清水フェスティバル2014/03/29/ 4日目 浦和レッズユースvs清水東高校 A戦1-1・・得点力に課題も充実の遠征だったと思います。

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どうも、浦和サポブクメです☆

だいぶ、ブログを書くのが遅くなりました、すみません。

26日からスタートした清水フェスティバルも最終日の4日目となりました。4日目の対戦相手は、清水東高校、そして会場は、J-STEPになりました。

この日の天気予報では、3日目同様に気温が上がる予報で、夕方から夜にかけて雨になるという予報でしたが、キックオフが午前中10:40からとなったため、気温、気候としても最高のコンディションだったと思います。ナショトレということで、ピッチコンディションも良かったです。やや風の強さが気になりましたが。

大会の仕組みとしては、最初の3日間が予選と言う位置付けで、4日目は、順位決定戦のような形になると思うのですが、数年この大会を見続けていますが、いまだに細かい部分がよくわかっていません。私自身、この大会は、翌週に公式戦のリーグ戦開幕に備えての浦和レッズユースの現在地を図るうえで、むしろ色々なタイプの対戦相手と戦えることの方が重要で、その相手に対して、どのような戦いぶりを見せてくれるかの方が重要と考えています。

なので、4日目のこの試合が何位を決めるのかもよくわかっていません(という言い訳をしたかっただけですw)

少し話はそれますが、この清水遠征に来られていた方と、昨年との違いなどを話していて、帯同メンバーの数などについて今年の方が少ないかもと言う話になっていて、私も同じような印象を受けていて、それ前提で考えていたのですが、ふと昨年の清水フェスティバルの状況などを確認してみたところ、帯同メンバーの数などは、実はそこまで変わっておらず、U17日本代表で2名不在、U18日本代表で1名途中離脱、負傷者が数名という状況があったため、その点で、減ったように感じていただけのようです。

今年の清水フェスティバルに関しては、1日目は5番茂木力也は不在だったものの、2日目からは合流し、代表系でまったく参加できないという選手もいなかったため、また負傷者の数も比較的少なかったため、更には、既に公式戦を多く戦い続けて来た中での、この清水遠征ということで、ある程度チーム作りの過程を把握できている中で、今大会を観戦することができたことや、フォーメーションがようやくどっしり決まったことや、このフォーメーションにおいて、今大会に参加していたメンバーの多くの選手がどう動くべきかに対して、もちろん、色々コミュニケーションをとりながら、修正しながらではありましたが、理解度が高い状態で臨んでいたことなどから、昨年と全く別の印象を持つことができたということなのかもしれません。

ということで、試合の話に移りますね。

清水東高校戦(A戦)のスタメンは以下、

GKが18番高須雄大、DFが左に5番茂木力也、右に12番小木曽佑太、真ん中に21番中塩大貴、MFが左に10番小川紘生、右に2番橋岡和樹、ボランチに6番影森宇京と4番吉原大、トップ下に9番小島良太と7番勝野瑛、FWが11番清川大輝

となります。

一つのこの試合のことについて書く前に追記しておきたいのですが、連戦の4日目ということで、B戦も含めて多く出場している選手に関しては、さすがに疲労がたまって動きが重たかったり、判断が鈍くなっていたりする局面も見受けられた試合でもありました。

さてさて、A戦という位置づけでは、途中からこの形に変更することはあっても、スタートから3バックがこの3人で、右サイドハーフに2番橋岡和樹が入る布陣は、この試合が初めてだったと思います。

この大会に限ったことではないのですが、今年は、特に2番橋岡和樹が右サイドハーフに入った時の攻撃力が特に際立っており、この試合でも序盤は、その印象に違いのない右サイドからの攻撃で相手のゴールに迫るシーンが多く見られます。

この大会では、試合によって少しムラがあるのが気になりましたが、1トップに11番清川大輝が入った試合では、印象として、相手ディフェンダーと競り合ったポストプレーではなく、ポジショニングと動き、タイミングで前線への楔のパスを収めて捌くという点で、この試合の11番清川大輝の動きの質は高く、ポストプレーから、ヒールパスなどで9番小島良太との連携で前線をかき回すという動きが多くできていました。

試合の流れでの浦和のチャンスなどを書き出していきますと、開始直後に相手ディフェンダーの方が早く反応して構えていたロングフィードに対して、タイミングよく体を入れて、11番清川大輝がうまくボールを収めて展開するプレーに始まり、4分には、5番茂木力也の持ち上がりから、2番橋岡和樹を経由し、右に開いた7番勝野瑛にパスがつながると、クロスに11番清川大輝が飛び込み、これが合えばという惜しい形を作ります。

更に、12番小木曽佑太からの縦パスを9番小島良太がワンタッチで前線に流し、相手キーパー方向に出すと、これに11番清川大輝が反応し、先に触ればというチャンスを作るもここは相手キーパーに防がれます。

9分には、7番勝野瑛のインターセプトから、攻撃参加する12番小木曽佑太につなげて仕掛ける形を作ります。

浦和が攻勢を続ける中で、迎えた11分に先制点を奪うことに成功します。

起点は、7番勝野瑛で、前線の11番清川大輝にパスをつなげると、キープし、6番影森宇京に預けると、テンポよく左の10番小川紘生に展開。そこから、ややマイナス気味の折り返しのパスを7番勝野瑛に通すと、右サイドから裏のスペースに走る2番橋岡和樹のラストパスを通すと、これを2番橋岡和樹が豪快に蹴りこんでゴール。

良い時間帯に、良い形でゴールを奪うことに成功します。1-0。

13分には、5番茂木力也が、9番小島良太にパスをだして前線に走り、10番小川紘生が9番小島良太からパスを受けると、高めの位置に上がる5番茂木力也に通して仕掛ける形を作ります。

17分には、12番小木曽佑太からのロングフィードから、(たぶん)7番勝野瑛が落とし、2番橋岡和樹につなげ、真ん中の11番清川大輝を経由して左の10番小川紘生と横に広い攻撃の展開でチャンスを作ります。

18分、19分と立て続けに相手にコーナーを奪われ、2本目のコーナーキックはやや危険な形につながるも失点は免れます。

22分には、7番勝野瑛から右の2番橋岡和樹にパスが通ると、マイナスのパスを12番中塩大貴がダイレクトで左前線の選手を狙って、これが通ればという場面がありましたが、ここは惜しくも通らず。

25分には、7番勝野瑛から右前線に走る2番橋岡和樹にパスを通し、パスを出した7番勝野瑛を含めて11番清川大輝、9番小島良太と、計3人が良い距離で相手ゴール前に走る状況を作り、2番橋岡和樹は、ファーサイドの9番小島良太へのクロスを通し、シュート放つも、ここは惜しくもキーパーに防がれます。

浦和ペースで試合が進んでいる中でしたが、28分に、サイドから攻め込まれると、相手のおそらくクロスを上げようとしたボールが、直接ゴールに吸い込まれてしまい、1-1の同点に追いつかれてしまいます。

30分に、5番茂木力也、10番小川紘生とパスがつながり、左前線に開く11番清川大輝にパスが通ると、ペナルティエリア内付近の守備を固める相手に対して、ペナルティエリア外のスペースへ強めのマイナスのパスを7番勝野瑛に通すと、迷わず7番勝野瑛はミドルシュートを放ちますが、これは枠を捉えられず。

直後の32分にも、右サイドから2番橋岡和樹のパスを受けた11番清川大輝がドリブルで仕掛けてシュートを放つも、枠を捉えられず。

前半を1-1で折り返します。

後半スタートから7番勝野瑛に代わり14番邦本宜裕が入ります。

後半印象的だったのは、前半2番橋岡和樹にチャンスを何度も作られた相手左サイドの守備に対してかなりしっかり対策を取られてしまい、前半のような右サイドからの攻撃がなかなか通用しなくなっていた点です。

浦和の最初の大きなチャンスは6分。中盤からのパスをワンタッチでヒールパスで9番小島良太が11番清川大輝に通すと、11番清川大輝が勝負を仕掛け、相手ディフェンダーを交わしてシュートを放ち、相手ディフェンダーに少しコースをそらされて枠を外れたものの、コーナーキックを奪います。

7分に裏に抜け出した14番邦本宜裕がゴールに迫るも、ここはオフサイドの判定。

11分に4番吉原大に代わり15番高橋聡史が入ります。肝となる今試みている戦術の中でのボランチのポジションで6番影森宇京と共に、もっとも多くプレーしている4番吉原大ですが、そのバランスをとるという役割において、かなり献身的なプレーで安定感を生んでいたと思います。ボランチのポジション争いも、攻守の割合、相手にもよると思いますが、2枚の組み合わせは、様々な効果を生んでいるので起用する側も難しい選択になってきそうですね。

ちなみに、この交代で、15番高橋聡史は、3バックの左に入り、そのポジションにいた5番茂木力也がボランチに入っています。

16分に21番中塩大貴からのロングフィードから9番小島良太につなげて前線に仕掛ける形を作ります。

18分に11番清川大輝に代えて22番荒木聡太が入ります。

この交代で、22番荒木聡太が左サイドハーフに入り、10番小川紘生はトップ下のポジションに入ります。

なかなか、右サイドからの有効な攻撃が作れない後半でしたが、23分に、14番邦本宜裕からのグラウンダーの10番小川紘生へのパスがややタイミングが合わずにそのまま右前線方向に流れる形になったものの、これが右前線に走る2番橋岡和樹への絶好のスルーパスとなり、斜めにゴールに走る10番小川紘生にラストパスを通してシュートを狙うもわずかにコースを変えられてゴールにはならず、コーナーキックとなります。

29分には、9番小島良太のトラップがやや長くなったことが逆に幸いしてディフェンダーの裏に持ち出すことに成功し、左サイド深くからゴールに向かって仕掛けます。近い距離に14番邦本宜裕が入り、パスを受けられるように動くのと9番小島良太がドリブルで仕掛けるコースがややかぶってしまうも、9番小島良太が自らドリブルで勝負を仕掛け、ゴールまであと一歩のところまで迫ります。

25分に12番小木曽佑太に代えて23番松崎洸星が入ります。

28分には、14番邦本宜裕が高い位置に上がった5番茂木力也とのパス交換から、シュートコースが空いたところをすかさず狙うも、惜しくも裏へのパスのためにスペースに走りこんだ味方に当たり、ゴールならず。

31分には、22番荒木聡太から5番茂木力也を経由して14番邦本宜裕に通して仕掛けるもゴールならず。

直後には、9番小島良太からのパスを受けた10番小川紘生が仕掛けるも、惜しくもゴールならず(フリーキックは獲得。)

35分には、5番茂木力也からの浮き球のパスを14番邦本宜裕がすらしてゴール前に流すと、そこに9番小島良太が走りこむもわずかに相手キーパーのほうが早く反応し防がれます。

37分に6番影森宇京に代わり19番松澤彰が入ります。

短い時間ながら、38分に前線へのパスをしっかりキープし、9番小島良太につなげ、自らはゴール前に走りこんでクロスボールに反応してゴールを狙う形を作りましたが、ここは相手ディフェンダーに体を入れられて、しっかり合わせきれず。惜しい場面でした。

試合終了間際の40分には、19番松澤彰からのパスを14番邦本宜裕が決定的な形を作りシュートで狙うも、珍しく枠を捉えられず大きく外れゴールならず。

試合は、1-1で終了となりました。

大会のA戦のみの結果を見れば、1勝1敗2分とあまりよくないようにも見えますが、大会を通して観戦しての印象としては、やはり悪いイメージは全くなく、チーム作りの順調さと今後に向けての明るい兆しをしっかりと感じることができました。

これでもかと守備意識のみで戦ってきた相手もいましたが、対戦した相手も全体的にレベルの高い相手が多かったですし、それぞれに特徴を持った相手に対して、安定した戦いを繰り広げることができたと思います。

指導する側の新体制で昨年は苦慮していた戦い方というものが、チームとして浸透しつつある事実と、ベースになるポジションでの安定感が増したこと、その中での競争も正常に行われていること。

さらに、指導する側も、昨年のことを踏まえて、そして、ある程度自由度が許されたのかもしれませんが、前線で勝負を挑む姿勢を重視させる形をとっていることなど、柔軟さも含めて、良い意味での変化を感じることもできています。

私個人的にうれしいのは、戦術に当てはめて個性が消えてしまうと感じられた昨年と比べると、今年は、戦術理解度は当然重要ですが、そこに加えて選手の特徴を出すこともしっかり求めてもらえている印象が、ここしばらく見ていて感じられることにあります。

逆に言うと、ある程度、手ごたえを掴める形が今回の遠征メンバー間で定着しつつあることになるため、現状で絡めていない選手にとっては、より打開するために努力が必要になってくることになるのかもしれないとも感じられます。

特に、今回の遠征に帯同していないメンバーを見ていると、結果的に清水フェスティバルでは、得点力不足と言う課題も浮かび上がってしまっていることを考えても、攻撃の部分で強烈な特徴を持った選手が多いですので、呼ばれなかった原因を克服してもらえれば、一気に脅かす存在になれるわけですよね。

その点では、現在行われているU16チャレンジリーグで、新1年生や今回の遠征メンバーに帯同していないメンバーたちが、どのように高い意識を持って大会に臨み、脅かす存在になっていくのかも楽しみだったですし、日程的に私が清水フェスティバルに足を運び始めて、初めて日程がかぶらずに足を運べる日程構成にはなっていたのですが、すみませんが、U16チャレンジリーグは断念します。

浦和カップは、3日間は足を運ぶ予定ですので、U16チャレンジリーグでの成果をそこで見させてもらえればと思います。

ユースという枠で考えれば、プリンスリーグ開幕まであと1週間となりました。

楽しみに待ちたいと思います。

 

そして、先週末は、今季初の敗戦を喫した浦和レッズジュニアユースの関東U15リーグでしたが、29日の試合では、4-1と快勝だったようですね。その1失点にも課題感じているという声も聞こえてきますし、常に意識を高く持って、前進してもらえればうれしいです。

ではでは。

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清水フェスティバル2014/03/28/ 3日目 浦和レッズユースvs玉野光南高校 A戦0-0、vs静岡学園高校B戦3-1・・・チーム作りにとってプラスになる2試合

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どうも、浦和サポブクメです☆

26日から始まった清水フェスティバルも早くも3日目になりました。そして、3日目にして、ようやく晴天に恵まれ、春らしい気候下での試合となりました。

今日は、A戦の玉野光南高校戦13:20-、B戦の静岡学園高校15:00-ともに蛇塚グラウンド(南)と1日蛇塚グラウンドで試合観戦をすることが可能だったのと同時に、その前の11:40-は、帝京高校vs中京大中京高校の試合があったため、浦和レッズジュニアユースから帝京高校に進んで今年3年生となる神宮未来人を久しぶりに見ることができました。

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神宮未来人は9番をつけて後半途中から出場していました。写真を数枚撮ったのですが、ネット越しなのでややわかりにくいですね。。

昨年もこの場所で帝京高校の試合を観戦でき、今年も同様。この試合のみで言えば後半途中からの登場という形にはなっていましたが、昨年聞いた話と同じであれば、この大会では、A戦でも試合によって、色々なメンバーを試す形をとっているはずなので、現在地がどうなのかは今日の試合のみではわかりませんが、クロスバーを叩くミドルシュートなど、ジュニアユース時代から見られた独特のシュートセンスなど見ることができましたし、キーパーと1対1になる場面もあり、ここはキーパーに止められてしまい、ベンチからは大声で檄が飛んでいたようですが、こういうチャンスをしっかり決めて、最高学年の1年で全国を目指して主力として戦ってくれると嬉しいですね。

さてさて、では、浦和レッズユースの話に戻りますね。

初日に足を痛めて下がっていた8番斎藤翔太と、同様に昨日足を痛めて途中で下がっていた14番邦本宜裕でしたが、今日はA戦B戦ともに出場はなかったものの、ボールを使った調整などもしていたり、ダッシュもできていたので、そこまで大きな怪我ではなかったようなので、ホッとしました。

では、まずA戦の玉野光南高校戦から行きますね。

玉野光南高校戦(A戦)のスタメンは以下、

GKが18番高須雄大、DFが左に5番茂木力也、右に12番小木曽佑太、真ん中に2番橋岡和樹、MFが左に10番小川紘生、右に17番川上開斗、ボランチに6番影森宇京と4番吉原大、トップ下に9番小島良太と23番松崎洸星、FWが11番清川大輝

となります。

この試合ですが、やや特殊な、というか、途中から試合の見方を切り替えてみるべきとなるような展開にしなければならないほど、相手のサッカーが超守備的であり、プレスもほとんどかけてこないような状況でした。

そのため、最近よく強さの判断基準として使われやすいポゼッションと言うことで言えば、下手すると7対3くらいで浦和がずっととボールを持っている展開となりました。

とにかく、危険なシーンはほぼ皆無の中でいかに相手の強固な守備を崩すかという戦いぶりになりました。

前半から、3バックの左に入った5番茂木力也が高めに位置して攻撃を仕掛ける回数や、同左サイドからの長い縦パスなどで打開を図る場面が多く、4分には2番橋岡和樹からの左前線のパスに攻めあがった5番茂木力也が受けて仕掛ける形を作ったり、5分には、5番茂木力也からの前線のスペースへのパスに23番松崎洸星が上手く入り受けて、4番吉原大に落として仕掛ける形を作ります。

9分には、6番影森宇京、10番小川紘生、9番小島良太とテンポよくパスがつながりゴール前に迫る形、15分には、12番小木曽佑太からのロングフィードを10番小川紘生がヘッドですらして、抜け出した11番清川大輝が仕掛ける形などなど、ゴール前まで迫る回数のみで言えば、とにかくかなりの回数作れていました。

同様に20分前後には連続でコーナーキックなどセットプレーのチャンスも作ることができたのですが、相手の守備意識の高さで、跳ね返され続け、攻めの回数は多いものの、決定的な形自体はほとんど作れずにいました。

おそらく、この試合最初のゴールにかなり迫った場面と思われるのが、30分の5番茂木力也からのロングスローを受けた9番小島良太の思い切ったシュートを相手キーパーがはじいたところに、素早く23番松崎洸星が反応しましたがわずかに相手の方が早く押し込むことはできませんでした。

その直後にも10番小川紘生の枠をとらえたシュートがありましたが、ここもキーパーに防がれます。

この時間帯は、やや相手の堅い守備を混乱させかけた時間帯になり、以降も17番川上開斗の右サイドからの折り返しに23番松崎洸星が思い切ってシュートを放ち、ディフェンダーにあたって跳ね返されたものの、ゴールを意識した迷いのないシュートなどもあり、36分には、6番影森宇京が高い位置でインターセプトに成功し、23番松崎洸星につなげ、ここでも23番松崎洸星がドリブルで突破する姿勢を見せていたことが印象的でした。ただ、とにかく相手の守備陣の中央を突破するのは容易ではなく、選択肢としては、右サイドをタイミングよく駆け上がっていた17番川上開斗に預けても良かったかもしれません。でも、今後のことを考えるとゴールに向かう姿勢がある方がプラスになると思います(基本的に、周りが見えている選手なだけに。)

ほぼ、ポゼッションし続けていた中で、唯一前半終了間際に危険な場面を迎えるものの、ここは相手のオフサイドとなりました。

前半を0-0で終了します。

後半は、以下のようなメンバー構成になりました。

GKが18番高須雄大、DFが左に5番茂木力也、右に12番小木曽佑太、真ん中に21番中塩大貴、MFが左に10番小川紘生、右に2番橋岡和樹、ボランチに6番影森宇京と7番勝野瑛、トップ下に11番清川大輝と23番松崎洸星、FWが9番小島良太

となります。

今年のチームの中で、もっとも実際に結果もついてきていて、攻撃にもかなりの迫力がある形に近い形に変えてきたわけですが、基本的に、流れを変えるというよりは、後半も相手の守備をいかに崩すかということになるわけですが。

相手チームは、前半最前線に入っていた大型の選手もバックラインに下がり、バックラインをかなり大型の選手で並べ、小柄な選手が中盤から前線に入るという、ある意味より露骨な守備的な布陣を組んできたように思われます。

後半は、特に右サイドからの工夫のある攻撃でより相手守備陣を崩しにかかります。その起点となっていたのは右サイドハーフにポジションを移した2番橋岡和樹で、ドリブルで相手ディフェンダーを1枚かわしてからのクロスだったり、高めのクロスや、低めのキーパーの前に強めに入れるクロス、巻いて入るクロスなど、多彩なサイド攻撃を仕掛け、自らシュートを狙う形も作るなど、存在感を見せていたものの、それでも相手の守備陣を崩し切ることができず、ややもすればオウンゴールになってもおかしくないくらいぎりぎりのところではあるものの、相手ディフェンダーに、そのような形でクリアされたことも2度ほどありました。

8分に、6番影森宇京に代わり19番松澤彰が入ります。この交代の意図はすぐにわかります。6番影森宇京のポジションに23番松崎洸星が下がる形になったのですが、相手の攻撃やプレスがほとんど脅威にならないことから、守備的なボランチを7番勝野瑛に任せて、23番松崎洸星は、トップ下の時と変わらずに前線のスペースを狙い何度も攻撃参加する姿勢を見せていました。

そして、前線に19番松澤彰という高さと強さを入れることで、とにかく攻撃的に崩して1点取るという意図が見られる形ですね。

更に20分に11番清川大輝に代えて22番荒木聡太が入り、相手が2番橋岡和樹の右サイドからの攻撃に警戒を高めたところで左サイドからのクロスの精度という武器も加えます。

とにかく、1点奪いたいというメッセージが伝わりましたし、実際に、例えば攻撃が単調になって崩せなかったということではなく、後半の浦和の攻撃は、相手が崩れてもおかしくないというくらいの様々な試みが見受けられたのですが、最後は、12番小木曽佑太も前線に入れて、パワープレー気味にする形も作ったのですが、結果的に得点を奪うことはできず0-0で試合終了となりました。

スコアレスに終わった試合を、褒めてはいけないのかもしれませんが、守備的な相手に対して崩す試みということにポイントを置いてみるのであれば、チームにとって、かなりプラスになる試合になったと思います。

ものすごい攻撃の連続だったのですけどね。う~ん、個人的には、楽しかったです。良い意味で。でも、無失点に抑えられてしまったことは、今後の課題になりますよね。

ということで、A戦は0-0で終了しました。

この試合のすぐ後に、今度はB戦の静岡学園高校戦が行われました。今日は、このB戦も40分ハーフで行われていました。

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静岡学園高校戦(B戦)のスタメンは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に15番高橋聡史、右に3番長島巧、真ん中に21番中塩大貴、MFが左に22番荒木聡太、右に16番石井康輝、ボランチに13番中村透と20番東伸幸、トップ下に7番勝野瑛と45番川上エドオジョン智慧、FWが19番松澤彰

となります。

すぐ前の相手と対称的なサッカーをしてくる相手ということで、見る側としても完全に頭を切り替えて見なければなりませんでした。

この試合も、集中した良いプレーで浦和が主導権を握る試合ができており、開始2分には、45番川上エドオジョン智慧を起点に19番松澤彰、7番勝野瑛、23番松崎洸星とテンポ良いパス回しで攻撃を組み立てたり、4分には、25番大川圭為から、15番高橋聡史にパスが入った瞬間に前線の裏のスペースに45番川上エドオジョン智慧が飛び出し、ここをめがけてのロングフィードが、あと一歩、通ればという惜しい形を作ります。

8分には、20番東伸幸からの縦パスを19番松澤彰が体を張ってしっかり楔となって、16番石井康輝につなげて右サイドから攻撃を仕掛ける形を作ります。

更に、10分には、20番東伸幸のロングフィードから、左の22番荒木聡太が持ち上がり、惜しいクロスを上げる場面を作ります。

攻撃のことばかり書いていますが、先ほどの玉野光南高校戦と比べるて相手の前線からの守備意識や中盤のパスミスを狙ったプレーなどで、浦和が軽率なパスミスなどをした時には奪われて、ヒヤリとする場面がところどころにあったことは書いておきますね。

そんな場面もありつつ、先制したのは浦和、見事な形からの得点になります。45番川上エドオジョン智慧から7番勝野瑛にパスが通ると、7番勝野瑛が迷わず、ペナルティエリアのスペースに鋭いパスを入れると、ここに22番荒木聡太が反応しており、難なく決めてくれました。高い位置で45番川上エドオジョン智慧が相手のプレスを受けてもキープしたところから始まり、7番勝野瑛らしい、相手の裏をかいたパスコース、そこに反応した22番荒木聡太、いずれも見事でした。これで、1-0となります。12分くらいのゴールですね。

18分には、21番中塩大貴からのロングフィードに16番石井康輝が抜け出しシュートまで持ち込む形を作りますが、これはオフサイドの判定。

浦和の攻撃は止まらず、21分には、再び22番荒木聡太が角度のないところから豪快に左足をふりぬいてのゴールで2-0とします。

25分には、カウンターの形から25番大川圭為のフィードをしっかり19番松澤彰が収めて、45番川上エドオジョン智慧に預けて仕掛ける形を作ります。

26分に左サイドから鋭い攻撃を相手が仕掛けてきた場面では、3番長島巧がタイミングよくコースに入り、奪い取り相手の攻撃の芽を摘みます。

相手の19番の選手の動きが、かなり浦和の守備陣にとっては脅威になっており、それでも守備も安定しており守れていたものの、35分にディフェンスラインの裏を抜け出されてしまい、ピンチになるもののここは、25番大川圭為の良い判断で防ぎ切ります。

前半終了間際の39分には、45番川上エドオジョン智慧が相手キーパーと1対1になる場面を作るもシュートは僅かにゴールを外れてしまいます。

前半は、2-0で終了します。

後半スタートから、7番勝野瑛、21番中塩大貴に代えて4番吉原大と17番川上開斗が入ります。

後半早い時間に、この試合を決定づける3点目が入ります。

4分に獲得したコーナーキックのチャンスで22番荒木聡太からのクロスボールを20番東伸幸が折り返し、これを45番川上エドオジョン智慧が押し込んでゴール。3-0となります。

10分に45番川上エドオジョン智慧に代えて6番影森宇京が入ります。

11分に、再び相手の選手に抜け出されてしまい決定的な場面を作られるものの、ここも25番大川圭為が防ぎます。

13分には、中盤高めの位置でパスを受けた22番荒木聡太が左サイドから駆け上がる17番川上開斗に、よりペナルティエリアに侵入しやすい角度でのパスを通し、よりゴールに近い形からクロスを入れると19番松澤彰が反応するもここは、相手キーパーの攻守に阻まれます。

この後、16分に19番松澤彰に代えて12番小木曽佑太、22番荒木聡太に代えて11番清川大輝が入ります。ちなみに、12番小木曽佑太は、19番松澤彰の入っていた1トップのポジションにそのまま入っています(A戦の時のパワープレーの課題を確認した今後のことを考えての起用かと思われます。)

23分には、右サイドから16番石井康輝の鋭いクロスから、11番清川大輝がゴールに迫る惜しい形を作ります。

24分に、相手のペナルティエリア外からの見事なシュートで1点を返され3-1となります。

このゴールで勢いを増す相手の攻撃に対して、30分に再び危険な場面を作られるもここはなんとか失点は免れます。

33分に、13番中村透に代えて23番松崎洸星が入ります。

ワントップに入った12番小木曽佑太は、ややぎこちない動きにも見えたものの、前線からのフィードをすらして味方の飛び出しにつなげるというプレーに関しては、成功率が高く、数回チャンスに絡んでいました。抜け出してキーパーと1対1になりかけた場面では、ドリブルが長くなりキーパーにとられてしまう場面もありましたが。

試合終盤に、クロスバーを叩く強烈なシュートを相手に放たれたりしたものの、結局その後得点は動かず3-1で浦和の勝利となりました。

ということで、今日は、A戦~B戦と、B戦の静岡学園も相手の監督さんからは、かなり強めの指示が飛びまくっていましたが、レベルの高い相手でしたし、この2試合を一つの線にして見ることができましたし、4月のプリンスリーグ開幕に向けてということを考えても2試合ともにチーム作りにプラスになる要素を多く見ることができました。

この大会でも一歩一歩前進がみられる中で、明日の最終日はJ-STEPで清水東高校との対戦に決まったようですね。

最終日もしっかり見届けさせてもらいます!

ではでは。

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清水フェスティバル2014/03/27/ 2日目 浦和レッズユースvs習志野高校 A戦3-1・・・個々の動きの良さが復活

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どうも、浦和サポブクメです☆

清水フェスティバルの大会2日目の今日は、B戦の修徳高校戦が清水東高校グラウンドで、A戦の習志野高校戦が蛇塚グラウンド(南)で開催されました。

当初、2試合ともに足を運ぶ予定だったのですが、雨のためのグラウンドコンディションの関係で午前のB戦の会場が急きょ変更になったそうで、空振りと言うことで、今日はA戦のみの試合観戦となりました。

今日も、昨日ほどではないものの、天気は残念ながらあまりよくはなく、それでも雨は降らないでなんとか持つかと思われつつも、浦和の試合の時には雨が降り出してしまいました。

しかしながら、今日の蛇塚グラウンドはピッチコンディションが良く、今日は、比較的雨の影響は感じられない試合となりました(でも、サイドラインが2本引いてある関係で、距離感を惑わされてしまう不思議な現象が時折発生はしていましたが。。。)

では、試合の話に移ります。

習志野高校戦(A戦)のスタメンは以下、

GKが18番高須雄大、DFが左に5番茂木力也、右に12番小木曽佑太、真ん中に2番橋岡和樹、MFが左に10番小川紘生、右に23番松崎洸星、ボランチに6番影森宇京と4番吉原大、トップ下に11番清川大輝と14番邦本宜裕、FWが9番小島良太

となります。

初日は、U19日本代表の関係で不在の茂木力也の姿がこの日から見られ、この試合5番をつけてスタメンで出場していました。

昨日のA戦のスタメンと比べると、前線では、けがの状態が心配な8番斎藤翔太が外れ、19番松澤彰の入っていた1トップに9番小島良太が上がっており、トップ下の位置には、11番清川大輝と14番邦本宜裕が入っています。

昨日の試合の入りの悪さはどうしたのかと思うくらい、この試合は、浦和の勢いがよく、クリエイティブなプレーが連発する形でスタートします。

2分には、6番影森宇京のノールックパスから、14番邦本宜裕につなげてのクロスから10番小川紘生がゴールを狙う形があったり、4分には左に開いた14番邦本宜裕から、9番小島良太、23番松崎洸星とテンポよくパスがつながりゴールに迫る形、6分にも14番邦本宜裕から23番松崎洸星とパスがつながりシュートまで持ち込んでいます。

8分には、ゴール前の良い位置でフリーキックを奪うと10番小川紘生が直接狙うも枠はとらえられず。

この他にも11番清川大輝が絡む形など、前線の選手が非常に流動的にクリエイティブ(←この言葉が適切なプレーが前半のスタートは本当に多かったのです)なプレーで相手ゴールに迫っていました。

・・・が、この時間に得点を挙げることができずに、次第に中盤のところで相手に奪われる形が増え、相手ペースになったとまでは言えないものの、やや序盤の勢いから比べると急激に試合が落ち着いてしまう時間帯になります。

相手の守り方もあると思いますが、一緒に見ていた方も言っていたのですが、サイドからの長いボールをうまく利用して攻めた方が有効な状況になっていたものの、その形になかなかならず、例えば、5番茂木力也が左の縦に長いパスを通して10番小川紘生が抜け出して仕掛ける形など時折、その形で仕掛けた時には、確かに効果的に相手ゴールに近づける形は作れていたと思います。

やや拮抗した流れになっていた中でしたが、先制したのは浦和。

27分に左前線でパスを受けた14番邦本宜裕が同サイドで10番小川紘生にマイナスのパスで渡し、そこからのクロスを4番吉原大がヘディングで合わせてゴール。この得点も、起点は5番茂木力也からのサイドを使った縦の長いパスからだったと思います。

ややリズムが悪い時間帯になりかけていましたが、浦和がリードする形で前半を1-0で折り返します。

後半開始からの交代は特にありません。後半開始からすぐの2分に、オフサイドのようにも思われたのですが、6番影森宇京からの裏へのパスに抜け出した14番邦本宜裕がキーパーと1対1の状況を作り、落ち着いてゴールし、2-0。

しかしながら、この前後のプレーか何かで14番邦本宜裕は少し足を痛めてしまったようで、この得点のすぐ後に7番勝野瑛と交代しています。7番勝野瑛は、そのまま邦本宜裕のいたポジションに入りました。

そして、迎えた11分に出し手が誰かは確認できなかったものの、再び裏へのパスに今度は、11番清川大輝が抜け出す形でキーパーと1対1になり、ふわりと浮かせたシュートで決めて3-0となりました。この場面もオフサイドっぽくも見えたのですが、ゴールは認められたので大丈夫だったのでしょう。

17分に9番小島良太に代えて19番松澤彰が入ります。

21分に、決定的な形を相手に作られるもぎりぎりのところで12番小木曽佑太がクリアして失点を防ぎます。

29分に11番清川大輝に代わり45番川上エドオジョン智慧が入ります。

32分にPKを与えてしまい、1点返されます。

36分には、6番影森宇京に代えて21番中塩大貴が入ります。

試合は結局3-1で浦和レッズユースの勝利となりました。

少しオフサイド気味の得点が2得点ほどあったので、欲を言えば、もう1点奪って文句なしの勝利になればな~と思いつつ、昨日無得点に終わったA戦から今日は3得点奪えたことをプラスに考えても良いかと思います。

やや、試合開始の勢いと動きのスムーズさから比べると、そこから徐々に難しい時間帯も多くなる試合展開となったために、ゲームの運び方や状況判断という部分では課題も残ると思いますが、個々の選手の動きを見ている限りでは、やはり昨日の試合での動きの悪さは、移動による疲労からくるものだったのかな~と思える部分もあり、やや厳しい判定でファールになることは多かったものの、後半終盤に入った19番松澤彰の前線での体を張ったポストプレーも、対峙する相手ディフェンダーも同じような体格をしている選手ながらも収められる場面も多かったですし、引き続き、1年生で唯一(?)参加している45番川上エドオジョン智慧は、質の高いプレーをできていましたし、要求もしっかりできていたと思います。

やや、慣れないポジションに入った選手は、苦戦している様子もありつつ、今日は、私が見ているもっともバランスが良い布陣には、一度もならなかったものの、いくつかの既に手ごたえを掴んだ形に、更に数か所変化を加えた形でのチーム作りの試みということであれば、この試合も得るものが多かった(そして、また課題もよく見えた時間帯もあった)試合になったと思います。

ここまでの試合をさらに踏まえての明日の2試合、今度はどのような試みが見られるのかも含めてしっかり見られればと思います。

明日は、B戦の会場も同じとなっているので、2試合とも見られると思います。

そろそろ晴れてほしいですね!

ではでは。

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清水フェスティバル2014/03/06/ 1日目 浦和レッズユースvs清水桜が丘高校A戦0-1 B戦1-1・・・それでも、良い兆候は感じつつ。。

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どうも、浦和サポブクメです☆

毎年恒例の清水フェスティバルの時期になりました。今年もこのフェスティバルは、早めに予定を組み、毎回泊まるホテルを準備し、恒例の深夜から下道で向かうという流れも毎年同様に、静岡県の清水市に来ております。日程が決まっているイベントのため、どの曜日が大会に該当するかが運次第になるのですが、今回は、久しぶりに大会最終日のみになりますが、土曜日に重なるということで、そこで足を運べそうという声も多く聞かれています。

昨年、三保の松原が世界文化遺産になった影響で、旅行シーズンの今の時期なので、もしかするとものすごい混雑に変貌していると思いましたが、観光バスの数は増えている印象はあったものの、特に道が大混雑という印象もなく、静岡県に入ってからの移動も特に問題なくできています(今のところ。)

と言うことで、大会1日目の話に移りますが、このフェスティバルはA戦とB戦が場所が違うというケースが多く、これまでも、選手たちもバタバタと試合後に移動するようなことになるのが普通でしたが、大会1日目の清水桜が丘高校戦は、A戦(40分ハーフ)、B戦(30分ハーフ)同様に静岡市清水総合運動場陸上競技場で行われましたので移動もなく、ゆったりと試合を見ることはできたのですが、天気がこの大会の時期ではあまりない試合中完全に雨というコンディションでの試合となりました。

では、まずは13:50キックオフのA戦について書きますね。

清水桜が丘高校戦(A戦)のスタメンは以下、

GKが18番高須雄大、DFが左に15番高橋聡史、右に12番小木曽佑太、真ん中に2番橋岡和樹、MFが左に10番小川紘生、右に23番松崎洸星、ボランチに6番影森宇京と4番吉原大、トップ下に9番小島良太と8番斎藤翔太、FWが19番松澤彰

となります。

この大会に入って、また背番号が代わっている選手も数名いますね。

この試合は、試合への入り方があまり良くなかったですね。ピッチコンディションの悪さや、雨も降り続いていたのでその影響は確実にありましたが、浦和レッズユースの選手たちの、動きが何か一歩一歩遅れるという、このチームが上手く行かない時によく見られるような、パスに対して受ける選手が一歩遅れて反応するというケースが多い出だしになりました。

それに加えて、相手の前線からの人数をかけた守備のうまさと、シンプルにサイドから精度の高いクロスと、前線の選手がそのクロスに対して上手く入り込んでくる攻撃に、苦戦を強いられました。

入りの悪い中で、3分に早くも失点を喫してしまい、試合の進め方も自らで難しくしてしまいます。

誰がというよりも、全体的に良くなかったです。プレーしていた選手も感じていたと思います。

この試合のスタメンの組み合わせも、少し変更はあるにしても、これまでのJYSSLでも試されていた、比較的よく見る形だったので、お互いの動きが、まったくわからないということではなかったと思いますが、急造のような、ぎこちなさが感じられたのはどうしてかな~と思います。

直接フリーキックで10番小川紘生が惜しいシュートを放ったり、セットプレーから12番小木曽佑太がシュートを狙ったり、浦和にも何度かチャンスはあったものの、決定的な形がほとんど作れないまま、更に前半30分過ぎに8番斎藤翔太が負傷で途中交代を強いられるなど、苦しい展開のまま前半は終了します(34分に負傷の8番斎藤翔太に代わって14番邦本宜裕が入っています。)

後半に入り、更に2名を交代し、以下のような形になっています。

GKが18番高須雄大、DFが左に15番高橋聡史、右に12番小木曽佑太、真ん中に21番中塩大貴、MFが左に10番小川紘生、右に2番橋岡和樹、ボランチに6番影森宇京と7番勝野瑛、トップ下に14番邦本宜裕と23番松崎洸星、FWが9番小島良太

となります。

バックラインと守備的な中盤の組み合わせでは、おそらく新チームで最も安定した戦いができる組み合わせだと思います。実際に、試合を見ていても、この組み合わせになると、全体的にスムーズに回りだすケースが多いという形になり、どうなるかと思いましたが、面白いもので、動きの役割分担というものが、例えば6番影森宇京と7番勝野瑛、右の2番橋岡和樹と12番小木曽佑太の並び、センターバックの中央で21番中塩大貴がどっしりと跳ね返す形などで、試合が落ち着いてくると、ここからは、今年の浦和レッズユースが、良い方向に進むかもしれないという兆候をしっかりと感じられる試合展開となりました。

後半のスタート以外の途中交代は、13分に10番小川紘生に代わり22番荒木聡太のみになりますが、左サイドハーフの22番荒木聡太という形も、やはり良い試合展開になっている時に起用されているイメージ通りですね。

試合としては、19分にその22番荒木聡太が狙ったシュートだったと思いますが、クロスバーを叩いて、9番小島良太が押し込んで同点かと思われる場面があったものの、ここがオフサイドの判定になってしまう不運などもありつつ、後半は浦和の攻撃がスムーズに回る中でも時折、大きなミスが入り、決められていてもおかしくないという場面もやはり作ってしまいつつ、結果的に後半は得点が動かず0-1で敗戦となりました。

決して良い試合ではなかったと思いますし、結果も敗戦になりましたが、今年手ごたえを掴んでいるであろう形になった時には、やはり今年の浦和レッズユースには既に戦える形があるということは再確認できましたし、前線におけるプレーにおいて、パスの選択肢よりもまずは、シュートの意識をという指示がベンチから多く飛んでいたことにも、良い兆候を感じることができました。

まだ大会は始まったばかりですので、この形だったら大丈夫と思うのではなく、今日のスタートのような形でもそれぞれの選手の特徴が生きて動きを理解してスムーズに展開できるようになっていくことが今後は求められていくと思います。

続いて、この試合の後に行われたB戦(30分ハーフ)に移りますね。

清水桜が丘高校戦(B戦)のスタメンは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に20番東伸幸、右に3番長嶋巧、真ん中に21番中塩大貴、MFが左に22番荒木聡太、右に17番川上開斗、ボランチに16番石井康輝と7番勝野瑛、トップ下に14番邦本宜裕と13番中村透、FWが11番清川大輝

後半スタートのメンバーは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に20番東伸幸、右に3番長島巧、真ん中に4番吉原大、MFが左に17番川上開斗、右に16番石井康輝、ボランチに13番中村透と7番勝野瑛、トップ下に11番清川大輝と45番川上エドオジョン智慧、FWが19番松澤彰

となります。

得点経過は、10分にコーナーキックで22番荒木聡太からのクロスに14番邦本宜裕がヘッドで合わせて1-0と先制するも、前半終了間際の28分に同点ゴールを決められ、後半は得点が動かずに1-1の引き分けで終わっています。

後半のメンバーを見てもらえばわかるように、今日の段階で確認できる限りでは、新1年生で帯同しているのは、川上エドオジョン智慧のみになっていると思われますが、後半から出場し、思った以上に持ち味を発揮してくれたと思います。

A戦の時には、ここ最近安定して前線で存在感のあるプレーを続けていた松澤彰の動きがあまり良くなかったことが気になっていたのですが、B戦で後半から出場した際には、彼がやるべきプレーをしっかりと取り戻していたので安心しました。

また、最近は、ややユースの試合で出場している時に集中を欠いているように見えた14番邦本宜裕でしたが、今日の試合のように意識をゲームメイクの方に強く置いた時の存在感はやはりすごいなと感じました。

ということで、とりあえず1日目と言うことなので、あまり細かくは書きません。

今日を踏まえて明日は、もう少し細かく書かせていただければと思います(ブクメ自身に余裕があればですがw)

ではでは。

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