どうも、浦和サポブクメです☆
今年最後の公式戦。そして、当然3年生にとっては、この試合が最後の公式戦ということになります。正直、高円宮杯までの流れを考えても、この大会でここまで苦戦するとは想像もしていませんでした。何を理由にして良いのか分からないくらい不運と言うしかないくらい、チャンスや枠内シュートがあるのに最初のザスパ草津戦以降全くゴールが決まらず、最終戦まで来てしまいました。悪い流れはどこかで断ち切らなければいけませんし、そうしなければならない試合がこの試合でした。
今日のスタメンは以下の通り
GK1番中島聡志、DFがセンターバックに3番畑本時央と、4番広瀬健太、右サイドバックに2番西山航平、左サイドバックに8番若井祥吾、ボランチに6番野崎雅也、トップ下に5番藤野友則と14番矢島慎也、FWが左に10番礒部裕基、右に11番鈴木大輝、真ん中に9番高木凛
となります。
怪我の7番矢島倫太郎、GK16番小笠原正人(GK2人を先発出場は無理ですからねw)、トップに合流している岡本拓也以外の3年生が全てスタメンに名を連ねました。
この試合で欲しいのは、とにかく得点。どんな形でも良いので得点を奪ってしまえば一気に流れが変わる可能性が高いのでそこに強く期待しながら試合を見つめていました。
勝つ気持ち、得点をしたいという気持ちは強かったのでしょうが試合の序盤は5分5分の流れで進んでいきます。アウェイ側のエリアからだと施設の関係上、前半は左サイドの攻撃の部分、後半は右サイドの守備の部分が良く見えなかったため、そこで起こっているプレーはよく見えませんでしたが、ちょうど攻撃の際はそのサイドで展開されていることが多かったように感じます。左サイドで10番礒部裕基と9番高木凛が絡んだ攻撃、そこに8番若井祥吾が絡んでいた・・はずです。
前半最初の大きなチャンスは8番若井祥吾の豪快なミドルシュートでした。イメージとしては、昨年の大原での横浜FCユース戦で若井祥吾が決めた豪快なミドルシュートが惜しくも上に外れたという感じです(行った方はよく覚えていると思います。)
気持ちが攻撃に行っていたからなのか、やや前節の大量失点が影響しているのか、前半は守備面でややプレスが甘く、相手の大型フォワードに結構自由にポストプレーをされていた印象があります。プレスが甘いために、容易に突破されてしまうこともありましたが、4番広瀬健太がかなり気を使って最後のところで攻撃の芽を摘む役割をしっかり果たしていたことで失点を防いでいました。
この試合も、ここ数試合同様に5番藤野友則がポジションやスペースを考えて動いているものの、なかなか生きない場面が前半は続いていました(後半にその苦労が報われるシーンが訪れる序章ということです。)
足元へのパスが多い中で、2番西山航平が意識的に裏を狙うパスを出していたと思います。
裏へということでは、11番鈴木大輝が前半から果敢に裏を狙う飛び出しを試みていましたが、ギリギリのタイミングでオフサイドになることが何度もありました(彼にもその苦労が報われるシーンが訪れます。オフサイド連発も序章です。)
得点が入る雰囲気がありながらも、この試合も前半の終盤までは得点が決まらず時間が過ぎていきましたが、ついに、やっと、待ってましたというゴールが浦和に生まれます。
ロングフィードに反応した10番礒部裕基がゴールキーパーと1対1になり、落ち着いてゴールに流し込み待望のゴール!
実に第2戦以来のゴールが決まります。本当に本当に嬉しかったです。なかなか決まらなかっただけに1ゴールの重みが凄く伝わってきました。
前半はそのまま1-0で終了します。
非常に良い時間帯で先制して勢い良く後半を迎えます。前半プレスが甘く、やや仕事をされていた相手フォワードに対するプレーも後半はしっかり修正されており、一人が強めにプレスをかけ、動きが止まった所でもう一人がインターセプトするなど上手く守備の部分も対応できていました。
後半が始まり、何分も立たないうちに10番礒部裕基から11番鈴木大輝へ見事なパスが通り、鋭いシュートを放つも惜しくもゴール右に外れてしまいます。
同様に、右に流れた9番高木凛がそのまま持ち上がりクロスを上げるシーンや、同じくサイド攻撃でクロスを5番藤野友則がシュートを放つ(これはキーパーに阻まれる)など、後半はサイドからの攻撃でたびたび得点チャンスを生み出します。
決定的な場面としては、左サイドで10番礒部裕基がボールを持ってドリブルで仕掛ける際に8番若井祥吾がディフェンダーをひきつける動きで10番礒部裕基のドリブルのコースを空け、そこに切り込んでシュートまで行くシーンがありましたが、惜しくもゴールは外してしまいます。形としては狙い通りだったと思います。
追加点は時間の問題かと思われたところで、まず11番鈴木大輝が裏へ抜け出したところへパスが通り、ゴール!オフサイドにかかることも多かったですが、そのトライがゴールとして結実します。
また、右サイドから2番西山航平が絶妙なクロスを入れ、9番高木凛が上手く中へ走りこみディフェンダーを引きつけてスルーし、左サイドから走りこんだ10番礒部裕基がシュートを放つという惜しいシーンもありました。
また、14番矢島慎也らしい見事なリズムのドリブルで相手ディフェンスをかわすシーンもありました。
2-0のまま迎えた後半終了間際に中盤のスペースを動き回っていた5番藤野友則が裏に抜けてパスが通り待望のゴール!試合を決定付ける3点目のゴールとなりました。
得点後に9番高木凛に代わり23番長坂竜一が入ります。短い時間でしたが23番長坂竜一が前線で迫力のある動きを見せ、浦和側の応援席は盛り上がっていましたね。面白い存在です。
ややチーム全体が攻撃に傾いている中で危ないシーンも何度かありましたが、ボランチの位置で6番野崎雅也もよくボールを捌いていたと思います。
そして、ここまで名前を挙げていませんでしたが、公式戦で久々の登場だったGK1番中島聡志ですが、なんというかバタバタすることもなく1試合安定して守りきっていました。いわゆる、こう言ったブログで守備の選手達の名前が挙がらないのは、安定したプレーをしていたということなんですね。1番中島聡志のキーパーとしてのプレーはそういうことだったということです。
最後の試合で3-0で快勝。この大会に入り、ここまで本当に上手く行かずに毎週悔しい思いをしていたことでしょうが、最後にしっかり結果を出すことができたじゃないですか!それでOKです。
思い返してみれば、浦和レッズの下部組織を見るという点での歴史が浅いブクメですが、今の高校3年生に関してはユースに上がった1年生の頃の浦和カップからじっくりと高校3年間という期間をしっかり見させてもらった初めての学年となります。
たぶん、ブログを遡れば出てくると思いますが、若井祥吾を最初は若井ではなく岩井だと思い込んでいたとか、2年生の頃に横浜F・マリノスユースなど前線のプレスの早い相手と対峙した時にプレスをかけられて慌ててパスミスをしていた畑本時央が気が付けばどっしりとしたセンターバックに成長して、プレスをかけられても物ともしないキャプテンになっていたり、一人一人の成長ぶりをしっかり目で見てきたものとして思い起こすことができるのは自分としても嬉しいものです。
そういえば、11番鈴木大輝がサイドバックで使われていた頃に、彼は前の選手なのにと毎試合後にしつこくブログで書いていたような気もします。
長くなりすぎるのでこのくらいにしておきますが、様々なことが思い起こされます。
今年はトップの試合には行かずに浦和の下部組織の試合に集中すると決めたことで、結果的に岡本拓也のプレーをほとんど見ることができなかったことにはやや悔いが残りますが・・・。
3年生へ向けて・・・
今年の浦和レッズユースは、私が見てきた中で最も苦しい時間を長く過ごしたチームだと思います。タイトルは取れなかったと最後の挨拶で言っていましたが、関東NO.1は誇るべきタイトルだと思います。関東NO.1は全国NO.1になれる力があることは優勝チームを見ていけば明らかなことですし、今年のチームにはその力があったと思います。
相性の悪いチームだったり、不可解な判定(というか明らかな誤審)に泣かされたり、入るべきゴールが入らなくなってしまったり、何かのせいにしてしまいたいことだらけだったとも思います。何かのせいにして腐ってしまうのは簡単ですが、その先に進むためには、やはり自分で考えて実行して乗り越えていくしかないものです。
苦しい時間は長く続きましたが、今日の試合で、悪い流れを断ち切って一つ乗り越えたことで順風満帆の人が得がたい強さを一つ手に入れたと考えてください。確実に言えることは悔しい経験や苦しい経験を自分達の力で乗り越えれば乗り越えるほど逆境に強い人間になることができます。
今日は、得点が久しぶりに入ったことや勝ったことも当然嬉しかったのですが、何より自分達の力で最後に逆境を跳ね除けてくれたことが何より嬉しかったです。
今後は、それぞれの新しい舞台で起こりうる逆境を今回の経験を生かして一つ一つ乗り越えて一つ一つ階段を上がって思い描く理想へと力強く近づいていってください。
浦和レッズユースとしての3年間お疲れ様でした!
私の行動スタイルは浦和レッズユースが中心になりますので、頻繁には足を運べないかもしれませんが、新しい舞台での頑張っている姿を時間を見つけて足を運ばせてもらいますね。
なんというか、プロになる選手もいれば大学生になる選手など様々ですが、気持ちとしてはユースを卒業して社会人として色々な舞台に送り出すような気分です。名刺交換でもしましょうか?(笑)
長くなりました、失礼します。
ではでは。