浦和カップ 2018/04/04 浦和レッズユースvs明秀学園日立高校 1-0勝利・・・気迫が伝わる試合で無失点勝利

どうも、ブクメです☆

清水遠征(U16チャレンジリーグなど)からの流れで、平日も含めて連戦連戦で戦い続けている浦和レッズユース。疲労がかなりたまっている中で思うようなプレーができないことや、新1年生中心のメンバーであることなども含めて、かなりギリギリのところで戦い続ける中での浦和カップ3日目。午前の試合には足を運べませんでしたが、17:00キックオフの明秀日立高校戦の試合に足を運ぶことができました。

事前に少しだけ話を伺うことができたことで、選手の疲労具合など考慮すべき状況も伝わってきており、この日の初戦となった伊勢崎商業高校との試合は、3-5と乱戦の末に敗れたようで、昨日は、浦和東高校がAチームでがっつりきたところで1-7で敗戦したなど、新1年生が多いこれからのチームに上級性が決定的な仕事をしたり、チームを落ち着けるような形で戦う中でも、なかなかこらえ切れずに失点を重ねてしまったこの試合の前までの状況のようでした。

そのような状況で迎えた試合だったので、選手の動きも重たいのかなと、もしそうなっても少し考慮してみようかなと思って見始めてみたのですが、いやいや、2日に見たときに書いたような、もう少し球際とか強く行けないのかなという話などが一気に払しょくされるくらいのチーム全体の気迫のこもったプレーが連発の試合を見ることができました。

vs明秀学園日立高校戦メンバーと交代

GK41番関大輝、DFが左に32番佐藤優斗、右に38番松村大也(後半23分?⇒37番堀井真海)、真ん中に19番清水楽人と40番山田奈央、MFが左に31番木下翼(後半19分⇒27番清水哲太)、右に12番千葉希、真ん中に35番根岸恵汰(後半13分⇒42番山本陽生真)と29番奥山圭介(後半スタート⇒9番二見健太)、FWが28番長田拓巳(後半23分⇒39番盛嘉伊人)、右に13番與那覇航和

となります。

特にスタートから前線で果敢にチェイスして相手との競り合いでも力強く戦う28番長田拓巳の姿に驚きつつ、実際にそういうプレーの中で開始早くからチャンスを作り6分には、キーパーに防がれたものの惜しいシュートの場面も作りました。

また、この試合右サイドに入っていた31番木下翼のドリブルでの仕掛けと同じく、競り負けない迫力というものが見られ、14分に印象に強く残ったのが、まず前線で31番木下翼が相手のプレッシャーを受けながらも粘り強くボールをキープして28番長田拓巳につなげ、そのパスを受けた28番長田拓巳も相手の激しいプレスを受けながらも、粘り強くキープして、シュートまでもっていくことができていました。

また、この試合でボランチの位置に入っていた35番根岸恵汰も、ジュニアユース時代に強く印象に残っていた、精度の高いフィードで、ピンポイントに味方につなげるパスを供給する場面も多く見られました。

バックラインでは、おそらくもう少し前目をやりたいであろう38番松村大也も守備のポジションで、危ない場面で、タイミングよく相手の前に体を入れて防ぐ場面がありました。

20分には、35番根岸恵汰からのフィードが31番木下翼につながり、裏に抜け出した29番奥山圭介がサイドから持ち上がりクロスを上げるなどテンポよく、ポジションの入れ替わりもありながらの見事な攻撃の組み立てもできていました。

その直後にも、今度は、31番木下翼、13番與那覇航和、28番長田拓巳とテンポ良いパス回しでチャンスを作りました。

浦和攻勢で仕掛ける形が多い前半でしたが、前半終盤に相手にゴール右上隅を狙われる見事なシュートを放たれるものの41番関大輝のビッグセーブでピンチを回避。チャンスも多かったものの、ゴールは奪えず、また相手の決定機も防いで0-0で折り返しました。

ちなみに、相手のキーパーも近い位置だったので、よく見ていたのですが、パントキックがよく飛ぶな~とそこも感心して見てしまったりしていましたが。

後半も相手が攻勢に出る場面も増えたものの、良い形で入ることができ、13番與那覇航和の仕掛けから12番千葉希とのパス交換でゴールに迫る場面を5分くらいに作ります。

後半9分に、相手のコーナーキックのチャンスから、強烈なヘディングシュートがであわやという場面があったものの、これも41番関大輝が落ち着いてキャッチ。左サイドバックの32番佐藤優斗のフィードやチャンスの場面でのロングスローなど、前半は観戦エリア(浦和南高校のグラウンドの観戦エリアは、ゴールの裏側から見ることになるので、前半浦和レッズの左サイドバックあたりの攻防は、最も遠い位置になる)の関係であまりよくわからなかったのですが、後半は、ここでの攻防もよく見ることができました。

また、チャンスは多く作るもののなかなか得点が決まらないというところは、前に見た試合でも同じ印象だったのですが、この試合もその時の試合と同様に、途中から入った9番二見健太が、あっさりという言い方は大げさかもしれませんが、16分に右サイドからの仕掛けから、思い切って放ったシュートが、おそらく誰かに当たった形にはなったと思いますが、見事にゴールとなり1-0とようやく均衡を破ることに成功しました。

狙うべきポイントを押さえたプレーができているという印象ですね(以前と比べて、ゴールに向かう時の姿勢も見るたびに良くなっているように感じます。)

先制点から残りの20分ほどの時間は、相手も点を取りに攻撃に重きを置くプレーになることや、メンバー交代が多くなったことで、やや受ける時間が長くなったものの、20分くらいに一度また決定機を作られたところを41番関大輝が防いだ後は、シンプルに行くところはシンプルにプレーし、狙えるところは、交代で入った37番堀井真海の力のあるドリブルでの仕掛けや、長めのボールで前線の選手が仕掛けるなど、最後まで気持ちを緩めずに戦いきり結果的に無失点勝利となりました。

結果的に、この大会で無失点の試合は初になりますが、披露のピークになっている状況下で失点しなかったということがまず素晴らしいなという点と、また、結果的にこの試合も含めてすべての試合で得点を挙げることができているということも素晴らしいことです。

また、浦和カップは結果的に2試合しか見ていないものの、その最初に見た試合と比べると、それぞれの選手が特徴を出してプレーできている印象が強かった試合と言うのが嬉しかったですね。

また、この試合は、19番清水楽人があまり見慣れないセンターバックと言うポジションでプレーしていましたが、2年生として見事に守備に落ち着きを与えるようなプレーをできていたと思います。

そこに外部から加入した1年生40番山田奈央や、42番山本陽生真など、まだ特徴をしっかり見て把握することはできていませんが、バックラインとボランチでプレーする姿を見つつ、守備面での重要なポジションで台頭してくる姿を期待しつつ、なんというか、今日の試合は、伝わってくるものが多い試合だったので全体的に見ていて楽しかったとまとめておきます。

疲労もピークとなる中で、残り2試合。

そして、現時点では、この浦和カップを望んでいるメンバーを中心に今週末に開幕する埼玉県S2リーグに挑んでいくことになると思うのですが、浦和レッズのアカデミーを長年応援してきているブクメとしても、同じユースチームが2つのレベルが高い公式戦に挑んでいくというシーズンは初めてでして、高校サッカーでは、AチームとBチームの関係性とか、お互い頑張ろうなと結果を出しました見たいな話を流経大柏とか、前橋育英高校などで聞いていたり、青森山田高校など、プリンスリーグまで到達してBチーム(と形式上呼ばれているチーム)も優勝争いを普通にしているようなところもあったりする中で、浦和レッズユースというチームが、プリンスリーグの2つ下のカテゴリまでようやく到達した中で、もちろん、Aチームでプレミアリーグで戦うことができるできないで、悔しい気持ちも出てくるでしょうし、その辺はもちろん切磋琢磨して競争してもらいたいのですが、でも、これまで以上に、Bチームと形上は呼ばれてしまっても、チームとした高いレベルを維持していけないと、上は目指せないレベルのリーグがS2リーグであるのも事実です。

この辺りは、育成の関係者の方も頭を悩まされることが多いと思いますが、選ばれたところで選手が前向きに戦えるように、大学サッカーでも一応一つ下のカテゴリと言われているチームの方が良い結果を出しているから、総入れ替えだ!(みたいな流通経済大学的なところもありましたよね)みたいな、とにかく、AもBも関係なく切磋琢磨して、だれが出てもどの組み合わせでも、浦和レッズユースというチームは、かなり手ごわいぞという形に今年進めることを期待しながらシーズン開幕を楽しみにします。

明日、浦和カップの最終戦。まだ微妙ですが、時間が作れれば足を運びたい!

そんな感じです。

ではでは。

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