が作り始めて徐々に主導権を奪い返したところで出ました6番野崎雅也のミドルシュート!良く抑えの利いたシュートが枠を捉えて1点を返し、10分の段階で1-2。

このゴールの後、7番鈴木悠太に代えて11番堀田稜が入ります。

先ほどの6番野崎雅也のゴールで更に攻撃の勢いを増す浦和は、10番矢島慎也が右サイドから仕掛けてクロスに11番堀田稜がヘッドで合わせるなどチャンスを作る中で、20分に同点ゴールが生まれます。

左サイドから28番関根貴大がドリブルでペナルティエリア深くまで侵入。角度がなく、キーパーもコースに入って狙うのが難しい状況で、走りこんだ4番小出啓太へマイナスのパスをだし、このパスをしっかり4番小出啓太が押し込んで2-2の同点とします。

その後も、24番中村駿介のキープ力を生かした攻撃などチャンスを作ります。

後半38分に相手選手との接触プレーで今日攻撃で大きく貢献した28番関根貴大が足を痛めてしまいます。この時は、すぐに×が出て大きな怪我かと冷やりとしましたが、後で聞いたら大丈夫のようでした。

この負傷により、28番関根貴大に代えて13番長谷優が入ります。

交代出場した13番長谷優からのクロスに4番小出啓太がヘッドで合わせるなどチャンスを作ったり、何度か持ち味のドリブルでチャンスを作れていました。

そして・・・この試合のクライマックスは後半42分に訪れます。

ペナルティエリアにドリブルで侵入した24番中村駿介が相手の守備ブロックを逆手に取りマイナスのパスを6番野崎雅也に送り、このパスを再びダイレクトで決め、3-2と逆転に成功します。

結果的に後半だけで5点入る激しい展開を制した浦和が勝利。

この勝利で、浦和レッズユースの高円宮杯プレミアリーグ元年の結果は4位となりました。得点王争いトップの10番矢島慎也にゴールは生まれませんでしたが、追撃する選手にも得点がなく、10番矢島慎也の得点王が確定。

更にレッズランド開催の流通経済大学柏高校に敗れた以外のホームとして開催された埼玉スタジアム第2グラウンドでのホームゲームは東京ヴェルディ相手の引き分け一つ以外はすべて勝利(6勝1分け)、1勝はNACK5スタジアム。要するに埼玉スタ第2無敗と言う記録になります。逆にアウェイでは、関東圏外でのアウェイでは全敗とアウェイの戦い方に課題が残る結果となりました。

この試合をもって、3年生は引退となります。タイトルという結果は残せなかったものの、高円宮杯プレミアリーグ初年度で矢島慎也の得点王と言う結果と、埼スタ第2での浦和には勝てないという結果を残してくれました。これは、当然新チームに引き継がれていくものであり、伝統となっていくべきものであると考えています。

そして、残された課題はアウェイでの戦い方。今年アウェイで敗れた試合を見ると、試合内容以上に、勝負の駆け引きで敗れたことが明らかでした。圧倒的な実力差がない限りは相手の慣れた環境で戦い勝利するために、残された課題は新チームが一つずつクリアしていってくれることでしょう。

そうそう、ちょっとしたことですが今日は試合後の風景を眺めていてちょっと嬉しい空気を感じていたんですよ。

それは、この最終戦に浦和レッズユースの卒業生や途中で去ってしまった選手が何人か顔を見せてくれていたことなんです。一緒に記念撮影とかもしていましたよね。ブクメ自身、この浦和レッズの下部組織にかかわってきて、こうなって行けばいいなと思ってきたのは、この場からそれぞれ新しい道に進んで行っても、ここを原点として、単純に「後輩は頑張っているかな?」という理由でもよいですし、なんとなく原点に戻りたくなった時とか、壁にぶち当たった時とかに、下部組織の試合に足を運ぶという選択肢が出てくることなんですね。

足を運べば知っている顔がいるし、話ができるような場所となること。で、その中で、見たことある顔がいるな、の一人になっていられればいいな~とか思ってたりします。ご父兄の皆様も同じ。なんか雰囲気が良いので、兄弟ご子息は卒業していないけど、見に行っちゃおうかな~みたいな場所。

で、ここを巣立つ3年生の選手たちに言いたいのもここだったりします。

当然、ここから先もサッカーを続け、成長して浦和レッズの選手になって帰ってきてくれるのは嬉しいですが。それ以上に、どんな道に進もうがここを原点として大切にして、時々顔を見せてくれると嬉しいです。

サッカーと言うのは本当に難しいもので、個々の能力の優劣だけで評価が決まらないスポーツ。運動能力では負けていても、考え方で越えられる壁があり、また、特長が合わなければどんなに頑張ってもうまくいかない可能性も出てくるもの。

だから、今年1年を考えた時に、1年間主力として常に試合に出ていた選手でも場所が変わると思うようにいかなくなる可能性もあること、逆に今年ほとんど絡めなかった選手でも、環境が変わることで、一気に状況が変わることもあります。

浦和の下部組織の選手はすべての選手にプロになるポテンシャルがあります。

今の状況のみで、自分を過小評価、過大評価せず、良い流れに慢心せず、悪い流れは乗り越えれば経験値になると考えて新しい舞台で更に成長できるよう努力してください。

そして、迷った時には、下部組織の試合に来れば知っている顔がありますからね。お気軽にお越しくださいまし。

 

たくさんの感動をありがとうございました!

ではでは!!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/12/04/ 第17節 vs コンサドーレ札幌U-18 2-0勝利・・・気持ち良い勝利!

埼玉スタジアム第2グラウンド2011年12月4日

 

 

 

 

 どうも、浦和サポブクメです☆

タイトルに付け加える文言、今回はすっと浮かんできたわかりやすい言葉になりました。そういう試合です。

Jユースカップのため、2か月近くの中断期間を挟み残り2節を残す高円宮杯プレミアリーグが再開されました。

気候の関係(でしたよね?)で、コンサドーレ札幌U-18とのアウェイの試合が入れ替わったため、今日のコンサドーレ札幌U-18と来週の青森山田高校との試合はホームで戦うことができます。

そして、ユースを見られている方ならご存知のように、今回のコンサドーレ札幌U-18相手には今シーズン既に2度敵地で対戦していますが、どちらも敗れています。そして、さかのぼれば昨年の夏の全国での引き分けはあるものの、ここ数年勝てていないという相手になります。

選手にとっても今年2回負けている悔しさがあるでしょうし、サポーターとしても、なんとしても勝ってもらいたい相手。トップチームに関しての因縁ももろもろあるようですが、それはユースに持ち込む必要はないと私は思うのでパス。

風はやや強いものの、晴天で良い環境下での試合となりました。

浦和としては、この大会は残念ながら優勝の可能性はなくなってしまいましたが、相手は現在1位で優勝争い真っ最中ということで、試すというよりは勝ちに来る試合。試す要素よりも本気で勝ちに来る状況のため、ここで勝つことは浦和にとってもすごく重要になります。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と23番岸伯富実、FWが左に11番堀田稜、右に28番関根貴大、真ん中に10番矢島慎也

となります。

攻撃陣が凄い相手であることは、これまでの対戦で分かっていることでしたが、やはりその印象通り、スタートから相手の鋭く激しい攻撃を浦和がしっかり凌いで行くという展開になりました。

何度かペナルティエリア内まで攻め込まれる場面などもありましたが、18番西袋裕太の激しいタックルが特に印象的だったのですが、球際のところで離さずプレッシャーをしっかりかけることができており、相手に楽に攻撃をさせませんでした。ただ、ぶつかり合いでは浦和のディフェンダーが吹っ飛ばされそうになるような場面もあり、とにかく、そのあたりのマッチアップだけでも凄かったですね。

前半の15分間くらいは、やや相手の攻撃を受けて凌ぐような場面が多かったものの、徐々に浦和の攻撃の回数も増えて行きます。

その中でも、バックラインから左サイド、10番矢島慎也を経由して右の28番関根貴大へパスと同時に20番新井純平が斜めにペナルティエリアに侵入したところへ28番関根貴大からパスを通していく攻撃は大きなチャンスになっていました。

また、28番関根貴大が右サイドでボールを受けた際に、パッと見た感じでは相手ディフェンダーがうまい具合に対応しているように見えていたものの、ボールタッチと体の動きで気が付けばディフェンダーよりもペナルティエリアに近いところまで侵入してしまっているというような凄いドリブルでの突破などもありつつ、裏へ抜け出した10番矢島慎也の攻めもありつつ、11番堀田稜が相手のプレスにあいながらもしっかりボールをキープして10番矢島慎也へつなげてシュートしつつ、真ん中の10番矢島慎也と右の28番関根貴大がお互いのポジション側の前のスペースへとスイッチしながら右を駆け上がった10番矢島慎也のクロスに28番関根貴大がヘッドで合わせたり、さらにさらにFKのチャンスで10番矢島慎也が蹴ったボールに5番佐藤大介が合わせた場面も相当惜しい場面だったり、そんな感じで前半の終盤は浦和の攻撃が相手の攻撃を上回ることで流れを奪い返した時間帯となり、25分くらいにはPKのチャンスを得たものの、ここは残念ながら決められず(こぼれ球を狙って猛スピードで詰めた28番関根貴大は良かったですが。)

良い流れの中で得点が奪えないながらも相手に主導権を渡すことはなく、前半は良いイメージで0-0で折り返します。

前半の終盤に相手のサイドバックが攻撃したいという状況をうまく見てか、そこを18番西袋裕太がロングフィードで良く狙ってチャンスにもなり、相手のサイドからの攻撃の意識を止める意味でもうまく作用していたと思います。

守備も相手のスピードや強さには苦しみながらもうまく対応できていました。

後半は、始まってすぐにシュートはそれてくれたものの、相手にうまくシュートを打たれた場面もあり、後半の出だしも前半同様やや相手の攻撃を受けるような形でスタートとなりました。

前半同様にうまくしのぎながら、10番矢島慎也の惜しいシュートチャンスが2度ほどありながらゴールには一歩届かず。

23分に23番岸伯富実に代えて14番繁田秀斗が入ります。

14番繁田秀斗は入ってすぐに、中盤でうまいポジショニングで経由役となることができ、ここも惜しくはゴールにはならなかったものの10番矢島慎也へ決定的なパスを通す場面を作りました。

この後、27分に5番佐藤大介に代わり2番西山航平、32分に11番堀田稜に代えて7番鈴木悠太が入ります。

この残り15分くらいの時間は、完全に浦和の時間となります。

ここまで0-0で来ているたのですが、なんというかレベルの高い試合で普通に面白いという感じで、いや、でも勝たないとなのですが、これまであれだけ苦しんでいた札幌に対して、上回ったプレーが連発しているこの時間帯を楽しんでいたら、ゴールが決まりました。

後半33分に、ペナルティエリア内で8番片槙吾がボールを受け、ディフェンダーのプレスを受けつつスペースに走りこんだ10番矢島慎也に、ちょこんとパスを出して10番矢島慎也がしっかり決めてゴール。時間はかかりましたが、浦和がリード1-0。

そして、その5分後の38分に今度は、14番繁田秀斗が中盤の良いポジションに入ったところにパスが入り、7番鈴木悠太へパス。テンポよく8番片槙吾に渡すと7番鈴木悠太はペナルティエリアに侵入。ここに8番片槙吾からパスが通り、7番鈴木悠太がドリブルで仕掛けて相手ディフェンダーがたまらず倒す。これでPKを獲得。

このPKのチャンスを10番矢島慎也がしっかりと決めて2-0。

この2-0に喜びつつ、「いやいや、Jユースカップでは残り数分で2点取られている」と少し気を引き締めようと必死になりつつテンションは上がりっぱなしだったのですが、選手のほうが冷静で、不用意なプレーを割けながらしっかり時間を使えるところは使いつつ、そのまま2-0で試合終了となりました。

もう、タイトルの通り気持ちの良い勝利の一言です。

単純な相手攻撃陣vs浦和守備陣で見た場合には、スピードや体の強さなどでは相手のほうが上回っている部分もありましたが、守備の部分で集中を切らさず、激しくいくところは行く、抜かれてもしっかり最後まで追いかけて楽にシュートを打たせないような姿勢、そういうところでサボらずやり切れたことが結果的には無失点につながったのだと思います。

さあ、来週の最終節も今日のような戦いぶりで浦和レッズユースの強さを見せてやりましょう!

お疲れ様でした。

ではでは~。

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/10/16/ 第16節 vs 三菱養和SCユース 3-0勝利・・・得点を奪うプレー

埼玉スタジアム第2グラウンド2011年10月16日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

テーマを持って戦うことって重要ですよね。浦和レッズユースにとっては、勝点を考えれば待っていても残留は決まる可能性は高かったのですが、今日の三菱養和戦は勝利すれば、残留が確定する試合。優勝の可能性はなくなってしまったものの、自力で達成すべきことはできるに越したことはない。

そして、プレミアリーグも残り3節となったわけですが、この試合を終えるとJユースカップ予選~準々決勝までが10月23~11月末に開催されるため、この大会を挟んで12月に残りの2試合を行うという日程になります。要するに、今年最後のタイトルを賭けた戦いの前の最後の試合が今日と言うことになります。更に、今年はJユースカップの予選がホーム&アウェイではなく、各チームのホームなどで4チームが1回総当りの3試合を行い1位と2位の上位7チームまでが本戦出場ということで、最低1勝1分で勝点4くらいは取れないと、敗退してしまう結構1試合の取りこぼしが致命的になる大会になっています。

前節の試合のブログで厳しいことを書きましたが、チーム力以上に、タイトルを狙うために必要なものが、欠けているように感じられたここ数試合の危険な流れ。

この一試合は、内容や試合運び、心構えとか、色々なものを含めて、浦和レッズユースが結果を残せていないJユースカップに臨むに当たっても確実に影響してくる試合だと思って今日は見させてもらいました。

天気は回復して良かったと思っていたら、気温上がりすぎで、この時期にしては異例の水休憩のある試合となりました。過酷ですが、ピッチコンディションの良い埼スタ第2グラウンドですので、差し引きでもやりやすさは、ここ数試合の中ではかなり良いほうだった思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と10番矢島慎也、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に15番小峯洋介

となります。

交代:7番鈴木悠太(後半30分⇒28番関根貴大)、11番堀田稜(後半34分⇒23番岸伯富実)、15番小峯洋介(後半40分⇒14番繁田秀斗)、21番小坂慎太朗(後半43分⇒19番西澤秀平)、

センターバックが19番西澤秀平から3番寄特直人に代わった以外は前節と同じスタメンになります。

三菱養和と言えば、巣鴨で戦うと拮抗した試合ながら、何か上手く得点が奪えないままに逆に得点されて0-1で負けるような試合が多いイメージ。ただ、思い返してみると昨年新井純平が途中出場で右サイドバックに入って攻撃意識を見せた時に一気に劣勢から盛り返して2点ほど返したという試合もあった(けど、試合は負けた。)

そんな、やりにくいイメージが満載です。

この試合は、どんな立ち上がりになるのかと見守ると、相手は勝点3を取るために勢い良く攻めて来るというよりは、慎重にバランスを崩さないように、失点しないようにやっているように見られました。引き分けOKと考えて臨んできているのかなという印象すら持ちました。

対する浦和ですが、やはり点を奪ってやると言うプレーがほとんど見られず。いわゆる、やられそうもないけど、得点が入りそうな気配もないという序盤。そんな中で、まず大きなチャンスを作ったのは三菱養和。ペナルティエリア近くでFKのチャンスを与えた場面で、ゴール左上を的確に捉えたシュートを放たれるものの、GK30番関口亮助が見事に反応して右手一本ではじき出し、この後の試合の流れを左右しかねない早い時間帯での失点をファインプレーで防ぎます。

こういう危険な場面はありつつも、今日の三菱養和は長めのボールを裏に入れて前線で激しく狙ってくるというような、やられたら嫌だなと思う攻撃は影を潜め、浦和の守備陣も安定して守れていたため、特にフリーキックの場面以外では危ないという場面自体がそれほど作られたことはありませんでした。

ただ、浦和の攻撃もシュート意識を考えると、ファーストシュートを8番片槙吾が狙ってディフェンダーに当たったという場面から2本目のシュートまでがかなり時間が空いたような気がします。少しボールをもらうために、10番矢島慎也が下がる回数が多すぎたり、中盤の関係性がちょっと上手く行っていないという印象。

前の試合よりはサイドのスペースを使わせてくれるため、7番鈴木悠太や11番堀田稜がサイドで受けてドリブルで仕掛けるということは出来ていましたが、クロスのタイミングや狙い、中の動きなどが相手が対応できないというところまではできていなかったように思われます。

0-0の時間が長く続いた前半中盤くらいからは、10番矢島慎也がシュートを狙うような場面はありましたが、比較的コースを限定された上で狙う流れになり、簡単にセーブされてしまうなど、崩す所までは至らず。

前半最も惜しい得点チャンスは、左サイドからの中でパスを受けた15番小峯洋介が思いきりよく狙ったシュートで、ゴール右上を鋭く捉えたシュートでしたが、先ほどの関口亮助のファインセーブ同様相手のキーパーにギリギリで反応されて得点には至りませんでした。

悪くはないのですが、前節での物足りなさが払拭されるには至らないのが本音という前半でした。

後半に入り、得点を奪うためのギアが入ってきたのは浦和だったと思います。

まずは、21番小坂慎太朗の左サイドからの攻撃参加で11番堀田稜へ渡して仕掛けてシュート。続いて、21番小坂慎太朗から11番堀田稜への左サイドでのパスが入った時に、右サイドの7番鈴木悠太がディフェンスラインの裏を斜めに走ってゴールに対して角度がない狙いやすい位置へ飛び出したところに、11番堀田稜からパスが通り惜しい場面を作ります。更に21番小坂慎太朗が左サイドから高い位置までポジションを上げて、ドリブルでペナルティエリアまで侵入して深くまで入り込んでマイナスのパスを15番小峯洋介に出すもここも防がれる(ここは、小坂慎太朗に弾かれても良いのでシュートを狙って欲しかった。)同じく、右サイドで7番鈴木悠太も簡単にクロスを上げずにドリブルで深くまで切り込んで仕掛ける場面を作るなど、より得点を奪うために近い位置まで力強く仕掛ける場面が増えてきます。

そして、待望の先制点が13分に生まれます。

前半、攻撃参加を抑えていた20番新井純平が、ここぞとばかりに右サイドバックの位置から駆け上がり、ボールを受けるとそのままドリブルで持ち上がり、ディフェンダーも交わしてペナルティエリアの深くまで侵入し、ディフェンダーをひきつけたところでマイナスのパスを出し、これに10番矢島慎也が合わせてゴール。

欲しい時間帯で、得点を奪うために一歩深くまで進入することで奪いきったゴール、見事でした。

待望の先制点を奪い、これによって三菱養和も攻めるしかないという状況になる。ここからの10分ほどで相手の反撃を凌ぎながら、追加点を奪ってしまえればより楽になるという試合運びを問われる時間帯で、しっかり2点目を奪うことに成功します。

2点目も形としては、1点目に近いもので、右サイドから20番新井純平が攻撃参加し、ディフェンダーは当然先ほどの強引なドリブルでの仕掛けもあると当然考えるため、深い位置を意識的にケアする動きをしたことを逆手にとって、今度は早めのグラウンダーのクロスを入れる。このスピードのあるグラウンダーのパスに対してゴール前には密集した状態になっている中でパスコースに入っていた15番小峯洋介から狙った場合には密集したディフェンダーに当たる可能性が高いと判断した(はず)ため、そのままスルー。そこに裏から入ってきた6番野崎雅也がこのボールに合わせて見事にゴール。

見事に相手の反撃をいなしながらの追加点に成功。

2-0

そして、更に30分に3点目を奪うことに成功します。

18番西袋裕太がセンターバックの位置から、左サイドの11番堀田稜の前のスペースへかなりの距離のロングフィードを通します。高い位置から一気に11番堀田稜がドリブルでペナルティエリアまで入り込んでマイナスのクロス。このパスに8番片槙吾が合わせて、ディフェンダーにあたりながらもしっかりボールをゴールに転がり込んでゴール(最初10番矢島慎也のゴールと思っていましたが、公式記録では8番片槙吾のゴールになっていたので、間違えないと思います。⇒10番矢島慎也のシュートが8番片槙吾に当たって入ったということのようです。⇒オフィシャルの得点が10番矢島慎也に変更されていました。これにより、得点王争いトップタイの10ゴールになりましたね。)

サイドから仕掛けて崩してのゴールで3ゴールは素晴らしいです。

この後、30分に7番鈴木悠太に代えて28番関根貴大、34分に11番堀田稜に代えて23番岸伯富実、40分に15番小峯洋介に代えて14番繁田秀斗、44分に21番小坂慎太朗に代えて19番西澤秀平と交代枠を使いながら残り時間を戦う中でも印象的な場面が多くありました。

まず、28番関根貴大は、時間帯的に攻撃よりも守備意識が強くなってきていた時間なので攻撃でのチャンスはそこまで多くなかったものの、最初に中盤の位置でパスを受けた時に相手ディフェンスラインに向かって、持ち味である果敢なドリブル突破を仕掛ける場面がありました。ディフェンスの裏、キーパーの前のスペースで、トップスピードに乗ればちょうど28番関根貴大の方が先に触れるという絶妙の位置へ、早いボールを出して、自らでキーパーよりも先に触ってしまうプレーはさすがですね。ただ、ここはキーパーに当たってゴールにはなりませんでした。

このプレーで得たコーナーキックの場面含めて数回セットプレーのチャンスがあったのですが、23番岸伯富実の蹴ったコーナーキックは非常に精度が高く、ここからもかなりゴールが生まれる空気がありました。ピンポイントに合いそうな場面が1回、28番関根貴大に通して、そこからの展開で18番西袋裕太に繋げて、ラストパスで惜しくも決まらなかったものの、セットプレーからの展開で23番岸伯富実からのボールはなかなか得点の可能性に繋がるものでした。

また、14番繁田秀斗も前回のリザーブリーグの時に感じた、プレーの際での激しさをこの試合でも短い時間ながら見せてくれており、2回ほど惜しいシュート場面もありました。

この試合、最初の2得点のアシストを決めた20番新井純平ですが、試合終盤に自らで決められる場面でキーパーに防がれてしまったので、本人としては満足はできない感じだったようですが、数節前のFC東京戦もそうでしたが、こう着状態の試合で先に得点を奪うために必要なプレーをこの試合でも見せてくれたことに見る側としては満足です。

結果的に無失点で終えられたのでOKそれも良かったです。

今日のような展開まで持ち込んだ場合には、終盤に守りの意識を高めすぎずに攻撃で押し切ってしまっても良かったかもしれません。実際に、何度か守備意識と相手の点を取るための前掛かりのプレーの中でキックミスなどで危ない場面も作られていましたので。でも、臨機応変なので、そういうミスを今後なくせるのであれば、問題ないです。

今日の勝利で、自力でしっかり来期もプレミアリーグで戦える位置まで勝点を稼ぐことができました。

そして、次の日曜日は札幌遠征。戦いの舞台は違いますが、前回悔しい思いをしたコンサドーレ札幌との再戦となるJユースカップの初戦ですから、今日の快勝の勢いそのままに勝点3を取って戻ってきましょう!

暑い中お疲れ様でした(10月中旬に言うには違和感があるw)

ではでは~。

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/10/09/ 第15節 vs 尚志高校 0-1敗戦・・・何かが足りない

鏡石町営鳥見山陸上競技場2011年10月9日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

前半戦の最終節に対戦して大勝した尚志高校とのアウェイゲームということで、福島県の鏡石町営鳥見山陸上競技場まで行って来ました。行きは下道で行ったのですが、埼スタ付近から国道4号線に入り、200キロほど延々と国道4号線を走り続けると今回の会場付近まで行けると言う非常に分かりやすい道のりでした。

震災から7ヶ月が経過する福島県ですが、市の看板が曲がったままになっていたり、道がでこぼこしていたり、瓦礫があったりと、目に見える跡も見られ、気持ち複雑な部分もありました。そういう環境で尚志の選手達は練習して、この大会を大事に戦ってきたわけですね。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに19番西澤秀平と18番西袋裕太、左サイドバックに21番小坂慎太朗(後半42分⇒3番寄特直人)、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と10番矢島慎也、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に15番小峯洋介(後半15分⇒28番関根貴大)

となります。

尚志高校は守備ラインがきれいでしたね。前線からプレスは余り仕掛けてこないものの、浦和のサイド攻撃や中盤の攻撃をよく研究していて、セオリーどおりの攻撃に関しては、かなりの確率で引っかかる前半。

攻撃は、基本的に守ってカウンターとシンプルでしたね。それでも、やってきた時には迫力があるんです。

多くはチャンスを与えない安定した守備をしていたものの、前半の早い時間に浦和の陣内で攻撃を組み立てる際のパスをカットされて高い位置からカウンターを受ける。サイドから上げられたクロスが凄く良いコースに飛び、なんとゴールになってしまいます。

6分くらいですね、0-1。

慣れないポジションだと思いますが、15番小峯洋介が良く頑張っていました。勘が良いのでしょうね、最初は動きにぎこちなさを感じる部分もあったものの、組織だった相手の4バックのラインを突破するべく、裏に抜け出したり、個人技で仕掛けたり、中盤とのワンツーで崩しにかかったりと相当質の高い動きをしていました。

でも、後半10分くらいで交代となりました。28番関根貴大投入の選択はビハインドを負っている段階では、当然の選択なのですがあれだけ攻撃で存在感を見せていた15番小峯洋介が下げられたことには結構「なんで?」という空気がスタンドに流れていたりしました。

とにかく、今日の試合は前節とは違った、「何かが足りない」という感じの試合なんです。

チャンスは凄く作ってました。

10番矢島慎也が抜け出してシュートを決めたかと思ったがオフサイドだったり、ショートコーナーから7番鈴木悠太を経由して10番矢島慎也がミドルシュートだったり、ゴール前で7番鈴木悠太とワンツーで抜け出した10番矢島慎也がシュートだったり、20番新井純平が10番矢島慎也とワンツーで中へ切れ込んでシュートだったり、10番矢島慎也が裏へ抜けた15番小峯洋介に通して惜しくもオフサイドだったり、7番鈴木悠太が左にポジションを移していた時にクロスに飛び込んだ8番片槙吾のヘディングシュートだったり、8番片槙吾の効果的なインターセプトから一気に攻め込んだり、少し代わった仕掛けでは、11番堀田稜が左サイドから駆け上がってクロスを右サイドの7番鈴木悠太まで大きく上げて折り返して中にいた28番関根貴大へという大きな展開(割とシンプルにゴール前にあげる場面がいつもは多い)、コーナーキックの際に19番西澤秀平の惜しいヘディングもありました。

それでも得点が決まらず、前の試合同様残り時間に18番西袋裕太をセンターフォワードに入れてのパワープレー。やはりというか、競り負けないでしっかりポストとして落とすので守りきりたい尚志としては、脅威になっていたと思います。この試合では、ポストで競るだけでなく、上手く自分の距離にトラップして惜しいシュートを放つシーンもありました。

それでも結局得点は奪えず、0-1と言う結果でした。

内容的に良い時間帯とか沸かせる場面は浦和も多かったです。ただ、得点して追いつく、得点して逆転するという勝負に関わる部分での気迫のようなものが足りないと言えば足りない。逆に、チャンスは多くなく、カウンターに残ったフォワード一人が全力でボールに向かって走るという尚志のほうが得点に対しての空気を感じてしまったのも事実。ロングスローを効果的に使う尚志のプレーにも怖さを感じる部分がある。

技術に関しては、浦和のほうがはっきりと上なのですが、決定的なチャンスも浦和の方が多く作ったかもしれませんが、決定的チャンスをものにする何かが足りない気がしました。

一つの比べる基準として、夏の広島遠征を思い返してみると、あの時の気持ちのこもった全力で勝ちに行くプレーが消えているようにも思います。

プレミアリーグは消化試合ですか?残り試合で1試合くらい勝てば残留は濃厚だから、それは問題ないだろうとか思っていませんか?Jユースカップになったら気持ち入れなおしてやれば勝ち進めるとか安易に思っていませんか?

少し厳しい書き方とすると、目標を低い所に置いている選手は、ピッチに立つ資格はないと思うくらいの意気込みを見せて欲しいです。スタメンに定着して満足してませんか?目標の一つが叶って満足してませんか?もし、そう思ってしまっているなら、考え直してください。それができないなら、ピッチに立たないで下さい。Jリーグの下部組織に所属するということは、そのくらい重いことなのですよ。

浦和レッズユースが今年作り出してきた戦い方というものは、かなりレベルの高い所まで到達していると思います。しかしながら、そこに結果を付ける為には別の要素が不可欠で、それが挙げたような部分なんですよ。

どういう言葉でまとめれば良いのかわかりませんが、勝負に対して自分に厳しくできる努力をして欲しいです。「やっているんだよ!」が形として見えないと評価されないのがサッカーの世界ですからね。その前提を踏まえたうえで戦ってもらって、そこから、良いな~、伸びてるな~と思うプレーは、どんどん見つけてブログで書いていきますからね!

上から目線満載で書いてしまったw

ではでは!!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/10/02/ 第14節 vs 静岡学園高校 1-2敗戦・・・前半と後半

静岡学園高校グラウンド2011年10月2日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日の試合の流れをまずは大まかに書こうと思います。今日のような試合の場合、実際プレーしている選手がどのような指示でどのように解釈して、90分を考えてプレーすることになったのかが凄く気になります。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに19番西澤秀平と18番西袋裕太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに8番片槙吾、トップ下に15番小峯洋介(⇒23番岸伯富実:後半25分)と14番繁田秀斗(⇒6番野崎雅也:後半35分)、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に10番矢島慎也

となります。

サッカーのセオリーとしてざっくり書き出してしまえば、非常に簡単な流れで

前半は浦和が相手を圧倒する戦いぶりで展開。フィールドを広く使った展開、攻守の切り替えもしっかり考えながら、サイドバックの攻撃参加も見え、理想的な攻撃の形。両サイドの前線の選手がバックラインからのフィードを受けてサイドを切り裂く攻撃。そして、前半10分で7番鈴木悠太がサイド攻撃から持ち込んでゴールを決めて先制点で1-0。

攻勢を続けながらも、追加点までは届かず進みながらも、38分には相手が2枚目の警告で退場して数的優位もできるというこれまた理想的な展開。

追加点は入らなかったものの、後半の最初に当然相手が点を取りに激しく来る所を凌げば問題なく勝ちきれるだろうという展開。

・・・が、後半に入ると、何か重りを背負ってプレーするかのうように積極的な展開はなく、守備ラインは上がれるタイミングでも上がらず、相手は当然の如くというよりやや、オーバーワーク気味な激しい動き。一人少なくて、あれだけ激しい運動量を見せていれば最後までは持たないだろうと言うくらいの状況。

何か守備に意識を置き過ぎるようなプレーが相手にPKを与える流れになり、同点にされ、更に危険な空気の時間帯のセットプレーで見事に逆転されてしまい、その後の反撃も実らず敗戦という流れ。

正直な所、今日の相手は浦和と比べると数段レベルが劣る相手で、この時期にコンディションを上げてくる高校のチームとは言っても前節の流経大柏高校とは全く異なる相手でした。

正直、後半は何かおかしかったので、余り書きたくないです。

前半に関しては、とにかくロングフィードで相手を切り裂くような展開を狙い、18番西袋裕太や21番小坂慎太朗、少し下がり目の位置に下がった際の10番矢島慎也などから鋭いフィードで展開が何度も見られ、ちょうど自分が見ている位置からは見難い浦和の右サイドの攻撃が多く、7番鈴木悠太と20番新井純平の絡んだ攻撃が何度も見られ、攻守の切り替え自体も早く、オーバーラップを多用しながらも守備でもしっかり相手の攻撃を抑えるプレーを見せていました。左サイドの21番小坂慎太朗も、ここ数試合の中で最も落ち着いて安定した動きで、いわゆる右サイドの20番新井純平の思い切りよいオーバーラップとは対称的な、スルスルとタイミングでいつの間にか攻撃的な位置に上がって攻撃参加もするプレーが見られましたし、全体的に安定感がありました。当然、思った以上に相手のプレスが緩かったこともありますが、とにかくこの相手にはこれで押し切ってしまえば、完璧という内容だったと思います。

久しぶりにセンターバックで先発となった19番西澤秀平も落ち着いたプレーと相手の前線がプレスに来ない時には思い切って持ち上がって高めの位置から攻撃展開をするなど持ち味を見せていました。

後半の良かった部分は、逆転された後に25分ごろから投入された23番岸伯富実の中盤での効果的なスペースを上手く使った動き。視野広く動けていて効果的だったと思います。

また、パワープレーという形にしなければならなかったこと自体は良くないのですが、得点を取るために18番西袋裕太がセンターフォワードの位置に上がった際に、チーム全体でその割にシンプルに高いボールで競らせる意識が浸透していないように感じましたが、20番新井純平はそこをしっかり意識して18番西袋裕太が競りやすい高いボールを放り込んで、そのボールに対して高い確率で18番西袋裕太は競り勝っていた。最終的には、18番西袋裕太が競りやすいボールを他の選手も蹴るようになっていて良かったです。そして、最後の最後に8番片槙吾がペナルティエリアまで持ち込んで倒されたところは、PKだったんですけどね。

サッカーの試合運びで言えば、前半に2点目を取るべき時間帯に取れなかったことが最大の敗因。危険な時間帯のセットプレーに対する対処の甘さ。この2つで説明できる試合でもあったと思います。細かく言えば、センターフォワードタイプとして存在感を見せていた進昂平や決定的な仕事のできる関根貴大が国体でいなかったために、点を取ることに特化したタイプの切り札が不在ということもあるかもしれません。

ただ、今日に関しては例えば、彼らがいて逆転して3-2で勝ったとしてそれでOKだったかなという気になる部分があったんです。知る必要はないけど感じるモヤモヤというか。どこかでミスリーディングが起きているのではないかという不安。いわゆる誤解を招く表現で伝える側と受ける側の意識にズレが生じるような現象というか・・・。

後半スタートに感じた違和感は、反撃してくる相手をいなすための守備意識に対して、指示と解釈にズレがあったのかもしれないとか、勝手な想像ですが。言葉って凄く難しくて、「走れ」「守れ」「上がるな」とか、シンプルな指示も、実際には「臨機応変に走れ」「最初10分は守備意識を強く」「相手が前掛かりに来る時間帯はできるだけ上がるな」など、シンプルな言葉にも裏に意味があることが多いんですよね。

よくわかりませんが、今日の場合は何人かの選手が後半になって指示に縛られているようにも感じられたのも事実です。

サポーターという立場で言えるのはこのくらいまでで限界です。選手間の話し合いは凄くできていると思います。どうして?と思うような指示に対しては、納得できるまで指示を出した人に聴くことも、やらなければならないことだと思いますし、プロを目指すのであれば、その部分のコミュニケーション力は必須能力になると思います。まずは自らで解決を目指してください。

話がかなり逸れてすみません。

来週の遠方アウェイ。気持ち良く勝ちましょう!

お疲れ様でした。

ではでは。

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/07/16/ 第9節 vs青森山田高校 1-3敗戦・・・簡単だけど難しいこと

青森山田高校2011年7月16日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

先週の札幌遠征に続き、今週も浦和レッズユースにとって過酷な遠方遠征となる青森遠征。第9節の対戦相手は青森山田高校・・・というよりも、今の浦和レッズユースにとっての敵は自らになっているとも言えるのかも知れません。

この試合のスタメンは以下、

GK16番高浪祐希、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

控え:1番三上綾太、18番西袋裕太、19番西澤秀平、23番岸伯富実、28番関根貴大、となります。

前節のコンサドーレ札幌U18戦からキーパーが16番高浪祐希に代わり、右サイドに7番鈴木悠太が復活と言う布陣になりました。

試合開始から、ディフェンスの集中力が感じられ、まずは相手の勢いを凌ごうと言う意図が感じられる試合の入り方をした浦和でしたが、リズムを掴むために重要な6番野崎雅也のところのマークがきつく、ディフェンスラインからの攻撃の起点として6番野崎雅也にボールを入れられずに、サイドサイドに偏った形になり、更にこれは最近どの相手もやってくるのですが、浦和のスピードある攻撃で相手の脅威となる両サイドのスペースを空けないように集中して守られる形を青森山田も当然の如くしっかり行ってきたことから、サイドの選手を使った攻撃が引っかかりロングボールからカウンターという形を作られ、守備の意識は高いものの、リズムを作るためのパス回しができないままに、自信を持ってパスを回せないように見えました。

前線でのプレスが激しい青森山田でしたので、ある程度絞りやすい形にはまってしまった中で狙いやすい状況もあり、ディフェンスラインからのパスを狙われ奪われてしまい、10分まで行かない所で早くも失点してしまいます。

浦和も3番寄特直人が何度かロングフィードを使った大きな展開で打開を図ります。失点後のチャンスとしてそのロングフィードから11番堀田稜が仕掛け、10番矢島慎也へパス。そこからシュートを狙うも決められず。

守備ラインのところが、不安定な中で、やってはいけない2失点目を早くも15分に決められてしまい、バランスをとろうとする試みが逆に消極的なパス回しになってしまっているところで苦しい展開になってしまいます。

2失点目以降は、11番堀田稜がサイドばかりではなく、中に切れ込んだり、そこに10番矢島慎也が絡んだりと工夫した攻撃を見せることで青森山田のハーフで攻撃を仕掛けられる回数が徐々に増えていきます。

前半の内に1点返しておきたいところでしたが、前半は0-2のまま終了。

後半に入り、3番寄特直人がタイミングで攻撃参加するなど、普段ではあまり見られない狙いを見せることで相手の守備をやや混乱させることに成功し、後半の序盤は浦和ペースで試合が展開されます。6番野崎雅也を経由して14番繁田秀斗、10番矢島慎也、11番堀田稜と細かいパスでテンポよく仕掛けるような前半には見られなかった展開も作り出すことができたり、打開するために10番矢島慎也が個人技で打開してミドルシュートを放つなど、前半に比べて圧倒的に得点の臭いがしていたものの、得点には至らないまま迎えた後半20分に、ゴール前でフリーキックを与えてしまい、ここで相手のトリックプレーに引っかかってしまい、致命的な3失点目を喫してしまいます。

その後、2番西山航平に代えて19番西澤秀平が入り、その後、5番佐藤大介に代えて18番西袋裕太が入りますが、この交代の意図が得点を取りに行くための交代には感じられず、どういう意図なのかな~と思いつつ、試合が進み、残り10分くらいのところで12番高田拓弥に代えて28番関根貴大、14番繁田秀斗に代えて23番岸伯富実が投入されます。

28番関根貴大が前線で力強くボールをキープして惜しいチャンスも何度か生まれたものの、残り時間が少なすぎて結局試合終了間際にPKを得て、10番矢島慎也が決めて1点返したものの試合はそのまま1-3で終了となりました。

とりあえず、見ていた側として出そうな感想として、審判の判定がブレブレでやばかったとか、3点取られた時点でこの試合は経験を積むため、2日後の彩の国カップへ向けて主力を休ませることや、トレセンに参加する選手を余り疲れさせないために遅く起用するという目的の試合にするとベンチが判断しているのかと考えた方も多かったと思いますが、それはそれとして、選手達の気合いの入り方とは裏腹にこういう結果になってしまったことについて少し自分は書かせてもらいたいと思います。

ちょうどクラブユース選手権の予選の横浜FC戦辺りから、分かりやすいくらいに浦和の長所を潰すための研究をしてきているというチームが続き、選手達としても、やりにくい状況になってきているのは明らかになっています。

そんな簡単なものではないですが、両サイドの選手が走るスペースを与えない自由にさせないような試みと、攻撃の起点とリズムを作るポイントとなるボランチのところを経由させないようなプレスのかけかたとか、わかりやすいことをされていて、それにはまってしまっている。上手くいかないから、少し消極的になってしまっている。

これが、苦戦の要因だとは思います。

確かに、相手チームの場合は入ってしまうような惜しい場面が浦和の場合にはことごとくゴールからそれてしまうなど少し運の無い所もあるとは思います。

結果には結びついていませんが、相手の研究にかからないような工夫が見られているのも確かで、青森山田高校との試合で言えば、11番堀田稜がサイドばかりではなく、中へのドリブルを試みることを何度か加えたことで相手守備陣は明らかに混乱していましたし、それにより開いたスペースに5番佐藤大介が上がったり、10番矢島慎也がサイドに流れたり、効果的な場面もありました。

3番寄特直人の攻撃の仕掛けも、効果的に作用していました。

攻めで停滞しそうな時の試みとしては、このような工夫を続けていけば全く問題ないと思います。

問題は、失敗を恐れるメンタリティが先行してしまっていることなのかもしれません。

本来であれば、浦和の形を作ってバランスの良い流れを作って、それでも相手が浦和の攻撃パターンを研究してきて崩しきれない時に工夫して打開していく流れになるべきが、その前の段階で相手に主導権を奪われてしまい、ビハインドを返すために工夫するという悪循環になってしまっています。

浦和のチームバランスがボランチにあるのであれば、そこを徹底的に狙われた時には主導権を握るまでは2ボランチにしても良いと思います。今年のチームは考えてプレーすることができる選手が多いと思いますので、良い意味での「臨機応変」を見せて欲しいです。頑ななバランスではなくて、柔軟性のあるバランス。簡単そうで結構難しいとは思いますが、今年の浦和がやろうとしているサッカーの完成形は、相当レベルの高いところにあると思いますので、これらの実践を強いメンタルを持って行うべきだと思います。

「何?ボランチを徹底的にマークしてくんの?じゃあ、その分そっちが手薄になっているところを突いてやるよ。」

くらいの意識で。人数は同じなんですから、相手が過剰に対応する場合はその分どこかが手薄になるわけですから。

メンタルだけでサッカーは勝てるものではないことは、あるところを見ていれば分かると思いますが、今年作り上げてきたベースとなる戦術は浦和レッズユースにはあるのですから、そこで自信を失わないで下さい。自信を持ってください。絶対どこ相手でも通用するベースを持っているんですよ。

なんか、まとまらない文章になってしまいすみません。

2週連続の遠方遠征お疲れ様でした!

ではでは~!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/07/10/ 第8節 vsコンサドーレ札幌U-18 1-3敗戦・・・全国レベルの厳しさ

札幌サッカーアミューズメントパーク(天然芝)2011年7月10日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

やってきました、札幌の地。全国リーグとして新たにスタートした今年の戦いですが、比較的近い場所が多く全国での戦いと言う印象が今一つ薄い感じもしていたものの、ここに来て全国での戦いという名にふさわしい遠方でのアウェイでの試合となりました。

よくよく考えてみると、夏の全国大会で福島、夏の遠征で海外などは、これまでもあるものの純粋に試合や大会として遠くの地へ遠征してアウェイで戦うという機会はこれまでほとんどなかったんですよね。

トップの試合に多く足を運んでいたときは普通でしたが、下部組織の試合ではある意味初めてに近いというか、相手には慣れ親しんだ、浦和にとっては初めての会場でのアウェイでの戦いとなりました。

暑すぎる埼玉と比べて、びっくりするくらい快適な気候の北海道は札幌の今回の会場となった札幌サッカーアミューズメントパークは、一見するとアウェイということを忘れてしまうくらい、やりやすそうな環境に試合前は感じられたものでした。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に27番金野僚太、真ん中に12番高田拓弥

控え:15番小峯洋介、18番西袋裕太、24番中村駿介、28番関根貴大、GK16番高浪祐希

となります。

最近のメンバー構成から考えると、右サイドの7番鈴木悠太が今日は体調不良で帯同自体しておらず、その位置にこの大会初スタメンとなる27番金野僚太が入りました。U17日本代表での戦いを終えた20番新井純平は、おそらく他のチームでは同大会に参加していたメンバーが普通に出場していたため、参加できないという状況ではなかったとは思いますが、今回の遠征自体に帯同していませんでした。

試合の入り方は決して悪くはなく、いつもよりも10番矢島慎也がボランチに近い位置くらいまで下がってボールを受ける回数が多いとは感じつつも、12番高田拓弥の動きの質も良く、スタートからしばらくは浦和がこの試合のペースを握るのではないかという展開でスタートします。

実際に、先制点は浦和。左サイドをドリブルで持ち上がった11番堀田稜が絶妙のクロスを上げると相手キーパーが処理できずに前線での攻撃に運動量豊富に絡んでいた12番高田拓弥が押し込んでの先制点となりました。

試合の入り方、早い時間での先制点と、遠方アウェイでの戦い方としてはこの上ないスタートを切れたのですが、先制点の後の流れが、浦和としてはやってはいけない展開でした。

浦和ペースでの序盤はコンサドーレ札幌の良さというものはあまり見えなかったものの、浦和の先制点の後に当然のごとく相手は反撃してくるわけで、そういう時間帯をいなしてペースを渡さないサッカーをしていく必要があったのですが、守備陣が受けてしまい、やや対応が遅くなったところで、同点ゴールを決められてしまいます。

この得点を決めた選手がU18日本代表にも選ばれている札幌の11番榊翔太になるわけですが、代表だからということではありませんが、なるほどストライカーだなという質の高いプレーを見せられてしまったという印象でした。

この失点の後、更に相手が攻勢になることは当然の流れになるのですが、更にこれを浦和が受けてしまうことで試合の流れが完全に攻めるコンサドーレ札幌、守る浦和という構図に代わってしまいます。

こうなると、この世代別の代表に呼ばれている選手が多い札幌だけあって、個人のプレーの質の高さを見せつけられるような形になり、正確なパス回しと前線にストライカータイプがしっかり待ち構えてゴールを狙っているという状況を容易に作られてしまい、チームとして相手を翻弄していくべき今年の浦和のサッカーが影をひそめてしまう展開になってしまいます。

それでも同点という状況なので耐えて行けば、問題ないアウェイという場所での試合運びにもできたはずだったのですが、風の影響もあったかもしれませんが、浦和のミスから失点を喫してしまい、1-2と追いかける状況へと追い込まれて行ってしまいます。

この失点が前半15分くらいでしたので、これ以降前半の残り30分くらいは完全に札幌ペースになりました。

本来であれば、ポゼッションは浦和で相手を走らせて浦和ペースで展開という形を見事に相手に渡してしまう形になりました。中盤での動きの質でも相手が勝っており、前半はとにかくやられたなという印象でした。

実際、GK1番三上綾太の連続ファインセーブがなければ、更に失点していた可能性も十分にあったわけで、前半終了を1点差で終えられたことで後半に可能性を残すことはできていました。

とにかく、後半は中盤の主導権を相手から奪い返すような動きがまず必要で、そこが上手くいけば前線の選手交代など使いながら攻めていけば、まだまだ勝機はあるという考えで後半を見ていました。

後半スタートから5番佐藤大介に代わり18番西袋裕太が入ります。18番西袋裕太はセンターバックの位置に入り、3番寄特 直人が左サイドバックの位置に入りました。

守備ラインを変更してきた浦和でしたが、ペース自体は後半もしばらく札幌が握り、浦和は守備に追われる形になります。

前半気になっていた、浦和の中盤での距離感や動きの質の悪さが少しずつ改善され、14番繁田秀斗の動きが良くなってきた流れの15分に11番堀田稜に代わり28番関根貴大、12番高田拓弥に代わり15番小峯洋介が入ります。

とにかく相手のプレーの質が高く、浦和も対抗するために質の高いプレーが求められたこの試合の中で、まずは最前線でボールを収めるために10番矢島慎也がセンターフォワードの位置へと上がり、中盤の活性化と思い切りの良い攻撃での仕掛けを15番小峯洋介と28番関根貴大にという狙いが見えて良かったですし、実際にこの交代と試合終盤に27番金野僚太と代わって入った24番中村駿介らが見せた中盤でのプレーにより後半の終盤は浦和の大きな得点チャンスも何度か訪れていました。

ただ、結果的には前がかりになったところで反撃を受けたところで守備ラインでの対応を一度誤ったところをしっかり決められてしまって結果的には1-3の完敗という結果になりました。

正直今日の相手は強かったです。個々の能力も高かったですし、パス回しのミスもほとんどなく、試合の中での勝負どころでのプレー(同点ゴールを決められたところ)、後半終盤で前線を走り回れる選手を投入して浦和の前がかりのところを常に狙いミスを誘い、少ないチャンスでダメ押しの得点をしっかり決めてしまう。

ただ、悔しかったのは、浦和が今年やってきた浦和の強さを自分たち主導で落ち着いて行うことができなかったことであるわけでして、以前確かに聞いた「今年は突出した選手がいないからチームで戦うことができていることで強さを見せられている」ということができていなかったことでして、今後はこの部分をもう少し突き詰めて(自信を持って自分たちの形に持ち込む)ことをして欲しいなと思います。

とにかく、このレベルの相手と対峙する時には受けてしまっては必ずこういう試合になります。

確かにこの全国リーグも既に8試合目となり、どのチームも浦和の長所を消すプレーをしっかり研究してきていますが、中盤でのポゼッションに関しては、これまで今年の浦和レッズユースがやってきた動きやプレーがしっかりできていれば研究されたからどうこうというほど簡単に対応されるものではないと思っています。

攻撃の際の仕掛けに対する対処は、研究されればされるほど更に更に工夫が必要になり得点も簡単にはできなくなっては来ると思いますが、その前にやるべき、主導権を握るための浦和のプレーまで見失ってはだめですよ。

この辺りが、どの試合でもできることでドッシリしたチームになるわけで、それがそこからの崩しを考える楽しさや手応えに繋がっていくわけですから。できるのだからやってください。できないのであれば、やれとは言いません。

試合後に挨拶に来てくれたときに、悔しくて下を向いてしまいたいような終わり方の試合でしたが「次は勝ちます!」と力強い言葉が聴けたのは嬉しかったですし、その言葉を信じますので次の青森山田戦では、今年の浦和の強さをまず自らで崩さないように見せつけて主導権を握り、そこから相手のスカウティングを崩すような攻撃での試みを多く見せてください。

サイドバックの攻撃参加、中盤での細かい仕掛け、バックラインからのロングボールでの大きな展開から一気にフィニッシュまで持ち込むスピードある攻撃、更に時には強引なストライカーらしいプレーに戻って仕掛けることができる選手はそれをやっても良いですし、それら全ての基になるのが、中盤でのポゼッションで相手を上回ることですからね。

期待しています。

試合は敗戦で悔しいですが、冷静に考えるとやはり、このレベルの相手と相手が慣れたグラウンドで戦うアウェイゲームというのは本当に経験値を積めるので、良い舞台が浦和には用意されているなと思うのも本音です。

ではでは~!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/07/03/ 第7節 vs三菱養和SCユース 0-1敗戦・・・悪い空気をすみません

三菱養和会 巣鴨スポーツセンターグラウンド2011年7月3日

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズサポーターに限らずだと思いますが、応援しているチームが負けたりすると、自分の応援が足りなかったとか思ったりすることが多々あります。なんか、そういうものを今日は自分が持ち込んでしまったのかな~と思ったりしています。

こちらのブログを読んでくださっている方にはご存知の通り、U17ワールドカップの日本代表に浦和レッズユースから参加している新井純平を応援にメキシコに行っていました。ただ、浦和レッズユースの全国リーグの再開には合わせたいということでこの日の試合観戦に間に合うように日程を組みました。

メキシコから日本へ帰国する日。早朝にメキシコ・シティのホテルから空港へタクシーで向かうと連日降り続いている雨の影響で空港へ向かう道が冠水状態で1台がやっと通れるくらいの水が少ないところに車が殺到し、大渋滞。これによって、なんと帰国便に間に合わず、当日日本に向かう便がないということで、まさかの経由地ダラス(アメリカ)で一泊することになってしまい、翌日の空いている便で帰国することになりました。成田空港到着が13:05予定だったので、今日の試合の巣鴨へ向かえば15:30の試合にギリギリ間に合うという計算・・・してたら、その便の出発が普通に30分遅れ、到着も20分ほど遅れ、更に間に合うための手段となる京成スカイライナー13:59発には間に合わず、節電ダイヤでその次の電車はキャンセル。結局、その次のスカイライナーで現地に着いたのが試合開始5分過ぎくらいから。それ以外にもダラスで仲良くなった人との待ち合わせが上手くかみ合わずだったり、滞在先のホテルの住所を確認しないで出かけて帰りにタクシーで帰る時に系列のホテルがダラスにたくさんあって行き先に苦戦したり、まあそんな感じで悪い流れをこの試合に引っ張りこんでしまった感じというか、こういうのは結構責任感じます。さらに、相性の悪い相手でここではすっきり試合が進まないことが多いと思ってしまったり。チームの敗戦の反省や、次の札幌遠征で切り替えて戦うことなどはやっていると思うので、何か上手く行かなかった流れの責任の何%か自分も背負わせてもらいます。。

ということで、試合。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

控え:18番西袋裕太、24番中村駿介、25番進昂平、28番関根貴大、30番関口亮助

となります。

この中断明けから、登録メンバーが30人に変わったとか?よくわかりませんが、これにより、より多くの選手を登録してチャンスを待ち、試合直前にアピールできたメンバーが出場できるわけですね。

ブクメが到着したのは前半開始5分過ぎくらいなのですが、これまでの間に14番繁田秀斗の惜しい得点チャンスがあったそうです。

試合展開としては、浦和の攻撃の一つのオプションとなる両サイドの前線の攻撃に対してしっかりマークについて浦和の長所を潰そうとする意図を感じました。実際にこれにより、サイドを使っての攻撃がかなり封じられてしまっていたように感じます。

また、このグラウンドは通常のグラウンドよりも狭い人工芝ぐらうんどで、ややサイドチェンジなどの際に目測を誤ってラインを超えてしまう場面もなんどか見られました。

このような試合の時には、両サイドバックも攻撃参加して入れ替わりながら仕掛けたりすることが必要になるのですが、相手の攻撃もサイドが上がろうとするスペースを狙う印象もあり、なんというかシンプルに正確に狙ってというよりは、中盤に入ったらやや雑にフワリとしたボールをとりあえず前線に放り込み、そこに前線の選手が鋭く狙ってくるというのでしょうか、とにかく正確ではないのに結果的に危険な攻撃になってしまうような、ディフェンスとしてはやりにくい攻め方をしてきます。

それにより、サイドも攻撃参加に集中することはできないような様子でしたね。

そのような中で、前半はリズムよく攻撃ができず、しかしながら決定的に危ないシーンも少ないというような、養和戦にありがちな展開で進んでいきます。

リズムが良くないため、なかなか12番高田拓弥にボールが収まらず、サイドもスペースを狙ってという形が先ほど書いたような理由でなかなか上手く行かない印象。

前半のチャンスとしては、6番野崎雅也から右へ展開された、パスを受けた7番鈴木悠太が仕掛けてクロス、飛び込んだ12番高田拓弥に僅かに合わずのシーンや、同じく7番鈴木悠太からパスを受けた10番矢島慎也のシュート、タイミングを見ながらの5番佐藤大介の攻撃参加、また、サイドをケアされる守備を突破するために、7番鈴木悠太が中へのドリブルで切り込むなど工夫も見られたものの、シュートがいずれも枠を捉えられません。前半最後にフリーキックのチャンスで、5番佐藤大介が直接ゴールを襲う鋭いシュートを放つも相手キーパーに弾かれて得点には至りません。

前半は0-0で終了します。

後半に入ると、浦和は細かい仕掛け、トリッキーな仕掛けで打開を図りだし、これにより前半に比べると相手が対応できず、突破できる回数が多くなります。

前半から、養和の選手の数名が激しいプレスというより少しラフなプレーが目立ち心配されましたが、その流れが悪い結果を生んでしまいます。右サイドで安定した守備をしていた2番西山航平がファールを受け、顔から出血(細かくは不明)でプレーを続行できず。早い段階で守備の交代を余儀なくされます。代わって18番西袋裕太が入り、右サイドバックに4番小出啓太が入り、18番西袋裕太がセンターバックの位置に入ります。

なんというか、前半を踏まえて対応しようと浦和の選手達が考えてプレーして、サイドではなく中を通すパスを使ってみたり、細かく打開するプレー、12番高田拓弥の動きも後半は正確さを増すなど、やりにくそうな展開は変わらないものの、後半は前半より可能性を感じるプレーが増えた印象があります。

後半15分に7番鈴木悠太に代わり28番関根貴大が入ります。リズムが良くなったとは言えないものの、代わった28番関根貴大から10番矢島慎也、12番高田拓弥とテンポ良い攻撃なども見え始めます。

更なる攻撃のバリュエーションを加えるために、25番進昂平を準備しているところで、ディフェンスラインの裏にパスを通され、GK1番三上綾太が飛び出すも一歩相手が先に触り失点。

決定的にやられている印象がないなかで反撃を試みようとするところでの失点が痛かったです。。

失点後に12番高田拓弥に代わり25番進昂平が入り、反撃を試みます。

浦和がやや押している後半終盤の時間帯で連続で獲得したコーナーキックのチャンスで18番西袋裕太が競り勝って味方にヘッドで繋げて狙うと言う場面が何度か見られましたが、これも得点までには至らず。

後半40分に5番佐藤大介に代えて24番中村駿介を投入して、なんとか得点を奪おうと残り時間得点を狙うも、結果的に得点はできずに0-1で試合終了。

やられた感じはないものの、終わってみると負けていたという、三菱養和との試合の時によくある展開での敗戦となってしまいました。

決定的に何が悪かったと言い難い試合でしたが、今後更に研究されることを考えると以前から触れている、スカウティングに負けないバリュエーションをどんどんトライしていく必要が今後は多くありそうですね。今日の試合を見ている限りでは、後半10番矢島慎也が絡んだ何度かのプレーで見られた、細かいトリッキーなプレーでの2人3人が絡んだコンビネーションは、相手も対応できていませんでしたので、このようなプレーを織り交ぜながら、相手がここを潰せばOKという状況ではない工夫でペースとリズムを掴んで、いつもの浦和の戦い方に相手を引き込んでしまえればよいかと思います。

さすがに全国リーグは簡単ではないですね。やりがいがあるでしょう?

さて、この試合の後に練習試合が行われたのですが、その試合は、24番中村駿介のゴールで1-0で勝利しました。怪我から復帰した15番小峯洋介が久々に登場し、ボランチの位置で持ちすぎず上手く捌き中盤でよい距離感で攻撃に絡んでいました。良い感じです。また、左サイドで前線の13番長谷優と左サイドバックの21番小坂慎太朗が、サイドからの攻撃をどんどん仕掛け、アピールしてました。これも良い感じです。

ということで、次は今節勝って浦和より上に行って首位に立ったコンサドーレ札幌U18とのアウェイでの試合になります。

きっちり勝って首位を奪回してやりましょう!

蒸し暑いコンディションの中お疲れ様でした!

ではでは~。

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/04/30/ 第3節 vs東京ヴェルディユース 1-1引き分け・・・追加点の重要性

埼玉スタジアム2002第2グラウンド2011年4月30日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

先週末の彩の国カップ予選を挟み、今日は2週間ぶりの高円宮杯U18プレミアリーグとなります。第3節となるこの試合の対戦相手は東京ヴェルディユースとなります。ホームでの対戦となりますので主導権を握って勝ちきって欲しいのと、前節の課題となっていた相手が得点を取りに来た時に、ドッシリとかわせるかや、決めるところで決めて試合を優勢に進められるかなどいくつかのポイントを考えつつこの試合を見させてもらいました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と14番繁田秀斗、FWが左に10番矢島慎也、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

なんとなく、去年からU16日本代表(U17日本代表)に触れる機会が多いことから、浦和レッズユースの20番新井純平と東京ヴェルディユースの24番高木大輔を見ているので、彼らの対決も気になったりはしていたのですが、ちょうど彼らはU17日本代表のスロバキア遠征に行っているためどちらもいないという状態での試合となります。

20番新井純平がこのゴールデンウィークの3試合に出場できないため、登録メンバーとして24番中村駿介が出場可能選手として登録され、早速ベンチ入りしていました。

東京ヴェルディユースのイメージとしては、細かく細かくテクニックと連携で攻め込んでくると言うイメージがあり、前節のFC東京U18同様に、プレーの面ではよく言えば気持ち前面に、悪く言えば荒っぽく汚くプレーしてくるイメージもありつつ、要するに前節の課題からの改善振りを見るには絶好の相手ではないかということで楽しみでした。

右サイドバックの位置に2番西山航平が先週の彩の国カップ予選と同じく入り、それ以外にこの試合ではトップ下の14番繁田秀斗とのペアを8番片槙吾とし、普段トップ下の10番矢島慎也が左サイドへ入ると言う変更点がありました。

この変更では良い点と悪い点の両方が見られたと思いますが、試合開始からしばらくは、8番片槙吾と10番矢島慎也が時折ポジションを入れ替えながら、10番矢島慎也の持ち味も見えていたのですが、比較的東京ヴェルディの守備陣にケアされていた部分もあったのかもしれませんが、比較的消されていた時間が長かったように感じます(攻撃面では消されていたものの、前線からの潰し役としてのプレーは結構効いていました。)

しかしながら、この試合の一つのポイントとして、ボランチとしての経験も多く摘んでいる8番片槙吾がトップ下に入ったことでトップ下ながら守備面でも気の利いたプレーをでき、14番繁田秀斗がのびのびと動けるようなバランスをトップ下に生みつつ、いつもより前目にいることで攻撃参加の際の頭を使ったプレーなど凄く生きていたと思います。

ボランチの6番野崎雅也もこれにより、比較的攻撃に絡める動きをした際に少しバランスを崩しても攻撃参加できていたように思います。

フォワードの12番高田拓弥の裏への抜け出しは、大分研究されるようになってきたものの、それでも前半序盤は相手のディフェンスラインを欺いて裏へ抜け出す惜しいシーンが何度か作れていました。

7番鈴木悠太の縦へのドリブル突破などでも攻撃の機会を作り、序盤の試合の流れを浦和がホームらしくしっかり掴んでいました。そんな中で、試合を更に有利に進められる先制点を早い時間で浦和が奪います。

東京ヴェルディのペナルティエリア内に攻め込んだ際におそらく相手ディフェンダーがクリアしたボールだったと思いますが、そのボールが密集地帯から外れた6番野崎雅也の前に転がり、やや距離のあるところから思い切りのよいシュートを放ち、これがゴールに突き刺さります。

見事なゴールで先制点を奪います。たぶん、15分くらい。

時間帯は違うものの、これで相手としては点を取りに来るために前掛かりにならなければならないという展開となり、前節の課題をしっかり克服するための流れが作られました。

全体的に守備ラインも安定しているものの、時々出てしまうパスミスが少し気になりました。それでも、前線含めたプレスの意識やフォローの動きなど毎試合バランスよくなってきているように思えます。

前半はその後、10番矢島慎也のミドルシュートや、ペナルティエリア内で得た間接フリーキックのチャンスでの12番高田拓弥が下げて10番矢島慎也のシュート(壁は越えたものの、ゴール前に残るディフェンダーに書き出される)、またカウンターのタイミングで8番片槙吾を経由しての右サイドへの素早い展開で7番鈴木悠太が持ち上がるなど、見事な展開が何度も見られました。

危ない場面もあったものの、1番三上綾太の好セーブで防いだり、思っていた以上に浦和が主導権を握った状態で1-0とリードして前半を終えます。

1-0リードの状況での後半のポイントはやはり開始からの相手の攻撃を如何に凌いで追加点を奪っていくかということになるわけですが、危険と思われる最初の15分ほどを落ち着いて浦和が切り抜けます。

まず、前回のような一気に主導権を奪い返されるようなことなくバランスよくプレーしつつ、次は追加点ということでしたし、その流れもあったとは思います。

右サイドからの7番鈴木悠太の攻撃が2度ほど惜しいチャンスを作りました。まず、サイドに切れ込んでのファーサイドへのクロスが14番繁田秀斗へ通りシュート、こぼれたところに12番高田拓弥が押し込もうとするもキーパーに抑えられてしまいます。2度目のチャンスでは、サイドからのクロスを受けた8番片槙吾がつめてくるディフェンダーやキーパーの位置を見極めてのループシュート。これが、惜しくも枠を外れ、ギリギリで飛び込んだ10番矢島慎也の頭にも惜しくも合わず。

この流れで、浦和は2番西山航平に代わり23番岸伯富実が入ります。攻撃的な23番岸伯富実が右サイドバックに入ったということで、おそらく守備よりも追加点に重点を置いた交代だったのだと思います。この後、5番佐藤大介の攻撃参加から12番高田拓弥が裏へ飛び出したところへの惜しいパスなどありましたが届かず。

よし、追加点を取りに行くぞというところでしたが、この後同点ゴールを決められてしまいます。交代したサイドを狙われたということでも守備のバランスが崩れたということでもないのですが、少しシュートコースが空いた所を豪快にシュートを決められてしまいました。この時は得点者はよくわからなかったのですが、後で得点者を見たら12番前田直輝・・・昨年のプリンスに続き、また昨年の国体埼玉県のメンバーだった前田直輝に決められたと知ったときにはイラっとしました(ちょっとだけw)

さてさて、ちょっとこの辺からというか、結構前からと言えばそうなのですが、東京ヴェルディユースの選手達が荒っぽい感じになっていまして、布石はあると思いますし、浦和の右サイドを攻め込んだ時の23番岸伯富実が倒したように見えて、主審の判定がダイブで相手フォワードにカードが出され退場、退場の選手が大暴れのようなシーンがあったり、明らかな報復があってもカードが出なかったりとちょっと雲行きの怪しい感じにはなっていたのですが・・・その辺は後ほど触れます。

失点の後、浦和は14番繁田秀斗に代わり11番堀田稜が入り、更に7番鈴木悠太に代えて18番西袋裕太が入ります。ある程度パワープレーで中盤の位置で起用されることの多い18番西袋裕太ですが、今日は本職(?)のセンターバックに入り、4番小出啓太が右サイドバックへポジションチェンジ、23番岸伯富実が右サイドに入りました。11番堀田稜は左サイドへ、10番矢島慎也はトップ下の位置に入ります。

数的優位を生かして浦和が攻めると言う形にはおそらくなってはいませんでしたが、それでも18番西袋裕太の武器となっているロングフィードからの精度の高い大きな展開で一気に左サイドの11番堀田稜へ通してのチャンスメイクも数回あり、更に決定的なチャンスで8番片槙吾のコースを狙ったシュートはポストに跳ね返り、そこに12番高田拓弥が押し込んだように見えましたがオフサイドの判定。

少し12番高田拓弥が熱くなっていたこともあったのかもしれませんが、この後12番高田拓弥に代わり24番中村駿介が入ります。トップ下の位置に24番中村駿介が入り、10番矢島慎也がフォワードの真ん中の位置へと入ります。

前回の彩の国カップの時に足を痛めていたのを少し引きずっていたのか、10番矢島慎也は終盤のこのポジションチェンジ後は思うように体が動いていなかったように見えました。練習試合などでプレーを見ている時は、テクニックがあるからこそではありますが、ボールを持ちすぎてしまう印象があった24番中村駿介ですが、この試合では簡単に捌く部分とテクニックで仕掛ける部分のバランスが良かったと思います。

セットプレーなどからのピンチもありつつも、1番三上綾太の好セーブやディフェンスが踏ん張りこれ以上の失点はなかったものの、逆転ゴールは奪えず試合は1-1で終了となりました。

さて、この試合の総括ですが、また課題は残りましたが、浦和サポとしては楽しい試合でした。8番片槙吾のトップ下でのプレーでの新しい攻撃パターンや、駆け引き勝ちとまでは行かないですが、リードの状態から相手の攻撃の時間帯を落ち着いて凌げた部分、同点ゴールは見事な得点だったので仕方ないような気もしつつ、後は決めるべきところで決めてしまうことができないことは更なる課題ですが、崩すところで満足して決められなかったのではなく、決め切れなかっただけでシュートまでは持っていっているのでそこまで悲観する必要もないと思います。

常日頃から、勝つために熱い気持ちを持って戦って欲しいという部分も出せていますし、悪い意味で東京ヴェルディのような熱さは出さないようにという部分も浦和は出来ていたと思います。「熱さ=荒っぽさ」「熱さ=文句を言う」ではないんですよね。紙一重名ところですが、「熱さ=激しさ」とか「熱さ=力強さ」とか、そういう部分での熱さを浦和のカラーとして浸透させて欲しいです。冷静さの伴った熱さってやつです。

とにかく、公式戦に入ってから、3試合で毎試合何かしらの成長や驚きが見られていることも応援している立場としては嬉しかったりします。

引き分けなのでOKではないですが、修正された課題や今日出せた良い部分は持続して、また次の試合では今回の修正点を克服して強くなったプレーを見せてください。

お疲れ様でした。

ではでは~。

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/04/17/ 第2節 vsFC東京U-18 1-3敗戦・・・失点の後が課題

東京ガス深川グラウンド2011年4月17日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

先週の高円宮杯U18プレミアリーグ開幕戦を4-0と快勝で終え、最高のスタートを切った浦和レッズユース。今節はアウェイでFC東京U-18との対戦となります。前身となるプリンスリーグ関東では、あまり良い印象のないFC東京U18との対戦ですので、この試合も楽には勝てないながらも手応えを掴みつつ課題も見えれば良いと思って見させてもらいました。

土曜日ほどではないものの、予報よりも気温が上がって蒸し暑いなかでの試合となりました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

前節と代わり、右サイドバックに20番新井純平がスタメンとして入りました。

試合開始から、両チームともややラインが高めの印象。前節の課題となっていた、中盤から後ろでの不用意なパスに関しては、しっかり修正している印象ながら、やや傷んだ芝に対応するためなのか、割と速いパスを出して攻撃を展開しようとする浦和。浦和の守備ラインに対して、相手の前線の選手が思ったとおり激しいプレスをかけてくるのですが、5番佐藤大介は無駄に持ちすぎずにはっきり蹴り出したり、簡単に捌くことを意識したプレーでかわしたり、ボランチの6番野崎雅也含め守備陣で数人で囲んで奪ったり、相手に持たれる時間はあるものの、そこまで決定的に危ないと言う場面は作られなかったと思います。

FC東京の守備は、特に右サイドの20番新井純平のサイドでスペースをしっかり埋めることで20番新井純平の持ち味である攻撃参加をするスペースを上手く消していた印象があります。また、開幕戦で2点取った12番高田拓弥も当然のことながら警戒されて研究されていたのか、なかなか仕事をさせてもらえません。

決定的なシーンは両チーム含めてほとんどないものの、前半は概ね浦和がペースを作れていたと思います。特に、攻撃面では10番矢島慎也が前節に引き続き、中盤で気の利いたポジショニングで守備や攻撃に絡み、スペースが空くと果敢にミドルシュートを狙いましたがいずれも枠は外れてしまいました。

浦和の攻撃の形をケアされて難しくされながらも、12番高田拓弥のポストから7番鈴木悠太、そこからドリブルでの仕掛け。5番佐藤大介のロングフィードから左サイドを11番堀田稜の動きをおとりにして12番高田拓弥がドリブルで切れ込んで、最終的にディフェンダーに引っかかるものの、そのこぼれ球を10番矢島慎也がミドルシュートで狙うなど、工夫した攻撃で惜しい場面があったり、パスコースは埋められてしまいながらも、右サイドバックの20番新井純平が上手く浮かせたボールを右サイド前線に出し、そこに7番鈴木悠太が走りこんでドリブルなど、工夫しながら攻撃を仕掛けていました。

右サイドの7番鈴木悠太、左サイドの11番堀田稜は、時折ポジションを入れ替わりながらプレーし、中盤の選手はギリギリ届くくらいのいつもよりも強めの大きなパスで大きな展開を狙っていました。

いずれも、決定的な形までは作れなかったのですが、前半残り数分と言う所で、右サイドからの攻撃から、ケアされていながら12番高田拓弥が上手くディフェンスの前に体を入れボールをペナルティエリア内でおさめると、相手ディフェンダーが貯まらず押して倒してしまい、PKを獲得します。

これを12番高田拓弥が左隅に落ち着いて決め先制。良い時間帯で先制点を奪うことができました。

前半は1-0で終了します。

後半に入り、すぐに12番高田拓弥がゴール前で粘りこぼれだまを14番繁田秀斗がシュート。これが惜しくもゴール左に外れるも、いきなり惜しいチャンスを作り後半もは入りは良かったと思います。

入りも悪くなかったと思いますが、ゴール前でFK相手にFKのチャンスを与えた辺り(このFKは壁に当たり防いだ)で、ここだというところでFC東京が攻撃のスイッチを入れて前線の選手が力強く攻め込む気持ちを見せたところで対応が甘くなり、失点。同点に追いつかれてしまいます。

この失点で勢いづいた相手に浦和が上手く対応できなくなり、今まで落ち着いて回せていた守備ラインのバランスが崩れてしまい、同点ゴールから数分後に逆転ゴールを許してしまいます。これで1-2。FC東京にやられる時のパターンにまたはまってしまった印象があります。

攻撃に割合を割かなくてはならなくなったところで、FC東京の攻撃意識が高まっているという状況の中、7番鈴木悠太のドリブルからの仕掛けや、セットプレーから3番寄特直人が惜しいシュートを放ったり、12番高田拓弥のポストから14番繁田秀斗がシュート(までは行かなかったかも)と、攻めの姿勢は崩さず、しかしながら相手の攻撃の際の守備で手を焼くような、息つく暇のない時間帯となりました。

後半30分になり、5番佐藤大介に代えて前節アシストを決めた23番岸伯富実、続いて35分に7番鈴木悠太に代わって15番小峯洋介、更に12番高田拓弥に代わり18番西袋裕太が入ります。

ポジションとしては、左サイドに14番繁田秀斗が入り、11番堀田稜は左サイドバックへ、23番岸伯富実は右サイドに、15番小峯洋介はトップ下、10番矢島慎也がフォワードの位置に入り、18番西袋裕太がボランチとトップ下の間くらいに入ります。

この形にしてから、今後の形として一つ面白いと思ったことがあります。

昨年のU16リーグでボランチの位置も多く経験している18番西袋裕太と6番野崎雅也がダブルボランチとなり、守備のバランスは6番野崎雅也が取りながら、18番西袋裕太はボールを捌きながら、スルスルと前線のスペースへ上がっていく、右サイドからの攻撃で上げられたクロスはかなりの割合で18番西袋裕太に収まり、ここから攻撃のチャンスが何度か作られていました。パワープレーというほどバランスは崩れず守備も攻撃もできるという形で見ていて可能性を感じました。

この後、FKのチャンスから4番小出啓太がドンピシャでヘッドであわせるもキーパー正面で惜しくも決まらず、更に先ほど書いた18番西袋裕太が上手く前線のスペースに上がってそこに入ったボールをポストとなり落としたところを14番繁田秀斗がシュートを狙うなど、あと一歩という形も見られました。

しかしながら、攻撃の意識と同時に守備はやはり少し落ち着きを欠いている部分もあり、守備ラインを突破されてキーパーと1対1のシーンを作られてしまい、1番三上綾太がペナルティエリアの外でその選手を倒してしまい、一発退場。ただ、この場合の判断は間違えではなく、抜かれたら残り時間から考えても決定的な2点差になるため、懸命な判断だったと思います。

キーパーが退場となったため、フィールドプレーヤーを1枚削ることとなります。14番繁田秀斗が下がり、22番吉野雅大が入ります。FKの場面では失点を免れたものの数的不利も加わった状況でその後決定的な3失点目を喫してしまい、結果的に1-3敗戦となりました。

試合全体で考えると、浦和のチャンスもかなり多かったですし、ここ数年の同一対戦カードの中でもかなりチーム力として上回った試合展開はできていたと思います。しかしながら、元々攻撃力の高いチームが少しバランスを崩して攻撃に比重を置いて点を取りにきた時の対応に関しては、今日はできなかったということになります。そして、失点後に慌ててしまったこともその後の逆転ゴール、3失点目に繋がってしまったとも思います。

一応書いて置きますが、浦和の守備の能力が劣っているわけではないんですよ。試合の中での駆け引きの部分が上手く行かなかっただけなんです。相手がスイッチを入れてきたら、ドッシリと守備をして相手の勢いを削いでしまう。その試合の中での駆け引きに敗れていなければ、今日は浦和が主導権を握り続けられる試合になっていてもおかしくなかったと思います。

同じ会場にいた方が話していましたが、ホーム&アウェイで長丁場のリーグ戦になり、アウェイという場所で強豪との対戦で前半に1-0でリードすることができた。では、後半はどう戦うか。長期プランでそこまで計算して戦っていくのがこの大会であり、その辺りを明確に表現できるようになるかどうかが重要と言うことですね。

FC東京U18は、逆の意味でホームで前半ビハインド、では後半は取りに行く時間帯にややリスクを負いながら攻撃に比重を置く、追いついたら一気に逆転してしまおうというホームでビハインドという中での後半の戦い方を実践してきたということですからね。

ポイントとしては、やはり後半出鼻で決められるチャンスで決めてしまえれば良かった。それができなかったなら、相手にスイッチが入るタイミングで守備陣が落ち着いて相手をいなしてしまい、勢いがおさまった所で追加点を取りに行くなど、色々あると思います。

良い経験でした。2週間後の東京ヴェルディユース戦では駆け引きにも勝ってしまってください!

お疲れ様でした!

ではでは~!