Jユースカップ2010・グループリーグ第8戦 | 2010/11/23 vs 横浜FCユース 3-0勝利・・・最後はしっかり快勝で!

横浜みなとみらいスポーツパーク2010年11月23日 横浜みなとみらいスポーツパーク2010年11月23日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今年最後の公式戦。そして、当然3年生にとっては、この試合が最後の公式戦ということになります。正直、高円宮杯までの流れを考えても、この大会でここまで苦戦するとは想像もしていませんでした。何を理由にして良いのか分からないくらい不運と言うしかないくらい、チャンスや枠内シュートがあるのに最初のザスパ草津戦以降全くゴールが決まらず、最終戦まで来てしまいました。悪い流れはどこかで断ち切らなければいけませんし、そうしなければならない試合がこの試合でした。

今日のスタメンは以下の通り

GK1番中島聡志、DFがセンターバックに3番畑本時央と、4番広瀬健太、右サイドバックに2番西山航平、左サイドバックに8番若井祥吾、ボランチに6番野崎雅也、トップ下に5番藤野友則と14番矢島慎也、FWが左に10番礒部裕基、右に11番鈴木大輝、真ん中に9番高木凛

となります。

怪我の7番矢島倫太郎、GK16番小笠原正人(GK2人を先発出場は無理ですからねw)、トップに合流している岡本拓也以外の3年生が全てスタメンに名を連ねました。

この試合で欲しいのは、とにかく得点。どんな形でも良いので得点を奪ってしまえば一気に流れが変わる可能性が高いのでそこに強く期待しながら試合を見つめていました。

勝つ気持ち、得点をしたいという気持ちは強かったのでしょうが試合の序盤は5分5分の流れで進んでいきます。アウェイ側のエリアからだと施設の関係上、前半は左サイドの攻撃の部分、後半は右サイドの守備の部分が良く見えなかったため、そこで起こっているプレーはよく見えませんでしたが、ちょうど攻撃の際はそのサイドで展開されていることが多かったように感じます。左サイドで10番礒部裕基と9番高木凛が絡んだ攻撃、そこに8番若井祥吾が絡んでいた・・はずです。

前半最初の大きなチャンスは8番若井祥吾の豪快なミドルシュートでした。イメージとしては、昨年の大原での横浜FCユース戦で若井祥吾が決めた豪快なミドルシュートが惜しくも上に外れたという感じです(行った方はよく覚えていると思います。)

気持ちが攻撃に行っていたからなのか、やや前節の大量失点が影響しているのか、前半は守備面でややプレスが甘く、相手の大型フォワードに結構自由にポストプレーをされていた印象があります。プレスが甘いために、容易に突破されてしまうこともありましたが、4番広瀬健太がかなり気を使って最後のところで攻撃の芽を摘む役割をしっかり果たしていたことで失点を防いでいました。

この試合も、ここ数試合同様に5番藤野友則がポジションやスペースを考えて動いているものの、なかなか生きない場面が前半は続いていました(後半にその苦労が報われるシーンが訪れる序章ということです。)

足元へのパスが多い中で、2番西山航平が意識的に裏を狙うパスを出していたと思います。

裏へということでは、11番鈴木大輝が前半から果敢に裏を狙う飛び出しを試みていましたが、ギリギリのタイミングでオフサイドになることが何度もありました(彼にもその苦労が報われるシーンが訪れます。オフサイド連発も序章です。)

得点が入る雰囲気がありながらも、この試合も前半の終盤までは得点が決まらず時間が過ぎていきましたが、ついに、やっと、待ってましたというゴールが浦和に生まれます。

ロングフィードに反応した10番礒部裕基がゴールキーパーと1対1になり、落ち着いてゴールに流し込み待望のゴール!

実に第2戦以来のゴールが決まります。本当に本当に嬉しかったです。なかなか決まらなかっただけに1ゴールの重みが凄く伝わってきました。

前半はそのまま1-0で終了します。

非常に良い時間帯で先制して勢い良く後半を迎えます。前半プレスが甘く、やや仕事をされていた相手フォワードに対するプレーも後半はしっかり修正されており、一人が強めにプレスをかけ、動きが止まった所でもう一人がインターセプトするなど上手く守備の部分も対応できていました。

後半が始まり、何分も立たないうちに10番礒部裕基から11番鈴木大輝へ見事なパスが通り、鋭いシュートを放つも惜しくもゴール右に外れてしまいます。

同様に、右に流れた9番高木凛がそのまま持ち上がりクロスを上げるシーンや、同じくサイド攻撃でクロスを5番藤野友則がシュートを放つ(これはキーパーに阻まれる)など、後半はサイドからの攻撃でたびたび得点チャンスを生み出します。

決定的な場面としては、左サイドで10番礒部裕基がボールを持ってドリブルで仕掛ける際に8番若井祥吾がディフェンダーをひきつける動きで10番礒部裕基のドリブルのコースを空け、そこに切り込んでシュートまで行くシーンがありましたが、惜しくもゴールは外してしまいます。形としては狙い通りだったと思います。

追加点は時間の問題かと思われたところで、まず11番鈴木大輝が裏へ抜け出したところへパスが通り、ゴール!オフサイドにかかることも多かったですが、そのトライがゴールとして結実します。

また、右サイドから2番西山航平が絶妙なクロスを入れ、9番高木凛が上手く中へ走りこみディフェンダーを引きつけてスルーし、左サイドから走りこんだ10番礒部裕基がシュートを放つという惜しいシーンもありました。

また、14番矢島慎也らしい見事なリズムのドリブルで相手ディフェンスをかわすシーンもありました。

2-0のまま迎えた後半終了間際に中盤のスペースを動き回っていた5番藤野友則が裏に抜けてパスが通り待望のゴール!試合を決定付ける3点目のゴールとなりました。

得点後に9番高木凛に代わり23番長坂竜一が入ります。短い時間でしたが23番長坂竜一が前線で迫力のある動きを見せ、浦和側の応援席は盛り上がっていましたね。面白い存在です。

ややチーム全体が攻撃に傾いている中で危ないシーンも何度かありましたが、ボランチの位置で6番野崎雅也もよくボールを捌いていたと思います。

そして、ここまで名前を挙げていませんでしたが、公式戦で久々の登場だったGK1番中島聡志ですが、なんというかバタバタすることもなく1試合安定して守りきっていました。いわゆる、こう言ったブログで守備の選手達の名前が挙がらないのは、安定したプレーをしていたということなんですね。1番中島聡志のキーパーとしてのプレーはそういうことだったということです。

最後の試合で3-0で快勝。この大会に入り、ここまで本当に上手く行かずに毎週悔しい思いをしていたことでしょうが、最後にしっかり結果を出すことができたじゃないですか!それでOKです。

思い返してみれば、浦和レッズの下部組織を見るという点での歴史が浅いブクメですが、今の高校3年生に関してはユースに上がった1年生の頃の浦和カップからじっくりと高校3年間という期間をしっかり見させてもらった初めての学年となります。

たぶん、ブログを遡れば出てくると思いますが、若井祥吾を最初は若井ではなく岩井だと思い込んでいたとか、2年生の頃に横浜F・マリノスユースなど前線のプレスの早い相手と対峙した時にプレスをかけられて慌ててパスミスをしていた畑本時央が気が付けばどっしりとしたセンターバックに成長して、プレスをかけられても物ともしないキャプテンになっていたり、一人一人の成長ぶりをしっかり目で見てきたものとして思い起こすことができるのは自分としても嬉しいものです。

そういえば、11番鈴木大輝がサイドバックで使われていた頃に、彼は前の選手なのにと毎試合後にしつこくブログで書いていたような気もします。

長くなりすぎるのでこのくらいにしておきますが、様々なことが思い起こされます。

今年はトップの試合には行かずに浦和の下部組織の試合に集中すると決めたことで、結果的に岡本拓也のプレーをほとんど見ることができなかったことにはやや悔いが残りますが・・・。

3年生へ向けて・・・

今年の浦和レッズユースは、私が見てきた中で最も苦しい時間を長く過ごしたチームだと思います。タイトルは取れなかったと最後の挨拶で言っていましたが、関東NO.1は誇るべきタイトルだと思います。関東NO.1は全国NO.1になれる力があることは優勝チームを見ていけば明らかなことですし、今年のチームにはその力があったと思います。

相性の悪いチームだったり、不可解な判定(というか明らかな誤審)に泣かされたり、入るべきゴールが入らなくなってしまったり、何かのせいにしてしまいたいことだらけだったとも思います。何かのせいにして腐ってしまうのは簡単ですが、その先に進むためには、やはり自分で考えて実行して乗り越えていくしかないものです。

苦しい時間は長く続きましたが、今日の試合で、悪い流れを断ち切って一つ乗り越えたことで順風満帆の人が得がたい強さを一つ手に入れたと考えてください。確実に言えることは悔しい経験や苦しい経験を自分達の力で乗り越えれば乗り越えるほど逆境に強い人間になることができます。

今日は、得点が久しぶりに入ったことや勝ったことも当然嬉しかったのですが、何より自分達の力で最後に逆境を跳ね除けてくれたことが何より嬉しかったです。

今後は、それぞれの新しい舞台で起こりうる逆境を今回の経験を生かして一つ一つ乗り越えて一つ一つ階段を上がって思い描く理想へと力強く近づいていってください。

浦和レッズユースとしての3年間お疲れ様でした!

私の行動スタイルは浦和レッズユースが中心になりますので、頻繁には足を運べないかもしれませんが、新しい舞台での頑張っている姿を時間を見つけて足を運ばせてもらいますね。

なんというか、プロになる選手もいれば大学生になる選手など様々ですが、気持ちとしてはユースを卒業して社会人として色々な舞台に送り出すような気分です。名刺交換でもしましょうか?(笑)

長くなりました、失礼します。

ではでは。

Jユースカップ2010・グループリーグ第7戦 | 2010/11/21 vs 東京ヴェルディユース 0-4敗戦・・・悔しい

国士舘大学町田キャンパスサッカーグラウンド2010年11月20日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

試合が終わってから久しぶりに会った友人と飲んで帰って眠ってしまったら翌日になってしまっていましたw Jユースカップのグループステージも残り2試合となりました。この試合の相手は東京ヴェルディユースとなります。今日使用されたグラウンドは観戦するスタンドがしっかり作られていてグラウンドとも割りと角度がある高さから見られることもあり、久しぶりにしっかりサッカーが見られるような施設ではあったのですが、アウェイ側まで席がなく、アウェイ側でたって見たいと思う場所は立ち入り禁止だったり、変な所にテント作ってあったりで、見る場所が東京ヴェルディ側のベンチ真裏みたいな場所でちょっと嫌でしたが、まあ仕方ないなと思って見ていました。

スタメンは以下の通り

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と、4番広瀬健太、右サイドバックに8番若井祥吾、左サイドバックに25番寄特直人、ボランチに6番野崎雅也、トップ下に5番藤野友則と14番矢島慎也、FWが左に18番堀田稜、右に17番鈴木悠太、真ん中に10番礒部裕基

となります。

スタメン構成自体は前の試合と同じにになりますが、前節サイドバック起用していた3番畑本時央がセンターバックに戻り、サイドバックに25番寄特直人が入っていました。

ユースを良く見ている方であればよく知っている通り、ユース世代ジュニアユース世代の東京ヴェルディは時々気の抜けたような負け方をするチームではありますが、相当強いです。

この日も、好調東京ヴェルディとしばらく勝てていない状況の浦和レッズユースという現在の状態も含めて、出足や球際のプレーで主導権を握られる展開となりました。

前半スタートから、東京ヴェルディの細かいパスから裏を狙った攻撃でピンチの場面を作られながら、3番畑本時央や4番広瀬健太が最後のところで食い止め、前の試合ではサイドの守備で苦戦した8番若井祥吾でしたが、この試合ではスピード勝負になる前に、読みで相手の攻撃を摘む動きで守備の部分も良い形で入れていたと思います。

攻撃では、相手の寄せが早く、更に前線でやや攻撃陣が孤立してしまうことが多いため、高い位置で奪われるということではないものの、前線に球が収まらない場面が多くなりました。少ないチャンスの中で前半は相手の守備ラインに少しシュートスペースが開いた際に2回ほど14番矢島慎也がミドルシュートを狙っていました。シュートは枠から外れてしまっていましたが、守備が堅い相手に対しては有効な攻撃になっていたと思います。

また、徐々にではありますが比較的守備の方に気持ちが寄ってしまう6番野崎雅也に攻撃の起点としての動きの意識もついてきていると思えるのは、この試合ボランチの位置から何度もサイドのスペースへの大きな縦パスを試みてそこから、18番堀田稜や11番鈴木大輝に渡ってサイド攻撃からドリブルで仕掛ける場面が何度か出来ていたことです。

しかしながら、この試合も先制したのは東京ヴェルディでした。サイド攻撃が多くなるチームなのでやはり攻撃の際にはサイドの守備が薄くなるのは仕方ない部分でもありますが、一瞬の隙からサイドを突破され、そのままスピードのあるドリブルで切り込まれてラストパスを入れられて押し込まれての失点です。

フォワードの位置で11番鈴木大輝が相手守備ラインと駆け引きしながら裏へ飛び出していましたが、ギリギリのところでオフサイドになってしまいます。

この後、14番矢島慎也が相手ディフェンダーと競った際に頭を打ってしまい、大事を取って2番西山航平と交代します。

ポジションとしては、2番西山航平が左サイドバックに入り、25番寄特直人がセンターバックに、4番広瀬健太がボランチの位置に上がり、6番野崎雅也が5番藤野友則と共にトップ下の位置に上がったという形だと思います。

悔しいですが、攻撃の場面での工夫や細かいパス回しの精度、体の強さ(あてかた?)などで一枚上回っていた東京ヴェルディが攻撃に入ったときには、なかなか止められずフィニッシュまで持っていかれることが多くなってしまっていましたが、何度かあった危険な場面は16番小笠原正人の好セーブで防いでいました。

それでも、前半も追加点を奪われてしまい、0-2で終了。

後半から、4番広瀬健太がトップ下の位置に上がり、6番野崎雅也がボランチの位置に戻ったのですが、開始早々決定的なチャンスが生まれます。4番広瀬健太が相手のボランチの位置辺りでキープしていたボールを見事にインターセプトしてそのままドリブルで持ち上がり、相手守備陣が対応できない間にラストパスを入れて、11番鈴木大輝が少しバランスを崩しながらもシュート。このシュートはクロスバーに辺りゴールになりませんでしたが、この試合初めての決定的な場面となりました。

トップ下に入った4番広瀬健太のプレーで初めてこの試合で中盤が安定したようにも感じられました。前半からスペースを狙った動きを試みていた5番藤野友則がなかなか生きていなかったものの、後半の序盤に4番広瀬健太がトップ下に入り、キープできるようになったことが上手く作用したのか、攻撃の場面で5番藤野友則の動きが生きているという場面が何度か見られました。

ちょっとどのタイミングでの交代だったのか見逃してしまったのですが、8番若井祥吾に代わって17番鈴木悠太が入っていました。

攻撃の面で少し形ができるようになりつつあったものの、機を見ての迫力ある攻撃に関しては前半同様東京ヴェルディに分があり、何度か危険なシーンを作られながらも3番畑本時央を中心にギリギリのところで摘めていたいたものの、突破を許した場面でPKを与えてしまい、3失点目を喫してしまいます。

後半30分に5番藤野友則に代わり、9番高木凛が入ります。

9番高木凛のプレー自体はポストを狙ったりしかけたりと良かったとは思いますが、3失点が重く圧し掛かっていたのかチーム全体としては、ややバランスを欠き、11番鈴木大輝など数選手は負けたくない気持ちで球際で諦めず粘っているプレーが目を引きましたが、守備に対しての気持ちが全体的にやや散漫になってしまっているように感じる部分もありました。

ブクメとして悔しかったのが、4失点目の場面がもう一点もやらせないとファールしてでも止めてやろうくらい激しく行っておらず、抜かれて決められてしまったことと、その得点者が国体メンバーで埼玉代表として戦った前田直輝だったこと。。 たびたび書いていますが、国体で応援していたチームのメンバーだった選手は個人的には応援していますが、浦和との試合の時には絶対やられたくない選手でもありますので、無性に悔しかったですね。

試合は0-4で敗れました。

サイドからの攻撃の意識や試みは良かったと思います。ただし、前節の大宮アルディージャと比べて考えてみると浦和の攻撃がサイドからの攻撃に偏るということが分かっていたかのようにサイドの守備に対してケアされていたようにも感じられました。サイドの選手がボールを持って駆け上がった時にゴール前へ走る選手の姿は見られたものの、抜いてクロスを上げるのが難しい時に近くで一度受けられるような距離感に人がいないことが多かったようにも感じられます。前への意識、前へのパスなど意識的に行えてきている中で今後は、守備のバランスを崩さないように中盤の3人がどれだけサイド攻撃に加われるかなど改善されていくことに期待します。

浦和レッズユースがやろうとしている形は崩してもらいたくないですが、最終戦はその形で得点に繋がらないようであれば、多少バランスを崩してガムシャラに戦って乱打戦になっても良いと思っています。気持ち良く試合を終わるためには戦いきることが一番ですから、今ある形で上手く行かない時には少し別の試みをしてみることも必要とういメッセージがあると考えてやってみてください。

個人的には昨年のJユースカップの川崎フロンターレ戦(アウェー)で敗れはしたものの、負けたくない気持ちから体のぶつけ合いのようなサッカーになった正に気持ちが前面に出た試合とも言うべき試合がありましたが、特に上手く行っていない時こそガツガツやるサッカーで今の流れをぶった切ってしまうのも良いと思います。

結構シンプルなことで最後に気持ちよく終われるかどうかで、今必要なものは勝利以上に得点ですよね。横浜FCから得点を奪い取ってください。楽しみにしています。

ではでは~

Jユースカップ2010・グループリーグ第6戦 | 2010/11/14 vs 大宮アルディージャユース 0-2敗戦・・・ゴールが決まらない

秋葉の森運動公園サッカー場2010年11月14日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

僅かなグループステージ突破の可能性を残しながら、崖っぷちまで追い込まれて今シーズン最後の公式戦となるJユースカップに臨んでいる浦和レッズユース。Jrユースの高円宮杯出場が決まるかどうかと言う重要な試合と被った今日でしたが、流れも良く、チームもしっかり噛みあいツキも掴んでいるJrユースには全国出場の切符を掴んでもらい、本戦を現地で応援させてもらうことにして、今日はユースの試合を見に秋葉の森へ行って来ました。

正直この大会に入ってからの浦和レッズユースは、何か歯車がかみ合わずに思うような戦いができず、更に普段なら入るような決定的な場面でも得点が入らない現象すら起きてしまっている苦しい状況です。チームの連動性など自体が上手く行かない状況から、前回の横浜FC戦ではチーム自体の動きは再び良くなり、後は、ゴールを決められるだけで波に乗れそうというというところまで来ているため、他力ではありますが奇跡を信じてこの試合を見させてもらいました。

今日のスタメンは以下の通り

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに25番寄特直人と、4番広瀬健太、右サイドバックに3番畑本時央、左サイドバックに8番若井祥吾、ボランチに6番野崎雅也、トップ下に5番藤野友則と14番矢島慎也、FWが左に18番堀田稜、右に17番鈴木悠太、真ん中に10番礒部裕基

となります。

前節の後半終盤に試した右サイドバックに3番畑本時央という守備ラインになります。

前半は、左サイドからにやや偏りすぎかもしれないと思うくらい左サイドから展開されていく攻撃が多く感じました。18番堀田稜と14番矢島慎也がボール交換から攻撃するなど、以前の柏レイソルとの練習試合の時のような形が見られるものの、サイドのスペースに走りこんでスピードに乗った形からクロスが上がるという形ができず、相手守備を交わしてからやプレッシャーがある中でのクロスを上げる形が多かったと思います。それでも、その形からでもチャンスは何度も作られ、18番堀田稜と10番礒部裕基とのパス回しなど含めサイドからの攻撃を多く仕掛けていました。時折14番矢島慎也がドリブルで仕掛け強引にシュートを放つもディフェンダーにかかってしまっていました。

また、この試合では気の利いたポジショニングと裏を狙った飛び出しを5番藤野友則がかなりの回数仕掛け、右に左に真ん中にチャンスのシーンには5番の背番号がたびたび絡んでいました。

その5番藤野友則も絡んだプレーで、スピードに乗ってという形で一つの理想的な形が前半に見られました。大宮の攻めのスタートをセンターライン付近で6番野崎雅也が上手くインターセプトし、そのまま左サイドの相手陣内のスペースめがけてロングフィード、そこに18番堀田稜が走りこみスピードに乗ってそのままゴール前に走りこんだ5番藤野友則へパスし、シュートを狙います。このシュートはゴール右上に外れてしまったのですが、両サイドにスピードとドリブルのある選手を入れている浦和レッズユースの今日のスタメンを考えると理想的な攻撃の形だったと思います。

大宮アルディージャは、守備の際の戻りが早いため、少し時間をかけるとゴール前に多くのディフェンダーがいる状況をすぐに作られてしまいそこを仕掛けて崩す必要がでてきます。例えば、浦和が仕掛けた攻撃の一つとして5番藤野友則から18番堀田稜、中盤の10番礒部裕基を経由して右サイドの17番鈴木悠太に渡り、クロスを上げるという攻撃として魅力的なテンポの良い流れがありましたが、これもこの仕掛けをするまでに時間がかかったことから、大宮アルディージャの多くの選手が守備に戻っていたためゴールまで持って行くことが難しくなっていました。

これもまたカウンターになりますが相手セットプレーの場面で14番矢島慎也がヘッドで跳ね返したところを5番藤野友則がボールを取り、そのままドリブルで前へ持ち上がり、左サイドバックの8番若井祥吾⇒左サイドの18番堀田稜へとパスを渡し、ラストパスを10番礒部裕基に送り、押し込もうとしたもののあと一歩で防がれてしまったシーンも相手守備陣が戻る前に仕掛けたことで大きなチャンスにまで繋がりました。

大きなチャンスも何度か作りながら得点が奪えず、前半途中から浦和の左サイドをスピードのあるサイドの選手が仕掛けてくる回数が多くなり、スピードで振り切られてピンチになるシーンが増えてきます。サイドから攻め込まれる場面が増えてきて、後手後手になっているところで取られたセットプレーから失点してしまいます。

スピードへの対処と言う事で、18番堀田稜と8番若井祥吾をポジションチェンジするも前半に関しては勢いに乗った相手右サイドの攻撃には相当対応に苦慮していたように見えました。

この後、10番礒部裕基がキーパーと1対1になる決定的なチャンスを作るも低めのシュートはキーパーに弾かれてしまいゴールを決めることはできず。

ここで、8番若井祥吾に代えて11番鈴木大輝が入ります。

交代で入った11番鈴木大輝は左サイドで動き回り前線での攻撃を活性化させていました。

チャンスは作りながらもこの後浦和は2失点目を喫してしまいます。オフサイドギリギリで抜け出され、そのまま持ち込まれて失点。この時の抗議で3番畑本時央がイエローカードを受けてしまいます。悪くないのに得点が奪えないちょっとしたイライラのようなものが、浦和の選手達に見られた場面でした。

確かに、大宮アルディージャの攻撃には苦労するものの浦和がシュートまでもって行くシーンもしっかり数多く作られ、5番藤野友則のクロスから14番矢島慎也のヘディングシュート、ペナルティエリア外からのFKのシーン、17番鈴木悠太の右サイドから切れ込んでのシュート、4番広瀬健太のミドルシュートなど枠を捉えるシュートは多かったもののゴールにはなりません。これ以外にもギリギリでクロスバーだったり、数センチゴールから外れたり・・・。

プレーしている選手達もどうしてだろうと思うくらい、決まりそうで決まらないのです。

後半に入り、4番広瀬健太が右サイドバックに入り、3番畑本時央はセンターバックに戻ります。

後半は守備面での修正が図られ、前半使われていた左サイドの守備を数人がケアすることで上手く対処できるようになっていたと思います。

攻撃も決定的なチャンスを何度か作ります。そのいくつかを挙げますと

縦パスに抜け出した11番鈴木大輝が鋭いシュートを放ち、キーパーが弾いた所を14番矢島慎也がシュート、これはディフェンダーに当たってしまうも惜しいシーンでした。また、右サイドから17番鈴木悠太が絶妙のパスを14番矢島慎也に通し、シュート。キーパーが跳ね返したボールを5番藤野友則が押し込むも、ゴールをふさいでいたディフェンダーに当たりゴールならず。

このような決定的なチャンスを含む攻撃を繰り出しながら得点は決まらず。

この後、セットプレーの際にヘッドでの競り合いの際に4番広瀬健太が顔面を強打し負傷、21番小出啓太と交代します。

後半30分くらいを過ぎると17番鈴木悠太の右サイドからの仕掛けに数人が絡んでの攻撃が多くなり、17番鈴木悠太の仕掛けからのクロスを10番礒部裕基がダイレクトボレーでゴールを狙うなど惜しい場面もありました。

後半残り10分くらいのところで10番礒部裕基に代わり23番長坂竜一が入ります。

交代すぐに縦への鋭いパスに23番長坂竜一がタイミングよく抜け出しキーパーと1対1の場面を作りますが、決めることができず。それでも、少ない時間でしたが、23番長坂竜一の力強いプレーが、これまでの攻撃と違った色をチームに出して攻撃に迫力を出すことができていました。ゴール前での粘りからFKを得たり、長身のディフェンダーとのマッチアップでもしっかり勝てていたと思います。

しかしながら、攻撃のシーンは多々ありながら結果的に得点を奪うことはできず試合は0-2で終了となりました。

この敗戦で、浦和レッズユースのJユースカップでのグループステージ敗退が残念ながら決まってしまいました。なんと言って良いのか、とにかくゴールが得点を拒んでいるかのように決まらないのです。こういうのは、今まで見てきたものからしか語ることしか出来ませんが、例えば最近のイングランドのリヴァプールのような何かにはまってしまっているような状況と言えば良いのでしょうか。こういう時は腐らずにやるしかないですし、この苦しい状況を抜け出したチームは今まで以上の強さを持つことができる。そう考えてやっていくしかないと思います。

今日の試合で感じたことは、やはり崩せていた場面もあるが、攻撃の際に手数をかけすぎて相手守備陣にしっかり守られてから崩しにかかっているようなことが多かったように思います。スピードのあるサイドバックを最大限生かすための攻撃など含めて簡単にスペースとスピードを生かした攻撃をもっと意識してチームで行いつつ、今日のように相手守備陣が多くても崩してしまうような仕掛けを合わせて出せると最高なのかもしれません。

個々のプレーは今日はかなり良かったです。それだけは断言できます。次の東京ヴェルディに勝ちましょう!

さてさて、この試合の後に30分ハーフの練習試合が行われたのですが、ごくごく簡単に触れさせてもらいます。

結果は、1-2で敗れました。浦和の得点は相手キーパーのミスパスをしっかり40番中村駿介が決めての得点。失点の中に国体で埼玉県代表として一緒に戦った大宮アルディージャユースの29番中山雄希の得点がありますが・・・浦和との対戦の時は敵ですから、チクショーですw ただ、見事にやられたという失点でした。先週末のB戦で3-0で勝利した試合と比べるとやや、もったいないミスや精度に欠けるプレーが多かった気がしますが、34番繁田秀斗のポジショニングと中盤や前線との距離感の保ち方に上手さを感じました。こぼれてくるかもしれないというフィフティのボールに対しての意識がそのような距離感を生んでいるのでしょうが、こういうプレーは凄く重要だと思います。

3年生にとっては残り2試合となってしまいました。敗退が決まったことで起用選手なども更に変わってくる可能性もありますが、残り2試合で次に繋がる光が見られることを楽しみに足を運ばせてもらいますね!

ではでは~!

練習試合30分x2(メンバー)

前半

GK22番三上綾太、DF12番皆川孝之、20番今泉賢人、35番西澤秀平、2番西山航平、MF32番西袋裕太、13番片槙吾、40番中村駿介、FW6番長谷優、19番高田拓弥、31番金野僚太

後半

GK30番高浪祐希、DF29番小坂慎太朗、35番西澤秀平、32番西袋裕太、31番金野僚太、MF7番立野峻平、27番岸伯富実、34番繁田秀斗、FW33番佐藤大介、40番中村駿介、6番長谷優

 

Jユースカップ2010・グループリーグ第5戦 | 2010/11/7 vs 横浜FCユース 0-1敗戦・・・結果がついて来なかった

大原サッカー場2010年11月7日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

第4戦の大宮アルディージャユースとの試合は、ウズベキスタンに行っていたため見られなかったのですが、第4戦目に敗れて大会自体のグループリーグ突破が厳しい状況に追い込まれていること。上手く行っていないチーム状態が見る側にもはっきり分かるようになってきている。そのような状況を調べたり、人に聞いたりしながら踏まえて、この第5戦を見させてもらいました。

今日のスタメンは以下の通り

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と、4番広瀬健太、右サイドバックに2番西山航平、左サイドバックに18番堀田稜、ボランチに6番野崎雅也、トップ下に5番藤野友則と15番小峯洋介、FWが左に10番礒部裕基、右に17番鈴木悠太、真ん中に9番高木凛

となります。

まず、試合開始早々10番礒部裕基が左サイドからドリブルで持ち上がりシュートからスタート。更に5番藤野友則のミドルシュートや左サイドの18番堀田稜の左サイドからドリブル、クロスを9番高木凛がスルーし、5番藤野友則がシュートなど、試合開始から非常にテンポ良く攻撃が展開されていきました。ここ最近見られなかったリズム

また、この試合トップ下でスタメン出場した15番小峯洋介が攻撃の意識高く攻撃に絡むことで攻撃が活性化されていました。前半15分間くらいでかなり攻め込んだイメージがありましたが得点することはできませんでした。

攻め込みながらフィニッシュの精度が甘く、シュートが枠に飛ばない状況が多数あると、やはりというか前半の途中からは主導権は浦和が握り続けているものの、やや攻撃のテンポが悪くなってきてしまう時間帯があったと思います。

ただ、攻撃に関しては数人が効果的に絡んで仕掛けられるシーンは作られ、9番高木凛もポストプレーをしっかりこなしつつタイミングでミドルシュートを放ったり、やや守備的になりすぎる6番野崎雅也も時折前への鋭いパスを織り交ぜたり、タイミングでミドルシュートを放ったり、上手く前への姿勢も見せることが出来ていたなど、この試合はこれまでの試合とは違う何かをチーム全体が雰囲気として放っていました。表現としては適切ではないかもしれませんが、左サイドの18番堀田稜、右サイドの17番鈴木悠太が鬼気迫るサイド攻撃を何度も繰り広げていたというイメージを持ちました。クロスの精度やまだまだ課題はありますが、とにかく仕掛けと前へ行く気持ちが凄かったです。

前半は、18番堀田稜が左サイドから持ち上がって、大きくサイドチェンジのボールを17番鈴木悠太に入れ、持ち上がった17番鈴木悠太が15番小峯洋介にパス、ドリブルで仕掛けた15番小峯洋介が倒されるもファールをもらえずという2人のサイドが大きな展開を見せた攻撃で終了。

後半は左サイドからの攻撃が多くなり、18番堀田稜と10番礒部裕基が絡んだ攻撃で再三攻撃を仕掛けます。攻撃の形はできるもののやはり、フィニッシュの精度には欠け得点が出来ず、このまま得点が入らなければ流れ自体が悪いわけではないものの交代が必要かと思っていたところで後半15分くらいに9番高木凛に代わり26番カドコダイ・アシカンが投入されます。

26番カドコダイ・アシカンが入ることで前線での高さという武器が出来、それを生かそうとするプレーも見られます。彼を生かした惜しいチャンスが2度ほどあり、一つは横浜FCの攻撃をディフェンスラインでカットした3番畑本時央がそのまま前線の26番カドコダイ・アシカンめがけて縦にロングボールを供給し、そのパスが通り、あと一歩でゴールを狙える場面を作った時。2度目は右サイドの17番鈴木悠太からのパスに抜け出した26番カドコダイ・アシカンがあと一歩足が届かなかったものの、もう少しでゴールという非常に惜しいシーン。

この後半の15分から30分くらいまでの時間帯でほぼ相手守備エリア内で攻撃をし続ける得点がいつ決まってもおかしくないような時間帯があったものの、ここで決められなかったのが非常に痛かったと思います。

得点を奪うべく、17番鈴木悠太に代わり24番中村駿介、15番小峯洋介に代わり12番皆川孝之、5番藤野友則に代わり11番鈴木大輝と立て続けに交代して攻撃を仕掛けますが、決められないままにいた中で、カウンターから放り込まれたボールから失点を喫してしまいます。

ロスタイム入れて残り10分くらいの中で、2番西山航平に代えて25番寄特直人を投入し、3番畑本時央も攻撃参加できるように右サイドに入れるという今まで余り見たことないフォーメーションでしたが、攻撃を狙う意図として機能していたと思います。効果的な交代とポジションチェンジで最後まで攻撃の姿勢を見せたものの得点ならず。試合はそのまま0-1で終了となりました。

結果から言うと、チャンスが非常に多かったものの得点を決められずに試合終盤に失点して敗戦というサッカーではよくある展開になってしまいました。

それでも、この試合ではここ数試合で見られた味方の選手を信頼してパスを出せないような停滞した展開がなく、前線の動きに連動性も見られました。更に、それぞれの選手が得点を奪うために気持ちの入ったプレーを持続させていましたし、本当に結果のみがついてこなかった試合でした。

今日は、1試合としてみれば面白い試合でした。しかし、結果は敗戦でJユースカップという大会自体は、本当に厳しくなりました。これで横浜FCが勝点11で残り試合2試合。今日の試合で大宮アルディージャユースがザスパ草津に勝利したことで勝点を11まで伸ばし残り試合3試合。浦和が残り試合を全勝しても勝点が13までしか伸ばせず、この2チームが1勝でもすれば、抜くことは出来なくなります。現在勝点9の東京ヴェルディは残り4試合残しており、対戦カードを考えてもまず勝点13以上は行ってしまうと思います。

ただ、大宮と横浜FCが当該対戦で2戦を0-0で引き分けているために、数字上は絶望というほど離れているわけではなく、可能性として完全に消えたわけではありません。可能性が残る限りは、2位以内に入ることを目指して今日のような試合を続けてフィニッシュの精度を増して残り3連勝目指して戦ってください。

来週末の大宮アルディージャ戦を楽しみにしています。

ではではー!

 

Jユースカップ2010・グループリーグ第3戦 | 2010/10/24 vs 東京ヴェルディユース 0-2敗戦・・・もどかしさ

埼スタ第2グラウンド2010年10月24日

 

 

 

 

めっきり涼しくなりましたね。

どうも、浦和サポブクメです☆

Jユースカップグループリーグのの序盤戦の山場と思われる、東京ヴェルディユースとの試合になりました、やや流れが良くないままこのグループで最も難しい相手との対戦です。

今日のスタメンは以下の通り

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と、4番広瀬健太、右サイドバックに8番若井祥吾、左サイドバックに18番堀田稜、ボランチに6番野崎雅也、トップ下に5番藤野友則と13番片槙吾、FWが左に14番矢島慎也、右に10番礒部裕基、真ん中に11番鈴木大輝

となります。

先日の柏レイソルU18との練習試合の時に面白い組み合わせだと感じていた左に14番矢島慎也と18番堀田稜が並ぶ形になりました。

さすがに中盤のプレスがかなり厳しいものの、攻守の切り替えのスピードや縦への鋭い展開などが余りなかったこともあり、浦和も集中して試合に入れたことから締まった内容の試合になり展開されていきます。

11番鈴木大輝が前線で動き回り、14番矢島慎也の左からの仕掛け、10番礒部裕基のドリブル突破など中盤より前の位置からの仕掛けで数回チャンスを作り、回数は少ないものの左サイドから18番堀田稜の左サイドからの仕掛けからクロス、11番鈴木大輝が押し込んだところディフェンダーに当たりクロスバーに当たるという惜しいシーンを作るなど、さすがに攻撃の形は多く作れないものの、数回の大きなチャンスを作り、逆に東京ヴェルディユースにも時折大きなチャンスを作られるものの、危険なミドルシュートは16番小笠原正人がギリギリで弾くファインプレーを見せたり、3番畑本時央が安定した守備で対応していました。

前半は0-0で終了。

拮抗した試合になってはいたものの、東京ヴェルディユースのラインを高めに保ちながら中盤をコンパクトにして一つ一つのプレーの精度やパス回しなどで上回っている(コンビネーション面でお互いに信頼して動いているイメージ)ため、少し怖いイメージを持ちながら後半に入っていきます。

後半は、前半以上に中盤でボールが収まらなくなり、相手の出足の良さに混乱してしまい、ディフェンスからの中盤を経由して攻撃が展開できない状況になりました。前線の10番礒部裕基や14番矢島慎也がたびたび中盤まで下がらないとボールが入らない状況になっており、中盤が機能しなくなっている状況は素人目にもわかりました。

少ないチャンスの中で14番矢島慎也からの縦パスに反応した11番鈴木大輝が惜しいミドルシュートを放ったり、11番鈴木大輝がポストになり、8番若井祥吾に下げたボールからスルーパスに5番藤野友則が飛び出すシーンがあるものの、ここはオフサイド。テンポ良く展開されたこの攻めの形がおそらくこの試合で最も崩す形を作り出せたのがこのシーンだったと思います。

ただ、後半は明らかに中盤で相手に圧倒されており、中盤の動きが少ないことからセンターバックから入るパスを狙われてカットされたり守備の負担が大きくなる割に相手は、中盤で動き回れば自滅してくれるという意識でおそらくやっていたと思います。上手く行かない状況が明らかな時は、刺激を与える交代が必要で、例えば先日U16リーグが終了して、この試合は中盤で攻撃的なプレーができる15番小峯洋介、中盤でキープできる24番中村駿介、ボランチやセンターバックで安定したプレーを見せていた25番寄特直人と1年生もベンチに入っていました。

実際に、クラブユース選手権の関東予選で中盤を活性化させて守りの姿勢から攻撃の姿勢を作り出した15番小峯洋介の投入などあるかと思っていたのですが、中盤が混乱して機能しない状況でも交代はなく、時間ばかりが過ぎていきます。

守備への負担が多い中で、PKを取られてしまい失点。この際に3番畑本時央にイエローカードが出され、更にその後に守備に負われる状況の中、相手のフリーキックを遅れさせるために足を出した3番畑本時央に2枚目のイエローカードが出され退場となります。やや厳しい判定にも見えましたが、後半途中で一人少ない状況での戦いを強いられます。

ここでやっと浦和は交代に動いたわけですが、お分かりのように一人減ったための守備の交代。14番矢島慎也に代えて21番小出啓太が入ります。

その後、11番鈴木大輝に代えて2番西山航平、続いて5番藤野友則に代えて15番小峯洋介が入ります。

この交代で8番若井祥吾を前線に上げて攻撃的な姿勢にするのかと思ったら、数分で今度はその8番若井祥吾が交代。13番片槙吾も同時に交代となり、24番中村駿介と25番寄特直人が入ります。

結果的に5人の交代枠を使ったわけですが、最終的に相手に1点追加されて0-2で敗戦となりました。

この言葉を先週に引き続き書かなければならないのは嫌なのですが、私達が見るものは表面的なものですので実際のコンディションとか練習を見てとかプロが見る選手の出来は違うのかもしれませんが、采配に不満です。

基本的に私は、浦和レッズユースの選手達は日本一になれる力を全選手が持っていると思って見ています。かみ合った時でも絶対に叶わない相手は少なくとも国内にはいないと思っています。サッカーの試合を多く見ていれば当然、何をやっても上手く行かない日というのは起こりうるのでそのような時は仕方ないのですが、今日に関しては起用や相手のスタイル、途中までの状況を判断しながら、交代や指示など采配次第で勝利を物にできた試合だと思います。

もちろん、個々の選手にも課題を多く残した試合でもあると思いますが、試合展開を適切に考えた采配があれば、もっと立ち直れる時間もあったでしょうし、流れを引き寄せることすらできたと思います。

・・・と、非常にもどかしさが残る試合でしたが、それに乗っかっていては今後先を目指すのにマイナスにしかなりませんから、でっかい声出して、開き直った戦いを次からやってください。相手に合わせた戦いをするのではなく、自分達で主導権を握るための戦い、自分達でリズムを作る戦いをしちゃってください。これって、結構気持ち次第のところもありますので。前回より上手く行ったという感覚がつかめればそこから自然と調子は上がっていきますから。そうすれば、気が付けば問題なく2位以内で突破しているような気がします。

乱文失礼しました。

ではでは~!

Jユースカップ2010・グループリーグ第2戦 | 2010/10/17 vs ザスパ草津U-18 1-1引き分け・・・交代の難しさ

埼スタ第4グラウンド2010年10月17日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

正直な所、試合展開や交代の仕方などに関してどうも解せないところがあり、一人で勝手にしばらくイライラしていたのですが、ようやく落ち着いてきたのでブログ書きます!

さてさて、Jユースカップのグループリーグ第2戦となりました。この試合も対戦相手はザスパ草津U-18となります。先週がアウェイという扱いで今日がホームでの試合となります。試合会場は先ほどの埼スタ第2グラウンドから移って人工芝の第4グラウンドになります。

しっかり気持ちよく勝っておきたい相手になります。

今日のスタメンは以下の通り

GK22番三上綾太、DFがセンターバックに3番畑本時央と、4番広瀬健太、右サイドバックに8番若井祥吾、左サイドバックに12番皆川孝之、ボランチに6番野崎雅也、トップ下に5番藤野友則と14番矢島慎也、FWが左に10番礒部裕基、右に11番鈴木大輝、真ん中に9番高木凛

となります。

前の試合から代わったのはGKが22番三上綾太に代わり、右サイドバックが8番若井祥吾、左サイドバックに12番皆川孝之、ボランチに6番野崎雅也、FWが9番高木凛が前節の控えからスタメンになっています。

最初にまとめてしまうと、この試合は守備意識の高い相手をなかなか崩せず、シンプルに反撃をされてピンチになるシーンがあり引き分けてしまったという試合になります。

前の試合と比べると動きは良くなっていたと思いますが、崩しきれないことから停滞した試合になってしまっていました。得点経過は前半終了間際に混戦の状態で10番礒部裕基が技ありのループシュートでキーパーの頭を超えてゴールを決め1-0リード、後半に守備ラインを突破されて角度のないところからのシュートを決められて失点してしまい結果的に1-1の引き分けになります。

この試合では、久しぶりに左サイドバックでスタメン出場となった12番皆川孝之がサイドからの攻撃に何度も絡み攻撃の起点を作り出していました。縦に切り裂く攻撃で例えば10番礒部裕基に見事なパスを通してチャンスを演出したり、好プレーを連発していました。サイドを切り裂くような攻撃をあまりしてこないザスパ草津U18だったこともあるのかもしれませんが、守備面でも問題なく対応しており、この試合のポイントになる選手になっていたと思います。また、9番高木凛も動きに戸惑う試合も確かにあるのですが、今日は気持ちの入ったプレーとはっきりしたプレーが多くポストや時には強引に突破する姿勢など非常に良かったと思います。

この試合の得点を奪った10番礒部裕基もいつもに比べて仕掛けが少ないようにも感じましたが、得点のシーンでのプレーは当然のこと、タイミングの良いプレスからのインターセプトや左からの仕掛けなどあと一歩で崩せるというプレーを何度も見せていました。

更に、ボランチの6番野崎雅也がこの試合は直接シュートを放つことはなかったものの、いつものバランスを取るために捌くプレーから、攻撃を活性化させるような前線への鋭いパスを意識的に何度も行っていたことが非常に見ていて嬉しくもありました。

ここからは個人的な主観たっぷりになりますのでお許し下さい。

個人的にはこのような感じで試合を見ていた中で後半の早い時間で、12番皆川孝之も9番高木凛も交代となったことが解せないのです。特に9番高木凛に関しては、後半に入り前半以上に気持ちの入ったプレーが強くなり、中盤のパス回しやサイドからの崩す形が相手の守備意識の高さでなかなか機能しないところで、強引に突破して打開してくるように思えていたところで交代されたこと。守備面で危ないこともなく、攻撃的なパスを出していた12番皆川孝之を下げてしまったこと。

もちろんその時1-0という状況でしたので、追加点を取るための交代だったと思いますが、左サイドバックに18番堀田稜、左ウィングに7番矢島倫太郎と並べた時に18番堀田稜の持ち味であるスペースへのオーバーラップからドリブルやクロスという仕掛けをすることが余りできない(お互いサイドを使って攻撃をするのでスペースを潰しあってしまい、どちらかの持ち味が生かされなくなることが多い)ことが多い、その交代になっていたので勝手にテンパってましたw

ただ、左ウィングの7番矢島倫太郎がサイドから仕掛けた時の鋭さはさすがで、そこからチャンスが多く作り出せていたのは事実です。見事な仕掛けでしたが、やはり18番堀田稜が攻撃参加するシーンは消えていました。

・・・と、そこが気になっていました。

その後、今日見ていた場所からは見にくい位置だったので何が起きたかは分からなかったのですが、7番矢島倫太郎が倒れこんでいて、そのまま起き上がれず・・・。じん帯の怪我のようです・・・。

この後、5番藤野友則、14番矢島慎也、そして怪我をした7番矢島倫太郎に代わり、17番鈴木悠太、13番片槙吾、2番西山航平が入り、18番堀田稜が左ウィングに上がったことで持ち味のサイドからの攻撃や仕掛けが何度もできたということでもどかしくもありました。

 

実際には戦術的な理由とか、前日の練習を見た状況とか、実は体調が悪かったり、少しどこかを痛めていて無理して出場していたり、色々あるのでしょうし、本当に試合のみしか見ていないサポーターというのは見たままに言いたい放題で勝ってだと思いますが、この試合ではワガママにも私は書いたような不満を持ってしまいました。

ただ、勝ちに行ったこの試合の結果は1-1の引き分けですのでこの結果をしっかり受け止めて次の東京ヴェルディユース戦に臨んでもらえればと思います。

来年のことも見越した起用になってきているのも分かりますので実際には色々難しいこともあるのでしょうが、今年最後の公式戦ですから優勝を信じてこの先の試合も見させていただきます!!

お疲れ様でした!

ではでは~

Jユースカップ2010・グループリーグ第1戦 | 2010/10/10 vs ザスパ草津U-18 1-0勝利・・・原因は?

玉村町北部公園サッカー場2010年10月10日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今年の最後の大会となるJユースカップ2010が開幕しました。浦和レッズユースの初戦はザスパ草津U18とのアウェイゲームとなります。上位2チームが決勝トーナメントに進出できるこの大会ですが、同じグループBには今日の対戦相手のザスパ草津U18の他に、東京ヴェルディユース、大宮アルディージャユース、横浜FCユースがいます。東京ヴェルディユースが最も強敵であり、次が大宮アルディージャユース、横浜FCユース、そしてやや格下になるのがザスパ草津U18となります。

高円宮杯の雪辱を晴らすべく、優勝を目標に掲げているチームですから、ザスパ草津U18相手には堂々とした戦いぶりで大勝して欲しいところ。既にザスパ草津U18は1試合消化しており、横浜FCユース相手にホームで1-3と敗戦しています。

今日のスタメンは以下の通り

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と、4番広瀬健太、右サイドバックに2番西山航平、左サイドバックに18番堀田稜、ボランチに20番今泉賢人、トップ下に5番藤野友則と14番矢島慎也、FWが左に19番高田拓弥、右に10番礒部裕基、真ん中に11番鈴木大輝

となります。

先日の柏レイソルU18との練習試合の1本目の時のメンバー(高円宮杯の最終戦と同じメンバー)と比較するとボランチ、右サイドバック、左サイドの3人のメンバーが入れ替わっています。昨日のU16リーグに参加していた1年生のメンバーはベンチに一人もいませんでした。

公式戦で出場する際はセンターバックのイメージが強い20番今泉賢人をボランチ起用していたことなどは、育成と勝負を考えた構成と言えるのかも知れません。

こういう力の差のある対戦カードの時には大抵こうなるのですが相手がモチベーションの高さからいつも以上に気持ちの入ったプレーをやはりしてきたのですが、こういう相手はいなして先制点、追加点を奪って2点差くらいつけてしまえば集中力が切れて大量得点を狙えるのですが、最初に書いてしまうと浦和ペースで試合が進み、14番矢島慎也から2番西山航平の右サイドへ渡り、クロスを上げた所で19番高田拓弥が潰れてこぼれたボールを豪快に蹴り込んだ11番鈴木大輝の得点で前半途中くらいに先制することはできたのですが、追加点が奪えない流れでザスパ草津U18に1点差なら追いつけるかもしれないというモチベーションを保たれたまま、形を作りきれずに90分終了してしまったというイメージです。先制点の形は確かに見事でしたが。。

前半序盤は、左サイドの18番堀田稜の持ち味を上手く活かしたオーバーラップさせての攻撃参加を意識したサイドを使うプレーが大きく見られ、10番礒部裕基と11番鈴木大輝の前線のパス回しからサイドに開いて18番堀田稜が走りこんでクロスを上げたり、19番高田拓弥がボールをキープしてラストパスをスペースに出して18番堀田稜がクロスを上げるなどの形が何本かでていました。

そして、圧巻だったのはセンターバックの3番畑本時央が時折見せるロングフィード。自陣深い位置からかなり長いボールを左サイドのスペースに放り込んだところに18番堀田稜が走りこんで一気に攻撃という形が作れていた場面など非常に良い攻撃のバリュエーションとして機能していたと思います。

慣れないポジションでボランチを務めていた20番今泉賢人がプレーに困っている様子がうかがえ、中盤のバランスが上手く取れない状況に相手守備陣の甘いパスを奪うという意識の高さで細かいパスの際に摘まれてしまいカウンターを受けるなど収まらない中盤からリズムが良くならずに、フィフティのボールは大抵浦和にボールが収まるのに攻撃が機能しないで奪われてという繰り返しになっていたように感じます。

何度か別の試合で20番今泉賢人のプレーを見ていますが、個人的にはパンチ力のあるキックが魅力だと考えており、通常のセンターバックの位置ではなかなかシュートを打つ機会がなかったので、ボランチ起用であれば機を見てミドルシュートを放つこともできるし効果的かと思って見ていましたが、慣れないので当然かもしれませんがバランスを取ることに頭が行き過ぎていて逆にぎこちなくなっていたようにも感じられましたので、バランスを取りながら前に出てスペースが空いたらミドルシュートを打つなど効果的にできると面白くなると思います。後半そういうシーンが2回ほどありましたが、しっかり捉えることができず枠に飛びませんでしたが、機能すれば武器になると思います。

後半途中に20番今泉賢人に代わり13番片槙吾、19番高田拓弥に代わり9番高木凛、試合終盤に11番鈴木大輝に代わり23番長坂竜一が投入されてプレーしていましたが、後半は何か相手の集中力の切れない守備に浦和のほうが焦れてしまいプレーが雑になっていた印象があり、途中交代の選手もその流れにはまってしまったイメージで回数としては結構サイドからの攻撃や、セットプレーのチャンスを得ていたと思いますが、得点が決まる雰囲気が感じられませんでした。

後半に10番礒部裕基が一人で前線でディフェンダーを追い回したり、果敢にドリブルで仕掛ける姿が逆に凄く印象に残ってしまいました。

また、1-0で勝ちきれた要因を考えるとやはり、奪われてカウンターを仕掛けられるシーンが結構多かった試合の中で、ほぼノーミスで安定した守備、危険を察知して早めに摘むプレーなど3番畑本時央の安定したプレーが強く印象に残りました。

結構危ないシーンも作られていたのに、失点する空気がほとんど感じられなかったのもそのあたりなのかと思います。

例えば、細かい要因を考えると昨日大雨で寒い気候の中で夕方までレッズランドで練習していて、ずぶ濡れで帰っていく姿をU16の試合を見ている時に見ていて、今日試合当日が一気に晴れて夏に近いような気候になり、パッと見で天然芝の比較的キレイなピッチに見えながらも結構イレギュラーバウンドするようなでこぼこピッチだったり、今日の難しい試合になった原因は考えてみればいくつか上がりますが、それでも大勝するべき試合で1点のみというのは少し残念でもありました。

でも、まあ、いいです勝点3取りましたし、得失点差勝負に持ち込まずに勝点で2位以内を奪いきってしまえば全く問題ないわけですし、結局は無失点で勝ちきったわけですし、結果的には大きな問題ではないです。昨年グループ敗退のきっかけになってしまった2位勢力との対戦で勝てなかったという明らかな要因を今回は作らなければ良いだけですから、OKです。

U16で良いプレーを見せている1年生も多くいますので、彼らもこの大会で絡んでくることになるでしょうし、育成と結果を考えてチーム一丸となってギアを上げながら、戦い抜いてください!

暑い中お疲れ様でした。

ではでは~