サッカー大会でカンボジアあるあるを見てきました。【私はカンボジアです。】

どうも、ブクメです☆
ユースの試合も見に行かずに何をやっているんだと言われてしまいそうですが、カンボジアにいるので休みの日のサッカーは、基本的にカンボジアで観戦か、少し強行で隣のベトナムやタイで試合を見られるか、くらいです。日曜日に、カンボジアで行われたクラブチームのプレシーズンの大会を観戦してきました。

気が付けば、浦和レッズユースの新シーズンの公式戦となるJYPSLも既にスタートしていて、星稜高校、国学院久我山高校を下して、今日は、今季プレミアでも対戦する市立船橋高校と対戦して、1-1で引き分けたという情報と、今年も鬼気迫る(?)というか、昨年の勢いと、昨年の悔しさ(チームの成功は、必ずしも選手個々の成功ではないという部分での、個々のところでの悔しさの昇華)が良い意味で出せているような雰囲気を、足を運んだ方のコメントなどでは感じます。

言うまでもないことですが、必要なことですよね。

私の場合は、「育成を見守る自分」という当然の生活を休んで別の挑戦の期間を作りました。この挑戦が短期的に成功とか失敗とか位置づけられるものではないものの、思っていたものとは違う方向と、想像以上の消耗で、その仕事を全うするにはこれまでの人生を捨てなければならないくらいに追い込まれてしまいました。
アジャストするのが社会人と言うところで、うまくできなかったのは、私の弱さなのかもしれませんが、実はこれが私の強みだったりするのかもしれません。

育成を見守る自分という当然の生活ができないこの半年間と、これまで社会人になるとどれだけ自分がやりたいことができなくなるのかということも、正直分かっていなかったと思いますが、その辺りを強烈に感じている最近です。
とりあえず、前も書きましたが、拠点を日本に戻すことは、しばらくありませんが、今の会社に属してカンボジアでフルタイムで働くという仕事は、今月末で終わりです。

その後は、掛け持ち状態だった、これまでもやってきた仕事+αを意識しながら、元のフリーランスに戻ります。

サッカー的なことでの還元できることは、この時点で何もできていませんが、海外にたくさん行くということと、海外に住んでそこで生活してみるということは、まったく違うもので、それによって新しく得られることは多いなというのは実感しています。

はい、だいぶ話がそれましたが、今日足を運んだ試合の話です。

私が住んでいるアパートから1.5キロくらいの距離にカンボジアのナショナルスタジアムとなるオリンピックスタジアムがあります。

カンボジアのリーグ戦は今月18日開幕予定ということで、ちょうど現在は、プレシーズンマッチなど多く開催されています。その中で、マレーシア1チーム、シンガポールから1チームを招いて、カンボジアリーグ1部のプレア・カン・リーチ・スヴァイリエンとナショナル・ディフェンス・ミニストリーの計4チームで2/1-2/5の期間開催された大会です。
初日から行こうと思っていたのですが、もろもろあって最終日だけになりましたが、2/1-3は、連戦で4日が空き日で5日が3,4位決定戦と決勝戦ということで、疲労のピークの状態で、本来のチームの力が出ているのかどうかわからない状態での観戦となってしまいましたが、なかなか楽しめました。

3,4位決定戦の、シンガポールのウォリアーズFCには、福田健人という日本人選手が所属しています。守備の要として存在感のあるプレーをしていました。

ただ、遠征疲れから、マレーシアのチームも、ウォリアーズFCも全体的に動きは重たいように感じられました。

それとは逆に、昨シーズンのカンボジアリーグ上位のプレア・カン・リーチ・スヴァイリエンとナショナル・ディフェンス・ミニストリーの決勝戦は、なかなか見ていて楽しい試合になりました。

カンボジアリーグにも多くの日本人選手が所属しているのですが、ちょうど足を運んだこのカンボジアリーグの2チームには、私が調べた情報であっていれば、日本人選手は今季今のところ所属していないと思います。

組織的なところとか、そういうところのレベルは、まだまだこれからというリーグかとは思いますが、今日の2チームで言えば、東南アジアあるあるな感じでプレア・カン・リーチ・スヴァイリエンは、ナイジェリア人3選手で前線を固めていて、サイドチェンジから空いたスペースへの早いパスに身体能力の高さで迫力のある仕掛けをするというアフリカ人戦力頼みの戦術ながら、これが思った以上に強烈で迫力がある。わかりやすい見どころなので、スタジアムのファンも盛り上がるという感じ。

対するナショナル・ディフェンス・ミニストリーは、外国人枠のほとんどを北朝鮮の選手で固め、この外国人選手がはまって昨シーズン、優勝したボンケット・アンコールに勝ち点1差の2位と優勝まであと一歩というところまで行ったチームですが、序盤は、押し込まれており、時折隙をついた攻撃には良さは見られるものの、展開としては、プレア・カン・リーチ・スヴァイリエンの方が思い通りに進めていて前半終了間際に先制して終了。

ちょっと、予定などあったので、私は、前半までの観戦でした。結果は・・・わかりません。割と、こういう大会の結果が探しにくいのがカンボジアあるあるです。

そして、カンボジアあるあるとして、割と頻繁に起こる停電がありますが、この停電もこの試合で起きました。

上記の写真、試合前のイベントに見えるかもしれませんが、実は、これは試合開始から10分くらいして停電が起こった少し後の様子なんです。非常用電源だったり、供給エリアの関係などでスポットライトなどはつく状態で、スタンドのファンは、いつものことと言わんばかりに停電の瞬間スマホのライトをつけてこんな感じです。まるでライブですね。

なかなかサッカー以外の部分でも楽しめました。最近は、身近なサッカーにすら足を運べない惨状だったので、少しだけサッカーのある生活が戻ってきて良かったと思いつつです。でも、やはり育成の試合が見たいと悶々とはしていますが。

おまけのあるあるとして・・・この大会、メインスタンドがVIP扱いで2試合通しで3ドル、その他のエリアが1ドルという設定の大会なのですが、チケット売り場の窓口に8000と4000が見えると思いますが、これはカンボジアの通貨単位のリエルでVIPが8000リエル、それ以外が4000リエルと書いてあります。1ドルが4000リエル程度なので、なんと、値下げされています。最終日で決勝なのに値下げです。こういう、よく言えば柔軟に値引きしてしまうのも、カンボジアあるあるですね。

ということで、久しぶりに身近なところでのサッカーネタでした。

ではでは。