高円宮杯プレミアリーグ2018/09/09 浦和レッズユースvs市立船橋高校 0-4敗戦・・・わかっていないはずはないはずなのに

どうも、ブクメです☆

前回の清水エスパルスユース戦後に書いた、「既に、攻撃としては、手ごたえを掴めているような、今日の後半終盤の形から、攻めのバリュエーションとして、もう1つ確立させたいという意図でやっている」を引き続き考えるのであれば、今日の相手は、ちょっと試すというには、手ごわすぎたという結論にするべきなのか、そもそも、Jリーグの下部組織であれば、もろもろ、「お任せします」にならない環境になることもあるでしょうし、御前試合という、なんだか、ストレスフル(ストレスを強く感じる様)な状況が用意されたこともあるのか、当然、Jリーグの下部組織を応援する場合には、それも考慮に入れて、当然のこととして応援しなければならないのかもしれませんが、まあ、見る側もストレスフルでしたよ。

選手が乗り越えなければならない壁なのか、それ以外のことなのか。

そして、今日の相手は手ごわかったけど、うちがこれまで手ごたえを掴んで戦える、多くの相手を苦しめ打ち破ってきた形で最初から戦っていたら、もっと違った展開になっていたのではないかという、「たられば」の気持ちを、言い訳ではなく、本気で思ってしまったのも事実です。

未完成というか、本当にその形で戦うのであれば、時間がかかるという中で、徹底した何かを感じることがないままに進み、更に、その武器にならない不安定な状況を継続した上で、その活きていない箇所に対して、そのポジション周辺に近い選手を入れ替えることで、更に攻撃のところで混乱を生むような形にもなってしまった。選手にとっても、混乱の中で戦うことになった試合でありながら、更に、相手は、徹底的に研究してきていて、しつこいくらいに左サイドを狙ってきていた。

ただ、ミスマッチを狙ってきていたと思われる相手の仕掛けに対して3番林海斗は、本当に粘り強く守っていた。それでも、攻撃に形が見いだせない中で、対応に追われる回数が多くなり、セットプレーを与える回数が増える中で、セットプレーに対しての対応も中途半端になり、相手に主導権を握られる中で前半の内に失点。

この試合では、とにかく、受けるプレッシャーが強かったため、いつも以上に選手が思っている以上に走らされてしまっていて、慌てて、交代をしていき、得意の形にしていったものの、そこから数分作り出せた、大きなチャンスを相手に踏ん張られて守られたところで、あとは、おそらく、万全ではない状態の選手もいたようにも見受けられますが、疲労も相まって、ミスも増えてしまった、失点も増えてしまった。

反撃のパワーも弱くなってしまった。

ちょっと、どういう言葉をかけてあげれば良いのか、わかりません。

そして、背景に何があるのかもよくわかりません。実は、負傷者が多くて、フルで戦えない選手が多いとかかもしれません。よくわかりません。

失点4と言う数字になっていますが、そういう中でも8番白土大貴のカバーリングがかなりのピンチを防いでいましたし、屈辱的な5失点になるような、もう決められていてもおかしくないような決定機の決定機のシュートを3番林海斗が見事なポジションで跳ね返したプレーもありました。

発見というか、これ、武器にしたらよくないかと思ったのは、23番遠藤龍河のロングスローで、ボールを拭いて、投げるぞ投げるぞというロングスローでも十分武器になっているのですが、今日の試合で見られた、普通にスローインをするくらいに助走をつけなくても、普通のフォームでかなりロングスローを投げられるプレーを何度も見て、相手が構えられないところで、普通のスローとロングスローを使い分けたら、かなり相手は脅威だよなと感じたりしました。

今日は、あまり細かいことを書きたくないですので、これで勘弁してください。

vs市立船橋高校戦のメンバーと交代は以下、

GK1番石井僚、DFが左に3番林海斗、右に2番北村龍馬、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に32番佐藤優斗(後半9分⇒16番玉城大志)、右に10番池髙暢希、真ん中に5番大城螢と24番山中惇希、FWが21番縄田脩平(後半5分⇒17番波田祥太)と4番大桃伶音(後半24分⇒11番清宮昴大)

となります。

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高円宮杯プレミアリーグ2018/09/02 浦和レッズユースvs清水エスパルスユース 0-0引き分け・・・今季4度目の対戦は、スコアレスドロー

どうも、ブクメです☆

午前の浦和レッズジュニアユースの試合から場所を移しまして、夕方17時からのキックオフとなった駒場スタジアムでのプレミアリーグを観戦してきました。

前のブログで書いたように、当初の予定では、この間にもう1試合観戦してという予定だったのですが、その試合がなかったぽいことで、時間が空き、早めに駒場スタジアムの駐車場に入って、2時間ほど眠っていたので、駒場スタジアムに入った時は、若干頭がボーっとして入ってしまいましたw

仮眠を取れるのは、良いことですが、頭の切り替えが遅くていかんですw

さて、後半戦の戦いに入っているプレミアリーグの浦和レッズユースの戦いは、折り返しの9節で首位の鹿島アントラーズのホームに乗り込んでの試合は、悔しい形での敗戦となりました。

今節の対戦相手は、リーグ戦の勝ち点順位でも、競る形となっている清水エスパルスユースとの対戦となります。今シーズンは、ややこのチームとは縁があるようで、既に、アウェイでのリーグ戦、クラブユース選手権の準々決勝、そして、和倉ユースでも対戦しており、これで4度目の対戦となります。

アウェイでの試合では、勝利したものの再戦となったクラブユース選手権では、試合自体を支配される形でこらえたもののPK戦で敗退と言う結果となっており、和倉ユースでは、勝利したものの、その3試合を全て見ることができている私の印象からしても、かなり手ごわい相手という印象がそのまま残ってのこの試合の観戦となりました。

実際、この試合も全体で見れば、相手ペースの試合には、されてしまったと思いますが、勝負と言うところでは、後半終盤の勝利するための交代やポジションの移動などで、明らかに攻撃が多彩になり、結果的に得点は奪えなかったものの、相手を脅かすような迫力のある攻めを見ることができました。

ということで、試合の少し細かい話に移ります。

vs清水エスパルスユースメンバーと交代は以下、

GK1番石井僚、DFが左に3番林海斗、右に2番北村龍馬、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に10番池髙暢希、右に11番清宮昴大(後半43分⇒20番冨田蓮)、真ん中に5番大城螢(後半37分⇒16番玉城大志)と24番山中惇希、FWが17番波田祥太と4番大桃伶音(後半19分⇒21番縄田脩平)

となります。

前半スタートからの試合の入りは悪くなく、中盤左に入った10番池髙暢希のインターセプトからの仕掛けだったり、フォワードとしてのプレーは、まだまだぎこちなさが残るものの、それでも、前線で起用されるようになってから、徐々に前線での体をはったプレーができるようになってきている4番大桃伶音が、ポストになっての仕掛けなどあり、前半の攻撃で惜しい形を作ったのが、12分のプレーで、スローインからの流れで、左サイドの10番池髙暢希が中に流れる形で、空いた左のスペースに24番山中惇希が流れていき、そのまま左サイドから24番山中惇希が仕掛けていった場面は、鋭い攻めでチャンスを感じましたね。実際、ここでは、コーナーキックを奪っています。

サイド攻撃という武器が既にプレミアリーグでも結果を残すケースが多く、同時に、試合によっては、そのサイドからの攻撃をかなり研究されて守られる試合も出てきている中でのポジションの工夫などもあるのかもしれませんが、実際に試合の終盤では、11番清宮昴大を前線に上げて、サイドに24番山中惇希がポジションを移した時の仕掛けがやはり相手にとって脅威になることは、この試合でも再確認できた場面は多かったですね。

また、相手の攻撃もかなり鋭かったこともありましたが、3番林海斗、10番池髙暢希、24番山中惇希の3人の攻撃の形を作る時に、3番林海斗が思い切って攻撃参加ができた時の仕掛け(この試合では、守備意識を常に高めておく必要が多かったため回数は多くなかったですが)も、相手にとって脅威になっていたと思います。

ただ、メモを見ていても、やはりこの試合のキーポイントは、相手の攻撃に耐える中でも何度も作られてしまった相手のシュートチャンスに対しての1番石井僚の好セーブと安定したクロスボールに対する対応などで、実際、決められていてもおかしくないような場面を結構多く作られてしまったのですが、かなりの決定機を1番石井僚が防いでくれていました。

数は少なかったものの、相手の攻撃を受けた後のカウンターで10番池髙暢希が強く仕掛けていく形でチャンスになった場面も何度か作りつつ、前半は0-0で終了。

後半も開始早々はセットプレーから、2番北村龍馬のヘディングシュートだったり、24番山中惇希のサイドに流れてのドリブルでの仕掛けで惜しい形を作るなどあったものの、15分くらいまでで相手の攻撃をかなり受ける形になり、前半同様に難しい時間帯が長くなります。

11番清宮昴大の仕掛けから、相手のファールではないかと、会場からも複数の箇所から声が上がっていたような場面を挟みつつ、この試合の流れが変わってきたきっかけになったのが、19分の4番大桃伶音に代わって21番縄田脩平の投入から。21番縄田脩平が中盤の真ん中に入り、24番山中惇希が左サイドに、そして、11番清宮昴大が前線に上がり、先ほど書いたように、攻撃パターンが明らかに変わったことで、前線の11番清宮昴大と17番波田祥太の組み合わせでの動きと、サイドからの24番山中惇希と、比較的ポジションは、流動的にもなっていた10番池髙暢希の動きと仕掛けが、明らかに相手守備陣の混乱を生み、実際にそこからの攻撃で相手のゴールを脅かす場面も明らかに増え、セットプレーも連続で5,6回くらい続きます(ここで決めたかった。)

攻撃の選手のポジション移動も、この時間帯の猛攻につながっていたのですが、中盤に入った21番縄田脩平の落ち着いたプレーもそこにかなり貢献していて、早い早い展開に両チームともなりそうなところで、わざとテンポを遅らせるようなキープと展開などすることで、相手の勢いをそぎながら、前線の攻撃に繋げるというプレーは、21番縄田脩平が入ったことによってもたらされたように感じます。

交代があったところからの残り25分間くらいは、(清水エスパルスユース側の監督の声を聴いていれば、わかりやすいくらいに浦和ペースに変わっていたことが理解できた)、本当にそれまでの清水エスパルスユースの猛攻が何だったのかと言うくらい、浦和の攻撃に相手が四苦八苦するという形に持ち込めていました。

結果は、スコアレスドローでしたし、全体で見れば、決定的なシュートは、相手の方が多かったですが、試合終了後の選手の表情を見ている限りは、この先に期待できるような手ごたえを感じているなという選手も多かったようにも感じた試合でもありました。

当然ながら、サポーター間でもここ最近での起用に関しては、疑問の声も上がっていますし、これまでやってきたポジションと全く違うポジションでここ数試合固定で出ている中で、プレーしている選手自身の表情も迷いが残っているところは気になっているのは、確かです。

見る側としても正直難しいところがあり、ただ、そのポジションでのプレーが増えてきたことで、明らかに、前線でのプレーも少しずつ良くなってきていることもわかります。チームとしての意図なのか、選手のための意図なのか、その辺りは、当然、采配を振るう側ではないのでわかりませんが、今のところは、私は、既に、攻撃としては、手ごたえを掴めているような、今日の後半終盤の形から、攻めのバリュエーションとして、もう1つ確立させたいという意図でやっていると思うようにしながら、もう少し見て見たいと思っています。

ではでは。

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高円宮杯プレミアリーグ2018/08/26 浦和レッズユースvs鹿島アントラーズユース 0-1敗戦・・・私は、悪いとは思わない

悔しい敗戦から一夜明けて、頭はリフレッシュされましたか?

ここ最近は、なんだか、車を運転する時間、距離が、麻痺していて、気が付けば、家から昨日の会場だった鹿島アントラーズクラブハウスへの行き帰り下道で4時間ほどと、昨日はおまけで、旅行に行っていた姉を羽生あたりまで迎えに行くというおまけつきで、だいぶ運転したようで、運転している時は大丈夫だったのですが、戻ってから力尽きて、その日のうちには、ブログは書けませんでした。

寝る前に一瞬、ユーティリティプレーヤーについて頭の中で考えながら、過去に、ユースにもユーティリティプレーヤーとして、試合に多く起用され、ただ、プロを目指すという点で考えたときには、アピールポイントが逆に作れずに苦しんでいるようにも見えた選手がいたな、そうならないでほしいなとか頭でぼんやり考えながら、でも、今年のそれは、既に大きな武器を見せている選手で、そのポジションでのプレーに関しては、既に大きなアドバンテージを持っているから、そこが消えなければ大丈夫かと思いつつ、眠りにつきました。

で、見ていた私の方としても、一夜明けて、頭がリフレッシュされていました。

たぶん、そのまま頭がぼんやりした状態で、その日のうちにブログを書いていたら、一夜明けて書くのと別方向から文章を書いていたかもしれません。

で、途中まで文章書いたところで、いったんシャワーを浴びて、またリフレッシュして書き始めると。

クラブユース選手権が終了し、その後、水戸ホーリーホックカップや、和倉ユースを1日だけですが、観戦しつつ、レッズランドでの両面同時開催の横浜F・マリノスユースとの練習試合(・・・は、ほぼ試合の内容がごちゃごちゃになっていて頭に入っていない)と、そして、プレミアリーグの後半戦がスタートで対戦相手が、今シーズンやや抜けた成績で首位に立っている鹿島アントラーズユースが相手。

後々、聞いてみると、鹿島アントラーズのクラブハウスでのアウェイでの試合では、遺恨が残るような出来事もあったということだったのですが、私の記憶にどうしてないのかと思っていたら、日本にいなかったりで、そのアウェイの試合には足を運べていなかったというだけのようで。ただ、昨年からピッチに立っている選手にとっては、そういう思いもあったのかもしれませんが、試合前には、そういう状況は踏めてませんでした。

今年の対戦で言えば、トップチームのバタバタゴタゴタに再び巻き込まれる中での暫定体制下での開幕戦でしたよね。

あれから、新体制になり、少しずつですが、その色というものも見える中で、シーズンの半分が終わって、残り半分がスタートする試合。

クラセンまでが前半戦だと考えると、後半戦への準備段階での期間の数試合を見る限りは、スターティングメンバーの構成というところでは、大きな変化はないものの、数選手が入れ替わり、この試合では、ベンチ入りのメンバーの姿もフレッシュなところがポツポツ。

ちょうど、前日にS2リーグを見た限りでは、前半戦のプレミアリーグやクラブユース選手権で出ていた選手のパフォーマンスは、かなり良かったので、パフォーマンスではないところの背景など(全然わからないですが、忘れ物系とか、態度がとかw、過去にもあったような感じのできごとだったりしてと)も、もしかするとメンバー構成に影響はしているのかもと思う部分もありつつ、それでも、個々では悔しい思いにはなるとしても、継続して、多くの選手にチャンスが与えられているように感じています。

前置きがだいぶ長くなりました。

試合の話に移りますね。

vs鹿島アントラーズユースメンバーと交代は以下、

GK1番石井僚、DFが左に3番林海斗、右に2番北村龍馬、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に11番清宮昴大、右に9番二見健太(後半20分⇒32番佐藤優斗)、真ん中に10番池髙暢希(前半11分⇒22番佐藤陸人/後半43分⇒26番南濵優大)と24番山中惇希、FWが17番波田祥太と4番大桃伶音

となります。

鹿島アントラーズユースと試合をするときには、戦い方を変える必要があるというのは、以前からの対戦でもよく書いてきたように、ちょっと特殊で、ハイボールに対する戦い方などでかなり強さを発揮してきたり、強度のところでの勝負が必要になることから、ある程度は、そういう点を意識した布陣ににはなっていたと思いますが、メンバー構成の名前に大きな変化はないにしても、10番池髙暢希と24番山中惇希という中盤2枚の組み合わせや、スタートからの4番大桃伶音が最前線に入る布陣に関しては、もちろん、4番大桃伶音が前線に入る形は、ここ最近は、よく見られているものの、少し驚きました。

また、これは、試合展開の流れでの負傷交代などもあって、仕方ない部分はあったとは言っても、流れの中で精度の高いキックを蹴れる選手は多くいたものの、実際にこれまで武器になっていた、セットプレーの置いて蹴るというところで精度高く蹴ることができる選手が不在になったことなども、若干影響したことも考えられます。

ディフェンダー専門の選手の前線での起用で毎回思い出すのは、現在VONDS市原でプレーしている浦和レッズユース出身の西袋裕太になるのですが、彼がユース時代にもスタメンからフォワードと言うことは、なかったものの、パワープレーで上がることが多く、そこで実際に結果も多く残していた彼でも、やはり高さを生かした競り合いが強いと言われていても、フォワードとしてのプレーとディフェンダーとしてのプレーは全く違っていて、難しいという言葉は、よく聞かれました。

近い昔だと、現在東京国際大学でプレーしている小木曽佑太もそうでしたね。ヘッドで強い、セットプレーで強いのと、前線でフォワードとしてのプレーができるかは、また別の話なんですよね。

だから、4番大桃伶音が、体が覚えているディフェンスとしての高さと強さを生かしたプレーと前線で求められるプレーが違うかに苦しんでいる姿は、なんとなく想像できます。サイドの前線の選手が、サイドバックで経験を積まされるのとは、まったく別次元ですよね。

その中で、高さ強さでより力を見せるような今日の相手ですから、より難しさを感じてプレーしていたと思います。序盤は、やはり競り合いのところでは、タイミングも取るべきポジションも、相手の方が数段上で、何度か競り合ってフィフティにこぼれるような形が何度か起こるという形にはなりましたが、この試合では、近い位置で11番清宮昴大や17番波田祥太が、こぼれ球に対する意識を強く持ってプレーしていることがうかがえ、ここが機能した数回は、惜しい形に繋げることができていました。

この試合で感じた要素としては、適応力もその一つで、特に、中盤を細かくさばいてとか、キープして展開してみたいな試合になっていない中での、急に入った22番佐藤陸人も、準備のところもそうですし、そもそも、中盤としての求められるものが違うところで急に入ったことで、しばらくは試合に入りきれない様子があったのですが、先ほどの4番大桃伶音も、22番佐藤陸人も、試合が進むにつれて、この早い展開の中で適応していけるのは凄いなと思ったのですが、試合の後半途中から終盤にかけては、4番大桃伶音に関しては、競り方を工夫して収めることができるケースが増えてきて実際に、チャンスに繋げられる回数が増えていたこと。22番佐藤陸人も、受け手としてポジションを考えて、簡単に捌くプレーで攻撃にリズムを生み出すこともできる時間帯が多くなっていました。

正直なところ、私個人的には、試合開始から前線での競り合いで勝てないところを見ていて、相手のディフェンスラインの高さを見つつ、サイドでプレーをしていた11番清宮昴大を前に入れて、高めではないボールで動きながら競り合いをした方が良かったのではないかと思っていたのも事実です。たらればです。

総合的に見ると、4番大桃伶音を今後も高さと強さを生かしたフォワードとして起用していく意図があるのであれば、この試合での経験と試合の中での変化は、確実に生きていくとは思います。

24番山中惇希に関しても、私が言うまでもないのですが、サイドに置いて仕掛けるほうが、より相手を脅かしてこちら主導に持って行ける可能性があったようにも見えますが、これも結果論ですし、中盤で相手の攻撃をつぶすために走り回るというところでは、彼をそこに入れていたことで機能していたとも言えますし。

後半途中に2番北村龍馬が、右サイドバックで気持ち高めにポジションを置いてプレーしていたところなども、実際に攻撃として機能しかける場面もありました。

バックラインで23番遠藤龍河の気持ちの入ったヘッドでの跳ね返しとかも良かったです。

なんというか、たぶんなのですが、相手の強さを警戒して入ったところや、リスクのかけ方のバランスが悪くなっていたことが、この試合を難しくしてしまった部分もあるのかなと、思ってもいます。

萎縮するくらいポジション移動が制限されていることもないと思いますし、実際に、攻撃がはまっている時の今年の浦和レッズユースを考えれば、ポジション移動やカバーをしあうこともできてきているわけですし、3番林海斗も、セットプレーでのキッカーとしては、思うように蹴れていなかったとしても、動きながらのフィードでは、やはり魅力を見せていましたし、それに加えて、仕掛けることができる時のもう一つ前のへの抜け出しの回数などが、思うように行かなかったのは、相手の攻撃を警戒した守備意識のところにもあったと思いますし、これも、私個人的に思うことですが、センターバックに8番白土大貴を入れている以上は、この試合では、23番遠藤龍河が高さと強さというところで跳ね返せていて、細かいところで8番白土大貴がカバーするという形で機能していたのですから、後半途中からできていたように、自分たちの攻撃の形で相手の強みを半減させるような勝負の仕方ができると良かったのかなとも思いつつ。

少なくとも、新体制になってからのここまでの形を見ている限りは、同じ形でチームを固めきってしまって戦おうというよりは、様々な試みをプレミアリーグでもやっていこうという方針が見えるので、そこは、もちろん、見る側の私の主観での「こうした方が良い」と思うことはありますが、その変化の意図と、ここで求められることは何だったのかなど、見る側としても考えながら見ていかなければなと思った次第です。

ということで、別方面から書いていたら、長くなってしまったので、細かい試合の流れは、書きませんが、この試合で「お!」と思ったところをいくつか挙げて終わりますね。

カウンターが面白いと思った場面がいくつかあったこと。長いボールが多くなった展開で相手の攻撃を受けることも多かったということもありますが、1番石井僚の好セーブからのカウンターと言う形で、9番二見健太を活かしたカウンターで2回ほど相手を脅かすプレーがあったこと。また、この試合でプレミアリーグ初出場となった32番佐藤優斗(S2でもサイドバックが多かったところが、ここで本来の攻撃力が発揮できる、サイドの前目で起用されたのも、なるほどでしたが。)が、カウンターで突破して仕掛けた形は、相手にも確実に脅威になっていました。受ける形が多い試合が多くなるのは、問題ですが、カウンターでの得点パターンとして見えたものとしては面白かったです。

あとは、後半終盤に見せていた中盤とサイドバックが高めにポジションを取って、近い距離での細かいパス回し。22番佐藤陸人と24番山中惇希と高めにポジションをとった時の2番北村龍馬だったり、3番林海斗だったり、サイドで動き回っていた11番清宮昴大だったりともう一人近くにいる選手などでテンポよくパスを回した時には、狭い中でも相手が付いてこられないような場面があり、もちろん、奪われるリスクはあるものの、相手チームのタイプ的には、こういうプレーをすることで、流れを引き寄せることもできるんだよなと、再確認したり。

来週からは、2週連続でホームの駒場スタジアムで勝ち点が近い相手との対戦ですから、今日の試合で得たことの方をしっかり継続して、これまでの強みも継続して、この試合での結果的には敗れたものの、試合の中で得られた手応えの部分を大事にして、勝ちに行きましょう!

クラセンで敗れた清水エスパルスユースとの再戦になりますが、受ける形ではなく、こちら主導で戦える展開になることを願っています。プレミアリーグにおいては、アウェイで既に打ち負かしている。相手の今度は負けないの気持ちに1度はやられたものの、ここからはイーブン(和倉ユースで勝っているから、少しアドバンテージは浦和!)相手も、浦和の戦い方を意識してではなく、自分たちの良さを出して行こうとしてくるはず。うちも良さを活かして。アウェイで勝利した時のような鳥肌の立つ試合を楽しみにしています!

ではでは。

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クラブユース選手権2018/07/28 浦和レッズユースvs清水エスパルスユース 1-1pk3-4敗戦・・・この敗戦を成長の糧にして。

(今日は、試合レポート的な内容はほとんど書きません。)

全面良芝か、公式記録・・・。

どうも、ブクメです☆

そういえば、選手たちって、育成の試合に足を運ぶサポーターのこと、どれくらい知っていますか?

例えば、というか、私は、基本的に「浦和レッズ」というチームの育成をベースに応援してきたので、自分の行動の周りにいる方たちを当然長年色々見てきているのですが、すごくサッカー選手に似ているんですよ。どの環境でも多かれ少なかれ、そういうところはあるのでしょうが、個人的にな感想としては、浦和の育成のチームを応援する人は、とりわけ個性的な人が多い。(だから、好き嫌いで考え方が合わなくて、昔仲良かったのに急に無視されるようなこともあったりするのですがw でも、浦和レッズありきで見ていないことに対して、そういう人とは仲良くできないという考え方であれば、それは、浦和レッズの育成の見方としては、その方の方が正しいので仕方ないのかなとも最近は思っています。それ以外の理由だったら、残念ですが。)

そして、依存型のグループ行動が苦手です

理由の一つは簡単です。普通サッカー好きは、Jリーグなどプロのチームをメインに動き、海外のサッカーを見る。自分の余暇を割く割合は、そちらにウェイトが置かれるんですね。身内がそのチームに入れば応援する理由にはなりますが、そうでない場合にそこメインで足を運ぶかと言うと、そうはなりにくいですよね。

そのマジョリティに考え方としてならない人が、この環境にはまっていくパターンが多いので、当然、考え方がちょっと違います。だから、グループ行動も苦手です。

そして、同じチームの育成を応援している人たちの中でも、本当に様々な考え方が存在します。

私を知っている方は、よく私と一緒に試合を見たり、一緒に行動している人というのを知っていると思いますが、実際のところは、見る時は、一緒に見ることも多いけど、育成に求める方向性でも合う人もいれば合わない人もいる。行動も、実は、基本的にまずは、単独で行動することを考えている人が多いんですね。

今回のクラブユース選手権でも、朝早い試合ということもあり、移動の足の関係で、車で動きやすい私がフォローすることで、一緒に動く人たちが多かったですが、基本的に、皆さん、単独で自力で何とかするところから考えている。遠方の遠征でも、もちろん最初から一緒に動くこともありますが、まず単独で動くことを考える人が多い。試合も、一緒に見始めても、周りの雰囲気とか、集中して見たいとかなった時に、勝手に別の場所に移動して見るとかもよくありますし。

例えば、今日の試合で一緒に動いたメンバーで言えば、浦和レッズユースの敗戦後、試合後に1時間ほどで移動にかかる駅まで送ることになり、その時間を同じ車の中で過ごしたのですが、凄くチームの戦いに感情移入して、敗戦で落ち込んで、言葉数がかなり少なかった人もいます。冷静に公式記録を眺めていた人もいます。そして、私は、悲しいかな、ある程度、このクラブユース選手権と言う大会の浦和レッズユースというチームを俯瞰して見ることができてしまっていたために、その段階で、変な切り替えができてしまっており、ピッチコンディションや、今日のチームの戦い方、相手チームがどういう考え方で戦ってきたか、ベンチ入りできていなかった選手や、水戸で別の大会を戦っている選手も含めて、特徴や現段階で、できることなどを考えながら、「たられば論」を展開できてしまっていました。

どの考え方が正解か、なんてことは、関わる人によって違うので誰にも決められないわけですね。

ただ、実際のところ、「俯瞰して見られるようになってしまった自分」が少し嫌になる時もあります。

だいぶ前の話になりますが、トップチームもがっつり行っていて、育成にもどっぷりはまり始めていて感情移入ばかりがものすごくなっていた時期では、その時一緒に見ていた人がいて、悔しい敗戦の後に、私は、しばらく立ち直れなくて口数も少なく機嫌が悪くなり、一緒に見ていた人は、一緒に試合を見ている時間が好きというタイプの人だったので、平然としている・・・で、喧嘩になるということもありました。

過去ユースがプレミアリーグからの降格が決まった時の最終戦で試合終了後に大泣きしたこともありました。

その時を懐かしく思うこともありますが、今の方が良い、その時の自分がダメだったという感じになるわけでもなく。だから、正解なんてないんですね。

私も敗戦した試合の後には、ブログで、「切り替えて良い」と書くことがありますが、実際のところ、切り替えられない思いを抱えることで強くなれる選手もいるわけで、実は、正解なんてないんですよね。

ということで、なんでこんなことを書いたかと言うと、サッカーって、負けず嫌いで、個性的というか、わがままというか、曲げられなくて、人とぶつかりやすいとか、そういうグループ行動が苦手な人たちの集まりが、1つのまとまりになった時に強さを見せるという不思議なスポーツで、私自身が良いか悪いかは、わかりませんが、この浦和レッズの育成のカテゴリに足を運んでいる、ちょっと変わった人たちは、他チームのように、歌ったり、コールしたりはしていないけど、それぞれが、様々な個性的な見方や考え方をしていて(ある意味、1つにまとまって)、選手全てを後押ししようとしているということをなんか伝えたくなりました。

そして、様々な視点で今日の試合を受け止めていて、もちろん、トップチーム優先で足を運べなかった方には、私たちが伝え、共有して、今後の戦いを見届けていくんですよ、ということを急に書きたくなっただけですw

まあ、実際のところ、私は、俯瞰して見て考えて、切り替えも早かったと言いながら、家に戻ってから、ブログを書き始める時に、どうしたものかと、考えて、いったん普通のレポートっぽく書いて、いったんやめてとか、ウダウダして時間が経ってしまったんですけどね。

さて、俯瞰して考えて見ていた私からすると、やはり、同じリーグで戦っていて、プレミアリーグで既に対戦していて破っている清水エスパルスユースという相手が、かなり、研究してきたことで難しくなってしまったなという印象の試合にはなりました。そして、それを実践できるような技術を持った選手が本当に相手には多かった。

今シーズンの、特にここ最近の浦和レッズユースが強みとして発揮していた前線でのキープ力からの相手ファールを受けてのゴールに近い位置でのセットプレーが、この試合では、かなり少なかった。キーになる選手が強みを見せるプレーエリアをかなりケアされていた。

試合終盤に相手の高い位置からのプレッシャーで中盤を省略した攻撃にさせられており、蹴らされる印象が強い中でのパワープレーや前線のポストプレーの上手い選手にも上手く収まらなかった。その打開策をプレーで見せようとしていた数選手の疲労が限界に近くなっていて交代させざるを得なくなっていた。

勝敗を決めたPK戦というのは、もう、どちらが勝っても仕方がないもの。ただ、1-1の引き分けという結果で終わった中でも、試合全体で言えば、局面で通用しなかったと感じた選手も多いと思います。その感じたことをどう生かすかが、これからより成長できるかどうかのポイントです。

勝負と言うところで言えば、技術や精度では相手の方が優っていた試合でしたが、この大会で特に際立っていた、中盤や高い位置で奪い取る守備というものは、この試合でもかなり相手を脅かしており、実際、攻撃のリズムが良くなかったところで、崩されて先制された後の二見健太のゴールは、高い位置で奪ってから、自らで決めた得点でした。

結果は、ここで敗退になったものの、運とか勢いではなく、「浦和レッズユースは強い」という評価が第3者からでもされるようなチームに今年はなっています。

正直なところ、この準々決勝までの戦いでは、相手チームの戦い方に怖さがないチームが多く、浦和レッズユースの現在地が図りにくいと感じていたのが本音でして、その点でも、今日戦った清水エスパルスユースは、怖さのあるチームでしたし、さらには、前回敗れた相手には絶対に負けないという気迫も見られた。

そういう、難しい相手に対しても、勝負のところでは、譲らず、課題も多く感じたものの、一つ、浦和レッズユースの強さのベースとなるものは、このレベルの相手に対してもかなり脅威になるということがしっかり確認できました。

今は、がっつり落ち込んで、落ち込みまくって、その悔しさをどのくらいの糧にできるかが、ここからの勝負ですね(ありきたりな言葉ですが。)

ではでは。

vs清水エスパルスユースメンバーと交代

GK30番鈴木彩艶、DFが左に3番林海斗、右に20番冨田蓮、真ん中に23番遠藤龍河と8番白土大貴、MFが左に24番山中惇希(後半39分⇒28番長田拓巳)、右に10番池髙暢希、真ん中に16番玉城大志と5番大城螢、FWが9番二見健太(後半13分⇒11番清宮昴大)と17番波田祥太(後半36分⇒4番大桃伶音)

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クラブユース選手権2018/07/26 浦和レッズユースvsヴィッセル神戸U-18 3-1勝利・・・またも完勝に近い内容で準々決勝へ!

どうも、ブクメです☆

グループステージ最終戦から決勝トーナメントのラウンド16は連戦ということで、ここを乗り越えると、ここからは、試合ごとに1日空くため、疲労の蓄積などもありますが、なんとか踏ん張って戦ってほしい状況。幸い、天候気候としては、グループステージ初戦の猛暑から、試合ごとに少しずつ暑さと言うところでは、和らいでいく(死ぬほど暑いから、普通に暑いになっていった程度w)流れで来ており、ラウンド16の試合では、曇り空で涼しいとまでは、言えないものの、試合に影響があるほどの暑さとはかけ離れた、比較的良いコンディションになりました。

さてさて、この大会の、前橋総合運動公園での試合の時には、どんなこと自分は書いていたかなと昨年のブログを見て見たら、大体同じようなことを書いているのですが、スタンドからピッチまでの距離がやや遠くなるものの、確率的にはそれほど高くない、この会場での試合ながら毎年1試合は、ここで試合をやっているというイメージがあるため、ここで試合があると「全国大会だな~」という感想を持つように勝手になってしまっています。

今日も、そんな感じで、ここに来るといつも一番上で立ってみるのですが、この試合もそんな感じで見させてもらいました。良い意味でリラックスして。

応援する側としたら、選手を鼓舞して負けないようにとにかく勝つことだけに集中して見るぞという感じになるべきなのでしょうが、今大会は、若干不思議な感情がまとわりついています。相手が調子が悪ければ良いなとか、運よくでも点が入れば良いなとか、その真逆で、今年の浦和レッズユースの勝負強さを自分の中でも確固たるものにしたいのか、具体的に今の浦和レッズユースのどこが強いのかを見つけていきたかったので、「相手は凄く強くて、強烈な個を持ったような選手がいて、厳しい試合になるくらいがちょうど良い」という思いが何だか強くなっています。

その点では、この試合の対戦相手のヴィッセル神戸U-18というのは、地域が全然違うので、あまり浦和レッズユースが対戦するという試合を見たことはないにしても、昨年のこの大会のグループステージ最終戦で戦った印象や、ジュニアユースの全国大会の会場で少し試合を見たことがあって、その時の印象からすると、そういう期待ができる相手ではあったのですが、結論から言うと、関西のチームからよく見られるような気迫とか(良い意味での?)怖さとか危なっかしさとか、そういうものも感じられませんでしたし、試合自体も、今の浦和レッズユースの守備を脅かすようなプレーも危険で大胆な試みもほとんどされませんでしたし、そういった意味では、少し残念な気持ちもありました。

では、試合の話に移ります。

vsヴィッセル神戸U-18メンバーと交代

GK30番鈴木彩艶、DFが左に3番林海斗、右に20番冨田蓮、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に24番山中惇希(後半40分⇒37番堀井真海)、右に10番池髙暢希(後半40分+2分⇒26番南濵優大)、真ん中に16番玉城大志と5番大城螢(後半30分⇒21番縄田脩平)、FWが9番二見健太(後半18分⇒11番清宮昴大)と17番波田祥太(後半27分⇒4番大桃伶音)

となります。

前半スタートから、サイドからの攻撃で多くチャンスを作る浦和は、1分に右前線でボールをキープした10番池髙暢希が攻撃参加する20番冨田蓮に落としてサイドからのクロス、続いて5分には17番波田祥太がサイドに流れてクロスを上げコーナーキックを獲得、10分には、10番池髙暢希の右サイドからの突破からゴール前に入る9番二見健太へのパスは、惜しくもオフサイド(サイド攻撃ではないが、直後の23番遠藤龍河からのパスに抜けだして9番二見健太が放ったシュートは、かなり惜しかった)と、サイドからの攻撃で相手ゴールに迫り、更に、この大会通じて目立っている、ペナルティエリアに近い位置でのボールキープや粘りからの相手ファールを受けてのフリーキックや、サイドの仕掛けからのコーナーキック獲得など、セットプレーのチャンスが、この試合でもかなり多く、6分のコーナーキックからの16番玉城大志のクロスを23番遠藤龍河がヘッドで狙った場面など、そのセットプレーから相手ゴールを脅かすプレーも多くなりました。

攻撃面では、10番池髙暢希のキープ力が試合ごとに更に強さを増していき、13分には、そういうキープした形から17番波田祥太にラストパスを送り、ゴールにはならなかったものの決定機を演出します。

攻勢の中で、迎えた前半17分に10番池髙暢希の仕掛けから相手キーパーが対応しきれずに中途半端に弾いて浮き球が、ちょうどペナルティエリア内の良いポジションに入っていた17番波田祥太のところにこぼれ、これをダイレクトで決めて先制、1-0とします。

前節に引き続き、嗅覚と言うか、来そうなところに入っていたことでの見事なゴールとなりました。

前半33分には、17番波田祥太のキープから左サイドに流れる24番山中惇希につなげ、持ち上がって左サイドからのクロスを10番池髙暢希がシュートを狙った場面も惜しかった。

ほとんど相手に危険なシュートを放たれることのなかった前半ですが、唯一の決定機は、相手シュートが枠を捉えず失点は免れます。

前半を1-0で折り返し、迎えた後半、1点を追う相手の激しい攻撃が・・・となるムード作られる前に9番二見健太の仕掛けからペナルティエリアで倒されてPKを獲得。

このPKを10番池髙暢希が難なく決めて2-0とします。

後半4分には、3番林海斗の左サイドからの攻撃参加し、24番山中惇希からのパスを受けクロスを上げて17番波田祥太がディフェンスと競り合う形でゴールを狙うも、ここは、ファールの判定。

後半9分には、前線への突破を試みた9番二見健太へのパスがこぼれる形でキーパーと1対1になる決定機を作りキーパーは交わしてゴールに流し込もうとするも、ギリギリで戻った相手ディフェンダーにクリアされてゴールならず。

そこで得たセットプレーのチャンスで、16番玉城大志からのクロスを24番山中惇希が受けて、23番遠藤龍河がゴールを狙う惜しい形を作ります。

直後にも思わず、「その位置からのヘッドでなんであれだけ強いヘディングをできるんだ」と一緒に見ていた方から言葉が漏れた(私もそう思っている)、ペナルティエリア外くらいからの5番大城螢のヘディングシュートなどありつつ。

試合展開としては、こんな感じで相手は、もちろん2点ビハインドで後半はゴールを狙いに来ているとは思いますが、そのほとんどの攻撃を浦和の守備陣と中盤の選手などの連携で跳ね返しつつも、何度かは、危険な場面を作られることも出てくる時間の中で、まずこの試合を左右したのが、後半18分の相手の真ん中からの仕掛けに対して、守備陣が並んで下がってしまい、シュートコースが空いてしまったところで放たれた決定的なシュート。これを30番鈴木彩艶がスーパーセーブで防ぎ、失点を免れます。ここで決められていたら、相手が勢いに乗っていたかもしれないとも考えつつ、ペースを相手に渡さずにその後もできていたものの、後半29分に結局相手にゴールを許してしまい1-2の状況になったのですが、今年の浦和レッズユースの本当に強いところが、こういう展開になっても崩れないところなんですね。

更に、グループステージのモンテディオ山形戦同様に、後半途中から投入された11番清宮昴大の追加点は大きかった。

相手ディフェンダーとキーパーの距離がやや空いたところで、そのスペースにパスが出された時に、11番清宮昴大が猛ダッシュ、相手キーパーも飛び出してクリアしようとしたものの、僅かに11番清宮昴大が先に追いつきゴール!

残り10分ほどとなった後半32分(この試合は40分ハーフ)で再び2点差に開いたことで、より浦和レッズの集中力も増し、とにかく点を取らなければならない相手の攻撃で34分にゴール右隅の難しいコースへの決められてもおかしくないようなシュートを30番鈴木彩艶が、見事な反応ではじき出し、このピンチの場面を防いだことで勝負あり。

試合全体を通して、ペースを握った浦和レッズユースの快勝となりました。

28日には、準々決勝で清水エスパルスユースとの対戦になりますね。

既にプレミアリーグで1度対戦している相手で、アウェイで足を運べた方も少なかった中で、今シーズンのチームの躍進の可能性を強く感じさせてもらった、見事な逆転劇の試合。

クラブユース選手権で敗れた三菱養和SCが勝ち上がってきたほうが、今度こそ倒してやるというモチベーションが作りやすいのでやりやすいという声も聞こえてきましたが、それとは逆の、前回の敗戦の借りを返してやろうと、強い気持ちで向かってくることが予想される清水エスパルスユースということで、やりにくさも確かにあるかもしれませんが、その試合に足を運べた数人のサポーターからすると、あの試合での興奮するようなプレーを今度は、多くの方が見られるところで見てもらえるので、その方が良いという考え方でまとまりましたw

ここからの相手は、強烈で手ごわい相手であってほしい。そういう相手とギリギリの戦いをすることで、昨年果たせなかった優勝が見えてくる。

より貪欲に!

ではでは。

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クラブユース選手権2018/07/25 浦和レッズユースvsコンサドーレ札幌U-18 3-1勝利・・・有利な条件の相手を一蹴、決勝T進出

どうも、ブクメです☆

決勝トーナメントの対戦相手と場所が決まってからブログ書こうと言うことで仕事してたら、書き始めが遅くなりましたw

前橋総合運動公園でヴィッセル神戸U-18との対戦ですね。下増田の確率が高い中ですが、浦和レッズユースの夏の全国では、前橋総合運動公園がかなり高い確率で入ってきますね。前橋総合になりそうだとサポーターの方と話していたら、やはりそうなったり(NTT図南はなんとなく嫌だと言っていて、そういう話題出すとなるからやめよう見たいな話もしてましたがw)

そんな頻度の多い、前橋総合運動公園なので、この会場では、嬉しい勝利の記憶も、悔しい敗戦の記憶も色々残っています。

今回は、嬉しい記憶にしてくれそうだというくらい、チームにエンジンがかかりまくってますね!

そして、天気予報を見る限りは、曇りで30度に届くか届かないかということで、猛暑という余計な動きを鈍らせる要素も少なくなりそうで、少し安心しています。

ということで、グループステージ第3戦。第2戦で快勝した浦和レッズユースでしたが、第1戦勝利した2チームの対戦が引き分けでアビスパ福岡とコンサドーレ札幌が共に勝ち点4まで伸ばしていて、コンサドーレ札幌は、引き分けでも突破が決まるという、浦和レッズユースにとっては、勝利しないと敗退がかなり濃厚になるという、ある意味追い込まれた状況での試合となりました。

この試合も、昼過ぎには結構気温は、上がったものの、試合の時間帯は、曇りベースで多少はプレーしやすい気候になっていたのかと思います(猛暑を考えればマシというレベル。)

ということで、試合の話に移ります。

vsコンサドーレ札幌U-18メンバーと交代

GK30番鈴木彩艶、DFが左に3番林海斗、右に14番柳田大輝(後半スタート⇒20番冨田蓮)、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に24番山中惇希(後半35分⇒26番南濵優大)、右に10番池髙暢希、真ん中に16番玉城大志と5番大城螢(後半30分⇒2番北村龍馬)、FWが17番波田祥太(後半26分⇒37番堀井真海)と11番清宮昴大(後半18分⇒4番大桃伶音)

となります。

ここ最近は、年末のGO FORくらいでしか対戦する機会があまりないコンサドーレ札幌U-18ですが、かなり前に浦和レッズユースがプレミアリーグ初年度に戦ったときの強烈な攻撃陣に苦しめられた時の相手のイメージが未だに残っていて、それに加えて、相手は引き分けでもOKという状況になっていたことで、かなり難しい試合になることも考えていたのですが、試合開始早々から、その心配は消え去るくらい終始浦和ペースの試合となりました。

相手の攻撃陣の特徴を気にする前に、浦和の攻撃の時間が多くなり、おそらく攻撃の起点になる選手だろうなと思われる選手を自由にさせない浦和の守備の良さもあったとは思いますが、相手の全体的な動きが重いというか、浦和の攻撃の潰さなければならい選手のところへのプレッシャーもそれほどなく、攻撃の際には、コントロールが上手く行かなかったりすることも多い。

もしかすると、暑さで疲労が蓄積されたピークの状態になっていたのかなと感じるところも実はありました。

開始早々から、14番柳田大輝のロングフィードに17番波田祥太のポストプレーから24番山中惇希につながればと言う展開や、2分の24番山中惇希の枠を捉えられなかったものの思い切ったシュート、5分の5番大城螢のロングスローを受けた11番清宮昴大の前線での粘り、6分に相手の攻撃を摘んだ3番林海斗が16番玉城大志につなげて前線に供給し、これを前線で11番清宮昴大がしっかり収めて仕掛ける形、7分の10番池髙暢希の相手のプレスが甘いとわかったところで力強いドリブルでの突破から、大きく左サイドに展開し、前線のスペースに走っていた3番林海斗に通して、クロスが合えばという惜しい形などなど、相手ゴールに迫る場面を多く作ります。

特に、前節途中出場で存在感を示してこの試合スタメンだった11番清宮昴大が前線へのパスをしっかりキープできていたことが大きく、それによって、前線に入った時に17番波田祥太が、11番清宮昴大を意識しながら、ボールが収まったところで、相手の激しい守備にあっても、粘ってパスを受けたり、こぼれたところにいち早く反応して17番波田祥太が、そのチャンスを生かして仕掛けるという形も多かったように感じます。

前半9分には、相手の早い仕掛けで決定機を作られた場面もあったものの、ほとんど相手の思うような攻撃をさせずに攻撃を繰り返した中で先制ゴールが18分に生まれます。

直接でも狙えるし合わせる形もある良い位置でのフリーキックを獲得し、ちょうど、今年のチームはセットプレーで良く得点が入るという話を一緒に見ていた方としつつ、でも直接はあまり入った記憶がないですね~、みたいな話をしていたところで、10番池髙暢希が直接決めるという形。お見事でした。

*すごくわかりにくいですが、フリーキックを10番池髙暢希が決める時の蹴る瞬間。

先制点の後も、23分の24番山中惇希のインターセプトから11番清宮昴大に当てて、いったん下げて16番玉城大志からの右サイドの10番池髙暢希につなげるテンポ良い攻撃でチャンスを作ったり、25分の11番清宮昴大の前線でのキープから17番波田祥太につながっての仕掛け、26分には10番池髙暢希が右サイドをオーバーラップする14番柳田大輝にヒールキックでパスを通し、抜け出しての惜しいクロス。

27分のセットプレーでは、10番池髙暢希のクロスに23番遠藤龍河がヘッドで狙う惜しい形。

特に惜しかったのは、31分の10番池髙暢希からの折り返しのパスを11番清宮昴大が受けて放ったシュートで、僅かにゴールをそれるシュートでした。

前半の終盤には、相手チームの攻撃の回数が増える場面があり、一瞬やられたように見えたループシュートを狙われた場面などありましたが、相手の反撃ムードを止める浦和の追加点が、前半終了間際に生まれます。

右サイドからの攻撃で、ペナルティエリア内のファーサイドの方に走りこんでいた17番波田祥太へのクロスだったか、もう少し手前を狙っていたかもしれませんがクロスに対して相手がクリアできず、17番波田祥太のところまで届いたところで、このチャンスをしっかり決めて2-0とします。

*ゴールを決めて喜んでいる17番波田祥太と24番山中惇希。他の方の写真でツイッターなどでも流れていましたが、ゴール決めた瞬間の17番波田祥太の決めたぞアピールは、なかなか良かったですw

ということで、相手にとっては引き分けでも良い状況を考えると2点差が安心とは言えないものの、試合内容でも、経過でも、運動量でも、浦和が完全に優る形で前半終了。

後半、点を取らなければならない相手がどのような戦いをしてくるかと気にして見ていたところ、おそらく、交代メンバーを見る限りは、浦和の右サイド、相手の左サイドからの仕掛けでチャンスを作っていこうという交代に見えたのですが、やはり、相手の攻撃の怖さを感じる前に、浦和の守備が硬く相手に自由に攻撃させず、それでも、相手の2番の選手が仕掛けた時などに何度か危険な場面を作られたり、交代で入っていたサイドバックの4番の選手が攻撃参加できたときなどは、やや危険な形を作られかけたものの、後半から出場して右サイドバックに入っていた20番冨田蓮が対応して、相手のスピードある突破を遅らせて、あとは、味方が囲んで奪うみたいな、そういう守備ができていたことで、相手が勢いづくようなプレーをさせなかったのも大きかったと思います。

後半は、よりサイドバックの選手の攻撃参加が増えたり、中盤真ん中の5番大城螢が右前線のスペースに流れて行ってパスを受けて攻撃など、前半以上に相手の守備が対応に困るような攻撃の形が増えていく浦和と言う感じで、3点差にしたら試合自体は決まりだろうなというくらいの雰囲気になっていたところで、迎えた17分にドリブルを仕掛けてペナルティエリアに侵入した17番波田祥太が倒されPKを獲得。

このPKのチャンスを10番池髙暢希がなんなく決め3-0とします。

20180725003

*10番池髙暢希がPKを落ち着いて決める(真ん中に蹴っていたぽい!)

その後、パワープレーではない形のため、ロングボールが少ない状況ながら、4番大桃伶音が交代で前線に入り、高さだけではなく、流れながらボールを受けて仕掛けるようなプレーもありつつ(もちろん高さでの強さも見せていた)、3番林海斗の惜しいシュートだったり、26番南濵優大が入ったところで、ボランチの位置に上がった8番白土大貴が途中交代で入った、37番堀井真海からの折り返しのパスを受けて、ポストを強烈に叩くような、かなり惜しいシュートを放ったり、終盤に1点は返されたものの、終始浦和の強さが目立つ形で3-1での勝利となりました。

今日の試合の何が凄かったかと言うと、疲労が蓄積する3試合目で色々な選手が起用はされているものの、出場時間自体はかなり長くなっている選手も多い中で、その3試合目の試合の終盤のところで、そう言った選手たちが、動きの質を落とすことなく、むしろ、気が付けば攻撃参加してゴールを狙って惜しい形まで作っていたりするというところ。

これが今年の浦和レッズユースの勝負強さの要因の一つとは言え、試合の終盤にギアを一つ上げられるところが凄いなと。

コンサドーレ札幌U-18は地域の関係もあり、ほとんど見る機会が最近はないため、この試合では、本来の強さが見せられなかったのかもしれませんが、そういった点で、かなり浦和がわかりやすく優ってしまった試合だったのかなとも思います。

暑さ対策も、今日はついにクーリングブレイクの時に扇風機を持っている選手もいたりしましたし、ドリンクのボトルに保冷用の反射シートを巻いていたり、そういったチームとしての暑さ対策含めたコントロールがしっかりできていることが、ここで差につながったのかなと思います。

追い込まれた状態だったのに、本当に見ていて安心感のある試合を見せてもらいました。

ということで、これでグループステージは終了。2位で突破し、グループ1位通過してきたヴィッセル神戸U-18と決勝トーナメント初戦で対戦することになりました。

ここからは、またグループステージとは違った難しさのある戦いになりますが、今日のような戦いをすることができれば、どんな相手でも倒せます。

連戦になりますが、明日も今日のような戦いを見せてください!

楽しみです!

ではでは。

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クラブユース選手権2018/07/23 浦和レッズユースvsモンテディオ山形ユース 3-0勝利・・・守備の硬い相手を見事粉砕

どうも、ブクメです☆

ピッチによって観戦環境がこれだけ違うのだと感じた大会2日目。昨日は、ピッチCでネット越しに前から強い日差しを受けて見るような環境だったのですが、それとは打って変わって今日のDピッチでは、ネットに囲まれていない箇所から見られ、テントもピッチに近い位置張ってあり日影の中で観戦太陽も後ろから、そして湿度が若干低めで強い風が吹いていたということで、昨日の止まらない汗の中での観戦は何だったのかと思ってしまうレベル。

でも、ピッチでプレーする選手にとっての環境は、過酷なまま。

さてさて、今日の浦和レッズユースvsモンテディオ山形ユースののクラセン公式ページに載っていた公式記録の以下がちょっと(そこそこ)気になってます。

プレーに影響があるくらいの強烈なピッチを横切る風、生えている芝は良質かもしれないけど、ところどころ緑でないものが見えまくっているピッチだったと私には感じ、見えたのですがw

ということで、クラセン2日目です。

他地域の現在の力関係というのは、わからないものの、冷静に見つめてみると、グループステージにして、アビスパ福岡U-18とコンサドーレ札幌U-18というユースにおける強豪チームと同居するグループって結構厳しいよなとふと感じつつ、初戦でその中の1チーム、アビスパ福岡U-18に敗れた浦和レッズユースにとっては、今日のモンテディオ山形ユースとの一戦は、引き分けも許されないような試合となりました。

終わってみて試合全体を考えると、対戦相手のモンテディオ山形ユースの守備力の高さを随所に感じたため、得点が奪えないままに時間が過ぎるという試合展開に持ち込まれていたら結構大変だったのかなと思う部分もありますが、この試合は、試合の入りのところと早い時間で得点を奪えたことで、常に浦和ペースで試合を運べたところで勝負ありだったのかなと思います。

では、試合の話に移ります。

vsモンテディオ山形ユースメンバーと交代

GK30番鈴木彩艶(後半35分⇒18番西尾優輝)、DFが左に3番林海斗、右に14番柳田大輝、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に24番山中惇希、右に10番池髙暢希、真ん中に16番玉城大志(後半35分⇒35番根岸恵汰)と5番大城螢、FWが17番波田祥太(後半35分⇒21番縄田脩平)と13番與那覇航和(後半23分⇒11番清宮昴大)

となります。

開始早々から、ゴールを奪いに行く姿勢を見せた浦和レッズユースが、相手が落ち着いて守備に入る前に攻め込み、17番波田祥太のヘディングシュートなど惜しい形を作り相手ゴールに近いところで、セットプレーなど複数チャンスを作る中で、迎えた6分にセットプレーのチャンスから、24番山中惇希か23番遠藤龍河が絡んだチャンスだったと思うのですが、最終的に5番大城螢が決めて先制します。

今日の試合では、相手の守備が硬く、攻め込む回数は多いものの決定機を作る回数がそれほど多くなかったところでしたが、その分セットプレーを獲得する回数が多く、実際にゴールとしてはこのゴールのみでしたが、5番大城螢のセットプレー時の惜しい形というのが非常に多かったことが印象に残っています。

そして、横からの強風が結構影響を受けてしまうのかなと感じていたものの、思ったほど明らかに風の影響でという場面は少なく、この辺は、しっかり考えてプレーができていたのかと思います。また、前の試合では、やや味方との連携というより強引に行こうとしすぎている感もあった10番池髙暢希が、この試合では、味方を活かすようなプレーも入れながら、必要なところでは、相手守備陣が複数いても体の入れ方や、ボールの置き方などで突破するという形を見せており、その辺は、やはり前の試合では、初戦の難しさと、試合に対しての気持ちの入りすぎが招いたことだったのかなと、この試合を見ていると感じました。

そういう形でのプレーの一つを挙げると、15分の16番玉城大志からのパスを10番池髙暢希が受けた右サイドでの仕掛けのところで、右サイドバックの14番柳田大輝が追い越して前線に走っていったところをしっかり感じていて、10番池髙暢希が引き付けてキープしながら、14番柳田大輝につなげたプレーがありましたが、こういうところが、昨日とは全く違ったというか。

前半26分には、カウンターの形で今度は、14番柳田大輝を起点にした反撃で、10番池髙暢希が抜け出して一気に相手ゴール前に迫るという形になりました。

先ほども書いたように、この試合はとにかく、早い時間い先制できたことが大きかったなと思うのは、落ち着いてからの相手の守備には、かなり苦しめられる場面が多く、サイドの深いところのスペースを上手く埋められてしまうことで、両サイドから抜け出してクロスを上げて決定的にと言う形は、実際浦和もなかなか作らせてもらえなかったと言えます。相手の守備を褒めていますが、実際のところ、それでも浦和は、チャンスを多く作り、逆に、相手の攻撃に関しては、決定機もほぼ作らせていなかった浦和の守備の集中の方が見事だったとわけですが(たぶん、前半は、枠内シュートをほぼ打たせていない。)

そういう試合になったので、攻防としては、また別の面白さがあり、ボール奪取での対決が多くなったというか、気になったポイントでメモを取っていたのを今見ていると、13番與那覇航和が、相手の攻撃の起点を摘むインターセプトから反撃とか、24番山中惇希が球際激しく行き高い位置でインターセプトして展開とか、攻撃で特徴のある選手たちが、堅い守備から反撃を狙っていたであろう相手の攻撃のスタートのところで摘み取るようなプレーを多く見せていたのも印象的でした。

前半を1-0で折り返します。

後半に入ると、相手も点を取らなければならないということで、選手を2枚替えしてきたり、少し崩して仕掛けてくるのかなと思いつつ見ていましたが、攻撃の意識は高めたようですが、思ったほど点を取るためにリスクを負うようなプレーはなく、先ほど書いたように、相手の攻撃の起点のところを前線やサイドの選手たちも狙って摘み取るプレーが多くできていたことで、後半は、1,2度危険なシュートを放たれたものの、やはり相手に押し込まれなるような時間を作らせることなく進められていました。

後半の浦和の攻撃で印象に残ったところをいくつか挙げてみますと、9分のバックラインでパスを受けた8番白土大貴の低めの狙いすました縦パスで相手の隙間を縫って一気に前線の13番與那覇航和へつなげた大きな展開。強風の影響をまったく感じないような大きな展開(放り込みではなく、明らかに意図のある長い距離の正確なパス)は、見事でした。

16分には、10番池髙暢希がドリブルで仕掛け、スペースに抜け出した17番波田祥太へのパス。これが通れば大きなチャンスになるという場面でしたが、ギリギリオフサイドだったようです。

後半のクーリングブレイクの前くらいの時間帯には、浦和の攻撃陣がらしさを見せたプレーでチャンスを作る場面も増えており、その中でも、17分の24番山中惇希の突破は見事で、左サイドからドリブルを仕掛け、更に相手ディフェンダーを1枚はがしてペナルティエリア深くまで侵入して、最後の17番波田祥太へのパスがわずかに合わなかったものの、相手守備陣に苦労していた中で、見せるところではしっかり見せるプレーをこういう時間帯に作ったのは見事でした。

そして、やや相手が攻撃に行かなければならないところで、逆に浦和の攻勢が強まっていたクーリングブレイク後のタイミングで、長期離脱していた11番清宮昴大(夏の大会出場も厳しいかもしれないと聞いていたので、ここでの復活はかなり見ていた方してもテンションが上がりました)の投入で、前線が気持ちの面でも明らかに活性化され、迎えた26分には、その11番清宮昴大のサイドからの攻撃から、最後は17番波田祥太がゴール。勝利をかなり手繰り寄せる追加点を決め2-0とします。

この直後には、セットプレーのチャンスで5番大城螢のあとわずかという惜しいヘディングでの狙いがあったり、30分には、24番山中惇希のインターセプトから、17番波田祥太を経由し抜け出した11番清宮昴大へのパスは、僅かにオフサイド。

10番池髙暢希のドリブル突破は、相手が複数で取りに行っても奪えないくらいさえ渡っており、更には、枠は捉えなかったものの、こういう攻撃もあるとばかりに16番玉城大志がやや距離があるところからミドルシュートを狙う。

そして、試合の最終版・・・なんというか、私の癖と言うか、チャンスの時でも違うところを観察してしまうことがよくありまして、3点目のゴールを見逃してしまうという。。。

コーナーキックのチャンスから、11番清宮昴大がヘッドで決めての得点です、はい。

ということで、終わってみれば、3-0の快勝となりました。

ちなみに最近、書いてなかったので、書いておくと、守備側の選手の名前があまり上がらない時は、守備が凄く良かったということを意味しているわけで、3番林海斗、8番白土大貴、23番遠藤龍河、14番柳田大輝のバックラインでの守備は、試合を通してほぼ相手に決定機を作らせなかったということです。

ということで、前の試合では、ひねくれ者のブクメは、やや納得できないところを多く感じてしまっていたのですが、この試合と併せて考えてみると、やはり初戦の硬さや、まず失点しないところから戦おうとしてのあれだったのかなと思いますし、今日の試合では、今年の浦和らしい強さが出たのかなと思います。

指示もあるとは思いますが、選手間で考えて工夫してとか、そういうところが、特に今日のモンテディオ山形ユース戦では見えた気がします。

試合運び含めて見事でしたし、最後の畳みかけるところで、あれだけの運動量を前線の選手(スタートから出ている選手でも動きが落ちていなかったことに驚いている)ができるのも凄いなと。11番清宮昴大が前線に入ってから、もう1スイッチがチームに入ったのも目に見えてわかりました。

さてさて、同グループの初戦勝利チーム同士の試合が引き分けに終わったということで、最終戦が引き分けで突破できる可能性が限りなく低くなってしまいました。

アビスパ福岡U-18(勝ち点4)、コンサドーレ札幌U-18(勝ち点4)、浦和レッズユース(勝ち点3)、モンテディオ山形ユース(勝ち点0)

まあ、勝てば自力で突破が決まる試合。わかりやすいです。アビスパ福岡U-18が負けないと引き分けでの突破はないわけですし、そこを期待しても仕方がないので、勝てば良い。

願わくば、できる限り、暑くない状態で、試合ができることを。

初戦長い時間を戦った選手で今日出場しなかった選手もいますし、1日空きますし、疲労具合のコントロールも上手く行っているようにも見えますし、まずは、突破をかけたコンサドーレ札幌U-18戦に向けて、回復と良い流れを継続できるように意識を高めてもらい、突破を決めた勢いで連戦となる決勝トーナメントの初戦も突破と行きたいですね。

本当にお疲れさまでした。

細かいところですが、ピッチサイドに置くドリンクに反射シート(?)を巻き付けてドリンクが温まらないような工夫とか、初戦では、普段選手がやっているビデオ撮影をコーチがやっていたり、暑さ対策や、チーム一丸での戦いをしようとする工夫も色々見られており、そういうのを見ると、嬉しいです。

次の試合も楽しみにしています。

ではでは。

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クラブユース選手権2018/07/22 浦和レッズユースvsアビスパ福岡U-18 1-2敗戦・・・連戦なので気にしないことも大事

どうも、ブクメです☆

通常の全国大会のグループステージ初戦では、初戦の硬さとか、グループステージ3試合を考えた、対戦相手によっての戦い方とか、その辺を考慮されることが多いのですが、そもそも暑い群馬で「猛暑」の中で開催される大会という要素が加わり、試合時間もグループステージが35分ハーフになった、小さいようで大きい前後半合わせて10分(そもそもこの大会は、2連戦で1日休息日という過酷な日程で行われるため、グループステージは、前から40分ハーフではあったので、通常の公式戦の45分ハーフと比べると、合計で20分違うというのは、サッカーでは、かなり1試合におかえる考え方が変わるとも言えますね。)も各チームのグループステージの戦い方に大きく影響を及ぼしているようですね。

簡単に言えば、私個人的には、好きではない蹴り合いのサッカーにこの試合は、なったわけですが、この理由に「猛暑」「連戦」「グループステージ3試合を考えて相手によって戦い方を考える」となってしまうと、何も言えないわけです。

もちろん、選手のモチベーションの高さはプレーしている選手の表情を見ていれば伝わってくるのですが、ようやく今年になって、試合を作って、相手を崩して、ポジションも入れ替わったり、追い抜いて味方同士のパス交換で抜いたり、相手の裏を突いてサイドを抜け出して、決定的なクロスを供給してゴールに迫るとか、そういうことがほとんど見られない試合にはなってしまいました。

これも個人的な話ですが、そういうプレーとしては、後半10分の24番山中惇希が左前線に抜け出して、そこにきれいにパスが通り、鋭いクロスを供給し、そこに右サイドから2番北村龍馬が長い距離を走って混戦の奥からゴールを狙ったという場面くらいしか強く記憶には残っていないのですが、ここのプレーは見事でした。

ただ、確かにそういう戦い方を、この猛暑の中で続けていくのはきついのかなとも感じました。

戦い方がロングボールなので、交代で入ってきた選手の特徴があまり生きる場面もなかったようにも感じましたし。

あとは、こういう試合になったところで、自分で突破してやるという気持ちが強い選手がいて、それが効果的に働くところもありつつ、味方が見えないくらいに常に相手ディフェンダーが人数足りているところにも突っ込んでいくようになっていたりもありましたが、自分で突破してやるという気持ちは必要なので、続けてもらいつつ、もう少し味方を見られると良かったかなとも思います。

こういう試合の中で、やはりセンターバックに入っていた8番白土大貴の落ち着いた判断と危機察知してのカバー能力などは、光っていたと思います。

試合自体は、後半13分に、セットプレーのチャンスから誰のヘディングだったかは確認できなかったのですが、ヘディングシュートがバーを叩きそのこぼれを狙った17番波田祥太がファールを受けて獲得したPKを10番池髙暢希が落ち着いて決めて1-0と先制。

その後、私が見ていた位置からは、本当に1本の電柱によって、その場面だけ切り取られたかのように見えなかったのですが、ハンドが合ったらしくPKを取られて後半18分に1-1とされ、後半27分に相手10番だったかと思いますが、幅を上手く使って揺さぶられながら、ゴール前に上げたボールを打点の高いヘッドで合わせれて失点し、1-2とされ、35分ハーフなので、ここからの残り時間が既にアディショナルタイム入れても10分程度しかないという状況となり、結果的に、試合はそのままのスコアで終了し、1-2で初戦敗れるという結果になりました。

私は、割と(ご存知のようにですかねw)捻くれていまして、この試合の戦い方には、あまり納得できていないので、正直なところ、早く第2戦が見たいです。

第2戦での戦い方も見て、この初戦がどういうものだったのかを考えたい。

プレーしている選手と同様に、連戦ですし、グループステージは3試合で2位以内に入れば良いだけなので、次にさっさと切り替えてしまっても良い。

見る側の私としても、第2戦で、本当に意図が見えてくるだろうと切り替えておきます。

vsアビスパ福岡U-18メンバーと交代

GK30番鈴木彩艶、DFが左に3番林海斗、右に2番北村龍馬(後半29分⇒37番堀井真海)、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に10番池髙暢希、右に20番冨田蓮(後半7分⇒4番大桃伶音)、真ん中に16番玉城大志と5番大城螢、FWが17番波田祥太と24番番山中惇希(後半24分⇒9番二見健太)

となります。

ではでは。

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高円宮杯プレミアリーグ2018/07/15 浦和レッズユースvsジュビロ磐田U-18 1-0勝利・・・大きな大きな勝ち点3

どうも、ブクメです☆

本当は、写真は撮らずに、じっくり試合だけ見ながら、ポイントポイントだけメモを取って、見るほうに集中したいという気持ちも実は長年持ちつつも、やはり、画があるかないかで、印象も変わるので必要だなと思い、最近では、雑ですが写真を撮りながら見るスタイルにしています。これによって、見逃していることも多く、実は葛藤もあったりw そういえば、過去振り返ると、ご父兄の方でも、最初は毎試合ビデオを撮っていた方がいたのですが、あるタイミングから、しっかり自分の目で息子の姿を見て応援したいからと、ほとんどビデオ撮影しなくなった方もいたなと思いだしたりもします。

後での残る記録なので必要ですが、その瞬間を自分の目でと考えると複雑な部分もありますよね。

そういった中で、私としては、癖としてセットプレーの時は写真を撮るという感じになっているのですが、今回載せた写真のように、時々、試合を決めたゴールの場面が結構わかりやすく、思い返せるような場面が取れていたりします。

これ、試合終盤のコーナーキックで、16番玉城大志が上げたボールに17番波田祥太が、相手ディフェンダーの前で競り勝っている。これで、すらしたボールが37番堀井真海の方に行き、結果的に相手は、先に触らないとどちらにしても押し込まれてしまうという心理が働いてオウンゴールにつながっている。

更に、ヘディングが強い5番大城螢や、2番北村龍馬が少し離れたところにいることで相手ディフェンダーの意識もそちらに持っていき、この試合で相手の高めのボールを何度も跳ね返していた23番遠藤龍河の位置も、相手の守りの意識をそらすことにつながったのかもしれない。

はい、触りのところで、この試合のクライマックスのところを書いてしまいましたが、実は、この試合のクライマックスは、その1点を死守するための残り時間の攻防だったかもしれませんよと書きつつ。

では、試合の流れを簡単に書いていきますね。

vsジュビロ磐田U-18メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に3番林海斗(後半35分⇒20番冨田蓮)、右に2番北村龍馬、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に10番池髙暢希、右に9番二見健太(後半19分⇒37番堀井真海)、真ん中に16番玉城大志と5番大城螢、FWが17番波田祥太と24番番山中惇希(後半38分⇒13番與那覇航和)

となります。

猛暑が続いており、前日に炎天下の中で昼間のアミノバイタルカップを見ていて、真剣に、今後は、Jリーグなどの試合以外でもこの時期の昼間には試合をやれなくなっていくのではないかと言うくらい暑さ(試合の進め方自体を体への危険を考慮した方向にしなければならなくなるという意味で)の影響というものを感じるここ最近ですが、17時さいたま市浦和駒場スタジアムキックオフの試合は、比較的涼しくなり始めるころ(とはいっても、暑いのは暑いですが)になり、多少はましだったのかもしれません。見る方としては、メインスタンド側がちょうど日陰になるタイミングだったので、だいぶ快適に観戦できてはいました。

プレミアリーグが再開して、4週間連続で見ることができた中では、もちろん、その試合の前や試合に起こっていること、メンバーの入れ替えや、怪我の具合とか、そういうことまでは、わからないですが、正直に書くと、今日は、もしそのまま引き分けや、敗れるという形で終わっていたら、サッカーには、時々、なぜか上手く行かない日があるよねと言う感じでまとめてしまっても良いかなとも若干感じていました。

比較的強めの風の影響もあったものの、なんとなく、この試合は、全体的にスタートから動きの質がこれまでの試合と比べると悪く、特にこれまで良い距離間でプレーできていた選手たちの距離も若干遠くなってしまっていたり、とにかく、なんだか、1つ1つのプレーが何がそうさせていたのかは、わからないものの、雑に見えてしまう場面が多かったように感じます。

試合の入りが若干悪く、いきなり相手にゴールに迫られるという場面から始まり、だからと言って相手ペースになっていたわけでもない中で、4分の16番玉城大志からのボールを23番遠藤龍河がヘッドで流して味方につなげて仕掛けた場面や、24番山中惇希のドリブル突破から深くまでえぐって仕掛けてコーナーキックを奪ったプレー。そのセットプレーのチャンスで5番大城螢がヘッドで惜しい形を作る。ポイントポイントで仕掛けてチャンス自体は作れていました。

ただ、なんとなく、これまでの試合と比べるとなんだか、何か重しが乗せられたようなプレーになる選手が多かったように序盤感じていました。極端に言えば、前の試合でやや特殊なタイプの柏レイソルU-18と対戦したことが影響しているのかと思ったくらいです。

試合を見ている中でとにかく、味方との距離感が悪いように感じられた中で、相手の守備のやり方も多少は影響していたのかなと思うのは、特にガツガツ一人が来るというような守備ではないものの、特にサイド攻撃などの際には、数名の選手でパスコースなどを限定させて絞らせてうえでミスパスを誘うか奪いきってしまうという形で人数をかけた賢い守り方にはまってしまっていたのももしかするとあるのかもしれません。

そういう中で、意識的になのか、3番林海斗がやっていたサイドチェンジなどが効果的に作用しているように感じられる場面も多かったです。

当然、本来であれば残しておくポジションの選手も奪いきるために来ているので、そこをかいくぐって手薄な反対サイドに出せば、そこをつけるという。

そういった試みもありつつ、前半終了間際の16番玉城大志が相手に囲まれながらもアウトサイドで前線裏にパスを通して、そこに味方が合えばという形など、打開するための工夫も見られた中でしたが、全体的には、何かちょっとおかしいなと思う形で前半を0-0で終了します。

暑い時期なので、もしかすると、後半勝負みたいな形になっているのかと考えていたのですが、逆にそういうプレーをやってきたのは、相手の方で、後半スタートは、相手が一気に攻めにくる中で、攻めこまれてクロスバーを叩くようなシュートを放たれるなどスイッチの入った相手の攻撃に苦戦を強いられるという形になっていたものの、そこを多少の運と、あとは、高さでは23番遠藤龍河と2番北村龍馬がほぼ全ての高めのボールで競り勝ち跳ね返し、細かいところでの8番白土大貴がケアするという形で防ぎながら、時折それでも攻め込まれそうになるところでは、3番林海斗のカバーリングも目立っていましたし、そのカバーがなかったら失点していたという場面も防いできました。

この時間を耐える中で徐々に浦和ペースに戻すことができ、15分くらいからは、浦和が攻め込むというチャンスも徐々に増え、それまで気になっていた味方と味方の距離感のところも、良くなってきた印象があります。

攻める回数も増えてきたところで、19分にフレッシュで前線で運動量多くプレーできる37番堀井真海も投入し、この辺りから、17番波田祥太と37番堀井真海が相手のバックラインや、キーパーに対しても、しっかりチェイスしてプレッシャーをかけるプレーを行うことで、相手のミスを誘うことも増えてきます。

やや攻勢になっていたところで、この試合の行方を左右する一つの大きな場面が訪れます。

後半30分くらいだったと思いますが、相手の反撃を受け、決められてもおかしくないくらいの決定機を作られ、相手シュートも枠を捉えていて、やられたかと覚悟した場面で、1番石井僚がスーパーセーブを見せて、そのピンチを防ぎます。

そして、ここを無失点で切り抜けたことでの最初に書いたゴールにつながる流れになっていきます。

その得点までの流れは、まず途中からはいた13番與那覇航和からのパスを前線で相手ディフェンダーとの競り合いにしっかり勝ってコーナーキックを奪ったところからスタート。ここから、連続でコーナーキックを獲得する中で、迎えた41分に16番玉城大志からのボールを17番波田祥太が競り勝ちすらせて、相手のオウンゴールを誘発したという形での得点ですね。

得点してからのアディショナルタイムを入れて残り10分くらいの攻防も見事で、

10番池髙暢希のこういうキープがとにかく凄かったわけです。そもそも、試合の終盤にかけて疲労が見える選手も多い中で、攻撃面においてもそうですが、10番池髙暢希の動きの切れが、より良くなったようにも見えるくらいのキープと突破でチャンスが増えたことでセットプレーが多く獲得できたこともありますし、残り数分を守ると決めた時のキープ力も光っていましたね。

結果的に、相手が奪えずこちらが奪った1点で勝利と言う形で終えることに成功した浦和レッズユース。

全体的にこれまでの試合と比べて内容が良かったかと言われれば、思うように行かないことの方が多かった試合かもしれませんが、その試合を勝負強く勝ち切ったことは大きいです。何が大きいかと言うと、優勝争いできる強いチームと言うのは、流れが悪い試合でも結果として勝ちに持って行ける。これが本当に重要なんです。

そして、勝負強さの結果が負けない強さではなく、勝ち切る強さに持って行けたという点でもこの試合での勝利は大きい。

そして、プレミアリーグ前半戦終了、プレミアリーグとしての中断期間前、夏の全国大会前最後の試合と、その次へ向けての印象と勢いをつけるという意味でも本当にここで勝ち切れるかそうでないかは大きい。

勢いをつけて夏の全国大会に臨めますし、その後のプレミアリーグの後半戦がスタートする時にも前半折り返し勝利で来た良い流れを思い返しながら入ることができる。

見事な戦いぶりでした!

来週からの全国大会も楽しみにしています!

ではでは。

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高円宮杯プレミアリーグ2018/07/07 浦和レッズユースvs柏レイソルU-18 2-2引き分け・・・特殊なタイプの相手に苦戦も見事な巻き返し

どうも、ブクメです☆

11:30キックオフのS2リーグの試合を観戦後、ナビでは確か1時間程度で着くと出ていたはずの北戸田駅辺りから、日立柏サッカー場までの道のり。三郷付近が混むことは、わかっていたものの、思った以上に時間がかかり、最初は余裕持って着いておこうとと思っていたのが、結構時間ギリギリになって焦りましたw

ということで、比較的、この会場に足を運ぶことは多いものの、ユースの試合でこのスタジアムの方を使うことがほとんどなく、だいぶ久しぶりにユースの試合を日立柏サッカー場で観戦。以前のここでの試合の記憶は・・・いや、忘れよう。

ということで、柏レイソルです。

徹底的に、同じようなサッカーをジュニアユースやユースの世代でやってくるチームです。動きとかパス回しとか、サイドチェンジとか、このチームは、こういうことをするよなとわかっていても、対応するのが難しいチーム。最近は、あまり対戦していないですが、浦和レッズユースとの相性も悪いチーム。

そんな相手に対して、どのような戦いを見せてくれるのか。相手に合わせたサッカーをやっていたら、どんどん気持ちよくパスを回されて展開されて、決められた動きにはまっていく怖さもありつつ、今年のチームは、とにかく色々な選手が、それぞれ特徴を見せてくれる形での驚きとともに、できることも武器もどんどん増えていっている浦和レッズユースを見せてほしい試合でした。

序盤は、正直、最初に10番池髙暢希が、個人技で相手を混乱させるようなプレーでのターンしての突破など見せて、なるほど、相手のペースでプレーさせない形にチームとして持っていこうとしているのかと思ったところで、少しして、受ける形になり、その受ける形も、やや相手の手動で相手の動きを警戒しすぎているようなプレーの選手もいたりで、柏レイソルU-18が見る方としても、よく知っている柏レイソルU-18の動きを気持ちよくやっている状況が作られてイライラして見てしまうところもありました。

それでも、その後の痛快な展開を見られた楽しい試合にもなりました。

では、試合の話に移ります。

vs柏レイソルU-18メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に14番柳田大輝(後半43分⇒23番遠藤龍河)、右に8番白土大貴、真ん中に4番大桃伶音と2番北村龍馬、MFが左に10番池髙暢希、右に9番二見健太(後半28分⇒37番堀井真海)、真ん中に16番玉城大志と5番大城螢、FWが17番波田祥太と28番長田拓巳(前半32分⇒24番山中惇希)

となります。

先ほど書いた内容の部分ですが、試合開始直後は、さっそく得たコーナーキックからの混戦を2番北村龍馬がシュートを狙った形や、10番池髙暢希の個人技でのディフェンダーを切り裂く突破、9番二見健太のヘディングシュートなど、相手がきれいにプレーしようとする逆のところでプレッシャーをかけるという形で入れるという印象を与えるスタートになったものの、パス回しが始まり、相手の出足が良く、前線のプレッシャーもかからないというところで、あっという間に相手ペースになっていく中で、14分に崩されて失点0-1という状況になります。

明らかにこの時間帯は、相手のペースでしたが、こういうところが今年のチームの一つの強さだなと言うビハインドの状況で下を向かずに点を取ってしまえることが、ここで良い形で出ます。17分にコーナーキックからの混戦でこぼれ球を16番玉城大志がシュートすると、そのシュートはペナルティエリア内の相手ディフェンダーの手に当たりハンドの判定でPKを獲得。このチャンスを難なく10番池髙暢希が決めて1-1と試合を振り出しに戻します。

しかしながら、試合の主導権自体は、相手のまま。この一つの要因に前線でのプレスが効果的にかかっていないということがあったと思うのですが、この辺は、この3試合でスタメンに抜擢され、最前線を任された28番長田拓巳にとっては、一つの試練となったケースだとは思いますが、ここまでの2試合は、相手の体格的にも強い相手とのぶつかり合いでの勝負のようなところが要求されて、その課題を試合の中でクリアしていき、ぶつかり合いに関して自信をつけてプレーができるようになったところで、今日の場合は、バックラインもパス回しでプレスをかいくぐるようなプレーをする相手に対して、頑張ってプレスをかけようとはしていたものの、効果的にはできなかったというだけ。抑えられないところが、攻撃の起点のところも兼ねていたので、この試合では、交代という悔しい結果になりましたが、試合ごとに成長が目に見えてわかっていたので、下がってから、この試合のような相手に対して、どのようにやることで相手が嫌がるのかと言うことを学ぶこともできたと思いますので、今後に期待です・・・とはいえ、柏レイソルのようなタイプのチームがそれほどあるわけでもないのですが。

前線からのプレスがかからなかったことだけではなく、なんとなく、相手の動きに対して、全体的に受ける形で守備してしまったことも影響はしていたと思いますが、その中で、最も押さえておきたいところとして、1-2と再び崩されて逆転されてビハインドを追う形になった後の前半33分に24番山中惇希が投入されます。入ったポジションは、17番波田祥太とともにフォワード。

24番山中惇希と言えば、サイドからの仕掛けが一つの特徴として知られているわけですが、この試合でまた新たな特徴を見つけてしまったというか、見事でしたよね。

相手のバックラインに対して、相手がやりたいであろうパスコースを切りながら寄せていきボールを奪う。パスを受けた選手の死角からスッと足を出して奪いにいくなど、とにかくこのプレーが相手のバックラインからの組み立てをおかしくさせたことで、相手のリズムを悪くさせることに成功。

この辺りから、17番波田祥太も前線でキープできるようになり、そこからファールをもらってゴールに近いところでセットプレーのチャンスなども得られるようになってきます。流れが変わってきたことがわかりやすく見えたのは、相手のサイドチェンジの対応で攻撃参加があまりできていなかった14番柳田大輝が見せた、41分の16番玉城大志とのパス交換からの左前線へのスペースへの攻撃参加。少なくとも、相手に翻弄されるような状況から、流れを取り戻しつつある中で、迎えた前半終了間際のフリーキックの場面で、10番池髙暢希のニアへのクロスを2番北村龍馬がヘッドで決めて2-2とします(ちなみに、このゴールの時に私は、セットプレーの形をメモしようと下を向いており、顔を上げた時には、既にゴールが決まっていたというw

何はともあれ、きれいな崩しで2点を奪った柏レイソルU-18と、きれいな崩しではない流れも、ゴール前での勝負強さを見せて2点を奪った浦和レッズユース。

面白い構図で前半が終了します。

後半も、やはり24番山中惇希の動きがかなり相手を混乱させており、後ろ3枚、中盤2枚の間で運動量多く、無駄のない動きで相手に寄せていき、そこで奪えてしまったケースも多いですし、その次の動きで、味方が奪ったケースも多かったですが、とにかく機能していました。

そんな中で、3分には、5番大城螢から前線へ走りこむ17番波田祥太へのパスがつながればという惜しい形を作り、バックラインからの8番白土大貴からのフィードを17番波田祥太、24番山中惇希とワンタッチの早い展開で仕掛け、惜しい形を作ります。

そんな中でも時折受ける相手の攻撃は鋭く、16分には、抜かれると危険な場面では、2番北村龍馬がカバーし、キープします。

18分のセットプレーのチャンスでは、10番池髙暢希からの鋭いクロスを5番大城螢が触れるか触れないかというギリギリのところで、あと一歩触れなかったものの、触れていればゴールになっていたという惜しい形を作ります。

相手もフォーメーションを変えるなどして、後半の中盤辺りからは、鋭い攻撃を仕掛けてくる回数がまた増える時間帯もあり、そこで取られたセットプレーで、ヘディングシュートが枠をにいっていたら失点という危険な形も作られたり、一進一退の攻防となります。

25分には、10番池髙暢希から右に展開し9番二見健太から17番波田祥太へという惜しい場面を作ります。

そして、後半28分には、前の試合で得点を決めている37番堀井真海を投入し、より前線での圧力を強く得点を狙いに行きます。

残り10分ほどの攻防のところでは、やや相手ペースに戻りかけるところもありつつ、そういう場面では、4番大桃伶音が見せたインターセプトだったり、集中して守るところは守り、セットプレーでは、5番大城螢が惜しいヘディングシュートを放ったり、最終版には、カウンターの形で1番石井僚からのフィードを受けた10番池髙暢希が仕掛けフリーキックを獲得するなど、ゴールに迫る場面も(迫られる場面も・・)ありつつ、アディショナルタイムに入る前くらいのタイミングでは、23番遠藤龍河を投入し、ロングスローのチャンスも含めて1点を奪おうと最後まで勝ちに行ったものの、結果的にスコアは動かず2-2で終了となりました。

結果的に、再開後の3試合で1敗2引き分けという数字だけでは苦戦しているような状況にはなりますし、もちろん勝ち点3が取れないことには理由があるのだと思いますが、チームは確実に前進しているし、それぞれの選手も確実に成長している、チームとして戦える形も増えている、本当に浦和レッズユースとしては、やりにくいタイプの相手である今日の柏レイソルU-18のような相手にも、序盤はちょっと心配でしたが、最終的には、浦和も強いなという印象を植え付けて終わらせることができた。

引き分けが続いて、その後連敗に入るというチームもよくありますが、今の浦和レッズユースの場合は、吹き出す前の引き分けというイメージしかわかないんですよね。

ここを超えると、連勝が待っている。間違えなく。

ちょっと、雑なことを言ってしまうと、このまま夏の全国大会の中断なく、もう数試合毎週プレミアリーグを戦う流れが続いてほしいなと思うくらいです。

短期決戦の大会と、長期で戦うリーグは違うので。この流れをリーグ戦を続けていく中で勝つ流れに変えてしまいたい。そう思います。

まあ、短期決戦のクラブユース選手権でも、ふたを開けて見れば、新しい発見がたくさんでてくるので、それはそれで、かなり楽しみなんですけどね。

来週がっつり勝ちましょう!

ではでは。

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