どうも、ブクメです☆
今回は、結果的に浦和レッズのアカデミー関連とは関係ない話題にはなりますが、今週火曜日~木曜日までフィリピンに行ってきて、サッカー観戦もしてきたので、ブログとして残しておこうと思います。
フィリピンには、これまで仕事の取引先がある関係で、何度か足を運んでいるのですが、先方にお願いして、浦和レッズユース出身の佐藤大介の試合観戦と合わせたときに打ち合わせを調整してもらうようにしながら足を運んでいます。今回も、ちょうどフィリピン1部リーグ(ユナイテッド・フットボール・リーグ1部)の佐藤大介が所属するグローバルFCの試合がある予定になっていた試合に合わせて、足を運ぶ予定を組みました。
・・・が、なんと、予定が変わりまして、試合があるはずだった6/28にはリーグ自体が開催されず。結果的に、グローバルFCの試合に関しては、フィリピンのチームですが、シンガポールのカップ戦に参加していて、この日程が29日に組まれたことで変更になったようです。まあ、そもそも、佐藤大介自体が、諸事情で一時的にチームを離れている(フィリピンにいない)ということで、どちらにしても、今回のフィリピンへの渡航に関しては佐藤大介を見るという目的は、いずれにしても叶わなかった渡航になるわけです。
まあ、東南アジアに関しては、割とこういう急な日程変更などが普通で、まだまだ興行という意味では、タイなど洗練されてきた国以外(洗練されたわけでもないが、ましな部類)は、当日まであると言われていた試合が急に延期になったり、会場が変わったり、キックオフが朝になったりしても、驚かない心構えが大切です。
ただ、怪我の功名というか、この日程変更により、6/29にリーグ戦の他の対戦カードが開催されたので、そちらに足を運ぶことができました。
実は、この日の試合もスムーズには行かなかったのですが、第1試合がJPヴォルテスvsグリーン・アーチャーズ、第2試合がアギラvsカヤと予定が組まれていて、どちらの試合にも日本人選手が所属するチームが含まれていて、既に私自身は忘れられている可能性も高いのですが、ちょっと仕事がらみの紹介で、その日本人選手の方とお話をさせてもらったことがあったりするので、試合を見たいなと思っていたわけです。まあ、それは良いとして、第1試合のJPヴォルテスというチームですが、このチームは、もともと日本人中心のメンバーで作られたチームで、以前は、別の名称でいしたが、リーグが外国人選手の数を限定したところで、1部昇格を目指すチームとして、JPヴォルテスが誕生したという経緯もあり、所属の外国人選手は、すべて日本人選手(のはず)です。
このチームは、昨シーズンまでグローバルFCに所属していた星出悠さん(最初に掲載の写真の方)がプレイングマネージャーとして、選手と監督両方を務めています。昇格チームですが、上位をうかがう勢いを見せていて、どのようなチームなのか見て見たかったので、このチームの試合が見られたのは、幸運でした。
メンバーを眺めていると、昨シーズン、グローバルFCに所属していた柳川雅樹も、このチームに移籍してプレーしていました。星出悠さんが、ボランチの位置で精度の高いパスでコントロールして、前線も日本人選手で構成されていて、キーになるポジションに、他のリーグなどで経験のある日本人選手が入っていて、バランスの取れたチームでした。対戦相手のグリーン・アーチャーズは、東アジアの選手では、韓国人選手がいるだけで日本人選手はいないのですが、東南アジアのチームでよくある、バックラインに屈強なアフリカ系の選手が入っているチームでした。
実は・・・この試合、開始早々に、PKでグリーン・アーチャーズがあっという間に先制というスタートになったと思ったら、この後くらいから、雨季のマニラらしくスコールに。大雨の中ですが、慣れたもので、特にJPヴォルテスの選手は、そんな中でも精度の高いプレーをしていて、さすがにこういう環境下でやっているだけあってタフだなと感じて見ていましたが、その後、さらにスコールが悪化し、風も加わり、雷がなったところで、試合が中断。
凄かったです。リサール・メモリアル・スタジアムがしっかりした屋根があるスタジアムで良かったです。
結果的に、JPヴォルテスが逆転で3-1で勝利となりました。
試合の終盤は、結構差がある試合になっていました。日本人選手が多いチームということで、バランスが良いサッカーにはなり、チャンスも多く作れていますが、決定機のところでの得点の確率がやや低いのが気になりました。
そして・・・1時間程度の中断で、次の試合が当初16時からで、1時間くらいずれても問題ないと思っていたら、第2試合は延期になってしまいました。
アジアチャンピオンズリーグの下のカテゴリの大会として知られるAFCカップに今季出場して決勝トーナメントに進出したカヤの試合や、所属する日本人選手の大村真也さんのプレーも見て見たかったのですが、延期ですから仕方ないです。
ということで、当初イメージしていた予定からは、かなり狂いましたが、サッカー好きとしても、お預けの部分はありますが、結果的に見たかったチームや選手が見られたのは収穫でした。
それにしても、平日の昼間の開催で、あまりにも観客が少なくて、スタンドに集団が来たなと思ったら、次の試合の選手だったりという状況。
入場料が100ペソ(日本円で250円くらい。)
これまでに何度か、フィリピンで試合観戦していますが、ここでは、サッカーの国内リーグは、ある程度収入的に余裕がある人が楽しむスポーツなのかなという印象もあります。
滞在したホテルのガードマンなどにサッカーの話を振っても、ほとんど盛り上がりません。
ただ、特に今シーズンは、リーグ戦では、下位チームと中位以上のチームの力の差がありすぎて、10点差がつくような試合が多く出てしまっているようなリーグとしては、あまりよろしくない状況ではあるようですが、今回観戦できた2チームなど見ていても、AFCカップに出場ができるようになる(以前は、出場資格が与えられていなかった)など、国際経験が積めるようになることで、リーグ自体が活性化してきているのかなと、たった数試合しかこれまでに見ていないのに想像していたりします。
また、機会があれば足を運びたいのですが、私を取り巻くフィリピンに足を運ぶ環境的なきっかけという点では、取引先の担当の方が来月で退社することや、その会社の方針変更などで、付き合いが激減すると思われるので、そちら要因で足を運ぶことは、今後はなくなるのかもしれません。
タイやベトナム、フィリピン、シンガポールなど、東南アジアのリーグ所属のチームの試合をここ何年かで色々足を運び見させてもらっていますが、歩みの速度や、向いている方向は、それぞれでも、伸びしろの大きさで少し見ない間に、リーグのそれ自体が、成長しているというケースも多く見かけます。
たぶん、私が足を運んでいる育成環境などで、このブログを読んでくださる方の多くは、目指すところは、ここではなく、欧州の高いレベルのチームだったりすると思います。もちろん、そうであるべきだと思います。
でも、サッカーで生きていくことを考えたときに、東南アジアのサッカーの成長は無視できない存在です。私が見て来たことは、時々こうやってブログに書きますので、頭の片隅に置いてもらえると嬉しいです。
あとは、機会があれば、チームとして集団として守られた環境ではなく、こういう環境が実際にどういうものなのか、足を運んで肌で感じられる機会を作れる方は作ってみてください(危ない目にあったりしても責任はとれませんがw)
はい、ということで、帰国しましたので、頭をまた日本国内に戻して、今週末のユースやジュニアユースの試合をしっかり見させてもらいたいと思います!
ではでは。