J リーグインターナショナルユースカップ2015/12/19 – 浦和レッズユース vs 全南ドラゴンズの写真載せておきます。
カテゴリー: インターナショナルユースカップ2015
2015/12/21 2つの最終戦を2日連続で見て、大事なことを再び考える。
どうも、ブクメです☆
土曜日にユースのJリーグインターナショナルユースカップ、日曜日にジュニアユースの高円宮杯U-15 2回戦に足を運びました。
結果的に、今年から始まった大会にJユースカップ上位2チームが参加できるということで、最終戦がここにずれこんだユースの最終戦。残念ながら敗退となってしまったために、最終戦となったジュニアユース。2日間でアカデミーの2つのシーズン最終戦(年内に残っているユースのGo For 2018 Cupは、新チームになるという解釈です。)を見ることになりました。
最初は、それぞれの試合をブログで上げようと考えていたのですが、ちょうどユースの試合の日にブログを書かかなかったこと。2日連続でシーズン最終戦を観戦したことで、まとめて書く機会として捉えるべきかなと思うこともあったので、今回はそういう書き方をします。
文章を書く前に、まず今年のシーズンがスタートする前に書いた「逆境を跳ね返す力」を読んでいただけると、話がつながりやすいと思います。
先にジュニアユースについて書かせてください。
私にとって、浦和レッズというチームは大事なものであり、そこに出合い、かかわり、多くの方と出会い、育成のところまでたどり着き、そこでも多くのことを学ばせてもらいました。
プロのチームの育成組織の中でも知名度がありますから、特に能力の高い選手が多く集まる環境であり、強烈な個性を持つ多くの選手とも出会わせてもらうことができました。
そういう選手が集まるチームということを前提にして、その選手の多くがプロになるために大事な育成というものを、一サポーターという立場から、言いたい放題ブログを始めて書いてきましたが、この何年見つめてきたところから、最低限身に着けなければならない大事な要素が一つあります。
それは、わかりやすい言葉で書けば、「自らに対しての厳しさ」ですね。その厳しさが貪欲さにつながり、強さにつながり、激しさにつながり、見る側に強烈に伝わる要素になります。
よく、サッカーでは、気持ちの強い方が勝つと表現されることがありますが、これも解釈の仕方次第で、これの解釈を間違えると、ある試合は、気持ちがすごく表れているような試合で勝ち切ったのに、その次の試合では、それが帳消しになるような気持負けした試合をしてしまったりします。
トップチームもそういう傾向がありますので、プロだからそれができるとも言い切れないのですが、プロフェッショナルでさらに上に行く、本当に強いプロチーム、プロ選手になっていくというのは、自らに対して常に厳しくできることが大前提だと思います。
その意味では、以前も何度か触れたように、私が思う中では、強さと同時に、必要な要素が見ていて伝わってこない試合が多く、不満でした。
「チームとしての一体感」、大事です。「結果を残すこと」、大事です。
でも、私は、ここまで見てきて大事だと感じたその要素が見えないと不満なんです。
プロになるまでがゴールであれば、もしかすると私が思うことは余計なことなのかもしれません。ただ、能力的に現役のプロ選手よりテクニックがあるような選手は、これまでも多く見てきましたが、「自分に対しての甘さ」に目を向けなかったことで、せっかくの素質を活かしきれていないケースも見てきました。
これは、どの選手でもできることですので、私は、せっかく縁があって応援させてもらえる機会を得て、かかわることができた選手には、まず、そこまで到達してから、巣立って新しい環境で戦ってもらいたいと思っています。
同じ応援する立場であっても、そこにすべてを傾けて、そこでの成功を願って見る方もいるでしょう。チームとして応援できる人もいれば、もちろん、個人を応援するという方もいるでしょう。そして、私のように、それぞれの選手の、その先の未来のほうを重視してみるというタイプもいます。
だから、私は、必要とする要素を感じられなかったことの課題をあえて挙げて、悔しさを共感することは、やめておきます。
私自身も、ジュニアユースに深くかかわることから少し避けてしまうところもあり、多くかかわれなかったのに、偉そうなことを書いていますね、わかります。すみません。
嫌ってもらっても結構です。
ユースの今後の体制もどうなるかわかりませんが、上がるにしても、高校サッカーの道に進むにしても、別の道に進むにしても、厳しさをもってやってほしいです。どんな環境であっても、そこを大事にやっていけば、必ず見えてくるものがあります。今後の、活躍を願っています!
ユースに話を移します。
今年のユースの3年生がジュニアユースの頃に、結果の出る出ないは別として、今年のジュニアユースと同じことを私は感じていました。甘い選手が多いなと。ただし、サッカー的なところ以上に大事な部分がちょうどジュニアユースの3年生で徹底的に教えられたことで、ジュニアユースの段階で一つ上の段階に進むことができたのが、今年のユースの3年生だとずっと考えてきました。
それでも、不安定になるのが高校生の時期ですから、本来は、身に着けた厳しさと逆境を超えて得た強さに対して、当然甘さが出てくるのは、わかっていました。本来は、そういうところも見ながら、ブログで触れながらをやってきたかったのですが、すみません、私自身、ユースに起こっていることに、かなり踊らされてしまいました。
方針を見つけて、そこに共感できて、もっと選手それぞれのところに集中して見たかったなと、思い返せば強く感じます。でも、無理でした。
Jユースカップ優勝と、Jリーグが主催していることで露出度も高くなったインターナショナルユースカップの活躍で、メディア的な露出も増え、なんだか、これまで言ってきたことが、実際に結果が出たことで、「そんな育成していたっけ?すりかえていない?」と思う部分もありますが、何度も書きますが、私たち応援する側に見えない部分のことはわかりませんので、監督が本当に大事にしたいことが、そういうことであれば、その部分は私も共感できるな~と思いつつ、でも、コロコロと方針は、多方面からコントロールされて変わっていってしまう、そういうチームなのは、理解しています。大企業は、難しいですね。
そういう部分は、何度も書いているから、やめておこうと思っていても書いてしまう、ダメですね。
ただ、本当にありがとうと言いたいのは、目立つところで結果を出してくれたことによって、大きなところで、育成で大事にしているところが、本当に必要なことであるように語る流れを作ってくれたので、正常なチームであれば、そこを大事にという方向性でしっかり長くやってくる可能性も出てきたのかなと少し期待できるようになりました。
さてさて、とにかく、今年のユースには、感謝の気持ちでいっぱいです。最初にリンクを張った、シーズンが始まる前に書いてことをすべて実行してくれたわけですね。私自身、改めて、その文章を読み返してみましたが、実行が難しいすべてのことを実行してくれた選手たちを誇りに思います。
だからこそ、ここで冷静に考えて言えることは、既にジュニアユースの3年生で強烈に教えられて身に着けていたことを最後に発揮してくれたことは大変評価されることですが、ユースの3年間の中で、自らに対しての厳しさを忘れてしまっている時期も多くあったと思います。
今年の3年生からのトップチームへの昇格はないため、すべての選手が、浦和レッズという組織とは全く違った環境へ羽ばたいていくわけです。
誘惑も多いでしょうね~
甘さを見せても、怒ってくれる人もだんだん減ってくるかもしれません。
より、自分でやることが重要になってくる段階です。
良い環境と感じているところで、仲良くプレーすることで、大事なことを忘れてしまうということも、今年は、少なからず見てきました。環境の良い悪い以上に、その先を考えたときには、厳しく考えて、必要なことを見出して実行していくことが大事になります。
今後の活躍に期待しています!
ということで、試合について2試合とも全く触れなかったので、この後に、写真だけそれぞれ載せる記事を上げたいと思います。
ではでは。
J リーグインターナショナルユースカップ2015/12/15 – 浦和レッズユース vs AZアルクマール 2-0勝利・・・なかなか対戦できないタイプの相手
どうも、ブクメです☆
今年から新設されたJ リーグインターナショナルユースカップ。Jユースカップの決勝進出の2チームが参加できる大会ということで、優勝の浦和レッズユースも当然参加することになりました。
平日開催で、場所も長野ということで、やや実際に足を運べる方が少なく、設定に難ありだったり、日程的に難しいタイミングに組み込んだことなどで、ゆるい大会になってしまうのではないかと思う部分もあるのかと思っていましたが、試合自体は、なかなか見どころの多い部分も多く感じられました。
まず、スタジアムが良いですね。AC長野パルセイロがホームとして使っている、南長野運動公園総合球技場は、サッカー専用スタジアムでピッチも近く非常に観戦者にとってもありがたいスタジアムでした。
天気が崩れるという予報もあったですが、幸い試合の多くの時間が晴天の中でという状況も良かったですし、気温も思ったより上がったので、「冬の長野は無謀だろう」という部分もまったくありませんでした。
浦和レッズユースの初戦の相手は、オランダの最優秀育成に輝いたAZアルクマールのユースチームということですね。
動画もありますし、Jリーグが主催している大会ということで、そのカテゴリの専門家的な方も文章を書いていると思うので、試合の詳細に関しては、あまり触れなくても良いかな~と思っています。(Jリーグ公式の大会ページ)
とりあえず、スタメンと交代得点経過など書きますね。
この試合のメンバーと交代は以下となります。
GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに7番高橋聡史、右サイドバックに22番遠藤凌、センターバックに36番橋岡大樹と4番小木曽佑太、MFがボランチに5番中塩大貴、左に2番川上開斗(後半40分⇒31番シマブク・カズヨシ)、右に10番堀内千寛(後半45分⇒12番松尾佑介)、真ん中に14番渡辺陽と8番影森宇京(後半44分⇒20番関慎之介)、FWが21番時里元樹(後半8分⇒13番新井瑞希/後半17分⇒24番松高遼)
となります。
プリンスリーグ最終戦で採用された、4-1-4-1でそのまま、メンバーもキーパー以外は同じという布陣でした。
試合スタートすぐは、割とプレスで相手のパスミスが出たりと、効果的かと思われたものの、すぐに対応されたというか、うまくパス回しでいなされることや、1トップのマイナス面が出たというか、積極的にプレスをかけたものの、単発なプレスでは、あまり効果がないという状況になっていたと思います。
攻撃に関しても、攻め込む回数は多く見えるものの、相手のリーチの長さに、かわし切れないケースが多く、これもまた普段やらないタイプとやる試合の醍醐味かな~と思いつつ、攻撃の際のシンプルで精度の高いプレーで浦和のゴールに仕掛ける相手と対照的に打開策がなかなか見られない状況に前半は少しイライラしてみてしまう部分もありました。
守備的に行くための4-1-4-1という意図だったのかもしれませんが、攻撃の工夫と中盤に収まらないことでのもどかしさは、感じました。ただ、18番山田晃士のビッグセーブもありつつスコアレスで前半を終えられたことは評価に値するかと思います。
で、後半は、ある意味Jユースカップでもそうだったように、セットプレーからの得点という強みを見せてくれたという展開ですね。
後半17分に24番松高遼が入ったあたりから、攻撃面での中盤での収まりどころもでき、14番渡辺陽が、攻撃参加する回数を少しずつ増やしていき、相手ゴールを脅かすプレーを見せつつ、ペナルティエリアわずか外でファールを受けて得たフリーキックのチャンスで8番影森宇京が直接決めて1-0と先制し、さらに34分にコーナーキックのチャンスで2番川上開斗のクロスが混戦の中そのままファーまで抜けたところで、36番橋岡大樹が押し込んでのゴールで2-0。
苦しい試合になっているという印象の試合でしたが、終わってみれば、今シーズンの浦和レッズユースらしい勝ち方になった感じですね。
さてさて、
以前は、私がよく海外サッカーの視聴に利用しているストリーミング(違法のところではありません)で、オランダリーグも対象になっていたので、時々見たりしていたのですが、ここ2年ほど視聴できないため現在のオランダリーグがどのようなサッカーをしているかは、あまりわからないものの、オランダリーグは、比較的得点が多く入るリーグという印象があります。そのトップリーグのおそらく若手が出場しているであろうBチームで2部リーグまで昇格して戦っているチームもありますが、そちらでもかなり得点がよく入っている印象があります。アヤックスとかPSVアイントフォーヘンのBチームとか、1試合6点とかよくあったり。
そういうところから、オランダの育成は、攻撃のところに重きを置いていて、おもしろい戦い方をするのかな~という印象だったのですが、今回対戦したAZアルクマールのユースチームは、少しそれとは違う印象があったような気もします。
つなぐサッカーをするな~という印象と同時に、特に、守備のところで効率よく、効果的なプレスのかけかたをしてくるチームだな~という印象が強かったです。それでいて、オランダ人特有の慎重と足の長さで、一つ深く来るので、それに苦しむ選手も多かったのかな~と。
一つ後ろから抜け出してくる選手のスピードがあるので、おそらく、これが得点パターンなのかな~という仕掛けに対しては、結果的に、苦慮したものの、完全に抜け出されたのは、1度だけで、それは、18番山田晃士が防いでくれたものの、それ以外は、最後のところでやらせていなかったので、OKかなとも今考えれば思います。
始まる前は、この大会の意義はなんなんだろうなと思ったりもしていましたが、実際に足を運んでみると面白いもので、なんだかんだで、これまでに見てきたユースの海外のチームとの試合をするような機会同様に、いつもと違う部分に触れることができ、これはこれで楽しい。
でも、やはりホームであり、日本では、そこまでこういう大会に人が多く集まることがないので、ヨーロッパの育成チームの大会でよくある、育成なのに異常な盛り上がりを見せるスタジアムの中で同じ相手との試合とかも経験させてあげたいなと思ったりもしつつ。ユースの3年生であれば、ケラミックカップのドイツの本選に出場した選手は、その異様な盛り上がりを肌で経験していますから、なんとなく伝わると思います。
17日は、名古屋グランパスU-18との再戦という形になるんですね。
正直、ここ最近、これまでのように、「見たい試合があるときは、その前までに仕事をがっつりやって調整して」ということができてきたのですが、最近、ちょっと作業量が増えているというか、そのバランスがうまくとれていなくて、恥ずかしながら、スタジアムで集中力が持続できないくらい頭がボーっとしているときがあったりします。
なので、少し気持ちにゆとりを持つべく、ユース3年生の最終戦となる19日の試合には足を運ぶことにしました。17日も見たい気持ちは凄く強くなったので、調整できて、頭に余裕があったら足を運びます!
なので、ジュニアユースの高円宮杯の1回戦には、足を運べません。しっかり勝ってくれるでしょうから、2回戦からしっかり見させてもらいます!