吉田強化フェスティバル2011/08/22 – 浦和レッズユースvsサンフレッチェ広島ユース 4-1勝利・・・再スタートへ向けてモチベーション高く

吉田サッカー公園人工芝グラウンド2011年8月22日吉田サッカー公園人工芝グラウンド2011年8月22日コンビニで買った広島風お好み焼き2011年8月22日

 

 

 

 

 

 どうも、浦和サポブクメです☆

今年は恒例のスペイン遠征はなく、浦和レッズユースは広島遠征と仙台遠征の2つにわかれて夏の遠征を行うということで、本当は両方行きたかったのですが、日程が被るためサンフレッチェ広島の練習場となる吉田サッカー公園で行われる吉田強化フェスティバル(大会名不明と書こうと思っていましたが、サンフレッチェ広島のユースの日程のところにこの名称があったので、正式名称ということでOKだと思います。)という大会の方に今回は足を運んでいます。

最初広島に遠征するらしいということだけしかわかっておらず、とりあえず広島市内に宿を取っておけば何とかなるだろうと手配を進めたところ、試合会場は吉田公園サッカー場になるということが後ほどわかり、調べてみたら、想像以上に遠くてバスや電車+徒歩でも厳しいということなので、今回はレンタカーを借りて広島市~吉田公園サッカー場の40キロくらいを往復しながら観戦するという思ったより壮大な観戦スタイルになりました。真ん中の写真が今回借りたマツダのデミオ君です。だらだらしてたら軽自動車が満車になってしまい、一番安い次のがこれだったというだけですがw

さて、今回の広島遠征ではサンフレッチェ広島ユース、ヴィッセル神戸ユース、名古屋グランパスユースの3チームと対戦するということで下部組織を見ている方ならご存知のように、海外に遠征しなくても相当良い経験を積めるレベルの高い相手となるため、9月からの公式戦再開に向けてチームを強化するにはかなりプラスの要素が多いフェスティバルとなります。

初日の今日は、夕方からサンフレッチェ広島ユースとの対戦となりました。

天気予報は曇りだったものの、雲が多く不安定だったこの日、試合開始までは雨はギリギリもっていたものの、試合開始直前から降り始めました。ただ、気候的には比較的涼しく炎天下に比べればやりやすい環境だっと思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが1番三上綾太、DFがセンターバックに22番寄特直人と15番西袋裕太、右サイドバックに3番西山航平、左サイドバックに5番佐藤大介、MFがボランチに8番片慎吾、トップ下が11番中村駿介と25番岸伯富実、FWが右に28番長谷優、左に14番堀田稜、真ん中に12番高田拓弥

となります。

試合開始から感じられたのは、選手のモチベーションの高さで、比較的ゆったりしたスタートをした広島に対して、浦和は試合開始から前線でプレスをかけたり運動量多く激しく試合を進めて行きます。

これにより、浦和が序盤からペースを握り、攻めこむ時間が長くなり、迎えた前半3分に早くもゴールが生まれます。25番岸伯富実が放ったシュートを相手キーパーがはじいたところを12番高田拓弥がしっかり詰めていて合わせてのゴール。早くも1-0とリードを奪います。

ここ最近少し動きに迷いを感じているようにも見えた12番高田拓弥でしたが、この試合では前線での動きが鋭く激しく、ポストプレーも上手くおさまり、この動きにより相手ディフェンダーに相当プレッシャーを与えることができていたと思います。

攻撃でも、例えば、バックラインから15番西袋裕太が縦にボールを入れたところに上手く12番高田拓弥がポストで落として11番中村駿介につながり更に左サイドの14番堀田稜へとテンポ良い攻撃の経由役としても上手く機能していました。

また、右前線でスタメン出場した28番長谷優もこの試合では果敢にドリブルで仕掛けたり、持ち味でもある角度のないところからの思い切りの良いシュートなどコンディションが上がってきていることが感じられるプレーを随所に見せていました。

浦和が攻める時間帯が最初から続いていたこともあるかと思いますが、思ったほど広島は浦和の守備ラインやボランチに対して激しいプレスは序盤はなく、問題なく守備ラインもボールを捌くことができていましたが、セットプレーの時などはやや危ないシーンもありましたので、この辺りは更に集中した方が良いと思います。

浦和攻勢の中で、前半20分に今度は28番長谷優のアシストから12番高田拓弥が再びゴールを決め、2-0とリードを奪います。

全体的に浦和が主導権を握ったまま前半は終了したのですが、中盤でのパスミスが前半の終盤に何度か見られ、そこを狙われて一気に攻め込まれるという場面も何度かありました。ここは更に集中した方が良いですね。

前半の攻撃の形で良かったパターンをいくつか挙げると、22番寄特直人から中盤の25番岸伯富実を経由して28番長谷優へ出しドリブルで切れ込んでシュートという場面。11番中村駿介がワンタッチで左サイドの14番堀田稜へつなげて上手い具合に飛び出した12番高田拓弥へラストパスを出してシュートの場面。5番佐藤大介から28番長谷優へ大きな展開からのシュート。

浦和が危険になるパターンで相手に中盤で奪われて人が足りないところで一気にカウンター気味で攻められることがあるのですが、この試合では、逆手にとって相手が攻めにかかったところで上手くインターセプトして一気に前線に走った14番堀田稜へパスを通して惜しい場面を作るなどもできていましたし良かったです。

右サイドバックの3番西山航平は1対1の守備の強さを見せつけていましたね。そちらのサイドでは、ほとんど突破を許していませんでした。

そんな感じで前半終了。

後半は一気に4人が交代となりますので、サイドラインナップを書きますね。

後半のスタメンは以下、

GKが1番三上綾太、DFがセンターバックに22番寄特直人と15番西袋裕太、右サイドバックに20番新井純平、左サイドバックに26番小坂慎太朗、MFがボランチに8番片慎吾、トップ下が27番小峯洋介と21番繁田秀斗、FWが右に28番長谷優、左に14番堀田稜、真ん中に12番高田拓弥

IN:20番新井純平、21番繁田秀斗、26番小坂慎太郎、27番小峯洋介

OUT:3番西山航平、5番佐藤大介、11番中村駿介、25番岸伯富実

となります。

印象的だったのは、後半スタートに再び円陣を組んだ際の気合いの入り方が新しいメンバーで再び試合開始と考えて勝ちにいくぞとでも言うような力強さを感じたことでした。

ちょっと後半は書き方を別視点で書きたいのですが、交代と試合の流れを書いてしまいますね。

メンバー交代は後半25分(30分かも)に5人交代

GKが29番関口亮介、DFがセンターバックに22番寄特直人と15番西袋裕太、右サイドバックに20番新井純平、左サイドバックに26番小坂慎太朗、MFがボランチに8番片慎吾、トップ下が27番小峯洋介と21番繁田秀斗、FWが右に28番長谷優、左に14番堀田稜、真ん中に12番高田拓弥

IN:4番小出啓太、5番進昂平、7番鈴木悠太、29番関口亮介(GK)、34番関根貴大

OUT:1番三上綾太(GK)、12番高田拓弥、14番堀田稜、22番寄特直人、28番長谷優

後半は、開始数分でちょうど下を向いていたところで21番繁田秀斗が豪快なシュートを決めたようですが見逃してしまいましたw これで3-0。

その後、バックパスを狙われてそこから失点し3-1。

40分に5番進昂平のポストプレーから7番鈴木悠太につながりゴール前に攻めこみディフェンダーに当たったこぼれ球に34番関根貴大が反応し、そのままシュートを放ちゴールで4-1。

結果的に、4-1で快勝となりました。

試合自体は、大勝で「やったー!」なのですが、この試合では前半と後半含めて全体的に見ながら、凄く個々の選手が色々なことを試行錯誤しながらやっていたことが見ていて凄く伝わって来ていてその辺を考えながら見ているのが本当に楽しかったですね。

例えば、前半であれば、右サイドバックが28番長谷優と3番西山航平の並びになるのですが、3番西山航平が守備に重きを置いて右前のスペースにはあまり侵入しないために、ドリブルで仕掛けるのが好きな28番長谷優が中盤の選手と絡みながらテクニックと中盤から前の数人で崩していく。

これが、後半には右サイドバックに20番新井純平が入ったことで、少し右前のスペースについて考えながらプレーする必要が出てくるわけですが、ぱっと見ではこの試合は前半の2人の関係性の方が上手く行っていたようにも見えますが、後半に試行錯誤しながら行っていた試みも面白く、20番新井純平も不用意に上がるというよりは色々考えながらその形を試してみようという意図が見えました。この辺も上手くいけばバリュエーションにもなりますし、面白いと思います。

また、左サイドに関しては、今年のお決まりの形となっている14番堀田稜と5番佐藤大介の縦の並びではお互いの考えは色々あるかとは思いますが、やはり長くやっているのでボールの動きや人の動きはスムーズにも感じられます。前半の終盤辺りから広島の前線でのプレスが厳しくなる時間帯があったのですが、その時に果敢に強いパスでワンタッチでバックラインに近いところでも打開を図るようなパスを5番佐藤大介が試みていたところが、先を見据えていて凄く良いと思いました。

後半は、左サイドバックに26番小坂慎太朗が入ったのですが、面白かったのはこの時の22番寄特直人のポジショニングでセンターバックの左の22番寄特直人がやや3バックの左に近いような形で左サイドに近い位置まで開いて26番小坂慎太郎が高い位置でプレーできるような上手いポジショニングをしていたことで、右サイドで20番新井純平が見せる豪快なオーバーラップとはまた少し違った形でスルスルと前線へ上がって気がつけばゴール前くらいまで迫って攻撃参加できている(バランスは崩れていない)という形でもできていました。

12番高田拓弥の今日のプレーを見ている限りはセンターフォワードのポジションはなかなか脅かされないものの、後半途中から入った5番進昂平の競り合いでもしっかりポストとして味方に落とせるプレーや気持ちの強いプレーを見せられると、12番高田拓弥が少しでも不安定なプレーを見せたら5番進昂平が奪ってしまうのではないかというようなセンターフォワードのポジション争いの激化の予感も嬉しく思いました。

また、実際フル出場したのは、8番片慎吾と15番西袋裕太の2人のみになります。例えば、センターバックの選手として試合の中でメンバー交代が多く運動量などが全体的に代わったり、近くのポジションの選手が代わったりで考えてプレーすることも多かったりの中でのフル出場で15番西袋裕太は終盤は相当疲れていたようですが、そのような状況まで踏まえてフル出場させていたのかな~とか考えつつ、8番片慎吾は相当プレーに対してプレッシャーをかけられていたようでしたが、こういう状況の中でやりきれば更に成長できると思います。

さてさて、ここまで書けばお気づきの方も多いと思いますが、来季のトップ昇格が発表された野崎雅也と矢島慎也は今回の遠征には参加していないようです。他のメンバーで今回の遠征に参加した選手、仙台に行った選手、怪我をしている選手など細かい情報は分かりませんが、今回試合出場選手として名前を出した選手以外は帯同していないようです。

フェスティバルとは言っても相手はレベルが高い。そういう中で試せることも多く、逆にあまり対戦しない地域の強豪チームと言うことで、研究されていないためにある程度ストロングポイントをそのまま行かせてしまう可能性もあるなど、一概に今日の大勝が力の差とは言い来ませんが、色々試す中で、プレミアリーグイーストで首位を走る広島に快勝したという結果も重要だと思います。プーマカップの時はB戦では勝ったものの、Aチームの試合では負けていますからね。前回負けた相手にはしっかり勝って苦手意識をなくしておく。これも重要です。

ということで、なんか色々楽しくていつもより長文になりました。

ということで、3枚目の写真は広島なので広島焼(コンビニのですがw)というオチで、明日は朝から試合があるのでここまで~。

 

国体関東予選 第2戦2011/08/19 – 埼玉県少年男子vs神奈川県少年男子 3-0勝利・・・頼もしい勝利でいざ山口国体へ

ひたちなか市総合運動公園陸上競技場2011年8月19日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

昨日は、ノパソ電池残量との戦いとなり、ざっと書く感じになり失礼いたしました。今日はスムーズに・・・と思ったら、自宅のネット環境が繋がらなくなっており、作業ができず気がつけばブログ更新がこんな時間になってしまいました。一応日付は変わっていないのでお許しください。

さてさて、木曜日に茨城県を接戦の末に下し、迎えた今日の対戦相手は神奈川県少年男子となります。この試合に勝利すれば10月の山口国体出場が決まります。

試合は見ていないのですが、神奈川県とは4月のトレセンリーグ第1節で対戦し1-4で大敗していた相手となります。その頃から既に4カ月経過していますし、全く参考にはならないものの、手ごわい相手というイメージだけ持って試合を観戦することとなりました。

さて、昨日の炎天下から一転して今日は、悪天候で何より気温下がり過ぎ、強風過ぎと言うものすごいコンディションの変化を伴っての試合となります。前半は強風を受けての攻撃、後半は強風を背中に受けての攻撃ということで、試合に確実に影響するくらいの強風をどのくらいコントロールできるかも勝負を分ける鍵となりました。

今日は、バッテリーの問題がないのでしっかりスタメンからじっくりと書いていきますねw

スタメンは以下となります。

GKが1番吉野雅大、左サイドバックに3番宮崎博貴(大宮アルディージャユース)、右サイドバックに2番細田真也。センターバックに4番齋藤一穂と5番川俣悠史(西武台高校)、MFがボランチに8番大山啓輔(大宮アルディージャユース)、トップ下に6番澤井直人(東京ヴェルディユース)、右サイドに14番広瀬陸斗、左サイドに13番白川竜義(大宮アルディージャユース)、FWが左に11番進昂平、右に10番関根貴大

控え:7番中家亮(大宮アルディージャユース)、9番小澤佑太(大宮アルディージャユース)、12番関口亮助、15番森亮太、16番須藤岳晟

*()表記のないのは浦和レッズユース所属の選手。

風を受けての攻撃となる前半は、GK1番吉野雅大のGKがハーフラインまで届かないくらいグッと押し戻されるくらいの強風の中での試合。逆に風を受けての攻撃となる神奈川がやはり勢いよく攻撃を仕掛けて来ます。個々の守備に関しては強く対応できるものの、やや守備の連係に関して前の試合同様ずれることがあり、そこを狙われて何度か突破を許すものの、最後の最後のところでしのぎ切り、前半序盤の相手の攻勢をしのぎ切ると徐々に、埼玉も攻撃でチャンスを作り始めます。

ボランチの8番大山啓輔やトップ下の6番澤井直人が上手い具合に前線へパスをちらしながら攻撃を作ります。その中でも彼らから右サイドの14番広瀬陸斗へと展開されたパスからのチャンスが多く、サイドから崩そうとする攻撃が多く機能していきます。また、6番澤井直人からの縦一本のパスに11番進昂平がヘッドで合わせるなど惜しい場面も何度か作ります。

11番進昂平や10番関根貴大が前線から激しいプレスをかけることで相手のパスの精度が落ちて中盤で奪取して攻撃という理想的な形も何度か見られた前半終了まで後1,2分というところで待望の先制点を埼玉県が奪います。

11番進昂平に出されたパスから左サイドから中へ切れ込む13番白川竜義へパス。放ったシュートはキーパーに弾かれるものの、相手ディフェンス数人と混戦状態になるなかで、10番関根貴大が押し込んでのゴールとなります。

理想的な形で1点を先制して前半を終了します。

そして、今度は上手く風を利用したい強風を背に受ける後半は、14番広瀬陸斗の風を読んだ巧みな攻撃で神奈川の反撃ムードを一気に抑え込むことに成功します。

前半は、サイドに張ることが多かったためにあまり11番進昂平や10番関根貴大と絡んで攻撃ということがなかった14番広瀬陸斗でしたが、後半は意識的に中のスペースにも走り込んで横も広く使って攻撃を仕掛け、これにより前線との連携もよりよくなります。そして、後半スタートからすぐにやや遠めの位置から思い切りの良いミドルシュートを放ち、このシュートが強風に乗り絶妙なシュートとなり、キーパーは弾きだすのが精いっぱい。

そのシュートから得たコーナーキックのチャンスから14番広瀬陸斗がヘッドで押し込んで2-0とします。

前半終了間際、後半開始早々という相手の気持ちを削ぐのに最高のタイミングで得点を奪うことで、残り時間は埼玉が確実に主導権を握りきって試合が進んでいきます。

14番広瀬陸斗のパスに10番関根貴大が抜け出して鋭いシュートを放ったり、セットプレーから4番斎藤一穂がヘッドで合わせたり、10番関根貴大が持ち込んでラストパスから11番進昂平がシュートを放つなど、たびたび埼玉が惜しいチャンスを作ります。

そして、迎えた後半10分にスルーパスに11番進昂平が抜け出して落ち着いてシュートを放ちゴール。

時間帯や、相手の勢いを考えてもほぼ試合を決める3点目を奪うことに成功します。

後半30分前後に6番澤井直人に代えて16番須藤岳晟、10番関根貴大に代えて9番小澤佑太が入ります。

3点目以降も埼玉県ペースで進み、少ない反撃でクロスバーをたたくような危ないシュートを放たれることはあったものの、全体的に埼玉県の圧勝で、トレセンリーグでの苦しい状況を打ち破って国体出場を決めてくれました。

山口国体が行われる10月まで1ヶ月ほどで更にチーム力を高め、また怪我をしている選手などは本戦までにこのメンバーを脅かすくらいアピールして喰い込んでの活躍を期待しています。

昨日今日で合計3ゴールの11番進昂平は、おそらく本人はまだ思うようにできていないと感じている部分もあるでしょうが、決めるところで決めることができるのがストライカーですので、この関東予選に関しては十分やるべきことはやれています。後は、更に連携面や当たりの強さを高めて、本線で更なる活躍をしてくれることを期待します。今日取る予定だったあと2点は本戦まで持ち込まれますのでよろしく!

また、10番関根貴大は、ドリブルとシュートとパスの選択で少し迷いが見られる部分もありますが、こればっかりは悩んで悩んでやっていくしかないので、色々試しながら感覚を取り戻してやれば良いと思います。いつもシュートを狙う必要はないですし、まずは今日のように決めるべきところでどんな形でも良いので得点を奪いきってしまうプレーがまずは重要ですので、今日は結果を出しながら試行錯誤なので全く問題ありません。

守備の面では、4番斎藤一穂の今日何度も見せていた、相手の前線に入るボールを読んで相手にボールが入るところで摘んでしまうプレーが良かったです。こういう動きかなり良いです。

2番細田真也は今日は比較的守備に意識を強く置きながら、相手の前線に対して早めのチェックで攻撃を遅らせるなど効果的に作用していましたし、機を見ての攻撃も効果的で良かったと思います。なんだかんだで、ユースに昇格してから一番安定して良いプレーを見せているのは彼だと思います。波がないプレーができるのは凄く重要なことです。

本当に良くこの苦しい戦いを勝ち抜いてくれました。

この予選2試合でも大きな成長が見られたこのチームですし、本戦に出場できることで更に試合を通じて成長できる、経験できる機会を得られたことは、今後の浦和レッズユースでの活躍にも確実に繋がることですし、重要なことです。

今日の試合に関しては、お疲れさまでしたというより、ありがとうございましたと言いたいですよ。

いや、でも、コンディションが一変して体がびっくりするような過酷な2日間の試合を戦い抜いてくれましたので、やはりお疲れさまでした、ですね。

ではでは~。

 

埼玉県U-16リーグ2011 06/16 vs 浦和東高校 3-1勝利・・・全得点浦和絡み!?

与野八王子グラウンド2011年6月16日

どうも、浦和サポブクメです☆

先週土曜日からスタートした埼玉県U16リーグ。平日ですが、今日浦和東高校との試合があると教えていただき、与野八王子グラウンドまで行って来ました。

天気はあいにくの雨で人工芝と言う事でやや滑りやすくやりにくいコンディションになりました。

浦和東高校と言ったら、昨年まで浦和レッズジュニアユースでプレーしていた木所和樹がいます。なので、高校に進んだ彼の活躍も見つつ、浦和との対戦になった場合には浦和を応援するというスタンスを守り、浦和の勝利をしっかり見させていただくべく観戦です。

この試合のスタメンは以下、

GK23番吉野雅大、DFが右サイドバックに35番細田真也、左サイドバック3番森亮太、センターバックに2番上野文也、6番副島暢人、MFがボランチに4番齋藤一穂、トップ下に33番須藤岳晟、32番條洋介、FWが真ん中に5番進昂平、右に8番倉本隼吾、左に34番関根貴大

となります。

ちなみに、木所和樹は背番号52で攻撃的な左サイドのポジションをやっていました。

前回の川越南高校戦の後半に引き続き、4番齋藤一穂がボランチの位置に入り、33番須藤岳晟がトップ下の位置となり、カテゴリ外のチームに参加している34番関根貴大が久しぶりにU16のメンバーとしてプレーすることになりました。

先ほど書いたように、天候などの理由もあったのかもしれませんが、守備ラインは比較的安定していたものの、攻撃の部分でお互いの距離感がやや遠く、5番進昂平にボールが入ったときのフォローが少なく、個人で突破を狙うしかないような場面が多かったように感じます。連動性という意味では、やや上手く言っていないように見えたものの、5番進昂平自身は、簡単にボールを離さずにフィニッシュまで持っていける回数は多かったと思います。

4月の浦和カップ(もどき?)の時に浦和東高校のプレスに苦戦していた浦和レッズユースという印象はありましたが、やはり1年生のみのチームであっても、プレスの意識は高く、それによって思うように浦和もできていなかったのかもしれません。

それでも、自力では浦和が勝り、前半5分と早い時間に34番関根貴大がショートクロスに合わせてゴールし、浦和が先制します。

しかし、その後、見ていた位置からは細かいところまでは見えなかったのですが、浦和東の52番をつけた木所和樹が左サイドからペナルティエリアに侵入したところで倒され、PKを取られてしまい、そのまま52番木所和樹がPKを落ち着いて決めて1-1とされてしまいます。

その後、32番條洋介のミドルシュートをキーパーが弾いた所に8番倉本隼吾がつめて惜しくもキーパーに当ててしまう場面や5番進昂平から34番関根貴大へのパスが通り、シュートを狙うも枠を惜しくも外れるなど、リズムが良いとは言えないもののポイントポイントでは浦和がゴールに近づくプレーが多く、その流れの中で30分に再び34番関根貴大がゴールを決め2-1と逆転に成功します。

このゴールですが、届くか届かないかのパスに34番関根貴大が追いついてのゴールなのですが、パッと見では右足で狙ったところ空振りとなったものの、上手い具合に残った左足に当たってゴールしたように見えましたが、狙っていれば凄いシュートだと思います。こういう場面では、良いほうを取るということで、このゴールは関根のスーパーゴールとして残しておきます!

更に、ややプレーに迷いが見える8番倉本隼吾が見る側としてはやって欲しいと思っている、相手ディフェンダーを背負いながら力強くキープして走りこんできた34番関根貴大へポストプレーを決めるなど良い展開が見られたり、34番関根貴大からのクロスを5番進昂平がヘッドで狙うなど、前半は攻勢続きで良い連携が見られつつも追加点はなく2-1で終了。

後半最初からキーパーが23番吉野雅大に代わり29番関口亮助になります。

いつのタイミングで交代したのか分からなかったのですが、おそらく10分くらいに34番関根貴大に代えて7番広瀬陸斗が入りました。

ちょうど見ている位置が浦和の守備側に近い後半だったことや、浦和東が攻勢を見せる時間帯が後半しばらく続いたことで29番関口亮助の落ち着いたボール捌きをたくさん見ることとなり、浦和東のプレスの意識を目の前で見ることになりました。やはり徹底されていますし、こういうタイプの相手はディフェンスラインにとって本当に良い経験値をつめる相手になります。

後半は浦和の攻撃のサイドが遠かったため、正直ほとんど細かいところは見えなかったのですが、今日はやや思うようにプレーできていなかったようにも見えましたが、32番條洋介の左サイドの7番広瀬陸斗を狙った鋭い長いパスや、トップ下の位置に入りシュートの意識も高めて狙う33番須藤岳晟のミドルシュートなど、ポイントポイントでは確認することができました。

右サイドで35番細田真也が前の試合同様、キレのあるオーバーラップからのシュート意識などは良く見えるのですが、ちょうど左サイドの7番広瀬陸斗の位置が自分の場所からは良く見えずでしたが、その7番広瀬陸斗が最後にゴールを決めて3-1の勝利となりました。

昨年どおりのポジション構成でプレーする選手や、少しずつ違ったポジションで試されている選手、外部から来てチームの中でのポジションや動きを模索する選手。勝つことが最大の目的ではないU16リーグは、今後のユースの層を厚くするという意味でも非常に重要なリーグであり、私自身楽しみにしているリーグです。もちろん、模索しながら結果も出して優勝して欲しいですけどね。

ということで、雨でやりにくいコンディションの中お疲れ様でした。

木所和樹のプレーも見られて良かったです!

ではでは~。

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/06/12-第4節 vs横浜FCユース 2-2引き分け・・・スカウティングに負けないチームへ

レッズランド2011年6月12日

どうも、浦和サポブクメです☆

で、今日の試合の結果がどうだったの?全国決まったの?と気になる方のために最初に書いちゃいます。今日の試合が2-2の引き分けで勝点が10(得失+13)になりました。横浜FCユースが勝点8、ジェフユナイテッド千葉ユースがザスパ草津U18に5-1で勝ったようなので勝点が7(得失+10)になりました。横浜FCユースの最後の相手がここまで全敗の常総アイデンティなので、横浜FCユースが勝点11まで伸ばす可能性が高い。で、自動的に全国が決まるグループ2位以内になるにはどうすれば良いかというと、来週のジェフユナイテッド千葉ユース戦で1点差以内の負け以上の成績でOKとなります。1位通過するには勝つか、引き分けの場合は横浜FCユースが現在の浦和との得失点差の7を上回る勝ち方をしなければOKということになります。

そんな感じです。

では、試合の話に移ります。

今日の試合は、今のチームにとって非常に刺激になる難しい試合になりました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

となります。

前節と同じスタメンで臨みます。

ここまでバランス良い試合運びを続け、結果を残してきた浦和レッズユースにとって今日の試合は、ある意味今後引き締めるべき部分を考えるきっかけとなる展開や相手の試みを強く意識させられるものとなりました。

試合の入り方は、いつも通り落ち着いて入れたと思いますし、相手のフォワードに大きい選手がいるのは気にはなったものの、ロングフィードでサイドの選手がいきなり仕掛ける展開を作るなど相手に走らせるようなプレーができていました。

しかしながら、何か少し違うなと感じたのは、浦和の長所を徹底的に潰しにかかる相手のプレースタイルでした。高校サッカーのチームがとにかく運動量豊富にプレスをかけてくる試合はよくありますが、これに加えて狙いどころを絞り込んで賢くプレーしてくると言うと適当かと思います。

更に、相手の前線の大きい選手は思ったよりスピードがありポジショニングも上手い、組んでいたフォワードも裏を狙う動きが鋭くプレーが思い切り良く危険な雰囲気も持っていました。

見る側とすると、攻められないな~と言う印象ながらも、相手を消耗させるようなポゼッション力の高いプレーは浦和もできていたので、どこかで打開して得点してしまえば、相手の運動量も落ちてきていつも通りの展開になるかな~くらいで見ていました。

中盤は閉じられてしまうものの、サイドからの攻撃で仕掛けることは出来ていて、7番鈴木悠太の仕掛けからのシュートなども最初は出来ていましたし、ロングボールから26番大野将平がポストで落として11番堀田稜が仕掛けるとうい形もできていました。それでも、中盤の選手を経由してというところが、激しいプレスで減らされていたのは気になっていました。

浦和として運の悪い展開になってしまったのは、前半12分にペナルティエリアの外から相手選手が思いきりよく打って来たシュートがディフェンダーの足に当たってキーパーが届かないコースに飛んでしまっての失点。甘く見ていたわけではなく浦和もバランスよく守れてはいたものの、こういう形の失点で相手を勢いづかせてしまいましたね。

失点から立て直す失点後の時間に余裕を持ちすぎてのミスから更に失点をしてしまい前半15分の間に2点のビハインドを背負うという非常に苦しい展開になってしまいます。

今日の相手は、浦和のサッカーを物凄く研究してやってきているのが分かるものの、おそらく0-0の状況で試合が長く続いていれば、浦和のペースにもって行くことはできたと思いますが、この2点が相手に余裕を与えてしまい、更に浦和の長所を潰すプレーを徹底されてしまいます。

おそらく、前半の残りの時間では、激しいマークを受けながら、それでもかわして何度かチャンスを作っていた10番矢島慎也から26番大野将平に繋げたパスから持ち込んで放った惜しいシュート以外は、得点の可能性を感じさせるような惜しいシュートはなかったように思います。

後半に入ってもしばらくは同じような展開で進むものの、3番寄特直人がタイミングで攻撃参加を試みるなど、これまでの試合でなかった相手に研究されていないような試みも見られつつ、サイドからの攻撃で11番堀田稜や7番鈴木悠太がチャンスを作る場面も何度かありつつ、決定的な何かまではあと一歩という歯がゆい展開で10分ほどが経過した所で、11番堀田稜に代わり28番関根貴大が投入されます。

左サイドで独特のキープ力あるドリブルで28番関根貴大が人数をかけた激しいプレスを突破するシーンなどが出だし、徐々に浦和に得点のにおいがし始めます。更に、やはり浦和のボール回しや急な大きな展開やサイドからのスピードある攻撃に対応していた相手に疲れが出始め、対応できないために危ないファールが増えてくるのはいただけないのですが、10番矢島慎也は明らかに疲れてきた相手に対して効果的なプレーを増やしていきます。ドリブルの範囲もいつもより更に広くスペースを使って動くことで相手はついてこれません。

流れができ始めた所で20分に26番大野将平に代えて17番カドコダイ・アシカン、14番繁田秀斗に代えて8番片槙吾を投入します。

そして、30分にようやく28番関根貴大の見事なシュートで1点を返すことに成功します。

ここからは、浦和の圧倒的攻勢の時間になり、特に10番矢島慎也が前半の激しすぎるマークのイライラを晴らすかのごとく、ドリブルで仕掛けたり、惜しいシュートを放ちます。やや強引ながらも相手を完全に抜き去っていたこの時間帯のプレーは凄かったですね。そして、持ち込んで豪快なシュートを決めてついに2-2の同点に追いつきます。

同点ゴール以降も逆転すべく、10番矢島慎也のチャンスメークで何度もチャンスを作ります。17番カドコダイ・アシカンをおとりにしてゴール前に入り込んだ28番関根貴大へクロスボールを入れてヘディングシュートの流れを作ったり、7番鈴木悠太の決定的なチャンスを演出したりしたものの、惜しくも逆転ゴールは決まらず、相手の激しいマークで少し足を痛めていたこともあり、後半40分に18番西袋裕太と交代します。

ここから怒涛の攻めを見せる浦和でしたが、結局逆転まではとどかず試合は2-2で終了しました。

雑感としては、今年の浦和レッズユースは既に徹底研究されるレベルまで相手チームには警戒されるようになったんだな~と実感しつつ、全国レベルでも戦えるくらいの強さの浦和でも研究されるとまだまだ修正点も多いものだなという部分もありつつ、それでも浦和のサッカーに対応しようとすると相手の体力をかなり削れる(後半の相手の運動量の落ちっぷりを見て)んだな~とも感じつつ、色々考えましたね。

これはこの予選の最初の試合の時に書いたかもしれませんが、全国リーグで不動のセンターフォワードとなっていた高田拓弥が負傷して、大野将平にチャンスが来て、途中出場ながらカドコダイ・アシカンも出場機会を得てというセンターフォワードのバリュエーションを色々見ることができたものの、それぞれの持ち味は違うわけでして、その選手の特徴を活かした動きやパスを回りがもう少し意識(理解とも言える)してできて精度が高まると、物凄い武器になるな~と言う部分と、それぞれの選手も持ち味+他の選手の方が優れている部分に近づく努力をすることで、相手のスカウティングを上回れるんですよね。可能性を考えると、凄く楽しみになってしまうわけです。それぞれの選手にとってはポジション争いで大変なのにすみません・・・と言いつつ、やはり気を抜くとスタメンを奪われる状態に常にあるほうが成長はするので私はそういう見方をします。

結構難しいものです。点を取るのが仕事のフォワードでも、メンバー構成によってはチャンスメイクを多くする必要がベストになる場合もありますし、やはり前に3人置く戦術である限りは、ある程度は点を取ることをメインにやる選手と取らせることに意識強めにやるべき選手もいると思うんですよね。

そういう意味では、今日の試合やここ何試合かを見ていて、28番関根貴大のプレーというのは非常に分かりやすく良いと思います。サイドのポジションで出ることが多いですが、点を取りに行く時はシュートを打つために角度が難しくなりすぎないくらい中に近いところで仕掛けていきますし、一旦捌いた方が良いときは簡単にはたいて他の選手に渡して自分は得点を奪うための良いポジションを探して動く。ゴール前では判断が技術より勝るということの方が意外と多いですからね。

結果的に、この試合を通じて浦和の選手達としては、スカウティングの怖さと、逆にそこまで研究されても基本的には今のスタイルを貫けば相手を上回ることができるという手応えも掴んだのではないでしょうか?

後は、やはり試合の駆け引きにどれだけ強くなれるかが引き続きの課題になると思います。

さてさて、この試合の後に40分ハーフで練習試合が行われましたのでそちらにも触れさせていただきます。

この試合のスタメンは以下、

GK29番関口亮助、DFがセンターバックに2番今泉賢人と15番西袋裕太、左サイドバックに26番小坂慎太朗、右サイドバックに16番西澤秀平、MFがボランチに8番片槙吾、トップ下に11番中村駿介と25番岸伯富実、FWが左に13番長坂竜一、右に19番金野僚太、真ん中に17番カドコダイ・アシカン

となります。

練習試合仕様ということで、背番号が違っている選手もいます。横浜FC側は、もっと斬新なユニ違い、番号なしなど色々混ざっていました。

試合自体は1-1の引き分け。得点は17番カドコダイ・アシカンが裏に抜け出してのゴールでした。

凄く不思議だったのですが、先ほどの試合と比べてこの試合は、明らかに17番カドコダイ・アシカンの特徴を周りが生かそうというプレーが出来ており、ジュニアユース時代から慣れていると言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、センターバックからのロングフィードはサイドよりも真ん中の17番カドコダイ・アシカンに出す頻度が高く、周りも彼のポストプレーを受けやすい位置に動く。特に11番中村駿介は良い距離感でポストプレーを生かして攻撃を仕掛けられていました。周りが生かそうと動くと17番カドコダイ・アシカンはあれだけの動きができるのだと思うと、公式戦で出たときの伸びしろはまだまだあるなと今後に期待できるわけです。

また、右前線に入った19番金野僚太のプレーが印象的で、スピードがあるわけではないのですが、上がり方が絶妙で、サイドバックが上がり易いようなタメを作ったり、時にはペナルティエリア付近で得点に絡めるようなポジショニングに上手く入り込んで行く。サイドバックが攻撃を仕掛けるのが好きなタイプの選手だった場合には、非常に面白い右サイドが構成されるようなプレースタイルですね。

ここ何試合かは公式戦に絡めていない13番長坂竜一ですが、やるべきプレー、やって欲しいプレーはしっかりできていましたし、先ほどの試合ではベンチから外れていましたが、今日のような展開であれば、途中から出場していれば効果的な活躍が見られたのではないかと思ったりもします。

文章が長くなり過ぎそうなので、このくらいにしておきます。

なんというか、今日の試合に出場した選手や、周りで見ていた今後の出場を狙う選手がどのように感じてどのように今後に生かしていくかで、今のスタイルがどれだけスケールアップして行くか、楽しみで仕方がありません。

ということで、既にご存知の方も多いかと思いますが、浦和レッズユースからU17日本代表のワールドカップメンバーに新井純平が選ばれ、大会が18日からメキシコで開催されます。調子に乗って、ブクメは2週間ほどこの大会を観戦に行くことにしましたので、予選最終戦のジェフユナイテッド千葉戦と順位決定戦は見に行くことができません。

言いたいことは簡単で、見られなくて既に悔しいブクメを、更に悔しがらせるために今年も関東NO.1になっちゃってください。

グループ1位で通過すれば、駆け引きを学べる手強い相手と対戦することも出来ますし、今のチームの戦い方への自信を深めつつ、大きな経験を積むこともできます。楽しみにしています!

お疲れ様でした。

ではでは~!

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/06/05-第3節 vs千葉SC U18 6-1勝利・・・強さを証明

レッズランド2011年6月5日

どうも、浦和サポブクメです☆

午前中の関東U15リーグに続き、午後からは浦和レッズユースのクラブユース選手権予選になります。2週間前は、レッズランドからNACK5スタジアムへの自転車大移動があったのですが、今日はどちらもレッズランドということで、見る側としてはかなり楽でした。

ジュニアユースの試合の時は晴れて暑かったのですが天気予報では午後からの降水確率が50%となっていて、じわじわと雲が増えてユースの試合のころには曇りで湿気は凄いものの比較的涼しくてやりやすい気候になっていました。

ここまで、ザスパ草津U18と常総アイデンティU18を順当に下して2連勝。戦っているカテゴリを考えれば今日の千葉SC U18も格下になるわけですが、ご存知のように、浦和がいるグループでおそらく1位2位争いをする当面の相手となるであろう横浜FCとジェフユナイテッド千葉相手に引き分けという結果を出している千葉SCということで、思ったより強いかもしれないという警戒感と共に、この試合で勝てばまずグループ3位以内は確定(3位は絶対嫌ですがw)し、この千葉SCがやりにくそうな相手に2つ引き分けてくれたということで、勝点9まで伸ばしておくと残り2試合にプレッシャーを感じずに引き分けでもOKな展開に持ち込めるから是が非でも勝利して欲しいと思って試合を見させてもらいました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

となります。

昨日と同様のスターティングメンバーですね。

今の浦和レッズユースは、非常にバランスが良いので試合の入り方だけしっかりできれば大丈夫かな~という感じでスタート。試合開始から、前線の選手が激しいプレスをかけてくる、組織もしっかりしている、守備もバランスが良い、ということで、なるほど、まぐれではなく、結果を残せるチーム力というのはすぐに分かりました。

しかしながら、逆にそういう相手と対峙したことで、浦和レッズユースの今年の強さがより際立つような展開になっていきます。試合の入り方も問題なく、激しいプレスにも守備ラインが落ち着いて対応し、数分で浦和のペースに変わります。

浦和と同様にサイドからの攻撃を狙いながら、前線の選手が裏を狙ってくるような相手に対して、両サイドバックの5番佐藤大介と2番西山航平が、サイドからの攻撃を守備意識高く封じ込め、時折裏を狙ってくる攻撃には冷やりとさせられるものもありましたが、センターバックの3番寄特直人と4番小出啓太が落ち着いて対応していました。

浦和のペースになってからは、いわゆる浦和レッズユースの攻撃パターンが数多く見られます。6番野崎雅也がボランチの位置でバランスを取り、攻撃面では左の11番堀田稜、右の7番鈴木悠太がドリブルで仕掛ける。10番矢島慎也は常に良いポジションを取りながら、ドリブルで相手を翻弄しながら、チャンスでミドルシュート。流れと言う意味では、やや前の試合同様に動きに困るようなところも見られた26番大野将平でしたが、ボールが入るとテクニックの凄さを見せる。14番繁田秀斗も攻撃の部分で良い距離感で動きチャンスに絡みます。

様々な武器で攻撃を仕掛けながら、千葉SCも集中力高く守ってきてこじ開けるには工夫が必要かと思っていたら・・・26番大野将平が個人技であっさりゴール。見ていた位置から遠めだったのですが、ボールを受けて反転しながらディフェンダーをかわしてシュートしてたと思います。

既に浦和が試合をコントロールしている流れが出来ている中で、先制点も奪え、当然1点では危険なのはわかりつつも、やっているサッカーを見ていたら、これでも勝てると思えるくらい、レベルの高いサッカーをしていたと思います。

あっという間に前半が終了しました。

後半に入り、序盤は同点ゴールを狙っての千葉SCの攻勢の時間に当然の如くなるわけですが、数本ペナルティエリアの少し外でFKのチャンスを与えてしまったものの、問題なく集中して凌ぎきり、ここから見事な浦和の攻撃が始まります。

まず、中盤で14番繁田秀斗がパスを受け、裏に抜け出した26番大野将平にパスを送り、なんなく決めて2-0。更に、10番矢島慎也が6番野崎雅也にボールを預けて前線に走りテンポ良く再び10番矢島慎也へとパスを繋げ、強烈なシュートを放つとキーパーがキャッチできずに、ボールがこぼれたところを26番大野将平がつめてゴール。

大野将平のハットトリックで3-0とリード。

やっている試合内容を考えても、これで試合はほぼ決まり。3点目が入ったのが後半15分ですから、残りの30分を色々試すこともできるような望ましい展開となります。

守備意識の高かった2番西山航平も機を見て攻撃参加したり、5番佐藤大介もオーバーラップして攻撃参加する回数が増え、10番矢島慎也はドリブルでディフェンダー4人くらいを一気に抜き去ったり、色々凄かったです。

25分に2番西山航平に代わり18番西袋裕太が入ります。18番西袋裕太はセンターバックの位置に入り、4番小出啓太が右サイドバックの位置に入ります。

更に点を取りに行く姿勢から前掛かりになりつつ、守備の布陣が変わったことなどで1度右サイドのバランスが崩れた所を狙われて、1失点してしまい、3-1となります。ここは、もう少し誰かが声をかけてコントロールしておく必要があったのかと思います。

この後、後半30分に11番堀田稜に代わり28番関根貴大、7番鈴木悠太に代わり27番金野僚太が入ります。

交代早々に28番関根貴大が独特のリズムのドリブルで仕掛けるなど見せ場をいきなり作ります。

この後の追加点は少し不思議な流れから決まります。

サイドからのクロスに10番矢島慎也が飛びこんで合わせたと思ったら、スルー(?)してそのままボールが流れると横にいたディフェンダーが予期せぬスルーで処理しきれず手に当ててしまいPK。

このPKを10番矢島慎也が決めて4-1。

更に、セットプレーからの流れで右サイドから10番矢島慎也が上げた精度の高いクロスをファーのポジションから18番西袋裕太がヘッドで見事に決めて5-1。

後半40分に、10番矢島慎也に代えて8番片槙吾、26番大野将平に代えて17番カドコダイ・アシカンが入ります。

この試合最後のゴールは、17番カドコダイ・アシカンの特徴を上手く活かしてのゴールになります。

バックラインからのロングボールを17番カドコダイ・アシカンが高さを活かして競り勝って落とし、このボールにしっかり反応した28番関根貴大が、キーパーより先に反応したため相手キーパーが間に合わずに倒してしまいPK。

このPKを28番関根貴大が自ら決めて6-1。

結局、難しくなると思われた試合は逆に浦和の強さを見せ付ける結果となり6-1の大勝となりました。

比較的、攻撃の狙いが浦和に似ている相手に対して、その精度や全体のバランスや攻撃のバリュエーションにおいて浦和が上回ったことが大勝に繋がった要因かと思います。

これで3連勝で勝点9まで伸ばし、3位以内は確定。

もう一方の試合で横浜FCvsジェフユナイテッド千葉が2-1で横浜FCが勝利したということですので、来週の横浜FC戦で勝てば自力で1位通過が決まります。星勘定をすれば、今のままの勝点でもジェフユナイテッド千葉が次でザスパ草津と引き分ければ(ザスパ草津が勝つと勝点でザスパ草津に並ばれる可能性が残る)、2位以内(全国大会出場圏内)は決まるわけですが、せっかくですから勝って決めてください。

なんというか、総括すると、今日の試合は見ていてかなり楽しかったです。普通にやっているサッカーのレベルの高さを楽しませてもらったと言う感じです。よく書いていることですが、研究されることも考えて、更に更にチームを成熟させて、様々な選手の誰が出てもそれぞれの持ち味を発揮できるようなチームを今後も目指していってください。

お疲れ様でした。

ではでは~。

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/06/04-第2節 vs常総アイデンティ 7-0勝利・・・攻撃陣が満遍なく得点

レッズランド2011年6月4日

どうも、浦和サポブクメです☆

先週末は久々にユースは公式戦がなく(練習試合はあったようです)、迎えた6月第1週末は土日共にクラブユース選手権2次予選が行われます。比較的、対戦相手と対戦順で恵まれている浦和レッズユースは、初戦ザスパ草津U-18にしっかり勝利し、今日の常総アイデンティ戦と明日の千葉SC戦で連勝すればグループ2位以内で決まる全国へ向けてかなり気持ち楽な展開にすることができます。

今日の対戦相手は常総アイデンティになるわけですが、正直な所、格下の相手になりますので点差を付けての勝利と多くの選手が結果を出す(特にフォワードがしっかり点を取って勢いをつけるなど重要)必要のある試合です。

このところ、トップチームのトレーニングマッチで連日襲われている荒れた天候よりはましですが、この時期ですので晴れると暑い。今日は晴れて結構気温が高く湿気がある状態での試合でしたので2日連続ということを考えても大きな消耗も避けたい試合でもありました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

となります。

前回の試合から、キーパーが22番吉野雅大から1番三上綾太に代わり、センターバックが18番西袋裕太から4番小出啓太に代わっています。

予想通りというか、実力通りというか、前後半通して浦和ペースとなりました。また、やはり実力に差があることで逆に浦和がポゼッションをする上で予想外の相手の動きでリズムを作りにくいような印象もありました。

では、具体的な試合の話に移ります。

まず、最初のチャンスはセットプレーでの4番小出啓太のヘディングシュートから。

相手がレベルが高い場合には普段守備のバランスを重視する右サイドバックの2番西山航平や5番佐藤大介も高めのポジションで攻撃に参加することが多くなっていました。オーバーラップで攻撃参加と言うよりはセンターバックの2人とボランチの6番野崎雅也で十分守れるため、両サイドが高い位置でプレーすることができるという感じですね。

一方的に攻め込んでいながら、決まらないと思いつつ、11番堀田稜からのパスを受けた26番大野将平がきっちりと決め先制。見ている側とするとなかなか点が入らないと思っていつつ、7分での先制点だったので決して遅くはないですね。そのくらい押し込んでいました。

強引に攻め込むと言うよりは、いつも通りパスで組み立てながら丁寧に攻め込んでいくというイメージでした。

中盤の3人でパスを回しながら左サイドの11番堀田稜や7番鈴木悠太に繋げ攻め込み、時折、センターバックの位置から3番寄特直人や4番小出啓太が縦や横に大きな展開を見せると相手が全くつけない。高めの位置でサイドバックの2人も攻撃に参加する。点を取る迫力が少し足りないようにも見えつつも試合はしっかり支配していました。

先制点が入り、ここから立て続けに得点が入るかと思いつつ、最後のところで決めきれずという場面が続き、2点目が入ったのは先制点から20分後の27分。少し低めの位置で10番矢島慎也が右サイドの7番鈴木悠太にパスを通し、そのままサイドを駆け上がった7番鈴木悠太がグラウンダーの鋭いクロスを入れ、最後はパスを出した10番矢島慎也がゴール前に走りこんでゴール。見ていた位置から遠めでちょっと細かくは分かりにくかったのですが、密集した状態で14番繁田秀斗か誰かがディフェンダーをひきつけていたことで上手く10番矢島慎也まで届いたようにも見えました。

前半35分に26番大野将平に代わり、28番関根貴大が入ります。ポジションは同じくフォワードの真ん中になります。

前半残り10分の間に追加点は入らなかったものの、28番関根貴大の前線でのプレスの姿勢や、やや思うようには蹴れていなかったように思うものの、2本ほど枠を捉えたシュートを放つなどらしさを見せていました。

2-0で迎えた後半。スタートから14番繁田秀斗に代わり、8番片槙吾が入ります。

まず5分に10番矢島慎也がゴール。これで3-0とし、試合はほぼ決まり。

この試合、7番鈴木悠太の果敢な仕掛けや前半のアシストも良かったのですが、思うようにゴールが決まらず、シュートの場面ではやや運が悪いところもありつつ、この試合は得点を決められなかったのですが、そういう日もありますのでOK。

あとは、公式戦に出場しだした28番関根貴大やこの後登場するであろう控えのフォワード陣など攻撃の選手に得点を取ってもらいたいと思っていたら期待通りの展開が待っていたと言うか、良い感じに進んでくれました。もう、期待通りにです。

まず、23分のFKのチャンスに10番矢島慎也が蹴ったボールを28番関根貴大が頭で押し込んでゴール。決めたゴールが足ではなく頭でというのがまたなんとも良かったです。これで4-0。

その後25分に7番鈴木悠太に代わり17番カドコダイ・アシカン、10番矢島慎也に代えて24番中村駿介が入ります。

この交代で17番カドコダイ・アシカンがフォワードの真ん中の位置に入り、28番関根貴大が右サイドの位置に移ります。24番中村駿介はそのまま10番矢島慎也のトップ下の位置に入りました。

見ている側とすると17番カドコダイ・アシカンが入ったことで少し、高さを生かしたようなプレーにチームの戦い方が変えられると良いと思っていたのですが、基本的に戦い方は変わらず低めのパスで繋ぎながらロングパスはサイドへ、サイドの選手が切り込んでクロスまたはシュートという形のため、少し動きにくそうにも見えましたが、その展開でも良いチャンスが生まれます。

3番寄特直人からの右サイドへのロングパスを28番関根貴大が受け、切り込んでグラウンダーのクロス。そこに17番カドコダイ・アシカンが足で合わせるもディフェンダーの足に当たりゴール右に外れます。アシカンの得点の予感を感じつつ、30分に追加点が生まれます。このゴールは、6番野崎雅也からのパスを受けた11番堀田稜がしっかりコースを狙ってのゴール。これで5-0。

35分に5番佐藤大介に代わり15番今泉賢人が入ります。

15番今泉賢人はセンターバックの位置に入り、3番寄特直人が左サイドバックの位置に移ります。

先ほど、17番カドコダイ・アシカンの惜しかったチャンスと同様に、3番寄特直人から展開された右サイド28番関根貴大のクロスでゴールが生まれますが、このゴールは上手くゴール前に走りこんだ24番中村駿介。24番中村駿介も公式戦初ゴールだと思います。嬉しい攻撃陣のゴールです。これで6-0。

この試合最後のゴールは後半ロスタイム。この場面も28番関根貴大が右サイドを駆け上がってのアシストで、ここでゴール前に駆け込んだのは17番カドコダイ・アシカン。クロスボールをしっかり押し込みゴールを決めてくれました。

結果、7-0で快勝となりました。

ポゼッションで圧倒した浦和が、やや相手のペースに合わせてしまっていたことから、展開がゆっくりで迫力に欠ける部分もあったのですが、相手のプレスが余り激しくないこともありつつなので問題無しですね。

それにしても、28番関根貴大の動きは面白いですね。なんというか、この試合でも何度かあったのですが、来たパスなどでヨーイ、ドンッで相手ディフェンダーの方が先に追いつきそうだな~というタイミングで結果的には足の出し方(スピードではなく、タイミングだと思います)で勝って自分のものにしてしまっている。こういうプレーを見るたびにスゲーと思いながら、ディフェンダーはアフターでファールしてくる形になりやすいから怪我が怖いと思ってしまう部分もあるわけです。ということで、冗談ではなく本気で、その辺を考えると、こりゃ、サッカーだけど柔道の受身のように怪我をしない倒れ方をマスターしてもらわなければとか思ってしまうわけです。詳しくはないので、まったく根拠のない妄想ですがw

ということで、ポイントポイントで見ると前半で攻撃の場面では良い位置に10番矢島慎也がいるな~とか、高めにポジションを取っていても、ピンチの時の2番西山航平の守備意識とカバーの仕方はさすがだな~とか、セットプレーでは4番小出啓太が結構上手く競り勝つよな~とか(余裕がありすぎて胸トラップしてシュート外すとかありましたがw)、今年の浦和レッズユースの強さを感じさせる要素を見たり楽しんだりしたわけです。

そんなこんなで、明日の対戦相手の千葉SCがジェフユナイテッド千葉相手に引き分けたらしく、楽に勝てる相手ではないのかなという印象を全く試合を見ていないですが感じつつなので、今日のように相手のプレスや激しさがない試合を終えての次の試合ということで、少しリズムが狂いやすいかもしれませんが、しっかり引き締めて守備のミスで失点して相手に自信を持たせないように戦ってください。

連戦になりますのでしっかり休んで備えてください!

お疲れ様でした。

ではでは~。

リザーブリーグ2011/05/22 浦和レッズユースvs川崎フロンターレU-18 0-2敗戦・・・結果を見るか、経過を見るか

レッズランド2011年5月22日

どうも、浦和サポブクメです☆

最後の最後までトレセンリーグと、このリザーブリーグで迷ったのですが、今日はリザーブリーグの川崎フロンターレU-18戦の観戦を選びました。場所はレッズランドです。写真が前回のリザーブリーグの構図と変わらないように見えるかもしれませんが使い回しではありません。川崎フロンターレのページに載っていたこの試合の情報では、練習試合(別の日でリザーブリーグという表記もあった)と表記されていたのですが、リザーブリーグのはずです。

昨日に引き続き午前中は、非常に暑い気候の中での試合となりました。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番大石祐輝、DFがセンターバックに16番西澤秀平と2番今泉賢人、右サイドバックに24番金野僚太、左サイドバックに26番小坂慎太朗、MFがボランチに8番片槙吾、トップ下が25番岸伯富実と11番中村駿介、FWが右に13番長坂竜一、左に28番長谷優、真ん中に34番関根貴大

となります。

前回のリザーブリーグと大まかには同じメンバー構成(GKが吉野雅大から大石祐輝、フォワードが大野将平から関根貴大に代わっている)となります。

試合のスタートからしばらくは、センターフォワードの位置に入った34番関根貴大と周りの動きが合わないような場面も多く見られたものの、一旦ボールが渡ると感嘆には奪われないボールタッチはさすがで、キープしながら周りの動きを見ることができていることから、周りの選手が良いポジションに動いた時にテンポ良く攻撃がつながります。

なんと言うか、34番関根貴大のボールの持ち方や運び方は、かわしきることを狙うと言うよりは、仕掛けた時にディフェンダーに触られようが、そのボールの動きの予測で勝ってしまうために結果的に守備に入った選手は抜かれてしまうというイメージでしょうか。

そのパターンで一つ惜しいチャンスまで繋がったのが、一旦下がって34番関根貴大がボールを受けた時に2人くらいのプレッシャーを受けてボールを奪われるのかな、というフィフティな位置にボールが転がるけど、結果的に右サイドで前線のスペースを狙って上がってきた24番金野僚太にパスをしっかり通してしまうというような。ちなみに、この流れからクロスまで繋がり左サイドの28番長谷優がシュートを放つが惜しくも外れるというところまで行きました。

試合自体は、個々が持ち味を見せようとしている様子は見られたものの、それぞれの持ち味を生かそうとする動きがやや足りなかったのか、テンポ良くとまでは行かないかな~という感じで、逆に川崎フロンターレの方が点を取りにくる時のリズムが良かったように感じました。

ただ、得点自体はどちらにも入らないまま試合は進み、35分に浦和は一気に5人交代。

OUT:8番片槙吾、13番長坂竜一、16番西澤秀平、26番小坂慎太朗、34番関根貴大

IN:2番上野文也、4番小出啓太、17番カドコダイ・アシカン、30番立野峻平、32番條洋介

恒例の2番が二人状態ですが、今泉賢人が左サイドバック、上野文也がセンターバックに入ってました。

プレミアリーグで負傷した4番小出啓太が、元気に出場できていたので安心しました。

30番立野峻平はボランチ、32番條洋介はトップ下、17番カドコダイ・アシカンはセンターフォワードの位置に入りました。

一気に交代してまだポジションなどをそれぞれが確認している時にバタバタと危険な場面が作られたものの、この交代後のほうが浦和のリズムが良かったように感じられました。センターバックのイメージが強い2番今泉賢人の左サイドバックには少し違和感があったものの、思った以上にスムーズに動けていました。18番大石祐輝、30番立野峻平あたりがしっかりコーチングしながらバランスをとっていたことで、中盤から守備ラインが上手く機能していました。

また、やるべき動きを昨日もしっかりできていた17番カドコダイ・アシカンが、この試合でもまず彼がやるべきことをシンプルにやれていたことで、前線のリズムもよくなってきた印象があります。トップ下の位置に入った32番條洋介も、2年生主体のメンバーの中でのこういう試合は始めてだったかと思いますが、思った以上にすぐに持ち味を見せながら周りを生かして動けていたと思います。

得点には至らなかったものの、32番條洋介からのパスを受けての仕掛け、30番立野峻平の出したボールをポスト役として、11番中村駿介へのシンプルな捌き、2番上野文也からの長いパスを受けてのシュートまで持ち込んだシーンと、交代で入ってからの10分ほどで、良い動きが何度も見られました。

前半は0-0で終了。

後半スタートからGKが18番大石祐輝に代わり40番高浪祐希となります。

前半の終盤の流れなら先制点を奪えそうだと思っていたところでしたが、先制点は川崎フロンターレU-18。ちょっと遠い場所からで距離感や細かいやられ方がはっきりとは見えなかったのですが、ディフェンスラインを突破されて豪快にけりこまれてしまったように見えました。

この失点の場面含め後半の最初は、相手にやや押し込まれるような時間帯が続きます。

浦和の効果的な攻撃としては、32番條洋介がプレスをかけてきた相手ディフェンダーをものともしないような浮かせたパスをキレイに前線の28番長谷優へ通し、シュートまで行くも決まらず。また、攻撃の意識を高めた24番金野僚太の右サイドからの上がりに11番中村駿介が鋭いパスを通し攻撃を仕掛けていったりしますが、何度かあるチャンスも決めきることができません。

後半20分に浦和は再び一気に5人交代(というより、最初に同時に交代した5人を再び投入)

OUT:2番今泉賢人、11番中村駿介、28番長谷優、13番長坂竜一、25番岸伯富実

IN:26番小坂慎太朗、16番西澤秀平、13番長坂竜一、34番関根貴大、8番片槙吾

試合としては、この後25分に失点してしまい、結果として0-2で敗れてしまうのですが、この交代から残りの時間は浦和の得点のチャンスも結構ありました。

右サイドの13番長坂竜一が力強くしかけ、ディフェンダーにボールを奪われそうになりながらも、なんとかキープしてペナルティエリアまで入り込み、上げたボールに17番カドコダイ・アシカンが頭で合わせるも僅かにゴール左に外れたり、左サイドから34番関根貴大が持ち込んで上げたクロスを受けた17番カドコダイ・アシカンが合わせるもゴール右に外れてしまったり、非常に惜しい所まで行きながらゴールが奪えませんでしたが、攻撃の形としては機能していました。

また、34番関根貴大がまだ抜いてからシュートのタイミングが自分の中でも少しあっていないようで、キーパーの正面に打ってしまうことが多かったものの、ゴール付近でボールを持った時には、ほとんどがシュートで終わるところまでできていました。

今後のチームのことを考えると昨日の試合同様に、個々の持ち味を上手く周りが生かしあえれば違った要素を今のチームに加えることができるというプレーは多く見えたものの、やはり結果的に試合と言う事で考えると、少ないチャンスを決めきった相手に敗れたわけですから判断が難しいところです。

ただ、全体的な雰囲気として公式戦ではないから、という甘さやモチベーションの低さがプレーしている選手から見られず、それぞれの選手がやってやろうという気持ちを見せてプレーしてくれていたのは伝わってきました。

良いことです。

さてさて、この試合の後に真ん中のグラウンドでやっていたジュニアユースU14の練習試合を少し眺めた後に、一旦家に戻り自転車で大原へ。トップの練習試合を見に行ったのですが、1本目のメンバーに矢島慎也が入っていてらしさを見せ、左サイドから絶妙なクロスを上げたものの、合わせた選手がふかしてしまい、アシストのチャンスが失われて、決めてくれよ~とか思いつつ、雨がポツポツ降り始め・・・後は、オフィシャルに載っているような惨状にw

矢島慎也の他に、新井純平、野崎雅也、寄特直人、大野将平も控えていたので2本目に見られると思っていたんですけどね、残念・・・ですが、あの天候じゃ無理ですね。。

ある方の好意に甘えて自宅まで送ってもらい、自転車は大原に放置。天気が回復して時間がある時に歩いて取りに行かねばです!

炎天下の午前から、嵐の午後。慌しい1日になりました。

ではでは。

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/05/21-第1節 vsザスパ草津U-18 1-0勝利・・・個性とチーム

赤羽スポーツの森公園競技場2011年5月21日
レッズランド2011年5月21日

 どうも、浦和サポブクメです☆

クラブユース選手権の初戦が15時キックオフとややゆっくりめということで、今日は赤羽スポーツの森公園競技場で行われた大学サッカーの第1試合、早稲田大学vs神奈川大学の試合を見てから移動して、クラブユース選手権の関東2次予選のザスパ草津U-18戦を観戦してきました。

早稲田大学では、浦和レッズユース出身選手では昨年からレギュラーポジションを掴んでいる菅井順平(3年)と今年からレギュラーとして出場している山地翔(3年)の2人がこの試合もスタメン出場。ここに早く池西希(2年)も絡んできて欲しいです!試合は、早稲田が全体的に試合を支配していながら、やや攻撃の精度に欠け、そうなるかな~と思ってたらやっぱり0-0で終わりました。まだまだやりたいサッカーが出来るようになるのはこれからというイメージでした。

菅井順平は安定感ありました。比較的攻撃参加はしない右サイドバックながら、得点が奪えない所でタイミングで攻撃参加してました。いい感じです。山地翔はセンターバックで、まだドッシリとというプレーまでは行かないものの、ピンチの芽を摘んだりが良かったと思います。今後、セットプレーで高さを生かしてゴールなど決めそうな雰囲気もあったりなかったりでした。

第2試合の筑波大学の試合は見られなかったものの、ベンチ入りを果たした葺本啓太を眺めつつ、スタジアムを後にしました。第2試合も見ていた人から聞いたら、その葺本啓太が決勝ゴールを決めて勝利したとか。見たかった!大学選抜の候補に選ばれたり、かなり良い感じです!

さて、場所をレッズランドに移しまして、夏の全国大会への戦いとなるクラブユース選手権関東予選になります。5試合を戦いグループ上位2位以内に入れば全国が決まる戦いの第1戦。単純に対戦相手とカードの順番を考えると最初3試合を3連勝しておけるかが鍵で、それができればプレッシャーがかからない状態でやりにくそうな横浜FCの第4戦、ジェフユナイテッド千葉の第5戦と進められるような。見るほうは安易に計算してしまうものです。

でも、良く考えたら昨年のJユースカップのグループステージではザスパ草津U18相手には1勝1分と負けてはいないものの、すっきりと勝てていないんですよね。試合前に、そのことを指摘されて思い出し少し気を引き締めました。

さて、この試合のスタメンは以下、

GK22番吉野雅大、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

控え:8番片槙吾、17番カドコダイ・アシカン、20番新井純平、24番中村駿介、28番関根貴大、GKの控えは16番大石祐輝だったと思います。

プレミアリーグの尚志高校戦で肩を痛めた小出啓太、また高田拓弥も怪我とのことでこの2人がスタメン、ベンチからも外れています。小出啓太のポジションに18番西袋裕太、高田拓弥のポジションに26番大野将平が入っています。

試合開始でいきなりピンチ。これは、尚志高校との試合でもありましたが、相手が強いという意識が薄い試合にたびたび出てしまってます。これはダメです、次やったら3試合連続なので怒ります。

おそらく昨年の戦いで浦和レッズユースとの戦いに戦えるという手応えを持った流れで挑んできているザスパ草津なので、勢い良く来るだろうと思っていましたが、その通りに運動量多く、また守備のところで激しさを持って臨んできましたね。これに、まずはやられた感じでしょうか。

メンバーに多少の変化はあるものの、試合が落ち着きだすと中盤より後ろでバックラインと6番野崎雅也が絡んでパス回しをしながら、組み立てようとしつつザスパ草津もしっかり追いかけてくるので時々カットされて危ない場面も作られつつ、全体的には上手い具合に運動量を抑えつつ、ザスパ草津の選手を消耗させていくと言うイメージでしょうか。

攻撃面では、攻めているものの決定的な場面は作れないな~というイメージ。フォワードの真ん中の位置に入った26番大野将平ですが、激しく運動量を伴ってアップダウンしながら裏を狙うという高田拓弥とは違って、ゆったりとスペースを探しながら動いているという印象でスピード感は感じないものの、結構いいところに入っていたりすることもありつつ。

そんな上手いポジションに入ったところへパスがビシッと決まった15分のチャンスでしっかりゴールして先制。

先制はしたものの、なんか中盤でリズムがつかめないのかもという雰囲気を感じさせつつ、それでも試合は浦和ペースと言う感じで不思議な感覚を覚えつつ、淡々と展開されていきます。

前半は1-0で終了。

後半に入ると、ザスパ草津の点を取りに来る姿勢を受けてしまったのか、やや押し込まれそうになる展開になりつつ、それでもポイントポイントではやはり浦和。そんな感じで進んでいく。

とりあえず、この後の交代の流れをまずは書いてしまいます。

後半20分に26番大野将平に代えて17番カドコダイ・アシカン

後半25分に2番西山航平に代えて20番新井純平

後半40分に11番堀田稜に代えて28番関根貴大

後半45分に10番矢島慎也に代えて24番中村駿介

で、追加点はなく試合は1-0で終了となり、見る人によっては勝っただけだな~というイメージかも知れませんが、ブクメとしては見所満載で今後のことを考えると面白い要素が色々見られたと結構満足しています。

ポイントは、慣れたスタメンの選手と違った選手が入った時のもろもろなのですが、例えば右サイドバックで2番西山航平から20番新井純平に代わった場面。この交代でのメッセージを考えた時に右サイドバックからの攻撃参加の活性化もあるぞというポイント。守りきろうなら守備に安定感のある2番西山航平のままでOKのところを攻撃参加とコーチングでの活性化という点で特徴のある20番新井純平が入ったことで右サイドの攻撃も使おうとなるわけで、右前線の7番鈴木悠太としては、比較的自分が右サイドに張っている攻撃のスタイルを20番新井純平を走らせるスペースを作りながら絡むことで攻撃が活性化します。交代からすぐは、20番新井純平の上がるスペースを埋めてしまっていることもあったのですが、終盤の何回かあったプレーは見事でした。7番鈴木悠太がボールを受けて、20番新井純平がオーバーラップ、そこにシンプルにボールを預けて20番新井純平がクロスを上げる所までを演出。

このプレーを見せておいて、次には2度ほど20番新井純平のオーバーラップをおとりにしてディフェンダーをサイドに意識させておいて中のスペースに走りこんだ17番カドコダイ・アシカンにパスを通す場面(惜しくもオフサイドになりましたが・・。)

この7番鈴木悠太の選択肢は良かったです。これで、少なくともオーバーラップした選手を使うかもしれないし、そちらに気をとられると中のスペースに他の選手が入り込まれたらそこを使われるかもしれないし、本人がそのままドリブルで仕掛けてくるかもしれないという3パターンを相手のディフェンダーに意識させることができます。というか、できてました。

そして、本職がフォワード真ん中(とブクメが勝手に思っている)、12番高田拓弥、26番大野将平、17番カドコダイ・アシカンの3人を公式戦で見たことでそれぞれがやるべきことの最低限のことは共通していても、それぞれが持ち味が違うわけで、例えば少し前の試合での17番カドコダイ・アシカンのプレーを見ている時に、12番高田拓弥がやるようなプレーをすることに集中しすぎているように見えて、彼自身の持ち味を出すことが弱くなっているように感じていたのですが、今日の試合で途中から入った際のプレーを見ていると、最初は動きに戸惑っていたようにも見えましたが、終盤にやっていた高さを生かしたポストプレーという強みを存分に見せてくれていたのが嬉しかったですね。

収まることが分かるとボールが彼に入った時に他の選手が走りこみやすい。そういう状況ができてきていたと思います。17番カドコダイ・アシカンの頭での力強いポストプレーに24番中村駿介が受けて攻撃が展開された場面など良かったです。とにかく、こういうプレーをして欲しいのと、彼自身がもっと自分が持っているアドバンテージを知ってプレーできるようになると、更に迫力が増すことになります。

26番大野将平で言うと、淡々とプレーしながら好ポジションとテクニックで仕掛けるというところでしょうか。

あくまでピッチの外で見ている1サポの立場としての印象で書いているだけですが、これを他の選手が理解してプレーをその都度少し変えられることが、層の厚さに繋がるのではないかと思います。

バックラインの選手のロングフィードも試合ごとに精度を増していくわけですが、同じロングフィードでも18番西袋裕太が出すパスの弾道と3番寄特直人が出すパスの弾道って違うんですよね、とか。

後は、尚志高校との試合で11番堀田稜のゴールに繋がった、10番矢島慎也の11番堀田稜のスピードがあれば、ここでも届くよねと言わんばかりの足元ではなく、届けば一気にゴールに近づけるスペースへのパス、これに11番堀田稜が追いついてしまうという凄い場面が今日もありましたし、これも一つ。

あと、ほんとにワンポイントですが試合の途中で14番繁田秀斗が同じようなパススピードでパス回しがされているところで急に速い強いパスを通したパスの強弱をつけるとか、試合終了間際でもそんな急にスピードを上げた強いパスで24番中村駿介が抜け出した場面もそんな強弱で相手のディフェンダーが反応できていなかった。そんなプレーとか。

アベレージのプレーはどんな時でも崩さず、持ち味はしっかり出し、逆に他の選手の持ち味を理解してプレーする。これができると層の厚いチームになると思います。

そして、怪我から復帰した28番関根貴大。短い時間でしたが、そのプレースケールの大きさを見ていて楽しいと共に相手ディフェンダーがついていけずにアフターでタックルに行くような場面が見られるとドキドキもしつつでしたが、可能性の感じるプレー一つ一つを楽しませてもらいました。

そんなことを考えた試合でした。

様々な可能性を楽しめたと共に、そういうチームの層を厚くするための試合としてもっとスムーズに運ぶためには、試合の入り方への課題、先制点から追加点への決めてしまうスイッチの入れ方、相手の攻勢の時間帯の過ごし方など、今後どのようなメンバー構成になっても、誰かしらがコントロールして、そうできるようにならないと行けないとも思います。

今日ベンチ入りできなかったメンバーについても同じで、モチベーションを保つのは大変なのは分かりますが、自分がやるべきプレー、自分の持ち味をしっかりアピールできるよう常に心がけておいてくださいね。

ではでは~!

高円宮杯第22回全日本ユース(U-15)選手権大会 1回戦 2010/12/19 vs 名古屋FC 5-1勝利・・・手応えと課題

大阪堺市立ナショナルトレーニングセンター天然芝フィールドS3

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

いよいよ浦和レッズジュニアユースの今年最後の大会となる高円宮杯が開幕しました。今大会から、グループステージが廃止され、一つ負けたら即敗退という過酷なトーナメント制の大会となりました。

浦和の1回戦の相手は名古屋FCというチームになります。1回戦、2回戦と試合会場は大阪の堺に新しく出来たトレセンになります。正式名称は大阪堺市立ナショナルトレーニングセンター。

この試合のスタメンは以下の通り、

GK1番関口亮助、DFがセンターバックに5番齋藤一穂と4番副島暢人、右サイドバックに3番武藤稜、左サイドに2番森亮太、MFがボランチに8番須藤岳晟、トップ下に13番條洋介、11番進昂平、FWが左に17番木所和樹、右に18番広瀬陸斗、真ん中に9番柳下大樹

となります。

スタメンは全員3年生ですね。

一週間前の練習試合でチームとしての完成度の高さを見ていたことで、それほど心配せずに、それでも優勝を目指すチームとしてはしっかり快勝して欲しいという気持ちで見ていましたが、期待以上のプレーを前半の立ち上がりから見せてくれました。 

試合開始から、中盤の8番須藤岳晟、13番條洋介が攻撃の起点となるパスを正確に何度も供給し、再度からの攻撃がスムーズに展開され、そこに11番進昂平が力強い突破でシュートまで持ち込むなど完全に相手の出鼻を挫く攻勢を見せて試合の主導権を握ります。そのような展開の中で、開始から数分でコーナーキックのチャンスから11番進昂平が先制のゴールを決めます。

相手守備陣の切り裂くスルーパスが8番須藤岳晟から右サイドの18番広瀬陸斗に出され、サイドを持ち上がりクロス、11番進昂平がシュートを狙うという展開。この試合も序盤は右サイドが使われることが多かったものの、偏りすぎるということはなく、左サイドの17番木所和樹の左サイドへの展開も同様に見られ、その左サイドの攻撃からあっという間の2点目は左サイドの17番木所和樹のスルーパスを受けてそのままドリブルで持ち込んで思い切り良いシュートという流れで決まります。

同時に前線で体を張ってポストプレーをしながら自身も果敢にゴールを狙う動きを見せていた9番柳下大樹も攻撃のシーンでゴール前の良いポジションを取り、ちょうど混戦状態のボールが彼の前に流れてきた所を押し込んでゴール。

更に、右サイドバックの3番武藤稜の攻撃参加で切り込んでゴール前の9番柳下大樹にパスが通り、そのままドリブルで相手守備人を交わしてシュート。これが決まり前半20分くらいの間に4-0と大量リードを奪うことに成功します。

この時には、一体この試合何点入るのだろうというくらい、圧倒的に浦和が攻撃をし続けているような状況でした。実際、4点目が入ってからも11番進昂平が13番條洋介にボールを預けてオーバーラップ、そこに絶妙なパスで再び11番進昂平に通りシュートという場面や、18番広瀬陸斗から9番柳下大樹へパス、このパスをヒールパスで11番進昂平につなぎ攻め込んだり、GK1番関口亮助の正確なフィードから攻撃が展開されたり、30分過ぎには中盤の13番條洋介が、最初は右サイドの18番広瀬陸斗へ相手ディフェダーが届きそうで届かない隙間を上手く狙ったスルーパスで通りチャンスを作り、そのすぐ後に今度は、左サイドの17番木所和樹へ向けて同様に歓声が上がるような見事なパスを通していました。更に、今度は右サイドバックの3番武藤稜がオーバーラップしてくるタイミングを見計らってサイドというよりは、ややゴールに近い位置へ相手ディフェンダーの間を縫って通すパスを出し、少し厳しいパスにも見えたものの、しっかり3番武藤稜が追いつきゴールに近い位置からチャンスを作るという場面もありました。

前半の35分くらいまでは、はっきり言って完璧に近い内容でした。

しかしながら、名古屋FCがこのくらいの時間帯で徹底して浦和の守備の間を斜めに通すパスにスピードのある選手が飛び出すとういプレーをしてくるようになり、この攻撃が通りピンチになるシーンが増えてしまい数本は守備陣のギリギリのところでの粘りやGK1番関口亮助のタイミングの良い飛び出しで防いでいたもののラインコントロールができずにオフサイドも取れず後手後手になったところで同じような形で完全に抜け出され失点してしまいます。

スコア自体は4-1と断然浦和が有利な状況は変わらないのですが、相手の攻撃に慌ててしまい、同時にこれまで完璧だった攻撃のリズムも狂い始めてしまいます。ベンチからは果敢にラインが下がりすぎることに対する指示が飛んだりするものの、ややバタバタしたまま同じような形でピンチをこの後も2回くらい作られて失点こそしなかったものの、やや不安を覗かせた形で前半が終了します。

後半に入り、まだ少しバランスが崩れる部分はあるもののある程度の修正が図られ攻められる場面はあるものの抑えるところではしっかり抑えられるようになり、また浦和の攻撃の場面も増えてきます。後半は左サイドからの攻撃が多く、前半は17番木所和樹にパスが渡るとそのまま持ち込んでクロスということが多く、サイドバックからオーバーラップで追い越してパスをもらおうとする2番森亮太が余り使われないことが多かったのですが、後半は左サイドでこの2人が絡んだプレーも何度か見られるようになりました。

ピンチが多くなった前半終盤と比べて、負けない気持ちを取り戻した選手が多く、例えば対人プレーの部分でも13番條洋介が相手ディフェンダーに一度はボールを奪われても粘ってボールを奪うプレーから、18番広瀬陸斗へパス、18番広瀬陸斗が受けたボールを持ち上がり相手ディフェンダーの裏に小さくボールを蹴ってそのまま抜け出して自分にスルーパスを出すような個人技で突破して行くなど、気持ちと自信を持って仕掛けるプレーが見られペースを取り戻しました。

後半途中で17番木所和樹に代えて19番杉本誠が入り、持ち味である縦への力強い仕掛けを見せ、惜しいシュートも放ちました。前半のように相手を翻弄するような攻めではなかったものの、攻勢の時間が長くなる中で更なる追加点が欲しい所で9番柳下大樹がゴール前でパスを受けるとそのままドリブルでディフェンダーを抜き、キーパーと一対一になるとキーパーが詰める前にゴール右隅に豪快にシュートを放ちゴール!見事なゴールで9番柳下大樹はハットトリック。

この5点目が入ったところで、今後の試合を見越した交代が行われます。まず、この試合は出さないと思っていたのですが、関東大会で怪我をして離脱していた10番関根貴大がこのタイミングで投入されます(9番柳下大樹と交代。)

この後、13番條洋介に代わり15番池永夏月、11番進昂平に代わり23番清川大輝、18番広瀬陸斗に代えて7番細田真也と後半の終盤で多くの選手交代枠を使っていきます。

10番関根貴大は怪我明けとは思えない、存在感のあるプレーを随所に見せ、逆に見る側としては無理しないでいいよと思うくらい問題なく良い意味で普通にプレーをしていました。ドキドキしながら一安心というか・・。

23番清川大輝は決定的なシーンもありましたが、余裕を持ちすぎたのかキーパーに詰められてしまうなど少しもったいなかったですね。

試合は結局5-1と大勝に終わりました。

この試合は、浦和が圧倒しすぎたのでレベル差がある戦いに見えてしまっていましたが、攻撃の際の仕掛け(フィニッシュが甘いから助かった)は思ったより良かったように思いますし、そのおかげで浦和が試合後とに修正していかなければならない課題を見つけたわけですし、それも良かったのではないかと思います。

ややラインズマンの判定が怪しげなところもあったので今日の場合は、守備が少し上手く行かない時は1枚前目の選手を守備的にしてバランスを取れるようにしても良かったのかもしれません。

5番斎藤一穂と4番副島暢人が守備の中心を担う中で今日の試合の終盤にどちらかがしっかり寄せに行って、どちらかがいつでもカバーできるように動けていると感じられたプレーが何度か見えていましたので守備のバランスは今後更に向上していくと信じていますね。

優勝を狙うチームの初戦として、ただ大勝で終わるだけではなく課題もしっかり見えて良かったと思います。

今大会の浦和レッズジュニアユース、かなりいい感じですよ!自信を持って突き進んでくださいね!

 

高円宮杯第22回全日本ユース(U-15)サッカー選手権 関東大会 2回戦 vs SCH.FC 5-1勝利・・・続 狙い通りの勝ち方

群馬県大胡総合運動公園サッカー場

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日は、一つ負ければ敗退という過酷なトーナメントを勝ち上がって本大会出場を目指す浦和レッズジュニアユースの高円宮杯関東予選の2回戦(トーナメント準決勝)の戦いを観戦してきました。

下部組織の試合を見るようになり、色々な場所を回るようになりましたが、今回の群馬県大胡総合運動公園サッカー場という場所は初めてでした。人工芝のきれいなグラウンドですね。

動きが硬くなりがちな1回戦を大勝した浦和レッズジュニアユースの2回戦の相手はSCH.FCというチームです。浦和と同じく1回戦を大勝して2回戦に進んできているチームですので侮れない相手だと思いながらも、1回戦のような戦い方ができれば、それほど問題なく高円宮杯の切符はつかんでくれるだろうという雰囲気が見る方のこちらの緊張感を和らげてくれていました。

この日のスタメンは以下の通り。

GK1番関口亮助、DFがセンターバックに5番齋藤一穂と4番副島暢人、右サイドバック20番吉原大、左サイドに2番森亮太、MFがボランチに8番須藤岳晟、トップ下に13番條洋介、10番関根貴大、FWが左に17番木所和樹、右に18番広瀬陸斗、真ん中に9番柳下大樹

となります。

怪我空けの8番須藤岳晟が復帰しボランチの位置に入り、13番條洋介がトップ下の位置に入りました。このため7番細田真也は控えに回っています。

1回戦の勢い同様に主導権は浦和レッズジュニアユースが握ります。開始から、10番関根貴大からの縦パスに反応した9番柳下大樹がシュートを放ったり、9番柳下大樹のポストプレーから18番広瀬陸斗がドリブルでゴール前まで持ち込み思い切りの良いシュートを角度のないところから放つなど、前半序盤は9番柳下大樹の前線でのプレーがチャンスを作る場面が多く、また左サイドの17番木所和樹へボールが渡り左サイドから攻撃を仕掛ける回数が多かったと思います。

攻めこむ回数は多いものの、肝心な先制点がなかなか奪えずに相手の守備が慣れてきたのか、徐々に前線でボールがおさまらなくなる時間が増えて来ます。それでも、主導権は完全に浦和が握っていたと思います。

前半最も得点に近付いたのは、クロスボールを18番広瀬陸斗がゴール前で競り合いこぼれ球を9番柳下大樹が足で合わせたシーン。ここは、大きく弾んだボールにミートせず、ボールが上に浮いてしまい、クロスバーに弾かれてゴールはなりませんでした。

この試合で復帰した8番須藤岳晟のプレーも安定しており中盤のバランスを保ったり、時折インターセプトから攻撃の起点にもなっていました。

この他にも、右サイドの20番吉原大のサイドからの攻撃参加からのクロスを10番関根貴大が合わせたり、17番木所和樹のミドルシュート、コーナーから5番斎藤一穂のヘディングシュート、9番柳下大樹のポストから13番條洋介が抜け出すも惜しくも守備陣に跳ね返されるなど、思い浮かぶだけでも数々のゴールまであと一歩の仕掛けやコンビネーションがあったものの得点にはなりませんでした。前半序盤の攻勢で決められなかったことで、やや相手が守り慣れてしまったというのもあるのかもしれません。また、人工芝のグラウンドが結構滑るようで、10番関根貴大のドリブルでの仕掛けも前半は滑るピッチで上手くいかないようにも見受けられました。

主導権は浦和でも、前半は得点が入らず0-0で終了。

前半の途中からは、ややバタバタしてポストプレーや前線での動きが上手く機能しなくなっていた9番柳下大樹ですが、ハーフタイムでしっかりした指示があったのか、後半再び素晴らしいプレーをするようになります。

そのプレーが待望の先制点を生みだします。

9番柳下大樹が相手ゴール前でボールを受けると、少し溜めてからゴール前に走り込んだ10番関根貴大に鋭いスルーパスを通します。このスルーパスを10番関根貴大はキーパーが関根がキープすると読んだのか関根の走る方向に飛び出してきたところを、そのままスルー。結果的にその動きがフェイントになり、スルーパスがそのままゴールに吸い込まれます。

関根が少し触ったようにも見えたのですが、オフィシャルの得点を見ると9番柳下大樹のゴールとなったようです。

待望の先制点を決めると、ここからは思うように浦和が試合を支配してゴールが量産されていきます。

再び9番柳下大樹がゴール前でボールを受け、今度は右のスペースに走り込んだ18番広瀬陸斗に出すも惜しくも届かず。

また、前半はドリブルが珍しく上手く足に着かない様子も見られた10番関根貴大が後半はピッチ状態にも慣れたのか本来の動きを見せ始めます。

その10番関根貴大を起点に見事な連携からのゴールが生まれます。

センターライン付近で10番関根貴大がボールを受け、そこからピンポイントに右サイドの18番広瀬陸斗へロングパスを通し、そのボールを鋭くドリブルでペナルティエリア内に持ち込んだ18番広瀬陸斗がマイナスにクロスを上げ、そこに9番柳下大樹がヘッドでゴール左隅に見事に押し込みゴール。2-0となります。

2点のリードで更に余裕がでてくると、10番関根貴大のドリブルでの仕掛けに相手ディフェンダーがついて来れなくなってきます。3人くらいの相手のディフェンダーは交わしてゴール前まで持ち込んでしまうシーンが数回。

この後10番関根貴大自身が2ゴールを決めるのですが、その2ゴールはどちらも相手守備陣3人ほどを背負いながらもバランスを崩さずにゴール前まで持ち込んでキーパーが出てきたところをコースにちょこっと浮かして流し込むようなシュート。守備の選手がプレッシャーをかけているのに難なくフィニッシュまで持って行ってしまうというイメージです。

後半3点のリードが生まれてからは1回戦同様に交代選手を多く起用して更にチームの層を厚くします。

17番木所和樹に代わり25番清川大輝、9番柳下大樹に代わり24番斎藤翔太、20番吉原大に代わり7番細田真也、25番清川大輝に代わり30番橋岡和樹、10番関根貴大に代えて19番杉本誠・・・と、多くの攻撃や守備のオプションを試すこともできました。

後半の3得点目以降のチャンスも多かったのですが、いくつか挙げますと、9番柳下大樹のループ気味のシュートはギリギリのところで相手キーパーにはじきだされる。この日、守備面でも相手攻撃陣へのパスを読んで奪ったり、ロングボールなどを体の入れ方で勝り奪っていた4番副島暢人がインターセプトから持ち上がってシュートまで持っていくシーンもありました。交代出場でトップ下に入った24番斎藤翔太も相手守備陣を切り裂くようなスルーパスを18番広瀬陸斗に通しキーパーと1対1の場面を演出するなど見せ場を作っていました。

得点経過をごちゃごちゃに書いてしまいましたが、

10番関根貴大のゴールで3-0とした後に、相手の反撃で豪快なヘディングでのゴールを決められ1点を返され、その後再び10番関根貴大がゴールを決め4-1とし、後半ロスタイムに13番條洋介がペナルティエリア内で倒されPKを獲得し、自身でしっかり決めて5-1となったところで試合終了となりました。

今日の相手は、やや浦和がプレスをかけるとバタバタするようなところのあるチームではありましたが、攻撃の選手、守備の選手に数人能力の高い選手がいた印象です。守備面では、結構浦和の攻撃陣を上手く抑えている選手が一人いました。ただ、総合的なレベルは浦和の方が一歩抜けていたという印象でした。

明日の3回戦(トーナメント決勝)でも、何度も見せていた攻撃の形をしっかり再現してプレーできれば高円宮杯出場は問題なくかなうと思います。

ブクメは明日は、ユースのJユースカップに足を運びますので、吉報が聞けるように楽しみに待っています!

もうひと踏ん張りです、今日はしっかり休んで疲れを取って明日の戦いに臨んでください!

ではでは~!