第14回埼玉県ユース(U-13)サッカー選手権大会 決勝 2012/02/18 浦和レッズJrユースU13 vs 大宮アルディージャJrユースU13 1-0勝利・・・優勝と次のステージへの課題

熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

なんだか、この大会の最終日が晴れになったのは久しぶりな気がします。気持ちの良い晴天・・・な写真ですが、相変わらず試合の日の強風は変わらないようで、今日の試合はスタジアム内なので多少はましかもしれませんが、それでも風が影響するのかな~というコンディションでした。

本戦に入り、ここまで3試合を戦ってきたU13ですが、初戦は見られなかったものの、聞いたところによると先制点を取るまでが大変だったと聞き、その後観戦したFC深谷戦、FESTA戦と共に結果的には複数得点での勝利になっていますが、得点を取られないためにしっかりと組織を考えて戦ってくる相手に対して、これまでのような個人技が思うように通用しないという試合も増えてきたという印象でした(それでも、結果的に個人能力の高さで決めたんですよね。)

そういった意味では、なんとなくですが、決勝は相手が大宮アルディージャということもあり、比較的リスクを負いながら仕掛け合いになるのかな~と試合前には思っていました。

さて、試合に行きます!

この試合のスタメンは、以下となります。

GKが1番関敦也、DFがセンターバックに11番高橋海翔、2番浅賀祐太、左サイドバックに20番渡辺陽、右サイドバックに5番河内渉真、ボランチに19番松高遼、トップ下に6番川上エドオジョン智慧、9番清水裕太、FWが左に3番伊藤敦樹、右に15番萩原大智、真ん中に7番轡田登

となります。

ここ数試合と比べると、右サイドバックが5番河内渉真になっているくらいで全体的には、この大会でよく見ているメンバー構成となっています。

まず、先ほど書いた部分に関しては、試合開始すぐに違っていることがわかったのですが、対戦相手の大宮アルディージャはしっかり組織だったサッカーでボールをしっかりキープして、守備の時には人数をかけて対応してくる感じで、とても打ち合いになるという雰囲気の試合にはなりませんでした。

序盤は、ややパスミスが目立つ展開や、縦へのパスの意図が合わないなどこの大会でよく見られた状況がありつつでしたが、中盤の9番清水裕太がうまくボールを散らしながら、6番川上エドオジョン智慧が仕掛けたり、右サイドの15番萩原大智が絡んだ右からの攻撃が多くなっていたと思います。

ワンツーで突破しようと試みる場面が多い感じですね。対する大宮もボールの保持率は高いものの、攻め込んだ時の浦和の対応がしっかりしており、シュートを打たれる時もうまくコースを限定させたところでしっかりキーパーの1番関敦也が抑えるという、それほど危険を感じるほど攻め込まれた場面はなかったようにも思います。

ただ、逆に言うと浦和も個人技での突破はことごとく相手に対応されて引っ掛かり、得点まではやや遠い状況で前半は経過していきました。

ゴール近くでのセットプレーも何度か獲得し、5番河内渉真からゴール前に放り込まれたボールに6番川上エドオジョン智慧が合わせる場面などもありましたが、ここもしっかり対応されてしまいました。前半の中では、15番萩原大智が再度からのドリブル突破で深くまで切り込んであげた鋭いクロスの場面、ボールを奪ったところから7番轡田登、がサイドを走る5番河内渉真へパス、そのままサイドからのクロスに3番伊藤敦樹が狙った場面、この2つがしっかり相手の守備を破って作った惜しいチャンスだったと思います。

前半終了間際に一度相手に突破されて危ない場面を作られましたが、集中した対応で押えました。

ポゼッションでは大宮が勝っていたものの、攻撃と守備の局面では全くの互角という前半でした。浦和の守備も1対1でもしっかり対応できていました。

ということで、前半は0-0で終了。

後半スタートから9番清水裕太に代わり18番町田ジェフリーを投入。その18番町田ジェフリーのポストからサイドを上がってきた5番河内渉真へ繋げるなど、前線にボールが入った時の出足で相手より勝ることで上手くポストプレー役となれていました。ただ、やはり前線の選手が個人技で仕掛けた時には相手にしっかり対応されてしまう場面が目立ちました。

全体的な流れとしては前半と同じような形で進んでいきます。

後半も25分ほど過ぎたところで浦和が7番轡田登と3番伊藤敦樹に代えて13番中嶋海登と10番関慎之介が入ります。

この段階で浦和の攻撃のフォーメーションはフォワードの真ん中に13番中嶋海登が入り、左に10番関慎之介、右に15番萩原大智、トップ下に18番町田ジェフリーと6番川上エドオジョン智慧となっていたと思います。

なんとなく、0-0で後半も終わるかという雰囲気もあったのですが、後半終盤で試合が大きく動きます。

まず、27分に相手に突破されて決定的な場面を作られるものの、放たれたシュートはわずかにゴール右にそれて、なんとか失点を免れます。

ピンチの後にはチャンスがということで、浦和に来ましたビッグチャンス。

前線にパスが出されたところで13番中嶋海登がヒールで走りこんで来た(6番川上エドオジョン智慧だったと思う)選手に渡そうとしたところ相手ディフェンダーにかかり、そのパスは通らないものの、こぼれ球に一歩早く反応した18番町田ジェフリーがボールをキープ。相手ディフェンダーの激しいチェックで奪われかけるも、しっかりキープして右サイドを駆け上がる15番萩原大智へパス。守備陣がつられてサイドに寄ったところで逆サイドへクロスを上げると、そこにしっかり入っていた10番関慎之介がフリーでしっかりヘッドで押し込みます。

結局この1点が決勝点となり浦和レッズジュニアユースU13が今年の大会を制しました。

負けてはいけない大宮アルディージャとのダービーでしっかり勝利で優勝。気持ち良いです。

そして、結果的に最後に決めた得点までの流れがこの代のチームにとって大きな意味を持つような気がしました。

この大会で感じた、思うように行かなかった部分をどれだけ重要な要素と感じて成長して行けるかがこれからは凄く必要なこととなってきます。成長期で体が大きくなっていくことで、プレースタイルを変えていかなければならない選手も出てくるかもしれません。既に体の大きい選手は、体の大きさを使ってやれていたプレーが、対戦相手も大きく強くなっていくことで通用してこなくなるかもしれません。

目標が高ければ高いほど、そこは今からでもしっかり考えて誠実にやるべきだと思いますし、それができるかできないかで大きな違いが生まれてきます。

だからこそ、今日の決勝点には色々なものが詰まっていると思うんですよね。相手の意表を突くプレー、そこで対
応されても、次を予測して動ける選手がいて、パスが来ることを信じてサイドを走る選手がいて、そこにつなげるために相手の激しいチェックでもボールを奪わずキープして、しっかりそこへパスを送る。ピッチをワイドに展開することで相手の守備にズレを生じさせ、空いたスペースにしっかり人が飛び込んで、そこにピンポイントでクロスが上がりゴールになる。

ね、結構集約されているでしょう?

個々の能力が高い選手が揃っている世代だと思うので、あえてこの段階で触れておきました。

色々かきましたが、優勝おめでとうございます!

お疲れ様でした。

ではでは~!

おまけ写真載せます。 

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