高円宮杯(U-15)2014/12/21 2回戦 浦和レッズJrユースvs柏レイソル U-15 2-0勝利・・・1試合通しての集中した戦いで、完勝!

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どうも、ブクメです☆

浦和レッズの下部組織にとっては、柏レイソルの下部組織との対戦は、毎回特別な思いで見させてもらうことが多いです。そのくらい、重要視する部分が、戦術vs個というチーム同士の対戦の典型的な姿が見られるのが、このカードになります。戦術は重要ですが、個性を大事にしてほしいという見方で応援してきた私にとっては、負けて欲しくない相手であり、逆に、その徹底した戦術という強さの前に、浦和レッズの下部組織は、苦しめられて敗戦してきたという試合も多く目にしたものです。

この大会に臨んでいる選手たちにとっては、あくまでこの大会の、このシーズンの最終的なゴールは、優勝であり、一つの通過点になることには変わりないのですが、彼らにとっても、今シーズンのリーグ戦では、2敗している相手であり、関東リーグの優勝を奪われたチームになりますので、思い入れの強い試合だったと思います。

そんな相手と、カシマスタジアムで対戦する試合を観戦するというのも何か不思議な感じがあり、最近は、足を運んでいませんが、以前は、トップチームの応援でよく足を運んでいたアカシマスタジアムのメインゲートで、あまり好きではない、鹿島アントラーズ色満載のデザインの階段を上がって、メインスタンドに入っていくというのは、それはそれで興味深いものがありました。

この一戦は、凄く内容の濃い、この試合は、逆に言えば、形容するのは凄く簡単な試合であり、試合を1試合と言う形で戦い、勝負のところで優った浦和レッズに結果も付いて来た試合でした。

ということで、簡単に試合を振り返りたいと思います。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK25番西尾優輝、DFが左サイドバックに23番白土大貴(後半4分⇒2番山崎広大)、右サイドバックに5番山崎舜介(後半34分⇒22番大桃伶音)、センターバックに3番大西翔也と4番橋岡大樹、MFが左に9番樋口颯太(後半開始⇒20番長倉幹樹)、右に11番白田颯人、真ん中に8番立川将吾と6番荻原拓也(後半6分⇒14番弓削翼)、FWが左に7番菊地泰智、右に10番シマブク・カズヨシ

となります。

前半は、得点は動かなかったものの、お互いに、リスクを負う部分は、少な目に、それでいて、駆け引き自体は、ものすごい展開が、要所要所で見られました。

特に相手の戦い方が、浦和の選手の個性を発揮させないような戦い方をしていたことで、かなりストレスを感じてプレーしていた攻撃陣も多かったと思いますが、焦れることなく集中した戦いが、前半を通して繰り広げられていたのが良くわかります。

その中でも、数は多くなかったものの、23分のフリーキックのチャンスで、8番立川将吾がからのボールを4番橋岡大樹がヘッドで落として、10番シマブク・カズヨシが惜しくも枠を捉えられずという場面など、決定機も数回作りながら、そして逆に相手の攻撃でも、数回は、危険な形を作られたものの、特に相手の決定的な仕事をする選手で、実際に今シーズンのリーグ戦でも、結果と言う形で残されてしまっていた相手を、自由にさせず、また、個の戦いでも、心理的に優る形を作り出した守備陣という構図も見ものでした。

そして、勝負の後半では、もちろん、得点を奪うためには、浦和もリスクを負う時間帯というのを作る必要がある中で、交代で入った20番長倉幹樹が、さっそく結果を出します。

後半9分に、右サイドからの6番荻原拓也からのクロスに対し、ややヘッドで狙うには遠い位置にも見えましたが、相手キーパーが、結構前のポジションをとっていたところをしっかり考えて、キーパーを越えるようなヘディングシュートでゴール。

リスクを負ったところでカウンターの心配もしながら攻撃をするというところまで行く前の段階で、浦和レッズが、かなり試合を有利に運べる先制点を決めることができました。

そして、これにより、逆に少しバランスを崩してでも点を取りにいかなければならなくなったのが相手と言う状況を作り出したことで、気持ち的にも有利な状況が作られ、前半は、ややいなされることも多かった、高い位置で囲い込んで奪うという形が多く見られるようになりました。

特に、前半苦しんでいた右サイドの11番白田颯人が守備のところで強烈な運動量を見せて、残り30分ほどで味方と上手く囲い込んだ中で、多くの回数相手のサイド攻撃を摘むプレーを見せ、自身も、奪った後の高い位置からの攻撃を多く見せられるようになりました。

そして、相手の攻撃にも上手く対応しながら、迎えた28分に大きな大きな追加点が入ります。

このゴールに大きく貢献したのが前半は、スペースを消されてなかなか思うような仕事ができなかった、10番シマブク・カズヨシが、少しゴールまでは距離があるところで、思い切ったミドルシュートを放ち、このシュートは、惜しくもクロスバーに跳ね返るも、そのボールにしっかり反応した20番長倉幹樹が、しっかり押し込んで2-0にします。

試合終了まで残り10分ほどという段階でも大きな大きな2点差にする得点は、試合運びの上でもパーフェクトな追加点の時間帯だったと思います。

そして、結果、そのまま2-0で相手の反撃を許さず勝利を収めて、準々決勝進出を決めました。

采配も含めて、この試合は見事としか言いようがありません。

攻撃的により特徴を持ったプレーができる選手、そして、バランスよくプレーできる選手、もちろん、相手の出方によって対応は変わってくると思いますが、この試合では、スタートでは、攻撃の部分をより最優先にして、サイドからの仕掛けで打開できる可能性を考えたスタートにしたと思いますが、その攻撃によるスペースを相手に狙われ始めて、また、サイドからの守備においては、少し運動量が足りないという判断がされたと思う中で、その部分を考えた、交代などで相手の狙いどころを潰しながら、比較的受ける時間帯で大きく跳ね返す、やや形上は、放り込みに近いような時間帯に、交代で出場した選手が、しっかりポストプレーをしてくれることで、前線のおさまりも非常によく機能したように感じます。

良いな~と思うのは、ユーティリティに重きを置かずに、特長を信じて、足りない部分で相手の対応で対処できないようであれば、そこに特長を持つ選手を投入して対応していくという部分なんですよね。

だから、交代した選手は、もちろんそのことに関しては、悔しいのは当然なのですが、何が起こり、自分がどうして最初のチョイスに慣れたのか、そして、どうして交代することになったのかを、説明されなくても、わかりやすいのです。

だから、こういう部分がわかれば、文章を書く側としても、もし、その交代に対して不満な思いがあるのであっても、その交代にあるメッセージを理解したほうが今後のためには良いですよ、と言うことができます。その部分を修正して、足りない部分を補てんできれば、より長い時間起用されるようになるわけですから。

同じように、第1戦から考えてみると、今日は、相手の特徴と、試合での展開で、チームのバランスが崩れた時に、落ち着ける意味でのプレーができることに特長を持った選手が交代で長い時間プレーする機会は、訪れませんでしたが、次戦のヴィッセル神戸戦では、展開によっては、求められる時間が必ず来るはずです。

今年のプレミアカップで見たヴィッセル神戸と、夏の全国大会の時に長い時間ではないですが、見たヴィッセル神戸。明らかに成長曲線を描いていることが確認できた相手であり、その時のイメージからすると1回戦2回戦とは、おそらくまったく別タイプの相手になると思います。

課題になっていた、フィニッシュという部分でも、確かにまだ、ここで決めなければという決定機で精度が足りないという部分は見受けられますが、この大会に入ってみる限りは、決めきる力は、確実に上がっています。そして、試合を有利に運ぶために、必要な時間帯に、ゴールを奪うことを優先して、しっかり結果を出すことができています。

この上昇曲線で一つ一つ登って行けば、必ずその頂点は見えてきます!

少し話は脱線しますが、私は、基本的に、アカデミーにいる段階でツイッターで選手をフォローして、つぶやきを直接チェックするということはしないのですが、それをチェックした友人などから、偶然入ってくるような言葉は、大事にしています。

2回戦の試合後では、出場していた選手で自らのプレーに満足できないという選手のつぶやきを偶然友人から聞きましたが、その思いは大事です。スタンドから見ていた側からすると、十分、やるべきプレーはできていたと思いますが、選手自身がそのような思いを持つことも重要です。

そして、次の試合のために、同じ舞台で戦うことができずに、次の対戦相手の試合を撮影しにいっているという選手の話も聞きました。もちろん、1回戦の時にも書きましたが、帯同自体できなかった選手もいます。試合で実際にプレーで流れを変えることは、ベンチに入らないとできないですが、この大会で戦っている選手は、現地にいる選手だけではないですよね。そして、もちろんスタンドにいる私たちも一緒に戦っているつもりです。もちろん、悔しい思いの方が強くて素直に応援できないという人もいるかもしれません。

それらの、その一つ一つの思いが、力になり、このような舞台での頂点への戦いで優勝するチームが生まれるものだと思います。

また、明日も、そのような全てで作られた2014年の浦和レッズジュニアユースというチームの戦いを見られることが楽しみです。

ではでは。

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関東ユース(U-15)サッカーリーグ2014/09/20 第18節 浦和レッズJrユースvs柏レイソルU-15 0-2敗戦・・・結果は敗戦も、好印象変わらず。課題もくっきり。

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どうも、ブクメです☆

夏のクラブユース選手権から数えてちょうど1か月ぶりの浦和レッズジュニアユースの公式戦となる関東U-15リーグを観戦してきました。対戦相手は、柏レイソルU-15、会場は、日立柏グラウンドですね。気候的に、日によっては少し肌寒さを感じるくらいの季節に入っており、プレーする選手にとっては、不必要な酷暑の中での疲れと言うものを感じずに思いっきりプレーできる季節になりました。こういう環境下での試合が最も選手が本来の力を発揮できるので良いですね。

土曜日は、涼しさ越えて、やや寒い感じもする気候で、曇りで持つかと思われる天気が、中途半端に大粒の雨が断続的に降る時間帯もあったりと、人工芝のピッチだと少しやりにくい時間帯もあったかもしれません。

さてさて、関東U-15リーグ自体は、6月中旬以来と言うことですね。既に日程的には、中断明けの試合は先週末からということになっているのですが、vs三菱養和戦は、10月下旬に延期(最終節の次の週に試合なので、その試合が実質最終節)になっているので、実質その試合までは1試合消化数が少ないという状況下で、この日再開となったわけですが、この試合の始まる前の段階で3位という順位になります。

関東U-15リーグという長期間のリーグのみを考えるとすれば、残り6試合の中で、来年のプレミアカップのこと、そして、高円宮杯の順位をしっかり守りつつ、もちろん、リーグ優勝も視野に入れてということにはなるのですが、正直なところ、それらについて「大丈夫かな~?」という心配は全くしていません。

そして、結果として敗れたものの、今回の試合を見た限りで、その部分は、再確認できました。高いレベルで、高円宮杯で優勝争いをするために、課題が残る限りは、容易に上位対決で結果がでないことを確認できたことと、その課題以外の部分では、柏レイソルレベルの相手でも、凌駕できるようなチーム状態であることも確認できました。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに6番荻原拓也、右サイドバックに2番山崎広大、センターバックに3番大西翔也と5番山崎舜介、MFが左に9番樋口颯太、右に10番シマブク・カズヨシ、真ん中に14番弓削翼と8番立川将吾、FWが左に7番菊地泰智、右に20番長倉幹樹

となります。

どうして浦和の試合だけ土曜日開催なのかと思っていたのですが、よくわからないんどえすが、学校行事系が入っている中学校が多いとか(?)、ということもあるのか、学校を休んで出場している選手や、学校行事に参加するために今日は帯同できない選手もいたようないないような(曖昧ですみませんw)

結果的に、久しぶりにスタメン全員が3年生と言う形になりましたね。

試合開始から、運動量、球際でのプレー、守備での追い込み方など、質の高いプレーを見せていたのは、浦和でした。そこに、前線での連携やアイデアなどに更に工夫が加わった印象で、攻撃部分でも、夏にいなかったメンバーも加わったことで、更に迫力を増す部分もあり、控えにいるメンバーも展開によっては、違いを加えられる選手が待ち構えるという状況にもなりました。

守備に目を向ければ、マークする選手受け渡しの部分がよりスムーズになり、中盤との距離感についてのお互いのコーチングなども、より増えていたように感じます。

特に、ポジショニングについて良い選手が多く、いわゆるセカンドボールを奪える回数が多く、反応もかなり浦和の方が早い印象がありました。

ただ、相手のレベルも組織的に高いことや、ストライカーもいることから、守備のバランスのところの意識が少し強すぎる局面も多かったかもしれません。

そのため、ベンチからも、もっと思い切って行って良いという声がかかっていた回数も多く感じました。

シュート自体も、少なくはなかったのですが、印象として決定的な場面と言うことでは少し少なく、その意味では、長身センターバックを中心とした相手守備陣を崩し切るというところまで、なかなか行かなかった印象もあります。

それでも、開始5分くらいの5番山崎舜介からの縦パスを8番立川将吾がスルーして相手のマークを外して20番長倉幹樹が受けてループシュートを狙った場面を象徴するように、崩しの試みということでは、相手を出し抜く試みが増えていたのはプラスの印象を持ちます。

中盤を経由しての攻撃以外にも、オフサイドにはなったものの、3番大西翔也から左前線の9番樋口颯太までのロングフィードなども、オフサイドがとられなければ、大きなチャンスになっていただろう場面もありました。

前半最初の決定機で言えば、14分に右サイドからのパスを受けた8番立川将吾のゴール左を狙ったシュートは、かなり惜しかったと思います。

前半は、0-0で折り返すことになりましたが、前半、やられたか!?と思われた場面は、前半ではサイドネットのボトルを直撃した38分の相手ヘディングシュート1回だけだったと思います。

後半に入っても、ペースは浦和が握って試合は進んでいきました。

2分くらいに、10番シマブク・カズヨシから20番長倉幹樹を経由したサイドから駆け上がる2番山崎広大が鋭いクロスを上げる場面や、9分の7番菊地泰智から20番長倉幹樹にパスを通し、ディフェンダーに寄せられながらもシュートまで持ち込んだ場面、9番樋口颯太からパスを受けた3番大西翔也がシュートを放つ場面など、攻撃の回数自体は多く、18分には、前半にも一度あったような縦パスをスルーする形でしっかりその前に味方選手が走りこんで、相手の守備を崩して仕掛けることができる場面もありました。

しかしながら、やはりこれがサッカーとも言うべきか、ペースをずっと握っていても決めきれないと、試合が難しくなるとはよく言われますが、この試合でも、少ない決定機の中から後半24分に相手に決められてしまい、0-1とビハインドを背負うことになります。

ただ、ここでバタバタしないのも、今年のチームの強みでもあり、ビハインドを背負っても、大きく相手ペースになったということはなくやれていたと思います。

浦和は、26分に14番弓削翼に代えて11番白田颯人、30分に7番菊地泰智に代えて19番山下勇希と、攻撃に変化を加えられる選手を投入し、同点、逆転を目指すも、リスクを負った結果なので、ある程度仕方ない部分もありますが、38分に追加点を決められてしまい、結果的に0-2で敗れるという結果になりました。

柏レイソルと浦和の下部組織が対戦する時は、ユースも含めたカテゴリーを見る中で、試合は支配していながら、結果的には0-1や0-2で敗れるというケースも多いような気がします。そこには、相手が持つ得点を奪うときの約束事みたいなものがあり、実際に得点を奪われた場面のみを見ると、その局面では、相手の攻撃には厚みがあるのです。相手ペースでなくても、その局面ではしっかりと厚みのある形を作ることが相手の一つの強みでもあるわけですね。

相手の守備のうまさもあるので、今日の試合くらいの仕掛けや工夫があれば、はっきり言って、他の対戦相手であれば、何点か普通に取れていたと思います。特に、サイドからの崩しの形を多く作れていた今日の試合では、こちらがサイドから仕掛ける際の相手の対応がうまかったとも言えますし、これもベンチからの指示でよく聞こえてきていたように、ミドルレンジから思い切ってシュートを狙ってみるなどの回数が少なくなったことで、より相手はサイドからの攻撃に対しての守備に重きを置くことができたとも言えます。

何が言いたいかと言うと、やはり全国優勝を目指すうえでは、柏レイソルというチームは、一つの大きな壁になる相手だなと言うことですね。

1か月前の、クラセンで敗退してから、久しぶりの公式戦で敗戦と言うスタートという結果にはなりました。でも、チームとしては、その時にいなかった選手が戻って来たことを除いても、より前進している印象を強く持つことができました。3番大西翔也を中心とした守備陣のドッシリ感も増していました。怪我明けの選手の体力的なところも、戻ってきている印象を受けました。

夏の大会では、少し足りなかった連携からの崩しや、相手の虚をつくプレーというものも増えている印象がありました。

ただ、それでも相手のゴールを割れなかった。

それでも進んでいる方向性は間違っていないことは見ていた私たちもしっかり感じることができました。ですから、この方向性を継続することで、高円宮杯で対戦するかはわかりませんが、次に柏レイソルと対戦する時までの期間での上昇曲線で、相手を上回れば良いということですね。

来週は、ユースと試合が被っているので、そちらに足を運ぶ可能性が高いと思います。だから、見に行かなかったとしても、目に見える結果と言うものを残してくれるとうれしいですね。

ちなみに、この試合の後に、ピッチを狭めた形での練習試合が行われたのですが、細かくチェックはできなかったのですが、今回の試合での課題となる部分も指示があったのかはわかりませんが、ピッチを狭めて8人制サッカーになっていたことで、結構、ペナルティエリア外からのシュート意識が高い選手が多くて、際どいコースでゴールを決めている選手もいたりで、この意識がフルコートの試合でも増えてくると、更にチームとしての攻撃の迫力は増すだろうなと感じました。壁ありサッカーしかり、シュート意識の重要性を高める練習方法は色々ありますね。

この先が楽しみです。

ではでは。

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関東ユース(U-15)サッカーリーグ2014/06/08 第15節 浦和レッズJrユースvsFC東京U-15深川 2-1勝利・・・チームとしての総合力も上昇中

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どうも、ブクメです☆

前回足を運んだ川崎フロンターレU-15戦で浦和レッズジュニアユースに感じた、確かな手ごたえと、明るい未来。そこから、足を運べなかった2試合もしっかり2連勝してくれた中で、足を運んだ昨日のFC東京U-15深川戦。

梅雨で雨が続くここ数日でしたが、幸いこの試合の時間帯は、少し雨が降る時間はあったものの、雨による余計な影響を受けることはないくらい(人工芝なので確実にスリッピーにはなっていたと思いますが、、)の天候で試合が行われました。

チームとしての確かな歩みの中で、今回のFC東京U-15深川戦は、ホームでの第1戦で、大きな課題を見つけるきっかけとなった敗戦を喫した相手でもあり、今の歩みを確かめる意味でも、重要な試合となり、また、リーグ戦で首位を走る相手と言うこともあるため、その意味でも、しっかり破っておかなければならない相手との試合でした。

では、試合の話に移りますね。

この試合のスタメンは以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに5番山崎舜介、右サイドバックに13番三井愁雲、センターバックに3番大西翔也と21番北村龍馬、MFが左に10番シマブク・カズヨシ、右に15番長谷川魁哉(後半34分⇒27番二見健太)、真ん中に14番弓削翼と23番白土大貴(後半32分⇒7番菊地泰智)、FWが左に20番長倉幹樹、右に9番樋口颯太(後半37分⇒19番山下勇希)

となります。

3バック?のような声も聞こえて来たのですが、それを前提に考えると頭がごちゃごちゃしそうなので、慣れた4バックに当てはめてメンバーを書いています。

足を運べなかった、この3週間ほどの間に、ユースの試合に出場している選手がいたり、また、この試合では、学校行事の関係でいないという選手もいたとのことでした。

逆に、そういった状況下でも、チームとしての歩みとしての良い部分を感じる、どの選手が出場しても、やるべきことを共有して戦えるチームになってきているという部分まで感じることができました。

そして、第1戦で感じた相手チームの戦い方への脅威と言うものも、まったく今のチームには難にならないということも感じられました。

運動量、プレッシャー、追い込み方など様々な面で優っている中で、この試合では、前半36分に20番長倉幹樹からのパスを受けた10番シマブク・カズヨシが決めたゴールで先制することができたものの、多くのチャンスの中で追加点を決められない中で後半27分に一時同点に追いつかれてしまうという、ゲームを支配しながらも、勝利で終われないサッカーにありがちな1点のみのリードの怖さを感じる場面もあり、ここは、課題として残ったものの、結果的には、1点目同様に、20番長倉幹樹からのパスを受けた10番シマブク・カズヨシが、失点後数分で再びリードを奪うゴールを決めて2-1と勝ちきってくれています。

この試合で、特に印象に残ったのは、前線に入っていた20番長倉幹樹の相手ディフェンダーの追い込み方で、激しく追いかけて相手ディフェンダーにプレッシャーをかけるというやり方も、一つの有効な手段となると思いますが、それに加えて、相手ディフェンダーが、例えばキーパーに戻そうとか、近くにいる選手にパスをしようとか、そう考えていることを読んで、甘いプレーしたら奪ってしまうぞ、というような印象を与えるようなプレッシャーのかけ方と動きをかなり多くの場面でしており、それにより、実際に相手がミスをして、そこからチャンスになるという場面も多く見られました。

そして、センターバックに入っていた3番大西翔也の強さだけでなく、ハイボールの競り合いの場面でタイミングで相手よりも前に入って跳ね返す場面も印象に残りました。

そして、得点のチャンスの場面では、やや力が入ってしまうこともあったものの、中盤に入っていた14番弓削翼の守備意識の高さと、相手の攻撃を摘むプレー(結果的に、ここからインターセプトで攻撃に転じる場面も多かった)が試合を通して続いていたことも印象的でした。

サイドで見ることの多かった23番白土大貴もこの試合で中盤の真ん中での奪って早い展開で前線の選手にパスを狙うプレーや、思い切ったシュートなども良かったですね。

戦術としての浸透が、徐々に、スタメンがこのメンバーでないとという状態から、どのメンバーが入ってもベースとしての戦い方は崩れず、そこに各メンバーの個性が加わって行くというチームとしてあるべき形に移ってきていることが、はっきり感じられる試合となりました。

細かい課題は、コーチの方々にお任せするとして、私は、チームとしての成長を足を運べる試合ごとに楽しませてもらえればと思います。

もう一方で、長期離脱で苦しんでいる選手がいるという状況も実際には、あるというのが今の浦和レッズジュニアユースの現状でもあります。

傍から見ているものが、ここを乗り越えれば、必ずチャンスが来るからというのは、簡単なことですが、私がここまで数年間下部組織の選手を見て来た中では、丸1年間を負傷で離脱していたという選手も含めて、長い期間プレーできないという選手を見て来た中で、そこを乗り越えた選手と言うのは、長い目で見れば、浮き沈みの激しいサッカーというスポーツで、全ての選手に訪れる、沈みの時期に耐える力が身についたな、と感じられる選手が多いです。

負傷に限らず、思うようにいかない時期、なかなか認めてもらえないモヤモヤした時期を過ごしている選手も同様で、この沈みの時期を、どう乗り越えるかというのが、より重要になってきます。

そういう意味では、私も、「どうして純粋に応援させてくれないのかな?私の思いと全く違った人間像として、捉えられてしまうのかな?」と、伝わらないことに対して弱さが優ってしまいそうな、沈みに近い状況に陥ってはいますが、そこを乗り越えれば、もう一歩前進できるだろうな、と愚痴をこぼしながら、模索しております。

最近の状況が少し辛くて、ブログも少しお休みしようかと思う部分もありましたが、昨日のような試合を見せられてしまうと、やはり、その歩みを書かずにはいられなくなってしまったのです。

下部組織の選手からは、相変わらず、与えるよりも与えられることの方が多いなと感じる今日この頃です。

来週末は、クラセン予選前の最後のリーグ戦、しっかり勝って(更なる課題も見つけて)、一気に全国まで突き進んでくださいね!

そして、ユースのクラセン予選は、ここまで1試合も足を運んでいませんが、最終戦の柏レイソルU-18戦で、この大会に入ってからの変化と良い兆候を見つけるべく、足を運ばせてもらいます、よろしくお願いします。

ではでは。

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関東ユース(U-15)サッカーリーグ2014/05/18 第13節 浦和レッズJrユースvs川崎フロンターレU-15 2-0勝利・・・経過、前進、未来も想像できる。

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どうも、浦和サポブクメです☆

なんか、ジュニアユースにも坊主の選手が大量発生している!

そんな、初夏のレッズランドで今日は、ジュニアユースの関東U15リーグを観戦してきました。負傷者が多い状況ですが、浦和レッズジュニアユースの歩んでいる道、方向性には、ブレがなく、そして、まずは、というか、早くも昨年の全国優勝チームが見せた戦い方の片りんをプレミアカップで見せてくれ、今年のチームの目指すところの基準が私個人的にはしっかりと設定することができました(この時期に、見せてくれたことで、要求も高くなったということです。)

ユース、ジュニアユース限らず、足を運べる頻度が激減している今年の動き方の中で連続して試合を見られる状況がなかなか作れず、今回もプレミアカップの後から、前節の横浜FC U-15戦の3-3の引き分けの試合を観戦することができない中で、今日の試合を観戦するということになりました。

見られなかった試合に関して、当たっているかどうかは別としても、経過に関して想像できる状況と言うのは、嬉しいものです。

ということで、試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに3番大西翔也、右サイドバックに5番山崎舜介、センターバックに22番大桃伶音と4番橋岡大樹、MFが左に9番樋口颯太、右に15番長谷川魁哉、真ん中に14番弓削翼と8番立川将吾、FWが左に10番シマブク・カズヨシ、右に20番長倉幹樹

となります。

ちょうど、今日の試合は、見ていて感じたイメージとしては、昨年の9月の東京ヴェルディジュニアユースに大勝した試合の時に感じたイメージ(その時のブログ)と近いような印象を部分的にですが、持った試合でした。

特に相手のサイドからの攻撃に対しての守り方において、プレスのかけかた、人数のかけかた、こぼれ球の予測など、ほぼすべてにおいて相手に優っており、前半は、ほぼ相手に思うように攻撃をされたという形はなかったと思います。そのくらい、運動量や動きの質において連動も連携もできていたと思います。

攻撃面においては、久しぶりにスタメンからのプレーをみた20番長倉幹樹の動きの質の高さで、より多くのチャンスを作れていたと思います。

中盤の8番立川将吾と14番弓削翼の、相手へのプレスの激しさも良かったですね。ゲームメイクのところに意識を置いてゲームを作る役割と共に、この中盤のところで、緩いプレーをしてしまうと、相手に攻撃の組み立てをされてしまうことも多いため、これまで見た試合の中で、ややここのところで、チャンスメークの意識が強くて、守備のところでは緩いなどバランスが悪い時も見て来たので、ここでの変化は見ていてうれしかったですね。

試合の流れを大まかに書いていきますね。

開始3分に、8番立川将吾からのボールを20番長倉幹樹がヘッドで狙います。

4分に、ここを突破されると危険と言う場面で、8番立川将吾がうまくカバーしてピンチを免れます。

5分に10番シマブク・カズヨシからのパスを受けた20番長倉幹樹が攻める形を作ります。

前線のこの2人の相手ディフェンダーに対してのチェイスもかなり効果的でした。

思い返してみれば、後半に疲労が見え始めるまでは、チーム全体でサボる選手がいなかったですね、それによって試合の大半を支配し続けることができたわけですね。

6分に、4番橋岡大樹が持ち上がり、楔のパスを受けた10番シマブク・カズヨシが前線で粘り、コーナーキックを獲得します。

11分には、10番シマブク・カズヨシからの横に広い展開でパスを受けた15番長谷川魁哉が攻めあがります。

13分には、3番大西翔也が10番シマブク・カズヨシとのワンツーで前線に抜け出しサイドから仕掛け、クロスというよりは、おそらく思い切ってシュートを狙ったと思いますが、枠を外れたものの、良い狙いだったと思います。

19分には、20番長倉幹樹がペナルティエリア外くらいから狙ったシュートは、相手ディフェンダーに当たり、コースが変わり、キーパーに防がれます。

そして、待望の先制点は26分。フリーキックのチャンスからの流れで4番橋岡大樹が頭で触ってゴール・・・と思ったら、オフィシャルページでオウンゴールと出ていたのでオウンゴールだったのでしょう。でも、このブログでは、彼のゴールと言うことにしておきましょうか。

30分に、再び、今度は9番樋口颯太とのワンツーで3番大西翔也がサイドから攻撃参加し、折り返しを受けた8番立川将吾がシュート、いったんはキーパーが弾き、ここに20番長倉幹樹が詰めるもわずかに相手キーパーが早く防がれます。

32分には、4番橋岡大樹からのパスを10番シマブク・カズヨシが受けると、右サイドを5番山崎舜介がかけあがる動きをおとりにして、ディフェンダーの裏の真ん中のスペースに浮き球でパスを通し、ここに15番長谷川魁哉がタイミング良く抜け出したものの、これは、惜しくもオフサイドの判定。

34分には、4番橋岡大樹からのロングフィードを受けた9番樋口颯太が、10番シマブク・カズヨシにパスを通し、相手キーパーより先に触れればという惜しい形がありましたが、ここは相手キーパーに防がれます。

前半終了間際にも、20番長倉幹樹からのラストパスに10番シマブク・カズヨシが抜け出すも、少しシュートまで遅れたところで相手キーパーに防がれます。

試合の主導権は、完全に握り、相手ゴールに近い位置でのプレーも多かったものの追加点は決めきれず、1-0で終了します。

後半スタートからの交代はなし。

4分に、20番長倉幹樹からのパスを受けた14番弓削翼がゴール前に持ち上がりゴールを狙う惜しい形を作ります。

後半もチャンスの数は多いものの、得点が決まらないという場面が多く、1点のリードのみだと、何が起こるかわからないため、なんとか追加点を取って欲しいと思っていたところ、迎えた13分に、8番立川将吾が、中盤からの低めの弾道でゴール隅に決めて2-0とリードを2点に広げることに成功します。

このゴール、プレーしている選手から見たら、またゴール真裏で見ていた方であれば、ゴールしたとはっきりとわかったと思うのですが、ちょうど横から見ると、ゴールの下か穴が開いていたのかはわかりませんが、シュートがそのままゴールを抜けて行ったので、最初、わずかに外れてサイドネットに当たったのかと思っていて、「外れた!」と思っていた横から見ていた私たちと、はっきりとゴールとわかって喜んでいた選手たち。

その姿を見て、「あ、入ったのか、お、おお、よし!」という感じになってましたw

後半残り25分ほどというところで、2点のリードを奪い、試合自体は大分余裕のある状況になってきたものの、給水タイムが試合の間に取られたように、気温の高い中で、運動量が必要とされるサッカーで、体力的にどこまで持つかと言う部分にも注目していました。

走らされる運動量の消費とは違い、主導権を握る戦いの中での運動量になるため、相手もかなり疲労させる戦いはできているものの、やはり試合残り20分くらいになると、疲労でやや中盤が空きだしたりは、してきました。

ちょうど、給水タイムが入ったところで、最初は気が付かなかったのですが、5番山崎舜介に代わり、23番白土大貴が投入されていました。

残り15分くらいでは、相手に決められてもおかしくないような大きなピンチを2度ほど迎えたものの、なんとか失点は免れ、運動量が落ちたとは言っても、その時間帯にもセットプレーから、3番大西翔也の惜しいヘディングシュートや、4番橋岡大樹の惜しいヘディングシュートもありましたね。

20番長倉幹樹がゴール前に迫る場面もありました。

試合時間残り3分くらいのところで、20番長倉幹樹に代えて19番山下勇希が入ります。

その後、9番樋口颯太のシュートなどありつつ、得点は動かず2-0で終了となりました。

ちなみに、この後に行われたB戦1本でも、37番の選手(名前分からず)と19番山下勇希のいずれも見事なミドルシュートのゴールで相手に1点先制されてからの逆転劇で2-1で勝利となりました。

チームがやるべきことが、以前に比べて格段にチームとし浸透してきていますね。おそらく、初夏の今よりも暑くてきつい気候になると思われる、夏のリーグ戦や、クラセン予選の戦いを戦い切る公式戦での体力づくりも含めて交代メンバーを少なめにという意図なのだと思いますので、スタメンの選手以外には、なかなかチャンスが与えられにくいという部分はあると思いますが、求められる動きややるべきことと言うのは、試合に出ていなくても意識はできると思いますので、チャンスが与えられたときに、やるべきこと(チームとしての動き)をしっかりできる準備をしておくことと、加えて、個々の特徴をしっかり出せるようにする必要がありますね。

また、今日の試合の課題としては、やはり決めておかなければならない決定的な場面で決めきれなかったケースが多かったため、ワガママに持ちすぎるだけという選手はいなくなったと思いますが、それでも、やはり、プレーの選択肢としては、改善の余地があるという選手も多いと思います。

前進しているのは間違えないですし。だから、見ていて楽しいですし、踏まえた課題も探すことができます。

例えば、声を出す出さないのところで何度も指示を受けていた選手がいましたが、確かに全ての選手が毎回大声を出す必要はないと思いますし、守備をまとめる役割の中心選手がしっかりと声を出すことがベースとなれば、チームとしてはコントロールできると思いますので、今年はまだ良いと言えるのかもしれませんが、現段階で2年生で出場している選手は、来年最高学年になった時には、今度は、自分がその役割を果たさなければなりません。

そういう循環というものが、しっかりできることで育成の組織としても年代ごとに、差が出てしまうことなく、ある程度の安定感を作り出し続けることもできるのだと思います。

昨年の全国優勝したチームが実践していた形に近づきつつある今、夏でもそのサッカーで押し切ってしまえるチームに進化していくのか、それとも、戦い方のベースは崩さずに、試合の中で落ち着けるポイントを作ってある程度コントロールできる強弱を作れる選手が登場してもう一味加わるのか。

それは、今出場している選手、これからここに食い込んでいく選手の個々の特徴で作り出されていくものですよね。

また、このベースを完成させるためには、人間的なところでも、より成長して強くなっていく必要もあるでしょう。

長々と書いてしまったのも、また、しばらく試合を見に行けないからでもあるのですけどね。

このようなことを踏まえて、次に見た時にどのようなチームに更なる成長を遂げているかを楽しみにしていますという意味です。

結果がすべてではないですが、足を運べない時には、結果確認と行った方に話を聞くくらいしかできないので、やはり見る側としても手ごたえを掴んでいるだけに、結果が出てくれていた方が当然うれしいです。

前回観戦したプレミアカップから、今日観戦した試合は、しっかり経過と前進を感じることができました。

次に足を運べる時が楽しみです!

ではでは。

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関東ユース(U-15)サッカーリーグ2014/04/29 第10節 浦和レッズJrユースvs東京ヴェルディJrユース 4-3勝利・・・課題もあるが勝ち切ったことが重要

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どうも、浦和サポブクメです☆

久しぶりのジュニアユースの試合観戦ということで、楽しみにヴェルディグラウンドに足を運びました。やや雲行きの怪しい天候で、風が冷たく思ったより肌寒く感じる気候でしたが、試合中は、少し雨の降る時間もあったものの、比較的試合をする機構としては最適だったと思われます。

聞いた話では、ここしばらく怪我の選手が多い状況であったり、4月に入ってから1点差で敗れる試合や引き分けの試合などが多く、やや苦しんでいるという話を聞いていました。

ゴールデンウィークには、大阪堺でのプレミアカップに挑む浦和レッズジュニアユースにとっては、大会に良いイメージで入るためにも、勝ちきれない流れを断ち切って、再び良い流れに乗るためにも、なんとしても勝っておきたい一戦でした。

では、試合の話に移りますね。

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに3番大西翔也、右サイドバックに23番白土大貴、センターバックに5番山崎舜介と4番橋岡大樹、MFが左に15番長谷川魁哉、右に7番菊地泰智、真ん中に14番弓削翼と8番立川将吾、FWが左に9番樋口颯太、右に10番シマブク・カズヨシ

となります。

8番立川将吾は、怪我で数試合ぶりの復帰、10番シマブク・カズヨシも怪我からの復帰試合と言うことでした。逆に、11番白田颯人が怪我でこの試合はベンチ外ということです。

前回の試合観戦から1か月以上空いての観戦となるため、その間の5試合ほどを見ずにということと、前回観戦して敗戦したFC東京U15深川戦のイメージとの比較になってしまいますが、この試合のスタートは、その時と比べて、まず中盤の8番立川将吾のプレーが、前回は守備的になりすぎていてらしくないと感じられたところが、攻撃のイメージも強く持ちながら守備のところでも、中盤でのプレスの意識高く、パスを捌くという役割もできており、更に全体的な動きのイメージでも、前回は、個々が強くなってしまっていて、味方を生かすイメージが少ない印象があった部分も良くなっていたと思います。

出だしの良いイメージ同様に、開始早々から、9番樋口颯太の惜しいシュートがあったり、連続でコーナーキックを獲得して攻め込むなど、かなり多くの時間相手陣内で攻撃をし続ける時間を作ることができていました。

良い攻撃、惜しい攻撃が繰り返される中で、6分に、10番シマブク・カズヨシが前線でキープし、8番立川将吾が中盤からゴール前に抜け出したところにタイミングよくパスを通し、しっかりシュートを決めて浦和が早い時間の先制に成功します。

7分には、10番シマブク・カズヨシがインターセプトから7番菊地泰智とのパス交換で再びパスを受けて攻めあがります。

こちらペースで試合が進む中で、相手の攻撃もややパス精度が低かったり単発で終了することが多く、時折、シュートを打たれると危険な位置でプレスが遅れたりするところはヒヤリとするところもあったものの、守備のところも問題なく跳ね返していました。

14分には、4番橋岡大樹の攻撃参加で、遠目の位置からシュートを狙うも、ここは相手ディフェンダーのブロックにあいます。この攻撃参加の時に、センターバックの位置に、8番立川将吾がしっかり下がっていたのも良かったですね。

19分には、8番立川将吾が思い切りよく放った強烈なミドルシュートがクロスバーを叩きます。

23分には、中盤の14番弓削翼を経由して15番長谷川魁哉が持ち上がりチャンスを作ります。

そして、24分に、浦和が追加点を奪います。この得点までの流れを見逃してしまい、喜んでいた選手と周りから聴こえた声で、10番シマブク・カズヨシのゴールかと思っていたのですが、オフィシャルを見る限りでは、14番弓削翼のゴールとありました。

2-0とリードを広げます。

27分には、8番立川将吾のサイドチェンジのパスを受けた7番菊地泰智が持ち上がりシュートを放つもキーパーに防がれます。

そして、28分に7番菊地泰智のインターセプトから、9番樋口颯太を経由して、裏へのパスに抜け出した15番長谷川魁哉が、キーパーの位置を見つつ、アウトサイドでふわりと浮かせたシュートでゴールし、3-0と大きくリードを広げます。

31分には、前線で10番シマブク・カズヨシがキープし、左の15番長谷川魁哉、いったん下げて8番立川将吾、更に下げて4番橋岡大樹とつなげ、右に大きな展開で攻撃というような、相手の守備で無理に仕掛けずに、味方のフォローで組み立てなおした、このような形も良かったと思います。

32分に、23番白土大貴が右前線のスペースにパスを出し、そのパスに8番立川将吾が反応するもわずかに届かなかったものの、14番弓削翼も同じように中盤から、足元だけではなく、前線のスペースに対してパスを出して、味方とタイミングが合えば大きなチャンスにつながるような、スペースへのパスを出す場面が多く見られましたが、良い試みだと思います。こういうプレーが味方と確率高く合うようになると、より攻撃に迫力が増しますね。

ほぼ浦和が主導権を握り続けた形で前半を終了します。

後半に入ると、ハーフタイムに檄が飛んだのか、相手チームの前線からの運動量が激しくなり、この相手の勢いをうまくいなせないスタートから、相手の反撃を許してしまいます。

それでも、開始早々に8番立川将吾のインターセプトから9番樋口颯太への展開だったり、コーナーキックのチャンスで4番橋岡大樹が惜しいヘディングシュートを放ったり、10番シマブク・カズヨシがキーパーと1対1の形を作るなど、最初5分ほどは、浦和の追加点のチャンスは立て続けにあったものの、そこで決められないままに、7分に失点すると、9分にも失点を喫し2-3と1点差に迫られます。

なんとなくですが、長身の4番橋岡大樹のところに、小柄な選手が仕掛けるようなミスマッチをうまくいかされたような印象もあるものの、この時間帯は、相手の攻撃に後手後手になってしまっていたのは確かです。

そして、15分には、このミスマッチのところを突かれたというか、PKを取られるほどのプレーではなかったと思う場面でPKを取られてしまい、これを決められ3-3の同点に追いつかれてしまいます。

ただ、確かに相手の攻撃や前線からの激しさを増したプレスに苦しめられたものの、浦和の攻撃の回数自体が減ったわけでもなく、ゴールに迫る回数も多く、決めきれればもっと楽になりそうな状況ではありました。

そして、同点ゴールを決められた後のところで良かったことは、そこで堪えることができ、再び浦和のペースに戻すことができたということだと思います。

特に、前線で10番シマブク・カズヨシのところでパスが収まり、そこから攻撃がしっかり展開できたことが大きかったと思います。

そして、同点まで追いついた相手をガクっとさせたのが23分の10番シマブク・カズヨシのゴールでした。

4-3とリードを広げたところで、24分に7番菊地泰智に代わり19番山下勇希が入ります。

この時間帯での19番山下勇希の投入も相当効いたと思います。運動量はもちろんのこと、中盤での狙いすましたインターセプトで何度も相手の攻撃の芽を摘むプレーは見事でした。欲を言えば、そこからの攻撃でもう1点追加して試合を決めるところまで持って行けると更に良かった思います。

この19番山下勇希が絡んだ攻撃でも多くチャンスを作れていましたし、10番シマブク・カズヨシがサイドを突破してクロスまで持っていく場面も数回ありました。

更に、30分くらいには、8番立川将吾からのスピードのある縦パスにオーバーラップして抜け出した3番大西翔也が強烈なシュートを放つもここは、相手キーパーの好セーブで弾かれます。

終盤に、何度か相手にチャンスを作られたものの、5番山崎舜介のカバーなど、後半序盤の同点に追いつかれるまでの混乱はあったものの、再び逆転した後は、守備陣も集中して落ち着いて対処できていたと思います。

結局、試合はそのまま4-3で終了。なんとか勝ちきってくれました。

3-0のリードを追い付かれたのですから、課題がないとは言えないのですが、4月のここまでの試合を勝ちきれない、引き分けになんとか持ち込んでという試合が続いていた中で、3-0を3-3にされたところから、再度逆転して、勝ち切れたという結果がなによりもこの試合では重要で褒められるべきものではないかと思っています。

いよいよ今週末から、プレミアカップですね。

グループリーグはあるとは言っても短期決戦ですし、今日の試合を踏まえて考えると、勝負強さを見せた部分は当然継続させてほしいですし、後は、相手のプレッシャーを受けた時に、中盤での連携がもう少しスムーズに行って、ここは守備の連携、ここは、攻撃の連携と、味方同士の距離感などでバランスを取って、相手のプレッシャーをいなせるようになっていくと、もっと良くなっていくかなと感じます。

ガッツリ優勝まで見届ける予定で大阪行きの予定を組んでいます。

良いとこ取りばかりな足の運び方ですみませんが、今日の勝利から、プレミアカップ優勝まで、しっかり見届けさせてもらいますからね!

ではでは。

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関東ユース(U-15)サッカーリーグ2014/03/23 第4節 浦和レッズJrユースvsFC東京U-15深川 0-3敗戦・・・意図があると考えるべき

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どうも、浦和サポブクメです☆

3月に開幕したジュニアユースの臨む関東U-15リーグ。既に3試合が消化されており、第4節となるFC東京U-15深川戦の試合に今シーズン初めて足を運びました。

足を運んでいる方に、試合の様子を聞きながら、結果としては、2勝1分と上場の滑り出しとなっている浦和レッズジュニアユース。ちょうど、前節の鹿島アントラーズつくば戦で、7得点と大量得点を奪いながらも、その後に気が緩んで(?)の2失点という部分に監督からは強く指摘があったというような話を聞いています。

それらを踏まえてのFC東京U-15深川戦観戦となりました。

今日は、広く試合を眺めて感じたことを中心に書かせてもらえばと思います。まず、スタメンと交代メンバー、得点の流れなどを書きますね。

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに3番大西翔也、右サイドバックに23番白土大貴、センターバックに5番山崎舜介と4番橋岡大樹、MFが左に9番樋口颯太(後半15分⇒19番山下勇希)、右に7番菊地泰智、真ん中に14番弓削翼と8番立川将吾、FWが左に10番シマブク・カズヨシ、右に11番白田颯人

となります。

メンバー構成などは、1月末に観戦した新人戦の決勝から数名の選手が変わっているなどはあるものの、大きな変更はないように感じますが、ポジションで見ると、前線の組み合わせなどが変わっていますね。

ジュニアユースもユース同様に現体制に入って2年目となり、それでもまだ未知数なところは多いにしても、監督が意図するような部分なども考慮しながら見られるような状況が少しずつできてきました。

奇しくも、この大会今季初観戦で0-3という敗戦を見ることになってしまったのですが、ベンチからの指示があまりないような試合、交代メンバーをほとんど使わなかった試合ということを考えても、勝つよりも、しっかり考えなければならないことを感じてもらいたいという意図が強いようなメッセージを、賛否両論はあると思いますが、私は勝手に感じていました。

サイドバックの上りが制限されているのかな~と感じる部分や、そもそも積極的なシュートがあまり見られない試合にも感じられ、それは当然相手チームに中盤を支配されていたような部分もあるかとは思うのですが、色々選手に考えてほしいという意図があるというように考えると合点がいく部分も多いというか。

では、普通に試合に勝つということを考えた場合には、という見る側の考えで書いてしまえば、前線のメンバーの配置の仕方で、この試合では、2トップの選手でサイドに置いた方が効果的に感じられる選手がいたりとか、ボランチのところでも2枚いるボランチで両方が守備的になりすぎている部分は、どちらかが攻撃的に行くとかした方が良いと思う部分もありましたし、そもそもミドルシュートなど強烈な武器がある中盤にそういう意識が低すぎたようにも思われるのです。

守備的に行けと言われて、そのために少しでも攻めっ気を出すと指摘されてしまうとかであれば、やはり前節の課題を含めての指示が強かったと思うので、チームの中で少し先のことまで考えて、意図を感じ取る努力が必要だと思いますし、それがないのであれば、やはり核になるべき中盤がバランスも重視しながらも、攻撃のところでアクセントをつけたり、時には長い距離からシュートを狙ってみるなどする必要が出てくると思います。

2トップと言う部分でも個で強烈に突破するタイプの選手と活かされる方が力を発揮できるタイプとが、悪く言えば、それぞれになってしまっていた印象も強い試合でした。

でも、例えば2トップのところで言えば、数は多くなかったですが、10番シマブク・カズヨシが前線でプレッシャーをかけたところで相手がコントロールに苦慮したところを良い距離で11番白田颯人が奪って高い位置から仕掛けるという形も見られ、これは、昨年の終盤のジュニアユースの強烈な武器になった要素でもあるので、2トップとしてやるべき形の一つとして大事にはしてもらいたいと思います。

この試合の後に、計4本くらい練習試合も見させてもらいましたが、短い間に身長が伸びて体格がよくなっている選手がいたり、B戦、練習試合であっても高いモチベーションで持ち味を見せてくれている選手も多くいたりしたのが見ていてうれしかったですね。

その世代その世代の特徴があるので、同じことをする必要はないにしても、やはり身近な先輩の代に全国優勝と言う結果を残した手本となる姿がありますので、その意味では、個々としてもチームとしても成長できるヒントは、本当にたくさんあると思います。それらを、実際のそのチームで経験している選手は伝える必要があると思いますし、そこにコミュニケーションを加えながら、受け入れることも、意図を読み取ることも今後の成長には不可欠だと思います。

積み重ねを大事に、そして、壊すべき部分も大事に、今日の敗戦を大事に次節以降戦ってもらいたいと思います。

身近な結果を残すべき大会がまずJFAプレミアカップだとしたら、課題を考えながら、関東U-15リーグでも、手ごたえを感じられるように、もちろん関東U-15リーグも大事に戦ってはもらいたいですが、約1か月を一つ目の目標として、取り組んでもらえるとより明確にチームとして成長できるのではないかと思いますよ。破壊力は、今年の方がある印象があります。なので、今重視するべきは何か、それでも忘れてはいけないことは何か、色々試行錯誤するしかない時期ですよ。

 

あ、話は変わりますが、ちょうど家に着いてテレビをつけたらトップチームの試合がやっていて、後半から関根貴大が出場して、ほぼほぼ同点ゴールのアシストと言っても過言ではサイドからの突破からのクロスを見せてくれましたね。U18(今年はU19)の日本代表で見せてくれている突破力そのままに力を見せてくれるのは嬉しいものです。

残念ながら、浦和レッズのトップチームというチーム自体への愛着は薄れてしまっている最近ですが、純粋に一つのサッカーチームとして見た時に、ユースやジュニアユースの頃に見ていた選手がこういう舞台で活躍する姿を見られるのは本当にうれしいことです。

広瀬陸斗も早速、水戸ホーリーホックで活躍しているみたいですし、一つ一つの話題がうれしい今日この頃です。

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