埼玉県S2リーグ 2019/09/21 浦和レッズユースB vs 聖望学園高校 2-2引き分け・・・好循環、続いていると思います

どうも、ブクメです☆

勢いで、youtubeのチャンネルなど作成して見ました。思い描いていたイメージとしては、今は、文章を読むよりも、見る聴くというのが当たり前の時代になっているので、それに合わせつつ、毎回書いているブログの文章を朗読のように読んで追加して行くという形だったのですが、実は、昨日の夜中に、前回のS2リーグのブログを実際にそういった形式で動画として作ろうとしてみたら、自分が書いた文章を自分でただ読み進めるというのは、思った以上に難しく、その形式で一つ作る途中で断念しつつ、文章を読むというよりは、書いた本人なので、場面の解説や考えも入れながらやる方がまだ作りやすいかなと思って30分ほど録音していたら、途中で録音が切れていたという。で、結局、前置きの動画1つしか上げられていなかったりします。

あ、youtubeの動画と言っても、私が映像として登場するとかではなく、ブログの画面を出しながら、音声だけ私が登場という感じですよw

文章を読んで聴かせてしまうことによって、その文章に隠された意味を考えてもらい、それぞれ読む方が置かれている状況下でそれぞれ違った解釈をしてもらうこともできるというメリットが消えてしまう怖さもありつつ、音で実際に読んだり補足しながら伝えることからの新しいメリットも出せればと思っています。

まだ、チャンネルについて説明しているものだけですが、アップしています。ここで説明している朗読形式にしようと思うという流れが一発目から難しさを覚えて変更する流れになりそうだと言うことですねw

ブクメ、調子乗って動画も始めたぞとか言われるかもですが、実は、ただ紹介したい内容を解説するような動画と言うのは、仕事の方で以前からやっていることで、その形式のものであれば慣れたので、こちらのブログの方でもやってみようかなというボンヤリしたものは、以前から考えていたんですよね。

で、先週のプレミアリーグの青森山田高校戦~S2リーグの花咲徳栄高校戦の2試合で得られた感覚からのもので、「よし、やってみよう!」と勢いがついての試みになります。

ということで、だいぶ脱線からのスタートになりました。

さて、埼玉県S2リーグも残り3節となり、S1昇格の可能性も残す浦和は、その残り3試合が全て上位対決になるので、決して簡単ではないですが、先週の戦う姿勢を持って臨めれば、展開によっては、プレーオフまでは進出できる3位を死守できる状況になって今節を迎えることとなりました。

その対戦相手は、前回の対戦で、2-5と特に相手が主力を出してからの後半に圧倒されて大敗となった聖望学園高校との再戦になります。埼玉県リーグに関しては、仕組み上はホーム&アウェイになるものの、試合会場に関しては、中立地になったり、相手のホームで2回対戦するような会場の設定が普通で、聖望学園高校との試合では、前回がアウェイという形で、聖望学園の下川崎グラウンドでの対戦になったのですが、今回は、対戦カード上は、浦和のホーム扱いにはなっているものの、会場は、再び聖望学園の下川崎グラウンドでの試合となります。

S2リーグの浦和が入っているS2Aでは、昌平高校Bと聖望学園が3位以下を離して首位争いするという構図で、私が把握しているレギュレーション通りであれば、1位が自動でS1昇格で2位がS2AとS2Bの2位チーム同士のプレーオフ(上位2チームにBチームが入った場合S1リーグにそのチームのAチームがいる場合は、昇格の権利がなく、時点のチームが繰り上げになる)ということで、聖望学園高校としては、2位以内は決まっていても、1位で抜けるために、ベストメンバーで臨んでくるという構図。

浦和側とすると、3位争いが勝ち点1差くらいで正智深谷Bや武南Bということで、どちらもS1リーグでAチームが戦っている高校なので、繰り上げ対象になる可能性が高い相手にはなるものの、それ以外のチームも勝ち点差がそれほどないため、稼げる限りの勝ち点を稼いで自力で行ける3位をしっかり確保する意識で戦う必要があります。

今回の対戦では、聖望学園高校に浦和レッズジュニアユース出身の森田悠仁(9番)や、遠藤基意(15番)がこの試合ではピッチ上でプレーする形になってはいたものの、そこを楽しむというよりは、そこも楽しみつつも勝負のところは、浦和が勝つことのみを考えてみるような意識で観戦しました。

では、試合の話に移りますね。

vs聖望学園高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳、DFが左に31番大野海翔、右に32番岡田翼、センターバックに5番遠藤龍河と40番茂木柊哉、MFが左に14番千葉希(後半31分⇒11番石橋遼大)、右に42番吉田来綺(後半23分⇒38番舘樹)、真ん中に39番戸田大翔と35番島垣翔、FWが左に29番伊澤壮平(後半31分⇒2番長田拓巳)、右に33番小川聖凪(後半スタート⇒37番高橋悠)

となります。

*2人一緒の写真がこれしか撮れておらず、わかりにくくてすみませんが、聖望学園高校の9番森田悠仁、15番遠藤基意が浦和レッズジュニアユース出身。

 

細かくは、わかりませんが、相手もこの試合で組めるベストメンバーで来ていると思われるメンバー構成の中で、序盤から、一進一退の攻防を繰り広げます。

ここ最近の試合で、対戦相手が、当然のことながら、シーズン序盤よりも球際での強さだったり、守備の際の寄せる速さだったりが増している中で、より判断の早さが求められたり、競り合いのところでは、ぶつかることを避けると身長が高い選手でも簡単には競り勝てないような状況の中で、局面局面では、やや相手に分があるところが見受けられることも多くあったものの、引かずに戦う姿勢を見せることができ、その姿勢が良い形で作用していきます。

その姿勢の中で、この試合もバックラインでは、5番遠藤龍河が相手の攻撃陣にとっての大きな壁となる存在感を見せ、そこに呼応するかのようにピンチの場面で40番茂木柊哉が体を張って相手の決定機を阻止するようなプレーを見せるなど、守備の部分での良い要素が多く見られました。

更に、この試合では、攻撃面での14番千葉希の存在が際立っており、もちろん、この試合の2得点が14番千葉希だったわけですから、結果を残すという意味での存在感はありますが、それ以外のところでも、パスを預ければ、そこで落ち着き、更に攻撃のスイッチ役になるというプレーも多く見られました。

この試合で2本ほど見せた、鳥肌の立つようなサイドチェンジは、今でも印象に強く残っています。

こういったプレーも、味方の選手が思い切ったプレーができる要因になっていたように感じます。

*この試合2得点で、得点以外にも存在感を見せていた14番千葉希

また、実際に2得点挙げられたと言うことで、今日は浦和目線強めでと思いつつも、今日は、敵と言う立ち位置で見ることにはなったものの、聖望学園高校の9番森田悠仁の活躍も取り上げないわけにはいかないなということになります。

*聖望学園高校の9番森田悠仁

得点経過や試合の流れとしては、前半20分に相手ペナルティエリア辺りで混戦状態になりながらも、39番戸田大翔が相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらもしっかりキープして近い距離に入った14番千葉希に渡すと、相手ディフェンダーに寄せられてシュートコースがあまりない中で、その間を縫ってゴール右隅に決まる見事なシュートで浦和が1-0と先制に成功します。

しかしながら、前半30分に、前線で33番小川聖凪が相手ディフェンダーとの競り合いのところで頭を痛めたところで、一旦試合が止まり、そのリスタートのところで、浦和側が準備できていないところで、聖望学園高校の9番森田悠仁にループシュートを決められてしまい1-1とされてしまいます。

前半38分に長いパスが右前線の32番岡田翼に入り、このタイミングで相手キーパーが前に出ていてかなり大きなチャンスにつながったものの、そこからの判断が遅れたところで、33番小川聖凪にパスが入った時には、相手ディフェンダーが戻っている状態で、得点にはならず。

前半終了間際にも29番伊澤壮平が高めの位置で相手ディフェンダー2人に寄せられながらもキープして、35番島垣翔に繋げてからの右への展開から惜しい形を作るもののこれも得点にはつながらず、1-1で前半を折り返します。

やや中盤では持たせてくれることが多かった前半でしたが、相手が一つギアを入れたような時間帯では、寄せられてミスパスなども増え、中盤で落ち着かない場面が増え、前線の競り合いのところでも、なかなか競り勝てない場面などがあり、後半に向けてどのような変化が加わるのかと考えていたところで、後半スタートから33番小川聖凪に変えて37番高橋悠が入り、前半2トップでどちらかというと競る役目よりは、競ったボールを受けて仕掛けるような形が多かった29番伊澤壮平が前線で競る役目となり、体の強さを生かしたポストプレーなどで前線で収まるところが見られる後半スタートとなりました。

あ、直接試合には関係ないところでしたが、後半スタートで33番小川聖凪から37番高橋悠に交代する時に、33番小川聖凪が37番高橋悠の肩を両手でバシーンと叩いて気合を入れている姿が印象的でした。良い感じです。

後半スタートは、相手がギアを更に上げて畳みかけるようなプレーに出てくるかと思っていたのですが、後半序盤は浦和ペースで試合が進みます。

良い流れの中で、後半7分に5番遠藤龍河のインターセプトを起点に、39番戸田大翔に渡し、そこから右前線へ大きな展開で32番岡田翼にパスが通ると、そこからのクロスに対して37番高橋悠がおとりになるような形でペナルティエリア内の左のややシュート角度がないところで14番千葉希がパスを受けると、迷いなくシュートを選択し、これが見事に決まり2-1と再び浦和がリード。

相手の攻撃も縦だけではなく、中へのドリブルなども織り交ぜたりサイドへの展開だったり工夫を加えて得点を狙いにくる中で、浦和も集中して跳ね返しながら、追加点を狙う展開になります。

後半15分には、14番千葉希からの右の42番吉田来綺への展開から、37番高橋悠に繋げて仕掛ける形を作ります。

その直後の後半16分にも37番高橋悠が高めでキープしたところで、39番戸田大翔が高めの位置まで上がったところにパスが繋がりシュートを放つもここは、相手キーパーにキャッチされます。

この辺りの時間帯は、浦和の攻撃とともに相手の攻撃も厳しくなる中で、後半19分には、相手に決定機を作られかけるもここは40番茂木柊哉のカバーで失点は免れます。

流れの中での相手の攻撃は集中して防いでいたものの、後半20分の相手コーナーキックのチャンスで9番森田悠仁にドンピシャのヘッドを叩きこまれて再び同点に追いつかれて2-2となります。

後半もまだ半分ほど時間が残る中で、最初に上げた、鳥肌が立つような見事な弾道での14番千葉希からのサイドチェンジがあったのが後半29分。左から選手を切り裂くような低い弾道でのサイドチェンジのパスが32番岡田翼へ繋がり、クロスに今度は38番舘樹がおとりになるような形で奥に入った37番高橋悠に通るもここは、ゴールならず。

残り15分ほどのところで、11番石橋遼大と2番長田拓巳が同時に投入され、勝負の時間に入っていきます。

後半38分には、11番石橋遼大が相手キーパーが前に出ているところを見逃さずに長めの距離のループシュートを狙うもこれは、僅かに枠を捉えきれず。

後半40分には、守備からの流れで40番茂木柊哉が持ち上がりつつ、良いタイミングで37番高橋悠にパスを通すもここは、決めきれず。

後半45分には、2番長田拓巳が前線で粘り、右の11番石橋遼大につなげ、そのままゴール前まで走り込み、11番石橋遼大の見事なクロスが上がり2番長田拓巳がヘッドで狙うも、相手ディフェンダーの位置で死角になっていたのか、合わせきれずにゴールならず。

試合は、2-2の引き分けで終了となりました。

勝てるチャンスもあったことを考えると、もったいないとも言える試合ではありましたが、前節と比べると、またメンバー構成が入れ替わるスタートになった中でも、試合に臨む姿勢として良い部分の継続が見られたことがかなり大きく、その中で、5番遠藤龍河や14番千葉希と言った3年生がチームの軸となるような存在感を見せたことで、締まった試合ができたと思います。

課題としては、対戦相手によってかなり強度に差がある中で、今日の相手は当然ながら、強度の強い相手ということで、競り合いのところでもっと力強く行かなければならないところや、パスを受けてから次のプレーへの判断がおそかったり、その相手の寄せの速さを意識しすぎて普段できるコントロールができないところなども多く見られたので、もちろん、相手に触れられないタイミングでワンタッチパスも織り交ぜたりして崩したり、テクニックで抜き去ることも求めつつ、やはり、相手ディフェンダーを背負った形でのプレーも意識して体の向きだったり、競り方だったり、更に言えば、これもコミュニケーションの一環にはなりますが、サイドでパスを受けたときには大体相手の寄せ方は、似たものになるので、こういう時には、味方がこういう位置でもらいに入ると、寄せてきた選手を一気に欺けるような連携で突破できるとか、そういったことを追求していくのも良いのかなとも思いつつ。

いずれにしても、先週同様に、この姿勢が継続されていくのであれば、見る側としては、このレベルの相手がゴロゴロいるようなS1リーグでプレーしてほしいなという思いは強くなるわけです。

ということで、難しい相手からもしっかり勝ち点を奪う戦いを見せてもらいました。

残り2試合。より上を目指して戦う姿が見られることを楽しみにしています。

そして、試合が終わればノーサイドということで、聖望学園高校で今日出場していた9番森田悠仁、15番遠藤基意、そして、試合には出ていなかったものの、少し話すことのできた鳥海颯など、浦和レッズアカデミー出身の聖望学園高校の選手たちの活躍も楽しみにチェックして行きますね!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

動画を追加しました。

埼玉県S2リーグ 2019/06/30 浦和レッズユースB vs 聖望学園高校 2-5敗戦・・・大量失点でも壊れず、ギアを上げることができたことが重要

どうも、ブクメです☆

6月最終日の日曜日は、午前中は、ユースのS2リーグ、そして、移動して午後からは、ユースのプレミアリーグ観戦となりました。

まずは、午前10時キックオフのS2リーグ、浦和レッズユースB vs 聖望学園高校の試合の話から。

・・・スタートからやらかしたというか、思い込みが引き起こした失敗というか、今回は、聖望学園高校ホームの試合と言うことで、試合会場も聖望学園と書いてあったことから、勝手に「聖望学園高校のグラウンド」が会場だと思い込んでおり、学校の方に車で足を運んだところ、守衛さんらしき方に「今日はサッカーは聞いてないな」と言われてしまい、車からなので細かく聞くこともできずに「延期か!?」とか勝手に思ってテンパってしまいまして。

そうなんです、聖望学園高校には、浦和レッズのアカデミー出身の選手が今年は活躍しているということで、足を運ぼうと思っていたものの、結局、ここまで一度も足を運ぶことができておらず聖望学園高校ホームの試合に足を運ぶは、これが初めてだったんですね。

で、近くのコンビニで情報を集めつつ、googleマップで調べたところ聖望学園下川崎グラウンドなるものが出てきまして、10分ほどで行けると言うことで、移動したらそこでやっていたという流れでした。まあ、そもそも方向音痴で昔から、初めて行く場所では、上手くいかないたどり着けない、勘違いとかも多いので、早めに行っていたので、バタバタしたものの、割と問題なくキックオフから試合を観戦することはできました。

しっかり観戦用のスタンドがあり、屋根も付いているという素敵な環境のグラウンドでした。

さて、今回は、対戦相手が聖望学園高校ということで、高校サッカーの新人戦の頃に聖望学園の試合を見た限りでは、森田悠仁や鳥海颯が出場していたため、アカデミー卒業生関連も含む対戦カードになりますが、浦和レッズユース絡みの試合になりますので、応援は、浦和レッズユースという立ち位置で文章は書いていきます。

ちなみに、割と私自身最近バタバタした生活をしておりまして、なかなか情報を追えていないところもありまして、聖望学園が夏の全国へ向けて決勝まで勝ち進み、残念ながら決勝で敗退したという表面的な情報は知っていても、現在のチーム事情だったりがほとんどわからないという状況。

ですが、近くに座っていた方の話が聴こえてきて、今日の聖望学園高校のスタメンは、先週の決勝のメンバーの控えメンバー中心でこの試合のスタメンが組まれているとのことでした。で、スタメンだったメンバーが控えに入っているという話(確認を取ったわけではなく、聴こえてきたというだけなので、合っているかは不明。)

ただ、ざっと見た限りでは、スタメンに9番森田悠仁の姿はなく、ベンチにそれらしき姿が見えたのは確かで、鳥海颯に関しては、ベンチにもいなかったと思います。

*後半から登場した浦和レッズジュニアユース出身の9番森田悠仁は、登場して短い時間で2得点の活躍(要するに浦和レッズユースBとしては、2点決められてしまったと言うことです)

*そして、この試合に浦和レッズユースBで出場していた14番千葉希は、同じ3年生でジュニアユース時代一緒にプレーしていた森田悠仁と試合後に言葉を交わしていました。

と、ここまでが、アカデミー卒業生関連を含めた前置きになります。

では、試合の話に移りますね。

vs聖望学園高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳、DFが左に31番大野海翔、右に32番岡田翼、センターバックに34番工藤孝太と28番アピッチ輝、MFが左に29番伊澤壮平、右に14番千葉希、真ん中に42番吉田来綺(後半41分⇒40番茂木柊哉)と39番戸田大翔、FWが左に38番舘樹(後半9分⇒35番島垣翔)、右に33番小川聖凪(後半14分⇒36番瑞慶山一真)

となります。

これまでS2リーグに関して色々見てきた中で、Aチームと戦う難しさという中でも、聖望学園高校は昨年までS1リーグにいた埼玉県の強豪でなおかつ、現段階では埼玉県のベスト2のチームということで、強度のところだったり、寄せが甘くなった時に決定機を作られてしまうなど、より集中力が求められ、実際に今日は浦和も前線に身長の大きい、38番舘樹と33番小川聖凪が入ったものの、競り合いのところでは、簡単に競り勝てないような状況も多くなりました。

それでも、今シーズンのS2リーグを戦う中で、チームとしての対応力も身についてきている印象で、内容としては、浦和が仕掛ける場面も多くなるスタートとなりました。

序盤は、中盤の42番吉田来綺が絡んだ攻撃が多くなり、開始3分にこの試合の最初のシュートを放ち、4分には、バックラインの28番アピッチ輝から32番岡田翼を経由して裏に42番吉田来綺が抜け出して、パスが通ればというチャンスを作り、6分には、31番大野海翔からのパスを見事なトラップから仕掛ける形を作っていました。

それ以外にも、9分には、33番小川聖凪が相手のキーパーに対して、プレスをかけてキックミスを誘う動きを見せたり、10分には、GK30番川﨑淳からのカウンターで42番吉田来綺、33番小川聖凪、38番舘樹とテンポ良くパスをつないで仕掛ける形や、11分には、29番伊澤壮平が左からドリブルで果敢に仕掛ける形を作るなど、浦和の攻撃も迫力あるものになっていました。

良い流れの時間帯で迎えた12分に42番吉田来綺からのパスに抜け出した33番小川聖凪が決めて1-0と浦和が先制に成功します。

しかしながら、その先制ゴールから3分後の15分に、そこまで相手の鋭い攻撃に対しても、守備の対応も、上手くできていたようには見えたのですが、ペナルティエリア外での仕掛けから、ディフェンダーが寄せるも僅かに空いたコースにグラウンダーのシュートを決められてしまい、1-1と同点に追いつかれます。

同点に追いつかれた後も浦和は結構チャンスを作れていて、20分には、オフサイドになったものの、34番工藤孝太から32番岡田翼を経由して裏に抜け出した14番千葉希へのパスが通ればキーパーと1対1というところで、ここは惜しくもオフサイドの判定。

更に、22分にも34番工藤孝太が左前線のスペースに走る29番伊澤壮平へ長いパスを通すも、これもオフサイドの判定。

28分には、GK30番川﨑淳から33番小川聖凪に長いパスを通し、右前線に走る14番千葉希へつなげるとドリブルでもう一つ中へ切り込み、39番戸田大翔につなげ、シュートを放ちます。ここは、かなり惜しい形でした。

前半30分には、28番アピッチ輝からの精度の高いロングフィードで31番大野海翔に繋げてチャンスを作ります。

更に、前半の終盤には、14番千葉希がドリブルや、テンポを遅らせてのパスなど工夫を見せたプレーでチャンスを作りゴールに迫る形が増えましたが、得点は動かず1-1で前半は終了となります。

後半に入ると、試合が一気に動いてしまします、浦和にとっては厳しい形で。

先ほど書きましたが、聖望学園高校は、後半から9番森田悠仁を含めた本来のスタメンの選手を数名投入し、その選手たちの迫力のある攻撃を受けて対応にバタバタしている間に連続失点を喫してしまいます。

後半7分にミスからの失点で1-2と逆転されると、後半12分に、森田悠仁に決められて1-3、更に後半15分にも森田悠仁に決められて1-4とされ、後半15分までに勝負としては、かなり厳しい3点差に広げられてしまいます。

結果としては、敗戦となったものの、今日の見せ場は、この1-4とされた後からだったようにも感じます。

そのまま押し切られて更に大量に失点してもおかしくなかった展開でしたが、ここから、浦和が相手の攻撃陣を恐れて受けるのではなく、自らリスクを取ってでも奪いに行くというプレーを34番工藤孝太や14番千葉希など数選手が見せ始め、その辺りから、浦和が攻撃する回数が増えます。

後半18分には、14番千葉希のドリブルでの仕掛けから、42番吉田来綺につなげシュートを放つもこれは、惜しくもバーに嫌われます。

後半25分には、インターセプトから29番伊澤壮平と39番戸田大翔のパス交換から突破を仕掛けたり、その直後には、途中から入った35番島垣翔が42吉田来綺の下げたボールをワンタッチで右前線に走る32番岡田翼に通してチャンスを演出します。

後半30分前後には、相手の攻撃を受けピンチが続く場面もありますが、それでも耐えきったところで、迎えた後半33分に14番千葉希がドリブルで果敢に仕掛け、相手ディフェンダーとの駆け引きの中で一度倒れてしまうものの、すぐさま立ち上がり、ミドルシュートを放つとこれがゴール右上隅に突き刺さる素晴らしいゴールとなり2-4と2点差に迫ります。

その後も、34番工藤孝太がセンターバックの位置からドリブルで仕掛けマルセイユルーレットで突破し自らゴールに迫ろうとする気迫のこもったプレーを見せるなど、本当に心が折れそうな連続失点の後でも、そこからギアを上げて攻撃によって流れを作って、渡り合う展開に持って行けたことがかなり良かったですし、最高に見ていて楽しい時間になりました。

結果は、その後に相手のスーパーミドルで1点追加されて2-5というスコアで終わったものの、後半の1-4になってからの戦いぶりは見事でしたし、今後に確実につながるものです。

ではでは。

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アカデミー卒業生関連 2019/02/16 – 高校サッカー 聖望学園高校vs正智深谷高校、西武台高校vs昌平高校を観戦

どうも、ブクメです☆

あまり回数見ていないカテゴリだったり、チームや高校だったりすると、単発で見たときの印象と言うのが強くなるものの、それほど当てにならないものはないなとは思うんですよね。だから、できるだけ、今回はこうだったけど、実はこうだったりするのかなとか、想像しながら見るようにはしているのですが、やはり、その時に見たもので感じてしまうのは仕方がないかなと思う部分もあります。

その時に見たものを感じてしまうというところで言えば、その会場にいた多くの方が感じたと思いますが、昌平高校が飛びぬけているなと、私もしっかり見せつけられてしまったわけです。

基本的に私の試合観戦のベースは、浦和レッズユースになるわけですが、その目線で言えば、「高校」のイメージは、春先の早い段階で対戦した場合は、それほど強さを感じないものの、全国大会が近いタイミングで対戦した時の変貌ぶりは何だろうというくらい、春先の強さはあてにならないものになります。

そこに当てはめれば、春先ですし、新人戦ですし、ユースが対戦する時期よりも更にチームがこれからという状況にある時期のはずなのに、個が立っている選手が多く、それぞれのチームに一人いれば良いなという点の取れるタイプの選手がそろっていて、では、個に頼ったチームかと言えば、チームとしての連携も良い、ボールに関わらない選手も予測した動きをしている。攻撃も守備も。

本来であれば、今日で言えば、先週に引き続き聖望学園の森田悠仁と鳥海颯のアカデミー出身の二人を中心に見ようということで足を運んだのですが、そのことに関して書く前に、今年の埼玉県の高校の全国に出場するための指標となる昌平高校の現在地を見てしまったわけでして、もちろん、昌平高校もこの段階で完成されているわけでもないので、ここから更に強くなっていくと考えると、埼玉県代表として全国を目指す他の高校にとっては、昌平高校以上の課題修正力を持って、取り組んでいかなければならないだろうと感じてしまったということです。

・・・とはいえ、今年これから埼玉の高校の試合にどれだけ足を運べるかわからない状態の私なので、無責任発言以外の何物でもないわけですが、すみませんw

ということで、第1試合の聖望学園vs正智深谷高校の試合。

先週は、怪我で後半終盤から出場した9番森田悠仁は、この試合はスタメン出場。15番鳥海颯は、先週に引き続き左サイドバックでスタメンフル出場と言うことになりました。

まず、これは、連続して見たからわかることということで、この試合に向けたフォーメーションかどうかは、わかりませんが、森田悠仁がスタメン出場する時は、3トップで9番森田悠仁が真ん中に入り、左10番、右11番のような形になるのを見て、先週なんとなくしっくりこなかった、サイドの選手との動きの理由などが少しだけわかったような気がしつつ、試合開始直後にあっという間に聖望学園が先制するという形になったのですが、試合としては、正智深谷にペースを握られ続ける試合になってしまっていました。

特に、これも、数見ていないので、そのチームのやり方などもあると思うのですが、繋ぐ意識とか、攻撃的な意識の高い選手が多いことは、決して悪いことではないものの、守備をおろそかにしすぎというか、ここで奪われたらボランチの選手が最低でも追って、コースを限定させるとか、通常であれば、やるのが当たり前のことをやらないところなどは、正直ちょっとイラっとしてしまいました。目指すところが全国であれば、守備の約束事(当たり前にやるべきこと)、対人を逃げる選手が多いところなどは、繋ぐサッカーがやりたくても最低限やっていかないと、自分に返ってくるダメージの方が大きい諸刃の剣になってしまうのではないかと。

そういうところが気になりすぎたものの、やはり、全体的には正智深谷のペースだった試合であっても、先週同様に10番の選手の存在が印象的で、先制後に追いつかれ逆転されてからは、内容的にも厳しい中で、試合の終盤に、もう一つスイッチを入れるようなプレーを見せて、結果的に、終了間際の同点ゴールの起点になるプレーをこの試合でも見せていたわけですし、こういう選手がいるチームであれば、直すべきところをしっかり直していければ、かなり良いチームになるのではないかと思います。

あとは、相手の攻撃を受ける回数が多い試合になっていたので、15番鳥海颯にとっては、もともと超攻撃的な選手であっても、守備力の向上が課題になることはわかりやすく見えてしまった試合ではありましたが、やはりサイドバックで起用されている以上は、少ない機会でも、攻撃に絡める時にはチャンスを作ることが求められるので、守備の連係を高め、攻撃に絡んだ時のボランチとの連携など高めていってもらいたいですし、次回見たときにそれがどのくらいできるようになっているのかを楽しみにしておきます。

また、どうも私は最近、応援する側のネガティブな声(+執拗に判定に対して怒る)が通る人の声と言うのが気になってしまうのですが、森田悠仁が今日見せていたプレーの中で、サイドからのパスを味方の位置がわかっていてスルーして相手を欺きつつ、その軌道上にいた味方が反応できていたら、より大きなチャンスになっていたプレーで、そのプレーを否定的に大声で言っている方がいたのが残念で。毎試合、聖望学園の試合を見ているような方という雰囲気だったので、そういう方には、本当に、そのプレーがトライとして良かったのかどうかを見極めてあげてほしいと思います。

私は、あのプレーは褒められるべきものだと思います。

ドリブルが好きな選手が、高めの位置で突っかかって奪われた時に、もちろん、工夫が必要ではあっても、そのトライはOKで、低い位置でも同じことをやって奪われてカウンターを受けてしまった時に、その場所で同じプレーをするのが良いのかどうか、そういうところで声をかけてあげられると良いのになと思ってしまいました。またまた、分かってしまったようなことを書いてすみません。

せっかく、今年は、聖望学園を見る機会が既に2回でき、そこに浦和レッズのアカデミー出身の選手が二人絡んでいてという状況で多少なりとも縁を感じていますので、聖望学園の現在地を見ることができたので、ここからの変化、成長を次回見られる機会に感じられるのを楽しみにしています。

*聖望学園9番森田悠仁

*聖望学園15番鳥海颯

結果的に、土壇場の同点ゴールで延長戦に持ち込んだものの、その後正智深谷に勝ち越しゴールを奪われて聖望学園は、敗れることとなりました。それでも、やはり試合終盤の強さというものは、2試合連続で見せてもらったので強烈に印象に残りました。

第2試合の西武台高校vs昌平高校の試合に関しては、試合開始から昌平高校が先制するまでの時間帯は、西武台高校が集中して守備もできており、チャンスというところでは、実は、西武台高校の方が作れていたという試合のスタートではあったものの、これも先週いた方の話などから推測にしかならないので、間違っているかもしれませんが、今年のチームでエースとされている選手が怪我で出ていなかったことなども影響していたのか、チャンスの時に、決めきるところまで行けなかったことが影響したなとも感じられつつ。

最初の方に触れたように、昌平高校には、そういうチャンスに決めきれる選手が多いようで、先制の場面は、ドリブルを警戒してディフェンスラインが下がって空いたところで、そのスペースを見逃さずシュートを放ち決まったゴール。そこから、立て続けに2ゴールが決まり、5分ほどで一気に昌平高校が3点もぎ取る展開になり、もちろん、失点から守備が後手後手になったところもあったのものの、チャンスのところで昌平高校は、はずさずに枠に飛ばし決めていった。それも差になったのかなと思います。

守備も人任せにしないで、予測してフォローする動きを近い選手がしているし、攻撃でも、そのスペースに来たら狙おうという意識が高い選手が多くて、一瞬ミスかなと思ったこぼれ球が良いパスになって崩していった(という表現が適切かは、わかりませんが)、そして、前線に個人技がある選手がいるということで、まあ、手が付けられない攻撃でしたね。

ちなみに、先週足を運んだ時に、浦和レッズジュニアユース出身の稲木蒼史が途中まで出場していたという話を聞いていたので、気にしながら見ていたのですが、この試合では途中から出場しており、難しい展開の試合になってしまっていたので、思うようなプレーはできなかったと思いますが、今回は、プレーしている姿を見ることができました。

*西武台高校の19番稲木蒼史

 

レポートにはなっていないものの、思ったより長い文章になってしまいました。そのくらい、現在地と指標、周りから聞こえてきた声だったり、自分の感想だったり、人の感想だったりで、感じることの多い2試合になりました。

ではでは。

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関東クラブユースサッカー選手権(U-15)2016/06/18 – 1回戦 浦和レッズJrユースvsバディJrユース 4-3勝利・・・必要なことを感じる局面が多く起こった試合

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どうも、ブクメです☆

ジュニアユースの夏の全国大会(北海道帯広開催)をかけた戦いがスタートしました。今年も昨年同様トーナメントでの関東予選で、3つ勝てば全国が決まり、3回戦まで勝ち進めば、そこからは、負け上がりのトーナメントもあるとか、そういう仕組みですね(出場枠は14。)

今日の対戦相手は、神奈川のバディJrユースですね。どのようなサッカーをするかとか、どのくらい強いかなどはよくわからないものの、最近名前をよく聞くチームなので、侮れないというか、そもそも、ここ数年は、町クラブとは言っても、以前ほど、Jリーグの下部組織と差がないくらいの自信と強さを持ったチームが増えているので楽に勝てる相手ではないだろうなと考えてはいました。

こういうトーナメントでの戦いでは、どちらかというと、勢いと、数名の個性の強い選手がいるチームの方が手ごわいという印象を持つことが多いのですが、今日の相手に関しては、全体的にきれいなサッカーをやるタイプのチームなのかなという印象で、実際に緩く入っていきなり先制されてというスタートになったものの、それも含めて、サッカー的な戦術的なこと以上に、今年の浦和レッズジュニアユースが大事にしなければならないものをプレーしている選手自身も感じることができたという試合になったと思いますし、ちょっと浦和側を応援する身としては、理不尽な判定で、PKを奪われたと思ってしまうような局面もあったものの、試合の中で学べる事とか、そこで集中を欠いてしまうとどうなるかという部分も知りながら、乗り越えて80分で勝ち切ったことに意味を感じる試合になったと思います。

ということで、試合の流れを書きますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左サイドバックに2番清水楽人、右サイドバックに7番冨田蓮、センターバックに3番高橋孝太と4番江原大和、MFが左に19番佐藤優斗(後半8分⇒12番石山凌太郎/後半28分⇒5番奥山亮介)、右に13番石橋遼大(後半39分⇒16番柳原光希)、真ん中に6番苗加慶太(前半20分⇒14番千葉希)と10番鳥海颯、FWが左に9番森田悠仁(後半36分⇒15番大橋力也)、右に20番松村大也

となります。

たびたび書いていますが、今年は、あまりジュニアユースの試合に足を運べていませんので、負傷者だったり、選手名と顔が一致しないケースも多かったりしますので、私が試合で感じた部分などは、気に留めてみているけど、多くは見られていないサポーターがどのように感じたかという感覚でお読みいただければ幸いです。

情報は少ないものの、チームの中で軸になっていた3年生の選手が負傷で欠場するという状況だったりという話は、聞いています。

今日は、試合会場が埼玉スタジアム2002第3グラウンドということで、ピッチコンディションなどは、みなさんご存知の通り、最高の環境でした。強風ではないものの、湿気を帯びた強めの風が少しだけ試合に影響を与えつつ、一番の敵は暑さですよね。プレーする選手にとっては、暑さという一番厳しい敵がある中での試合になりました。

試合開始して、1分も経過せずに、裏にパスを出されて抜け出されてあっさり失点というスタートで0-1とされてしまいます。

暑さもありますが、相手がプレッシャーを感じずにパスを出せるような、緩いプレスと裏を狙う選手に対してのケアも散漫になっていたので、相手としては狙い通り、浦和としては、チーム全体として反省すべき試合の入りとしては、絶対にやってはいけない形で入って失点してしまったということになります。

その後も、どちらペースというわけではないものの、同じようにフワッと決定機を作られて25番鈴木彩艶の好セーブでなんとか失点を防ぐような場面もありつつ、浦和も5分の10番鳥海颯のドリブル突破からのシュートや、バックラインから3番高橋孝太がドリブルで仕掛けた場面など、何度か相手ゴールに迫るものの、ややゴール近くまで迫ってからの精度が悪くという時間帯が20分くらいまで続きます。

ちょうど、前半も半分過ぎたあたりからは、右サイドからの仕掛けで13番石橋遼大の相手ディフェンダーの間を上手く通す様な狙いの面白いクロスに19番佐藤優斗や20番松村大也が飛び込んで合えば1点というような、よりゴールに近づくプレーも増えてきます。

やや、軽い競り合いで笛がなる状況だったので、球際激しくと言いながら、それをやるとファールになりやすいとも感じつつ、ようやく、戦えるようになってきたなと感じたところで、30分に再び失点して0-2となったものの、その2点差が絶望的に感じることもなく、その時間帯に攻撃面で、できてきていたことを続けていけば、大丈夫かなという雰囲気もありました。

そんな中で迎えて前半終了が近づいた38分に、フリーキックのチャンスから7番冨田蓮が決めて1-2と逆転に成功します。

その後も、途中から入った14番千葉希が中盤で良いポジションを取りながら、パスを散らしてチャンスを作り出していた中で、13番石橋遼大のサイド攻撃の起点になるパスからゴールに迫る場面を演出するも、ここはゴールにならず。

前半を1-2で折り返します。

後半は、浦和がペースを握る時間帯が長くなります。後半開始早々に、裏へのパスに抜け出した20番松村大也のシュートは、惜しくもポストを叩き、その直後の9番森田悠仁の仕掛けからコーナーキックを獲得するなど、よりゴールのにおいを感じさせる入りになり、迎えた5分に、左前線でパスを受けた19番佐藤優斗のクロスを20番松村大也が折り返し、10番鳥海颯がダイレクトで合わせる見事なゴールで2-2とし、試合を振り出しに戻します。

より攻勢を強める中で、14分に右サイドから9番森田悠仁が持ち上がり、精度の高いクロスを供給し、20番松村大也が決めて3-2と逆転に成功します。

ここから突き放して、試合を決めてしまいそうだなという雰囲気もありましたが、18分に先ほど書いたPKの場面を迎えます。

相手選手が抜け出したときに、オフサイド判定でラインズマンが旗を上げていたものの、主審がそれを確認せず、決定機になったところで倒したところをファールとしてPKを取ったんですね。

私もオフサイドだと思ったのですが、ラインズマンの話を聞きつつも、オフサイドがなかったという判断になったようでPKとなりました。

若干、ギャラリーからも判定に対して声が響いていた中で、そのPKを決められて3-3となり、この場面で、もちろん、納得できない気持ちがあり、少しプレーが雑になる瞬間はその後数選手にあったものの、チームとしては、その出来事をしっかり受けとめて、自分たちのプレーをすることに切り替えることができたため、結果的に、その後の26分の9番森田悠仁のゴールにつながり、4-3と再び逆転し、残りの15分ほどは、疲労が蓄積する中で、交代した選手とともに集中して、再び追いつきたい相手を上回る気持ちを見せて、4-3で勝ち切ってくれました。

1回戦でカテゴリ的には格下の相手に点の取り合いになってしまったとか、そういう表面的なことではなく、今年の浦和レッズジュニアユースにとって、しっかり乗り越えていかなければならない状況と局面、経験しておいてほしいなという部分が、よく詰まっていた試合という感想です。

ちなみに、以前と比べると、Jリーグの下部組織とこの予選に勝ち上がってくるくらいの町クラブと呼ばれるチームのサッカー的な差というのは、詰まってきていると思います。

そのくらい、質の高い育成を行える環境が増えて来たと思います。もちろん、チーム全体で見たときには、それぞれの個々の能力の差というものはあります。

ただし、ただ巧さで優るだけでは、簡単に差がつけられない時代になってきていると思います。

では何が必要か。

必要なことはたくさんあります。その必要なことのいくつかが、今日の1試合に詰まっていたということです。

また、巧いとか下手とか、そういうこと以上に、今必要なことに対して、交代に関しても、メッセージ性が感じられる部分も多かったと思います。

代えられた、自分はできていたのに・・・で、腐ってしまうのではなく、そこにあるメッセージに耳を傾けて、例えば、攻撃に関しては、できていたし、結果も出したけど、自分のプレーで奪われて相手の反撃を受けたのに、守備をさぼってしまったなとか。意味があることとして考えて、そして、乗り越える強さとか、色々です。なんか、そういうことを試している時期なんだろうなと感じます。

現在のジュニアユースの監督の采配というものを数年見させてもらっていますが、サッカー的な戦術的なことよりも、ほかにまず優先することがあったら、そちらの方を優先する方です。

たぶん、今日は、そのメッセージの部分と、それをチームとして理解しようとして、一丸となって戦い切ることができた試合だからこそ、見ている側としても伝わってくる試合になったんだなと思います。

この試合を大事にしてください。ここで感じたことを、持続できて初めて前進ですからね。

さてさて、2回戦ですが、すごく悩んでいます。レッズランドでのユースのプリンスリーグの試合がキックオフ時間が16時になったものの、試合会場が栃木ということで、掛け持ちが凄く厳しい状況だったりします。

前半だけとか、試合途中で離れるとか、う~ん、それは嫌だなと思いつつ、今日のような試合を見せてもらうと、次の試合のスタートのところをしっかり見届けたいとか、そういう気持ちも生まれています。

一週間悩まさせてもらいます。しっかり勝って、全国が決まる3回戦を見せてもらうとか最初は考えていたのですが、途中まででも2回戦も見たい。う~ん。

ではでは。

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