第16回 彩の国カップ埼玉県サッカー選手権大会2011/07/31 – 準々決勝 浦和レッズユースvs城西大学 1-3敗戦・・・育成年代を考える

尚美学園大学グラウンド2011年7月31日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日は、色々考えさせられる1日となりました。複雑な感じです。

先週のクラブユース選手権から数日空いて、今日は大事な彩の国カップ準々決勝の城西大学戦となります。相手は大学リーグの関東2部リーグに所属するチームです。昨年、東京国際大学との試合で試合開始から一気に攻め込んできた相手をいなしきれずに一気に3失点して敗退した記憶が強く残っており、大学生が相手の場合は相手との駆け引きに負けないように戦ってもらいたいと言う気持ちを持って、試合会場に向かいました。

本気で天皇杯を狙っていくためにどのような試合、采配を見せてくれるのかと思っていたのですが、直前に決まったのかは分かりませんが、同日にトップチームの練習試合が組まれ、ここに野崎雅也、矢島慎也、新井純平、関根貴大の4人が招集されたとのこと。ユースは育成がメインでトップチームに召集されれば優先されるのが普通なのかもしれませんが、驚きました。このメンバーを抜いたら勝てないということではなく、カテゴリ違い、年代上などと戦う場合には、外してはならないと思っていたメンバーが、練習試合のために召集されてしまう。こういうものなのだと納得するしかないのでしょうか。

さて、試合です。

この試合のスタメンは以下、

GK16番高浪祐希、DFがセンターバックに19番西澤秀平、4番小出啓太、左サイドバックに3番寄特直人、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに8番片槙吾、トップ下に5番佐藤大介と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

相手の城西大学については、試合自体は見たことないのですが、気になったので試合前に関東2部リーグのここまでの試合でアシスト数や得点数の多い選手をチェックして、なんとなくイメージを膨らませてみていました。

試合開始からのイメージとして、強烈な個人技やスピードを持った選手はいないものの、やってくるサッカー自体は浦和を研究してきているんだなというプレーを徹底してやってくるイメージでした。

浦和の試合の入り方自体は悪くなく、浦和を研究している割には中盤のプレスは厳しくなく、結構ボランチを経由させてくれるものの、サイドの縦の突破に対して高いラインを保って上がらせないように徹底してケアされていた印象があります。それでもサイドサイドと攻撃を仕掛けることが多いため、割と守られ易い展開にはなってしまっていたと思います。

たまに12番高田拓弥のところにボールが上手く納まった時には、テンポ良い攻撃も展開されるものの、やはり相手ゴールを脅かすような所まではなかなか持ち込めず、中盤でのパスミスなどからカウンターを喰らう展開もありました。

前半15分に失点、40分に2失点と、2点のビハインドで後半を迎えます。

後半に入り、左サイドバックに2番西山航平、右サイドバックに19番西澤秀平、センターバックに3番寄特直人、4番小出啓太と、メンバーチェンジはしないものの、守備ラインのポジションを変更し、相手の特徴に対抗して守備や攻撃を守備ラインでコントロールしようと試みた変更をしたのだと思います。

後半開始早々に決定的な場面を作られるものの、相手のシュートはクロスバーを叩き、失点を免れ、ここから徐々に浦和の工夫が相手のバランスを崩すような場面が増えてきます。

10分に19番西澤秀平に代えて24番中村駿介を投入。5番佐藤大介がいつもの左サイドバックの位置にポジションチェンジし、トップ下の位置に24番中村駿介が入ります。

12番高田拓弥を狙った真ん中へのパスを頻度多く狙うことで相手守備の意識をサイドだけでなく中もあるという意識を植え付けたことで中から、サイドからという攻撃で前半以上に攻め込める場面が増えます。

しかしながら、2点ビハインドという状況なので、もう少し強引にでも狙える所はシュートを狙うなどしても良いかな~というところで打たない場面などややもったいないところもありつつ、7番鈴木悠太の右サイドからの仕掛けや、左サイドでは11番堀田稜と5番佐藤大介が前線で入れ替わりながら攻撃を仕掛けていく場面を作ります。

しかしながら、ゴールまでが遠く後半30分に相手の反撃を受けて3失点目を喫してしまいます。

この失点の後、14番繁田秀斗に代えて18番西袋裕太が入ります。

18番西袋裕太がボランチの位置に入り、8番片槙吾がトップ下へと上がりました。

残り15分ほどは浦和の攻勢が続き、11番堀田稜の突破からのクロスに12番高田拓弥が合わせて1点返すものの、反撃はここまで。

1-3で試合終了となり、昨年同様に準々決勝でこの大会を去ることとなりました。

試合終了後の挨拶の時の選手の表情が、試合に負けた悔しさよりも、もどかしさに近いような表情をしていたのが気になりました。

確かに、今日の城西大学は浦和レッズユースにとっては勝てる相手だったと思います。今年の浦和のサッカーが研究されだしてから、個々の選手(特に徹底的に研究して消されるサイドのポジションの選手達)で動きに工夫を加えて大分良くなっているのは見ていて凄く良く伝わってきます。

ただ、頻繁に言ってしまうので少しウザイかもしれませんが、やはり得点がほしい所で少しバランスを崩してでも狙いに行く姿勢や、せっかくのセットプレーのチャンスで、絶対にここで得点してやるという気迫が感じられないことははっきり言ってあります。スイッチが入らないのであれば、周りから自分らが叫びますよ。

後は、単純に足の速さや持久力を競うような陸上競技とサッカーは全く違うのですから、しっかり駆け引きを意識してほしいと思う部分もあります。自分達の形を考えすぎるばかりに、相手を見ていない。相手をおちょくってやるくらいの意識でプレーするくらいでちょうど良いと思います。自分のプレーで相手を見極めてやるよ、遅けりゃスピードで置いていく、早けりゃテクニックで抜いてやる、相手より意識面で常に上に行くイメージ。

チームとしての意識で今日の場合は、前半サイドサイドに偏っていたプレーを後半から中への縦パスを使うことで相手ディフェンダーに中もあると意識させてサイドを上手く使えるようになった仕掛けなどは、良い駆け引きでした。

そんな感じです。

さてさて、本気で狙いに行くと聴いていた今回の彩の国カップでトップの練習試合で今年のチームの軸になっている選手を招集されてしまった。正直、イラっとしました。召集されたら仕方ない、育成だし仕方ない、分かりますが、彩の国カップは勝ち進めば天皇杯、J1のチームと対戦する可能性もある唯一の大会です。ここで勝ち進むことでユースの選手達が経験できることは計り知れない・・・そう思っていたのですが、彩の国カップの後、大原に場所を移して夕方からの大宮アルディージャとの練習試合を見に行って、モチベーションの高い大宮アルディージャとの試合の中でプレーしているユースの選手達を見たら、ここでの経験も確かに個々の選手にとっては重要だと感じてしまい、それはそれで複雑でした。

本人は、失点に繋がるプレーもあって浮かない顔をしていましたが、例えば新井純平は右サイドバックで、かなり絶妙のタイミングでオーバーラップを仕掛けて攻撃に絡んでいましたし、惜しいクロスボールも上げていました。その逆に、相手左サイドのスピードのある攻撃で対応に苦慮していたところもありましたが、このレベルの経験と今後対応するためにプレーの質を上げていく必要性を実感することは重要ですし、矢島慎也はクラブユース選手権でも決めたような豪快なシュートを決めたり、かなりスピードのある強いパスを正確にコントロールしてシュートまで持ち込んでいた。関根貴大はトップ下のポジションで運動量豊富に攻撃に絡んでいましたし、野崎雅也はボランチの位置で正確なサイドの選手への長めのパスなどを見せながら、普段なら大丈夫なボールの持ち方で奪われてしまったりと、やはりこのレベルだからこその経験を積めていた。

育成年代というのは、こういうものなのか。知ってはいましたが、今日ははっきりと実際の流れを持って実感させられてしまいました。

次の公式戦は9月のプレミアリーグ再開から。

中堅どころに大勝できるレベルから、全国レベルに自らのサッカースタイルで堂々と渡り合えるレベルへの成長を期待しています。

ではでは。

 

 

第16回 彩の国カップ埼玉県サッカー選手権大会2011/07/18 – 1回戦vsホンダルミノッソ狭山 5-1勝利・・・きっかけにして欲しい

尚美学園大学グラウンド2011年7月18日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

4月に大宮アルディージャユースを下して彩の国カップの2種クラブ代表枠を獲得した浦和レッズユースの天皇杯出場を目指す本戦が今日からスタートしました。社会人や大学といったカテゴリ上の相手と戦う貴重な場でもあり、その先に天皇杯がある大会というものの、これまでは日程の都合上なかなか本気で狙いに行くことがなかったのも現実なのですが、今年はプレミアリーグがスタートした関係で日程に少し余裕ができ、本気で勝ちに行くというような話も聴こえてきます。

ユースを応援する立場からすると、天皇杯でJのクラブとユースが真剣勝負する試合を応援するのはある種の夢であり、そういう話を聞いたからには期待せずにはいられない。

そんな浦和レッズユースの初戦の対戦相手はホンダルミノッソ狭山となります。浦和レッズユース卒業生の池田涼司が所属するチームですね。最近は余り調子が良くないようですが、それでも関東リーグで戦っていた経験値のある強敵と言う印象がありました。

この試合のスタメンは以下、

GK16番高浪祐希、DFがセンターバックに19番西澤秀平、18番西袋裕太、左サイドバックに3番寄特直人、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に5番佐藤大介と8番片槙吾、FWが左に11番堀田稜、右に26番金野僚太、真ん中に12番高田拓弥

控え:1番三上綾太、2番西山航平、4番小出啓太、7番鈴木悠太、10番矢島慎也、14番繁田秀斗、24番中村駿介

ここ数試合のプレミアリーグのスタメンと比べると数人の選手の変更やポジションの変更などもありますが、チームの軸となるボランチの位置に6番野崎雅也がいて、フォワードの真ん中に12番高田拓弥、左サイドには11番堀田稜とプレミアリーグ同様の選手をポイントポイントで配置するメンバー構成になりました。

20番新井純平は、U17ワールドカップ後、初のスタメン出場になります。5番佐藤大介のトップ下、左サイドバックの3番寄特直人というポジションの変更はブクメは見られなかったのですが、那須での順位決定戦の時に試して見た方に聞くと機能していたとのことで、楽しみな布陣。

また、6番野崎雅也と8番片槙吾の中盤の組合せは、以前臨機応変に状況によってはダブルボランチのような配列にしたり入れ替わったりで機能していた布陣。

右の26番金野僚太と右サイドバックの20番新井純平の縦の並びは、昨年のU16リーグでも機能していた布陣。 

このような布陣でどのような戦いを見せるのか色々妄想していました。

昨年のこの大会では1回戦で社会人クラブを下して2回戦で大学のチームに敗れたのですが、カテゴリ上のチームの場合は試合の駆け引きに長けているチームが多く、はまると一気に試合を決められてしまうので最初10分くらいが鍵かと思っていましたが蓋を開けてみると、(後で聞いて見るとホンダルミノッソ狭山が仕事との兼ね合いで万全ではないなど、チーム状況やメンバーの組み方がベストに出来なかったなど聴きましたが、)思った以上に駆け引きはしてこないし、抑えるべきところへのプレスが緩いなど、やや拍子抜けなところもありつつ、浦和が本来の戦い方を思うように実践できたこともあり、浦和の圧倒的攻勢で展開されていく試合となりました。

思った以上に6番野崎雅也を自由にさせてくれ、8番片槙吾が気の利いた動きをする、更に12番高田拓弥の動きにディフェンダーがひきつけられ、本来なら通り難い縦の真ん中のスペースが空き、そこに8番片槙吾が走りこんで6番野崎雅也からのパスを受けてシュートを狙うという場面がこの試合何度も作れていました。

先制点もその形で、6番野崎雅也が縦に入れたボールを8番片槙吾が受けシュート。キーパーが触るもののボールはそのままゴールに吸い込まれゴール。前半8分に早くも浦和が先制します。

また、今日は左サイドの11番堀田稜がサイドばかりではなく、中央に切り込むなど攻撃のパターンを増やして工夫して攻撃していました。この組み合わせは相手が絞りにくくなるので良いと思います。

また、今年は左サイドバックで守備的な部分での意識も強くなっている5番佐藤大介はトップ下の位置で本来の攻撃的なプレーを思う存分見せてくれました。

更に試合開始からしばらくは、バランスを取るためにあまりオーバーラップを見せていなかった20番新井純平が、20分辺りから行けるチャンスでオーバーラップを仕掛ける回数が多くなり、そのオーバーラップから深くまで切り込んでのクロスボールに5番佐藤大介が合わせて前半25分で2点のリードを奪います。

更にその10分後の35分に26番金野僚太が上手くタメを作り、絶妙のタイミングでオーバーラップを仕掛けた20番新井純平にパスを送り、深い位置からのクロスに再び5番佐藤大介が合わせ3点目。

前半終了間際にパスミスからの反撃で1点返されるものの、1-3と2点のリードで前半を折り返します。

後半に入ると、右サイドの26番金野僚太が前半は、周りを使って組み立てる割合が多かったところを自らの攻撃に割合多く割くようになり、右サイドでボールを受けるとドリブルで仕掛ける回数も多くなり、この攻撃的姿勢で後半20分に見事なゴールを生みます。右サイドのやや角度がないところから、豪快なシュートを叩き込み、1-4とします。

この得点の後、11番堀田稜に代えて7番鈴木悠太を投入し、その後5番佐藤大介に代えて24番中村駿介を投入します。

前半同様、6番野崎雅也が自由にプレーできる状況と前線の動きにつられてスペースをあけてくれることが度々あり、このスペースを狙って何度も決定的なチャンスを作っていたのですが、この形で試合を決定付ける5点目が入ります。

6番野崎雅也が縦の開いたスペースに鋭いパスを通し、抜け出した24番中村駿介が落ち着いてゴール。

これで5-1となります。

この得点の後、35分に12番高田拓弥に代えて10番矢島慎也を投入。この10番矢島慎也からオーバーラップした20番新井純平がゴール前まで持ち込む惜しい場面や、逆にオーバーラップした20番新井純平からのクロスに10番矢島慎也が合わせるなど更なる追加点のチャンスはあったものの、結果的に5-1のままで試合は終了となりました。

これで、浦和レッズユースは今月末に2回戦で城西大学と対戦することになりました。

さてさて、今日の試合は来週末にクラブユース選手権で全国NO.1を目指す浦和レッズユースにとっては、様々な点でプラスの要素を与えてくれました。

まず、相手が比較的自由にやらせてくれたこともあり、最初の頃にできていた浦和が試合を支配する形というものを感覚的に取り戻せたと思います。11番堀田稜、7番鈴木悠太のサイドからのスピードのある攻撃。中盤のバランスをとりながら、バックラインからの18番西袋裕太の正確なロングフィード。大前提となる攻撃パターンが何度も見られました。

そして、先ほど書いたように縦ばかりではなく中への仕掛けを見せた11番堀田稜の動きや、26番金野僚太が見せたような、サイドバックの上がるスペースを作りためて攻撃参加させる動きや、自らも動き回って狙える時には狙う姿勢。また、ボランチ経験も豊富な8番片槙吾と6番野崎雅也が組むことにより、ポジションを入れ替わったり、相手のプレスがきつい時にはダブルボランチで起点を分散させて相手に簡単に狙われにくくする試み。

更に、サイドバックの攻撃参加を効果的に使うというバリュエーションも見えました。

もちろん、週末の全国大会になればプレミアリーグ同様に浦和の長所を潰そうと研究した相手が起点となる6番野崎雅也やサイド攻撃を封じるための試みなどしっかりやってくるのは当然で今日のようにすんなりは行かないと思いますが、今日やれていた動きをしっかり実践できれば、研究されても対応できないようなサッカーが必ず出来ます。

正直な所、浦和レッズユースがやっているサッカーの方向性は間違っていないのに連敗で流れが悪くなってそのまま全国大会を迎えるのは状況として良くないなと感じてはいたのですが、今日の試合があって本当に良かったと思います。この試合をきっかけにして、全国でも浦和レッズユースのサッカーの強さを見せつけちゃって下さい。

彩の国カップの次戦の戦いに関しては、全国大会で浦和のサッカーが実践できていれば、相手との駆け引きで負けなければ簡単ではないとは思いますが、十分勝利することはできると思います。

自信を持って、戦ってくださいね!

ではでは~。

 

第16回彩の国カップU-18クラブ代表決定戦決勝2011/04/24 – 浦和レッズユースvs大宮アルディージャユース 2-1勝利・・・本戦出場決定

レッズランド2011年4月24日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

いよいよトップチームも今日から再開ですね!

そんな今日、浦和レッズユースにとっても一つの負けられない試合がありました。天皇杯に繋がる大会となる彩の国カップのU18クラブの代表の埼玉県代表を決める決勝戦となる大宮アルディージャユース戦です。

高円宮杯U18プレミアリーグのようなリーグ戦ではなく負ければ終わってしまうノックアウト式の大会ですから勝負にこだわる必要のあるという意味で勝ちきることが重要な試合。この試合に勝利すると、彩の国カップとして世代上の大学生や社会人のチームと真剣勝負できる場が用意されます。

ブクメとしては、浦和のトップチームと真剣勝負できる天皇杯に繋がる大会なので是非とも勝ち進んで欲しい大会でもあります。

この試合のスタメンは以下、

さて、この試合のスタメンは以下になります。

GK16番大石祐輝、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に7番鈴木悠太、右に23番岸伯富実、真ん中に12番高田拓弥

となります。

対戦相手には、昨年U16トレセンメンバーで埼玉県代表として浦和の選手たちとも共に戦った菊池翔や中山雄希、川田修平、河野隼人、飛奈 洸太など見慣れた顔がいるものの、ただでさえ大宮には負けたくないのですが、知っている顔がいるとむしろ余計に負けたくないと思ってしまいます。

そういう少し違った感情も混ざってみている分にはかなり満足できる試合開始からの浦和ペースになりました。

まず、中盤のトライアングルとなる10番矢島慎也と14番繁田秀斗、6番野崎雅也の3人のバランスが非常によく中盤を支配できていたことや、やはり前の試合となるFC東京U18と比べても前線でのプレスがそこまで激しくないこと、12番高田拓弥、7番鈴木悠太、23番岸伯富実の前線の3人が逆に大宮の守備ラインにプレスを仕掛けることでこぼれだまも出足良く奪えるなど主導権をしっかり奪っていました。

攻撃面では、12番高田拓弥のポストから14番繁田秀斗や10番矢島慎也を経由しての攻撃展開、そこからサイドの7番鈴木悠太や23番岸伯富実へ展開されてサイドから攻撃など、得点自体はなかなか生まれなかったものの、思うように展開できていたと思います。

チャンスは作るもののなかなかゴールが決まらなかったのですが、前半20分にゴール前での分厚い攻撃のなかで7番鈴木悠太がこぼれだまを押し込んで浦和が先制します。

先制点以降は大宮アルディージャも取り返すために攻撃の姿勢を強めて攻めて来る時間がありましたが、守備の部分ではこの試合、比較的左サイドバックの5番佐藤大介も右サイドバックの2番西山航平も上がりすぎずに守備の意識高くプレーしていたこともあり、また3番寄特直人が危ない所でのパスを上手く読んで速めにつぶしていたことで大きな破綻はなく、前半を1-0で終了します。

前半の攻撃面では、10番矢島慎也のポストを叩くミドルシュートが2本ほどありました。惜しいところで枠の中まで飛ばないのはどうしてでしょう。ただ、試合の攻撃面で特に存在感を示していた10番矢島慎也は前半40分くらいに、足を痛めたらしく交代となります。11番堀田稜が入り、これにより23番岸伯富実がトップ下の位置へ入り、7番鈴木悠太が右サイド、11番堀田稜が左サイドへと入ります。

後半に入り、スタートから何度か11番堀田稜のスピードを生かした左サイドからの仕掛けでチャンスを作ります。浦和のペースは後半も続き、そんな中で12番高田拓弥が持ち味の裏へ抜け出す動きから、ディフェンスラインを上手く欺き抜け出したところでたまらず大宮ディフェンダーが倒してしまい、これで倒した選手は一発退場となりました。浦和サポですが、ちょっと一発レッドは判定が厳しすぎるような気がしましたが・・・。

何はともあれ、ペナルティエリア外からFKのチャンスを獲得します。このFKを5番佐藤大介が蹴り、左上隅を狙ったボールは惜しくもクロスバーに弾かれます。

さて、数的優位になって畳み掛けたいところなのですが、ここで思わぬ大宮の反撃に遭います。ややバランスを崩して攻撃を仕掛けてきた際にペナルティエリア付近でサイドを広く展開され、そこに付ききれず、同点ゴールを決められてしまいます。

この同点ゴールで大宮が一人少ないながらも勢いづき、浦和が少し対応にもたついてしまうというやや悪い流れに変わってしまいます。

数的優位を上手く生かせないながらも、7番鈴木悠太の仕掛けや、12番高田拓弥のポストから11番堀田稜のシュートなど、惜しい場面はけっこう作れながらもフィニッシュに精度を欠き、逆転ゴールがなかなか奪えません。

交代で流れを変えるのかな~と思いながらも浦和のベンチは動かないまま気が付けば後半も残り5分くらいになり、ようやく9番長坂竜一が交代で準備していたところで、7番鈴木悠太が値千金の逆転ゴールを決め、2-1という状況にして9番長坂竜一と交代します。

更に試合終了まであと数分と言う所で23番岸伯富実に代わり8番片槙吾、14番繁田秀斗に代わり18番西袋裕太、2番西山航平に代わり19番西澤秀平と3人交代するものの、大きな展開はなくそのまま2-1で試合終了となります。

とにかく、90分で勝ちきってくれましたが心臓に悪い展開でしたw

ただ、何はともあれこれで彩の国カップU18クラブ代表となりましたので、昨年同様に彩の国カップ本戦へ駒を進めることができました。試合を楽に進める得点は奪えなかったものの、勝負にはしっかり90分で勝ってくれましたのでOKです!

さてさて、この試合の後に40分×2で練習試合が行われましたのでその試合も見てきました。

前半のスタメンは以下、

GKが40番高浪祐希、DFがセンターバックに18番西袋裕太と19番西澤秀平、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに29番立野峻平、トップ下に8番片槙吾と24番中村駿介、FWが左に13番長谷優、右に9番長坂竜一、真ん中に25番大野将平

となります。

浦和は黒ビブスをつけていてパンツの小さい背番号しか見えなかったので24番以降の番号は間違っているかもしれませんのでご了承を。。

前半を18番西袋裕太のゴールと25番大野将平のゴールで2-0で折り返し

後半のメンバーは以下、

GKが1番三上綾太、DFがセンターバックに19番西澤秀平と15番上野文也、左サイドバックに28番森亮太、右サイドバックに27番金野僚太、MFがボランチに29番立野峻平、トップ下に8番片槙吾と24番中村駿介、FWが左に13番長谷優、右に25番大野将平、真ん中に17番カドコダイ・アシカン

となります。

途中で19番西澤秀平に代わり18番西袋裕太、8番片槙吾に代わり21番小坂慎太朗が再び投入。18番西袋裕太がボランチの位置に上がり、21番小坂慎太朗がセンターバックに、29番立野峻平がトップ下の位置にはいるというフォーメーションで残りの時間展開されました。

後半は、13番長谷優のゴールとPKによる失点が1。トータルで3-1で勝利となりました。

見ていた位置であまり試合がしっかりは見られなかったのですが、ポイントポイントで見て見たところでは、例えば右サイドで20番新井純平がオーバーラップ、パスを9番長坂竜一に出し縦への突破と前半の右サイドの縦への攻撃に魅力のある2人が見せた攻撃は面白かったです。更に、13番長谷優の得点意識の高い突破から角度のないところで決めきった見事なシュート、トップ下の位置に入った時の29番立野峻平のテンポ良いパスや大きな展開、試合終了間際の27番金野僚太のタイミング良い上がりからのピンポイントクロスなどなど、先週の大宮アルディージャユースとの試合とは別の意味でバランスを崩しすぎずに個々の持ち味を見せるプレーがでていたので面白かったです。

思った以上に、今年の浦和レッズユースはチームとしてのバランスが良い構成で一つの完成度が高いパターンはできつつある中で、やはり更に様々なケースで対応できるような層の厚いチームとして戦っていくためには、現時点でのスタメン候補をどんどん脅かすような押上げが必須で、本当に持ち味は維持しながら、少しプレーをプラスアルファで変えればという選手がたくさんいることが、この練習試合を見るだけでもわかりますので、ガンガン行って下さい!

そんな、ブログを書きながら、ふとトップチームの結果を見たら名古屋グランパス相手に快勝してる。良いことです。

ではでは~!