関東ユースU-15リーグ2011/10/15 – 浦和レッズJrユース vs 前橋FC 3-1勝利・・・4位は失敗ではありません。

レッズランド2011年10月15日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

早朝結構な雨が降っていたので、レッズランド大丈夫かな~と思いつつ、試合の始まる昼ごろには天気も写真くらいまで回復。そんなわけで、浦和レッズジュニアユースの関東ユースU15リーグも本日が最終戦となりました。今年は、本当に浦和レッズというチームはどのカテゴリにおいても苦しい状況が用意されます。悔しいくらいに。特にジュニアユースの戦いに関しては、自らで試合を崩してしまった試合もありながらも、戦っているのに勝利が転がってこなかった試合もありました。

そんな流れで勝点計算してみれば、今シーズンからこのリーグの3位以内まで高円宮杯の出場権が与えられる流れで、4位以内は確定で3位は、かなり難しい状況。

試合前では、8点差以上勝利で3位のチームが1点差で敗れればやっと並ぶと言う状況。

最終戦の相手は前橋FCでこのリーグ自体は最下位でやりやすそうですが、聞く話によると相性が悪いという話もありつつ。

正直、自分が彼らくらいの年齢でこういう状況になった時に、モチベーションをコントロールして10点取って勝つために、集中して戦うことが出来たかと言われれば疑問ですが・・・気合いが逆に緊張に繋がって硬くなったかもw

さて、試合です。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と12番益子大輝、左サイドバックに3番久保龍希、右サイドバックに7番勝野瑛、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に8番斎藤翔太、10番清川大輝、FWが右に18番神宮未来人、左に6番荒木聡太、真ん中に11番小島良太

となります。

一つ前の柏戦は見られなかったため、その時のフォーメーションなどはあまり良くわからないのですが、柏戦で5番長島巧がボランチに入ってなかなか良かったというような話は言った方に聞きました。その流れなのですね。その他、7番勝野瑛が右サイドバックに入ったり、多少いつもの形と違う印象のスタメン配置になります。

レッズランドは浦和のホームグラウンドなのですが、ピッチ状態があまりよくなく、雨の後などは結構酷いのですが、まさにこの試合はそんな感じでしたね。細かいプレーをしようとするとズルっとピッチがめくれ上がるようなことも多かったですね。

3人以上が絡んで攻撃をしかけるところまで行かずに攻めきれないような状況ながら、試合開始早々に11番小島良太がシュートまで持ち込み、サイドからは7番勝野瑛、18番神宮未来人と繋げて攻めあがる場面があり、ボランチの5番長島巧も落ち着いてパスを捌くなどできていたと思いますが、前線でのプレーが落ち着かないということでフィニッシュまで行く場面がなかなか作れない様子。仕掛けの中で崩しきれない苦しい状況でしたが、18分に11番小島良太がペナルティエリア近くでボールを受けるとペナルティエリアまで侵入し、相手ディフェンダーの激しいチェックを受けながらもキープして倒されPKを獲得します。このPKを自身で決めて1-0と先制。

このゴールの後、18番神宮未来人に代えて2番岡野森が入りました。

先制点の後の相手の反撃でディフェンスラインを突破されて決定的な場面を作られてしまいますが、ここは16番高須雄大がタイミングよく飛び出しコースを限定させてシュートを弾きセーブ。

この後、右サイドからの2番岡野森のドリブルからのクロスに6番荒木聡太がシュートを試みたり、2番岡野森から12番益子大輝、クロスに10番清川大輝がヘッドで狙うなど何度かチャンスは作ったものの追加点はなく、前半は1-0で終了。

この試合の目的が大勝ということにあるとすれば、思うように行かなかった前半と言えるでしょう。守備に関しては意識高くできていたものの、攻撃に関しては少しリズムが作れていなかったようなイメージです。

後半スタートから、12番益子大輝に代えて17番松崎洸星が入りました。

この交代で5番長島巧がセンターバックに入り、17番松崎洸星がボランチの位置に入りました。

後半のスタートで前線での激しさで相手を圧倒し、その中でも代わって入った17番松崎洸星の読みとプレスによるインターセプトが効果的で、相手からのボール奪取に繋がる回数が多くなり、同時に前線の選手が相手のディフェンスに対して強くボールを簡単に奪われなくなったことで、攻撃が活性化され、後半4分に11番小島良太がディフェンスをかいくぐってペナルティエリアに入り込み得点を決め2-0。そのすぐ後に、ペナルティエリア内で左サイドから(誰かは確認できず)が放ったシュートをキーパーが弾いた所に8番斎藤翔太が詰めてゴール。後半5分ほどで2点を追加して、3-0と大きくリードを広げることに成功します。

15分に10番清川大輝に代えて15番及川皓平、20分に2番岡野森に代えて14番加藤智陽、30分に8番斎藤翔太に代えて13番中村透

と攻撃のために交代をしながら、11番小島良太が前線で力強くプレーすることから何度もチャンスを作ったりシュートチャンスを迎えたり、自由にやるように指示を与えられてからの8番斎藤翔太のプレーもシュートやパスなど大きなチャンスが演出される場面も多くありました。7番勝野瑛のシュートや、フリーキックで8番斎藤翔太の蹴ったボールに4番吉原大がヘッドで合わせたものの、ゴール右に僅かに外れたり、13番中村透や14番加藤智陽にもシュートチャンスがあったりと、とにかく何度も何度も惜しいチャンスがありながらも、ギリギリのところで入らない。勝負への気持ちが足りないというよりは、ゴールに嫌われているようなギリギリ外れるシュートが多かったのが見ていて悔しかったですね。吹かして外すのではなくて、1センチ角度が違えばゴールに吸い込まれてもおかしくないシュートが何度もありました。

前掛かりだったのでリスクもあったので仕方ないのですが、後半終了間際に相手の反撃で失点をしてしまい、結果3-1の勝利となりました。

さて、書く必要があるのかは分かりませんが、当該チームのFC東京深川の結果は0-3負けでした。

結果的に、今日6点差以上で勝っていれば、3位に食い込めたわけです。試合内容を考えれば、奇跡的に3位に上がることも可能だったとも言えますが、これも勝負の世界ですから。たらればは通じませんね。もし、今日の試合に対して、モチベーションコントロールが上手く行かなかったから、チャンスを掴みきれなかったと考えるのであれば、今後同じような状況になった時に今度は掴みきるようにやれればよいだけです。それが経験値ですからね。

この関東U15リーグがスタートして、見られない試合はあったものの、ブクメ個人的には1試合1試合見ていく中で、最も苦戦していた守備の部分での手応えはつかめてきたと思います。実はここが凄く重要で、今後の高円宮杯予選では失点をしないことが一つ勝ち上がるための重要な要素になるわけで、この部分がバランス良くなってきたことは相当の収穫です。

そして、今日の後半のようなプレーを局面でしっかり出せれば得点を奪うことができますし、決められなかった場面も多かったですが、これはやり続けるしかないので、自分達が得点を取りにかかった時の強さに自信を持ち続けてやってください。

そして、怪我で思うようにプレーができていない選手は、出来る限りコンディションを上げて来るべき戦いに備える。それだけです。

さてさて、運という意味で、転がってこなかった時にはプラスに考えてしまう方がやりやすい。高円宮杯で優勝するためには、結局トーナメントで勝ちあがって頂点に立つ必要があるのだから、4位で関東予選のトーナメントでギリギリの戦いをこなして出場圏を得たほうが良い。そういうことなんだと思いますよ。

リーグで高円宮杯出場権獲得という計画は叶いませんでしたが、高円宮杯に出場すれば結局同じですからね。

しっかり今日の流れを次へ繋げていきましょうね!

予選はできるだけたくさん足を運びたいので、日程がユースとあまり被りませんようにと願いつつです!

お疲れ様でした。

ではでは~!

 

関東ユースU-15リーグ2011/10/01 – 浦和レッズJrユース vs 大宮アルディージャJrユース 1-2敗戦・・・さいたまダービー

レッズランド2011年10月1日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

もしかすると、トップチームのダービー以上に身近なところで一緒にやっていたような選手がJ1の下部組織のチームに分かれての直接対決になるため、浦和vs大宮という対戦のダービーの意識は高く位置づけられるのかもしれません。

後で聞けば、ダービーの意識付けを強く望んだ一戦だったということ。

結果として浦和が硬さから、流れをつかめないままに2失点して、1点を返すに留まった敗戦となりましたが、ダービーの意識という意味では勝っていたのかもしれません。

過剰なモチベーションが動きの硬さを生むことは、サッカー経験の中ではよくあることで、そのような経験を積めたこの試合は、出場した選手、また出場できずに悔しい思いをしている選手も同様に経験として蓄積されるものだと思います。

水曜日に、テレビでしたが、ナビスコカップのさいたまダービーを観戦し、ダービーを強く意識して戦った浦和と、まるでリーグが重要だから負けても良いという入り方をしてきた大宮。温存上等で本来重要視するべきだったリーグに勝つためという言い訳にしたかったのでしょうが、先ほどそのリーグ戦でホームで敗戦したようですね。

その試合でダービーを意識して躍動していた山田直輝や原口元気が誇らしいです。

さてさて、今日の試合に関しての話に戻します。

大会、数字をシビアに見ると上位3枠の高円宮杯出場圏を狙う上で2位浦和と3位大宮の直接対決ということで、絶対に負けられない試合となります。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と5番長島巧、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに3番久保龍希、MFがボランチに17番松崎洸星、7番勝野瑛、トップ下に14番加藤智陽、FWが右に2番岡野森、左に9番橋岡和樹、真ん中に11番小島良太

となります。

試合の入り方自体は浦和もしっかり入れたと思います。

17番松崎洸星から9番橋岡和樹に繋げて左サイドからの攻撃や、5分の14番加藤智陽のミドルシュート、2番岡野森が裏に出したパスへの11番小島良太の飛び出し、7番勝野瑛からのパスを11番小島良太がポストとして落としてという場面など、攻撃の仕掛けは見られたものの、少しオーバーモチベーションというか、多くの選手が緊張した時のような動きの硬さを伴ったプレーになっている様子もあり、本来の持ち味ではない動きになっている場面も多く見られました。

例えば、サイドからの攻撃の時にはやや相手のプレッシャーがかかった時に急いでクロスを上げすぎたり、ブクメとしては動きながらのポストプレーが持ち味と思っている11番小島良太が大きめのディフェンダーと体格で競り合わなければならないようなパスや動きになってしまうなど、出し手の意識が受け手と合わないことが多くなっていたように感じました。

また、そういう時にボールを落ち着けるところがないようにも感じられました。こうなると、やや攻撃と守備のバランスがどっちつかずになりがちなのですが、その守備の部分で不安定な要素が出てしまったところで、サイドから突破されて8分に失点。更に10分にも同じようにサイドを崩されて失点してしまい、前半10分までに2失点という苦しい展開になってしまいました。

相手の大宮が前線に大きい選手(動きも良い)、とボランチの位置でパスを捌きながら攻守のバランスを取っていた選手の質が高く、この辺りも浦和が攻めあぐねた要因なのかもしれません。

2失点以降は、危険な場面もありながらも、際のところで厳しい守備をできるようになり、その後の失点はなく、決定的なチャンスまでは持ち込めないものの、7番勝野瑛が中盤で激しくチェックに行きインターセプトからの反撃でチャンスを作ったり、15分のフリーキックのチャンスでは6番荒木聡太が精度の高いクロスでチャンスを作ったり、カウンターから11番小島良太のポストに3番久保龍希が抜け出す場面など、あと一歩というところまで攻めあがる場面は何度か作ったものの、得点には至らず。

25分に2番岡野森に代わり13番中村透が入ります。実際、トップ下の位置で攻撃の起点となっていた8番斎藤翔太が怪我で離脱していたことで中盤でのボールの収まりどころがなかなか作れなかったところに変化を加える交代だったと思います。ポジションでは、13番中村透がトップ下に、右前線に9番橋岡和樹が入り、左前線に14番加藤智陽が上がりました。

この時間帯くらいには、浦和の守備のところでの対応が激しくなり、大宮の攻撃も序盤ほどフィニッシュまで持ち込まれることが少なくなっていたと思います。

交代後の前半残り15分ほどでは、5番長島巧から3番久保龍希、11番小島良太のポストで作ったチャンス、更に11番小島良太がクサビとなり、トップ下の位置の13番中村透に下げてからのミドルシュートなど何度か攻撃の形は作れたものの、前半は得点は出来ず0-2で終了となります。

後半スタートから、14番加藤智陽に代わり10番清川大輝、17番松崎洸星に代わり12番益子大輝が入ります。

ポジションとしては、10番清川大輝がフォワードの真ん中に入り、11番小島良太がトップ下の位置に下がった感じの前線と、12番益子大輝がセンターバックに入り、5番長島巧がボランチの位置に上がった感じですね。

10番清川大輝が前線に入った後半序盤は、浦和の反撃の勢いを大宮が凌ぐという構図で進み、左サイドの6番荒木聡太からの縦パス、ミドルシュートなど、チャンスが何度か作られ、9番橋岡和樹が左サイドをドリブルで駆け上がりクロスというチャンスも何度か作れていたと思いますが、どうも中盤のリズムが前半同様に合わないことから、押上げが少なくクロスにあわせる選手がいないということもしばしば。

18分に9番橋岡和樹に代えて15番及川皓平が入ります。15番及川皓平が左サイドバックに入り、6番荒木聡太が左前線に上がります。

中盤でキープして攻撃の姿勢を見せる10番清川大輝の粘りからFKのチャンスを得るなどもあり、後半序盤は浦和のチャンスが増えてきますが、なかなか得点が決められないまま、やや後半中盤から終盤にかけてはビハインドを2点背負っている浦和にとっては厳しい、試合が落ち着いて展開されてしまう時間帯(得点の匂いがあまりどちらにもしない)に入ってしまい、時間が進んでいきます。

後半30分にこの試合最後の交代カードとして13番中村透に代えて18番神宮未来人が入ります。

この18番神宮未来人のプレーが後半残り時間をフワッと過ぎてしまいそうな展開から、浦和に得点が入りそうな展開のきっかけとなり、左サイドからの6番荒木聡太のクロスに18番神宮未来人があと一歩で合わせられるというプレーや、18番神宮未来人自身がサイドからドリブルで突破してクロスを上げるなど見せ、その姿勢がロスタイム直前に実ります。右サイドハーフウェイライン辺りでボールを受けた18番神宮未来人が思い切ってゴール前にあげたロングフィードがそのままキーパーを越えてゴールに入り、残り時間が少ない中で1点を返すことに成功。

この時点でロスタイムに入るかというくらいだったと思いますが、守勢の大宮の浮き足立った所で最後の最後に決定機が作られたものの決めきれず、ここでタイムアップ。

残念ながら、1-2で敗戦となりました。

育成と言う意味で考えると、今日の試合をダービーとして強く意識して特別な思いを持って戦えたことは確実にプラスになります。また、それにより今日は緊張感のほうが強くなってしまって自らを苦しめてしまっていた部分もあると思います。

ただ、緊張することも重要なことなんです。練習試合、全国に繋がる公式戦、特に優勝してもその先に目に見える成果がない公式戦、試合とは言っても色々な試合があるわけですが、結局どれだけどの試合でも意識を高くして、実際にプレッシャーのかかるようなシチュエーションでも最低限自らのやるべきプレーを発揮できるかが重要で、そういう試合で落ち着いてプレーできるようになることが、サッカー選手として必ず必要になっていくことだと思います。

例えば、細かい部分で言えば、これは今後のプラスの要素としての期待として書きますが、9番橋岡和樹のプレーの中でサイドを突破するところまではOKなんです。ただ、相手のプレッシャーが来た時にかかる前に早めにクロスを上げてしまう場面が多かったと思います。もちろん、ペナルティエリア付近に数人が上がってきているような押上げができている状況であれば、早いタイミングでクロスを入れるのも効果的だと思います。

ただ、今日の場合は中の動きに関係なくクロスを上げてしまう回数が多かった。で、9番橋岡和樹というプレーヤーを数年見ている限りでは、そこからもう一歩前にボールを出してもう一つ深くまで持ち込めるプレーができるんです。押上げが少ない時に、もう少し他の選手が上がれる時間を作りつつ、深くまで切り込むことで更に得点の可能性を上げるプレー。こういうプレーができるのだから、自信を持ってやって欲しいんです(怪我とかで痛みを抱えていて無理は出来ないということであれば、すみません。)

 

ユースの試合とまたもや被ってしまうため、柏レイソル戦は、行けません。今日の経験を活かして、堂々と首位チームに渡り合って手応えを感じる試合だったという報告が聴けることを楽しみにしています。

お疲れ様でした。

ではでは~。

関東ユースU-15リーグ2011/09/18 – 浦和レッズJrユース vs 東京ヴェルディJrユース 1-1引き分け・・・守備の成長と攻撃による守備

レッズランド2011年9月18日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日は、公式戦では珍しいアウェイ同会場でのユースの試合の後にジュニアユースの試合という日程の組み方になっており、どちらの観戦も可能という嬉しいアウェイ遠征。ちょうど、この試合のキックオフの時間帯は写真のように、非常に見る側には眩しい状況だったりしました。

先週の再開後の初戦を無失点勝利で飾った浦和レッズJrユースは、今節東京ヴェルディジュニアユースとの対戦となりました。今年の浦和レッズJrユースに関しては、経過を考えながら見て行くと、1試合1試合凄く成長が見られて面白いんです。

その辺に触れる前にまずは、試合展開をざっくりと書きたいと思います。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と5番長島巧、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに15番及川皓平、MFがボランチに7番勝野瑛、17番松崎洸星、トップ下に8番斎藤翔太、FWが右に14番加藤智陽、左に2番岡野森、真ん中に11番小島良太

となります。

前節と同じスタメンになります。 

単純にまとめて書いてしまっては行けないとは思いますが、東京ヴェルディの下部組織の選手たちは、技術レベルの高い選手が多いという印象がありますが、その印象通りのチームと言う感じで、対する浦和は、やはり守備意識を高く試合に入ったと思います。

ある程度、受けることを覚悟の上で、しっかり守って奪ってから攻めるというイメージでしょうか。

前半は、かなり相手に攻められている時間が長かったと思いますが、ペナルティエリア近くまで持ち込まれた後の守備の集中は相当のもので、はっきりクリアするべきところはクリアする、狙える時は中盤でインターセプトしてという意識の高さを感じました。

押し込まれる時間が多いものの、奪ってからの反撃では6番荒木聡太から左サイドの2番岡野森へとつなげてのサイドからの攻撃や、カウンターで攻めこんだ時に良い位置でFKを得た時のチャンスなど、シンプルながら反撃の形を作ろうという意図は見られました。

しかしながら、前節に比べると相手の攻撃のレベルが高いために、守備に意識を置きながら奪った後の攻めのパスがやや中途半端になることが多く、当てどころとなる11番小島良太のところに上手く入らず、スペースを狙って走り込む14番加藤智陽のところに上手くボールが入らないなど、やや相手の攻撃に意識を置きすぎて逆にリズムをつかめない展開が続いたと思います。

際のところで守り切っていたものの、前半22分に個人技で突破されて失点してしまいます。

これで0-1

失点後の25分に15番及川皓平に代えて3番久保龍希が入ります。

失点後から、徐々に浦和も攻めの姿勢に割合を割くようになり、コーナーキックからの惜しいチャンスが2度ほど、更に前半終了間際には、8番斎藤翔太から2番岡野森、クロスに14番加藤智陽が合わせようとするプレーや、11番小島良太から2番岡野森へパス、シュート。決定的なチャンスを作り、ペナルティエリア内で数選手が得点を決めようとシュートを狙うもキーパーやディフェンダーに跳ね返されて得点ならず。

前半を0-1で折り返します。

後半に入ると、浦和が攻撃の姿勢を強く見せ始め、前半同様コーナーキックから惜しい場面を作る回数が増え、そのコーナーキックのチャンスで5番長島巧がゴールを決め1-1とし、試合を振り出しに戻します。

セットプレーから活路を見出し同点に追いついた浦和は、前半よりも攻撃の意識を強く見せ始めます。

ここで、14番加藤智陽に代えて9番橋岡和樹を投入し、2トップのような形で更に攻撃に厚みを持たせます。

コーナーキックのチャンスから11番小島良太のシュート、9番橋岡和樹のポストから11番小島良太が受けてシュート、6番荒木聡太が個人技でディフェンダーを抜いて攻めこんだり、浦和の攻撃も増えて行くことで相手に前半のような攻撃攻撃という意識から守備もしっかりしないと危険という意識を持たせることに成功。

前半の相手ペースから後半は浦和のペースの時間帯も多く作り、

2番岡野森に代えて20番堀内千寛、7番勝野瑛に代えて18番神宮未来人と交代枠を使って逆転を狙うも結果的に試合は1-1の引き分けで終了します。

今日の試合では、一見すると前半一方的にやられているように見えましたが、確実に以前と比べて守り方に成長が見られ、あれだけ攻められながらも、際のところではやられていなかったことや、試合中でも後半終盤に少しボールの動きにディフェンス数人がつられて動いてしまうという部分が出てしまったこともありましたが、5番長島巧は他の選手がプレスに行ったところで相手が出すパスを予測して摘みに行く動きが何度も見られましたし、実際にインターセプトにつながり反撃することも何度か出来ていたと思います。

また、後半の守備では4番吉原大の動きの質の良さを感じました。守備意識を強くという中での守備と言うよりは、攻撃の意識にもやや比重置いた際の相手の素早い反撃の摘み方が上手いというか、彼らしいというか、はっきりわからないのですが、後半の守備の際の動きが良かったです。

前から書いていますが、今年のジュニアユースには、点を取りに行った時の迫力があるというか、まずセットプレーでの得点が多いことなどにもつながると思いますが、攻撃面での強みがあることは、この試合でも証明されたと思います。

そして、技術レベルや体格などで勝る相手が、容易に活躍できてしまうことが多いというのもこの中学生世代だと思うのですが、そういう選手が多い相手に対して受けてしまったのが前半。ただ、あれだけの攻撃に対して対応することも経験できると自信になりますし、あの時間帯はあの時間帯で良かったと思っています。実際、失点は1点でとどめられたわけですし。

そして、今日良かったのは、攻撃のスイッチを入れることで相手の攻撃への手応えに疑問を抱かせ、精度を落とさせて自分たちのペースを作り出した後半の時間帯でのプレー。

要するに持ち味である攻撃もやり方次第では守備になるということが見えた後半でもあったわけで、反省する点もあるとは思いますが、また一歩前進した試合です。間違えないです。

来週末の横浜F・マリノスJrユースとの試合は、ユースのプレミアリーグとかぶっているので行けませんが、更なる成長と結果が出ることを期待しています。

お疲れさまでした。

ではでは~。

 

関東ユースU-15リーグ2011/09/10 – 浦和レッズJrユース vs 鹿島アントラーズノルテ 2-0勝利・・・無失点でしっかり勝利

レッズランド2011年9月10日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

先週末は、ユースの公式戦であるプレミアリーグが再開し、今週末からは浦和レッズジュニアユースの公式戦、関東U15リーグが再開されました(正確には来週末からですが、延期分が今日開催されたということです。)

高円宮杯出場の上位3位以内を勝ち取るために、課題を試合の中で克服しながら勝点もしっかり獲得していく必要がある、なかなか緊張感のある戦いの再開。今節の対戦相手は鹿島アントラーズノルテとなります。相手のここまでの戦績は大勝していたり大敗していたり勝ちきれなかったりと、どの程度の相手かが分かり難いのですが、とにかく浦和レッズジュニアユースとしては、課題となる守備での自信を取り戻しながらしっかり勝利。そういう手応えをまずは掴んでおきたい試合となります。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と5番長島巧、左サイドバックに6番荒木聡太、右サイドバックに15番及川皓平、MFがボランチに7番勝野瑛、トップ下に8番斎藤翔太、17番松崎洸星、FWが右に14番加藤智陽、左に2番岡野森、真ん中に11番小島良太

となります。

若干、背番号が変わっている選手がいるようです(それとも、ブクメがこれまで間違っていたのかは不明です。)

試合の開始から、守備のバランスを上手くボランチとバックラインのところで意識的に考えながらプレーしている意図が見られ、相手の攻撃も思ったほどの迫力のある鋭い攻撃を仕掛けてくることがないことから、危険な場面はなく、浦和もやや攻撃への意識を抑えてプレーしている印象がありながら、トップ下の8番斎藤翔太を経由して上手くサイドからの攻撃を仕掛ける回数が多く浦和が押し気味で試合の序盤が展開されていきます。

右サイドの14番加藤智陽のところからの攻撃が立て続けに2回。その後、2番岡野森の左サイドからの攻撃から11番小島良太のポストプレーへと展開されていく攻撃と、攻撃の際にかける人数は少ないながらもそれなりに鋭い攻撃を仕掛けることに成功していました。

その後、上手く守備に手応えを感じた所で、少しずつ攻撃の際のリスクを犯しながら点を取りに行くプレーも出始め、例えば右サイドバックの15番及川皓平がラインを高めに上げながらディフェンダーの意識をそちらに向かせて上手く中へひきつけてスペースを開けたところに下がり気味の位置から14番加藤智陽が走りこみ、そこへパスが通り、クロスから8番斎藤翔太がヘディングシュートを狙った場面などもありましたが、比較的守備に意識を割いていたこともあり、シンプルに11番小島良太のポストプレーを活かして8番斎藤翔太がミドルシュートを狙ったり、5番長島巧の左前線へのロングフィードから2番岡野森、クロスに8番斎藤翔太のように、前線での広い展開からの攻撃に8番斎藤翔太が飛び込む形が多く、攻撃の際の人数をかける部分で足りないところがあったために、守られてしまうということも多かったと思います。

それでも、これまでの戦いぶりから比べても、非常にバランスの良い戦いぶりを展開しながら前半を終了。

後半に入っても、バランスは崩れず浦和主導で試合が展開され、8番斎藤翔太から2番岡野森、14番加藤智陽から11番小島良太へボールが収まり反転してシュートなど、チャンスを作りながらも決定的なところまであと一歩というところまでで時間が過ぎていきます。

危ないシーンは少ないものの、得点が入らないというややもどかしい展開が続いていましたが、その均衡をセットプレーから崩すことに成功します。後半10分に得たセットプレーのチャンスで、キッカーの8番斎藤翔太の狙ったボールがファーサイドのキーパーの前のスペースに上手く入り、そこに飛び込んだ14番加藤智陽がゴール。欲しかった先制点を浦和が奪い取ります。

浦和の得点後に相手の反撃がありましたが、この試合は守備の部分で特に意識的なプレーが光った7番勝野瑛やトップ下というよりややボランチに近いポジションで守備にも意識をおいてプレーしていた17番松崎洸星のプレーや声を掛け合いながら、組織で守ることが上手くできつつあり、決定的な場面は作らせませんでしたね。

試合の後半は11番小島良太の前線からのプレスなど疲れる時間でしっかりプレスをかけることで相手の攻撃を遅らせたり、インターセプトに成功して高い位置から攻めに転じることも何度か出来ていました。

守備のバランスが良くても、1点のリードでは何が起こるかわからないということで、追加点が欲しいな~と思っていたところで再び浦和がセットプレーから追加点奪取に成功します。

コーナーキックのチャンスから、おそらく8番斎藤翔太は思ったようには蹴れなかったと思いますが、逆にグラウンダーでディフェンダーの密集しているところにグラウンダーで入っていったボールが上手い位置に転がり、そのボールに上手く反応した5番長島巧が合わせてゴール。見事な追加点を30分に奪います。

その後、33分に14番加藤智陽に代えて20番堀内千寛、2番岡野森に代えて21番和久井大輔と2年生の選手も起用しながら、しっかり戦いきり大事な再開初戦を2-0の勝利で飾ることが出来ました。

確かに相手の攻撃が思ったほどではなかったこともありますが、この大会6試合目にして始めて無失点で試合を終えることに成功したことは今後の戦いを考えても非常に重要になります。

相手の攻撃が思ったほどではなかったのだから、もう少し攻撃に人を割いていってもという声も聴こえてきそうな試合でもあったかと思いますが、なんとなくですが、ここまでの状況から考えると今日の試合は、とにかく守備のバランスに意識をおけば無失点で抑えられると言う手応えを掴みながら、しっかり勝ちきることが最も重要でそれができたことが最も大きい試合だったと思います。

今日の守備の部分を今後も更に安定してできるように心がけながら、今度は持ち味でもある攻撃力をタイミングを見ながら発揮していけば、更に勝点を積み上げながらチーム力もアップしていけると思います。

攻撃の部分で相当の役割を引き受けることになり動き続けた8番斎藤翔太の負担は大きかったのは最終的な疲労具合を見ていて明らかでしたが、今日の試合は、ただ勝っただけではなく、次に繋がる手応えのある勝利になると思います。

本当に暑い中お疲れ様でした!

ではでは~。

 

関東ユースU-15リーグ2011/06/05 – 浦和レッズJrユース vs 三菱養和SC巣鴨Jrユース 3-3引き分け・・・怪我と経過と結果

レッズランド2011年6月5日

どうも、浦和サポブクメです☆

ユース同様、先週は公式戦がなく、2週間ぶりの公式戦となる浦和レッズジュニアユースの関東U15リーグ。2連勝と結果を残している彼らの今日の対戦相手は三菱養和SC巣鴨Jrユースとなります。今シーズンのスタートから、怪我人が多いということで、怪我などで数名が離脱という状況で迎えた試合となります。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに6番及川皓平と12番益子大輝、左サイドバックに2番岡野森、右サイドバックに18番神宮未来人、MFがボランチに15番勝野瑛、トップ下に8番斎藤翔太、17番松崎洸星、FWが右に7番荒木聡太、左に10番清川大輝、真ん中に11番小島良太

となります。

ちなみに、控えメンバーがGK1番内島大輝、13番中村透、14番加藤智陽、19番山田大一とフィールドプレーヤーが3人だけという状況を見ても、今の状況が分かると思います。

攻撃面での手応えや勝負強さをここまでの2試合で感じながら、守備面でのバランスに課題を残しつつという流れがこの試合でも見え隠れする試合展開となりました。

攻撃面でポストプレーで周りを生かす動きで存在感を見せる11番小島良太は、この試合フォワードの真ん中というポジションで、試合開始からの動きは裏を狙って飛び出すことを強く意識したものになっており、これがいきなり結果につながります。

前半3分に左サイドでボールを受けた10番清川大輝からのスルーパスを11番小島良太が抜け出してキーパーと1対1の場面を作りゴール。あっという間に先制点を奪います。1-0。

勢いに乗りたい浦和でしたが、先制点から数分で失点してしまい同点に追いつかれてしまいます。

いわゆる、得点の後に気をつけないとならない守備の部分で不用意なプレーからの失点でしたので、いなす意味でも、はっきりしたプレーが今後は必要とされると思います。

急造の部分や、久しぶりのスタメンだったりと難しい要素は多くあったと思うのですが、ディフェンスラインと中盤の守備の際のバランスが悪く、中途半端な対応が多くなっていた印象もあり、動きとお互いのコーチングがややちぐはぐしてしまっていましたので、戦いながら結果も出すということを考えた場合には、後手後手にならない展開でそれぞれの選手が自信を持って自分のポジションや連携を考えてプレーするためには、現時点でも手応えを感じつつある、攻撃面での強さを生かして3点くらい得点差を開いて進められると良いかと思いながら展開を見守りました。

前の試合同様にサイドからの7番荒木聡太の精度の高いクロスや、中盤を経由して10番清川大輝、裏を狙う11番小島良太と数人での攻撃など惜しい場面を作りながら追加点は奪えず、逆に前半終了間際に裏へのパスを通されてキーパーと1対1というピンチを迎え、16番高須雄大が飛び出して一瞬相手選手を倒したようにも見えましたが、これは相手のダイブと判定されました。割と見ていた位置から近かったので、明らかにダイブしているのは分かりましたが、主審によってはPKを取られかねない危ないシーンではあったと思います。飛び出した16番高須雄大は、倒れた選手に対してもっと怒っても良かったですよ!気持ちの駆け引きも必要。

そんな流れで前半は1-1で終了。

後半に入ると、守備面での負担を攻撃で押し込んで減らしてしまおうと言うように浦和は攻撃面での迫力を増して攻め込んでいきます。特に左サイドバックの2番岡野森の攻撃参加は鋭く、早くも後半5分にその2番岡野森の左サイドからのオーバーラップからのクロスを17番松崎洸星が押し込んで再び2-1とリードを奪います。更に攻撃の手を緩めない浦和は、10分に7番荒木聡太からのパスに抜け出した11番小島良太がこの試合の自身2得点目となる3点目のゴールを決め3-1とリードします。

前半は抜け出すプレーが多かった11番小島良太は、それに加えて持ち味であるポストプレーを織り交ぜながら攻撃を活性化させ、逆に10番清川大輝は、自分で強引に仕掛けるプレーをやや押さえて後半は相手のサイドからの攻撃の芽を摘む守備の意識を強めてプレーしていたように感じました。

できれば、その勢いでも1点2点と決めて試合を決めてしまうと良かったと思うのですが、後半20分過ぎくらいから、再び相手の攻勢となる時間帯が増えてくると守備面でのバランスの悪さが出てきてしまい、30分に1点返されると立て続けに35分にも得点されてしまい試合を振り出しに戻されてしまいます。

それでも、ここ2試合も追いつかれても最後に逆転して勝ちきっていたように完全に勢いを奪われるわけではなく試合終盤は7番荒木聡太に代えて14番加藤智陽を投入したり、何度か決定的な場面を作るもこの試合では残念ながら逆転ゴールまでは届かず、結果的に3-3で引き分けとなりました。

チームの状況を全く知らないで観戦してしまえば、守備の連携がまだまだだと言い切ってしまうこともできるのかもしれませんが、ある程度チーム事情を見ているだけに、正直私はその辺については何も言えません。

学校行事や怪我人の関係で、本来のポジションではないところをやる必要がある選手や、練習では色々な組み合わせをやっているにしても公式戦で毎試合同じ構成でスタートできない現状もあるのですから。

ただ、そうは言っても既に公式戦はスタートしているわけですから、そういう経過を苦しみながらも乗り越えながら結果は出して行くしかないわけで、そう考えると、最初の方に書いたように守備に不安があるならば攻撃面でまずは相手を圧倒してしまい、3点差くらいの楽な展開まで持っていってしまってから、じゃあここからは公式戦を使って守備力を高めてやるんだと少し落ち着いた状態で守備面の連携を高めていくような形でやれれば良いのではないかとも思ったりします。

実際良い部分を見ていけば、点は取れるし、失点は多いけど、失点で後手後手のまま終わるわけではなく最後まで点を取る姿勢を前面に出しているのが浦和という状況で終われているし、今日は勝ち越せなかったものの最初2試合は勝ちきるところまで行っている。攻撃面での中盤から前への動きは試合をこなすごとに良くなっている。

うん、悪くはないわけです。

一試合一試合、改善されて強くなっていくチームを見たい・・・のに、中断前の次の2試合行けません。

ということで、後ろ髪引かれながら別の試合を見たり別の場所にブクメはいて、試合結果を見たら無失点で勝っていて、「見に来れば良かったのにね」という、私が悔しがるような手応えを次の2試合で残してくれると、ブクメは悔しがりながら喜びます。

そんな感じです。

また、この試合の後に3本目として、

控えだった1番内島大輝、13番中村透、14番加藤智陽(先ほど後半40分くらいから出場)19番山田大一、も加えて40分間行われましたが、14番加藤智陽と19番山田大一が揃ってゴール。13番中村透も中盤で上手くアクセントになっていて、失点は0の2-0で勝利していました。

ではでは~!

関東ユースU-15リーグ2011/05/15 – 浦和レッズJrユース vs 川崎フロンターレU-15 3-2勝利・・・勝負強さ

レッズランド2011年5月15日

どうも、浦和サポブクメです☆

今日は自転車移動で午前中はレッズランドで関東ユースU15リーグ、午後からNACK5スタジアム大宮で高円宮杯U18プレミアリーグと2試合観戦になります。運動不足の私にとっては、過酷な一日となります(良い運動になるとも言えます。)

まずは、11時キックオフのジュニアユースの一戦となります。

まず最初にごめんなさい。顔を合わせた選手の皆さんが元気に挨拶してくれたのですが、自分自転車で勢いよく来たことでヘロヘロでなんか変な受け答えになってましたw 反省ですw

さてさて、開幕戦をしっかり勝負強く勝ってくれた浦和レッズジュニアユース。新チームのスタートから比べると随分チームとしての動きが増えてきており、何より勝つための気持ちの強さが物凄くなってますよね。この試合も、その辺りがしっかり見られました。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに6番及川皓平と5番長島巧、左サイドバックに2番岡野森、右サイドバックに3番久保龍希、MFがボランチに8番斎藤翔太、トップ下に15番勝野瑛、11番小島良太、FWが右に9番橋岡和樹、左に7番荒木聡太、真ん中に10番清川大輝

となります。

来週からU15の代表で遠征に参加するからか、少し足を痛めているのかわかりませんが、4番吉原大がメンバーから外れ、更に前節負傷した18番神宮未来人もメンバーから外れていました。

川崎フロンターレU15は、前節敗れているということでしたが、見る限りではプレスも早く、チーム自体のバランスが悪いようには見えず、気を抜くとやられるという手強そうな印象を試合の序盤で受けました。

浦和も主にサイドからの攻撃で得点を狙う姿勢が多く、左の7番荒木聡太のサイドからの仕掛けからの攻撃が機能していたように思います。また、10番清川大輝も上手くボールを捌きながら果敢にゴールを狙う姿勢が見られました。攻撃面での連携はまだ少しずれることもあり、序盤は3人以上で細かく回して仕掛けるような展開はあまり見られなかったものの、2人くらいで打開して惜しい場面を作り出すことは何度か出来ていました。

ただ、やはり相手のプレスや攻撃で押し込まれることも何度かあり、一進一退という中で先制したのは川崎となります。中盤でインターセプトしたボールを持ち込まれての失点になります。20分くらいだったと思います。

失点はしてしまったものの、この後に反撃の姿勢をしっかり形に結び付け同点に追いつくことができます。失点以降の攻勢の状況で11番小島良太の攻めの姿勢が強くなり、持ち味である動きながらのポストプレーで10番清川大輝に落としてサイドに展開の起点になったり、自らもシュートを狙うなど動きが良くなります。

攻勢の中で得たコーナーキックのチャンスを連続で獲得する中で、7番荒木聡太の正確なキックから、10番清川大輝が足で合わせてゴール。前半の内に同点に追いつくことに成功します。この得点シーンで、ファー気味に飛び込んだ10番清川大輝の前に飛び込んで相手ディフェンダーをひきつけた5番長島巧の動きも良かったと思います。

この後、15番勝野瑛や2番岡野森のミドルシュートで追加点を狙うも決まらず、逆に前半終了間際に川崎に決定的なチャンスを作られてしまったものの、押し込まれたら失点の場面を外してくれ、跳ね返ったボールを更に外し、最後は浦和がクリアしてなんとか失点は防ぎ、前半は1-1で終了します。

後半の最初から浦和が攻勢に出ます。7番荒木聡太のシュートを大きくキーパーが弾いた所を10番清川大輝が狙うも枠を捉えられず。しかしながら、そこまでの崩しやシュートまで持ち込むことが出来るような展開。攻勢の中で得たCKのチャンスで再び10番清川大輝が決め、後半早い時間で逆転に成功します。

後半は前半に比べてやや浦和ペースで進む時間が多く、11番小島良太のポストプレーが冴え渡り、これによって3人以上が絡んだ攻撃も増えて追加点も時間の問題かと思うような展開になっていました。

後半20分に10番清川大輝に代わり17番松崎洸星が、前半は比較的中盤のバランスをとることに専念していた8番斎藤翔太が、この交代の後からやや攻撃的な動きをする回数が増え、11番小島良太のポストプレーからのパスを受けてシュートを打つなど積極性が増します。

・・・が、攻勢の中での反撃で決められてしまい再び2-2で試合を振り出しに戻されてしまいます。

同点にされた後も特に流れが相手に行くことはなく、浦和が仕掛ける時間が多くなります。

交代で入った17番松崎洸星のインターセプトから、左サイドの7番荒木聡太へ、そこから大きなサイドチェンジで9番橋岡和樹へのパスを通して仕掛けていくプレーなどチームとしての崩しの動きとして凄く良かったと思います。

その後7番荒木聡太に代わり14番加藤智陽が入ります。

引き分けOKではなく勝ちに行くと言う姿勢が続き、そのプレーが最終的にゴールとなります。

ロスタイム直前に右サイドを3番久保龍希がドリブルで駆け上がりクロスを入れると8番斎藤翔太がヘディングで見事にゴール右隅に押し込みゴール。

開幕戦に引き続き、最後のところで勝負に拘ったプレーで3-2と競り勝ち、これで2連勝となりました。

まだまだ修正すべきことも多いと思いますが、勝ちながらチーム力を高めていくという形が見事に出来ていることがかなり重要だと思います。

お疲れ様でした!

ということで、勝利の余韻をもう少しレッズランドで味わいたかったのですが、時間がなかったのでバタバタとNACK5スタジアム大宮へ移動しました・・・とさ。

関東ユースU-15リーグ2011/05/03 – 浦和レッズJrユース vs 鹿島アントラーズJrユース 2-1勝利・・・勝ちきった!

レッズランド2011年5月3日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

いよいよ浦和レッズジュニアユースの公式戦が今日開幕しました。震災の影響で今年の関東ユースU15リーグは、ユースの高円宮杯U18プレミアリーグのようにチームによって試合が延期されたりするわけではなく、大会開幕自体がこのゴールデンウィークに予定されていた3節からとなっています。延期された1節、2節の予定はまだ決まっていないようです。

延期されたおかげという言葉を使うのは、良くないかもしれませんが、当初の開幕の試合はユースの公式戦と被っていたため、被らないこの3節が開幕戦となったことで、ジュニアユースの重要な初戦を見ることができました。

今年のジュニアユースの3年生は、U13新人戦の頃から見られていますので、彼らがブクメの中では初めてジュニアユースのスタートから見られている年代と言うことで勝手ながら、思い入れを持って見させていただいています。

今年スタートした頃に聞いた話では、怪我人が多くて1チーム作るのがギリギリなくらいと聞いていたのですが、この大会の開幕の今日見た限りでは、怪我明けで万全ではない選手が多いという印象は受けたものの、怪我人が多いという状況は抜け出しているように見えました。

試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と5番長島巧、左サイドバックに2番岡野森、右サイドバックに6番及川皓平、MFがボランチに8番斎藤翔太、15番勝野瑛、トップ下に11番小島良太、FWが右に18番神宮未来人、左に7番荒木聡太、真ん中に10番清川大輝

となります。

開幕と言うことで、やはり緊張感のあるスタートとなりました。

試合前から物凄く選手同士で気合いを入れている様子が伝わってきた鹿島の選手のほうが比較的、開幕戦ながら緊張を気合いでかき消すことができていて良い入りをしたように感じ、逆に浦和は受けてしまうという印象がありました。

ただし、鹿島は序盤の勢いは感じられたものの、パスの精度や連携という点にやや欠ける部分があり、動きはやや堅かったものの、集中して試合に入れていた浦和が上手く凌ぎながら少しずつ落ち着いてペースを引き寄せていきました。

特に前半のスタートから、10番清川大輝と18番神宮未来人の2人には動きの堅さはなく、前線や中盤で激しくプレーできていたと思います。彼らがインターセプトしてカウンターという場面もなどか作れていました。

浦和が最初の鹿島の勢いを凌いでペースを引き寄せてからは、出足良くボールを奪うことができるようになり、単発で来る鹿島の攻めもディフェンスがしっかりと抑えられるようになります。

ただ、攻めの中での中盤から前線の動きはやや上手く合わない印象があり、中盤を経由してというよりも攻め急ぎなのか中盤を省略して攻めようとするプレーが多くなっている印象。それでも、左サイドバックの2番岡野森からの大きな展開から11番小島良太、10番清川大輝というバックライン⇒前線で落として、フォワードがドリブルで仕掛ける攻撃や、5番長島巧のバックラインからのロングフィードを10番清川大輝が受けてドリブルからシュートなど、惜しい場面は何度も作ることはできていました。ユースの試合での西袋裕太ではありませんが、5番長島巧のロングフィードからの狙いはなかなか精度が高く、面白かったです。

前半30分ごろにスタートから激しいプレーでサイドを攻めたりプレスをかけてインターセプトと気持ちの入ったプレーを見せていた18番神宮未来人が中盤でプレスをかけて体を入れてボールを奪った際に足を痛めてしまい、ここで9番橋岡和樹と交代となります。

前半の大きなチャンスとしては、コーナーキックからのこぼれ球に対しての4番吉原大のシュート、フリーキックのチャンスから8番勝野瑛が直接狙った大きな弧を描くような弾道のシュート、5番長島巧からのロングフィードを7番荒木聡太が受けてドリブルで仕掛けてシュート、11番小島良太のシュートがクロスバーを叩いた場面、9番橋岡和樹が10番清川大輝とのワンツーで抜け出してシュートがありましたが、いずれも得点には至りませんでした。

前半は0-0で終了。

前半の印象としては、左サイドバックの2番岡野森からの攻撃の際にテンポ良く展開されていた印象と、11番小島良太がいつものようにポストプレーで落としてという展開が少なく、中盤の15番勝野瑛と8番斎藤翔太が中盤での守備の動きは大変良いものの、攻撃の際のポジションや動きのバランスが今ひとつ上手く行かず苦戦していたという印象がありました。

ただ、その辺りの心配はハーフタイムでしっかり指示が出たのか、後半に入ると明らかに11番小島良太のプレーがよくなり、前後の動きで運動量を見せることでポストとしても捌け、また裏に抜け出して仕掛ける場面が格段に増えました。

ゴール前での得点を奪うためのプレーが増え、9番橋岡和樹がややディフェンダーを背負いながらも強引にシュートを打ったり、同じく9番橋岡和樹のサイドからのチャンスメイクで10番清川大輝がシュートを狙ったり、崩す狙いにゴールの枠に向かってシュートを打てば何が起こるかわからないという、シュート意識が前半と比べて明らかに強くなっていました。

前半より得点の臭いは確実にするものの、それでも先制点がなかなか奪えない。

後半15分ごろに7番荒木聡太に代わり17番松崎洸星が入ります。この交代で前線で左に10番清川大輝が移り、右に9番橋岡和樹、そして真ん中に11番小島良太が上がり、トップ下に17番松崎洸星というフォーメーションになりました。

これにより、更に11番小島良太の動きが良くなった印象があります。

攻勢を強めた中でようやく25分に先制点が生まれます。

サイドからの攻撃の際にゴール前でパスを受けた15番勝野瑛が低い弾道でシュートを放つとこれが相手ディフェンダーに当たりコースが変わりゴールに吸い込まれます。最初のシュートコースが枠を捉えていたのでおそらくオウンゴールではなく斎藤翔太のゴールになると思います。

とにかく、後半からの得点を取るためのシュート意識の強さが生み出したゴールで浦和が待望の先制点を奪います。

後半の浦和の大きなピンチは鹿島のFKの際にマークがつききれずにフリーでヘディングシュートを打たれてしまった(ゴール右にそれましたが)場面くらいでそれ以外はここまでしっかり抑えられていたのですが、得点から5分後くらいに(やや見ていた位置から見難い場所だったため細かい展開はわかりませんが)、サイドから崩されて失点してしまいます。

残り時間10分くらいのところで同点に追いつかれてしまいましたが、ここから良かったのが下を向かずに逆転ゴールを狙いにいく姿勢を選手達が続けてくれたこと。

35分に15番勝野瑛に代わり14番加藤智陽が投入されます。

最後まで点を取りに行く強い気持ちを見せ、迎えた後半終了間際に得たコーナーキックのチャンスで5番長島巧がヘディングで豪快に押し込んで逆転。この場面は、5番長島巧以外にも二人ほど鹿島のディフェンダーよりも良い位置に飛び込んでおり、このチャンスで決めるという気迫でも一歩も二歩も勝ったと言うゴールシーンでした。

残り数分をGK16番高須雄大が上手く時間を使うなど賢く守りきり、大事な開幕戦を2-1で勝利。

最高の展開で勝利を飾ってくれました。

まだ連携面では改善していくことはたくさんあると思いますが、このような難しい試合で勝ちきる試合をできたことが非常に大きいと思います。

お疲れ様でした!

さて、この試合の後に3本目ということで40分の試合がもう1本行われました。

簡単に触れますと、

GKが1番内島大輝、DFがセンターバックに3番久保龍希、20番小木曽佑太、左サイドバックに19番山田大一、右サイドバックに23番新井克之、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に17番松崎洸星と13番中村透、FWが左に村上秀斗、右に14番加藤智陽、真ん中に11番長島巧(途中で10番清川大輝と交代)

というメンバー構成。

2年生の20番小木曽佑太、21番村上秀斗、23番新井克之の3人は出場機会はありませんでしたが、今日の試合でベンチ入りしていた2年生です。22番は確認できませんでしたが、もしかしたらキーパーでいたのかも?

ということで、直接FKで鹿島に先制点を許すも、17番松崎洸星のゴールで同点、14番加藤智陽のゴールで逆転、更に10番清川大輝のゴールで突き放し3-1で勝利となりました。

形式上は3本目は練習試合ですが、試合前に浦和の選手から聴こえた「この試合も重要だぞ」というニュアンスの言葉が聞こえてきたのは聞いていて頼もしかったですね。言葉通り、勝ちに行く攻撃的な戦いぶりを見られましたし、左サイドの21番村上秀斗の思い切り良い攻撃の仕掛けや、ボランチの位置に入った5番長島巧の攻撃へのスイッチの入れ方など今後に期待できるようなプレーが多く見られました。

更に、この3本目と同時に真ん中のピッチでも2年生が練習試合をスタートしていて、3本目終了時に移動して後半だけ見たのですが、去年は見られなかった小田切真人が元気にプレーしている姿も見られましたし、今日は色々見られて満足です。

ではでは~!