どうも、ブクメです☆
Jユースカップ決勝の会場。実は、到着する当日の現地に着く間際まで、ヤンマースタジアムとキンチョウスタジアムを勘違いしていて、勝手にキンチョウスタジアムの方で、2年前に敗れた悔しさを同じ場所で晴らしてくれるんだな、とか思っていたら、隣の方が会場だと気が付き、長居公園自体何度も来ているのに、夏にも一度大学サッカーで来ているのに、相変わらず、覚えられていないダメっぷりを前面に出してからのスタートになりました、Jユースカップ決勝の日。そんな、私のダメっぷりに比べて、ユースの選手の頼もしさときたら。。。
ということで、浦和レッズユースの歴史に名を刻む、Jユースカップ初タイトル、おめでとうございます。そして、応援する立場として、幸せな時間を与えてもらい、ありがとうございます。
決勝もテレビで放送されたり動画で色々流れているので、細かい試合内容は、省きますね。
この試合のメンバーと交代は以下となります。
GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに7番高橋聡史(後半34分⇒27番大西翔也)、右サイドバックに20番関慎之介、センターバックに4番小木曽佑太と36番橋岡大樹、MFが左に2番川上開斗(後半31分⇒35番長倉幹樹)、右に8番影森宇京(後半29分⇒24番松高遼)、真ん中に14番渡辺陽と5番中塩大貴、FWが左に13番新井瑞希(後半24分⇒31番シマブク・カズヨシ)、右に21番時里元樹(後半14分⇒17番伊藤敦樹)
となります。
立ち上がり、緊張感たっぷりでした。そして、相手の名古屋グランパスU-18は、あまり回数は多くないものの、いくつかのユースの対戦での印象通りの攻撃の鋭さがありました。
正直、前半で落ち着く前に大量失点してしまってもおかしくないくらいの、試合の入り方をしてしまい、前半3分に失点してスタートしましたが、その後は、やや運も味方にしつつですが追加点を許さずこらえて、15分くらいからようやく、この大会の浦和レッズユースらしい戦いぶりに戻ってくれて、特に、13番新井瑞希の攻撃での仕掛けがかなり相手の脅威を生み、チャンスが増える流れから、2枚目の警告で前半25分くらいに相手選手が一人退場してからは、よりゴールの可能性が広がっていきましたね。
相手が一人減るというのは、実はプラスにもマイナスにも働くもので、特に相手がリードした状態での数的有利になると、より統率した守備をされて崩しにくい状況になることもよくあるのですが、ある種、この大会の浦和レッズユースの強さでもある、必要な時間帯で3年生の選手が勝負強さを見せて、そこからゴールが生まれるという状況にできたという点が大きかったですね。
数的に有利になってから、数分後に13番新井瑞希がループ気味のシュートを狙い、これがクロスバーに当たって跳ね返ったところを、しっかりゴール前に入っていた14番渡辺陽がヘッドで合わせてゴールでまず同点。
そして、相手が立て直してくるであろう後半に入る前に、前半終盤でコーナーキックのチャンスで8番影森宇京からのクロスボールを4番小木曽佑太が完全に競り勝ってヘッドで狙い、形はオウンゴールになったものの、2-1と逆転してリードした状況で後半を迎えることができました。
後半は、相手の前線の質の高い選手の突破力に、苦しめられる時間も実際多くなったと思います。
3点目が入れば楽になるという状況で、得点を狙いに行く状況で何度も相手ゴールを脅かすものの、決められなかったり、試合の中で収まりどころが必要な時間帯で、この試合で最もボールが収まっていた13番新井瑞希が下がった時には、正直「なぜ?」と思いましたが、足がつって(プレーが難しいくらいかは、わからないけど、そう書いてあったので)らしいですので、まあ、しょうがないのかなと思いつつ、8番影森宇京も下がり、相手の攻撃がやや怖い時間帯は、やや落ち着きどころを失うような状況にはなったと思います。
決勝戦という状況で、後半終盤、相手の攻撃がはまってきている危険な状況という中では、やや、途中から入った選手が、やるべきことをやりきれない時間があったものの、その辺は、経験で感覚としてつかんでいないと難しいものもあるので、今後の課題にはなると思いますが、アディショナルタイム7分と言う、珍しい数字が出た後には、時間を使いながら、行けそうなときにはゴールを目指すというプレーをできるようになっていき、結果的に、後半は得点が動かず、ただ、試合運びで言えば、やはり今大会の浦和レッズが勝ち進んできたことを裏付ける必要な時間帯で必要なプレーを感じて実行して、結実させることができたことがすべてだったと思います。
さて、Jユースカップに入り、ガラッとやり方が代わり、選手に求める指示も、前言っていたことと全然違っているとすごく違和感を感じつつも、私個人的には、育成世代はこういう風にやってほしいなと言う戦術というか、選手が能力を発揮できる戦い方になっていたJユースカップ。結果論と言われればそれまでになるのですが、積み重ねがなく、選手としても苦労する戦いが続いてきた、特に今年の3年生にとっては、ユースの最初から、そういう状況に巻き込まれていた中でしたが、この大会に出場していた各学年を見ていて、思ったことがあるんですね。
まず、ユースの3年生は、ジュニアユース時代に残留争いに巻き込まれたものの、その年1年で、的確な指導の下で、逆境を跳ね返し、今の状況で何をしなければならないのかということを判断して、そして、あきらめずに、実行して成し遂げる力を身に着けていました。既に身に着けていたその部分が、少し時間がかかりましたが、目に見える結果として結実したと言えると思います。
そして、ユースの2年生(出場していた1年生も含む)は、ジュニアユース時代の全国優勝の経験があります。その経験を特に2年生ながら、怪我で離脱することになった9番松澤彰からキャプテンマークを引き継いだ14番渡辺陽を筆頭に、必要な場面で見せてくれたと思います。はまった時のボールの奪い方などは、優勝した時に見せてくれたプレーそのものでした。
そして、ユースの1年生は、経験値としては、まだ少ないと思いますが、攻撃的な特徴が抜群の選手が集まっていて、その選手が、相手にとって非常に嫌な時間に投入されて、実に相手守備陣にとって嫌なプレーをしてくれたと思っています。
そこに、特徴を評価されて、外部から浦和レッズユースに来てくれた選手たちの特徴も加わった。入ってから苦しい時間を過ごし、選んだことを後悔していた選手もいると思います。私も、応援する立場ながら、申し訳ないなと思うことも多々ありました。結果的に、プラスアルファの要素を加えてくれました。
積み重ねがないという書き方を今シーズンは、たくさんしてきましたし、実際に、長い期間かけて積み重ねることを許されないようチームだったので、それ故に、正直、この大会で優勝まで駆け抜けてくれるとは、最初は思っていませんでしたが、実は、その条件は、各世代がこれまでにジュニアユース時代に蓄積された「強み」として、それが花開くのを待っていた状況だったのかなと今考えれば思えます。
写真を載せた後に、ちょっと追記で文章載せます。優勝の余韻に浸っている方は、ここまでで良いかと思います。
***追記****
私個人的な立場は、サポーターです。その意識というのも、関わりだして年月が過ぎていく中で色々変化しています。浦和レッズの単体のサポーターとして、浦和レッズありきで楽しめていた時期もあります。チームの成功があればOKという状況ですね。
そこから、育成年代と出会い、ユースメインのサポーターとなりました。人間育成という部分を見つめられる、成長を見られる育成世代を見つめていくことに魅力を感じ、その部分をやろうとしたそぶりを見せてあっさりあきらめたトップチームからは、気持ちが少しずつ離れていきました。サポーターの方向性にもやや疑問を持ってしまう部分もありました。
そして、育成年代では、人間育成を本当に大事にする尊敬できる多くのコーチの方にも出会いました。この方たちがいれば、良い選手が育っていくだろうなと。そう思っていたのですが、やはりそのチームのピラミッドの一番上にあるのが、トップチームですから、徐々にその影響が育成のやり方にも出てきました。その中でも特に許せなかったのが人間を大事にしない部分(などなど。。)
色々な流れから、現在地というのは、浦和レッズの育成をひとつにまとめた単体のサポーターという状況でもなくなっています。
細かく書けば、そこに在籍している(した)選手たち、関わった選手たちのサポーターとしてやっていきたいという意識ですね。
ですから、優勝を喜んでいるという部分と同様に、その場に関われなかった選手たちのことも、少し時間を置いてじっくり思うようになっています。
怪我で出場できなかった選手しかり、あまりわからない理由で、スタメンで重用していたのにいきなりベンチ外になってしまった選手、本当に色々です。
もちろん、こういう理由で外されてしまっているんだろうなという選手もいますので、なんでも選手側の意見を尊重しますなんてことはないですけどね。
だから、今回の優勝を純粋に喜びながら、その後ろにある様々な悔しさも考えながらかみしめています。
優勝するべきチームになっていた、今大会のチームに、より多くの選手に絡んでほしかったなと思う気持ちも残ります。ただ、それができないのもサッカーというスポーツです。
簡単な言葉になりますが、起こった事実を糧にして、前に進んでいくしかありません。
ただ、今回の場合は、残された結果が、今浦和レッズの育成に在籍するすべての選手の今後にプラスに作用する可能性を広げたことに関しては、ものすごく喜んでいます。
ピッチに立っていた選手は、多くの方に、映像で見てもらえています。そこから可能性が広がる選手もいるでしょう。
また、Jユースカップ優勝チームと言うことで、他の選手にとっても関係者やサッカーファンに今後プレーを意識的に見てもらえる機会が増えます。それは、サッカー選手としての夢が実現する可能性をより広げてくれる事実です。
私がよく書く、点ではなく線で見るという部分では、今回の優勝も一つの大きな点であって、この点をゴールと思って満足することはしてほしくないです。
だから、再開するプリンスリーグでは気を引き締めろということは、言うまでもなく、そんなこと当然選手は知っていると思います。もっとその先を見つめて、一つの大きな点を通過したことで次の大きな点を目指して、成長して行ってもらいたいと思います。
このくらいで締めておきますね。
ではでは。