アカデミー卒業生関連 2018/10/28 大学サッカー 東京農業大学vs慶応義塾大学、立正大学vs立教大学を観戦

*怪我で離脱中の浦和レッズユース出身で東京農業大学に進学した3年影森宇京は、スタンドにいました(左奥)

*ベンチ入りはしていなかったものの、浦和レッズユースから立教大学に進学した、立川将吾もサポートメンバー的に参加している姿が見られました。

どうも、ブクメです☆

10月28日の日曜日は、立正大学熊谷キャンパスグラウンドで開催された大学サッカーを観戦してきました。

第1試合は、東京農業大学vs慶応義塾大学、第2試合が、立正大学vs立教大学という対戦カードになります。

現在、出場登録されているメンバーで浦和レッズの下部組織出身では、この2試合では、立正大学の3年生中塩大貴のみが出場となりました。とりあえず、影森宇京と立川将吾の写真も撮ることができましたよということで、上部に載せてみました。

*立正大学の中塩大貴。

大学サッカーも、以前と比べて、多くのチームに育成出身の選手が所属していることから、どのような立ち位置で応援するのが良いのかが難しい試合も多くあるのですが、この日の場合は、第1試合の東農大vs慶応大の場合は、影森宇京は出場していなかったものの、慶応大の方に知っている選手がいないことから、農大寄りで観戦。そして、第2試合の立正大vs立教大は、中塩大貴がスタメン出場していた立正大学寄りで観戦という形になりました、自然とそうなりました。

第1試合は、特に東農大が残留争いに巻き込まれており、数は多くないものの今シーズン見た数試合で、チームが何をやりたいのかがわからない、選手が迷いまくっているという状況を見てしまっていたため、影森宇京の出場にモチベーションを置いて足を運んだので、まだ出場ができない状況ということで、また同じような状況のチームを見てしまうのは、つらいなと正直思って見始めたのですが、結論から言えば、試合はスコアレスドローで終わったものの、光明も見えるような試合になっており、個人の応援は関係なく、1つの試合としての攻防を楽しむことができた試合になりました。

東農大にとってスコアレスドローというのが決して良い結果ではないのも事実ですが、この試合が終わって残り4試合になる中で、この試合のような戦い方が継続できれば、何かが起こるかもしれないという予感はあった試合でした。

続いて、第2試合の立正大学vs立教大学は、もともと私の家から比較的距離的にも近い大学の一つであり、また、この数シーズンで、小島良太や、現在活躍している中塩大貴、1年生に関大夢もいるということで、割と思い入れが強いチームに現在なりつつあります。

そんな立正大学の快進撃が止まらないということで、実際にそれがどのようなものなのかを見たかったというのが、この会場に足を運んだ大きな理由の一つだったのですが、得点経過的には、ビハインドを背負ってからの逆転と言う展開にはなりましたが、これは、以前から立正大に感じていた、ゴールに近い位置での迫力と工夫というところが、現在のチームは、最高潮に近いくらいのものになっており、PKでの先制のチャンスを決めきれず、逆に相手の反撃で0-1の状況にという通常であれば、難しい試合展開になるような流れではあったものの、攻撃が充実していてビハインドの後も攻撃の勢いが止まらず、1点入れば、逆転するだろうなと言う試合になっており、実際にそうなったという感じでした。

そういうチームにあって、3バックの左に入っていた中塩大貴は、守備はもちろんのこと、攻撃に出る時は、高めでボールを捌いたり、正確な判断で精度の高い展開をすることで貢献もしていました。

見事な逆転劇の起点になっていたのも中塩大貴でした。

この勝利で立正大学は、連勝を伸ばし、追う日体大も負けないため、まだ昇格争いは、読めないながらも、ラッキーだけではなく、勝負のところでの強さが思った以上に本物だったところを見せつけられました。やはりゴール前の攻撃でパスではなく、ゴールを見ているチームは面白い。決めることを意識した上での駆け引きだったり、コンビネーションだったり、強引さだったり。

なかなか充実した2試合の観戦でした・・・では終わらず、この2試合の後に、チャレンジリーグの立正大学vs平成国際大学の試合があり、前回のチャレンジリーグで関大夢が得点を決めていたという情報があったので、関大夢が見られるかなと思って、観戦して合計3試合を最後まで見ることになったのですが、結局、関大夢はいなかったようで(後で考えると、おもしろい言葉の勘違いで関大夢が出ると思っていたというオチがあったりしますが、気になる方は、教えますので聞いてください笑)したが、チャレンジリーグでも立正大学のプレーの意図は、前の試合と同じで迫力があり面白い、そして、この試合も2点ビハインドから逆転するという内容になりました。

で、車で30分もかからないくらいの距離の会場ではあったものの、しっかりと3試合を見ると、割と疲労もたまったようで、ブログを書く前に力尽きてしまいましたので、月曜日に文章を書きました。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグEAST 2017/12/2 浦和レッズユースvs横浜F・マリノスユース 4-1勝利・・・良い締めくくりへ向けて前進

どうも、ブクメです☆

土曜日は、浦和レッズユースの高円宮杯プレミアリーグイースト、横浜F・マリノスユース戦を観戦してきました。

アウェイで日産フィールド小机での対戦。この会場は、比較的ユースの試合では、足を運ぶことがあるアウェイですが、最近は、ここに来るときは車で来る時が多く、今日は、久しぶりに電車で足を運びました。私が住んでいるのは東武東上線の坂戸か、北坂戸か、高坂あたりが最寄りになる場所で、現在は、東武東上線から副都心線、東横線と直通の元町・中華街行きという電車が走っていて、菊名駅まで一本で行けてしまうんですね。

そこから乗り換えてJR横浜線2駅で最寄りの小机駅まで行けます・・・と、別にアクセスの解説をしたかったのではなくて、運転していると、家からスタジアムまで向かうだけのやや無機質な移動になるのですが、電車の場合は、割とスマホをいじって色々できる時間があるということで、同じくユースの試合に行くというサポーターの方のツイートに応えながら、なんだか、ほのぼのとした気分になりながら、そして、会場の隣のドッグランの多くのワンちゃんに吸い込まれて少しだけ眺めながら、もちろん、浦和レッズユースにとっては、残留をかけた負けられない直接対決という試合ではあったものの、なんとなく、今日は、私の中では、良い空気感の中で、試合を見ることができたんですね。

で、そうしたら、試合も良い流れになってくれたと。

もちろん、この時期に残留争いをしているチームなので、そのあたりの順位にいるチームには、多くの難しい状況が起こっているわけですが、雰囲気的には、相手の方がよりチーム状況が難しいという雰囲気で、これまで見てきた横浜F・マリノスユースでは見たことがないような、自身のないプレーやミスが多く見られたわけで、そこに対峙した浦和レッズユースのほうが良い形で試合に入れ、流れもつかめたのかなと思います。

もちろん、色々書きたいことは、相変わらずひねくれ者なのでありますが、今日に関しては、文章で残すとしたら、笑顔で最終戦を終えられるための布石をしっかり自分たちで作り上げた試合だったということで、良いのではないかと思います。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番石井僚、DFが左に15番北村龍馬(後半19分⇒17番大城螢)、右に4番橋岡大樹、真ん中に12番大桃伶音、MFが左に6番荻原拓也(後半32分⇒8番立川将吾)、右に13番白土大貴、真ん中に7番弓削翼(後半36分⇒3番大西翔也)と35番玉城大志(後半21分⇒22番佐藤陸人)、FWが左に20番長倉幹樹(後半29分⇒11番関根束真)、右に14番井澤春輝、真ん中に10番シマブク・カズヨシ

となります。

前半から、相手の特に守備の選手のミスや、雑なプレーが目立つところを集中してボールを追っている浦和の選手が、インターセプトして仕掛けるという場面が多くなり、試合開始から、早くも主導権を握ったという流れの中から、前半7分に14番井澤春輝からのペナルティエリア内に高めの浮き球を入れた際に、相手のハンドを誘発し、PKを獲得。これを4番橋岡大樹がしっかり決めて先制に成功します。

この直後にも14番井澤春輝が同じように、狙いすましてというよりは、高めのボールをこのエリアに入れてみようという意図にも見えたペナルティエリア内へのクロスボールが相手の処理のミスを生みチャンスができるという形もできていました。

これが、相手の対応を判断しての狙ってのプレーだったとしたらすごいなと。割と視野の広い選手でパスが得意な選手には、こういうポイントが見えていて狙ってやることも多いんですよね。真実はいかに。

早めに先制に成功し、その後も浦和ぺーずで試合が進み、6番荻原拓也、10番シマブク・カズヨシ、20番長倉幹樹の高い位置でプレーしていた3人が仕掛けたりパス回しをしたりする中で、多くのフリーキックも獲得して、セットプレーからの攻撃の回数も多く、チャンスを作る中で、それでも追加点が、なかなか入らないなと思っていたところで迎えた32分に、10番シマブク・カズヨシが相手ディフェンダーが開けたシュートコースを逃さずシュートを放ち、これがバーを叩く形で跳ね返り、こぼれ球が20番長倉幹樹に渡り、慌てそうなところを、落ち着いて、若干相手の守備の動きをけん制するような、動きをしつつ、コースに流し込んでゴール。

これで2-0となります。

そして、2点目の勢いそのままに、今度は13番白土大貴が、見事なミドルシュートをねじ込んで35分に3点目を奪います。前半終了間際に、浦和の2点目のような、バーに当たって跳ね返ったところを相手選手が詰めていてという決定機を作られてしまうので、ここは、力が入ってしまったようでシュートが枠を大きく超えていきました。

こういう決定機になった時の落ち着きや精度も、今日は浦和が完全に優っていましたね。

前半を3-0という最高の形で折り返します。

後半もスタートは、やや点を取りに来た相手に対して受ける場面がでてきて、相手ペースになりかける場面もありましたが、しっかり対応はしつつ、やはりどういうわけか、相手にすごく軽率なパスが多く、そもそもラインを割ってしまうようなフィードも多かったのですが、バックラインから少し距離のある選手へのパスをそれほどスピードのないグラウンダーで出すケースが多く、そこを狙いすましたかのように13番白土大貴など、中盤の選手が奪って攻撃に転ずるという形を作り、気が付けば、やはり後半も浦和ペースになっていました。

それでも、後半は、チャンスは作るものの、相手を欺くような工夫のあるプレーや、少しリスクを負ってというプレーがほとんどなく、追加点がなかなか奪えません。

そんな中で、おそらく、この辺りでもう1点奪って試合を決定づけなければということで、4番橋岡大樹が、ディフェンスの流れから、そのままパスを出してオーバーラップして攻撃に絡んでいゴール前まで入っていくような場面が20分前後にありました。私は、こういうプレーが大好きです。もちろん、他の選手が容易に守備のところはカバーできるという判断からの上がりです。

後先考えずに突っ込んでいるわけではないでしょう。そのくらい、相手が受けて守備に人数をかけていた時間だったので、工夫をしないと攻める回数は多くても簡単には点にはなりません。

その場面では、得点は生まれなかったものの、28分に、14番井澤春輝が隙をついて強烈なシュートをゴールに突き刺して4-0とします。

ここからは、4点リードがあるのに、試合終盤のセオリーとして、指示があってもなくても(?)守備の意識のほうが高くなってしまうようで、受けに入ったところで、そこは、攻撃陣の個々の能力が高い相手らしく、早いパス回しから、見事なゴールを決められてしまい、4-1となります。

失点時間が36分で、残り10分ほどの中では、やや3点リードしていても時間を上手く使って守り切ろうという雰囲気が出ていたりもしましたが、途中交代の11番関根束真がチャンスがあれば、果敢にドリブルで仕掛け、相手キーパーの好セーブに防がれたものの、決定的なシュートを放つなどありつつ、結果的に得点は動かないまま4-1で終了となりました。

今日2日のプレミアリーグイーストの試合は、この試合だけだったので、まだ当該チームの結果はわかりませんが、この勝利で暫定ながら降格圏を脱出。3日に試合を行う当該チームにプレッシャーを与えることに成功しています。

こういう試合日程なので、まだ今ブログを書いている段階では、今節で自力での残留が復活したのか、また他力の状況になってしまうのかは、3日の試合結果を待たないとわかりません。

もちろん、気にはなりますが、今日重要だったことは、相手を圧倒する形で多くの得点を奪い勝利したという事実。

この試合で「どうしてプレミアリーグでは、勝ちが逃げていくんだろう」という、負の要素はなくなりました。

あとは、この試合の結果を自信として1週間持続して持ち続け、最終戦の鹿島アントラーズユース戦にすべてをぶつければ良いだけのことですね。

有終の美は、浦和レッズユースに、これまで苦しんできた選手たちにこそ相応しい。

それを体現するだけです。

やってやりましょう!全選手が最後に良い表情をしている。それが私の願いです。

ではでは。

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日本クラブユースサッカー選手権(U-18) 2017/07/29 浦和レッズユースvsガンバ大阪ユース 2-1勝利・・・試合終了まで戦い続けての勝利は格別

どうも、ブクメです☆

他の方も指摘していましたが、逆転ゴール時の、選手の動きが非常に興味深く、多くの選手はピッチサイドの控えや交代した「仲間(選手)」に走り、まだ試合が終わっていないぞと、集中を切らさない方の役割をしっかりやった22番佐藤陸人。ちょうど、その写真が残っていたので、アイキャッチに、その写真と、試合終了して満面の笑みでようやく喜ぶ方に移った22番佐藤陸人の写真を最初に入れてみました。

ということで、クラブユース選手権U-18も準々決勝まで来ました。ベスト16ラウンドでガイナーレ鳥取U-18を破った浦和レッズユースは、準々決勝でガンバ大阪ユースと対戦。会場は、下増田運動場から、整備されて前橋フットボールセンターと名称も変わって完成した形になって初めて私としては、足を運ぶことになったグラウンドです。

土曜日でもあり、関東のチームが多く勝ち残っていたことから、2時間近く前に会場に到着していましたが、結構既に到着している他チーム応援のご父兄の方が多かったですね。暑いと本当に暑いだけのイメージが強かった会場なので、ここのグラウンドが増えて大会で使われる頻度が多いと聞いた時には、どうかと思いましたが、1か所で多くの試合が同時に行われる会場というのは、なんというか全国大会の雰囲気を感じられますね。Jヴィレッジが懐かしいとか少し考えたりしていました(再びここを全国大会で使う案も出ているとか?)

今日は、なんというか、久しぶりに自分の世界に入って試合を見ることができたというか、結果論というか、応援エリアから少し離れたコーナーフラッグ付近のところで試合観戦しました。雨は降らないかなと思っていたら途中から結構な雨になり、小さいビニール傘で結構苦戦したものの、前半は、攻めて来る選手のゴールを呼び込み、そして、後半は相手の攻撃を凌ぐ選手たちと勝手に一緒に戦えている気分になっていました。

グループステージ第3戦から足を運ぶことになったブクメとしては、この試合の逆転勝利で、今回の日本帰国時に最大数試合観戦できる4試合まで見させてもらえることに感謝しつつ、今日の試合は、チームとしての大きな成長が見られたことがかなり嬉しく、結果以外の部分の試合に臨む姿勢で最後の最後まで戦い続けての勝利という結果にも喜びを覚えています。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番河畑光、DFが左に15番北村龍馬(後半7分⇒22番佐藤陸人)、右に4番橋岡大樹、真ん中に17番大城螢、MFが左に6番荻原拓也、右に2番池髙暢希、真ん中左に7番弓削翼、真ん中右に13番白土大貴(後半23分⇒8番立川将吾)、FWが左に20番長倉幹樹(後半39分⇒3番大西翔也)、右に10番シマブク・カズヨシ、真ん中に14番井澤春輝

となります。

昨日も少し触れましたが、もちろん地域が違うこともありますし、他チームの試合まで足を運ぶことをしていないブクメとしては、関西勢のガンバ大阪ユースの情報は持ち合わせておらず、基本的にガンバ大阪の育成は強いというイメージと、今年は、少し不安定な戦いをしているらしいという信ぴょう性があるのかないのか、わからないような情報のみで見ていましたが、攻撃面で飛び抜けた個人技で打開するようなタイプは、この試合では、いないように見受けられたものの、対人に対しての守備力の高さが凄く印象に残りました。組織的な守備力は当然のことながら、浦和の選手が1対1で仕掛けた時に、抜き切れない場面や、サイドからのクロスも、雨で精度の高いクロスを上げるのは難しかったことを差し引いても、サイド攻撃に対する選手のポジション取りや跳ね返し方なども、見ていて、単発の攻撃、シンプルな攻撃で得点を奪うのは難しいかなと思わさせるものでした。

実際、試合開始から、攻撃の主導権としては、浦和が握れる回数が多く、特に10番シマブク・カズヨシと6番荻原拓也が、仕掛ける回数が多かったものの、そこに対して人数をかけることができないところでは、決定機になるケースは少なくなりました。

また、この大会で初めてと言ってよいほど、フォワードの真ん中で受けていた14番井澤春輝が思うようにプレーできなかったほど、攻撃のストロングポイントも研究されてきていたように感じました。ただ、浦和もいち早く、14番井澤春輝を少し下がった位置にポジションを移すなど、対応はできており、それにより、少しこれまでと違った形で14番井澤春輝が攻撃に絡む場面も増えていたのも事実です。

浦和にとっての決定機は、前半7分に右サイドから10番シマブク・カズヨシがドリブルで仕掛け、クロスに対して、コースに入っていた6番荻原拓也がスルーしたところを20番長倉幹樹がシュート。これは、惜しくもサイドネットでゴールになりませんでした。

攻撃回数では、浦和が多かったものの、相手も、時折見せる、サイドチェンジの弾道などには、やはり良い選手がいるなと感じさせられ、裏へのパスなどで14分にはピンチを迎えたものの1番河畑光がしっかり防ぎます。

得点を奪うためには、ボランチの13番白土大貴か7番弓削翼が攻撃時に、上がってより多くの人数を攻撃に割けないかと思って見ていましたが、今日の試合では、序盤7番弓削翼が、そういう場面で前線に入っていく場面も見られました。16分の左サイドからの6番荻原拓也の仕掛けの時に、クロスがディフェンダーに跳ね返されてしまったものの、この場面では、14番井澤春輝、10番シマブク・カズヨシに加えて、7番弓削翼も前線まで入ってきていたのが、その一つですね。

サイド攻撃という点では、互いに右サイドからの攻撃でややチャンスを作る場面が多く、攻めるものの、ゴールを脅かす回数が少ない中で、右サイドから2番池髙暢希が攻撃参加した時には、より深い位置まで入り込んでクロスをあげられる場面が多かったように感じます。

これまでと少し違うなと思ったのは、例えば、流れの中での場面で、センターバックの17番大城螢が高めの位置で相手からボールを奪った際に、そのまま前に上がって行って攻撃参加して、20番長倉幹樹にパスを出して惜しい形を作るなど、いつもより守備意識よりも行ける時には、もう一つ前にという意識が強い選手が多く、それが今日は許されているのかな、と思う場面もいくつかありました。

23分の13番白土大貴の割と高めの位置まで入って行って、それによってこぼれ球に反応してキーパーにセーブされたものの枠をとらえるシュートを放つ場面もありました。

ただ、得点を奪うところまでできておらず、逆に、前半31分に相手に決められて0-1とビハインドを背負う形になります。

0-1で迎えた後半も、同様に浦和の前線やサイドの選手が力強く仕掛けようとする場面は多くなるものの、なかなか相手の守備をかいくぐって決定機を作るというところまで行けず、工夫が必要かなと思っていた後半23分に前の試合で攻撃にアイデアを加えたり、落ち着けどころとしてのプレーができていた8番立川将吾が投入されると、攻撃の質が徐々に変わっていった印象があります。

とはいえ、投入直後に裏へのパスに抜け出されてキーパーと1対1になる大ピンチを迎えたりしたのですが、ここは、この大会で何度も失点していてもおかしくない決定機を阻止してきた1番河畑光がしっかり防ぎ、これも浦和の反撃のスイッチになったのかなとも思います。

パスの狙いどころが変わり、前線の選手も受けたところから、より相手が対応しにくい形でそのまま仕掛けられる回数が増え、ゴールのにおいのする仕掛けが増えて来た中で迎えた35分にセットプレーのチャンスから10番シマブク・カズヨシの上げたボールを4番橋岡大樹がヘッドで合わせ、バーに跳ね返ったところを17番大城螢が頭で押し込んで1-1の同点とします。

強いチームは、この同点で相手が落ち着く前に逆転ゴールを決めるものだ。そういう状況をこの試合では、見事に実現してくれました。

よりギアをあげたところで、迎えた37分に右から10番シマブク・カズヨシがドリブル突破で仕掛けクロスを上げるとその跳ね返りを7番弓削翼が抑えの利いた見事なシュートでゴール。

これで2-1と逆転に成功します。

試合の後に、得点場面を動画で挙げている方がいてその場面を見ることができたのですが、7番弓削翼のゴールに関して、なんか現地で見ている時には、凄くスローに見えたというか、枠に飛ばすために集中して蹴っているように見えたのですが、動画で見ると、早いテンポで振り抜いていますね。どうしてだろう。

で、最初に書いたように、今日に関しては、凄く最後まで楽しかったんですね。それは、得点後に選手が味方選手に向かって走り喜ぶ姿と、冷静にまだ終わっていないと次にことに集中する選手がいるという情景。こういう形が出てくるとチームのまとまり(選手の性格がかみ合うというか)を感じます。そして、逆転ゴールからのアディショナルタイムを入れての残り10分くらい。

通常であれば、ここから恒例のコーナーポストに持って行ってキープの時間に入るのですが、この試合では、最後まで戦う姿勢を維持し続けて試合終了のホイッスルを迎えることになったのが嬉しかったです、本当にうれしかったです。行けそうならもう1点取ろう、守備も集中するが守るばかりの意識ではなく、攻撃的に守備もしようという姿勢。

特に、4番橋岡大樹が、試合終盤の場面で行けると思った時にボールを持ち上がって行ったところなどは、「おお!」と、うなっていました。

とにかく、チームが一つ殻を破ったかな、という、そういう試合に立ち会えたことに喜びを覚えたりもしていました。

これでベスト4ですね。

浦和レッズユースの歴史の中では、優勝経験もあるこの大会ですし、準優勝も何回かあったりするのですが、ベスト4まで行った最後の大会が2004年ということで、育成見始めてからも、もうだいぶ期間が経過しているブクメですが、実は、このラウンドでで浦和レッズユースが戦うのを見たこともなければ、当然、群馬開催に変わり準決勝以降が他会場という形式になってから、浦和レッズユースが群馬以外で戦うところを見るのも初めてだったりします。

このくらいの年になると、初めての経験というのは、なかなか少なくなってくるものですが、そういう経験をさせてもらうことに感謝するとともに、以前のブログで触れたように、現地で観戦できるのは、準決勝までで、決勝のタイミングでは、カンボジアに戻るということで、昨年のプレミア昇格を決めた試合のように、私がいない状況で見事に大きな舞台で頂点に立つという形を再現してください。

今日のような戦いや起用、試合最後までの戦いの継続が許されるのであれば、そして、相手よりも勝ちたい気持ちを常に持ち続けて戦えば、優勝できると確信しています。

準決勝の戦いを楽しみにしています。

ではでは。

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日本クラブユースサッカー選手権(U-18) 2017/07/27 浦和レッズユースvsガイナーレ鳥取U-18 3-1勝利・・・得点の時間帯が素晴らしかった

どうも、ブクメです☆

クラブユース選手権は、今日から決勝トーナメントに入りました。現時点でベスト16と言う状況ですね。ベスト8をかけた戦いの相手は、ガイナーレ鳥取U-18となりました。対戦相手のタイプとしては、昨日のヴィッセル神戸U-18とは、対照的な印象でしたし、単純に強さで言えば、やりやすい相手だったのかもしれませんが、総合的に考えると、割と展開的に紙一重な状況になってもおかしくなかったという要素もあり、そう考えると、タイトルでも書いたように、非常に、相手との駆け引きで優って、取るべき時間にとってという試合ができたという試合だったと思います。

決勝トーナメント初戦は、確率的には、下増田(前橋フットボールセンター)で開催される可能性が高かったものの、結果的に浦和レッズユースは、この大会でおなじみの会場となる前橋総合運動公園での試合となりました。やや選手との距離はあるスタジアムですが、私個人的には、クラブユース選手権の様々なドラマ(良いことも悪いことも含めて)をこの会場で見て来たので、なんとなく、ここが会場になった時に嬉しくなったりしていました。

今日もどんよりした朝の天気でしたが、試合が始まるころには、雲の切れ間から日が差すような時間も多くなり、この大会名物の猛暑との戦いというところまでは行かなかったものの、あまり風が通らないピッチ上の選手にとっては、連戦の疲労に加えて蒸し暑さが加わる試合となりました。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番河畑光、DFが左に15番北村龍馬、右に17番大城螢、真ん中に7番弓削翼(後半43分⇒5番関大夢)、MFが左に6番荻原拓也(後半31分⇒13番白土大貴)、右に2番池髙暢希、真ん中左に22番佐藤陸人、真ん中右に3番大西翔也、FWが左に10番シマブク・カズヨシ(後半38分⇒11番関根束真)、右に8番立川将吾(後半21分⇒20番長倉幹樹)、真ん中に14番井澤春輝(後半40分⇒19番甲斐崇史)

となります。

相手チームの情報は、地域も全く違うのでほとんどない状態ですが、キックオフからしばらくの間は、フィジカル的な部分や球際の激しさなどで完全に浦和レッズが圧倒する展開で、もしかすると大量得点の試合になるのではないかという印象もあるくらいの立ち上がりでした。

今考えてみると、相手が必要以上に浦和レッズユースというチームをリスペクトしたスタートをしてくれたこともあったのかなとも考えられるのは、個々の能力が突出している選手は、この試合の中では見いだせなかったものの、ワンタッチでのパス回しと、人の動きというところでリズムに乗った時の攻撃とアイデアは、かなり面白いものがあり、試合が0-0で拮抗した状態で推移していた場合には、暑さもあったので、結構厳しい展開になったかもしれないとも感じられました。

その展開には、なりませんでしたが。

試合の序盤から、高い位置での激しいプレッシャーに対して、相手が受ける一方になっている時間帯で、迎えた3分に浦和が先制に成功します。決めたのは、この大会で重要な局面でのゴールを多く決めている14番井澤春輝で、ヘディングシュートがポストに当たってラインは越えなかったものの相手選手に当たって入るような形だったと思いますが、とにかく押し込んでスタートした早い段階で決まるべくして決まったゴールと言えるでしょう。

先制点により、より攻撃に勢いがでた浦和が攻め込み続け、多くのセットプレーのチャンスを作り、特に6番荻原拓也や10番シマブク・カズヨシの仕掛けの回数が多く、ゴールに迫る形が多くなっていました。この試合スタメン出場となった8番立川将吾の前線の選手へのパスも効果的に機能していたと思います。

また、前回の試合でほとんど見られなかったミドルシュートなども、3番大西翔也など狙える時には狙う姿勢でシュートを放っていたのも良かったですね。

チャンスは多かったものの、追加点はなかなか生まれない中で、迎えた30分に6番荻原拓也が、スピードとボールの見事な持ち方、運び方で相手ディフェンダーを振り切ってゴール。攻め込みながら追加点が奪えない雰囲気が少し出ていた中で、見事な個人技で追加点を決めてくれました。これで2-0となり、試合展開としては少し楽になりつつ、同時に、相手が浦和の前線からのプレッシャーに慣れ始めてきたところで、先ほど触れたような細かいパス回しと良い距離間で数人が動く形で仕掛けた時に、やや守備陣がついて行ききれないという場面が増えてくるところも気になりつつ、それでも主導権は終始握り続けたまま進みます。

私は、勝手に不安要素ばかり考えてしまっていましたが、一つこの試合の勝敗を決めたポイントとして、前半35分にこの試合初めての相手のコーナーキック(?)の場面で、決められてもおかしくないような合わされ方をしたのですが、これがバーに助けられた時に、一つこの試合は、ツキも浦和にあるかなという印象を持ちました。

また、前半終盤相手のパス回しでやや相手ペースになりそうな時間帯もありましたが、8番立川将吾のところでキープできたり、中盤の選手たちが相手のパスコースをうまく読んで奪って高い位置からのカウンターに持っていく場面なども作れていましたし、前半終了間際には、8番立川将吾から3番大西翔也と渡り、クロスに14番井澤春輝が合わせる惜しい形があったり、相手のパス回しのコースを読んだ6番荻原拓也が奪ってそのままサイドを駆け上がり仕掛けるなど、結果的に相手の時間帯を作らせることなく、前半を2-0で折り返します。

後半も、浦和のペースは続き、14番井澤春輝、10番シマブク・カズヨシ、6番荻原拓也など何度もゴールに迫る場面を作ります。攻撃陣が目立つ試合にはなりましたが、その裏で、相手のパス回しで危険な形を作られそうな場面で、例えば17分にここでスルーパスを通されると危険だというような場面で15番北村龍馬が待つディフェンスではなく、この位置からのパスは危険というところを察知して摘みに行って奪うプレーなど、守備陣の集中力を持っての積極的な守備も目立っていました。チャンスは多いものの、この試合で決定的な雰囲気を相手に与えるための3点目がなかなか入らない中で、後半20分くらいから投入された20番長倉幹樹が、まず22分に10番シマブク・カズヨシと14番井澤春輝がワンツーで10番シマブク・カズヨシがサイドから突破してのクロスにヘッドで合わせるも、ややパスが深くなりとらえきれずも良い形を作り、その後、きちんと収まれば決定的というところでらしくないトラップミス(たぶん、イレギュラーバウンド)などもありつつでしたが、その直後の28分に10番シマブク・カズヨシからのグラウンダーのクロスにヒールで合わせての見事なゴールで決定的な3点目を決めます。

その直後に、相手に決定的な形を作られるも、1番河畑光が見事な反応で失点を防ぎます。

残りの15分に、試合の流れを変えてこいというような声を賭けられていたと思われる11番関根束真の投入があり、最後まで攻撃の姿勢を貫く試合なのかなと思ったものの、かなり時間が残っていて、更に3点リードがあるという中で、コーナーフラッグ付近でのキープに入るという、今までも多くあったので、もう驚かないですが、守備意識優先のやや不思議な戦いになったりしましたが、たぶん、カテナチオ魂なんでしょうね、もう1点取るよりも1点取られることの方が屈辱だから鍵をかけるんだの精神ですね、わかります。

選手も指示をしっかり遂行する形で、終了間際に1点取られたものの、3-1で勝利となり、ベスト8に駒を進めました。

結果的には、選手は、試合の中での重要な局面でしっかりゴール、追加点、ダメ押し点を決めることをして、勝利してくれました。

次の対戦相手は、ガンバ大阪ユースですね!今年のガンバ大阪ユースは、やや不安定だとか、そういう情報も耳に入ったりはしますが、わかりやすい強敵と考えて良いと思います。

ここまで来たら、よく言われるようにより勝ちたい気持ちが強いチームが勝利するという段階に入ってきていると思います。

次の戦いを楽しみに待ちつつ、選手にとっては、休息日の金曜日にどれだけ回復できるかも重要です。

ではでは。

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日本クラブユースサッカー選手権(U-18) 2017/07/26 浦和レッズユースvsヴィッセル神戸U-18 0-0引き分け・・・激しい戦いを戦いきり1位通過

どうも、ブクメです☆

昨日の夜から日本に戻っています。浦和レッズユースが挑んでいるクラブユース選手権も既にグループ3戦目。私は、この試合からの観戦となります。そして、準決勝まで観戦することができる日程です。

なんとなく頭に思い浮かべているのは、浦和レッズユースが勝ち進んでいき、決勝まで勝ち進む。そして、ブクメは、決勝は、見られない。でも問題なく優勝する。そう、昨年のプリンスリーグの入れ替え戦など重要な一戦で足を運べない時こそ、力強く戦い抜いて勝利するという構図。うん、それで良いと思います。

ということで、台風の影響で雨が多く、比較的過ごしやすいカンボジアよりも昨日の夜に羽田空港から外に出た時は蒸し暑い、不快指数高いという印象を強く持っていたのですが、聞けば、関東地方は、梅雨明けをしてから雨が多くなったとか。で、この試合も雨、気温も25度程度でどちらかというと涼しいという中での試合になりました。

浦和レッズユースは、グループリーグ初戦の湘南ベルマーレユース、第2戦の塩釜FCユースとギリギリの戦いで競り勝っての2連勝で既に勝ち点6を積み上げながら、ヴィッセル神戸と湘南ベルマーレが1勝1敗(浦和と湘南は得失点差+2で同じ、得失点差では神戸が、だいぶ有利)という状況で最終戦を迎えたため、最終戦で湘南ベルマーレが塩釜FCユースに勝利した場合は、浦和が敗れると得失点差が必ず1以上減り、湘南ベルマーレが1以上積み上げることになるため、勝ち点6でも最終戦に敗れれば敗退の可能性も残した中でのヴィッセル神戸U-18戦となりました。

見方によっては、引き分けOKでもあるのですが、当初、このグループで最も強い相手と思われていて、プレミアリーグウェストで首位の神戸ということで、ゾクゾクするような状況が用意されたとも言えますね。

すぐに翌日に決勝トーナメントがスタートするため、ある意味、勝ち点では余裕があっても、敗退の危険もあるギリギリの戦いを最終戦でもできたうえで、決勝トーナメントに入っていけるというのは、良いことだと思います。過去、この大会のユースで、グループ最終戦に快勝して、逆に決勝トーナメント初戦で、完敗したということもありましたので。

さてさて、前置きは長くなりましたが、簡単に試合の内容に触れますね。あまり見られていないですし、この大会の浦和レッズユースの戦いもこの試合が最初になるため、1試合ごとの変化など書けないので、簡単にです。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番河畑光、DFが左に15番北村龍馬(後半38分⇒12番大桃伶音)、右に4番橋岡大樹、真ん中に17番大城螢、MFが左に6番荻原拓也、右に2番池髙暢希、真ん中左に7番弓削翼、真ん中右に13番白土大貴、FWが左に20番長倉幹樹(後半35分⇒3番大西翔也)、右に10番シマブク・カズヨシ(後半アディショナルタイム⇒8番立川将吾)、真ん中に14番井澤春輝

となります。

宮城総合運動公園のグラウンドは、イメージとして、見た目が良くても凸凹しているという印象を以前から持っていて、加えて雨というコンディションでどうかと思いましたが、思っていたほどピッチコンディションが悪いようにも見えず。いずれにしても、やや肉弾戦の様相が強い、互いにシンプルでいて激しい戦いでぶつかり合うという試合になりました。

テクニックを重視して、細かいプレーや飛びぬけた個人技(対人の強さという意味では、抜けている選手は何人かいましたが)を駆使してくるようなタイプよりもガッツリ向き合って戦える形になり、比較的浦和レッズユースとしては、組みやすい相手だったようにも感じられます。

互いに人数をかけた攻撃よりも、まずバランスを崩さないことが重視され、サイドに攻撃的な選手を配置していた浦和も、最初は、相手がそのスペースを作らせていないから攻撃参加できないのかなとも感じましたが、ある攻撃を抑えるように言われているようにも見えました。逆に、相手は、前線に強靭な選手を置きながらサイドからの攻撃を試みてきた時には、サイドの選手や中盤の選手で囲むような形で奪うこともできていました。

この大会から途中出場で存在感を発揮していたと聞く14番井澤春輝が、この試合はスタメン出場で前線の真ん中に入っていましたが、確かにいるかいないかでだいぶ局面が変わりそうだというプレーを多く見せていました。そして、コーチングも多く聞こえてきました。

前半は、決定的なチャンスは、もしかすると16分のセットプレーでの17番大城螢の枠をわずかに外れてしまったヘディングシュートくらいだったかもしれませんが、右前線で10番シマブク・カズヨシが簡単に奪われずに仕掛けてチャンスを作る場面が比較的多く見られました。

惜しい形としては、24分に6番荻原拓也がインターセプトから20番長倉幹樹に預けて前線に走り、越える形で右サイドの10番シマブク・カズヨシに出したところは、結果的にオフサイドになりましたが、高めの位置で奪って、テンポ良い攻撃で左右に揺さぶる良い形の攻撃でした。

同様に、33分に7番弓削翼が高めの位置で相手の不用意なボールの持ち方を見逃さずに奪って、20番長倉幹樹にパスが良い形で通ればという場面などありました。

崩してという形はなくても、チェイシングだったり、こぼれ球への反応などは、一つずつ浦和の方が優っていた印象があります。チェイシングで言うと、13番白土大貴が相手キーパーへチェイシングして、ミスキックを誘ったという場面もありました。

それでも、やはり相手ゴールを脅かすプレーができていない中で、攻めている数が多いけど、決められないという状況で相手がラッキーな形で得点ということは、サッカーではよくあることで、実際に、前半の終了間際に、相手の放ったシュートがディフェンダーに当たって、決まっていてもおかしくないようなコースに飛んだ場面があったのですが、ここをゴールキーパーの1番河畑光が見事な反応で弾いてピンチを防ぎます。

前半を0-0で折り返し、その時の印象は、先ほども少し書きましたが、強さは見ていてわかる相手ではあるものの、工夫が多い攻撃でないために、集中を切らさず、また不用意なミスをしなければ、後半も無失点で行けるのではないかと考えていましたが、後半に入り、基本的にそのイメージは変わらなかったものの、後半3分くらいに、テンポよくパス回しをする中で、そのコースを狙うかという見事なスルーパスを通されて、決定機を作られてしまう場面がありました。結果的に、相手のシュートが枠をとらえきれなかったので助かりましたが、こういうプレーができる選手もいるんだと一人でびっくりしていました。

後半の15分くらいまでの時間は、相手の攻撃が多い時間帯で、ロングスローを投げられる選手がいるということで、サイドラインを割っても、セットプレーのようなボールが飛んでくるという、対応が大変な場面が多くありましたが、ここを集中して跳ね返すと、迎えた15分に、2番池髙暢希が起点になっていたと思いますが、14番井澤春輝がペナルティエリア内でパスを受けて角度がないところであえてパスかシュートかという強めのグラウンダーのボールをゴール方向に入れ、これは押し込めなかったものの、こぼれ球を6番荻原拓也がシュートというかなりゴールに近い場面を作りました。

一進一退の攻防が続く中で、やや判定などで荒れ気味になるところもありつつ、0-0のまま迎えたアディショナルタイムに再び相手に決定機が訪れシュートも枠をとらえて決まってもおかしくないような場面がありましたが、ここも1番河畑光が反応して防ぎ、結果的に0-0で終了。

もう一つの試合で、湘南ベルマーレユースが勝利したため、もし0-1で敗れていたら敗退になっていたというところをチーム全体で、そして、最後の砦の1番河畑光が防いでグループ1位で突破となりました。

くどいようですが、私は、この大会の前までの2試合を見ていないので、積み上げられたものは、よくわかりません。戦術や指示が良くなったとも思いません。改めて、私は今の浦和レッズユースの育成方針や戦い方が好きではない現状ですが、選手それぞれやチームというところでは、少しずつ、上昇できる条件が増えてきているように感じています。

この試合で、相手選手のラフプレー(橋岡大樹に対してではない)に対してだと思いますが、4番橋岡大樹が、激怒して審判とその選手に対してかなり詰め寄っていた場面がありました。確かに相手も得点を取らなければならない場面で、苛立ちからそういうプレーが相手チームには増えていたように見えましたが、ああいう場面で感情をむき出しにして怒る橋岡大樹は珍しいなと。結果的に、両成敗(?)でイエローカードが両社に提示され、結果的に累積2枚で次の試合は出場停止になったのですが、「~だから、○○しなければならない」「求められている選手像に近づかなければならない」とか、そういうところでらしさを失っていた、少し前までの状況から考えると、「やっちゃったな」と私は、少しニヤニヤしてみてしまいました(個人の感想です。)

なんとなく、今のチームでは、それぞれの選手を補い合ってまとまっていくというところに少しずつ選手自身は近づいて行っているような気がしています。

試合後の選手挨拶の時に、怪我でメンバー外になっている、関根束真がボトルを片付けるために近くを通った時に、多くの選手と力強く互いに手を重ねる。一つ一つ、少しずつ、変わってきていることを嬉しく思っています(個人の感想です。)

さらにさらにくどいようですが、私は、今のユースの人間育成の部分のところが本当に嫌いです。やり方は、間違っていると思っています。でも、選手は、悩みながら成長している、多く見られない中で、そういう姿をこれまでと違った形を足を運べた時に感じられる、そこを大事にしたいと思います。

きれいな戦いは、できなくても、勝負を勝ちきるために必要なことが今のチームにも見えてきている。この大会で、一つでも多く、そして一番高いところまで上り詰める。そんな流れを見ていきたいです。

決勝トーナメントの初戦は、ガイナーレ鳥取。疲労や負傷者の具合も心配ですが、ここからは、総力戦で戦い抜いてください!

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグEAST 2017/05/06 浦和レッズユースvs大宮アルディージャユース 0-2敗戦・・・個性が活きず戦術に負けるのは、本当に悔しい

どうも、ブクメです☆

一時帰国しており、6日は、さいたま市浦和駒場スタジアムで開催された浦和レッズユースのプレミアリーグvs大宮アルディージャユース戦に足を運びました。

開幕戦に足を運んでから、およそ1か月空いての観戦になります。開幕戦勝利の後、数字上は接戦ながらも、勝利から遠ざかって迎えたダービーという流れですね。

スカパー放送などもあったようなので、細かい情報はあまり必要ないかもしれませんが、簡単に試合の情報を書いてから、今日の試合で感じたことを書こうと思います。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番石井僚、DFが左サイドバックに6番荻原拓也、右サイドバックに2番池髙暢希、センターバックに4番橋岡大樹と12番大桃伶音、MFがボランチに3番大西翔也と7番弓削翼(後半34分⇒5番関大夢)、左に10番シマブク・カズヨシ、右に11番関根束真(後半スタート⇒13番白土大貴)、FWが左に20番長倉幹樹、右に8番立川将吾(後半25分⇒15番北村龍馬)

となります。

序盤、相手がリズムをつかむ前に浦和ペースで試合を運ぶ時間を作ることができていました。枠には飛ばなかったものの、シュート意識も高く、11番関根束真のシュートや、10番シマブク・カズヨシのゴールを狙う姿勢を感じさせるシュートが前半5分くらいまでに何度か見られます。

相手のディフェンスライン付近でも、高い位置から8番立川将吾がプレスをかけて奪ったり、ワンタッチで8番立川将吾、7番弓削翼、10番シマブク・カズヨシと展開して仕掛ける形など相手のゴールに近い位置で仕掛ける回数は多くなりましたが、決定機を作れたかと言うと、そこまで持ち込めてはいなかったようにも感じられます。

前半15分くらいまでの時間帯で得点ができなかったところで、徐々に相手のいわゆる戦い方にリズムが出てきてしまい、そこに徐々に浦和がはまっていくような印象もありました。

バックラインでパスをつなぎ、サイド前線に放り込む、浦和の選手は追うがなかなか奪えない。見ている側としても若干その流れになると、ストレスがたまるというか、でも、戦術なのでそういうものなのですが、なんというか、そんな感じの時間帯にが前半は続きました。

相手にリズムが出てきたところで、組織的な守備をされたところを強引に打開するようなプレーがなかなかできず、サイドから仕掛けようとするも、サイドからの攻撃は、かなり相手に網に追い込まれるというか、うまくふさがれてしまい、サイドからのクロスが跳ね返されたところから反撃されるという回数も多くなってきました。

特に個々の攻撃に圧力を感じた部分はなかったので、そこまで怖さは見られなかったものの、前半28分にあれあれという形で決められてしまい0-1となります。

失点後の残り15分ほどでは、浦和が立て続けにコーナーキックを4回ほど獲得するも、これも得点につなげることはできず。

この時間帯のセットプレーからの流れでの2番池髙暢希のサイドからの仕掛けからのクロスで12番大桃伶音に合えばという場面もありつつでしたが、決められないままに、逆に前半終了間際に相手に与えたコーナーキックをきれいにヘッドですらして決められてしまい0-2という状況で前半を終了します。

後半に入り、まず出だしのところでは、また浦和が厳しく前線から行くプレーをすることで、相手のリズムを乱すことに成功している時間帯があり、その時間帯に10番シマブク・カズヨシのシュートからキーパーがはじいたところを20番長倉幹樹が狙った場面や、サイドから6番荻原拓也が仕掛けてクロスが合えばという形、4番橋岡大樹からのフィードを20番長倉幹樹が受けて、落としたところを13番白土大貴が狙うなど、前半よりも力強さを感じるような仕掛けができている時間帯がありましたが、ここで完全に流れを奪うことができなかったのもこの試合がを難しくした部分かもしれません。

その後の時間帯は、やや色々変化がありすぎて、その狙いが上手く当たれば、流れを取り戻せたのかもしれませんが、やや強引すぎる采配のように感じる部分もあったりで、結果的に、0-2ビハインドの状態を跳ね返せずに、終了となりました。

気持ちの部分も相手が優っていたという声もちらほら聞こえていましたが、決して、気持ちの部分でこの試合敗れたとも私は思っていません。ただ、雑でも良いからゴールを奪ってやるよという中から強引にみたいなプレーが見られず、サイドからの攻撃も、相手の守備の動きを考えてサイドを使うというよりは、勝負から逃げてサイドからになっているように見えたところもあり、要するに何が言いたいかというと、相手のやり方を混乱させるような、何かをこのチームでは、重要視せずにチームを作ってきているのかなという、若干の怖さのようなものを感じています。

あとは、これは、今日あった方によく話していたことなのですが、テレビ放送があるとか、プレミアリーグになってから、育成系のメディアで大きく取り扱われることが多いなど、メディアが記事を書く。もちろん、プロ予備軍ですから注目されることや取り上げられることで多くの人に知られることは、重要なのですが、メディアが作り上げたイメージと本来選手が持つ性格や特徴がやや違うなというところが割とあるにもかかわらず、そういうインタビューを受けたことで選手がそういう選手にならなければならないという意識でやってしまっている。

勝手にそんなことを考えています。

キャプテンにも色々な形がある。チーム全体に安心感を与えるような個性のキャプテン像もあれば、割とミスも多いが、気持ちとがむしゃらさを見せて、周りの選手がそのキャプテンを支えるために頑張るような構図。ロボットがやるスポーツではないですから、そこには、それぞれの性格感情が存在するわけで、その部分のコントロールが十分になされていないために、チーム全体のそれぞれの選手がやるべきことが、つながっていないように正直感じることも多いです。

相手の組織を打開するプレー、混乱させるプレーが今日は必須で、それは、大きい選手が前に出てそこを狙ってけることではなく、その適性がある選手にその役割をしっかり伝えて、困った時にそこに納められるようにする。それができる選手が、本来やるべきプレーを制御してプレーしている状況は、ややいびつに感じ、もったいなさも感じる。

そういう意味合いで、今のチームの本来の総合力が10あるうちの半分も生かされていないという現状が気になります。

開幕戦で流れを変えた、井澤春輝が怪我で不在という状況も影響があったかもしれませんが、根本的に、一つ考え直さなければならないポイントがあるとは、今日の試合を見ていて感じました。

ダービーだから負けるなよという悔しさよりも、そういう意味合いでの、しっかりそこを教えているのかなという部分のいら立ちの方が私の中では先行してしまった。

そんな、試合でした。

当初の予定では2週間滞在予定でしたが、9日には、カンボジアに戻ることになったため、明日は当初から決めていた大学サッカーに足を運ぶ流れで、来週足を運ぶことを考えていたジュニアユースが今回は、見られない、ユースもクラブユース選手権の予選の試合も1つ2つ見られるかなと思っていましたが、それも見られないため、現育成系の試合は、今回の帰国では、この試合が最後の観戦となります。

幸い、プレミアリーグが中断してクラブユース選手権の予選に入っていくので、ここまでを踏まえて、また、仕切り直しができる期間がこの後しばらく来ますよね。

そこでの変化を期待しています。

言葉がまとまっていないのは、相変わらずですみませんが、思っていることは色々書かせてもらいました。

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグEAST 2017/04/09 浦和レッズユースvs青森山田高校 3-2勝利・・・この舞台に戻ってきた!

どうも、ブクメです☆

味の素スタジアム西競技場も、高速道路をフルに使うことを考えると、圏央道~いったん下に降りて、途中から中央道を利用してというルートでかなりスムーズに行けることが分かった、いつもケチってできる限り下道で行こうと思って、そちら方面に車で行くときは渋滞でストレスを感じていたブクメですw

さてさて、昨シーズンプリンスリーグ関東で優勝し、参入戦も勝ち抜き、浦和レッズユースがプレミアリーグの舞台に帰ってきました。ブログを書くタイミングで、カテゴリにプレミアリーグ2017を加えたのですが、前回がプレミアリーグ2012ということで、実に5年ぶりですね。

浦和レッズユースのサポーターとして、2011年、2012年のプレミアリーグを幸いにも経験することができているブクメですが、この5年間でプレミアリーグもスタートした当初から随分環境や認知度、あとは、ソーシャルメディアの発展などで今日の開幕戦も、試合内容書かなくても見たい人は、映像でもしっかり配信されているし、スタジアムに足を運んだ方がかなり多くツイッターなどで情報発信してくれている。

逆に考えると、足を運べない試合が増えることを考えても、情報収集は、かなりしやすくなったんだなと安心する部分もあります。試合の全体像をそこまで書く必要がなくなる中で、本来私が重要と考えている、見えないところを見るという点では、関われる時間が減ることで、自分のブログでの役割としてどこに重点を置くのか、若干悩む部分もありますね。いや、それほど悩んでいませんが。昔も今も、自分が思うように書くことしかできないので、今後も足を運べる回数は減っても、自由に、縁があって関わることのできた選手をできるだけ、試合に出ている部分以外もしっかり見られるように、やっていければと考えています。

テンションが上がってなんとなく、落ち着かなかった開幕戦ですが、開幕戦の相手は、昨年プレミアも選手権も制覇した青森山田高校と言うことで、相手のレベルとしては十分すぎるくらい。

ブクメ個人的には、日本から離れ、観戦回数が減る中で、何試合かユースの試合を見ることはできていますが、ある程度消化試合になっていたり、フェスティバル系で相手の状況がよくわからない試合などが多かったため、久しぶりに見る、間違えなく相手もベストメンバーを組んで本気で臨んでくる大会と状況での試合で今年の浦和レッズユースの現在地、昨年からの継続と新しいチームの強さや弱さ。1試合では、測れないものの、そういう様々な要素をまず確認できる試合となりました。

・・・強風と、天気予報以上の大雨は邪魔でしたが、そのおかげで、浦和レッズユースの選手が持っていてほしい、負けたくない気持ちからのサポーターの言葉を借りる(パクリともいう)と「選手の気持ちが戦術を上回り逆転勝利」も見られました。

では、まず簡単に試合のことを書きますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番石井僚、DFが左サイドバックに6番荻原拓也、右サイドバックに15番北村龍馬、センターバックに4番橋岡大樹と5番関大夢、MFがボランチに3番大西翔也と13番白土大貴(後半12分⇒9番樋口颯太)、左に19番甲斐崇史(後半スタート⇒14番井澤春輝)、右に7番弓削翼、FWが左に10番シマブク・カズヨシ(後半45分⇒8番立川将吾)、右に20番長倉幹樹(後半45分⇒16番二見健太)

となります。

前半は、完全に強風に向かって浦和が攻めなければならない状況ということで、普通にサッカーで言えば、相手に有利な状況でのスタートとなったのですが、なんとなくこれまでの浦和レッズユースというチームは、歴代そういう状況で耐えて、その風を有利に生かして後半にという戦い方ではまったことがあまりないというか、確かに、プレミアリーグで強風で思い出されるのは、コンサドーレ札幌U-18とアウェイで対戦した過去に強風が影響した得点と失点があったなとか、風が明らかに試合の流れに影響を与えた試合もありましたが、でも浦和レッズユースは、どちらかというと、天候云々を活かしてという戦い方は、良い意味でできないという印象があったりします。この試合は、どうだったかというと、やはり風に苦戦して、風を活かしてという試合には、ならなかったと思います。

ただ、もしかすると勝敗を分けたところで言えば、後半途中から雨が強くなり、不規則に強風が吹くような展開でより「戦う」部分が強くなったところで、スイッチが入った選手たちとそれに触発されて全体的にいわゆる昨年の戦いでもそうだったような、ぎりぎりの戦いでの勝負に勝ってきた強さが、出たのかなとも思います。

試合の出だしは、気持ちは入っていたと思いますし、集中して入ったとは思いますが、はっきり言って、緊張感が伝わってくるような選手が多かったです。それは、相手も同様に感じられた部分で、試合としては、どちらに転ぶかわからないという拮抗した状態が続くことになります。

ただ、なんというか、これは、どういうわけか、サッカーでは、よくあることなのですが、競った時のこぼれ球だったり、クリアボールが、人に当たった時のこぼれ球だったりが、とにかく相手に良い形にボールが行ってしまうことが本当に序盤は多かったですね。

確かに、雨と風の影響は確かにあったとは言っても、はっきりしたプレーが求められるところで不用意なプレーというのも目立っていましたが、それでも、そこにこぼれるのかという不運なことも多く。

緊張感と言うか、もしかすると過剰な慎重さが生んだのが、そういう状況だったのかもしれません。

指示もあったのかもしれませんが、攻撃に厚みができないのが試合開始から気になりました。仕掛けた時に、押し上げる人数が少なすぎる。

例えば、前半12分に、7番弓削翼が中盤でインターセプトに成功し、そこから攻撃がスタートした場面。そこから、10番シマブク・カズヨシにパスが通り、仕掛けて左から中に走りこむ19番甲斐崇史にパスを預ける。この段階で、相手ディフェンダーの素早い戻りでペナルティエリア付近は、既に仕掛けるには難しい状況ができているものの、ペナルティエリア外の部分にすっぽりスペースが空いていた時に、もう1人2人がゴール前に走りこんできていれば、大きなチャンスになったという場面がありました。

結果的に、19番甲斐崇史が味方のフォローがないために強引に仕掛けた流れから、こぼれたボールが、そのスペースに行ったものの、そこに誰も走っていなかったという場面がありました。これまで見てきた試合であれば、選手の特徴的にも、ここで押し上げるために必ず上がってきたであろう選手が、カウンターのフォローなのか、思い切りよく上がってきていなかったことに対しては、若干私は怒っています。でも、前半は、無理してバランスを崩すなという指示だったのかもしれませんが。

実際、運不運で言えば、前半38分の相手の攻めからディフェンダーがクリアしたボールがディフェンダーに当たって、その軌道が結果的に相手にとっての決定機につながるパスになるような場面があったものの、ほぼ決められていたと思われるシュートが、その角度からポストに当たれば、ゴール方向に吸い込まれてもおかしくないという状況でポストに当たったボールがラインを割らなかった(クリアはできなかったものの、ここでカバーに入っていた13番白土大貴のあきらめない姿勢は良かったです。)のは、運が良かったと言えます。

チャンスを逃さず決めていく力というところでの強さが青森山田高校だとしたら、この試合は全体的にそこまで強烈な個が際立って出せている選手もいなかったのですが、前半42分にややはり時間帯と決める力というところでは、勝負所でチャンスの時に隙を見せると、そこを突く力はさすがだなと感じさせられる部分はありました。

0-1で折り返した後半、怪我明けで、15分くらい限定でプレーするのではないかと聞いていた14番井澤春輝が後半スタートから登場。後半もしばらくの時間帯は、相手ペースだったと思います。後半も危険な場面を作られる中で15番北村龍馬のカバーで何とか失点を免れるなど危ない時間帯が続きながらも跳ね返していましたが、14分に決められて0-2とされてしまいます。

前半の終盤から後半の2失点目くらいまでの時間帯を見ている限りでは、相手ペースになった時に、その流れを変えられる(この変えるというのは、試合を落ち着けられるという意味)選手が見当たらないのは、心配だなと感じていました。実際に、この部分は、今後の課題になっていく可能性はありますが、この試合に関しては、逆境になった時に負けたくないという気持ちからスイッチが入った数選手によって、一気に流れが変わっていったと言うのが的確なのかもしれません。

特に、実際に結果も出しているわけですが、14番井澤春輝の存在感は際立っていましたね。後半出てからしばらくは、動きが重たそうにも見えたのですが、中盤付近でのパスを受けて捌く役割りと自らも前線に上がっていく姿勢を繰り返すことで一気に流れが変わっていきました。同時に、前半以上に運動量が上がった10番シマブク・カズヨシの攻撃の部分での相手への仕掛けやプレッシャーも際立っていました。

で、ご存知のように19分のコーナーキックのチャンスで14番井澤春輝が倒されてPKを獲得し、キャプテンの4番橋岡大樹が、気合で(?)ゴールにねじ込み、1-2とし、25分には、コーナーキックのチャンスで3番大西翔也が豪快にヘッドで決めて2-2、最後は、38分に14番井澤春輝が決めて3-2と大逆転勝利になりました。ゴールを決めた14番井澤春輝のペナルティエリア内での落ち着いて切り返してのシュートがピックアップされるかもしれませんが、この場面は、起点も14番井澤春輝で20番長倉幹樹に預けたと同時に、全力でペナルティエリア内に走りこんで再びパスを受けてのあのプレーということも評価されるべきですね。

結局は、ありきたりな表現にはなりますが、より勝負に対して貪欲さを見せた迫力が逆転勝利を生んだということになるのでしょう。

実際に、後半の勝負の場面では、直接得点に結びつかなかったものの、4番橋岡大樹も、何度か、センターバックの位置から中盤にパスを預けた後に前線に走って攻撃参加を試みるという場面も見られました。

なんというか、私も、以前の浦和レッズが好きだったタイプのサポーターなので、きれいなサッカーや戦術的に相手を上回ることができるに越したことはないのですが、雑になっても、ゴールに貪欲で、難しそうでもチェイスして、とにかく負けるのが嫌だから、勝つために、多少のリスクはあってもゴールを狙いに行く姿勢が前面に出るような、そういう戦い方が好きなんですね。戦う姿勢優先です。

だから、例えば、今日のスタメンの選手たち、そして、ベンチ入りできたと考える選手と、ベンチには入ったがスタメンに入れなかったと考える選手、本来はスタメンで自分は出るべきだと考えていながら、怪我などで叶わずに試合を見つめることになった選手たち。チームの循環の中で、今日の試合を見ていて、消極的な戦いになっていた時間帯で、自分が出た方ができるのに、どうして自分が出られないんだろうと感じるよりも、終盤に見せたような、勝利に貪欲でギラギラしたプレーでの展開を見ていて、ここに自分も立って戦いたいという気持ちで競争をしてくれる方が良いと思うんですよね。

でも、紙一重なんです。

よく、プリンスリーグ関東はレベルが高くて、実は、プレミアリーグよりもレベルは高いのではないかという話があるのですが、単純なチームの総合力とかレベルではなく、プレミアリーグというのは、一つ違った次元に存在するものだと感じています。だから、この舞台で戦い抜くには、強ければ良いと言うものではなく、当たり前のこととして、戦術と采配も重要になってきます。層の厚さも重要になります。難しいリーグです。実際に、過去プレミアリーグがスタートした時に、見る側としても、甘く考えていた部分があり、その難しさを試合を見るたびに感じました。だからこそ、勝負強さという強烈な武器を今日は見せてもらいましたので、その強さを維持しながら、プレミアリーグを1シーズン戦い抜くというところでも、一歩一歩前進してまずは、プレミアリーグの常連として定着して、狙えるなら優勝も狙っていくというチームに成長してほしいです。

その意味では、今日見られた大きな課題に関しては、取り組む必要があると思います。今日の場合は、難しい時間帯に試合を落ち着ける選手が見当たらなかった。ここが、チームでどのくらい重要視されているかはわかりませんが、ここに適性があるという選手は、ここでアピールするのもありだと思います。

そして、ピッチで戦うことが許された選手と、今日は、目の前にベンチ入りが叶わなかった選手たちがいたわけで、私たちの前では、悔しさを抑えて笑顔を見せてくれる選手がいたり、あきらかに、悔しさを見せている選手もいました。ピッチに多くの人の目が行っている中で、スタンドでこの風景を見つめていて、様々な表情が見られましたが、育成を見るサポーターとしては、ピッチに出ている選手の活躍は当然ながら、今日スタンドにいた選手、十分な出場時間を得られなかった選手の今後の取り組みや、一つ一つ見られる場面での表情を確認することが大事なんですね。

次はいつ足を運べるのか、現時点で未定ですが、まずは、プレミアリーグに返り咲いた、その新しい一歩となったこの試合のピッチ上の選手たちとスタンドで見つめていた選手たちの表情とこれからを楽しみにして、次に観戦機会を待ちたいと思います。

ではでは。

イギョラ杯2017/03/19 – 浦和レッズユースvs佐野日本大学高校 3-0勝利・・・また、4月に来ます。

どうも、ブクメです☆

写真も載せることを考えると、フェンス+ゴールネット越しでゴールポストに若干視界を遮られた形での円陣の撮影になってしまうという、完全に失敗の場所からの観戦ですね。でも、昔からこうですので、いまさら誰も突っ込むことはないでしょうw

イギョラ杯まで見てから一旦、カンボジアに帰ろうと思っていた予定を組んだのですが、昨日書いたように20日も試合があることを考えておらず、20日は行けないことに加えて、更になんだか中途半端になってしまい、明日のための準備や仕事の調整ができておらず、19日の2試合は、午前の試合のみ観戦して、戻って準備やらやっておかなければならない仕事を片付けなくてはならなくなってしまいました。

とりあえず、ブログを書く時間が残って良かったと思いながら、スーツケースの半分くらいの収納に苦戦していたので、とりあえず放置してブログを書き始めた夜8時くらいですw

チームの状態のピーク、選手の状態のピークというところでは、どういう見方をするべきか難しいところですし、実は、今いる環境で頭がいっぱいの状態にするよりも、今自分に起きている状況を考えつつ、近い未来のことよりも、その先まで見据えた考え方を特に、こういう環境下ではそれぞれ違うことを理解して、慌てずやってもらいたいと思う部分もありますが、浦和レッズユースというチームの2017シーズンを考えれば、もちろん、プレミアリーグ開幕まで3週間で、そこへ向けてチームの調整が進められているわけですね。

私も現在の環境下を考えると、昨年9月からの半年間のほとんど試合を見られない状況からは、以前の状況に近くはなってきたものの、それでも、以前のように毎週毎節、関連する試合など多くに足を運べて来た時から比べると、かなり試合に足を運べる機会は減ってしまったわけでして、それだけ、実際に自分の目で見て、選手のプレーを見て、表情を見て多くを得られる機会が減ってしまったことをある程度考慮していかなければなと考える今日この頃です。

イギョラ杯に参加している浦和レッズユースは、18日にFC東京U-18と対戦し、19日に午前中に佐野日大高校、午後に習志野高校と対戦し、この4チーム間での順位によって明日の決勝トーナメント(?)に進むという流れですね。

清水フェスティバルと比べると期間が短い大会になりますが、試す要素も増やしながら、例えばFC東京U-18が、この大会には、新1年生だか新2年生だかで大会に参加しているように、こういう機会でできるだけ、本気度の高いチームと対戦することを考えると、こちらも試しつつもしっかり結果は出せるような方向に持って行き、より強い(チーム名では判断できないため、勝ち上がってくるチームが強いと考える)相手との経験を積むために結果も必要になります。

その意味では、私が足を運べなかった午後の試合でも勝利し、結果的に3連勝で、グループ1位通過で、おそらくより強いであろう相手との明日の決勝トーナメントに進めたことは大きいですね。

ということで、試合の話に移ります。

私も、対戦相手がどのようなメンバーでこの大会に臨んでいるかは、わかりませんが、今日の午前中の佐野日大高校戦は、比較的、今年のベースとなるであろう聞いていたメンバー構成に近いスタメンで戦っていたのかなと思います。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番河畑光、DFが左サイドバックに6番荻原拓也、右サイドバックに13番白土大貴、センターバックに17番大城螢と4番橋岡大樹、MFがボランチに3番大西翔也と7番弓削翼、左に26番縄田脩平、右に10番シマブク・カズヨシ、FWが左に20番長倉幹樹、右に19番甲斐崇史

となります。

前半は交代なし。

後半は、4名まとめて交代し以下の形でスタート。

GK1番河畑光(後半26分⇒18番西尾優輝)、DFが左サイドバックに27番林海斗、右サイドバックに5番関大夢、センターバックに15番北村龍馬と4番橋岡大樹、MFがボランチに17番大城螢と7番弓削翼(後半9分⇒8番立川将吾)、左に19番甲斐崇史(後半20分⇒24番柳田大輝)、右に20番長倉幹樹(後半16分⇒23番清宮昴大)、FWが左に26番縄田脩平(後半26分⇒22番佐藤陸人)、右に16番二見健太

となります。

前半5分にコーナーキックのチャンスで26番縄田脩平からのクロスでチャンスを作ります。

その直後、オフサイドには、なったものの10番シマブク・カズヨシがキープして追い越して右前線に走った13番白土大貴にパスを狙った良い形での攻撃を見せます。

7分には、20番長倉幹樹から26番縄田脩平とパスをつなぎクロスをディフェンダーがクリアしきれなかったところを、すかさず3番大西翔也がシュートを狙います。

前半から、浦和が主導権を握る中で、ボランチの位置に入っていた7番弓削翼の高めの位置でつぶせるところは、プレッシャーをかけ、守備のところでのカバーの意識などの高さなども目立っていました。

11分には、コーナーキックのチャンスで6番荻原拓也からのクロスに17番大城螢がヘッドで合わせるも惜しいシュート。

14分には、6番荻原拓也がドリブルでサイドから仕掛けてチャンスを作ります。6番荻原拓也は、昨日は若干重たそうな動きをしていましたが、今日は、らしさのある仕掛けを何度も見せおり、まだイメージ通りに動けてはいないのかもしれませんが、らしい仕掛けが何度も見られてホッとしました。縦のドリブルで手ごたえを掴んで、では、斜めにドリブルで仕掛けてみようとか、そういう様子も見られました。

16分には、19番甲斐崇史が高めの位置で相手にミスからインターセプトして仕掛ける惜しい形がありました。

23分に、相手のパスをカットした13番白土大貴から20番長倉幹樹がポストとなり、落としたところを7番弓削翼が狙う惜しいシュートがありました。

27分には、20番長倉幹樹が再びポストとなり、10番シマブク・カズヨシにつなげ、ドリブルで仕掛けてシュートを放つもこれは、キーパーに防がれます。

全体的に、主導権は握り続けて相手のスペースでプレーする場面は多かったものの、前半は得点は奪えず0-0で折り返します。

メンバーやポジションを大きく入れ替えた後半、開始早々に4番橋岡大樹からのロングフィードを19番甲斐崇史が受けて仕掛ける場面を作ります。

4分のコナーキックのチャンスでは、27番林海斗からのクロスに4番橋岡大樹がヘッドで狙うもミートせず。

7分に19番甲斐崇史がドリブルで仕掛けてシュートを狙った場面をメモしていたら、直後にゴールが決まっていました。

ゴールは、19番甲斐崇史のゴールですが、どのような形で決めたのかが不明。

実は、今日この試合でこの後にあと2点入りますが、いずれも、そもそも反対側のゴールで小平名物の一方のゴール裏からしか見られないため、遠くて見づらいこともありましたが、それを差し引いても、ちょうど、違うところを見ていたり、メモして少し下を向いていた時にゴールが入っていて、その流れを確認できていなかったりします。本領発揮です・・w

2点目のゴールは、ちょうど、その直前に、15番北村龍馬から、19番甲斐崇史、裏のスペースに抜けた8番立川将吾にパスが通ってチャンスを作ったところで、良い形だったなとメモして少し下を向いた瞬間に、ゴールが決まっていたという・・・聞いた話では、相手のパスミスを奪って8番立川将吾が決めたとのことです。こういうところで、しっかり決めることも重要です。

19分に4番橋岡大樹が、インターセプトすると、そのままサイドから持ち上がり、ディフェンダーのプレッシャーを受けつつも、更に持ち上がり攻撃参加をするという力強い攻撃が見られました。直後に、足が痛そうな感じだったのでヒヤッとしたりもしましたがw

この試合3点目のゴールが29分。これは、そもそも、ごちゃごちゃした流れの中からだったので、はっきりと誰が決めたのかはわからなかったのですが、混戦から15番北村龍馬が思い切って狙ったシュートがディフェンダーかキーパーに当たってそのままゴールに吸い込まれたという形だったようです。

31分には、16番二見健太が前線で受けると、ドリブルで仕掛け、その後タメを作ったところで前に走る8番立川将吾へパスを出してクロスが中の選手に合えばという形を作ります。

その後も、特に後半の終盤は、バックラインから、4番橋岡大樹や5番関大夢が、ロングフィードを狙って前線の選手につながって一気に攻撃に移るという形が多く見られましたが、追加点は生まれず、結果、3-0で終了となりました。

主導権を握り続けていた割には、得点が少ないような気もしますが、結果的に無失点で3点取ったので良しですかね。

明日の対戦相手は、コンサドーレ札幌U-18ですか。なんだか、対戦相手を見たら、より見られないことが残念な気持ちが強くなりますが、仕方がないので、たぶん、成田空港に向かうバスの中で足を運んだ方のツイートでも追いかけます。

2試合見ただけでは、今年のチームの現在地がどうなのか、ほとんどわかりませんが、やはり実際に足を運ばないとわからないことも多く、この2日間2試合を見られたことで、このタイミングを踏まえての次回見る予定の3週間後のプレミアリーグ開幕が楽しみです。

ではでは。

イギョラ杯2017/03/18 – 浦和レッズユースvsFC東京U-18 1-0勝利・・・久しぶりのユース試合観戦

どうも、ブクメです☆

イギョラ杯という大会名自体は、ユースに関わりだした最初の方から聞くことは、よくあったのですが、実際に浦和レッズユースとしては、様々な事情から参加すると言われていた年も結果的に参加しなかったりで、あまり縁のない大会かと思っていましたが、今年は、清水フェスティバルに参加せずにポルトガル遠征などある関係からか、このフェスティバルに参加することになったということで、足を運んできました。

会場は、FC東京小平グランド。浦和レッズユースは、FC東京U-18と習志野高校、佐野日大高校と同じグループになったということですね。実は、ブクメは、3月6日から日本に一時帰国しているのですが、当初カンボジアにもう少し早めに戻ろうかと思っていたのですが、イギョラ杯に参加すると聞いて、ここまでは見たいということで、帰国予定を延ばしたりしたのですが、勝手に土日のみ試合と思っていて20日も順位決定戦があることを確認せずに、20日に帰国する便をとってその後の予定を組んでしまいました。

よって、見られるのは、18日と19日の2日間のみになります。

実に、前回のユースの試合観戦は、昨年の高円宮杯プリンスリーグ関東の最終戦ということで、年末のGO FORも、JYPSLも全く見られていない状態で、この試合が完全に今シーズンのユースの試合初観戦と言うことになります。

足を運んでいる方など多方面から情報を収集したり、聞かせてもらったりする中で、ある程度の話を聞いている状況で観戦することはできましたが、やはり長期間空いたことや、そもそも私の中では、今日の試合が新チームとして初めて見る試合になるため、わからないことだらけでした。

負傷者がいることや、負傷明けで復活した選手、既に今シーズンの戦いでキレキレの動きを見せていると聞いている選手など、さまざま、聞くままに見させてもらうので精一杯でしたね今日は。

イギョラ杯は、割と本気度が高い大会と聞いていましたが、今回は、同じプレミアリーグで戦うFC東京U-18との対戦だったり、なんだか他の大会にも参加しているのでAチームとかBチームとか、もう色々情報が入ってきてわからなくなるのですが、そもそも、この時期でBチームと言われてもという感じなのですが、個人的には、新鮮な驚き見せてもらえた選手や、はっきりいってアピールが足りないと思われる選手など、色々ありました。

そして、いわゆる今シーズンのベースとなるメンバーと言われている選手が確かに存在感を見せたという感想もこの試合ではあります。

・・・と、久しぶりのユース観戦で試合に触れる前に文章が長くなりそうなので、まず簡単に試合のことに触れますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番西尾優輝、DFが左サイドバックに27番林海斗(後半20分⇒28番岡村勇輝)、右サイドバックに17番大城螢(後半22分⇒24番柳田大輝)、センターバックに15番北村龍馬と5番関大夢、MFがボランチに13番白土大貴(後半13分⇒20番長倉幹樹)と7番弓削翼(後半スタート⇒3番大西翔也)、左に8番立川将吾(後半8分⇒26番縄田脩平)、右に9番樋口颯太(前半22分⇒23番清宮昴大)、FWが左に10番シマブク・カズヨシ(後半スタート⇒6番荻原拓也)、右に16番二見健太(後半19分⇒22番佐藤陸人)

となります。

私が以前見てきたイメージの中でも、このポジションでプレーしていたの見たことあったかなと思う選手もいたり、かなり色々な部分で試す部分などが多いメンバー構成だったようですね。サイドバックでしか見たことがなかった23番清宮昴大が新チームで出場するときは、前の方が多くなったと聞きましたが、なかなか面白い仕掛けを見せていたと思います。ボランチの位置で見たことがある17番大城螢は、右サイドバックに入っていましたが、やはり後半にボランチの位置には行った方がのびのびプレーしているなとか、前半9分くらいに得たフリーキックの場面で、8番立川将吾が直接フリーキックを狙う場面などは、見慣れた光景ですね。10番シマブク・カズヨシは、負傷明けと聞いていましたが、確かに試合開始からしばらくは、動きにキレが感じられないと感じる部分もありましたが、ある程度時間が経過すると、らしさの片鱗が見えるようなプレーも多く見られたと思います。

前半を見ていた限りでは、ややギラギラ感が伝わってこない印象が全体的に感じられたとも言えます。ガツッと相手がプレーを躊躇するような迫力のあるようなプレッシャーをかけなければならない場面で、とりあえず寄せてみる、ジャンプしてみる、それだけでは、相手のミスを誘うことはできないと思うプレーも見られましたね。

サポーター目線で言えば、高い跳躍力でゴール前で競り勝っている場面があった選手が、ゴールを狙わずに、すらしてサイドに走りこむ選手に流した場面がありましたが、こういうところは狙ってほしい。アピールしてほしい、サポーターが「お!」となるようなプレーを目指してほしい。

チームの競争からは出遅れてしまったかもしれないけど、求められるプレーと自分の意図が違くて悩んでいるかもしれないけど、今、あなたは出場して、それを応援する、見るために足を運ぶ人たちがいるのですから、とにかく、出場した試合では、自信を持ってやってほしいと思います。

私たちは、あなたたちの特徴を知っています。新しい選手や、あまり見たことない選手は、これから特徴を知るために、知りたくて、そういうプレーを見せてほしいと思っています。

以前と比べると、外から見る人たちがそういうパワーをもしかすると、あまり与えられなくなっているのかもしれません。そういう私もあまり足を運べていないので、何とも言えないのですが。

・・・また、試合の話から、話が外れてしまったw

チームにはベースというものがあり、今年のチームのベースがある程度決まっているというところで、今日の試合のように、試す要素が強くて、普段慣れていないポジションや組み合わせになる場合は、思うようにいかないケースがあるのは当然ですよね。

実際、試合の勝負のところで言うと、昨年から主力として多くの公式戦を戦っている3番大西翔也と20番長倉幹樹が入った後からは、その2選手が存在感を見せて、チーム全体としての戦いが落ち着いたようにも感じられました。

結果的に、試合の勝負のところでは、20番長倉幹樹が25分に自ら仕掛けて見事なゴールを決め、これが決勝点になり1-0勝利となりました。

この試合で、「お!」と思った部分をいくつかピックアップしますね。

前半10分くらいの、13番白土大貴が相手ディフェンスラインにプレッシャーをかけ、いったんは相手ディフェンダーが処理できる状況になったものの、そこにまたプレッシャーをかけて奪ってマイボールにした場面。29分に、8番立川将吾、10番シマブク・カズヨシとテンポ良いパス回しから、うまく走りこんだ23番清宮昴大へのパスが通ればという場面。

後半早い時間に、やや体が重そうに見られながらも途中から入った6番荻原拓也からのコーナーキックからのセットプレーの連続になった場面。その数分後に、6番荻原拓也からのクロスに17番大城螢がヘッドで狙った場面。後半24分の、左前線のスペースに走る28番岡村勇輝へバックラインから6番荻原拓也が出したちょうど相手選手がクリアできそうでできない高さで頭を越えて長いパスを成功させた場面。後半27分の3番大西翔也の抑えの利いたミドルシュートがバーを叩いた場面。そして、試合終了間際の5番関大夢からのロングフィードが相手キーパーと24番柳田大輝が追う形のぎりぎりのところに入り、ここで24番柳田大輝が競り勝ち、クロスを20番長倉幹樹がシュートしてバーを叩いた場面。

久しぶりのユースの試合を見てのブログなので、まとまりがないですが(これまでも大してまとまっていませんが)とりあえず、感じたことを書きなぐって見ましたw

正直、ユースの試合が見たかった、色々話を聞いていた選手がどういう状況なのか見たかったという気持ちで足を運んだブクメとしては、Bチーム同士の戦いだとか、そういう話はどうでもよくて、話しか聞けなかった選手の現在の状況が見られただけでもなんだか幸せを感じていたというのが本音だったりします。

怪我して悔しいはずの選手も、挨拶の時は頑張って笑顔を見せてくれたり、色々感じるものがあります。

やはり、長年慣れ親しんできた中でも浦和レッズユースの試合にいる時の空気感が一番楽しいです。しっかり見られるので、要求も多くなってしまうんですけどね。

ということで、実のところ、かなり仕事的なことや20日にカンボジア方面に戻るための準備などがバタバタしていまして、19日にしっかり足を運べる方が今の時点で不明なのですが、基本は、明日の2試合をしっかり見て、いったん戻り・・・でも、またプレミアリーグの開幕戦に合わせて帰国するんですけどね(来るんかい~、という突っ込みありがとうございます。)

私もうまく行かないことも多いです。

でも、前よりも先が見えなくなったことで、やらなければならないことが多いプレッシャーと、やってもそれが結果につながるかわからない現実を見つつ、安定感を自ら蹴ってしまった現在を楽しんでいます。環境は違えど、サッカー選手を目指す選手も同じようなことかと私は思うんですけどね。だから、同じような苦労をしているブクメが、見られる時には見る。これでOKですね。

ではでは。

清水フェスティバル4日目2016/3/29 – 浦和レッズユース vs 国見高校 7-1勝利・・・最終戦は、理想的な展開で大勝

20160329002

どうも、ブクメです☆

オフィシャルサイトで最終戦の情報が未定のままで当日朝を迎えて、色々調べても情報が出てこずかなり焦ったものの、なんとか試合の情報を得ることができ、足を運べました。チーム的には、ギャラリーには来てほしくないのかなとか若干思った部分もありますが、そういうところは、嫌がられても足を運ぶ予定の試合は足を運んでやるのだ!ということで、最終戦は、これまで足を運んだことがなかった(というか、サッカーグラウンド自体が昨年あたりから使われるようになったようです)清水桜が丘高校の校内にあるサッカーグラウンドで国見高校との一戦となりました。

観戦環境としては、かなり見やすくて良いグラウンドですね。人工芝のグラウンドということで、若干何名か試合中によく滑っている選手がいた印象がありますが、気候も含めて、かなり良いコンディション下での試合となったと思います。

対戦相手が国見高校ということで強豪校だとは思いますが、浦和レッズユース同様に、おそらく、予選上位チームは、上位チーム同士で最終日は戦っていると思われるので、この大会であまり結果を残せなかったチームにはなると思いますので、結果の大勝に関して、色々な見方はされると思いますが、私個人的には、集中が切れるまでは、球際激しく戦ってくれるチームで、最終戦として良い相手であったと感じています。

そして、この試合は大会最終日にして、前半から後半途中までメンバー交代なしで、基本的に守備を構成するところでは、試す意味での強引な交代はせずに、長い時間プレーされた比較的公式戦仕様の戦い方になったのかなと思います。

では、この試合のメンバーと交代をまず書きますね。

GK1番山田晃士、DFが左サイドバックに5番鈴木海都、右サイドバックに4番関慎之介、センターバックに2番遠藤凌と23番関大夢、MFがボランチに15番井澤春輝、左に9番川上エドオジョン智慧(後半23分⇒26番池髙暢希)、右に8番高山大智(後半15分⇒20番荻原拓也)、真ん中に14番シマブク・カズヨシと17番立川将吾(後半34分⇒24番関根束真)、FWが11番時里元樹(後半21分⇒13番長倉幹樹)

となります。

前半スタートは、8番高山大智、4番関慎之介の右からの攻撃に中盤の17番立川将吾などが絡む形での仕掛けが多い印象で、そこからのチャンスが3回4回続きました。その中でも、例えば、前半5分には、17番立川将吾から4番関慎之介、右サイドを駆け上がる8番高山大智にパスが渡り、ドリブルで仕掛けて反対サイドまで流れた折り返しのパスを9番川上エドオジョン智慧が受けて、相手ディフェンダーを抜き去って仕掛けるという場面だったり、7分にも、23番関大夢からのパスを受けた8番高山大智がドリブルで持ち上がり、いったん17番立川将吾に下げたところで、4番関慎之介が右サイドを駆け上がり、そこにパスが通り、深くまで持ち上がってクロスまで持っていくという場面など、この3人が絡むプレーからのチャンスが多くなりました。

徐々に両サイド使われる展開になる中で、前線で仕掛けは少なくも、上手い形で受けてパスを裁くという役割で14番シマブク・カズヨシが起点となるプレーと、様々なポジションに顔を出して相手の攻撃の起点を摘む役割でも、17番立川将吾が利いていたと思います。

その中で、パスを受けた9番川上エドオジョン智慧が、迫力ある突破を見せる場面は、これまでの試合と同様に見られました。少し低めの位置からの15番井澤春輝の精度の高い展開も含めて、いる選手が特徴をしっかりと出せている試合になっていました。守備のところも安定感があるように感じました。

ただ、チャンスの多い割には、なかなか先制点が奪えないという状況下で、これを打開したのが9番川上エドオジョン智慧でした。サイドから仕掛けることが多くチャンスもかなり多く作っていた川上エドオジョン智慧でしたが、なかなか得点という結果を出すことができていなかったのですが、前半30分にペナルティエリア外の真ん中あたりから思い切って振りぬいたシュートが決まって1-0と先制に成功します。

そして、立て続けに追加点が決まります。おそらく、セットプレーからの精度の高さという点でのチャンスには絡んでいたものの、流れの中からのプレーでは、思うようなプレーができていなかったと本人も思っていると思いますが、やや前線で思うようなプレーができていなかった11番時里元樹が、前半33分に獲得したフリーキックのチャンスで大きな弧を描いたキックで直接ゴールにねじ込んでゴールを奪います。決めた後淡々としていましたが、かなり見事なゴールだったと思います。

2-0とリードしたところで、前半終了間際に、23番関大夢からの長いパスを受けた11番時里元樹が、いったん9番川上エドオジョン智慧に預けて自らは前線に走り、5番鈴木海都を経由してのクロスにヘッドで合わせるもキーパーの正面でゴールならず。決まらなかったものの、数名を経由した形でのチャンスを作ることもできた良い流れで前半終了。

メンバー交代なしで迎えた後半スタートは、点を取りに来た相手の攻撃を受ける形になり、やや押し込まれてクリアしてと危ない時間帯がある中で、それでも流れで崩されたわけではないものの、後半3分にコーナーキックから失点を喫して2-1と1点差に詰め寄られます。

よくあるサッカー的な流れであれば、2点差で迎えた後半に攻勢を仕掛けた相手が得点を決めた場合は、そのあとも猛攻を受けて追いつかれたり逆転されたり、いずれにしても、相手ペースが続くものですが、逆に失点後に崩れることなく、後半10分前後からは、また押し込む場面を多く作り出せたのが見事だと思います。前掛かりになりかけた相手の隙を上手く狙えたところもあると思います。

後半9分に、4番関慎之介が相手ディフェンスラインの裏に縦パスを出し、そこに反応した11番時里元樹がキープしたところで倒されてフリーキックを獲得、良い位置でのフリーキックを獲得してチャンスを作ったり、後半12分には、5番鈴木海都からの展開で8番高山大智が受け、いったん下げたパスを4番関慎之介が前線の11番時里元樹につなげて、仕掛けからコーナーキックを獲得するなど、長めのパスと11番時里元樹の持ち味が生きる形でのチャンスも増えてきます。

後半15分にこの試合初めての交代で8番高山大智に代わり20番荻原拓也が入ります。

さっそく、14番シマブク・カズヨシとのパス交換で仕掛ける形など作りますが、マッチアップしていた相手のサイドバックの選手の激しいチャージに苦しめられることが多かったものの、あとで書きますが、最終的には、そこを突破しきってアシストもしています。

大勝した試合ではありますが、書いてきたように後半の20分くらいまでは、かなり競った試合になっていましたし、大味な試合では決してないわけです。

ということで、ここからが得点ラッシュになります。

後半21分に17番立川将吾からの4番関慎之介とパスが通り、相手の守備の裏に通したところで先ほどの交代のあとから右前にポジションを移していた9番川上エドオジョン智慧が抜け出して、落ち着いてこの試合本人の2点目となるゴールで3-1と再び2点差に広げた(・・と勝手に思っていたのですが、オフィシャルを見ると3点目は長倉幹樹のゴールとなっていたので、交代と得点が多くて確認がごちゃごちゃになっていたと思われますw)

この得点のあとに、11番時里元樹に代わり13番長倉幹樹が入ったと思っていたのですが、3点目の前のタイミングで代わって入っていたんですね。

3点目の直後にディフェンスラインとの駆け引きにあっさり勝って13番長倉幹樹がゴールを決めて4-1と点差を広げます。

その直後の23分に9番川上エドオジョン智慧に代えて26番池髙暢希が入りました。

3点目4点目と交代のタイミングが、あまりにも短い時間で起こったため、3点目の得点含めて間違っているかもしれません、間違っていたらすみません。

はい、まだ得点が入ります。

後半29分に13番長倉幹樹が高い位置でパスを受けると、あっさりディフェンダーを抜き去り、ゴール前に詰めていた17番立川将吾にラストパスを送り、このチャンスをしっかり決めて5-1。

後半34分に17番立川将吾に代わり24番関根束真が入ります。

後半35分のゴールが、先ほど書いた20番荻原拓也と相手のサイドバックとの攻防の一つの結果となるもので、果敢に仕掛ける20番荻原拓也に対して、相手サイドバックが激しいチャージでドリブルを止められたり、ややラフプレーで吹っ飛ばされてネットに直撃みたいなこともあったのですが、それでも果敢に仕掛けた結果が6点目のゴールにつながっており、左サイドから20番荻原拓也が相手の激しいプレスをかいくぐり突破して深くまで持ち込んで、ラストパスを13番長倉幹樹が決めて6-1となりました。

そして、ラストのゴールは、これも今後注目要素ではあるものの、JリーグU16チャレンジリーグでかなり活躍していると聞いていた新加入の26番池髙暢希をその最終戦の清水エスパルスユース戦で見たときに初めて見たとき、そして、28日の中京大附属中京高校戦で少しの時間を見た限りでは、プレースタイルの断片断片にかなりの可能性の片鱗が見えるものの、まだ、強烈なインパクトを受けるプレーを聞いているほど見られなかったのですが、この最終戦でも起用される形で一度決定機を枠に決められないなど、私が見た中では結果を見られなかったものの、この試合の最後のゴールは、決してきれいな形ではないもののの、おそらく本人も若干ミスキックになったけど、得点になったというゴールになるとは思いますが、13番長倉幹樹の強烈なシュートを相手キーパーがはじいたところを流し込む形でゴールを決め、結果として残したことがまずは大きいと思います。

清水フェスティバルの総括的なところも含めて書くと、今年は、攻撃陣に関しては、かなり層が厚くて競争が激しくなることが確実で、これまでの主力としてスタートから出ることが多かったメンバーが多く怪我をしたり、代表系でチームを離れている中でも、代わって入っている多くの選手が、それぞれの持ち味を消さずに質の高いプレーをできています。大会通してであれば、それぞれ質が高い選手がそろっていても、やはり、バックラインを試合の中でもガンガン交代したりポジションチェンジすることで安定感を保つことができずに敗れる試合も見てきましたが、それでも、今年のチームは、既に十分高いレベルで戦えるチームが早い段階でいくつかのパターンが見えつつある中で、様々なことが試されて、競争させる意図も含めての、この数日の起用交代だったと理解できますし、最終戦では、勝てる形の一つのパターンを見せつけられたという思いが私個人的には強いです。

こういうチーム状況の中で、高く評価されて加入してくる選手であっても、Aチームですぐにフィットして持ち味を出すというのは難しい部分もあると思いますが、それでも得点という形を残して、プリンスリーグ開幕に入っていくチームで結果を残したことは今後につながると思います。以前と比べて、注文は相変わらず多くても、攻撃的な選手の持ち味をしっかり見せることを求めてくれるようなチームに今はなっているので、堂々と競争に入ってきて、今年は強いだけではなくて、えげつなく強いくらいのチームになるために、持ち味を存分に発揮してもらえればと思います。

逆に、厳しいことを言えば、意識を変えないと、全くチームに絡めなくなる状況のままになってしまうかもしれないという選手も見受けられます。

持ち味があるのに、どこかで甘さを見せてしまうというか、それが見えてしまうようなプレーがある選手は、意識を変えて取り組んでください。

この後に、まだ浦和カップもありますが、実質、この清水フェスティバルがプリンスリーグ開幕前の最後の公式戦となります。

サポーターとしてこの大会を見て、結果関係なく、かなりの可能性をこの大会で感じることができました。

競争の激化で、調子が良くてもメンバーから外れる選手も今年は多く出てくると思います。そういう時期を迎えたとしても、自分の持ち味を信じて、チャンスが来ることを信じて、今シーズン戦ってくださいね。

清水遠征、お疲れ様でした。

ではでは。

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