高円宮杯U18プレミアリーグ2011/10/16/ 第16節 vs 三菱養和SCユース 3-0勝利・・・得点を奪うプレー

埼玉スタジアム第2グラウンド2011年10月16日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

テーマを持って戦うことって重要ですよね。浦和レッズユースにとっては、勝点を考えれば待っていても残留は決まる可能性は高かったのですが、今日の三菱養和戦は勝利すれば、残留が確定する試合。優勝の可能性はなくなってしまったものの、自力で達成すべきことはできるに越したことはない。

そして、プレミアリーグも残り3節となったわけですが、この試合を終えるとJユースカップ予選~準々決勝までが10月23~11月末に開催されるため、この大会を挟んで12月に残りの2試合を行うという日程になります。要するに、今年最後のタイトルを賭けた戦いの前の最後の試合が今日と言うことになります。更に、今年はJユースカップの予選がホーム&アウェイではなく、各チームのホームなどで4チームが1回総当りの3試合を行い1位と2位の上位7チームまでが本戦出場ということで、最低1勝1分で勝点4くらいは取れないと、敗退してしまう結構1試合の取りこぼしが致命的になる大会になっています。

前節の試合のブログで厳しいことを書きましたが、チーム力以上に、タイトルを狙うために必要なものが、欠けているように感じられたここ数試合の危険な流れ。

この一試合は、内容や試合運び、心構えとか、色々なものを含めて、浦和レッズユースが結果を残せていないJユースカップに臨むに当たっても確実に影響してくる試合だと思って今日は見させてもらいました。

天気は回復して良かったと思っていたら、気温上がりすぎで、この時期にしては異例の水休憩のある試合となりました。過酷ですが、ピッチコンディションの良い埼スタ第2グラウンドですので、差し引きでもやりやすさは、ここ数試合の中ではかなり良いほうだった思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と10番矢島慎也、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に15番小峯洋介

となります。

交代:7番鈴木悠太(後半30分⇒28番関根貴大)、11番堀田稜(後半34分⇒23番岸伯富実)、15番小峯洋介(後半40分⇒14番繁田秀斗)、21番小坂慎太朗(後半43分⇒19番西澤秀平)、

センターバックが19番西澤秀平から3番寄特直人に代わった以外は前節と同じスタメンになります。

三菱養和と言えば、巣鴨で戦うと拮抗した試合ながら、何か上手く得点が奪えないままに逆に得点されて0-1で負けるような試合が多いイメージ。ただ、思い返してみると昨年新井純平が途中出場で右サイドバックに入って攻撃意識を見せた時に一気に劣勢から盛り返して2点ほど返したという試合もあった(けど、試合は負けた。)

そんな、やりにくいイメージが満載です。

この試合は、どんな立ち上がりになるのかと見守ると、相手は勝点3を取るために勢い良く攻めて来るというよりは、慎重にバランスを崩さないように、失点しないようにやっているように見られました。引き分けOKと考えて臨んできているのかなという印象すら持ちました。

対する浦和ですが、やはり点を奪ってやると言うプレーがほとんど見られず。いわゆる、やられそうもないけど、得点が入りそうな気配もないという序盤。そんな中で、まず大きなチャンスを作ったのは三菱養和。ペナルティエリア近くでFKのチャンスを与えた場面で、ゴール左上を的確に捉えたシュートを放たれるものの、GK30番関口亮助が見事に反応して右手一本ではじき出し、この後の試合の流れを左右しかねない早い時間帯での失点をファインプレーで防ぎます。

こういう危険な場面はありつつも、今日の三菱養和は長めのボールを裏に入れて前線で激しく狙ってくるというような、やられたら嫌だなと思う攻撃は影を潜め、浦和の守備陣も安定して守れていたため、特にフリーキックの場面以外では危ないという場面自体がそれほど作られたことはありませんでした。

ただ、浦和の攻撃もシュート意識を考えると、ファーストシュートを8番片槙吾が狙ってディフェンダーに当たったという場面から2本目のシュートまでがかなり時間が空いたような気がします。少しボールをもらうために、10番矢島慎也が下がる回数が多すぎたり、中盤の関係性がちょっと上手く行っていないという印象。

前の試合よりはサイドのスペースを使わせてくれるため、7番鈴木悠太や11番堀田稜がサイドで受けてドリブルで仕掛けるということは出来ていましたが、クロスのタイミングや狙い、中の動きなどが相手が対応できないというところまではできていなかったように思われます。

0-0の時間が長く続いた前半中盤くらいからは、10番矢島慎也がシュートを狙うような場面はありましたが、比較的コースを限定された上で狙う流れになり、簡単にセーブされてしまうなど、崩す所までは至らず。

前半最も惜しい得点チャンスは、左サイドからの中でパスを受けた15番小峯洋介が思いきりよく狙ったシュートで、ゴール右上を鋭く捉えたシュートでしたが、先ほどの関口亮助のファインセーブ同様相手のキーパーにギリギリで反応されて得点には至りませんでした。

悪くはないのですが、前節での物足りなさが払拭されるには至らないのが本音という前半でした。

後半に入り、得点を奪うためのギアが入ってきたのは浦和だったと思います。

まずは、21番小坂慎太朗の左サイドからの攻撃参加で11番堀田稜へ渡して仕掛けてシュート。続いて、21番小坂慎太朗から11番堀田稜への左サイドでのパスが入った時に、右サイドの7番鈴木悠太がディフェンスラインの裏を斜めに走ってゴールに対して角度がない狙いやすい位置へ飛び出したところに、11番堀田稜からパスが通り惜しい場面を作ります。更に21番小坂慎太朗が左サイドから高い位置までポジションを上げて、ドリブルでペナルティエリアまで侵入して深くまで入り込んでマイナスのパスを15番小峯洋介に出すもここも防がれる(ここは、小坂慎太朗に弾かれても良いのでシュートを狙って欲しかった。)同じく、右サイドで7番鈴木悠太も簡単にクロスを上げずにドリブルで深くまで切り込んで仕掛ける場面を作るなど、より得点を奪うために近い位置まで力強く仕掛ける場面が増えてきます。

そして、待望の先制点が13分に生まれます。

前半、攻撃参加を抑えていた20番新井純平が、ここぞとばかりに右サイドバックの位置から駆け上がり、ボールを受けるとそのままドリブルで持ち上がり、ディフェンダーも交わしてペナルティエリアの深くまで侵入し、ディフェンダーをひきつけたところでマイナスのパスを出し、これに10番矢島慎也が合わせてゴール。

欲しい時間帯で、得点を奪うために一歩深くまで進入することで奪いきったゴール、見事でした。

待望の先制点を奪い、これによって三菱養和も攻めるしかないという状況になる。ここからの10分ほどで相手の反撃を凌ぎながら、追加点を奪ってしまえればより楽になるという試合運びを問われる時間帯で、しっかり2点目を奪うことに成功します。

2点目も形としては、1点目に近いもので、右サイドから20番新井純平が攻撃参加し、ディフェンダーは当然先ほどの強引なドリブルでの仕掛けもあると当然考えるため、深い位置を意識的にケアする動きをしたことを逆手にとって、今度は早めのグラウンダーのクロスを入れる。このスピードのあるグラウンダーのパスに対してゴール前には密集した状態になっている中でパスコースに入っていた15番小峯洋介から狙った場合には密集したディフェンダーに当たる可能性が高いと判断した(はず)ため、そのままスルー。そこに裏から入ってきた6番野崎雅也がこのボールに合わせて見事にゴール。

見事に相手の反撃をいなしながらの追加点に成功。

2-0

そして、更に30分に3点目を奪うことに成功します。

18番西袋裕太がセンターバックの位置から、左サイドの11番堀田稜の前のスペースへかなりの距離のロングフィードを通します。高い位置から一気に11番堀田稜がドリブルでペナルティエリアまで入り込んでマイナスのクロス。このパスに8番片槙吾が合わせて、ディフェンダーにあたりながらもしっかりボールをゴールに転がり込んでゴール(最初10番矢島慎也のゴールと思っていましたが、公式記録では8番片槙吾のゴールになっていたので、間違えないと思います。⇒10番矢島慎也のシュートが8番片槙吾に当たって入ったということのようです。⇒オフィシャルの得点が10番矢島慎也に変更されていました。これにより、得点王争いトップタイの10ゴールになりましたね。)

サイドから仕掛けて崩してのゴールで3ゴールは素晴らしいです。

この後、30分に7番鈴木悠太に代えて28番関根貴大、34分に11番堀田稜に代えて23番岸伯富実、40分に15番小峯洋介に代えて14番繁田秀斗、44分に21番小坂慎太朗に代えて19番西澤秀平と交代枠を使いながら残り時間を戦う中でも印象的な場面が多くありました。

まず、28番関根貴大は、時間帯的に攻撃よりも守備意識が強くなってきていた時間なので攻撃でのチャンスはそこまで多くなかったものの、最初に中盤の位置でパスを受けた時に相手ディフェンスラインに向かって、持ち味である果敢なドリブル突破を仕掛ける場面がありました。ディフェンスの裏、キーパーの前のスペースで、トップスピードに乗ればちょうど28番関根貴大の方が先に触れるという絶妙の位置へ、早いボールを出して、自らでキーパーよりも先に触ってしまうプレーはさすがですね。ただ、ここはキーパーに当たってゴールにはなりませんでした。

このプレーで得たコーナーキックの場面含めて数回セットプレーのチャンスがあったのですが、23番岸伯富実の蹴ったコーナーキックは非常に精度が高く、ここからもかなりゴールが生まれる空気がありました。ピンポイントに合いそうな場面が1回、28番関根貴大に通して、そこからの展開で18番西袋裕太に繋げて、ラストパスで惜しくも決まらなかったものの、セットプレーからの展開で23番岸伯富実からのボールはなかなか得点の可能性に繋がるものでした。

また、14番繁田秀斗も前回のリザーブリーグの時に感じた、プレーの際での激しさをこの試合でも短い時間ながら見せてくれており、2回ほど惜しいシュート場面もありました。

この試合、最初の2得点のアシストを決めた20番新井純平ですが、試合終盤に自らで決められる場面でキーパーに防がれてしまったので、本人としては満足はできない感じだったようですが、数節前のFC東京戦もそうでしたが、こう着状態の試合で先に得点を奪うために必要なプレーをこの試合でも見せてくれたことに見る側としては満足です。

結果的に無失点で終えられたのでOKそれも良かったです。

今日のような展開まで持ち込んだ場合には、終盤に守りの意識を高めすぎずに攻撃で押し切ってしまっても良かったかもしれません。実際に、何度か守備意識と相手の点を取るための前掛かりのプレーの中でキックミスなどで危ない場面も作られていましたので。でも、臨機応変なので、そういうミスを今後なくせるのであれば、問題ないです。

今日の勝利で、自力でしっかり来期もプレミアリーグで戦える位置まで勝点を稼ぐことができました。

そして、次の日曜日は札幌遠征。戦いの舞台は違いますが、前回悔しい思いをしたコンサドーレ札幌との再戦となるJユースカップの初戦ですから、今日の快勝の勢いそのままに勝点3を取って戻ってきましょう!

暑い中お疲れ様でした(10月中旬に言うには違和感があるw)

ではでは~。

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/09/18/ 第12節 vs 東京ヴェルディユース 4-2勝利・・・競り勝つ強さ

ヴェルディグラウンド2011年9月18日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

遅刻しましたw 割と余裕を持ってヴェルディグラウンドに向かったはずだったのですが、想像以上の大渋滞で試合開始と同時くらいにはなんとか到着し、5分くらい過ぎたころにグラウンドにたどり着きました。ということで、よし見るぞと構えるまでの最初10分くらいは空白です。

なんとなく雰囲気で、ヴェルディの力強い攻撃を上手く浦和のサッカー(もとい、浦和レッズユースのサッカー)で上手く対応しているというのかな~という、感じに試合展開を空気感から見ました(最初の10分は分かりません。)

クラブユース選手権での大敗。ホームでの試合では引き分け。色々な思いを持って今日選手たちは臨んだと思います。気持ちで負けないという迫力が伝わってくる試合でもありました。

この試合のスタメンは以下、

GK30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と8番片槙吾、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に25番進昂平

となります(確認済み。)

で、よし見るぞと思った時に右サイドからのクロス(7番鈴木悠太が上げたと思う⇒20番新井純平のアシストと判明!)に25番進昂平が上手く体でディフェンダーをブロックして流れたところを10番矢島慎也が押し込んで先制点。

1-0で浦和が先制と幸先の良いスタートとなります。

この試合に関しては、前半から非常に集中して試合に臨んでいて、個々の能力が高いヴェルディなので前線で力強く仕掛けてくる場面は多くありましたが、際のところでしっかり対応できているため、危ないけど問題ないという不思議な安心感のある前半での戦いとなりました。

前線で25番進昂平がクサビとなる動きや、相手のバックラインに対して運動量豊富にプレスをかけて行くことで中盤との絡み、サイドへの展開がスムーズに行き、浦和の攻撃も多彩に展開されていきます。10番矢島慎也から25番進昂平へパスからシュートや、11番堀田稜のシュートがポストを叩くなど惜しい攻撃もありながら、やはり時折ヴェルディの反撃で危ない場面も作られつつ、10番矢島慎也から8番片慎吾、持ち上がってクロス。7番鈴木悠太から裏へぬけだした10番矢島慎也へのパスは惜しくもオフサイド、浦和の2回のチャンスに対して相手が1回のチャンスというくらいの割合だったと思います。

U17ワールドカップで愛着の湧いたヴェルディユースの高木大輔。普段は応援していますが、浦和の試合の時は敵なので絶対にやられたくないと勝手に強い思いを持っているブクメですが、20番新井純平がマッチアップで仕事をさせない上手い守備をするなど、気持ちよかったです見てて。

そういう局面も挟みつつ、前半30分ごろに左サイドバックの21番小坂慎太朗がスルスルと前線に攻撃参加。11番堀田稜に一旦渡し、更にサイドを駆け上がたったところにパスが入り、持ち上がりクロスを上げるも惜しくも合わずでしたが、試合ごとに本来の持ち味を守備と合わせて見られるシーンも多く出て来ました。

浦和にとって前半最大のピンチは前半37分。細かいパスから右サイドを突破されて強烈なシュートを撃たれるも、これをGK30番関口亮介が見事に反応してはじきだします。本当に決定的な場面だったので、よく抑えてくれました!

このピンチの後、浦和の攻撃からゴール前でフリーキックのチャンスがあり、10番矢島慎也が直接フリーキックでゴールを襲い、キーパーに弾かれるも、この後のコーナーからも鋭くゴールを狙い浦和のチャンスもかなり多くなります。

守備の意識高めにプレーしていた20番新井純平もこの時間帯にはチャンスと見て、オーバーラップから7番鈴木悠太とのパス交換で前線に上がりクロスを上げるなど攻撃参加も見られます。

前半終了間際には、6番野崎雅也が相手の攻撃の場面で中盤でプレスをかけインターセプトに成功。一気に前線に走る10番矢島慎也へパスを通し、10番矢島慎也の放ったシュートをキーパーが弾き、そこへ25番進昂平が走り込みこぼれ球をシュートするもこれも弾かれ、混戦からの追加点が入るかと思われましたが、ここは相手ディフェンスに粘られてゴールにはならず。

前半を1-0で折り返します。

後半の序盤も気持ちを緩めることなく、前半と同様のペースで試合を運び、右サイドの7番鈴木悠太から8番片慎吾へつなげてのシュート。コーナーキックから3番寄特直人のヘッドはわずかにゴール右へ。同じくセットプレーから4番小出啓太のヘディングシュートが惜しくも右に外れる、25番進昂平がシュートを放つなど浦和の攻撃が続く中で、迎えた15分。7番鈴木悠太が右サイドをドリブルで駆け上がり、クロス。25番進昂平が7番鈴木悠太に近い位置に動くことでディフェンダーを引き連れ、空いたスペースに入ったところに10番矢島慎也が飛び込んでゴール。

おそらく、1点目とほぼ同じような形でのゴールで2-0とリードを2点に広げます。

その後、18分に25番進昂平に代わって28番関根貴大が入ります。

2点のリードを奪ったことで、ヴェルディの反撃が激しくなり、ここからしばらくはヴェルディの時間帯となりますが、集中した守備ではじき返していました。

23分に6番野崎雅也に代えて14番繁田秀斗が入ります。

30分に11番堀田稜に代えて24番中村駿介が入ります。

この辺からが、いわゆる経験を重視した時間帯だったのかな~と今思うのですが、前線でクサビになる動きを精力的にしていた25番進昂平から裏へ抜けるタイプの28番関根貴大が入ったことや、守備のバランスも上手く取っていた6番野崎雅也が抜けたことで、やや収まりどころが減ったことや、相手の攻撃の意識が高い段階で中盤が代わったこともあり、キープできる24番中村駿介が入って、ここからと言う時に相手の攻撃がはまってしまったこともあり、やや相手の攻撃をディフェンスラインのみで受けるという場面が増えてしまい、ここから32分、35分と立て続けに失点してしまい、たちまち2-2の同点に追いつかれてしまいます。

この辺りが、ヴェルディらしい強さというか、浦和の課題と言うかですが、今日の浦和はここからが違いました。

立て続けの失点でややバランスを崩しかけていたところで、24番中村駿介が前線でボールをキープしたところで28番関根貴大が裏を狙って走るという攻撃が、相手のディフェンスラインを混乱させ、また28番関根貴大自身も、本来の持ち味となる自らのドリブルからの突破も見られ、相手の行けるぞという勢いを上手く削ぐことに成功。

そして、迎えた40分に24番中村駿介にパスが入り、ディフェンダーの裏のスペースへパス、わかっているかのように28番関根貴大がそのスペースへ走り込んでキーパーと1対1の場面を作り、ここでしっかりゴール。

3-2と再びリードを奪います。

後半43分に20番新井純平に代えて2番西山航平が入り、守備意識高く守りに入りながら相手の最後の反撃を抑えつつ、カウンターから右サイドの7番鈴木悠太へパスが通り、そこから鋭くペナルティエリアまで切り込み、思い切りよく放ったシュートがゴール!

試合を決める4点目を7番鈴木悠太が決め、試合終了。

確かに連続失点の場面はよくないのですが、今日非常に大きかったのは、気持ちの面で最後まで相手に負けなかったこと。アウェイで、2点リードを、追いつかれたチームの心理と追いついたチームの心理。どう考えても、相手の方が圧倒的に行けるという気持ちが強くなる場面でしたが、ここを乗り越えて逆転まで持ってったこと。

サッカーは、判定一つで、まったく引っかけていないのにPK取られたり、苦し紛れのシュートで点を取られてしまったり、決定的な場面を何度も作っても本当に点が入らない試合があったり、単純に実力だけで勝てない難しさもありますが、やはり前節や今節のように、駆け引きができて、競り勝つことができるようになればなるほど、勝負にも強いチームになることができると思います。

こういう戦いができてきているのは見ていて誇らしいですよ。

気持ち良い勝利でした!

お疲れさまでした!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/09/11/ 第11節 vs FC東京U-18 1-0勝利・・・経験+勝利が一番良い!

埼玉スタジアム2002第2グラウンド2011年9月11日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

午前中の駒場サブグラウンドから場所を移しまして、午後からは埼スタ第2グラウンドで行われたプレミアリーグ第11節のFC東京U-18戦を観戦してきました。埼スタでJリーグが開催される時はこれまで確か同じ場所(敷地内)でユースの試合も開催したことはなかったと思うのですが、18時からのトップの試合の前の15時から開催と言う事で、少し不思議な感覚で会場まで足を運ぶ感じになりました。

駐車場が使えないということで、自転車で来られた方も多い中で、トップの試合に車で来る人にお願いして乗せてもらい楽して埼スタまで来てしまったヘタレのブクメですw

さて、今日は少し反省してます。タイトルにあるように、この試合、浦和は駆け引きで相手を上回り堂々と勝利をしてくれたのですが、先週の日本平での清水エスパルスユース戦での起用などを見ながら、首位のチームと勝点が結構離れている状況で迎えたこのプレミアリーグの折り返し後は、逆転優勝よりも今後のJユースカップへ向けてのチーム力向上を重視しての戦い方に変えたと解釈して、勝利よりも経験重視なんだと思い込もうと勝手にしてしまっていました。

違います。もちろん、どのメンバーが出ても勝ちきれるようなチーム力への経験は重要ですが、この大会で目指すのはタイトル。間違えないです。逆転で狙えます。狙ってもらいます。

ということで、試合の話に移します。

この試合のスタメンは以下、

GK30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に24番中村駿介と8番片槙吾、FWが左に11番堀田稜、右に28番関根貴大、真ん中に10番矢島慎也

となります。

アウェイでの前回の対戦の時には、前半手応えを掴んで後半に逆転されてしまい悔しい思いをした相手、そして前節の清水エスパルスユース戦でその時のような後半に相手の反撃を受けて立て続けに失点してしまった後半の入り方の課題。チームとして成長するために、それらの課題を克服して行くことが大前提の試合。

この試合も前半から浦和がポゼッションで主導権を握る展開で進めることに成功します。

少し入りすぎていると感じるくらい、際のプレーでの激しさでは浦和が勝っており、その気持ちの強さがファールになったり警告受けたりした部分もありましたが、この部分で相手を勝っていたことがまず見ていて嬉しかったですね。

センターバックの4番小出啓太が相手の攻撃の時に放り込んできたロングボールに対応する時の競り合う時の力強さなどに特に表れていたと思います。

また、以前もなんどか組み合わされた中盤でボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾が入った時の相手の攻撃に対して8番片槙吾が守備的にもプレーでき、攻撃の際には攻撃的にも当然プレーできるという特長が上手く出ていたことや、24番中村駿介がキープ力にドリブルのスピードの強弱を上手く絡めながら中盤でボールをしっかりキープできていたこと、バックラインもやや緊張感からミスが出て危ない場面が作られるところもあったりはしましたが、とにかく中盤からバックラインのバランスが良くボールが回せていたため、比較的安心して見ていられました。

前半の攻撃では、左サイドからの11番堀田稜のスピードを活かした攻めに始まり、フォワードの真ん中に入った10番矢島慎也が比較的中盤の位置に入って動くことが多かったため、パッと見でフォワードなしで中盤あたりの位置にいる選手が流れで飛び出してフォワードとしての役割をするような、そんな攻撃もまた良かったと思います。

中盤で8番片槙吾が6番野崎雅也に渡し、オーバーラップした20番新井純平を使ってクロスまで持ち込んだシーンや、28番関根貴大が狙いどころで一気にトップスピードに挙げて攻めて行く場面も迫力がありました。

浦和ペースながら得点が入らず時間が経過した前半30分くらいからは、10番矢島慎也が均衡を破ろうと何度かミドルシュートを狙うものの枠を外れてしまいました。しかしながら、浦和ペースのところで点を取る姿勢を強く出したプレーは必要なプレーでしたしOKです。

更に11番堀田稜のヘディングシュートや28番関根貴大のドリブルから得たファールでのフリーキックで10番矢島慎也が直接ゴールを狙ったり、24番中村駿介の中盤でのキープから、10番矢島慎也へ展開して8番片槙吾へつなげてからのシュート。

惜しいながらも決まらず、28番関根貴大からオーバーラップした20番新井純平へパスからクロスボールも惜しくも合わずと得点が入らない中で、前半終盤にはセットプレーから決定的な場面を作られたりしつつも失点は免れ0-0で前半を終了します。

危険な後半のスタートの入り方をしてしまうことが多いのでその点に注目していましたが、この試合の後半の入りは集中して入れており、むしろ相手の攻撃を受けるよりも浦和が前半そのままに攻勢で仕掛けることが出来ていました。

その中でも右サイドからの20番新井純平と28番関根貴大の絡みでの前半スタートからの攻撃が鋭く、その中でも一旦20番新井純平に預けて前に飛び出した28番関根貴大にプレスに来たディフェンダーを越えたキレイなパスを20番新井純平が通して、28番関根貴大が一気に攻め込むという形も作れていましたが、芝に足を取られて惜しくも得点までには至りませんでした。

その後、相手の反撃から決定的な場面を作られるものの、30番関口亮助の好セーブで失点を防ぎ、その後8番片槙吾がミドルシュートを狙うなど、後半スタートから目まぐるしく展開する中で、雲行きが怪しくなり急に雷が鳴り出して、後半17分のところで試合が中断に入ります。

雷は割とすぐに収まったものの、その後激しい雨が降り、中断から20分後くらいに試合が再開されます。

急な雨でスリッピーなピッチになったものの、ここまで交代枠を使っていない浦和としては予期せぬ雷のおかげで疲れが見え始める時間に休むことができたと言う点では良かったのかもしれません。

残り25分くらいの状況で再開された試合は、やや荒れ模様になります。再開後大きなチャンスを迎えたのは浦和で、11番堀田稜から前線の10番矢島慎也にパス、10番矢島慎也が中盤から前目のポジションに入った8番片槙吾にパスを出すとダイレクトでミドルシュートを放ち、これが鋭く枠を捉えたもののギリギリのところで相手キーパーに弾かれます。このシュートは本当に惜しかったです。

この後、劇的な展開への幕開けとなる展開となります(とは言っても、また浦和に不利な判定を終盤に・・・と言う判定なのですが。) 

相手の攻撃の際に、明らかに倒していないのにペナルティエリアで倒れた相手に対して審判がPKの判定。このPKを30番関口亮助が防ぎ、その後のピンチも回避。残り時間が減っていく中で、20番新井純平が絶対に勝つという気持ちでゴールに繋がる重要なプレーをします。オーバーラップからドリブルで深くまで切り込み更にペナルティエリア内までドリブルで果敢に侵入し、ディフェンダーにクリアされそうになるも浮き球を執念で頭で持ち込んだところでたまらず相手ディフェンダーがファール。倒されてはいましたが、審判によってはPKを取るか微妙なプレーではあったのですが、先ほどのPKの流れもあり、ここで主審がPKの判定。このPKを10番矢島慎也が落ち着いて決めて、結果的にこのゴールが決勝点となり、浦和が1-0で勝利を飾りました。

そこまで考えていたかは分かりませんが、微妙なプレーでPKを取られたことで、同じような状況が浦和にも起こったらPKをもらえる可能性が高いというところで、20番新井純平がペナルティエリアまでドリブルで侵入することを選択した。この駆け引きは勝負を考えた時は、相当重要なので、それが成功し、しっかり勝利をもぎ取った。これは相当大きいです。

また、得点の後に28番関根貴大に代えて7番鈴木悠太、24番中村駿介に代えて25番進昂平、11番堀田稜に代えて14番繁田秀斗という交代を行った中で、代わって入った選手も7番鈴木悠太は果敢に前線でプレスをかけて相手の反撃を許さないプレーが出来、25番進昂平は短い時間の中でも持ち味を見せて、あと一歩で追加点というプレーを見せましたし、時間の使い方と言う意味では21番小坂慎太朗のコーナーフラッグ付近でのキープなども効果的だったと思います。

試合を振り返ると、決めるべき場面で決められなかったところは、やはりもったいないですし、決めていればもっと試合を楽に運べていたこともありますので、フィニッシュに対して突き詰めていく必要はあると思います。

とにもかくにも、今日の勝利は大きいです。

経験も積めて、結果と言う手応えも掴んだ。そして、この勝利で再び首位との勝点差が7まで詰まりました。

タイトルを目指してください。

育成のカテゴリですから、今後も起用などでは色々試合によって変わることも考えられます。でも、意識高く戦えば、勝てますよね。メンバーの組み合わせが変わっても勝てることを広島遠征で見せてくれてますからね。できますよね。

期待してます。

ではでは~。

 

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会2011/07/26 – 1次ラウンド第3日vsジュビロ磐田U-18 6-0勝利・・・1位の1位で決勝トーナメントへ

前橋総合運動公園陸上競技・サッカー場2011年7月26日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

1日の空き日を経て、浦和レッズユースが戦っているクラブユース選手権の1次ラウンドも最終日の3日目となりました。全ては初戦の大宮アルディージャ戦でギリギリのところで引き分けに持ち込んだところからスタートして、第2戦では4-0で快勝。今日に関しては引き分けでも1位通過できる可能性が高いというやりやすい状況を自らで作り出して臨んだ第3戦という、勝ち進んでいくチームに必要な条件をクリアしながら今日を迎えました。

ジュビロ磐田U-18との対戦は、自分が思い当たる限りここ数年ユースでは対戦していないと思いますし、とにかくどういうサッカーをするのかの情報もなく、前回のブログでも書いたかもしれませんが、ベガルタ仙台と接戦だったということで浦和が第2戦のようなサッカーができれば問題ないだろうと思いつつ、ふたを開けてみるまで分からないとドキドキしながら観戦しました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

第2戦のベガルタ仙台戦とまったく同じスタメン構成となりました。

試合の入り方でまず浦和レッズユースが主導権を握ることができ、更に思ったよりプレスがきつくないかったり、サイドのスペースを空けてくれたこともあり、浦和のやりたいようなサッカーを終始展開することができる状況になりました。

いきなりロングボールが左サイドの空いたスペースに入った10番矢島慎也に通り、鋭い仕掛けで相手ゴールを脅かしたり、その後も10番矢島慎也、左サイドの堀田稜がえぐって、右サイドの7番鈴木悠太へ展開してシュートまでつなげたり、10番矢島慎也がミドルシュートを放ったり、面白いように浦和がやりたい攻撃が実行できていました。

また、いつもと違った攻撃パターンと言うのが的確かはわからないのですが、10番矢島慎也と14番繁田秀斗、11番堀田稜と14番繁田秀斗など中盤と前線の間で相手ディフェンスラインのところで凄く細かいワンタッチパスでのパス交換で崩していく展開も多く見られました。

守備の部分でもバランス良く、危ないところまでは持ち込ませなかったり、カウンターをくらってサイドを走られた時でもタイミングの良いタックルで20番新井純平が奪い返すなど、ペナルティエリアに侵入されることはほとんどなかったと思います。

ただ、攻めこんではいるものの、なかなか得点までに至らない状況が続く中で、前半の25分にようやくその均衡を崩すことに成功します。

左サイドから11番堀田稜が深くまでドリブルで攻め上がり、中へ切り込んでゴール前のスペースに入った14番繁田秀斗にラストパス。シュートと思わせて、右の7番鈴木悠太へパスを出し、7番鈴木悠太がしっかりと決めて先制。14番繁田秀斗の見事な見事な狙い通りのアシストでの先制です(シュートミスが結果的に絶妙なパスになったようにも見えましたが、ブクメの個人的多数決で狙い通りのアシストということになりました。解決!)

先制点の後も、11番堀田稜の左サイドからの攻撃が冴えわたり大きなチャンスを作ったり、20番新井純平から7番鈴木悠太、持ち上がって正確なクロスをファーサイドの10番矢島慎也に通してあと一歩でゴールと言う場面もあったり、とにかくやってほしい攻撃が思い通りに展開されていました。

6番野崎雅也へのマークがプレスというよりゾーンで守ろうとされていたのか、それが上手く機能せずに逆に6番野崎雅也の周りに大きなスペースが空くことが多々あり、いわゆるやりたい放題にボールを捌くことができていました。

攻勢に進めることでセットプレーが割と多い。でも、ここしばらくセットプレーからのゴールがないような気がしていたのですが・・・決めてくれました。

伏線となるような10番矢島慎也の蹴ったコーナーキックに18番西袋裕太が反応した惜しい場面の後、同じようなコーナーキックのチャンスで10番矢島慎也が蹴ったコーナーキックに18番西袋裕太が打点の高いヘッドでゴール右隅に押し込んでゴール。欲しかったセットプレーからのゴールで2-0とリードを奪います。

これ以外にも、セットプレーからの攻撃で18番西袋裕太が絡んで10番矢島慎也が押し込んだような場面がありましたが、これはオフサイド。それでもセットプレーからの得点チャンスが多かったこともこの試合の収穫だったと思います。

左サイドからの5番佐藤大介からのピンポイントのクロスに12番高田拓弥が頭で合わせてあと一歩でゴールと言う場面など作りつつ、前半は2-0で終了。

後半に入っても、2点ビハインドの磐田が戦い方を変えてきたり激しさを増してくるという様子もあまりなく、浦和ペースで展開されていきます。

10番矢島慎也から12番高田拓弥へパスからシュートや、20番新井純平のオーバーラップからのクロスボールに14番繁田秀とがヘディングシュートなど様々なパターンでの攻撃が展開されるも前半同様なかなかゴールには至らなかったものの、迎えた20分に左サイドをドリブルで持ち上がった11番堀田稜のクロスに7番鈴木悠太がヘッドで豪快に押し込んでほしかった追加点を入れ、3-0とし、ほぼこの試合の勝利を決めます。

この得点の後、7番鈴木悠太に代えて21番関根貴大、5番佐藤大介に代わり2番西山航平が入ります。21番関根貴大は7番鈴木悠太と同じ右サイドのポジション、2番西山航平も5番佐藤大介と同じ左サイドバックに入りました。

そして、この大会で流れの中から得点が取れていなかった12番高田拓弥が25分に(たぶん)10番矢島慎也からのスルーパスに抜け出してキーパーと1対1となり、これを落ち着いて決めて4-0。

更に、大会ベストゴールに選んではいかがですか?と言いたくなるような10番矢島慎也の豪快なミドルシュートからのゴールで5-0。

この後、30分に12番高田拓弥に代えて24番中村駿介、35分に10番矢島慎也に代えて8番片慎吾が入り、締めくくりは11番堀田稜が自ら持ち込んでゴールで6-0。

難しい試合になる可能性もあると思っていた第3戦で6-0の大勝。この結果、グループ1位となり決勝トーナメント進出を決め、更に気がつけば1位の中の1位で1次ラウンドのグループステージを通過となりました。

気になる準々決勝の対戦相手は2位の2位となった東京ヴェルディユースとなりました。

那須での順位決定戦での勝利を私は見ていませんので、明日群馬でまた勝利を見せてくださいね!

明らかに今日の相手より個々の能力が高い強敵になりますが、間違えなくこの大会での優勝するべきチームへの流れは浦和に傾いていると思いますし、自信を持って浦和レッズユースのプレーを続けて行けば間違えなく勝ち進めます。

後は、まあ当然と言えば当然なのですが、今日の試合をビデオで撮影してチェックしているようなどこかのチームのスタッフらしき人もいたように、決勝トーナメントに勝ち進んでくるようなチームは、浦和の長所を消すためにしっかり研究してきますので、今こそスカウティングに負けない浦和レッズユースのサッカーを見せてくださいね!

暑い中で疲労もたまってくる時期で、しかも連戦となりますので大変かと思いますが、出来る限り体を休めて明日の戦いに備えてくださいね!

まず、決勝トーナメント進出おめでとうございます・・というか、ありがとうございますというか、なんというかです。

明日の試合を楽しみにしています!

ではでは~!

 

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/06/12-第4節 vs横浜FCユース 2-2引き分け・・・スカウティングに負けないチームへ

レッズランド2011年6月12日

どうも、浦和サポブクメです☆

で、今日の試合の結果がどうだったの?全国決まったの?と気になる方のために最初に書いちゃいます。今日の試合が2-2の引き分けで勝点が10(得失+13)になりました。横浜FCユースが勝点8、ジェフユナイテッド千葉ユースがザスパ草津U18に5-1で勝ったようなので勝点が7(得失+10)になりました。横浜FCユースの最後の相手がここまで全敗の常総アイデンティなので、横浜FCユースが勝点11まで伸ばす可能性が高い。で、自動的に全国が決まるグループ2位以内になるにはどうすれば良いかというと、来週のジェフユナイテッド千葉ユース戦で1点差以内の負け以上の成績でOKとなります。1位通過するには勝つか、引き分けの場合は横浜FCユースが現在の浦和との得失点差の7を上回る勝ち方をしなければOKということになります。

そんな感じです。

では、試合の話に移ります。

今日の試合は、今のチームにとって非常に刺激になる難しい試合になりました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

となります。

前節と同じスタメンで臨みます。

ここまでバランス良い試合運びを続け、結果を残してきた浦和レッズユースにとって今日の試合は、ある意味今後引き締めるべき部分を考えるきっかけとなる展開や相手の試みを強く意識させられるものとなりました。

試合の入り方は、いつも通り落ち着いて入れたと思いますし、相手のフォワードに大きい選手がいるのは気にはなったものの、ロングフィードでサイドの選手がいきなり仕掛ける展開を作るなど相手に走らせるようなプレーができていました。

しかしながら、何か少し違うなと感じたのは、浦和の長所を徹底的に潰しにかかる相手のプレースタイルでした。高校サッカーのチームがとにかく運動量豊富にプレスをかけてくる試合はよくありますが、これに加えて狙いどころを絞り込んで賢くプレーしてくると言うと適当かと思います。

更に、相手の前線の大きい選手は思ったよりスピードがありポジショニングも上手い、組んでいたフォワードも裏を狙う動きが鋭くプレーが思い切り良く危険な雰囲気も持っていました。

見る側とすると、攻められないな~と言う印象ながらも、相手を消耗させるようなポゼッション力の高いプレーは浦和もできていたので、どこかで打開して得点してしまえば、相手の運動量も落ちてきていつも通りの展開になるかな~くらいで見ていました。

中盤は閉じられてしまうものの、サイドからの攻撃で仕掛けることは出来ていて、7番鈴木悠太の仕掛けからのシュートなども最初は出来ていましたし、ロングボールから26番大野将平がポストで落として11番堀田稜が仕掛けるとうい形もできていました。それでも、中盤の選手を経由してというところが、激しいプレスで減らされていたのは気になっていました。

浦和として運の悪い展開になってしまったのは、前半12分にペナルティエリアの外から相手選手が思いきりよく打って来たシュートがディフェンダーの足に当たってキーパーが届かないコースに飛んでしまっての失点。甘く見ていたわけではなく浦和もバランスよく守れてはいたものの、こういう形の失点で相手を勢いづかせてしまいましたね。

失点から立て直す失点後の時間に余裕を持ちすぎてのミスから更に失点をしてしまい前半15分の間に2点のビハインドを背負うという非常に苦しい展開になってしまいます。

今日の相手は、浦和のサッカーを物凄く研究してやってきているのが分かるものの、おそらく0-0の状況で試合が長く続いていれば、浦和のペースにもって行くことはできたと思いますが、この2点が相手に余裕を与えてしまい、更に浦和の長所を潰すプレーを徹底されてしまいます。

おそらく、前半の残りの時間では、激しいマークを受けながら、それでもかわして何度かチャンスを作っていた10番矢島慎也から26番大野将平に繋げたパスから持ち込んで放った惜しいシュート以外は、得点の可能性を感じさせるような惜しいシュートはなかったように思います。

後半に入ってもしばらくは同じような展開で進むものの、3番寄特直人がタイミングで攻撃参加を試みるなど、これまでの試合でなかった相手に研究されていないような試みも見られつつ、サイドからの攻撃で11番堀田稜や7番鈴木悠太がチャンスを作る場面も何度かありつつ、決定的な何かまではあと一歩という歯がゆい展開で10分ほどが経過した所で、11番堀田稜に代わり28番関根貴大が投入されます。

左サイドで独特のキープ力あるドリブルで28番関根貴大が人数をかけた激しいプレスを突破するシーンなどが出だし、徐々に浦和に得点のにおいがし始めます。更に、やはり浦和のボール回しや急な大きな展開やサイドからのスピードある攻撃に対応していた相手に疲れが出始め、対応できないために危ないファールが増えてくるのはいただけないのですが、10番矢島慎也は明らかに疲れてきた相手に対して効果的なプレーを増やしていきます。ドリブルの範囲もいつもより更に広くスペースを使って動くことで相手はついてこれません。

流れができ始めた所で20分に26番大野将平に代えて17番カドコダイ・アシカン、14番繁田秀斗に代えて8番片槙吾を投入します。

そして、30分にようやく28番関根貴大の見事なシュートで1点を返すことに成功します。

ここからは、浦和の圧倒的攻勢の時間になり、特に10番矢島慎也が前半の激しすぎるマークのイライラを晴らすかのごとく、ドリブルで仕掛けたり、惜しいシュートを放ちます。やや強引ながらも相手を完全に抜き去っていたこの時間帯のプレーは凄かったですね。そして、持ち込んで豪快なシュートを決めてついに2-2の同点に追いつきます。

同点ゴール以降も逆転すべく、10番矢島慎也のチャンスメークで何度もチャンスを作ります。17番カドコダイ・アシカンをおとりにしてゴール前に入り込んだ28番関根貴大へクロスボールを入れてヘディングシュートの流れを作ったり、7番鈴木悠太の決定的なチャンスを演出したりしたものの、惜しくも逆転ゴールは決まらず、相手の激しいマークで少し足を痛めていたこともあり、後半40分に18番西袋裕太と交代します。

ここから怒涛の攻めを見せる浦和でしたが、結局逆転まではとどかず試合は2-2で終了しました。

雑感としては、今年の浦和レッズユースは既に徹底研究されるレベルまで相手チームには警戒されるようになったんだな~と実感しつつ、全国レベルでも戦えるくらいの強さの浦和でも研究されるとまだまだ修正点も多いものだなという部分もありつつ、それでも浦和のサッカーに対応しようとすると相手の体力をかなり削れる(後半の相手の運動量の落ちっぷりを見て)んだな~とも感じつつ、色々考えましたね。

これはこの予選の最初の試合の時に書いたかもしれませんが、全国リーグで不動のセンターフォワードとなっていた高田拓弥が負傷して、大野将平にチャンスが来て、途中出場ながらカドコダイ・アシカンも出場機会を得てというセンターフォワードのバリュエーションを色々見ることができたものの、それぞれの持ち味は違うわけでして、その選手の特徴を活かした動きやパスを回りがもう少し意識(理解とも言える)してできて精度が高まると、物凄い武器になるな~と言う部分と、それぞれの選手も持ち味+他の選手の方が優れている部分に近づく努力をすることで、相手のスカウティングを上回れるんですよね。可能性を考えると、凄く楽しみになってしまうわけです。それぞれの選手にとってはポジション争いで大変なのにすみません・・・と言いつつ、やはり気を抜くとスタメンを奪われる状態に常にあるほうが成長はするので私はそういう見方をします。

結構難しいものです。点を取るのが仕事のフォワードでも、メンバー構成によってはチャンスメイクを多くする必要がベストになる場合もありますし、やはり前に3人置く戦術である限りは、ある程度は点を取ることをメインにやる選手と取らせることに意識強めにやるべき選手もいると思うんですよね。

そういう意味では、今日の試合やここ何試合かを見ていて、28番関根貴大のプレーというのは非常に分かりやすく良いと思います。サイドのポジションで出ることが多いですが、点を取りに行く時はシュートを打つために角度が難しくなりすぎないくらい中に近いところで仕掛けていきますし、一旦捌いた方が良いときは簡単にはたいて他の選手に渡して自分は得点を奪うための良いポジションを探して動く。ゴール前では判断が技術より勝るということの方が意外と多いですからね。

結果的に、この試合を通じて浦和の選手達としては、スカウティングの怖さと、逆にそこまで研究されても基本的には今のスタイルを貫けば相手を上回ることができるという手応えも掴んだのではないでしょうか?

後は、やはり試合の駆け引きにどれだけ強くなれるかが引き続きの課題になると思います。

さてさて、この試合の後に40分ハーフで練習試合が行われましたのでそちらにも触れさせていただきます。

この試合のスタメンは以下、

GK29番関口亮助、DFがセンターバックに2番今泉賢人と15番西袋裕太、左サイドバックに26番小坂慎太朗、右サイドバックに16番西澤秀平、MFがボランチに8番片槙吾、トップ下に11番中村駿介と25番岸伯富実、FWが左に13番長坂竜一、右に19番金野僚太、真ん中に17番カドコダイ・アシカン

となります。

練習試合仕様ということで、背番号が違っている選手もいます。横浜FC側は、もっと斬新なユニ違い、番号なしなど色々混ざっていました。

試合自体は1-1の引き分け。得点は17番カドコダイ・アシカンが裏に抜け出してのゴールでした。

凄く不思議だったのですが、先ほどの試合と比べてこの試合は、明らかに17番カドコダイ・アシカンの特徴を周りが生かそうというプレーが出来ており、ジュニアユース時代から慣れていると言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、センターバックからのロングフィードはサイドよりも真ん中の17番カドコダイ・アシカンに出す頻度が高く、周りも彼のポストプレーを受けやすい位置に動く。特に11番中村駿介は良い距離感でポストプレーを生かして攻撃を仕掛けられていました。周りが生かそうと動くと17番カドコダイ・アシカンはあれだけの動きができるのだと思うと、公式戦で出たときの伸びしろはまだまだあるなと今後に期待できるわけです。

また、右前線に入った19番金野僚太のプレーが印象的で、スピードがあるわけではないのですが、上がり方が絶妙で、サイドバックが上がり易いようなタメを作ったり、時にはペナルティエリア付近で得点に絡めるようなポジショニングに上手く入り込んで行く。サイドバックが攻撃を仕掛けるのが好きなタイプの選手だった場合には、非常に面白い右サイドが構成されるようなプレースタイルですね。

ここ何試合かは公式戦に絡めていない13番長坂竜一ですが、やるべきプレー、やって欲しいプレーはしっかりできていましたし、先ほどの試合ではベンチから外れていましたが、今日のような展開であれば、途中から出場していれば効果的な活躍が見られたのではないかと思ったりもします。

文章が長くなり過ぎそうなので、このくらいにしておきます。

なんというか、今日の試合に出場した選手や、周りで見ていた今後の出場を狙う選手がどのように感じてどのように今後に生かしていくかで、今のスタイルがどれだけスケールアップして行くか、楽しみで仕方がありません。

ということで、既にご存知の方も多いかと思いますが、浦和レッズユースからU17日本代表のワールドカップメンバーに新井純平が選ばれ、大会が18日からメキシコで開催されます。調子に乗って、ブクメは2週間ほどこの大会を観戦に行くことにしましたので、予選最終戦のジェフユナイテッド千葉戦と順位決定戦は見に行くことができません。

言いたいことは簡単で、見られなくて既に悔しいブクメを、更に悔しがらせるために今年も関東NO.1になっちゃってください。

グループ1位で通過すれば、駆け引きを学べる手強い相手と対戦することも出来ますし、今のチームの戦い方への自信を深めつつ、大きな経験を積むこともできます。楽しみにしています!

お疲れ様でした。

ではでは~!

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/06/05-第3節 vs千葉SC U18 6-1勝利・・・強さを証明

レッズランド2011年6月5日

どうも、浦和サポブクメです☆

午前中の関東U15リーグに続き、午後からは浦和レッズユースのクラブユース選手権予選になります。2週間前は、レッズランドからNACK5スタジアムへの自転車大移動があったのですが、今日はどちらもレッズランドということで、見る側としてはかなり楽でした。

ジュニアユースの試合の時は晴れて暑かったのですが天気予報では午後からの降水確率が50%となっていて、じわじわと雲が増えてユースの試合のころには曇りで湿気は凄いものの比較的涼しくてやりやすい気候になっていました。

ここまで、ザスパ草津U18と常総アイデンティU18を順当に下して2連勝。戦っているカテゴリを考えれば今日の千葉SC U18も格下になるわけですが、ご存知のように、浦和がいるグループでおそらく1位2位争いをする当面の相手となるであろう横浜FCとジェフユナイテッド千葉相手に引き分けという結果を出している千葉SCということで、思ったより強いかもしれないという警戒感と共に、この試合で勝てばまずグループ3位以内は確定(3位は絶対嫌ですがw)し、この千葉SCがやりにくそうな相手に2つ引き分けてくれたということで、勝点9まで伸ばしておくと残り2試合にプレッシャーを感じずに引き分けでもOKな展開に持ち込めるから是が非でも勝利して欲しいと思って試合を見させてもらいました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

となります。

昨日と同様のスターティングメンバーですね。

今の浦和レッズユースは、非常にバランスが良いので試合の入り方だけしっかりできれば大丈夫かな~という感じでスタート。試合開始から、前線の選手が激しいプレスをかけてくる、組織もしっかりしている、守備もバランスが良い、ということで、なるほど、まぐれではなく、結果を残せるチーム力というのはすぐに分かりました。

しかしながら、逆にそういう相手と対峙したことで、浦和レッズユースの今年の強さがより際立つような展開になっていきます。試合の入り方も問題なく、激しいプレスにも守備ラインが落ち着いて対応し、数分で浦和のペースに変わります。

浦和と同様にサイドからの攻撃を狙いながら、前線の選手が裏を狙ってくるような相手に対して、両サイドバックの5番佐藤大介と2番西山航平が、サイドからの攻撃を守備意識高く封じ込め、時折裏を狙ってくる攻撃には冷やりとさせられるものもありましたが、センターバックの3番寄特直人と4番小出啓太が落ち着いて対応していました。

浦和のペースになってからは、いわゆる浦和レッズユースの攻撃パターンが数多く見られます。6番野崎雅也がボランチの位置でバランスを取り、攻撃面では左の11番堀田稜、右の7番鈴木悠太がドリブルで仕掛ける。10番矢島慎也は常に良いポジションを取りながら、ドリブルで相手を翻弄しながら、チャンスでミドルシュート。流れと言う意味では、やや前の試合同様に動きに困るようなところも見られた26番大野将平でしたが、ボールが入るとテクニックの凄さを見せる。14番繁田秀斗も攻撃の部分で良い距離感で動きチャンスに絡みます。

様々な武器で攻撃を仕掛けながら、千葉SCも集中力高く守ってきてこじ開けるには工夫が必要かと思っていたら・・・26番大野将平が個人技であっさりゴール。見ていた位置から遠めだったのですが、ボールを受けて反転しながらディフェンダーをかわしてシュートしてたと思います。

既に浦和が試合をコントロールしている流れが出来ている中で、先制点も奪え、当然1点では危険なのはわかりつつも、やっているサッカーを見ていたら、これでも勝てると思えるくらい、レベルの高いサッカーをしていたと思います。

あっという間に前半が終了しました。

後半に入り、序盤は同点ゴールを狙っての千葉SCの攻勢の時間に当然の如くなるわけですが、数本ペナルティエリアの少し外でFKのチャンスを与えてしまったものの、問題なく集中して凌ぎきり、ここから見事な浦和の攻撃が始まります。

まず、中盤で14番繁田秀斗がパスを受け、裏に抜け出した26番大野将平にパスを送り、なんなく決めて2-0。更に、10番矢島慎也が6番野崎雅也にボールを預けて前線に走りテンポ良く再び10番矢島慎也へとパスを繋げ、強烈なシュートを放つとキーパーがキャッチできずに、ボールがこぼれたところを26番大野将平がつめてゴール。

大野将平のハットトリックで3-0とリード。

やっている試合内容を考えても、これで試合はほぼ決まり。3点目が入ったのが後半15分ですから、残りの30分を色々試すこともできるような望ましい展開となります。

守備意識の高かった2番西山航平も機を見て攻撃参加したり、5番佐藤大介もオーバーラップして攻撃参加する回数が増え、10番矢島慎也はドリブルでディフェンダー4人くらいを一気に抜き去ったり、色々凄かったです。

25分に2番西山航平に代わり18番西袋裕太が入ります。18番西袋裕太はセンターバックの位置に入り、4番小出啓太が右サイドバックの位置に入ります。

更に点を取りに行く姿勢から前掛かりになりつつ、守備の布陣が変わったことなどで1度右サイドのバランスが崩れた所を狙われて、1失点してしまい、3-1となります。ここは、もう少し誰かが声をかけてコントロールしておく必要があったのかと思います。

この後、後半30分に11番堀田稜に代わり28番関根貴大、7番鈴木悠太に代わり27番金野僚太が入ります。

交代早々に28番関根貴大が独特のリズムのドリブルで仕掛けるなど見せ場をいきなり作ります。

この後の追加点は少し不思議な流れから決まります。

サイドからのクロスに10番矢島慎也が飛びこんで合わせたと思ったら、スルー(?)してそのままボールが流れると横にいたディフェンダーが予期せぬスルーで処理しきれず手に当ててしまいPK。

このPKを10番矢島慎也が決めて4-1。

更に、セットプレーからの流れで右サイドから10番矢島慎也が上げた精度の高いクロスをファーのポジションから18番西袋裕太がヘッドで見事に決めて5-1。

後半40分に、10番矢島慎也に代えて8番片槙吾、26番大野将平に代えて17番カドコダイ・アシカンが入ります。

この試合最後のゴールは、17番カドコダイ・アシカンの特徴を上手く活かしてのゴールになります。

バックラインからのロングボールを17番カドコダイ・アシカンが高さを活かして競り勝って落とし、このボールにしっかり反応した28番関根貴大が、キーパーより先に反応したため相手キーパーが間に合わずに倒してしまいPK。

このPKを28番関根貴大が自ら決めて6-1。

結局、難しくなると思われた試合は逆に浦和の強さを見せ付ける結果となり6-1の大勝となりました。

比較的、攻撃の狙いが浦和に似ている相手に対して、その精度や全体のバランスや攻撃のバリュエーションにおいて浦和が上回ったことが大勝に繋がった要因かと思います。

これで3連勝で勝点9まで伸ばし、3位以内は確定。

もう一方の試合で横浜FCvsジェフユナイテッド千葉が2-1で横浜FCが勝利したということですので、来週の横浜FC戦で勝てば自力で1位通過が決まります。星勘定をすれば、今のままの勝点でもジェフユナイテッド千葉が次でザスパ草津と引き分ければ(ザスパ草津が勝つと勝点でザスパ草津に並ばれる可能性が残る)、2位以内(全国大会出場圏内)は決まるわけですが、せっかくですから勝って決めてください。

なんというか、総括すると、今日の試合は見ていてかなり楽しかったです。普通にやっているサッカーのレベルの高さを楽しませてもらったと言う感じです。よく書いていることですが、研究されることも考えて、更に更にチームを成熟させて、様々な選手の誰が出てもそれぞれの持ち味を発揮できるようなチームを今後も目指していってください。

お疲れ様でした。

ではでは~。

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/06/04-第2節 vs常総アイデンティ 7-0勝利・・・攻撃陣が満遍なく得点

レッズランド2011年6月4日

どうも、浦和サポブクメです☆

先週末は久々にユースは公式戦がなく(練習試合はあったようです)、迎えた6月第1週末は土日共にクラブユース選手権2次予選が行われます。比較的、対戦相手と対戦順で恵まれている浦和レッズユースは、初戦ザスパ草津U-18にしっかり勝利し、今日の常総アイデンティ戦と明日の千葉SC戦で連勝すればグループ2位以内で決まる全国へ向けてかなり気持ち楽な展開にすることができます。

今日の対戦相手は常総アイデンティになるわけですが、正直な所、格下の相手になりますので点差を付けての勝利と多くの選手が結果を出す(特にフォワードがしっかり点を取って勢いをつけるなど重要)必要のある試合です。

このところ、トップチームのトレーニングマッチで連日襲われている荒れた天候よりはましですが、この時期ですので晴れると暑い。今日は晴れて結構気温が高く湿気がある状態での試合でしたので2日連続ということを考えても大きな消耗も避けたい試合でもありました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

となります。

前回の試合から、キーパーが22番吉野雅大から1番三上綾太に代わり、センターバックが18番西袋裕太から4番小出啓太に代わっています。

予想通りというか、実力通りというか、前後半通して浦和ペースとなりました。また、やはり実力に差があることで逆に浦和がポゼッションをする上で予想外の相手の動きでリズムを作りにくいような印象もありました。

では、具体的な試合の話に移ります。

まず、最初のチャンスはセットプレーでの4番小出啓太のヘディングシュートから。

相手がレベルが高い場合には普段守備のバランスを重視する右サイドバックの2番西山航平や5番佐藤大介も高めのポジションで攻撃に参加することが多くなっていました。オーバーラップで攻撃参加と言うよりはセンターバックの2人とボランチの6番野崎雅也で十分守れるため、両サイドが高い位置でプレーすることができるという感じですね。

一方的に攻め込んでいながら、決まらないと思いつつ、11番堀田稜からのパスを受けた26番大野将平がきっちりと決め先制。見ている側とするとなかなか点が入らないと思っていつつ、7分での先制点だったので決して遅くはないですね。そのくらい押し込んでいました。

強引に攻め込むと言うよりは、いつも通りパスで組み立てながら丁寧に攻め込んでいくというイメージでした。

中盤の3人でパスを回しながら左サイドの11番堀田稜や7番鈴木悠太に繋げ攻め込み、時折、センターバックの位置から3番寄特直人や4番小出啓太が縦や横に大きな展開を見せると相手が全くつけない。高めの位置でサイドバックの2人も攻撃に参加する。点を取る迫力が少し足りないようにも見えつつも試合はしっかり支配していました。

先制点が入り、ここから立て続けに得点が入るかと思いつつ、最後のところで決めきれずという場面が続き、2点目が入ったのは先制点から20分後の27分。少し低めの位置で10番矢島慎也が右サイドの7番鈴木悠太にパスを通し、そのままサイドを駆け上がった7番鈴木悠太がグラウンダーの鋭いクロスを入れ、最後はパスを出した10番矢島慎也がゴール前に走りこんでゴール。見ていた位置から遠めでちょっと細かくは分かりにくかったのですが、密集した状態で14番繁田秀斗か誰かがディフェンダーをひきつけていたことで上手く10番矢島慎也まで届いたようにも見えました。

前半35分に26番大野将平に代わり、28番関根貴大が入ります。ポジションは同じくフォワードの真ん中になります。

前半残り10分の間に追加点は入らなかったものの、28番関根貴大の前線でのプレスの姿勢や、やや思うようには蹴れていなかったように思うものの、2本ほど枠を捉えたシュートを放つなどらしさを見せていました。

2-0で迎えた後半。スタートから14番繁田秀斗に代わり、8番片槙吾が入ります。

まず5分に10番矢島慎也がゴール。これで3-0とし、試合はほぼ決まり。

この試合、7番鈴木悠太の果敢な仕掛けや前半のアシストも良かったのですが、思うようにゴールが決まらず、シュートの場面ではやや運が悪いところもありつつ、この試合は得点を決められなかったのですが、そういう日もありますのでOK。

あとは、公式戦に出場しだした28番関根貴大やこの後登場するであろう控えのフォワード陣など攻撃の選手に得点を取ってもらいたいと思っていたら期待通りの展開が待っていたと言うか、良い感じに進んでくれました。もう、期待通りにです。

まず、23分のFKのチャンスに10番矢島慎也が蹴ったボールを28番関根貴大が頭で押し込んでゴール。決めたゴールが足ではなく頭でというのがまたなんとも良かったです。これで4-0。

その後25分に7番鈴木悠太に代わり17番カドコダイ・アシカン、10番矢島慎也に代えて24番中村駿介が入ります。

この交代で17番カドコダイ・アシカンがフォワードの真ん中の位置に入り、28番関根貴大が右サイドの位置に移ります。24番中村駿介はそのまま10番矢島慎也のトップ下の位置に入りました。

見ている側とすると17番カドコダイ・アシカンが入ったことで少し、高さを生かしたようなプレーにチームの戦い方が変えられると良いと思っていたのですが、基本的に戦い方は変わらず低めのパスで繋ぎながらロングパスはサイドへ、サイドの選手が切り込んでクロスまたはシュートという形のため、少し動きにくそうにも見えましたが、その展開でも良いチャンスが生まれます。

3番寄特直人からの右サイドへのロングパスを28番関根貴大が受け、切り込んでグラウンダーのクロス。そこに17番カドコダイ・アシカンが足で合わせるもディフェンダーの足に当たりゴール右に外れます。アシカンの得点の予感を感じつつ、30分に追加点が生まれます。このゴールは、6番野崎雅也からのパスを受けた11番堀田稜がしっかりコースを狙ってのゴール。これで5-0。

35分に5番佐藤大介に代わり15番今泉賢人が入ります。

15番今泉賢人はセンターバックの位置に入り、3番寄特直人が左サイドバックの位置に移ります。

先ほど、17番カドコダイ・アシカンの惜しかったチャンスと同様に、3番寄特直人から展開された右サイド28番関根貴大のクロスでゴールが生まれますが、このゴールは上手くゴール前に走りこんだ24番中村駿介。24番中村駿介も公式戦初ゴールだと思います。嬉しい攻撃陣のゴールです。これで6-0。

この試合最後のゴールは後半ロスタイム。この場面も28番関根貴大が右サイドを駆け上がってのアシストで、ここでゴール前に駆け込んだのは17番カドコダイ・アシカン。クロスボールをしっかり押し込みゴールを決めてくれました。

結果、7-0で快勝となりました。

ポゼッションで圧倒した浦和が、やや相手のペースに合わせてしまっていたことから、展開がゆっくりで迫力に欠ける部分もあったのですが、相手のプレスが余り激しくないこともありつつなので問題無しですね。

それにしても、28番関根貴大の動きは面白いですね。なんというか、この試合でも何度かあったのですが、来たパスなどでヨーイ、ドンッで相手ディフェンダーの方が先に追いつきそうだな~というタイミングで結果的には足の出し方(スピードではなく、タイミングだと思います)で勝って自分のものにしてしまっている。こういうプレーを見るたびにスゲーと思いながら、ディフェンダーはアフターでファールしてくる形になりやすいから怪我が怖いと思ってしまう部分もあるわけです。ということで、冗談ではなく本気で、その辺を考えると、こりゃ、サッカーだけど柔道の受身のように怪我をしない倒れ方をマスターしてもらわなければとか思ってしまうわけです。詳しくはないので、まったく根拠のない妄想ですがw

ということで、ポイントポイントで見ると前半で攻撃の場面では良い位置に10番矢島慎也がいるな~とか、高めにポジションを取っていても、ピンチの時の2番西山航平の守備意識とカバーの仕方はさすがだな~とか、セットプレーでは4番小出啓太が結構上手く競り勝つよな~とか(余裕がありすぎて胸トラップしてシュート外すとかありましたがw)、今年の浦和レッズユースの強さを感じさせる要素を見たり楽しんだりしたわけです。

そんなこんなで、明日の対戦相手の千葉SCがジェフユナイテッド千葉相手に引き分けたらしく、楽に勝てる相手ではないのかなという印象を全く試合を見ていないですが感じつつなので、今日のように相手のプレスや激しさがない試合を終えての次の試合ということで、少しリズムが狂いやすいかもしれませんが、しっかり引き締めて守備のミスで失点して相手に自信を持たせないように戦ってください。

連戦になりますのでしっかり休んで備えてください!

お疲れ様でした。

ではでは~。

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/05/15/ 第6節 vs尚志高校 5-0勝利・・・首位で中断へ

NACK5スタジアム大宮2011年5月15日

どうも、浦和サポブクメです☆

さて、午前中のレッズランドから移動しまして今度はNACK5スタジアム大宮で行われた高円宮杯U18プレミアリーグの尚志高校戦になります。前半15分くらいまでは、自転車移動疲れでヘロヘロだったのは内緒です。

前節を快勝して向かえる第6節。今日の相手も、ここまでの順位や今の浦和レッズユースのバランスを考えると大勝すべき相手と位置づけて見させてもらいました。

NACK5スタジアム大宮は写真のようなゴール裏のこの位置から見るのが好きなのですが、ここ最近、ゴール裏を開放しない試合もあり、今日はどうかと思っていたのですが、開放されていて良かったです。

試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

控え:8番片槙吾、9番長坂竜一、20番新井純平、22番吉野雅大、23番岸伯富実

5番佐藤大介が累積警告で出場停止。そのポジションに今節は21番小坂慎太朗が入っています。

こういう試合は、逆に気を引き締めて臨まないと危険とはおそらくベンチからも言われていたとは思うのですが、正直なところこの試合はフワっと少し気を抜いたような入り方をしてしまったと思います。

尚志は非常にシステマティックに戦術重視の形を敷いていて、集中して試合に臨んできたと思います。この差がいきなりでてしまい、前半開始早々に緩い守備を突かれて突破され、キーパーと1対1の場面を作られてしまいます。決定的な場面でしたが、ここはGK1番三上綾太の見事な反応によりなんとか失点は防ぐことはできましたが非常に危ない入り方をしてしまいました。

序盤はこれ以外にも、サイドチェンジのパスが思ったより長くなりすぎたり、くさびのパスを受けてから簡単に捌くべきところで中盤で持ってしまい狙われて奪われるなど、ここ数試合では余り見られないようなミスが出てしまっていました。

そんな、入り方をしてしまった浦和でしたが、次第にバランスの良いいつものスタイルに戻り、真ん中からの突破に対してしっかり閉じてくる相手に対し、12番高田拓弥のポストや14番繁田秀斗のポジショニングの良さ、10番矢島慎也のドリブルでのかき回しで相手を翻弄し、ゆさぶりながらサイドの11番堀田稜、7番鈴木悠太へ上手くパスを通してサイドから切り裂いていきます。

また、この大会では初のスタメン出場となった21番小坂慎太朗も持ち味のサイドからの攻撃参加を何度も見せていました。ただ、見事な攻撃とは裏腹に得点が決まらず時間が経過していきます。3番寄特直人のバックラインからのロングフィードや7番鈴木悠太の積極的な仕掛け、11番堀田稜も鋭くサイドを切り裂きシュートまでもって行く姿勢を強く見せるなど何度も攻め立てるもゴールならず。

一度、7番鈴木悠太が放ったシュートをキーパーが弾き、そこを12番高田拓弥が押し込んで決まったかのように見えましたが、これはオフサイド。中盤で決定的なパスを連発していた10番矢島慎也から12番高田拓弥へ渡ってのシュートはキーパーに弾かれてしまうなど、惜しくも決まらない場面が何度もありました。

そんな中で、35分ごろにようやく先制点を奪います。10番矢島慎也が左サイドの11番堀田稜へ絶妙のスルーパスを通し、そのまま持ち込んで角度のないところからしっかりと枠を捉えたシュートが決まります。この場面で特に良かったのが、サイドのスペースにただ出して走らせたわけではなく、11番堀田稜のスピードを計算して、あえてペナルティエリアに近いサイドからやや内側に走りこまないとならないスペースへ縦にパスを出したこと。いわゆる、そのパスに追いつければ、よりゴール近くでボールを受けることになり、シュートまで持っていけるチャンスが大きくなるような位置へのパスだったこと。更に、難しい角度でしっかり枠を捉えるシュートを放った11番堀田稜も凄かったですね。

この先制点が、思った以上に尚志にダメージを与えたようで、既にかなり浦和のパス回しで走り回らされていた尚志の動きが明らかに鈍くなり、対応できなくなり、ここから浦和のゴールラッシュが始まります。

先制点からすぐの35分に10番矢島慎也がミドルシュートでゴールし2-0、40分に深くまでドリブルで切り込んだ10番矢島慎也が折り返しのパスを14番繁田秀斗に通し、14番繁田秀斗が放ったシュートはキーパーに反応されながらもゴールに吸い込まれ3-0、このあと12番高田拓弥に決定的な場面が訪れるもキーパーに弾かれてしまいます。

先制点からあっというまに3点決めて3-0で前半終了。

後半に入り、また早い時間にかなり危ない場面を作られるも、前半同様1番三上綾太の好セーブで防ぐと再び浦和の一方的な展開になります。

前半惜しいチャンスを決められていない12番高田拓弥になんとしても後半得点をとってもらいたいと思っていたのですがあっさりそういう展開になりました。

10番矢島慎也が放ったシュートをキーパーが弾いた所をしっかりつめて12番高田拓弥がゴール。更に、攻勢の中で相手ディフェンダーの手に確実に当たっていたので私含めギャラリーが「ハンドだ!」とか言いつつ、これは流されたものの、混戦の中でこぼれたボールを12番高田拓弥がしっかり決めて結果的に流されて良かったというゴールで5-0。むしろ、ハンドだとかアピールしていた自分がちょっと恥ずかしかったりしましたw

後半10分くらいで5-0と試合はほぼ決まり、浦和にとっては色々な選手を試せる楽な展開。

後半15分に10番矢島慎也に代わり23番岸伯富実、20分に6番野崎雅也に代わり8番片槙吾、25分にGK1番三上綾太に代わり22番吉野雅大、30分に11番堀田稜に代わり9番長坂竜一、40分に4番小出啓太に代わり20番新井純平と結果的にベンチメンバー全選手が出場することとなりました。4番小出啓太の交代は腕を負傷したこともあるため、少し心配ですが、代わって入った20番新井純平がU17日本代表でいくつかやっているポジションの中で経験しているセンターバックで浦和でもプレーしているところが見られたのは収穫でした。

また、今日見ていた位置だからこそ良く分かったのかもしれませんが、トップ下に入った23番岸伯富実のプレーエリアとボールの捌き方が非常に気が効いていて良かったと思います。U16リーグの時に見られた、鋭いシュートは見られませんでしたが、なるほどそうか~と思わされるプレーでした。

9番長坂竜一の僅かにゴールを越えた試合終了間際のシュートは惜しかった・・・、良いタイミングで足を出したんですけどね。

と言うことで、結果は5-0大勝となりました。

結果には満足ですが、ポイントポイントで気の緩みが出てしまった時間帯があったことは課題ですね。

で、家に戻ってから順位表見てみたら、前節まで首位だったコンサドーレ札幌が引き分けていて、浦和レッズユースが首位に立ってました。更に、今日2得点の高田拓弥が6得点が得点ランキングトップ。

7月までの中断期間前に一番上まで来ちゃいましたね。これからは、追われる立場。そういう中での戦いも良い経験です。日程はイマイチわかりませんが、次の週末からはクラブユース選手権の2次予選に入ります。毎年のことですが、グループ2位以内に入れるか入れないかで全く状況が違ってしまう戦い。今の勢いを維持したまま、更に色々な選手を起用しながら、勝ち続けて2位以内を決めつつ選手層も厚くする。これができれば最高ですね!

ブクメ運動不足解消自転車デーは、2勝で気分良く終えることができました。ありがとう!

お疲れ様でした~!

ではでは。

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/05/08/ 第5節 vs静岡学園高校 4-1勝利・・・期待通りの快勝!

埼玉スタジアム第2グラウンド2011年5月8日

どうも、浦和サポブクメです☆

土曜日は、まず午前中に大学サッカーの青山学院大学vs中央大学の試合を西が丘サッカ-場で見て、浦和レッズユース卒業生の田仲智紀や林容平、武富尚紀のプレーを見つつ、スタジアムでは国士舘大学に進んだ高木凛や専修大学に進んだ新井貴晴、利根川良太など懐かしい顔をたくさん見ることができました。その後、国立競技場競技場へ向かい、久しぶりにトップの試合を観戦してきました、負けました。

そんな土曜日を過ごしつつ、今日は浦和レッズユースの高円宮杯U18プレミアリーグの第5節となる静岡学園高校戦を観戦してきました。埼スタ第2グラウンド開催です。

直接今シーズンの静岡学園高校の試合を見ていないので大まかな計算でしかないものの、相手は1分2敗というチームになるため、チームとしてのバランスが良く強豪相手にもしっかり勝点を積み重ねられている今年の浦和という構図を考えると、この試合はただ勝つだけではなく快勝という結果を求めて戦ってもらいたいと期待しながら見ていました。

昨日の肌寒さとは打って変わって暑い今日は今期初めて給水タイムが設けられる、体力を削られる環境になっていました。本当に暑かった・・・。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

控え:8番片槙吾、9番長坂竜一、18番西袋裕太、22番吉野雅大、23番岸伯富実

となります。

前節の流通経済大学柏高校戦と同じスタメンになります。

状況の違いとしては、左サイドバックの5番佐藤大介が累積警告が2回でこの試合で警告を受けると次節出場停止になるという状況。

試合開始からの印象として、静岡学園は浦和のバックラインからのロングボールなどの攻撃を警戒しているのか、比較的前線とバックラインに人数をかけるぶん中盤が空くことが多いような印象があり、そのためか前線のプレスは早く、バックラインから3番寄特直人が何本か序盤狙っていたロングボールが少し長めになってしまうなどはありつつも、その分中盤がいつも以上に浦和の狙い通りに使えていることから、ボランチの位置の6番野崎雅也、トップ下の10番矢島慎也、14番繁田秀斗の中盤とサイドの11番堀田稜、7番鈴木悠太、真ん中の12番高田拓弥と攻撃の選手が全体的に良い距離感で攻撃を仕掛けていけていました。

更に、相手の左サイドのところを2番西山航平がバックラインでしっかり抑える分、相手の右サイドでは5番佐藤大介がやや高い位置を保ちながら攻撃に参加する場面も多く見られました。

この試合最初のチャンスは10番矢島慎也のミドルシュート。続いて、7番鈴木悠太が右サイドを駆け上がりクロスボール。14番繁田秀斗から12番高田拓弥へ渡り混戦の中での狙いすませたシュート、いずれも惜しくも得点にはならなかったものの、前半9分に6番野崎雅也から14番繁田秀斗、10番矢島慎也と渡り、そのまま抜け出して体を投げたしたディフェンダーと飛び込んできたキーパーをキレイに越える浮かせ気味のシュートでゴール。

前節ほどではないですが、序盤の攻勢の中でしっかり早い時間に先制点を奪うことができました。

しっかりバランスをとりながら追加点を狙いたい所でしたが、先制点から数分で混戦状態の中で放たれたシュートをGK1番三上綾太が弾いた所を詰められてしまい、失点。同点に追いつかれてしまいます。

展開としては決して誉められたものではありませんが、同点に追いつかれた後流れが変わるということもなく、中盤を浦和が支配する形で試合が進められていき、少し高めの位置で5番佐藤大介がプレーできる状況で左高めの位置から、スタートする攻撃に左前線の11番堀田稜が左サイドを切り裂いてという攻撃、一度6番野崎雅也がドリブルで仕掛けていって「お!」と思わされたり、10番矢島慎也が中盤を面白いように動き回りながら攻撃を展開、12番高田拓弥が激しいプレスにあいながらも粘ってパスをつなげたり、多彩な攻撃が見られます。

守備に関しても綻ばず、高めの位置に5番佐藤大介が上がっていることが多かったために狙われることは当然何度かありましたが、しっかり戻って対処できていました。

そのような展開の中で、この大会で得点を決めて欲しかった7番鈴木悠太に待望の得点が生まれます。サイドというよりやや中央に近い位置でボールを受けるとドリブルで仕掛け、ディフェンダーにかかりながらもボールを放さず抜き去り、キーパーと1対1になったところで落ち着いて決めます。これで2-1となり再びリードを奪います。

このゴールの後に、少し静岡学園が攻め込む時間がありゴールに近い位置でFKのチャンスを与えてしまった時に外してくれたものの危ない場面が立て続けに2度ほどあり、冷やりとしたものの危険な時間帯を何とか凌ぐと、再び浦和のペースとなり、11番堀田稜が左サイドを切り裂き何度かチャンスを作り、そのチャンスから得たCKのチャンスで3番寄特直人がヘッドで狙うもややずれてしまいます。

浦和のペースは続き、この後11番堀田稜が左サイドから切れ込んでシュート、このシュートはキーパーに弾かれるものの、ここに14番繁田秀斗がつめてゴール!欲しかった追加点で前半の内に2点のリードを奪うことに成功しました。

前半は3-1で終了。

後半に入り、静岡学園が攻撃的に来るところをどうかわしていくかと見ていたら、心配無用で後半も序盤から12番高田拓弥の前線での激しいプレスや中盤のバランスと激しさで浦和が勝り攻撃を仕掛けていきます。そんな流れから後半6分に追加点が生まれます。左サイドを攻めあがった11番堀田稜がグラウンダーのクロスを右サイドのポジションに上がっていた10番矢島慎也まで通し、ワイドな展開で揺さぶった後に10番矢島慎也が真ん中のスペースに走る12番高田拓弥へラストパス。これをしっかり決めて4-1。

後半出鼻で追加点を決めたことで浦和としてはかなり楽にプレーできる展開になりました。

この後も12番高田拓弥のシュートや、中盤のスペースに出たパスを流れて受けた10番矢島慎也が斜めにドリブルで動かしながら鋭いシュートを打って12番高田拓弥に当たってしまったという場面も相手の守備が対応できないスペースを狙って動いていたことの証明でもあり、とにかく中盤を浦和が支配していました。

3点リードを奪ったことで、浦和も控え選手を有効に使いながら試合を進めていくことができるようになり、25分に11番堀田稜に代えて23番岸伯富実、30分に12番高田拓弥に代えて8番片槙吾、その後5番佐藤大介が警告を受け次節出場停止になったことからか、5番佐藤大介に代えて18番西袋裕太を投入、3番寄特直人が左サイドバックに入り18番西袋裕太がセンターバックへと入り、あまり見られないバックライン構成になる時間帯がありつつ、35分に7番鈴木悠太に代えて9番長坂竜一が入り、攻撃のオプションを試すなど様々な試みを試しつつ、終盤は相手の攻撃陣をじらすようなバックラインでのパス回しなど、これもまだ少し危なっかしいと感じることもないことはないものの、理想どおりの展開で進められていたと思います。

結局、試合はこのまま4-1で終了となりました。

静岡学園は浦和のサイドが上がる所を狙ってそのサイドを狙って攻めようとする姿勢が多く見られたものの前半は、かなり精度が悪く自らチャンスを潰していた印象があったのですが、後半はやや精度の高さを取り戻して攻めて来る時間帯がありました。それでもバランスよく浦和の守備が跳ね返したり、今日は特に右サイドの2番西山航平のところで完璧に抑えていたことや、左サイドで高めの位置にいた5番佐藤大介のところはスペースに入れて走られたものの、危険な位置までは持ち込ませず摘めていたと思います。

後半に、それほど長い時間ではないものの、相手ペースになっている時間帯にゴールにやや近い位置でファールを与えてしまう場面が多くなった時があり、やや失点の危険性が高まるセットプレーを与えてしまっていた場面が多くなる時間帯があったので、このあたりを更にファール無しで奪ったり、スローに逃げるなどしっかりできれば問題ないと思います。

とにかく、調子が悪い相手や力の差のある相手との対戦の際に割と相手に合わせてしまう傾向が出てしまいがちなところで、しっかりと自分達のペースで快勝してくれたことが何より嬉しかったです。

今後は、今日以上に暑い日が出てきて体力的にも厳しく、コンディションが崩れやすい季節に入っていきますが、今のチームのバランスの良さを生かしながら、浦和のペースで試合を支配できる(時間帯でのスイッチのON,OFFをコントロールしたり、相手に走らせて疲れさせてしまうとか)更なるレベルアップを期待してみさせてもらいますね。

暑い中お疲れ様でした!

ではでは~。

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/05/04/ 第4節 vs流通経済大学付属柏高校 2-1勝利・・・続、勝ちきった!

流通経済大学付属柏高校グラウンド2011年5月4日

どうも、浦和サポブクメです☆

ゴールデンウィークと言うことでユースの高円宮杯U18プレミアリーグもやや過密日程となり、前節の東京ヴェルディユース戦から中3日で迎えた第4節。この試合の対戦相手は流通経済大学付属柏高校となります。流経大柏と言えば、昨年はプリンスリーグの初戦で対戦し、浦和が快勝したものの、それ以降の快進撃を考えると初戦でなければ相当苦戦したかもしれないと言う印象と選手権での強さを見ていたり、何より高くて強くてプレスが早いという浦和レッズユースが結構苦手とするサッカーをしてくるタイプということで、今年のバランスの良い浦和レッズがどのように対応しながら戦っていくのかに注目して見ました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

左前線に11番堀田稜がスタメン復帰しています。

最初から勢い良く流経大柏が来るのかと思っている間もなく、浦和がいきなり中盤の連携で相手を崩し先制点を奪います。起点は14番繁田秀斗で、右サイドで競り合うような形で一歩先に足を出した14番繁田秀斗のパスに7番鈴木悠太が反応し、ドリブルでサイドを駆け上がりゴール前の12番高田拓弥めがけてグラウンダーでクロス。12番高田拓弥がダイレクトでシュートを放ち、一旦はキーパーにはじかれたものの、そこにつめていた10番矢島慎也が押し込んでゴール。

開始1分経ったか経たないかくらいのゴールでした。あっという間で驚きました。

1点はリードしたものの、時間帯が早いため、まずは浦和としては自分達のペースで試合を進められるように組み立てていく必要があるわけですが、この大会での経験がしっかり生きていてセンターバック、サイドバック、ボランチと守備のところでミスなくバランスよく流経大柏の攻撃をいなすことができていたと思います。しかしながら、ペナルティエリアまで侵入させない、良い形でクロスを上げさせないことをするために集中していながらも何度かコーナーキックやフリーキックを取られることでピンチになる場面が何度かありましたので、こういったセットプレーが強いイメージのある相手のため、少し脅威を感じる部分があったものの、セットプレーの精度が思ったよりも低く、崩されてのピンチもなくということで、守備面でも前半はバランスよくやれていたと思います。

攻撃面では、先制点以降も浦和の攻撃の機会が多く、更に前線からのプレスの意識も強かったため高めの位置で奪ってからの攻撃で一気に深い位置まで攻め込めると言う場面も回数作れていたと思います。

左サイドの11番堀田稜と10番矢島慎也が頻繁にポジションを入れ替えながら、そこに14番繁田秀斗が絡むなど攻撃の際には3人以上がテンポ良く絡む攻撃で仕掛けていましたが、やはり12番高田拓弥のところに強めのプレスがかかるため、なかなか裏を抜けて12番高田拓弥がシュートまで持っていけるという場面は作れていませんでした。

抜け出すプレーは抑えられがちでしたが、その分少し下がってポストとして落としたり、インターセプトを狙ったりの動きが効果的に作用していたと思います。

イメージとして、相手のプレスは前線の選手からの浦和守備ラインへの追い込みは思ったほど激しくはなかったものの、中盤以降の6番野崎雅也がいる辺りから激しく、バックラインの真ん中に関しては相当厳しく来ていた印象があるものの、中盤から細かく回してサイドに展開することで左サイドの11番堀田稜や右サイドの7番鈴木悠太が比較的大きなスペースをドリブルで駆け上がって攻めるという形であれば上手く対応できずにクロスまで持って行くことができていたと思います。ただ、どうしたのか前半は左サイドの11番堀田稜のスピード、ドリブルを使って深くまで攻め込むところまでは良かったもののクロスの精度やシュートの精度に欠けることがほとんどでした。

中盤のプレスが早いという点では浦和も流経柏もという感じで、時には7番鈴木悠太が中盤のプレスからインターセプト、そこから攻撃と言う形を作ったものの、逆に浦和も中盤でプレスがかかった時にたまに出るパスミスから結構危ない場面まで持ち込まれることもありました。

前半35分ごろに失点を喫してしまうのですが、この場面も前線で14番繁田秀斗がプレスをかけて奪ったボールを一旦後ろにはたいた所を狙われて奪われて攻められて、結果的に混戦の中で相手のファールもあったようにも見えましたが、ゴールを決められるという、もったいないプレーが起点となっていました。

前半は1-1で終了します。

先ほども書いたのですが、前半キック精度が悪く気になっていた11番堀田稜ですが、ハーフタイムで指示があったのか渇を入れられたのか、後半スタートから前半が嘘のように精度の高いプレーを連発します。左サイドを駆け上がりドリブルで切り込んでグラウンダーのクロスを走りこんできた10番矢島慎也に狙い済まして入れてドンピシャでシュートを放つもクロスバーに阻まれて得点ならず。これまでの試合同様、なぜかこういう決定的なチャンスで浦和の放つシュートはクロスバーやポストに跳ね返されることが多い・・・。

こういう形で決めきれないと・・・、反撃されるパターンになりそうで怖いと思っていたのですが・・・、まずいと思っていたのですが・・・、左サイドからのクロスボールに・・・、6番野崎雅也が・・・、ヘディングで決めた!

ボランチの6番野崎雅也が絶妙のタイミングでゴール前に上がっていてゴールを決めてくれました。大会3得点目。驚きました。

結果的に欲しい時間帯で2-1とし、再びリードを奪います。

ここからは、後半にリードした状態で残り時間30分くらいという状況でどのように試合をコントロールして勝ちきるかというところに注目しながら見ていたのですが、当然ですが流経柏が攻め込む時間。見ている位置から遠いのであまりしっかりは分かりませんでしたが、しばらく攻め込まれる時間になっていましたが、その勢いを凌ぎきります。

後半30分ごろに10番矢島慎也が少し足を痛めたこともあり8番片槙吾と交代。リードしている状況で残り15分で守備的な部分もケアしながら中盤のバランスを取れる8番片槙吾が入ったことで比較的相手ペースをいなせるような状況が作られます。ただ、やはりまだ守る時間ではないため、3点目を奪って試合を決めてしまって欲しいとも思ってみていたのですが、ペナルティエリア近くで得たフリーキックのチャンスで下げて、更にディフェンスラインにまで下げ、早いけど守りに意識するのかと思ったらそこから放り込んで奪われるなど、ややどちらにするのかわからないプレーもありつつでした。

前半から激しいプレスを受けていた12番高田拓弥が足を痛めて38分に9番長坂竜一が投入されます。ロスタイム入れてまだ10分ほどあるため、まだ守るのは早いし、9番長坂竜一には力強さとスピードでガンガン攻める姿勢を見せて欲しいと思って期待して見ていたのですが、おそらく見ていた浦和サポが期待していた通りに、はっきりとした攻める姿勢を見せてくれて嬉しかったですね。結果的にファールをとられてしまいましたが、力強くディフェンダーのプレスをかいくぐっての強引な裏への抜け出しは凄くよかったです。

やや長めの後半ロスタイムに、11番堀田稜に代わり21番小坂慎太朗、続いて7番鈴木悠太に代わり23番岸伯富実が入り、この時間は当然守る時間と言うことで、21番小坂慎太朗が相手側のコーナーフラッグ付近でしっかりと時間を使うなど結果的に守りきるプレーをしっかりこなし、試合はそのまま2-1で終了となりました。

アウェイで貴重な勝点3を奪うことができました。勝ち方としてはOKです。

この試合で見えた課題点を何点か挙げますと、やや不運な部分もあり、じゃあどうすればいいのかと言われると難しいのですが、やはり決めきることで決めることでもっと試合を楽に進められるのに決められない部分。後半最初に決められていれば、もっと試合を楽に進められたと思います。

正直、これまでに比べると格段にプレスの激しい相手への対応は良くなっていますし、落ち着いていなすこともできるようになってきていると思いますが、やはり攻撃をスタートする際の中盤でのパスミス(プレスが影響したもの)は、カウンターの格好の餌食になってしまうので更に精度を高めていく必要があると思います。

あとは、当然と言えば当然なのですが、12番高田拓弥へのディフェンスが試合ごとに激しさを増していますので、裏へ抜けてパスをもらうのが大変になってきています。ここ2試合高田拓弥の得点自体は無いものの、マークが厳しくなりながらも1試合に数回は決定的なチャンスを作り出すことはできています。まずは、これを確実に決めること。後は、見ていて凄いなと思うワントラップで相手をかわしてしまうようなプレー。マークが激しくて少しイライラしてしまう部分もあり、少し雑になってしまってせっかくのトラップ技術の高さを発揮しきれていないような気もします。相手を欺くことが楽しいと思ってしまうくらい、マークしている選手が取れないようなトラップでかわしきってしまうプレーが見て見たいです。

既にこのレベルの大会でも相当戦えるチームになってきていると思います。だからこそ、手に負えないくらい強いチームになってほしいので、見る側の要求はわがままになっちゃいます。もっともっと上を目指してください!

・・・と、厳しいことも書きつつ、アウェイでしっかり勝ちきってくれたので相当気分良く会場を後にしましたとさ、ブクメは。そんな感じです。

ではでは~!