第40回日本クラブユースサッカー選手権大会関東大会2016/06/05 – 浦和レッズユースvsFCトリプレッタユース 6-0勝利・・・難しい展開を打ち破り、大勝で全国へ

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どうも、ブクメです☆

おそらく、このブログを更新するタイミングには、外は明るくなっていると思いますので、おはようございますw

今日は、朝からバタバタな動きになり、完全なる勘違いで、今日のユースの試合とジュニアユースの試合は掛け持ちできないものという思い込みで、目が覚めたときに、なんとなく情報収集していたらレッズランドで11時キックオフという情報を見つけて、慌てて準備して慌てて、レッズランドに向かい、前半の終わりくらいから観戦する流れになり、その後、日立柏総合グラウンドに移動してという流れ、浦和レッズジュニアユース出身のゴールキーパー、関敦也が所属するヴァンフォーレ甲府U-18の試合も後半から観戦でき、試合自体は、敗れて、来週の最後の1枠をかけた戦いへ全国は持ち越される結果になったものの、短い時間でしたが、最後の砦として存在感のあるプレーとコーチングを見ることができてテンションが上がりつつ、話し込んだりしていたら、肝心なユースの試合がもうキックオフという状況にバタバタし、重要な試合なのに応援するほうが集中できていないという状況ながら、選手はしっかりと勝ってくれたという1日ですw

で、家に帰ってきてから、しばらくしてものすごい睡魔に襲われて、気が付いたら深夜だったという感じですね。

はい、ということで、負けたら終わりという大変な土曜日の試合を群馬県で戦い、その疲労を持ったまま、連戦を今度は日立柏で戦うというハードなスケジュールで、後々聞いてみれば、そもそもこの重要な2試合のタイミングで、学校行事的な部分で消耗している選手もいたと聞き、学校との両立的な部分もユースらしいなと改めて感じているわけです。

レギュレーション変更にグチグチ言いつつ、そんな状況も乗り越えて、あと1つ勝てば全国が決まるという状況で迎えた日曜日の試合の対戦相手は、FCトリプレッタユースになります。

単純なカテゴリ的なものや実際のチームとしての実力としても差がある相手ではありますが、こういうトーナメントでの戦いは、そこに甘さを見せると、守り切られてPKまで持ち込まれたり、思わぬカウンターなどの反撃で苦しめられるというケースも過去見てきているので、大丈夫だろうという気持ちと、相手のやり方にはまると怖いかもしれないと感じつつの観戦です。

この試合のスタメンと交代は以下の通り、

GK1番山田晃士(後半36分⇒30番石井僚)、DFが左サイドバックに6番鈴木海都、右サイドバックに26番池髙暢希(後半18分⇒8番松高遼)、センターバックに3番関慎之介と40番橋岡大樹、MFがボランチに16番大西翔也(後半28分⇒17番立川将吾)、左に23番シマブク・カズヨシ、右に2番高山大智(後半11分⇒9番川上エドオジョン智慧)、真ん中に10番渡辺陽(後半24分⇒11番時里元樹)と7番伊藤敦樹、FWが20番長倉幹樹

となります。

後で、いただいた情報などでは、前日の試合の疲労度など考慮して、スタメンの前線のメンバーを入れ替える形でのスタートにしたということです。ただ、試合の序盤は、若干昨日の戦いを引きずっているような印象もあり、やや長い展開での攻撃の狙いが合わずに、また、当然ながら守備に人数を割いてくる相手に対して、なかなか攻め込ませてもらえないのと同時に、反撃を受けた際に、攻撃に人数を割いてくるわけではないので、そこまで脅威になることはなかったものの、数選手、身体能力的にも仕掛けの質も高い選手がいて、カウンター気味に受けた時に時折相手にゴールに迫られるという場面が作られていました。

起こりがちな展開でしたが、はまらなくて良かったなと感じる部分もあります。

浦和レッズユースの攻撃の部分では、開始6分の2番高山大智の仕掛けからのシュートや、7番伊藤敦樹の裏のスペースへのパスに2番高山大智が反応してサイド攻撃としてチャンスを作った場面、26分の40番橋岡大樹からの前線タッチライン際へのロングフィードを23番シマブク・カズヨシがしっかりトラップして仕掛ける場面、34分の16番大西翔也からのフィードから23番シマブク・カズヨシがサイド攻撃でクロスをサイドバックから攻撃参加していてペナルティエリア内まで侵入していた6番鈴木海都が頭ですらして流れたところを誰かが押し込めればという場面、36分のコーナーキックの場面で、6番鈴木海都かのクロスを16番大西翔也が頭で合わせる惜しい場面、さらに、40分くらいには、20番長倉幹樹が上手く抜け出して枠をとらえたシュートは、相手キーパーにはじかれたものの、惜しい形を作るなど、ポイントポイントでは、相手ゴールを襲う惜しい形はあったものの、崩し切って決め切るということができないまま時間が過ぎていき、0-0のままで終了しそうな雰囲気も実際にはありましたが、前半終了間際の43分に、10番渡辺陽のドリブルでの仕掛けから倒されて、正直なところそこから一番遠いところで見ていた数名は、完全にゴールに近い位置でのフリーキックを獲得したと勘違いしていたのですが、倒されたのがペナルティエリア内だったようで、PKを獲得。これを、2番高山大智が落ち着いて決めて1-0と先制に成功。

しっかりとリードして前半を終えることに成功します。試合の中で、このタイミングで決めておいて欲しいなというところで、得点につながるプレーを実行してくれる印象の強い10番渡辺陽が、この試合でも、勝負所で決定的な仕事をしてくれました。

リードして後半を迎えたことで試合としてはだいぶ楽になりました。

対戦相手のトリプレッタユースは、おそらく、この試合は、浦和レッズユースをリスペクトして、守備に人数を割いて数名の選手で反撃をするという戦い方をしてきていましたが、本来は、攻撃的に行くタイプのチームのような雰囲気もあり、集中して守れて0に抑えられているときは、なかなか崩せなかったものの、失点したことで、後半は、ややその守りに隙が見えるようになり、そこを畳みかけるように後半スタートから、3分のコーナーキックから混戦状態を押し込めればというチャンスを作り、5分には、7番伊藤敦樹のミドルシュート、さらには、23番シマブク・カズヨシからのクロスを2番高山大智が狙ったシュート(ここは、結果的にコーナーキックを獲得)と相手ゴールをたびたび脅かす場面を作ると、迎えた11分にコーナーキックのチャンスの場面で、23番シマブク・カズヨシからのクロスを40番橋岡大樹が豪快にヘッドで決めて2-0とすると、ここから1分おきくらいに連続でゴールが決まります。

12分には、10番渡辺陽が相手ディフェンダーのブロックを上手くタイミングを外してシュートを決めて3-0

13分には、23番シマブク・カズヨシが決めて4-0

そこから、得点がない時間が少し続いて試合として若干落ち着いてしまったようにも見えましたが、30分に、20番長倉幹樹が決めて5-0とすると、その後も、17番立川将吾から7番伊藤敦樹を経由しての見事な展開からのパスに抜け出した9番川上エドオジョン智慧が枠をとらえたシュートを放つもここは、相手キーパーの好セーブに遭い得点はならなかったものの、試合終了間際に、右サイドを抜け出した23番シマブク・カズヨシのクロスキーパーとディフェンダーの前のいわゆる、先にさわれればゴールになるものの、届くかギリギリのところを狙った早いクロスに対して、11番時里元樹が抜け出して足先で触って決めるという、見事なゴールで6-0とし、終わってみれば大勝で全国出場を決めてくれました。この最後のゴールは、特に印象的で、最近は、トップ下でプレーすることが多くなった11番時里元樹は、どちらかというとチャンスメイクのほうが多くなっていて、それでもフリーキックでは、精度高くゴールを決めてくれる回数は多いものの、流れの中で点を取る役割としての、相手との駆け引きに勝って決めるようなゴールがなかなか奪えていなかった印象もあったのですが、この試合の最後のゴールは、まさに11番時里元樹らしいゴールだったなと。

予選を突破するという目標をまず達成し、全国優勝という目的(地)のために、また新たなる目標を一つ一つ達成していく期間にこれから入っていきますね。

考え方は、人それぞれになりますが、一つの目的地が7月のクラブユース選手権優勝ということであれば、ここから3週間のユーストップチームの公式戦がない期間でやっておくべき目標、そして、まだ時期がかなり先になりますが、プレミアリーグ昇格という目的地のために、その期間に開催されるプリンスリーグの4試合で結果を出しながら目指す目標。

浦和レッズユースというチームで考えると、現時点では、2つの目的地を見据えながら、1つ1つの目標を達成していくここからの2か月ほどになりますね。

このクラブユース選手権の関東予選では、選手それぞれにとっても課題と言える部分が見えて来た部分もあり、特に、成績が良いチームは、より研究されるのが当然のことで、特に今年の浦和レッズユースは、かなり強豪チームとして、強豪チームに研究されてきている印象があります。突破力のある選手に対しての守り方などかなり研究されるようになってきていて、点を取る選手にとっては、思うようにいかないというストレスを感じる部分も増えてきているかもしれませんが、ストライカーとしてプロになって戦いたいという選手は、ここで、守りが固いからパスという選択肢を多用するようになるか、相手が対応しても突破できる力を身に着けようとするかで、変わってくる部分もあると思います。

私個人的には、昨年の新井瑞希のように、勝負する局面では、それでも仕掛けることを止めずに、最終的には、相手が研究しても突破して結果を出すというところまで到達するような選手が、ここから先は不可欠になってくると考えています。もちろん、戦術的なこともありますし、それをすることで、昨年終盤は、攻めの選手が勝負をすることをOKとしていたところが、そうでなくなる可能性もありますので、その辺は、上手くやってくださいとしか言いようがないのですが、突破をするタイプの選手は、それをやっていかないと伸びない部分もあるので。

あとは、今日の最後のゴールのように、相手が対応しようとしても、反応勝負、点で点を取るような勝負に持ち込める嗅覚的な得点が取れる選手が増えるというのも必要な要素になってくると思います。

また、今チャンスをもらえない選手は、悔しい思いをしていると思いますが、全国大会出場が決まったことで、全国レベルの試合を戦える単純な数が増えたと考えて、まずは、そこを目指して、今出場しているメンバーにあって、自分にないものを理解して、逆に、今出場しているメンバーができなくて、自分ができることをしっかり見極めて、そこを最大限アピールしてチャンスをうかがってもらえればと思います。

それにしても、終わってみれば、この予選で戦った4チームからは、学べることが多いですね。

初戦のGoisは、個々の強さ(体のつくり方という点での強さを肌で感じることができた)

2戦目の東京ヴェルディユースは、足元のうまさとテクニックのサッカー

3戦目の鹿島アントラーズユースは、強固な守備(人数的なものではなく、守り方のうまさ、強さ)

そして、日曜日のトリプレッタユースからは、守備に人数をかけてきた相手が集中して守っている状況をいかにして崩すか

そういう経験を活かしつつ、さらに、浦和レッズユースの選手の特徴も試合を重ねるごとに研究されるわけですから、経験から学び、対応されることを前提に、そこをさらに乗り越えていく力が必要であり、心の部分でも強くならなくてはならないですね。

ここからのさらなる成長を楽しみに、次は、プリンスリーグ関東の再開を待ちたいと思います。

2日間まずは、お疲れ様でした!

以下、2枚ほど、浦和レッズジュニアユース出身の関敦也関連の写真を載せます。

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正直な気持ちとしては、負けたら終わりという戦いで、関敦也のゴールを守るヴァンフォーレ甲府U-18との戦いにならなくて良かったと思っていたりします。知っている選手がいるチームに思い入れが強くなるのは当然のことですので、ヴァンフォーレ甲府U-18には、来週、FCトリプレッタユースにしっかり勝利して全国出場を決めてもらいたいと思います。そこでの直接対決があれば、そこは受け入れて見届ける努力をしようと。

どちらにしても、7月最初に、プリンスリーグ関東で直接対決を迎えるわけで、応援するのは浦和レッズユースですが、また複雑な気持ちになるんだろうなと思いつつ、でも楽しみにこの試合を待っている自分もいます。

ではでは。

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プリンスリーグ関東2016/04/30 – 浦和レッズユースvs東京ヴェルディユース 3-2勝利・・・選手の成長を見られた試合

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どうも、ブクメです☆

やはり、会場が近くても、羽根倉橋を車で通過するかしないかだけで、かなり所要時間が変わってしまうのが、浦和付近のサッカー観戦あるあるです(・・・よね?)

13:30からのジュニアユースの試合を観戦し、15時10分くらいには会場を後にしたので車がおける場所が遠くなったことでの移動時間のあるなしに関わらず、NTT東日本志木グラウンドから大原サッカー場への移動は、羽根倉橋を通る必要があり、試合観戦中は、それほど橋が混んでいる様子ではなかったのですが、ちょうど移動時に混んできたらしく、そこを通過するだけで15分くらいかかってしまったかもしれません。

結局、大原サッカー場到着は、16時10分ごろとなり、試合には間に合いませんでした。

ということで、今回の試合観戦は前半15分ごろからになり、前半は、見る場所が定まらず、あまりしっかり見られない場所から見たため、先制点は、大まかな形しかわからなかったり。そんなこともあります。でも、良い試合が見られたから、私が遅れようが、そんなことは、どうでもよいことなのです。

個人的には、大原サッカー場は、もろもろ理由があり、試合観戦するのはあまり好きな場所ではあないのですが、芝のコンディションがあまりにもきれいで、プレーする選手にとっては、最高のコンディションが用意されているなと感じつつ。

はい、ということで、結果を見れば、言葉通りの右肩上がりで、負け、引き分け、勝ち、と3節まで、順調に調子を上げている浦和レッズユースの今シーズンのプリンスリーグ関東での戦い。

大きな課題が早めに出て、そこに関しても少しずつ改善されると共に、気が付けば、リーグ全体が混戦模様になり、今回の第4節東京ヴェルディユース戦に勝利すれば、得失点差は、他チーム次第になりますが、勝ち点では、リーグで最も多い数になるという試合。

相手ペースになった時の対応という部分で危うさを見せているものの、それ以外では、一つレベルの違う戦いを見せられる水準になっている今シーズンのチームだと思って見ています。

まず、試合の流れなど書いてから、今日感じられたことなど書きたいと思います。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番山田晃士、DFが左サイドバックに6番鈴木海都、右サイドバックに3番関慎之介、センターバックに5番遠藤凌と40番橋岡大樹、MFがボランチに16番大西翔也、左に9番川上エドオジョン智慧(後半34分⇒17番立川将吾)、右に2番高山大智(後半38分⇒15番荻原拓也)、真ん中に10番渡辺陽と11番時里元樹(後半45分⇒22番関大夢)、FWが20番長倉幹樹(後半24分⇒23番シマブク・カズヨシ)

となります。

前半は、立ち見スペースあたりで、少し遠目に眺めていましたので、あまり細かくはわかりませんが、(空白の15分)のあと、9番川上エドオジョン智慧のドリブルがこの試合も鋭く相手が対応に苦慮しているなと思っていた矢先に突破からのクロスの流れで、11番長倉幹樹が落ち着いて決めて1-0と先制。最初の得点に間に合って良かったとホッとしつつ、5番遠藤凌からの縦パスに抜け出した9番川上エドオジョン智慧の仕掛けから、10番渡辺陽をいったん経由して、右の2番高山大智にはたき、クロスに10番渡辺陽がヘッドで合わせるも得点ならずでしたが、守備は集中して跳ね返すだけではなく、パス回しでいなせるところはいなしつつ、攻撃は鋭くゴールに迫るという形が見られた前半でした。それ以外にも、36分の40番橋岡大樹のヘディングシュートだったり、38分の16番大西翔也の右前線への展開でディフェンダーにクリアされかけたものの、抜けたところにしっかり2番高山大智が反応して折り返しを11番時里元樹が狙った場面だったり、前半終了間際のカウンターの場面での11番時里元樹から2番高山大智へのパスが通っていれば一気にゴールかもという展開など、追加点のにおいもしつつの1-0リードの前半でした。攻撃面だけでなく、コンパクトな守備で精度の高い東京ヴェルディユースの選手の良さを最小限に抑える形で試合が進められていました。

・・・が、こういった質の高さは、既に今年のチームは、どの選手が出ても、高い水準でできているのです。問題は、これまでも苦しんできた後半に一度は来る相手ペースの時間帯の対応の仕方なんですね。

まず、相手が得点を取るためにスイッチを入れてくる後半スタートですが、ここに関しては、むしろ浦和のほうが、例えば、9番川上エドオジョン智慧と6番鈴木海都の絡みで厚みのある攻撃で相手ゴールに迫る場面を作ったり、9番川上エドオジョン智慧がバー直撃のシュートを放ったり、2番高山大智の裏へのパスに対して20番長倉幹樹が、相手ディフェンダーとの駆け引きに勝って抜け出す場面など、15分くらいまでは浦和のペースを維持したまま試合が進みます。

この試合の試練の時間は15分くらいからでしたね。

相手が攻撃のスイッチを入れ、左右にボールを散らしながらすきを狙って攻めてくる回数が増えてくる中で、全体的に引き気味になり受ける時間帯がスタートしてしまい、セットプレーから何度か危険な形を作られ、実際、得点の推移としては、フリーキックを直接決められて29分に同点に追いつかれる、逆転して、突き放して、1点返されて結果的に3-2という競ったスコアになったので、表面的には、これまでの試合とあまり変わらないという印象を持つ方も結果を見ているかもしれませんが、この試合では、決定的に違うポイントがあったと思います。

失点のうちの1点は、角度がなく難しいフリーキックを直接決められたので、流れの中で決められたのは、1点だけで、かなり相手の攻めの試みは多彩だったものの、それにチーム全体でしっかり対応して守備ができていたこと、それが、慌てて跳ね返すばかりということではなく、意図をもっての蹴りだしも多かったように感じられます。

で、決定的に違うポイントというのが、「カウンターの精度の高さ」だったと私は思います。

15分のカウンターの場面では、9番川上エドオジョン智慧がヘッドで落として10番渡辺陽が反応してキープして再び、9番川上エドオジョン智慧に通してという形があったり、23分にセットプレーからピンチを迎えて、なんとか1番山田晃士が防いだ直後にカウンターのチャンスで2番高山大智が持ち上がって、クロスに20番長倉幹樹がヘッドで狙う形にまでつなげた場面だったり、相手の攻撃を抑えたときに特に10番渡辺陽を経由した時のカウンターから決定的な場面を作る回数が多くなっていたと思います。

セットプレーを決められて同点に追いつかれて、攻撃的な交代をしようとベンチが動いていた中で、そのプランを変えた逆転ゴールの場面は、これもおそらくカウンター気味だったと思いますが、代わって入ってワントップの位置に入った23番シマブク・カズヨシが、前線でパスを受けてそのまま、相手のプレッシャーをかいくぐってドリブル突破して、最後は、折り返しを2番高山大智が落ち着いてコースを狙ってのゴールでした。

逆転ゴール後の35分もカウンターの形で10番渡辺陽を経由して2番高山大智、11番時里元樹とつながり、ゴール右を狙ったシュートがわずかに外れ、直後にも今度は左から2番高山大智が抜け出して折り返しのパスを15番荻原拓也が狙ったシュートも似たようなコースでわずかに右に外れるシュートとなりました。

そして、40分に10番渡辺陽から15番荻原拓也にパスを出し前線に走り再びパスを受けてシュート。いったんはキーパーがはじくも、これに再び反応して押し込んで3-1と、2点差に突き放すことができ、このまま3-1で勝ちきれれば、最高でしたが、混戦状態で1点返されて3-2とされたところに、また課題を残してという終わり方ですかね。

前の試合でもそうでしたが、相手の攻撃を受ける時間帯でも、カウンターの精度が高いという武器をこの試合で見せつけたことは大きく、ここに自信が持てると、逆に相手のペースと思われる時間も浦和のカウンターからの得点チャンスが大きくなっていると捉えることができるようになりますね。いや、なってますね。

この試合から見られた選手の成長は、名前がたくさん上がった攻撃的な選手以外にも、バランスを意識してプレーする時間帯を理解して我慢できるようになってきた選手の存在も大きく、また、運動量はどのポジションでも求められるものの、ある程度一つ下では我慢してバランスをとる必要があった23番シマブク・カズヨシが、ワントップに入った時に、その攻撃面での能力を出し切ってゴールにつなげたことなど、多方面で感じることができました。

まずは、この水準の戦いを継続してどの試合でもできるようにしながら、(競争なのでもちろん、今ポジションを得ている選手は、奪われないようにより質の高いドッシリしたレベルまで持っていくことを目指してもらうことは大前提ですが)、より高い位置にい続けながら、多くの選手にチャンスが与えられて、特長を加えて、よりチームに厚みを加えていけるような流れでプリンスリーグを戦えるようにしてほしい。それくらいの要求をしたくなります。

競争が激しいことから、若干選手によっては、アピールしなければということで、本来できる、試合を読む力がある部分よりも、見せなければならないということでやや、やりすぎてしまう(表現が難しいですが)ところが見られたりもしましたので・・・いや、これは仕方ないとは思いますし、今はそれでも良いような気もしますし、それも含めて、これから見ていくのは楽しみなんです。

そんな、手ごたえの多い試合を見させてもらいました。

あとは、全体的に前に書いたような、選手が大人になる必要があると書いた部分も、今日は、周りが判定などにワーワーなっているときに、選手はいたって冷静にプレーしてくれていたな~と感じたわけで、こういうポイントを見るのも嬉しいわけです。

次も楽しみにしています。

ではでは。

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プリンスリーグ関東2016/04/16 – 浦和レッズユースvs桐光学園高校 2-2引き分け・・・手応えと、課題。やっているけど、やれているか?

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どうも、ブクメです☆

前節のプリンスリーグ開幕の時もそうでしたが、一つの試合を見たときの感想を文章にする時というのは、レポート的に早く提供することも必要とされるものかもしれませんが、ある程度、時間を置いて、別のことをして、しばらくしてから考えたほうが、考えがまとまるということが多いです。その意味では、浦和付近でのホームでの試合でも、ある程度移動に時間がかかる場所に引っ越した昨年からの生活のほうが良いと言えるかもしれません。ただ、運転をしたあとは、家に戻ってから急な眠気に誘われて、1時間程度で目が覚めれば良いのですが、時々、仮眠のはずがしっかり眠ってしまうとかになることもあるのは、問題です。

土曜日の場合は、そういう移動の時間での頭を整理する時間と同時に、プリンスリーグを観戦した後に、サポーターの方などと話をする時間を挟んで、さらに、埼玉県支部リーグの試合をレッズランドに移動して観戦することもでき、言葉を交わす選手がそうそういるわけではありませんが、全選手がレッズランドに移動していたことで、プリンスリーグでプレーしていた選手の表情も遠目に見ることができ、また、逆に駒場スタジアムにいて試合に出場していなかった選手が、公式戦を戦う姿も見ることができます。

今回は、短めになりますが支部リーグも分けてブログに書く予定ですが、ユースを見つめるという意味では、特に試合が悔しい展開に終わった場合は余計にですが、今日のように、試合のみを観戦して、そこで完結して、ブログを書くより、今年見られたプレシーズンや、先週の開幕戦を踏まえた今日のプリンスリーグから、その試合が終わった後の雰囲気というのも通して見てからのほうが、頭がすっきりします。

ごくごくまとめると、今日の今シーズンをプレシーズンから割と多く見させてもらっている1サポーターとしての感情の起伏としては、試合開始で見られたチームのでの戦い方が、リーグを戦うために必要な安定感のある戦い方に戻っていたことに安心し、実際に主導権を握った戦いになり、選手個々の好不調や、どのようなイメージで戦っているのかなとか、そういうところを考えながら見られる中で、2点リードで折り返し、後半は、相手の攻勢をもろに受けてしまい、落ち着けられる選手がおらずに、唯一前半から、得点を決められはしなかったものの、ここをしっかり押さえる必要があると相手の10番の選手に翻弄される場面が出て、追いつかれてしまったところでは、試合展開からの相手の後半の出方が想定内であったにもかかわらず、対応できなかったことに若干不満を覚え課題を感じ、同時に、これは、要因が色々なところにあるので、そこの出どころから考えなければならないと思いますが、判定でも、浦和レッズユースが、上手くいかないと思う時間帯に、やや不可解な判定に感じることも合わさったりで、同調してイライラしている様子がベンチからの声に反映されてしまい、それが選手にも伝わってしまってから、不必要な警告を受ける場面も目立ってくる。

よろしくないなと思う部分もあるものの、判定どうこうよりも、やはりチームとして、チームの中で試合を落ち着けることができていなかったことのほうが心配になりました。

この辺の感想に関しては、近くで見ていたサポーターとしても多種多様でした。審判を敵に回すような言い回しが多く、それが選手にまで浸透していることが要因だと強く言っている方もいました。そういう見方もあるようですが、私は、チームの中で難しい時間帯に落ち着きを与えられる選手がいなかったことがこの試合を難しくしたと考えています。

その後の、レッズランドで少し声をかけることができた選手の雰囲気などから考えても、今後、ドッシリして強くリーグ戦で常に上位で戦って昇格まで絡むためには、チームとしてのコミュニケーションが必要なのかなと感じるところもあります。

もちろん、そんな余裕がないし、出場するための競争も激しい。そのくらい層が厚い今年だと思いますが、それぞれの選手を補い合うことができないと、悪い流れに乗ってしまうことも考えられます。

一つ例を挙げてしまいます。

代表の活動が多く、プリンスリーグ開幕前には合流したものの、飛び級も含めて、色々な環境でいろいろな質の選手や色々な指導者の下で、個人の経験としては大きく積んでいる橋岡大樹が少し悩んでいるように感じられます。これは、過去に現在大学4年生の浦和レッズユース出身の新井純平が代表の活動が多い時期にユースで見られた状況にも少し近いところがあるのですが、早くからチームの軸として出場機会を得ている選手で、様々な環境を経験すると、見られる目と求められるものが、一つ違うものを見せなければならないという重圧が出てきます。

チーム内では、常に挑戦者の気持ちでと思って望んでも、環境が許してくれない。そんな雰囲気に苦しめられているようにも思います。

よく、私は育成は、特長を活かしあうことが必要と書きますが、それは、チーム内での選手の短所もお互いに理解して補い合うということが必要だということも意味します。

例えば、球際強くとか、もっと声を出すとか、こういう部分は、得意不得意別にして、やるようにしなくてはいけないと思っています。

でも、性格的なものとか、本来の資質などで、絶対的に不得意なものが、特に特長が目立つ選手には出てきます。そこまでやるものだと、強いるのか、それとも短所として補い合う方向で、チームとしての強さを増していけるのかどうか。余計なお世話かもしれませんし、取り越し苦労かもしれませんが、そのあたりを少し早い段階でコミュニケーションをしっかりとる方向で修正していく必要があるかもしれないと感じた部分もありました。

現在のユースの3年生は、ジュニアユースの高円宮杯を制していますよね。その時は、課題と思っていたところを、当時主力だった選手に感じてもらうために、直接的ではなく、例を挙げる意味で、大会前のリーグ戦の際に書いたのですが、その文章で、少しトラブルになってしまったことがあります。

結果的に、その年は、課題と思っていた部分を残したまま、短い期間の大会の中で超越して一気に走り切ってしまったのですが、ユースという環境下で同様に行けるかどうかというのは、まだわかりません。補い合うこと、活かされること、信頼すること、それがチームとしてまとまってこないと、ユース世代の最高峰のリーグ戦への昇格は難しいのではないかと感じる部分が強いのです。

そういう部分と、また、育成ですが、トップチームがあることで、浦和レッズというチームを考えると、不調で悩んでいても、基本的に使われ続けるという選手は、宿命と考えて乗り越える必要がある。これは、いうまでもありませんけどね。

・・・すごく前置きが長くなったw

ということで、少し簡潔になりますが、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番山田晃士、DFが左サイドバックに6番鈴木海都、右サイドバックに3番関慎之介、センターバックに5番遠藤凌と40番橋岡大樹、MFがボランチに14番井澤春輝、左に9番川上エドオジョン智慧(後半35分⇒15番荻原拓也)、右に2番高山大智(後半16分⇒20番長倉幹樹)、真ん中に23番シマブク・カズヨシ(後半25分⇒10番渡辺陽)と17番立川将吾(後半16分⇒16番大西翔也)、FWが11番時里元樹

となります。

スターティングメンバーは、開幕戦と同じですね。

戦い方のベースとして、安定感のあるやり方に戻った印象で、バランスを大きく崩さずにスタートしたこの試合は、かなり意識が攻撃攻撃でカウンターを強烈に受けていた前節と比べて、バランスも意識して、行きたいところを我慢して裁くことでリズムを作ろうとしていた選手など、良い形で主導権を握れたと思います。

ただ、守備のところで対応を誤って、決定機を作られてシュートを外してくれて助かったという場面も実際に前半から何度かありました。

そこを決められなかった相手と、セットプレーからのチャンスで19分に6番鈴木海都のクロスからの流れで14番井澤春輝が決め、さらに、2番高山大智と3番関慎之介のパス交換からの突破から前線でパスを受けた11番時里元樹がドリブルでペナルティエリアに侵入し、倒されてPKを獲得、これを2番高山大智が決めたのが33分と、流れの中からではないものの、しっかり2点取ることができていたので、相手10番のディフェンダーに囲まれながらもタイミングをずらした素早い振りのシュートだったり、やや不気味な印象は残しつつも、試合自体は、浦和レッズペースでしっかりやれていた前半だったと思います。

そして、後半に関しては、先ほども書いたように、相手が当然、ゴールを狙って攻撃にウェイトを置いたスタートからの猛攻(どちらかというとがつがつした猛攻というよりも、細かいプレーとテクニックに連動した守備が取れなく対応できなくなっていたように感じられましたが)で9分に1点返され2-1とされ、その14分に2-2の同点にされ、その後も、逆転されてもおかしくないような展開になりつつも、そこは凌いで2-2の状況のままで残り10分ほどで、コーナーキックのチャンスから、5番遠藤凌のヘディングシュートがバーを叩く(ただ、ここは、枠をとらえていても、若干不可解なファールか、オフサイド判定になっていたのでノーゴールになっていた)場面や、交代で入った20番長倉幹樹が数回相手ゴールに迫る惜しい場面を作るなどありましたが、結果的に2-2で終了となりました。

たらればで言えば、1点返されて2-1にされた少し後に、決定的な場面があってここで決められず、決めて3-1になっていれば、試合運びが楽になったかもしれないなどあるものの、それは相手にも同様にあったことなので、結果は結果です。

今日の試合に関しては、今後のことを考えれば、自信を持って続けていけば良い部分と、課題の部分をはっきりと切り分けて考える必要もあるのかなと思います。

逆にいえば、プレシーズンで、はっきりとは見ることができなかった大きな課題も、2節という早い段階で見られたことは、ここをしっかり考えて修正できれば、十分取り戻せる段階だと考えることもできます。

前節は敗れた、第2節は、逆転されていてもおかしくないような展開ながらもしっかり勝ち点1は積み上げたと考えることもできます。

ポジティブに課題と向き合ってください。イライラしない。選手が大人になる。これは、現体制での宿命です。

後退はしていない。確実に前進しています。開幕戦から比べても、選手個々で見ても、前節の課題をしっかりクリアしてできているという選手が多く見受けられました。

攻撃の連係、守備の連係がまだまだに見える部分があることも、最初に長々と書いたコミュニケーションの部分につながると思いますし、どういう話をしているかわかりませんが、例えば2失点目で同点に追いつかれた後に、すぐに選手が集まって話をしている姿などもしっかり見ています。そういうコミュニケーションの意図は見られます。すごく良いことだと思いますよ。

あとは、コミュニケーションの質を高めていくことで一つ一つ改善していくのかなと思います。

プレシーズンを踏まえての、開幕戦を踏まえての、第2節を踏まえての、第3節の川崎フロンターレU-18戦。敗戦、引き分けからの勝利、また一歩前進している姿を次節見られることを楽しみにしています。

ではでは。

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