高円宮杯全日本ユース(U15)サッカー選手権 関東大会2019/12/21 浦和レッズJrユースの高円宮杯を観戦

どうも、ブクメです☆

今回は、なんとなく、対戦相手のコンサドーレ札幌U-15の勝ち上がりが気になってたりします。割とまんべんなくサッカーを楽しく見られるという方でもないので、浦和レッズのアカデミー関連の大会では、敗退すると、その大会自体に興味に失ってしまうことが多いというのはブログでもたびたび書いています。

おそらく、例えば、浦和レッズユースであれば、かなりたくさんの試合を今年も見てきたので、チーム自体にフォーカスを当てて考えることができるものの、浦和レッズジュニアユースに関しては、あまり回数見られていない。

なので、まあ、わからないことが多すぎるわけですね。そのため、関東予選の2試合を参考にして考えようとするものの、その時からも1か月以上が経過しているわけです。そして、今回対戦したコンサドーレ札幌U-15の強さをわかりやすく感じつつも、測る基準がない。敗れたこの試合で、浦和レッズジュニアユースがどのくらいやりたいことができていたのか、それを相手が上回っていたためにこのような試合になったのか、情報が少ないだけに対戦相手で測りたくなったのが素直な気持ちです。

で、2回戦の試合が終わり、コンサドーレ札幌U-15は、1回戦を8点取って勝ち上がってきた神村学園中等部を相手に7-0で圧勝していた。ただ、やはり神村学園中等部もイメージしにくい。これを考えると、次の対戦相手が23日のガンバ大阪ジュニアユースなので、この対戦の結果を見ると、今回の札幌がどのくらい強かったのかが図れるのかと思いつつも、7点取って勝つようなチームだったことを考えると、やはり相手のレベルが高いと判断して良いのかなと感じていたりもします。

いなし方と、展開力、決定機の力強さと精度、守備の硬さ。序盤にバタバタしたとはいえ、全体的に感じた相手のイメージは、手ごわいなという印象。

自分の何が嫌だったかと言うと、この試合を見ながら、ピッチコンディションの悪さが気になりながらも、試合の流れの中での、采配とかが気になってしまったこと。相手を見つつ、こういう状況になっているから、ここを修正したほうが良いとか、そういうところが気になって仕方なかったこと、ジュニアユースの3年生にとっては、集大成を見せる大会で、もっと違う要素で試合を応援して見られると思っていた自分が、そういう見方をしてしまっていたのが、終わってからなんか嫌で嫌で。でも、この試合に限っては、勝たせるための状況に応じた指示を送ってほしかったなと感じてしまったんですよね。それではダメだ、ではなくて、ではどうすれば良いのかまで。

そういう気持ちを抑えて、きれいな言葉を並べるのもなんだか嫌で、こんな文章になっています。

シンプルに試合を通してのやりたいサッカーをやれていたのは相手で、ただ、勝負のところでは、試合の序盤にピッチコンディションに相手も対応できていなくて、バックラインでミスが出た時のこぼれ球が浦和に良い形で流れてくるという時間に起こった数回のチャンスと、試合終盤に巡ってきた複数回の決定機。この時間帯を制することができていれば、勝負には勝てたかなという内容だったと思います。

サッカーは採点競技ではないですからね。

ということで、ジュニアユースの個々の選手の歩みを感じるだけ見られていない私として書けることは、次のステージのことくらいになってしまうことを許してください。一人一人にドラマがあり、様々な思いで高円宮杯に臨み、そのピッチに様々な理由で立てなかった選手もいる。それを感じるところまで行けてはいないものの、私も、見させていただいた試合の中で、特徴を存分に感じさせてくれた選手として印象に残っている選手もおり、また、その選手の課題も感じたり、試合によって、プレーのクオリティが大きく変わってしまうところも見られたりしました。

その辺は、どの選手にもあることで、それを私が断片的に見ることができたというだけでも、この先、基本的には、ユースに昇格してプレーするか、高校サッカーに進んでいくことになると思いますが、その環境が、その選手の課題に気づかせてくれるものであり、また、特徴を最大限に生かしてくれる環境であることを願うばかりです。

ここ数年は、ユースの環境のことを危険な流れになっているようなことを長年書くことが多くなりましたが、ようやく今シーズンからは、体制がしっかりしたものになり、選手が特徴を伸ばしやすい環境に戻りました。来年もユースの体制が継続されれば、少しずつ良い意味での積み上げがユースでもできるようになっていきます。

サポーターサイドで言うのも少し変かもしれませんが、ユースのカテゴリで待ってますし、見られることを楽しみにしています!

・・・なんか、偉そうな文章になっているような気がしますね、すみません。。

高校サッカーに進む選手も、ジュニアユースのカテゴリに多く足を運んでいた方から情報をいただきつつ、おそらく、顔を見てパッとわからないという状況が多くなると思いますが、機会を見つけて足を運びたいと思います。その大きな理由になるのは、やはり、目に見える活躍をしてもらうことです。

高校サッカー系の情報サイトやツイートなどを眺めつつ、「お!この選手、活躍しているんだ! 」と名前が挙がった時ほど嬉しく楽しいことはないですからね。

・・・やっぱりなんか、偉そうだな。。

ちなみに、経験上、難しい予選を勝ち上がる経験というのは、その先の戦いでも、ギリギリのところで強みになるというのは、多く見てきていますので、夏は悔しい思いをした浦和レッズジュニアユースですし、ダイレクトに高円宮杯に出場できなかったのも悔しかったと思いますが、今年のチームは、難しい関東予選を勝ち抜いたという経験を積んでいますよね。これって、本当にその先の戦いに生きてきますから。そこで、ピッチに立って戦った選手も、ピッチサイドから、味方が勝ってくれることを信じて同じ気持ちで戦っていた選手も、その部分を強みにしてここからの新しい戦いに臨んでください!

最後の、この試合のメンバーと交代を残しておきます。

vsコンサドーレ札幌U-15戦のスタメンと交代は以下、

GK1番木村航大、DFが左に6番水倉慧(後半21分⇒24番山野悠)、右に2番齋藤駿(後半28分⇒12番石川真稀)、真ん中に3番滝瀬健太郎と17番都築駿太、中盤が、左に40番阿部水帆(後半スタート⇒10番新城愛斗)、右に8番桐山龍人(後半8分⇒21番河原木響)、真ん中に4番大當泰生と7番萩元雅樹、FWが11番稲垣篤志と9番西田春斗(後半21分⇒28番志田出帆)

となります。

 

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

高円宮杯全日本ユース(U15)サッカー選手権 関東大会2019/11/16-17 浦和レッズJrユース全国出場の2試合を観戦してきました。

どうも、ブクメです☆

今回の二日間も、今年ジュニアユースの試合にあまり足を運んでいない身からすると、サポーターサイドからすると「美味しいところ持って行ったね」と言われてしまうような2日間ですが、誰が何と言おうと、美味しい素敵な2日間を過ごさせてもらいましたよ。

ということで、プレーする選手にとっては、かなり身体的にも過酷な2週間となった高円宮杯U-15への戦いのブロック別の準決勝、決勝の2試合をこの週末足を運ばせてもらいました。

この2日間に足を運びたいと思った大きな理由は、やはり10月下旬に、色々な状況が重なって駒場スタジアムサブグラウンドでユースの試合の後に、そのまま観戦することができた関東U15リーグの湘南ベルマーレU-15戦での印象的な試合を観戦することができたことも大きな理由になっています。私は、今年は、育成の体制が変わったところから、ユース中心の度合いを高めて、それと同時に自然と、それ以外のカテゴリがまんべんなく、その時に見たいと思ったものを見るという形で足を運んでいましたが、その試合を見たことで、全国を決める戦いと、その本戦も足を運びたいなという思いが強くなっていたということで、その意味では、縁があるとも言えます。

本当に、幸運にも長く足を運ばせてもらっていますと、浦和のアカデミーから羽ばたいていった選手が当然ながら増えていくわけで、そのカテゴリも膨大になり、この週末で言えば、実は、大学サッカー系でも足を運んでおかないと、その選手の最後の試合となるかもしれないという試合もあったのですが、それら以上に、ここに足を運びたくなったということです。

さて、

浦和レッズジュニアユースは、負けたら終わりのトーナメント戦で先週末9日にFC深谷、10日に湘南ベルマーレU-15EASTに勝利して、今週のブロック準決勝と決定戦に臨みました。

会場は、今週は、本大会でも使用される前橋フットボールセンター(下増田運動場)での連戦。

もちろん、関東U15リーグの順位で上位に入りダイレクトで本戦に出場できるのが最もスムーズとは言えますが、その順位に入れずにこのトーナメントに進むときには、ほとんど書いていますが、高円宮杯出場が目標ではなく、高円宮杯優勝が目標であるのであれば、本戦と同じレギュレーションの負けたら終わりのトーナメントを勝ち抜くことが大きなアドバンテージになるのは確かですし、また、その序盤戦で戦う可能性の高いグラウンドで戦えるという関東予選ならではのメリット(今回の場合は、強風とか、この時期になるとピッチコンディションが結構厳しいものになってくるとかを実際にプレーして感じられる)も得ることができる。

さらに言うと、ダイレクトに出場を決めているチームは、既にリーグ戦全日程を終えている中で、そこから2週間公式戦でギリギリの戦いができることも私はメリットになると考えています。

もちろん、ここでの経験を高円宮杯に活かすには、4試合負けずに勝ち抜く必要があるので、そのメリットを見せられるのは、4つのブロックで勝ち抜いた4チームのみになるわけで、そこを勝ち抜いた1チームが今回は、浦和レッズジュニアユースとなったわけです。

いわゆる、町クラブと呼ばれる対戦相手が、このカテゴリで台頭するようになってから、数年が経ち、クラブユースのチームを倒すことが波乱とも言われなくなりつつある中で、今回対戦したFC多摩も前橋FCも本当に強い相手でしたし、勝敗のところでは、どちらに転んでもおかしくない相手でした。

総括的な書き方になりますが、まず、この2試合についてメンバーと流れなどをざっくり(とは言っても、書き出すと長くなることが多いですがw)書きますね。

vsFC多摩戦のスタメンと交代は以下、

GK18番鮎澤太陽、DFが左に6番水倉慧(後半23分⇒12番石川真稀)、右に2番齋藤駿(後半40分⇒22番青柳仰)、真ん中に3番滝瀬健太郎と17番都築駿太、中盤が、左に7番萩元雅樹、右に40番阿部水帆(後半40分⇒21番河原木響)、真ん中に4番大當泰生と10番新城愛斗(後半19分⇒23番関谷輝)、FWが11番稲垣篤志(延長前半5分⇒28番志田出帆)と9番西田春斗

となります。

この日、特徴的だったのは、朝がかなり冷え込んで、試合の時間に一気に気温が上がってきたという状況下での試合で、その辺りの影響もあったのかもしれませんが、そもそも、体力の回復の早い中学生世代とは言っても、40分ハーフの公式戦を先週も土日と戦ってきての流れで、疲労の蓄積などもあったのかもしれませんが、かなりの消耗戦になる試合と言うか、逆に言うと、相手のFC多摩の体力がものすごいなと感じるところにはなったのですが、試合終盤にかけては、浦和側に疲労から足がつる選手が多く出るような状況となる過酷な一戦となりました。

試合は、序盤の前半3分に獲得したコーナーキックのチャンスで11番稲垣篤志のヘッドがバーを叩く惜しいチャンスを作るなど、浦和がチャンスを作る場面が多いスタートで早めに先制していればもっと楽に進められたかもしれませんが、なかなか得点には至らずでしたが、逆に相手の攻撃に対しても集中した守備でそこまで危険な場面自体を作らせないような戦いもできていたと思いますし、何度かあった危険な場面もGK18番鮎澤太陽の好セーブで防ぐことができていました。

試合の均衡を破るゴールは前半32分、7番萩元雅樹が中盤低めの位置から長いパスを裏に通し、そのパスにタイミングよく抜け出して受けた9番西田春斗がキーパーと1対1の形となり、これを決めて1-0と先制します。

このゴールで前半を1-0とリードで折り返して迎えた後半は、今度は、早い時間帯に相手にかなり危険な形を作られたものの、ここもGK18番鮎澤太陽が見事な反応で防ぐもやや相手ペースになっている時間帯の後半11分にペナルティエリア少し外で与えたフリーキックの流れから、オウンゴールを誘発されるような見事な軌道のフリーキックで同点に追いつかれ1-1となると、この辺りから、運動量に勝る相手とやや疲労度が見える浦和と言う構図になって行き、足をつる選手が浦和側に多く出てくるような状況になります。

それでも、守備のところでの集中は切らさずに、相手の攻撃を跳ね返した後は、前線の選手がやや単発になることは多くなったものの、果敢にゴールに仕掛けていく場面も見られつつ、後半終了間際には、2度ほど決定機を作るものの、これを決めきれず、延長戦に突入します。

延長線に突入しても、お互いに決定機を作る場面がありつつ決めきれず、試合は延長後半に入り、迎えた延長後半5分に3番滝瀬健太郎が決めて2-1とし、難しい戦いを浦和が勝利したという試合になりました。

この試合の隣のピッチで同時刻キックオフで試合をしていて勝利したのが、決定戦で対戦した前橋FCとなりますが、そちらの試合も延長戦まで突入したようで、お互いに延長戦まで戦った中での日曜日の代表決定戦と言う流れになりました。

vs前橋FC戦のスタメンと交代は以下、

GK18番鮎澤太陽、DFが左に6番水倉慧、右に2番齋藤駿、真ん中に3番滝瀬健太郎と17番都築駿太、中盤が、左に7番萩元雅樹、右に40番阿部水帆(後半35分⇒21番河原木響)、真ん中に4番大當泰生と10番新城愛斗(後半33分⇒23番関谷輝)、FWが11番稲垣篤志と9番西田春斗

となります。

この試合の最大の敵は、強風ということで、終始かなり強めの横風が吹き続ける中での試合となり、互いに思うような戦いができない状況が多くなる試合となりました。そして、相手の前線の選手にスピードのある選手やスピードに加えて体幹の強い選手もおり、浦和が、11番稲垣篤志がゴールを意識したプレーで隙があれば遠目でもシュートを狙うような姿勢を見せる中で、相手も少ないチャンスで少ない人数で点を決められそうな雰囲気の選手がいるという中での試合になりました。

そして、相手の攻撃に対する守備の硬さというのも、浦和同様に見せる相手で、これに関しては、細かく言えば、浦和側に攻撃の際の工夫が足りなかったとも言えるのかもしれませんので、全国までにそういうところを高めたほうが良いという課題にはなっていくとも言えますが、強風がどちらかに味方する何かが起これば、それが決定機を与えて試合を動かしてしまうかもしれないというような、ギリギリの試合になっていたとも言えます。

ただ、その中でも、試合の勝負の時間帯となる、後半終盤のところや、延長戦に入ってからの戦いでは、浦和が押し込むような時間帯がありましたが、その惜しい形がゴールになることなく、死闘の末のスコアレスドローのままPK戦に突入します。

このPK戦で相手の最初のキッカーをGK18番鮎澤太陽が見事な反応で防ぐと、その後、浦和は5人全員が決めて勝利となりました。

凄くどうでも良いことなのですが、今日は、試合中はずっと立って応援していたのですが、PK戦になった時に、見る側の自分がリラックスしたくて敢えて地面に座ってPK戦を見させてもらいました。だからどうということではないのですが、それで、これだけ見事なPK戦勝利と言う流れになると、今後は、こういった試合でPK戦になった時には座るという勝手なジンクスを私も作ってしまいそうだなと思ったりw

・・・と、どうでも良いことを挟みつつ、本当に、「勝負」のところでは、浦和が勝ちましたが、2日間通して、どちらに転んでもおかしくないような、それだけのレベルの相手との試合を見ることができて、その結果、応援する浦和レッズジュニアユースが、勝利し、年末にまた戦いを見せてもらえる機会ができたことを嬉しく思っています。本当に、私は美味しいところばかりもらっているw

私が直接長く見てきたわけではないものの、今年のジュニアユースの戦いを多く見ている方から、ここを勝ち抜いて、本戦に出場できれば、長く怪我で戦列を離れている選手も間に合うという話なども聞いていましたし、今回の戦いに関しては、様々な思いを受けてピッチに立った選手たちが、その思いをまず一つ実現させたということになります。

そして、昨年に引き続き、今年も、高円宮杯での快進撃を期待しています。伸び伸びと、思う存分暴れまわってもらえる姿を見るのを楽しみにしています!

まずは、2日間楽しい思いをさせてもらいありがとうございました。そして、次の戦いも楽しみにしています!

あと・・・前橋FCのPKを外してしまった選手は、ぜひ前を向いてもらいたいです。試合を見ていて、本当に、浦和を応援する側として見ていたら、嫌な選手(一つのサッカーの試合として見たときには、スピードもあり、体幹も強く、そして、ゴールへの姿勢も素晴らしいタイプなので、今後の活躍を期待したくなる選手として印象に強く残りました。)でした。今後の活躍に期待しています!

ではでは。

浦和レッズジュニアユースvsFC多摩の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

浦和レッズジュニアユースvs前橋FCの写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

高円宮杯U-15サッカー選手権大会 2018/12/25 浦和レッズJrユースvsガンバ大阪門真Jrユース 1-1,延長1-1,pk4-1勝利・・・ギリギリの攻防。勝ち方に余裕も見せ、高みを目指す

どうも、ブクメです☆

年末もサッカー三昧ありがとうございます。今日中にやる仕事を忘れかけて、慌ててやるなど、曜日の感覚を忘れてしまうくらい、毎日サッカー観戦を楽しませてもらってます。ということで、昨日は、いったんFC Goisの試合観戦を挟みつつ、25日は、準々決勝進出を決めた浦和レッズジュニアユースの高円宮杯U-15の試合に足を運びました。

会場は、前橋総合運動公園ですね。よく書いているのですが、群馬でやる大会の中で、とくに大きな理由はないのですが、この会場は好きなので、全国大会がある時には、1度くらいここで試合を見たいなと思いつつ、今回もそれがかないました。なんだか、ピッチの向こう側がアスファルト舗装されていて、時々、新しい道路のにおいが漂ってくるという不思議な感じ(いつもは、またこの地域的な別のにおいが漂ってくることが多いw)の試合でしたね(プレーしている選手は気にならなかったと思いますが、そういうの割と気になる方ですw)

真剣勝負の全国大会でピリッとした感じのスタートではなく、割と緩く書き始めることができたのは、おそらく、実際の試合自体は、ギリギリの攻防で、本当に勝敗においてはどちらに転ぶかわからないような難しい試合となったものの、延長PK戦まで行った後の浦和の選手たちの落ち着き具合(駆け引き勝ちができてしまっていたこと)と、試合終了後の、この1試合の勝負に一喜一憂と言うことではなく、少し表現が合っているかはわかりませんが、喜び方の余裕があるというか、そんな1面を見ての準決勝進出を見届けた後だからななのかなと思います。

PK戦で勝利でこれを決めれば勝利と言うところで、決めた後に「あれ、勝ったよな?」と思いつつ、浦和の選手が喜んでいないから、数字間違っていたかなとか、PKの最初に停めたかに思えたプレーが先にキーパーが動いたということでやり直しになった流れから、決まったように見えた場面が、またやり直しになるのかと一瞬思いましたが、審判が決着の笛を吹いたところで「ワー!」という感じ。そして、淡々と試合終了と見せかけて、急に「ワー!」とキーパーに走り出し、キーパー逃げるの構図とか、なかなかのものでした。なんだろう、図太くなったなというか、どういう表現が合っているのだろうか。

浦和の下部組織の試合を見てきて、もしかすると、これまで私が見てきたPK戦の中で、もっとも、キーパーがが駆け引きに勝ち、蹴る選手が外す気配のない安心感のあったPK。80分+延長20分の攻防がギリギリだっただけに、その対照的な状況にやられたのかなと。

で、ふと「浦和レッズジュニアユースの目標は優勝だから、ここも通過点と言う落ち着きなのかな」とか解釈しておきました。

では、簡単に試合の話に触れますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番淺沼李空、DFが左に6番大野海翔、右に34番都築駿太、真ん中に11番工藤孝太と3番岡田翼、中盤が、左に7番篠田大輝(後半31分⇒17番小山田直人/延長後半3分⇒22番萩元雅樹)、右に14番坂田綜太郎(後半開始⇒37番稲垣篤志)、真ん中に8番戸田大翔と4番島垣翔、FWが10番高橋悠と13番伊澤壮平(後半20分⇒27番西田春斗)

となります。

簡単にと書いたのは、この試合が、全体を通して、「強さ(強度)」と「集中力」の戦いに集約される試合になっていたから、細かい出来事よりも、相手の強度が強く、前線の強さがあり、ロングスローもあり、そういう相手に対して、浦和としては、苦しめられながらも、決して、上手さや個人技が存分に発揮できた試合にはならなかったものの、勝負に勝つために全力を尽くして、勝ち切ったという試合と言いきれてしまう部分もあるからです。

そして、浦和としては、私が見てきた中では、苦手とするタイプの勢いを打ち破った試合の一つとも言えるのかとも思います。

試合開始早々に、相手の勢いと序盤で主導権を握り切ってしまおうという集中力にやや圧倒されることになり、結果的に、3分で0-1という難しい状況を作られてしまいます。このタイプの相手に対して、こういう失点の仕方をした時には、ガタガタと行ってしまってもおかしくなかった流れで、一つチームとして成長したなと感じたのが、すぐに試合を振り出しに戻すゴールを決めることができたこと。

5分に相手のプレッシャーをかいくぐりながら得たフリーキックのチャンスで8番戸田大翔からのボールを11番工藤孝太がピンポイントに合わせてゴール。この大会で、なかなかセットプレーで競り勝っていても相手キーパーの好セーブなどに防がれていた、11番工藤孝太が、ここ一番の状況で炸裂した形になりますね。

表現を極端にすると、リードされる展開ではなく、先制点を狙っていた状況よりも、ビハインドを背負って、そして、相手のペースに飲まれそうになっていたところでより強さを発揮したということになります(もちろん、先制点を狙う場面でも追加点を狙う場面でも決められるとなお良いですが。)

あっという間に2点が入る試合になりましたが、ここからの攻防が凄かった。特に前半は、相手の前線の選手の強さとセカンドボールへの意識の高さにかなり苦しめられたり、体格的な差のところを狙われて、そこに対応できずにピンチを迎えるという場面も多かったと思いますが、浦和も、ピンチになっても集中して弾き返すことができていたことや、これまでの試合同様に、前線で10番高橋悠が相手の方が人数が多い場面で粘り強くキープして、突破して仕掛ける場面も、作り出すことができていました。

決定機は、あまり作れなかったものの、13番伊澤壮平のポストプレーを起点に10番高橋悠から7番篠田大輝が受けてコースは甘くなったもののシュートまで持ち込む形なども作れていました。

相手の強度から、長いボールを蹴る場面もいつもより多くなってしまってはいましたが、それだけにならないように、特に序盤は、6番大野海翔が食いつかせて交わすなど、相手をいなすプレーなどで勢いをそぐプレーをしていたのも印象的でした。

そして、セットプレーのところでの競り合いなどは、1,2回戦よりも更に惜しい形を作り出すことが多くできていたようにも感じました。

ただ、相手の前線の強さと力強い突破に苦しめられたのは確かです。前半終了間際に連続でコーナーキックを奪われて、ここをしっかり集中して無失点で切り抜けたことがまず一つ大きかったと思います。交代なども、この試合では、攻撃の打開以上に、相手の攻撃に対応する守備の意識を求められる部分が強くなったのかなと。

前半を1-1で折り返し、後半も展開としては、同じような攻防になるわけですが、お互いにちょっと集中が切れたところで狙って決定機になりかけるという場面も何度かありましたね。

そういった浦和のチャンスとしては、後半5分の、相手のバックパスを相手キーパーとディフェンダーが二人くらいいたところで、お見合いしそうになったところを13番伊澤壮平が、狙って、あと一歩で決められそうなところをギリギリ先に反応されたという場面もありました(浦和も同じような場面で危なかった局面もあった。)

この試合でも、崩すというところでは、相手が守備的にきたわけではなく強度を持ってきたことから、そもそも、攻撃に人数をかけるのが難しい試合にはなっていたものの、そういった中で、この試合では、4番島垣翔が狙える時に狙ったミドルシュートが大きなチャンスになったという場面もありました。

互いにチャンスを作りながら、得点が入らないまま時間が経過する中で、後半31分に17番小山田直人が投入されると、17番小山田直人の攻撃の仕掛けや狙い、シュートなどがリズムを変えてチャンスを作る場面があったものの、その分、守備の切り替えなどのバランスのとり方が難しくなったのか、更に交代ということなどもあったようですが、そのくらいギリギリの試合だったということですね。

その中でも後半15分前後は、浦和の時間帯になりかけたところで、コーナーキックから8番戸田大翔のキックが直接ゴールに向かう形で相手キーパーの好セーブにあったり、11番工藤孝太からの長い展開で7番篠田大輝につながり、クロスに13番伊澤壮平がヘッドで合わせる場面も相手キーパーの好セーブに阻まれ、4番島垣翔の見事なシュートもキーパーに弾かれた。相手キーパーのレベルも高かった。

ただ、この試合では、18番淺沼李空がヒーローになる予感があった。それは、後半35分の相手の直接フリーキックの場面。相手が蹴ったシュートは、コースも強さも完ぺきに近かったと思うんですね。しかも、残り5分ほどでこれが決まっていたら、かなり厳しいものになるということろで18番淺沼李空がスーパーセーブを見せて防ぎました。

結果的に、PK戦まで持ち込まれたところで、相手にこのイメージがあったのか、PKの最初のキッカーをやり直しになって決められたものの、完璧にコースを読んで止めたところが、相手のその後のキッカーに強く印象付けられていたことが、結果につながったのかなと。更には、先ほど書いたように、相手キーパーもレベルが高く、試合中も好セーブを連発していたことから、いわゆる当たっているというところでは、相手キーパーも同じだったと思うのですが、見た限りは、浦和のキッカーが落ち着きすぎていたというか。これも、相手にプレッシャーを与えることになったのかなと思います。

非常に厳しい試合をものにして、浦和レッズジュニアユースが26日の準決勝に進出し、頂点まであと2試合を場所を西が丘サッカ-場で戦うところまで来ました。

まだ課題を探せば、色々あるという状況ではありますが、今日のようなタイプの相手に対して、勝負で勝ったということは大きいです。間違えなく、夏に敗れた時のチームは乗り越えたと言えます。

あとは、頂点に向かって2つ勝つだけです。残り2試合も楽しみに足を運ばせてもらいます!西が丘サッカ-場になるので、ピッチコンディションも良くなりますねw

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

高円宮杯U-15サッカー選手権大会 2018/12/23 浦和レッズJrユースvsJFAアカデミー福島U-15 1-0勝利・・・崩しの形に苦しむも勝負には勝つ

どうも、ブクメです☆

そこそこ余裕を持って出かけているつもりが2日連続で、試合開始20分前くらいに会場に到着と言う計算ミスをしつつも、しっかり試合に間に合いました。

ということで、22日に開幕した高円宮杯U15は、大会2日目。1回戦で大分トリニータU-15を下した浦和レッズジュニアユースは、2回戦でJFAアカデミー福島U15と対戦。会場は、昨日に引き続き、前橋フットボールセンター。天然芝のピッチになりますが、多くの大会で使用された感が強いというか、結構ピッチ状態は悪いんですよね。「対戦相手も条件は同じだ!」とかなりそうなので、それは言っても仕方ないですが。

雨の予報も出ていた中で、雨に降られる時間がなかったのは、幸いでした。

ということで、試合の話に移ります。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番淺沼李空、DFが左に6番大野海翔、右に34番都築駿太、真ん中に11番工藤孝太と3番岡田翼、中盤が、左に7番篠田大輝(後半35分⇒16番福田朔良)、右に14番坂田綜太郎(後半20分⇒37番稲垣篤志)、真ん中に8番戸田大翔と4番島垣翔、FWが10番高橋悠(後半40分⇒22番萩元雅樹)と13番伊澤壮平(後半16分⇒27番西田春斗)

となります。

スタメンは、1回戦同様。試合展開もあったので、メンバー交代のタイミングや、入るポジションなどに変更があったものの、基本的に、大きな変更はない構成となっています。

1回戦では、試合自体は相手を圧倒したものの、押し込む時間帯や決定機に決めきれない、相手の集中力を上回るほど崩し切れていない(と言う表現が適切かどうか)という場面も多く見られた浦和レッズジュニアユースでしたが、2回戦も、1回戦同様、試合開始からしばらくの時間帯は、一方的に攻め続けるような展開となり、決定機も実際作っており、クロスバーを叩くシュートもありましたが、決めきれずという課題は残すことになりました。

試合開始早々に、フリーキックのチャンスからのヘディングシュート、10番高橋悠のクロスバーを叩く惜しいシュート、13番伊澤壮平のインターセプトから抜け出した10番高橋悠が仕掛ける形、8番戸田大翔を経由した展開力のある仕掛け、8番戸田大翔がキープしてラストパスを7番篠田大輝が合わせた場面など、かなり相手のゴールに迫るチャンスを多く作ります。

1回戦と少し違っていた点としては、攻撃して奪われた時のカウンターの怖さと言うところが相手にスタートからあったという点かと思います。

また、浦和のサイド攻撃に対して、結構研究されているのかなと言うところがあり、それでも序盤は、相手も若干ミスが多く浦和の攻撃の圧力に対応しきれないというところがあったものの、チャンスを決めきれずに時間が経過するところで、徐々に守備に落ち着きがでてきたところで、サイド攻撃に対して、中盤の選手も囲い込むような形など場合によっては、一人の仕掛けに対して3枚で囲むような守り方で、ここで奪われる形も増え、突破してクロスを上げても中の守備の枚数も足りている状況で簡単にクリアされるか、カウンターを受けるという場面も見られました。

ただ、攻撃ばかりの良さが目立ちますが、守備のところでも、11番工藤孝太が相手の高さを生かした攻撃に対しては、ほぼ完ぺきに跳ね返すことができており、全体的に浦和の守備も集中を切らさずできていたと思います。

前半を0-0で折り返し、後半スタートしたところで、相手の計算もあったのかと驚かされたのは、後半開始早々にこれまでほとんどやってこなかった、左サイドから、左サイドバックの選手がパス交換から攻撃参加して一気にサイドから仕掛けられてヒヤリとする場面を作られます。

おそらく、前半を0-0で切り抜け後半の早い時間に得点を奪うという狙いだったのか、たまたま後半スタートで行くぞと言う気持ちでそういうプレーになったのかは、わかりませんが、後半の最初の15分ほどは、やられているイメージはないものの、危険な形を何度か作られました。

後半10分くらいに、大きめの選手が投入された時のセットプレーで、その選手にいきなり枠はそれたものの、ヘディングシュートを打たれてしまうという場面もありました。

割と怖い展開です。浦和の攻撃力が上回っていることを認めた上で、そこをつぶしながら、シンプルに狙ってくるわけですから。

そして、浦和のサイド攻撃は、個々の突破力だけでは、ほとんど跳ね返されるという時間が多くなる中で、一つは、それでも力強く粘り強く突破を仕掛けることでセットプレーを獲得してゴールを狙うか。その辺りは、7番篠田大輝や10番高橋悠が、意識してやっていたのか、2,3人に囲まれても突破を狙うと同時に、相手の守備でかかってもこぼれ球もキープする意識から高めの位置でフリーキックやコーナーキックを奪うことが数は多くないものの、できており、そこからゴールを狙う惜しい形もありました。ただ、相手のゴールキーパーのセットプレー(特にハイボール)の対応が上手く、先に触りたいところで、キーパーにキャッチされるという場面も多くありました。

攻めの回数は浦和ですが、勝負のところでは、どちらに転んでもおかしくないという雰囲気もあった中で、浦和の対応として良かったなと思ったのは、交代選手を入れつつ、相手の守備のやり方を突破するための試みとして、交代で入った37番稲垣篤志なども加わり、サイドで近い距離に3人くらい入り、相手がサイドに人数をかけたところに対して対応しようという狙いも何度か見られました。

それでも、崩し切るというところは難しく、連戦なので疲労の蓄積もあったと思いますが、徐々に攻撃してから奪われて守備に回って再び攻撃となった時に、全体で押し上げるというところが上手く行かない流れにもなってしまっていたところで、10番高橋悠が見せてくれました。

後半27分にサイドから突破を図り、相手ペナルティエリアに侵入したところで、相手選手に倒されてPKを獲得。正直見ている側としては、10番高橋悠にパスが通ったら、任せてしまって、押し上げがないと話をしていたところ(実際この攻めでは、ペナルティエリア付近に侵入するタイミングでは、誰も中で合わせられる選手がいなかった)での、自らの突破から得たPKではありました。

このPKのチャンスを10番高橋悠が自ら決めて1-0とリードして、残り10分ほどという状況を作ることに成功。

16番福田朔良を投入したところで、1回戦の時は、センターバックの11番工藤孝太が前線に入るということもありましたが、この試合では、シンプルにバックラインに残して後ろでの高さ強さに対して跳ね返せる形をとり、また、交代出場で前線に入っていた27番西田春斗がロングボールを狙う相手キーパーのミスを狙うように積極的にチェイスするなど、残り時間を考えて、同じ交代でも違った役割を意識的にできているのが良かったと思います。

また、1点を奪った後に守りに入ったということではなく、その直後に畳みかけるように攻撃を仕掛け、その中で27番西田春斗がループ気味のミドルシュートを狙う惜しい場面も作っており、点を取ってからのもう1点奪いに行く狙いも見られました。

1点を奪いに来る狙いでは、相手の決定機も何度かあり、18番淺沼李空の好セーブでなんとか防いだ場面や、守備陣がギリギリのところで防いだプレーも何度かありました。

試合開始の時には、1点入れば、点差を開いて勝てそうな雰囲気があった試合が嘘のように難しい試合になりましたが、勝負強さを見せた浦和が準々決勝進出となりました。

ここまで2試合とも、相手が浦和の攻撃を受けるという戦い方で、浦和が主導権を握る形で、それに対しての相手の守備の対応に苦慮しながら、打開してきたという展開になりました。今後の相手がどのようなタイプかは、わかりませんが、相手が守備意識高く来た場合にどのように崩していくかと言うところでは、今日の試合で後半試みた形などは一つ武器になるでしょうし、また、押し込む時間帯でしっかり決めてしまえるかどうかということも、重要になってきそうですね。

あとは、ガツガツ勢いよく来るような相手にここから先当たることになった時は、そういう相手に対して飲み込まれずに自分たちの形に持ち込めるかなど、様々なことを想定しておく必要はあるとは思いますが、2回戦までの戦いぶりと勝ち方を見ている限りは、試合の中で起こっていることに対しての適応力というのも試合ごとに身について行っているようにも感じられますし、たった2試合ですが、おそらく、スカウティングする側のチームからすると、「こういう戦い方だけしかできないチームだ」という対応がしにくい状況になっていると思うんですよね。

センターバックに入っていたと思っていた選手が、前線に入ったと思ったら、パワープレーというよりは、普通にサイドから抜け出して決定機を作るだとか、交代選手でサイドから攻撃を仕掛けるのが怖い選手がいるなと思ったら、次の試合では、前線に入って、執拗にバックラインやキーパーにプレッシャーをかけてくる選手になっているとか、3人で囲んでいるのに、こぼれ球の反応が早くて結局セットプレーを取られてしまうと、精度高く直接も狙える選手がいるとか。

トーナメントに必要な勢いと同時に、適応力や、できることの種類が多い。これは、対戦相手としては嫌でしょう間違えなく。

ただ、優勝するチームと言うところでは、まだもう1つ質を上げなければならないところもあるとも感じています。

2連戦で疲労もたまっているところでしょうから、24日はしっかり体を休めつつ、25日からの準々決勝に、もしまた相手が守備的に来るチームでそれが組織的で難しいものであれば、0-0で長い時間が経過するような展開にもしなるようであれば、後半の押し上げきれなかった時間帯に、今度は、押し上げて、守備的なチームを崩し切ってのゴールを見たいです(もちろん、序盤に畳みかけるという展開が一番見ている方は楽ですがw)

準々決勝も楽しみに足を運びます。

ではでは。

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高円宮杯U-15サッカー選手権大会 2018/12/22 浦和レッズJrユースvs大分トリニータU-15 4-0勝利・・・楽な展開にならない何かは、この先の暗示?

どうも、ブクメです☆

関東U15リーグの最終戦を観戦したのが10月14日になるため、実に2か月と1週間ぶりのジュニアユースの試合観戦となる、今年のジュニアユースの締めくくりの大会となる高円宮杯U15が今日から開幕。2か月前の試合まで足を運べなかったということではなく、リーグ戦でこの大会の出場権となる上位でのフィニッシュに成功しているため、関東予選を免除される形での出場権を獲得となった浦和レッズジュニアユースの公式戦自体が、これだけの期間が空いたということになります。

結果的に、ユースのプレミアリーグ最終戦の時に、おそらくその週末に東海地方の遠征など行っていたと思われる浦和レッズジュニアユースも来ており、会場の竜洋スポーツ公園サッカー場でジュビロ磐田U-15との練習試合が組まれていた時に久しぶりにジュニアユースを見ることはできたものの、試合自体は、その日は、すぐに帰らなければならなかったため、見られておらず、それ以外には、試合など見つけることもできなかったため、完全に2か月ほど見ない中での今日の試合となりました。

結構な期間になりますので、大きくチームが変わっていたら混乱するかもしれないと思うところはあったものの、全体的な戦い方やメンバー構成などは、おそらく負傷してこの大会に参加できなかった選手などは、あったようですが、比較的これまで見てきたイメージ通りのチームだったので、すんなり頭を戻すことができました。

今回の対戦相手は、大分トリニータU-15ということで、この対戦相手もジュニアユースのカテゴリでは、対戦した記憶がなく、イメージとして、サガン鳥栖など九州のジュニアユース勢は、難敵なので、楽には行かないだろうという想定で試合を見させてもらいました。

結果的には、おそらく公式記録など見ても、浦和レッズジュニアユースが圧倒した試合と言うデータは残ると思いますが、実際は、1試合を通して考えたときには、いわゆる初戦の難しさというところで、相手がかなり自分たちの戦い方に自信を持ってプレーできるまでに時間がかかるバタバタした展開になってしまったところで、浦和が圧倒する形になったと書く方が正しいようにも感じます。

その辺りも踏まえて、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番淺沼李空、DFが左に6番大野海翔、右に34番都築駿太、真ん中に11番工藤孝太と3番岡田翼、中盤が、左に7番篠田大輝(後半27分⇒17番小山田直人)、右に14番坂田綜太郎(後半16分⇒37番稲垣篤志)、真ん中に8番戸田大翔(後半28分⇒22番萩元雅樹)と4番島垣翔、FWが10番高橋悠(後半33分⇒16番福田朔良)と13番伊澤壮平(後半21分⇒27番西田春斗)

となります。

開始早々から、浦和が押し込む展開となり、いくつか取り上げただけでも、開始早々の13番伊澤壮平のシュート、2分のバーを叩いた10番高橋悠のヘディングシュート、3分の8番戸田大翔のループシュート、7分の7番篠田大輝の左からのクロスがシュート気味になり、ポストを叩いた場面など、超がつくくらいの決定機をたびたび浦和が作っていたものの決まらないという状況が続きます。

いつ点が入ってもおかしくないような展開の中で、本当にどうしてかわからないくらい、バーやポストに嫌われるチャンスが続き、こういう試合の場合は、相手が守り慣れて落ち着いて自分たちの戦いができ始めて反撃で逆に失点などした時に、状況が一変することがあるので、それが怖いなと言う見方もしていたのですが、相手もなかなか攻め手がないということで、とにかく浦和が押し込んでいつ決まるかと言う時間が長くなります。

序盤は、ミスで決まらなかったものの、徐々に相手が守備のところで当たってきたのは事実で、序盤にチャンスが多かったことで、やや浦和も雑なプレーで奪われる場面も増えてきたところで、このまま0-0で行くと何か起こる・・・かもしれないという雰囲気も起こり始めていた中で、一つのフリーキックの流れから浦和が待望の先制点を奪うことに成功します。

前半22分に直接狙うには、やや距離があるようにも見えたところで、一緒に見ていた方が「狙いそう」と言って私は「ちょっと遠くないですか」とか、そんな会話をしていたフリーキックの場面で8番戸田大翔がサイドを巻いて低めのゴール隅を狙う見事なキックでゴールを狙い、これは、相手キーパーの好セーブで弾かれてコーナーになったものの、そのコーナーキックのチャンスから、ペナルティエリア内での相手のハンドを誘いPKを獲得。

このPKを10番高橋悠が決めて1-0とようやく浦和が専制に成功します。

先制点後に相手が崩れてくれれば良かったのですが、守備に関しての集中は相手がより高まった印象があり、惜しいチャンスは、数多くその後も作ったものの、前半は、その1点のみの1-0で折り返します。

後半もスタートから同じような流れが続くものの、サイド攻撃に対しての相手の守備がやはり前半で手ごたえを掴んだことからか、粘り強さを増しており、相手陣内でプレーする時間は相変わらず長くても決定機が作り切れないという後半の10分ほどになりました。また、前線で裏を狙ってかき回すタイプの選手が相手に投入されたことで、前半より反撃された時に、上手くパスを通されると危ないという雰囲気もありました。

やや焦れるような時間帯が続いたものの、その均衡を破ったのが、相手が集中して攻めきれなかったサイドからの攻撃というのが良かったのですが、後半13分に、左サイドから13番伊澤壮平がサイドから仕掛けペナルティエリア内での相手のプレッシャーがあっても粘り強くキープし持ち込んで10番高橋悠にパスを通すと、パスを受けた10番高橋悠も落ち着いてシュートを決め、2-0とします。

初戦の難しさを考えると、このまま2-0で勝ち切るということでも成功は成功だとは思うのですが、夏の悔しさから、この大会では優勝を明確な視野に入れて戦う浦和レッズジュニアユースは、更に得点を奪いに行くという選択をします。連戦になることから、交代枠もいっぱいに使うことができました。2点リードが開くまでは、比較的バックラインの選手が、リスクを負って前線にという場面は、少なかったのですが、例えば、センターバックの3番岡田翼が攻撃的に高めの位置に上がってプレーする場面や、サイドバックの34番都築駿太もワンツーから前線の中の方へドリブルで切り込んでいく場面なども見られました。

そういった、この先の戦いを見据えた様々な試みを行っていく中で、迎えた後半25分に交代出場でサイドから効果的な攻撃を仕掛けていた27番西田春斗が、コーナーキックのチャンスからのヘディングシュート(11番工藤孝太?)からのこぼれ球を押し込んでゴールし、3-0とします。

そして、3点目が入り、後半33分に16番福田朔良が投入されたところでセンターバックの11番工藤孝太がトップに入り、「パワープレーが必要になる試合も想定してかな?」と言うフォーメーションの変更があったものの、実際高さに強い形になったものの、そこから2本ほど、決めきれなかったことは課題にはなるものの、前線に入った11番工藤孝太がロングボールからではなく、サイド攻撃で抜け出すという形の流れからの攻撃で決定機を複数作ったというのもこの先を考えると大きいなと思います。

最後まで攻撃の意識を崩さずプレーする中で、迎えた後半37分に獲得したフリーキックのチャンスで6番大野海翔が、もしかすると本人は、味方に合わせる弾道で蹴ったのかもしれませんが、そのまま相手のゴールに吸い込まれ4-0とします。

結果的に、攻撃の回数の割には、先制点までにだいぶ時間がかかってしまったものの、終わってみれば、難しい初戦を、見事な勝利で終えることに成功しました。

結果的に4-0とスコア的には快勝と言える終わり方ですが、タイトルでも書いたように、もちろん、決められるところを決められなかった課題として、しっかり考える必要もあるものの、サッカーと言うのは、本当に決定機でどうしてかわからないくらい決まらない時には決まらないことも多いスポーツである中で、その典型的な例となるバーやポストに嫌われる場面が連発と言う展開になったのにもそれなりに意味はある(というか、今後意味を成してくる)のかなと勝手に考える部分があります。

楽な展開で序盤で試合を決められるくらいの点差にできた雰囲気もあった試合ですが、こういうトーナメントでの戦いは、楽に勝ててしまうことが次の試合に与える影響と言うのは思った以上に大きくなることもあり、気持ちを引き締めようと思っても、ペースが狂ってしまい、初戦10-0とか圧勝したのに、次の試合でぽろっと0-1で敗れるとかもありがちというか、それが難しさと言うか。

そういった意味では、この試合は、相手の守備の集中力と最後まで気持ち切らさずに戦ってくれたことで、少しチーム力としては差があったかもしれないが、試合としては、全国大会で勝ち上がることの難しさを感じることができたでしょうし、集中した相手を崩すことと、相手陣内で多くプレーすることは違うと感じることもできたでしょうし、その中で、より守備に自信を持ち集中してきた相手に対して、後半奪った3点という得点の意味も大きいと思います。

思いを背負い、そして、スタメンの選手だけでなく、交代で入った選手も躍動し、結果も出し、試合ごとに課題が見える中で勝ち抜いていく、そういうステップが踏めるチームがこの大会で優勝できると思いますし、そういう意味では、この初戦で起きたもろもろで、その予感を感じだしているのは事実です。

明日の相手は、JFAアカデミーということで、こちらもあまり対戦したイメージがないチームですが、どのような戦い方をする相手であっても、今日のような姿勢で戦っていければ、おのずと結果も付いて来ます。

明日の戦いも楽しみにしています!

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

高円宮杯全日本ユース(U-15)関東大会 2016/11/05 浦和レッズJrユースvsFC厚木 1-0勝利・・・相手の隙を見逃さず決めきる

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どうも、ブクメです☆

現在日本に一時帰国しており、日付が既に変わっていますので、日曜日の朝の便でカンボジアに戻るため、この大会は、1試合のみしか観戦はできないのですが、久しぶりに浦和レッズジュニアユースの試合を観戦することができました。

ジュニアユースの選手にとって今年最後の大会となる高円宮杯U-15の本戦への大会へ向けた関東予選になります。リーグ戦で上位になれば、この予選を戦わずに本戦出場となりますが、そういう状況で大会に参加できるのも当然良いのですが、公式戦の期間が空くことで本戦へ向けての調整もなかなか難しいということを考えると、厳しい戦いを勝ち抜かなければならないのですが、逆に、ぎりぎりの集中力も必要になり我慢も必要になるような予選を勝ち上がった流れで本戦に入っていける方がチームにとっては、勢いよく最後の大会に臨めるので良いのかなと思っています。

しばらく試合を見られておらず、また、この試合の後はこの大会の本戦含めて足を運ぶことができないので、ブログとしてどのような書き方をしようかなと思っていました。

割と時間がなくて、カンボジアに戻ってからブログを書くことになるかと思っていましたが、予選が連続で続き日曜日の今日も開催されるということで、朝出発する前にこれまでのように詳細ではなくとも書いた方が良いなと思って、今書いています(深夜2時笑。)

簡単にメンバー、得点と試合の流れなど書きますね。

GK1石塚悠汰、DFが左サイドバックに12番石山凌太郎、右サイドバックに7番冨田蓮、センターバックに3番高橋孝太と4番江原大和、MFが左に14番千葉希、右に20番松村大也(後半38分⇒9番森田悠仁)、真ん中に38番盛嘉伊人と8番玉城大志、FWが左に10番鳥海颯、右に15番大橋力也(後半20分⇒13番石橋遼大)

となります。

前回の観戦が夏の大会の最終戦だったので、2か月半ほど経過していますが、メンバーうんぬんよりも、なんか身長が伸びていたり、体格的に前よりもがっちりした選手が何人かいるなど、体格的な部分での変化を明らかに感じる選手が何人かおり、中学生は短い期間で一気に変わるよなというところに驚きつつ、試合観戦。

そもそも、この大会の関東予選に出場することになると、全体的なレベルで言えば、浦和の方が上という相手が多くなるものの、とにかくJリーグのジュニアユースのチームを倒してやろうという、通常の数倍のモチベーションで臨んでくるチームが多く、その勢いに飲まれて敗れるというチームも多いのもこの予選ですし、初戦の難しさと言うこともあるので、まずは、勝ち方よりは、勝ちきることが大事とも考えられる初戦で、序盤から押す展開が多くなる中でしたが、バックラインに常に人数を残して守備をしてくる相手に対して、崩し切ることはなかなかできない試合展開でしたが、11分に相手キーパーがやや前目に出ていたところを10番鳥海颯がしっかり確認してループ気味にキーパーの頭を越えるシュートで先制に成功します。

特に突出したスピードがある前線の選手がいるなどはなかったものの、高めのボールでディフェンスラインの裏当たりを狙われる攻撃が多い中で、その対応などから、危険な場面を作られる場面も何度かあったもののGK1番石塚悠汰の好判断などで、対応し、失点なく前半を1-0で折り返します。

後半に入ると、相手の高い位置でのプレッシャーが早い中で、なかなか数名でパス交換をしながら崩していくという形に持っていけない状態が多く、やや低い位置で個人技で抜こうとして奪われることで高い位置からこうげき仕掛けられてしまうなど、相手ペースになりかける展開になる時間帯もあったものの、後半も追加点こそ奪えなかったものの、失点を許さず、1-0で難しい初戦を勝利してくれました。

すっきり快勝という内容にはなりませんでしたが、勝負所でしっかり得点して勝ちきっているので、特に大きな問題ではないと思います。

難しい一つ目の試合を勝ったことで、初戦での課題のようなところを探してみると、前線での競り合いのところで、読みで勝負しようとする選手が多いのか、体をぶつけに行かないというか、そこで一つ体をぶつけて(ファールしろということではありません、競り合う相手にプレッシャーになるプレーをしようという意味です)、前線へのパスに対するキープする意識やこぼれ球を奪う意識などをもっと高めていけるだけでも、より得点チャンスが増えるのではないかなと思う場面が今日も多かったです。

特に今日の相手もそうでしたが、最近は、町クラブでも体格の良い選手を多くそろえるようなチームが多く、そういった相手に対しての対応がいかにできるかということが重要になることも多くなると思います。相手選手は、体をぶつけてきていて、それに対して、バランスを崩してしまうケースも多く見られ、仕掛けに関しても、相手が守備ブロックを作っており、体格的に大きい選手に囲まれているところで不用意に仕掛けて狙い通りに奪われてしまうという場面も見られました。

相手が守備的に来るような場合は、今日のように相手の見せた守備の隙に対して、どれだけ確率高く得点できて有利に試合を進められるかも重要になりますので、2回戦以降も、難しい戦いになることも予想されますが、今日のように、相手が見せた隙をしっかりゴールできてしまうかどうかが、重要になってくると思います。

これ以降は、また足を運んだ方のツイッターの情報などでチェックする生活に戻りますが、しっかり勝ち上がって本戦に勝ち進んでくれることを期待しています。

ではでは。

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2015/12/21 2つの最終戦を2日連続で見て、大事なことを再び考える。

どうも、ブクメです☆

土曜日にユースのJリーグインターナショナルユースカップ、日曜日にジュニアユースの高円宮杯U-15 2回戦に足を運びました。

結果的に、今年から始まった大会にJユースカップ上位2チームが参加できるということで、最終戦がここにずれこんだユースの最終戦。残念ながら敗退となってしまったために、最終戦となったジュニアユース。2日間でアカデミーの2つのシーズン最終戦(年内に残っているユースのGo For 2018 Cupは、新チームになるという解釈です。)を見ることになりました。

最初は、それぞれの試合をブログで上げようと考えていたのですが、ちょうどユースの試合の日にブログを書かかなかったこと。2日連続でシーズン最終戦を観戦したことで、まとめて書く機会として捉えるべきかなと思うこともあったので、今回はそういう書き方をします。

文章を書く前に、まず今年のシーズンがスタートする前に書いた「逆境を跳ね返す力」を読んでいただけると、話がつながりやすいと思います。

先にジュニアユースについて書かせてください。

私にとって、浦和レッズというチームは大事なものであり、そこに出合い、かかわり、多くの方と出会い、育成のところまでたどり着き、そこでも多くのことを学ばせてもらいました。

プロのチームの育成組織の中でも知名度がありますから、特に能力の高い選手が多く集まる環境であり、強烈な個性を持つ多くの選手とも出会わせてもらうことができました。

そういう選手が集まるチームということを前提にして、その選手の多くがプロになるために大事な育成というものを、一サポーターという立場から、言いたい放題ブログを始めて書いてきましたが、この何年見つめてきたところから、最低限身に着けなければならない大事な要素が一つあります。

それは、わかりやすい言葉で書けば、「自らに対しての厳しさ」ですね。その厳しさが貪欲さにつながり、強さにつながり、激しさにつながり、見る側に強烈に伝わる要素になります。

よく、サッカーでは、気持ちの強い方が勝つと表現されることがありますが、これも解釈の仕方次第で、これの解釈を間違えると、ある試合は、気持ちがすごく表れているような試合で勝ち切ったのに、その次の試合では、それが帳消しになるような気持負けした試合をしてしまったりします。

トップチームもそういう傾向がありますので、プロだからそれができるとも言い切れないのですが、プロフェッショナルでさらに上に行く、本当に強いプロチーム、プロ選手になっていくというのは、自らに対して常に厳しくできることが大前提だと思います。

その意味では、以前も何度か触れたように、私が思う中では、強さと同時に、必要な要素が見ていて伝わってこない試合が多く、不満でした。

「チームとしての一体感」、大事です。「結果を残すこと」、大事です。

でも、私は、ここまで見てきて大事だと感じたその要素が見えないと不満なんです。

プロになるまでがゴールであれば、もしかすると私が思うことは余計なことなのかもしれません。ただ、能力的に現役のプロ選手よりテクニックがあるような選手は、これまでも多く見てきましたが、「自分に対しての甘さ」に目を向けなかったことで、せっかくの素質を活かしきれていないケースも見てきました。

これは、どの選手でもできることですので、私は、せっかく縁があって応援させてもらえる機会を得て、かかわることができた選手には、まず、そこまで到達してから、巣立って新しい環境で戦ってもらいたいと思っています。

同じ応援する立場であっても、そこにすべてを傾けて、そこでの成功を願って見る方もいるでしょう。チームとして応援できる人もいれば、もちろん、個人を応援するという方もいるでしょう。そして、私のように、それぞれの選手の、その先の未来のほうを重視してみるというタイプもいます。

だから、私は、必要とする要素を感じられなかったことの課題をあえて挙げて、悔しさを共感することは、やめておきます。

私自身も、ジュニアユースに深くかかわることから少し避けてしまうところもあり、多くかかわれなかったのに、偉そうなことを書いていますね、わかります。すみません。

嫌ってもらっても結構です。

ユースの今後の体制もどうなるかわかりませんが、上がるにしても、高校サッカーの道に進むにしても、別の道に進むにしても、厳しさをもってやってほしいです。どんな環境であっても、そこを大事にやっていけば、必ず見えてくるものがあります。今後の、活躍を願っています!

 

ユースに話を移します。

今年のユースの3年生がジュニアユースの頃に、結果の出る出ないは別として、今年のジュニアユースと同じことを私は感じていました。甘い選手が多いなと。ただし、サッカー的なところ以上に大事な部分がちょうどジュニアユースの3年生で徹底的に教えられたことで、ジュニアユースの段階で一つ上の段階に進むことができたのが、今年のユースの3年生だとずっと考えてきました。

それでも、不安定になるのが高校生の時期ですから、本来は、身に着けた厳しさと逆境を超えて得た強さに対して、当然甘さが出てくるのは、わかっていました。本来は、そういうところも見ながら、ブログで触れながらをやってきたかったのですが、すみません、私自身、ユースに起こっていることに、かなり踊らされてしまいました。

方針を見つけて、そこに共感できて、もっと選手それぞれのところに集中して見たかったなと、思い返せば強く感じます。でも、無理でした。

Jユースカップ優勝と、Jリーグが主催していることで露出度も高くなったインターナショナルユースカップの活躍で、メディア的な露出も増え、なんだか、これまで言ってきたことが、実際に結果が出たことで、「そんな育成していたっけ?すりかえていない?」と思う部分もありますが、何度も書きますが、私たち応援する側に見えない部分のことはわかりませんので、監督が本当に大事にしたいことが、そういうことであれば、その部分は私も共感できるな~と思いつつ、でも、コロコロと方針は、多方面からコントロールされて変わっていってしまう、そういうチームなのは、理解しています。大企業は、難しいですね。

そういう部分は、何度も書いているから、やめておこうと思っていても書いてしまう、ダメですね。

ただ、本当にありがとうと言いたいのは、目立つところで結果を出してくれたことによって、大きなところで、育成で大事にしているところが、本当に必要なことであるように語る流れを作ってくれたので、正常なチームであれば、そこを大事にという方向性でしっかり長くやってくる可能性も出てきたのかなと少し期待できるようになりました。

さてさて、とにかく、今年のユースには、感謝の気持ちでいっぱいです。最初にリンクを張った、シーズンが始まる前に書いてことをすべて実行してくれたわけですね。私自身、改めて、その文章を読み返してみましたが、実行が難しいすべてのことを実行してくれた選手たちを誇りに思います。

だからこそ、ここで冷静に考えて言えることは、既にジュニアユースの3年生で強烈に教えられて身に着けていたことを最後に発揮してくれたことは大変評価されることですが、ユースの3年間の中で、自らに対しての厳しさを忘れてしまっている時期も多くあったと思います。

今年の3年生からのトップチームへの昇格はないため、すべての選手が、浦和レッズという組織とは全く違った環境へ羽ばたいていくわけです。

誘惑も多いでしょうね~

甘さを見せても、怒ってくれる人もだんだん減ってくるかもしれません。

より、自分でやることが重要になってくる段階です。

良い環境と感じているところで、仲良くプレーすることで、大事なことを忘れてしまうということも、今年は、少なからず見てきました。環境の良い悪い以上に、その先を考えたときには、厳しく考えて、必要なことを見出して実行していくことが大事になります。

今後の活躍に期待しています!

 

ということで、試合について2試合とも全く触れなかったので、この後に、写真だけそれぞれ載せる記事を上げたいと思います。

ではでは。

高円宮杯(U-15) 2014/12/23 浦和レッズジュニアユースの選手たちの戦いは、次のステージへ。

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この今日の試合の澄んだ青空のように、ここから羽ばたき、次のステージに進む、浦和レッズジュニアユースの選手たちの前途が、明るいものになりますように。

サッカーと言う世界に身を置く者、そこに身を置く者を応援する者。

サッカーと言うスポーツに関わるということは、そのサッカーというスポーツの、サッカーの神様の残酷な仕打ちとも、向き合っていかなければならないとは知っていても、内容と想いが結果が伴わない試合には、そのサッカーの神様を恨みたくなる時もあります。

久しぶりに、そんなことを試合後に強く思いました。

ただ、今日の試合においては、会場となっていたケーズデンキスタジアムの空気と澄んだ青空と、そして、対戦相手の選手の姿勢も、対戦相手のベンチから選手に向けて出されていた指示も、なぜか、凄く、頭の中に残っていて、深くは関わってはいないので、わからないですが、浦和レッズジュニアユースの育成も好きで、今日の対戦相手のベンチから出ていた選手への声のかけかたも好きで、実際にピッチで戦っている選手からも、そういう部分も伝わってきて、でも、採点競技であれば、浦和レッズジュニアユースの完勝だったのにという思いも強かったり、なんというか、応援している身からしたら、応援しているチームが負けたのだから、悔しいのですが、不思議な感情も同時にありました。

全てを含めて、貴重な時間を分けてもらったなという1試合でした。サッカー選手は、見るものに感動を与えることも義務であるということを考えれば、応援していたチームの結果が喜びということには、なりませんでしたが、その空間でもらえたものの大きさは、計り知れないというか。

私自身が、少し忘れかけていた、試合後に全ての選手の表情を遠くから、眺めることも、できました。そんな、以前のように純粋に下部組織を応援していたころの自分を取り戻させてくれる空気が、今年のチームの、この大会にはありました。

そういった姿を見せてくれたチームには、感謝の気持ちしかありません。

そして、これは、以前から何度もブログで口にしているように、育成を点ではなく、線で見るというのが、私の方針ですので、今年の3年生にも、試合に出場することで経験を多くできた選手の点が、次のラウンドでどのように活かされるかの次への点への線を見て、そして、出場できなくて悔しい思いをした選手の次のラウンドへの点への線、更にその次の点への線を思い描きながら、今後も、楽しみに応援させてもらいます。

私が書く文章を読んでくれている選手がいるかもしれません。その選手にとっては、浦和レッズユースに上がるという選手に関しては、特に不安な思いを抱かせるようなことを多く書いてしまう、この1,2年だと思います。そのことは、申し訳なく思いますが、これは、あくまで私が思い描く育成に必要なことが、度外視されていることに対しての警鐘になり、見方を変え、考え方を変えれば、サッカー選手の人生としては、プラスに作用することもあるのかもしれません。

何が言いたいかと言うと、あなたたちが3年間所属する来年から3年間の浦和レッズユースというチームに対しては、先入観は、持つ必要はなく、その指導方針が、どんなであれ、そこでどのように成長していくかは、それぞれの選手自身が見極めて、取り組んでいくものだということです。

世界の様々なサッカーを見ても、一つの方針を貫いて、常に安定したことができているチームというのは、数少ないです。私自身が、強い気持ちで応援してきた浦和レッズの下部組織なので、方針も含めて、そういった数少ない少数派の、方針のぶれない選手の力を伸ばせる育成を期待はしてきましたが、それは、難しいことは、残念ながらはっきりしました。

ただ、変化は激しいものの、そういう一貫しない方針であっても、良い時代というのも作り上げられるはずですし、それには、やはり選手の取り組み方というのも重要になって来ると思います。

ですから、ユースの環境に入った時、疑問に思う部分が必ず出てくると思いますが、その時の取り組み方を少し工夫する努力をしてみてください。考えて、考えて、それでも疑問がでて、それでもがんばって、結果的に、その方針に、疑問を持ったまま長い時間が続くかもしれませんが、取り組み方一つで、その3年間で得られるものは、大きく変わってくると思います。

そして、ジュニアユースでサッカー人生のすべてが決まるわけではないように、ユースでもすべてが決まるわけではありません。

思うように行かない時ほど、焦らずに少し長い目を持って、考えて取り組んでみてください。

これは、高校サッカーに進む選手も同様です。とにかく、サッカーの世界は、1年1年で本当に環境が変わるものですから、自分のサッカー人生を常に見つめながら、変化にも対応できる力をつけて、まずは、次の3年間に取り組んでもらえたらと思っています。

サッカーの好き嫌いはあります。、私は、選手の個性を消すサッカーは嫌いです。戦術も重要、個性もそれが、ただのワガママが許されることになってはいけませんが、最低限の戦術と、選手は、その中で個性も伸びていくというのが望ましいと思いますので、今後も、そういう方針のところに対しては、マイナスのイメージを持ってしまうと思いますが、様々な方針のサッカーがあるから、サッカーは、面白いとも思っています。

ダラダラと書きましたが、私は、今年の浦和レッズジュニアユースのサッカーは環境面含めて大好きでした。本当は、もっと先の、頂点に立つところまで見たかったです。今日、鬼気迫るプレーを見せた選手が、この大会で次戦で戦う姿を見たかったです。

そして、準備をしていて出番がなかった選手が、どのようなイメージをしていたのかもプレーで見たかったです。

でも、サッカーの酷な部分がでてしまったが今日です。悔しいです。でも、仕方ない。

なので、次の舞台、ラウンドで、その続きは、見させてもらいます。

本当に、楽しい数日間でした。ありがとうございました!

ではでは。

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高円宮杯(U-15)2014/12/20 1回戦 浦和レッズJrユースvs SSS Jrユース 3-1勝利・・・より長い時間を高い集中力で戦う必要性

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どうも、ブクメです☆

およそ、2か月間公式戦がない中で、準備を進めて来た浦和レッズジュニアユースの今年最後の戦いとなる高円宮杯U-15第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会が開幕しました。

しばらく、大阪の堺ナショナルトレセンで開催される時期が続いていたので、開催地が固定されていくのかと思っていましたが、今年は、茨城県の鹿嶋や水戸での開催となったことで、泊まらずに日帰りで観戦できることは、凄く助かります。個人的には、Jヴィレッジや、堺ナショナルトレセンのように、一つの会場で多くのチームが試合をするような会場の方が全国大会の雰囲気は感じられるな~と思う部分もあるのですけどね。

今年の浦和レッズジュニアユースは、全国優勝できる力をしっかり持ったチームというイメージで見て来た中で、課題もはっきりしているチームであり、夏の全国大会でも同じ課題を抱えて悔しい敗戦となってここまで来ました。

関東U-15リーグの最終戦が行われた後から2か月ほどの期間で、関西遠征があるという話を聞いていて足を運ぼうとしたのですが、ちょうど、その期間に海外で仕事が入ってしまい、私自身まる2か月見ることができずにここまできました。

で、キックオフからのプレーを見て、まず、若干緊張している選手もいるものの、チームとしてのいわゆる、よほどの相手でなければ、アンラッキーで負けることはないような力のあるチームの雰囲気はしっかり見ることができました。

と言う前置きを書きつつ、試合について、簡単にですが触れますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番西尾優輝、DFが左サイドバックに23番白土大貴(後半18分⇒2番山崎広大)、右サイドバックに5番山崎舜介、センターバックに3番大西翔也(後半40分⇒22番大桃伶音)と4番橋岡大樹、MFが左に9番樋口颯太(後半17分⇒35番岡村勇輝)、右に11番白田颯人(後半23分⇒14番弓削翼)、真ん中に8番立川将吾と6番荻原拓也(後半6分⇒34番上野夏輝)、FWが左に7番菊地泰智、右に10番シマブク・カズヨシ

となります。

くどいようですが、私は、今年の浦和レッズジュニアユースのやり方に関しては、まったく異論を持っていません。もちろん、置かれる環境において、優先されるべきものなどは、人さまざまで、帯同メンバーもろもろに関しては、いろいろな考え方が持たれると思いますが、環境としてしっかり機能している中で、悪い要素や思いは持ち込まれるべきではないと思いますし、帯同しているメンバー、帯同できなかったメンバー含めて、思いを一つに、また、出場しているメンバーは、その思いを背負って戦われるべきだと考えます。

この試合の対戦相手のSSSジュニアユースですが、強烈なストライカーなどはいないものの、非常に組織的な中に、中盤で、サイドで、判断で一つレベルの違うプレーをする選手が数人いるチームと言う印象でした。

それぞれの選手の能力で言えば、浦和の方が上でしたが、サッカーの質においては、相手の方がやや完成度が高いという印象です。ただ、その分、浦和の方は、攻撃的な選手の個性において自由度高くやらせてあげているという印象がありました。

まあ、私が好きなスタイルです。組織的にハイレベルなサッカーをこなすチームは、今増えていますが、そういうチームを、多少、ムラっ気は、あっても個々の特徴で壊してしまうサッカーを浦和はやっていたと思います。

前半12分に7番菊地泰智が先制ゴールを決めますが、このゴールまでの流れが象徴的で、左サイドで23番白土大貴がパスを受けた時に、左前線のスペースに、パスを通し、このパスをしっかり予測していた8番立川将吾が、そのスペースに走りパスを受け、7番菊地泰智に預けると、7番菊地泰智が相手ディフェンダーをかわしてゴールを決めたんですね。

23番白土大貴のアイデアと、そのアイデアにこたえる8番立川将吾、そして、7番菊地泰智は、相手ディフェンダーを個人技で突破して決めた。こういうゴールが良いです。決して組織としてレベルの低くない相手に対して、こういうゴールを決める、決めきれることが大きかったと思います。

そして、追加点の28分のPKでの10番シマブク・カズヨシが決めたゴールは、左右の早いパス回しで9番樋口颯太がワンタッチでグラウンダーのパスをゴール前に供給した狭い隙間で10番シマブク・カズヨシが先に受けて突破したところをたまらず倒されてのPK。これも見事なゴールですし、2点目のゴールが、この時間に決められたのも、大きかったですよね。

2点差で有利に進める中で、34分に1点返されて2-1となった、このくらいの時間帯は、こちらの攻撃でのリズムが味方同士で少しずれることが多くなって引っかかることが多くなったところで、相手の鋭いカウンターを受ける回数が増えていたところでの失点だったため、相手を勢いづかせてしまう可能性のある失点ではあったのですが、その2分後の36分に、裏に抜け出した10番シマブク・カズヨシにパスが通り、キーパーが出たところで見事なループシュートを決めて、あっという間に点差をまた2点に開くことができて前半を終えることができました。

結果的に、後半は得点が動かずに、3-1で試合は終了したものの、2点差をつけて戦い続けることができたことが、やはりこの試合では大きかったように感じます。

チャンスの数は、浦和が多く作る分、前線の選手が個人技を見せようとする分、カウンターを受ける回数も多くなる。中盤から高い位置の選手がタイミングよくインターセプトする回数も多い。多くの選手が、攻撃のところで集中できている時は良いものの、疲労が出てくる時間帯などは、無駄にカウンターを受ける回数も多くなる。

もう少し、その部分をコントロールする必要があると思う反面、ゴールに向かう姿勢がある選手が多いことは嬉しいし、仕掛けるのは楽しいんですよね。

いま、そんな文章を書きながら、昨年のジュニアユースのことを思い出していました。関東U15リーグで優勝が決まってから、高円宮杯までの準備期間に入った時に、どちらかと言うと、味方を生かすことが得意な中盤でコントロールする選手を出場させて、前線の選手に、考えさせることを意図している時期があったのですが、なかなか、上手く行かなかったんですよね。

ただ、高円宮杯では、課題部分を超越して、高い位置で囲んで奪って、一気に前線の選手で攻撃という形で、優勝を奪い取ってしまった。

今日の試合では、先発した選手がどちらかというと、落ち着けてバランス良くしようというよりは、攻撃重視型の印象が強かったんですよね。なので、そこが、長い時間はまれば、昨年に近い攻撃の強さで優勝できるチームに大会期間中に進化していく可能性を秘めており、そして、個人的には、後半23分に投入された14番弓削翼が印象的で、攻撃重視の中で、落ち着きを生むための、キープやパスなどを試みているように感じました。

トーナメント式で短期間で決着するタイプの大会ですから、大会の1試合1分1秒で、手応えを掴んで自信を深めて勢いに乗れるチームが勝ち進んでいく可能性が高く、勝手な予感ですが、このまま、攻撃陣の個性で強烈に押し切って勢いをつける昨年のパターンと、同時に、試合の中で落ち着きを作れる選手が、また、新たなチームの勝ちパターンを生み出して、勝ち進んでいく、その可能性もあるのかな~と感じる部分もあったりします。

いずれにしても、基本的に、全国で優勝を狙えるレベルに達しているチームになっているからこそ、そういう考え方をしながら見ることができるのですけどね。

日付が変わってしまったので、今日になりますが、2回戦の対戦相手は、難敵柏レイソルU-15ですよね。組織的なサッカーの典型的な強敵相手に、より高い集中力で、1回戦のような崩しで得点を決めて、相手を混乱させるような戦いぶりに期待しています!

ではでは。

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