浦和レッズジュニアユースU-14スペイン遠征2011 ビルヘン・デル・ピラールトーナメント 2011/08/28/2日目3位決定戦vsテルエルU16 | 2-1勝利・・・再戦で競り勝ち3位で終了

ラ・カミセラ/スペイン(サラゴサ)

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今回のスペイン遠征の最終戦となる3位決定戦は、1日目の第2試合の対戦相手テルエルU16との再戦となりました。勝って締めくくりたい試合であり、前回は0-1で敗れているために同じ相手に2度負けるわけにはいきません。夕方の試合となりましたが、昨日よりも気温が高くピッチ上はかなり蒸し暑いであろうコンディションとなりました。

そして、ホテルから競技場を4往復目のブクメの体力も限界に近付きつつありました(どうでも良いことですがw)、思い返せば、散歩中の犬に吠えられたり、目の前に急にボールが飛んできたりとか色々ありました(さっさと本題に入れですねw)

ちょうど、英語が話せるという浦和の試合の後に試合を控える決勝に進出したセグレの選手の父親と名乗る方とお互い下手な英語で話しながら途中まで試合を見ていたので、少し集中して見られませんでしたが、この大会は大抵は15歳がメインで数人14歳が混ざるような試合であることや、バルセロナが対戦した相手として浦和レッズのことを知っていてくれてたり、日本のレベルが上がってきたよね~とかそんなヨイショをしてくれる素敵なお父様でした。

さてさて、試合に移ります。

GK1番岩本拓、DFが左サイドバックに12番信沢啓人、右サイドバックに13番東伸幸、センターバックに10番中塩大貴、4番小木曽佑太、MFがボランチに20番渡辺将也、トップ下に6番影森宇京と7番川上開斗、FWが左に9番田中拓真、右に18番村上秀斗、真ん中に5番小田切真人

となります。

やや午前の試合の大敗や前回同じ相手に敗れたことを引きずっているのか、パスがやや消極的な印象で序盤からしばらくはせっかくのポゼッションの時間に自らのミスで奪われて反撃を食らう回数が多かったり、ロングパスもやや精度を欠くなど、自らでリズムを作れないような状況でピンチを招くシーンも多くなりました。

ただ、大会通してですが前線でのプレスや中盤でも2人で囲んで奪ったり、前線で奪うための運動量はこの試合も健在でこれにより浦和も奪って反撃する回数も多かったのですが、先ほど書いたように攻撃の際の精度が欠けてまた奪われるという繰り返しのようにも見えました。

しかしながら、10分くらいから徐々に動きがスムーズになっていき、右サイドバックの13番東伸幸が近い距離のスペースに5番小田切真人が入ったところを上手く使いワンツーで抜け出して前線にまで抜け出したり、7番川上開斗が前線のスペースに5番小田切真人が走るだろうと早めのパスを出し、少し出だしが遅れて届かなかったものの動きを予測してのパスと動きが増えて来ました。20番渡辺将也が起点となり、18番村上秀斗、7番川上開斗とサイドを上手く使って突破してクロスを上げたり、20番渡辺将也から裏へぬけだした7番川上開斗へ決定的なパスを出し相手のファールを誘いペナルティエリアわずか外でのフリーキックのチャンスを獲得。

そして、20分に得たこのフリーキックのチャンスを7番川上開斗が直接ゴールに蹴り込んで待望の先制点を挙げます。

この後も徐々にリズムがよくなった浦和が単発ではなく3人以上が良い距離感と飛び出しで絡んだパス回しからの攻撃など増えてきて、これまで相手の早いプレスや読みに引っかかってきたパスが上手く通る回数が増えて行きます。

2度ほど、裏にボールを出して相手キーパーがペナルティエリアの外まででて対応しなければ浦和の選手がボールに反応してキーパーと1対1になりそうな場面も作っていました。

良い流れだったのですが、27分に相手のフリーキックのチャンスでゴールからはやや遠かったものの長く放り込んだボールを先に相手選手に頭で合わされて流し込まれてしまいます。セットプレーの対応は、ややはっきりしなかったり先に触られてしまうことが多いため、今後直していく必要がありそうです。

前半終了間際に18番村上秀斗がペナルティエリア外で倒され、自らフリーキックでゴールを狙うもバーを大きく越えてしまい、ここで前半終了。1-1ですね。

後半スタートから、5番小田切真人、6番影森宇京、9番田中拓真、18番村上秀斗に代わり2番新井克之、11番新納大雅、15番松尾佑介、19番和久井大輔が入ります。

後半のフォーメーションは、

GK1番岩本拓、DFが左サイドバックに12番信沢啓人、右サイドバックに13番東伸幸、センターバックに10番中塩大貴、4番小木曽佑太、MFがボランチに20番渡辺将也、トップ下に15番松尾佑介と19番和久井大輔、FWが左に7番川上開斗、右に2番新井克之、真ん中に11番新納大雅

となります。

前半早々にロングボールから11番新納大雅がヘッドで19番和久井大輔に落とし、相手ディフェンダーを背負いながらもしっかりボールをキープして競り勝つプレーがあり、その後も20番渡辺将也から左の7番川上開斗がサイド深くまで持ち込み、大きくクロスを上げ、2番新井克之が競り勝ち頭で落として15番松尾佑介が思い切りよくシュートを放ちます。

ここまでの試合で、どの相手でも体格差などで相手に対して主導権を握るという時間がなかなか作れずにここまで来ましたが、成長が見られ、ここにきて攻撃面で相手を上回るシーンが作れ出します。

特に前の試合でもそうでしたが、19番和久井大輔が前線で上手くボールを収めて抜け出すことができるため、例えば2番新井克之からのパスに対してもキープして抜け出したところをたまらず相手がファールで止め、FKを獲得したり大きなチャンスのきっかけを何度も作っていました。更に、15番松尾佑介がテクニックや細かいパスに加えて、スペースを凄く上手く見つけて入るようになり、ボールの経由がしやすい状況を上手く作り出していました。

11分に、20番渡辺将也、7番川上開斗に代わり3番石井康輝、14番堀内千寛が入ります。

全体的な攻撃の動きがスムーズになる中で、4番小木曽佑太がディフェンスラインからドリブルで持ち上がり、数人を抜き去って気がつけばゴール前まで迫りキーパーに阻まれたもののシュートまで持ち込むというプレーも見られたり、3番石井康輝がスペースへ走り込んで2番新井克之からのパスを受けすかさずシュートを放つ場面や、2番新井克之からのパスに19番和久井大輔が胸トラップしてそのままシュートを放つ、11番新納大雅も足元ではなくスペースへ抜けてのプレーでチャンスを作るなど、最後の最後でこのレベルの相手に対してもやろうとするサッカーが高い確率でできるようになってきました。

そして、勝って終わりたいこの試合で15分に15番松尾佑介が見事にゴールを決めて2-1、何度か危ない場面はありながらも最後までリードを保って試合終了。

大会3位を勝ち取りました。

やろうとしているサッカーは決して簡単にできるものではなく、今回のように年齢上でスペインというサッカーのレベルの高い環境でプレーしている相手に対して実践するのは更に難しい。ボールも柔らかかったり、とにかく浦和の選手たちにとってはびっくりすることだらけだったと思いますが、大会を通じて更に課題を見つけ、手応えも掴み、見ているこちらでも彼らが試合ごとに成長しているのがわかりました。

この経験を生かして、更に魅力的なサッカーをできるようなチームになっていくことを心から願っています。

では、写真載せます。

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 これで、浦和レッズジュニアユースU-14のスペインサラゴサ遠征のブログを終了しま~す。

私ブクメは明日にバルセロナに移動してちょっと観光して日本に帰ります~! 

選手のみなさん、慣れない環境の中、2日間お疲れさまでした!

ではでは~。

 

浦和レッズジュニアユースU-14スペイン遠征2011 ビルヘン・デル・ピラールトーナメント 2011/08/28/2日目準決勝vsヴィジャレアルU16 | 0-4敗戦・・・決めどころの迫力の差と手応え

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どうも、浦和サポブクメです☆

大会も2日目に入り、昨日の2試合トータルで1勝1敗でグループ2位で通過した浦和レッズジュニアユースU-14は今日の午前準決勝でヴィジャレアルU-16との対戦となりました。昨日の得点経過で勘違いしていて対戦相手がセグレと書いてしまったのですが、ヴィジャレアルの間違えです、すみません。

昨日、グループ1位を決める試合を後半のみ見た限りでは、ヴィジャレアルU-16は数名の選手がかなりスピードやテクニックがあり、裏を狙う動きが鋭いという印象で、聞いた話では年齢的には1歳上くらいの選手が多いようですが、数人がありえないくらい体格が良い選手がいる感じでしたね。

さてさて、この試合のスタメンは以下となります。

GK16番大川圭為、DFが左サイドバックに8番高橋聡史、右サイドバックに13番東伸幸、センターバックに10番中塩大貴、4番小木曽佑太、MFがボランチに3番石井康輝、トップ下に19番和久井大輔と15番松尾佑介、FWが左に7番川上開斗、右に14番堀内千寛、真ん中に11番新納大雅

となります。

この試合の方がより、15番松尾佑介がボランチに近い位置でプレーしていることも多くダブルボランチに近いようなイメージでの試合となりました。

風が強いことが当たり前のイメージのサラゴサにしては珍しく、今日は朝から風がほとんど吹いておらず、昨日の朝の寒さに比べるとだいぶ快適な(とは言っても、日なたで試合する選手には過酷)環境。

浦和の試合の入り方はかなり良く、数人で上手く囲む守備で個人技や体格で勝る相手に対して上手く守りながら、奪ったり、プレスをかけて相手のパスの精度が欠いたところを奪うなどして反撃するシーンも多く、例えば、8番高橋聡史が守備でボールを奪ったときに、テンポよく15番松尾佑介、4番小木曽佑太とワンタッチで前後させ相手のプレスをいなしながら前線のスペースへパスを出すなどの狙いもできていました。

前線でのプレスの意識も強く、前半の早い時間に19番和久井大輔が相手キーパーに対して上手くプレスをかけてあと一歩で奪えそうな場面を作ったりできていました。11番新納大雅の前線のプレスも効果的だったと思います。

4番小木曽佑太から右サイドの14番堀内千寛へのパスからの攻撃も何度か効果的にサイドを切り裂いていました。

体格の良い選手が多い(なんかディフェンダーの28番が見た目もプジョルみたいで昨日の試合でもセットプレーで豪快にヘディングで競り勝っていたのを見ていたので、セットプレー怖いなと思っていました。)ため、相手セットプレーの時の対応がどうなるかと思いますが、やはり力強く来るので危険な場面もありましたが、16番大川圭為のファインセーブでのがれた場面も含め序盤はなんとかこらえることができていました。

こぼれ球に対する反応予測に関して14番堀内千寛と11番新納大雅、19番和久井大輔の3人の連携がこの試合は良く常にパスを出しやすい位置、こぼれた時のフォローなども上手く行っていました。

しかしながら、14分に相手の攻撃の際にペナルティエリア内で対応がもたついたところを狙われて失点。こういう得点に対しての狙い方はさすがと言ったところでしょうか。これで0-1となります。

失点はしたものの、この試合は攻撃の場面で昨日に比べて惜しいところまで作れる回数も多く、失点後の15分には左サイドからの展開で7番川上開斗からのクロスボールが相手キーパーを越えて11番新納大雅が頭で合わせる少し当たり損ねてゴールならず、という惜しいチャンスもありました。

同様に7番川上開斗がサイドから作ったチャンス、右サイドバックの13番東伸幸がオーバーラップして攻撃参加して折り返しに11番新納大雅が走り込むなど失点後に相手ペースに持ち込ませず攻撃できていたことも良かった思います。

しかしながら、なんというか得点の取りどころでの迫力に関して相手が上手く、21分に隙を見てミドルシュートを強引に撃ってきたところで16番大川圭為が反応するもこぼれたところ押し込まれて2失点目を喫してしまいます。

それでも、前半残り時間は15番松尾佑介が上手く前後動きながら中盤でボールを捌き何度か惜しいチャンスを作ることができたものの得点は奪えず、0-2で終了。

後半最初から、11番新納大雅に代わり20番渡辺将也、8番高橋聡史に代わり12番信沢啓人、7番川上開斗に代えて18番村上秀斗が入ります。

20番渡辺将也がトップ下の位置に入り、フォワードの真ん中の位置に19番和久井大輔が上がります。

後半は、前線に入った19番和久井大輔がかなり上手くポストや裏への抜け出しを成功させることで決定的なチャンスも何度も作ることができていました。まずは、15番松尾佑介に入ったところで19番和久井大輔がスッと裏へぬけだしたところへ早いテンポでパスが通るもこれはオフサイド。続いても19番和久井大輔が斜めに走り上手く前線のスペースに走ったところに15番松尾佑介からのパスが通り、キーパーと1対1の場面を作るもシュートはキーパーにセーブされてしまいます。この後、7分に相手選手に個人技で豪快に突破されてキーパーと1対1の場面を作られ、失点、0-3となります。

そのすぐ後に、14番堀内千寛からのパスに再び上手く裏を抜けた19番和久井大輔が抜け出すも先ほど止められたイメージがあったのか、シュートのタイミングを逸して外に流れて得点することができませんでした。

後半10分に、15番松尾佑介に代わり5番小田切真人、13番東伸幸に代わり2番新井克之が入ります。

ここからの時間は、相手の激しいプレスに苦戦する時間が続きます。

その中でも、何度か反撃のチャンスを作り、18番村上秀斗から5番小田切真人、ワンタッチで前に出したところにそのまま前線に走った18番村上秀斗がサイドを駆け上がるという形を作ったり、19番和久井大輔がサイドをドリブルした時にキーパーが少し前に出ていたところをちょうどキーパーの頭を越えるくらいの高さの鋭いループシュートを狙うも少し枠から外れてしまいます。

後半18分に、3番石井康輝に代えて6番影森宇京が入ります。

その後、20番渡辺将也からのパスに再び絶妙のタイミングで抜け出した19番和久井大輔がキーパーと1対1の場面を作り出すもキーパーにセーブされてしまいした。

その後、20分に反撃され、裏へぬけだされた選手に力強く撃たれたシュートは19番大川圭為が上手くコースを消したものの外へ弾き切れずにゴールに吸い込まれ、0-4となります。

その後も、果敢に19番和久井大輔の裏を狙う動きが相手の守備を混乱させ、ゴールに迫る場面を作るも結果的に0-4で試合が終了。

夕方の3位決定戦に回ることとなりました。

19番和久井大輔としては得点ができなかったことに対して相当悔しかったと思いますが、彼がフォワードの真ん中に入ってからのプレーは確実に相手ディフェンスの予測の上を行っていましたし、あの形が作れたことが非常に重要です。フォワードのポジションとして更に成長するためには、今回のヴィジャレアルの相手フォワードのようなプレーをゴール前でできるかどうか、勝負を決める選手となれるようにさらに磨きをかけてください。

結果的には大敗ですが、ここまでの試合の中で最も、やろうとする動きや仕掛けができた試合だったとも思います。そして、この試合の相手にはなかなか日本ではいないような、守備面での予測スピードの速さと攻撃の際の迫力を持った選手がいたのも確かで、更に体の強い年上の選手ということもありましたし、この試合の結果で落胆するのではなく、この試合での手応えをどれだけ今後も持続して出し、更にレベルアップしていくかが重要だと思います。

ただ、この試合でも付け入る隙はあり、そこで決めていれば昨日の第1戦の時のように苦しみながらも勝利できた可能性も決して少なくなかったことも考えながら、次の戦いにつなげてもらえればと思います。

夕方の3位決定戦に期待しつつ、写真載せます。

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ではでは~。

 

浦和レッズジュニアユースU-14スペイン遠征2011 ビルヘン・デル・ピラールトーナメント 2011/08/27/ 1日目第2試合vsテルエルU16 | 0-1敗戦・・・自らの形を目指して

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夜の試合になったら日本の旗も揚がってたw

どうも、浦和サポブクメです☆

この試合のスタメンは以下、

GK16番大川圭為、DFが左サイドバックに12番信沢啓人、右サイドバックに2番新井克之、センターバックに10番中塩大貴、13番東伸幸、MFがボランチに3番石井康輝、トップ下に20番渡辺将也と7番川上開斗、FWが左に9番田中拓真、右に18番村上秀斗、真ん中に5番小田切真人

となります。

第1試合のスタメンの10番中塩大貴、13番東伸幸(第1試合はサイドバック)、3番石井康輝、7番川上開斗の4人以外はすべてメンバーが代わっています。

5番小田切真人は怪我明けで久しぶりの出場。怪我明けと書きましたが、まだ腕は固定されている状態での出場でした。

既に第1戦で下したCDオリベルがテルエル相手に引き分けたため、グループの2以内は決まっているという状況。直前にグループAの1位通過を決める試合が行われ、セグレがヴィジャレアルを下して1位、ヴィジャレアルが2位となったため、この試合で引き分け以上で準決勝はヴィジャレアル、敗れればセグレと対戦となることが既に決まった状態での試合となります。だから何という感じなんですけどね、対戦相手がどうこうではなく、経験を積みながら勝ち進んでいくことが大前提です。

さてさて、19:15キックオフの試合ですがスペインではこの時間が日本で言う夕方くらいのイメージなので普通に西日がまぶしい状態での試合ということになります。午前の涼しさから一転してやや暑い中での試合となりました。風の強さはここではいつも通りということで。

試合開始から、ぱっと見た感じでは相手のレベルはそこまで高くないと感じ、この相手なら上手く浦和の形を出せれば問題なく勝てるかなと思い流れ見始めたのですが、序盤は右サイドの18番村上秀斗から5番小田切真人へのパス、10番中塩大貴のロングフィードで18番村上秀斗がスペースに走ってあと一歩という形など第1戦と比べて前のスペースを前線が見つけて走るところにロングフィードという狙いが強く感じられたのですが、やはり風や柔らかいボールの感覚のせいか、合わずに簡単に相手にクリアされてしまいます。

相手の攻撃もそこまでではなく、守備陣も問題なく抑えていたのですが、前半6分にペナルティエリア内で相手の強引に切れ込んできたところに足がかかってしまいPKを取られてしまいます。このピンチを16番大川圭為が防いで失点は免れます。

ただ、やはり第1戦同様、寄せが早く反応が良い選手が多いため、なかなか浦和のテクニックのある選手が個人技で抜こうとしても抜けず、奪われてカウンターになる場面が多くなります。これは、要するにジュニアユースくらいまでテクニックで通用していたところが、ユースでなかなか通用しなくなるパターンに似ているような気がします。

凄くそういうところがわかりやすく出た試合で、例えば左サイドで12番信沢啓人がボールを持った時に同じ左サイドの前線のスペースが空いていて、ここのスペースに9番田中拓真が気付いて走り、そこに12番信沢啓人が出す。こういう形が出ると繋がるのですが、足元に出してキープして抜きに行こうとしたり、パスコースを考えて少し時間がかかるとすぐに詰められてしまったり、パスを読まれて狙われてしまう、そしてカウンターを食らってしまう。

そのあたりは選手たちも試行錯誤している様子が伝わってきます。スペースを作る動きとスペースを使う動きをお互いに声を出しながらやっているのですがかぶってしまったり、この試合に関しては上手くいかない部分の方が多く出てしまいました。

そんな中で、前半20分に一瞬の隙を突かれて失点してしまいます。

苦しい展開が続くものの、前半の終盤くらいから2番新井克之の右サイドでスペースを上手く使った動きをしながらチャンスに絡むようになります。ここから数人が絡んだ攻撃が何度かできるようになり、例えば18番村上秀斗が右サイドから中へ走り相手ディフェンダーを引きつけながら同サイドの前線のスペースを開けたところにすかさずロングボールが入り、そのスペースに2番新井克之が上手く入りパスを受けて攻めこむ。同様に、18番村上秀斗が右サイドのスペースが空いているところにパスを出し、そこへ20番渡辺将也がトップ下の位置から走り込んでチャンスを作るなど。

攻撃の糸口は見えてきたものの、フィニッシュまで持ち込めずに前半は0-1で終了。

後半は、主審がなかなか戻ってこずになかなかスタートしないというハプニングがありながらスタート。

前半の終盤同様に序盤は2番新井克之が上手くボールを運びながら攻撃する場面が何度か見られます。攻撃の意図として、12番信沢啓人から縦のスペースへ出し9番田中拓真が走る、10番中塩大貴がスペースにロングボールを入れ、20番渡辺将也がそこに走り込む、テンポよく10番中塩大貴から7番川上開斗、裏へぬけだした5番小田切真人へ(これはオフサイド)などなど、浦和がやろうとする自らの形を試みてのプレーも多く見られますが、どのように表現して良いのか言葉に迷いますが、おそらく相手の方が予測で勝っていたというのでしょうか、浦和が狙うスペースへのパスの精度やスピードが少しでも緩くなると、かなりの確率で狙われてカットされてしまうという感じでした。

25分に7番川上開斗に代えて15番松尾佑介が投入されてからのプレーを見ていると何となく納得するというか、監督がやろうとしている意図が見えるというか、ぶつかり合いやちょっとしたテクニックでは対応できないくらい正直体格的には小さい15番松尾佑介がスペースを使い、体をぶつけられ倒されかけながらもスペースにパスを出して、そこに他の選手が走る。こういうプレーが求められる形でこういうプレーを体格やテクニックで今のカテゴリで国内で通用している選手も更に意識して行うようになれば、今後カテゴリが上がっていき、プレスが早く激しくなり体格的に大きい選手を相手にしても問題なく攻められるということなのでしょうね。

試合自体は、試合終盤にどういう状況かはよくわからなかったのですが、相手キーパーがペナルティエリア内でファールをしたようで、ペナルティエリア内からの間接フリーキックが浦和に与えられ、マイナスに蹴りだしたボールに3番石井康輝が思い切りよくシュートを放ち、このシュートを5番小田切真人が足に当て、コースを変えたもののキーパーにキャッチされてしまいましたが、惜しい場面でした。

結果的に、0-1で敗れてしまいました。

この結果により、明日の準決勝はセグレとの対戦となります。浦和の試合の前に試合を終えていたセグレが浦和の試合を見ていたのですが、先ほどのペナルティエリア内の間接フリーキックの時になぜかゴール裏に集まってヤジっぽいことをやっていたので、ちょっと見ていて、選手は冷静、ブクメはイライラという感じになってました。

なんというか、こういう相手には意地でも勝ってほしいですよ、もう。

話はそれましたが、この大会自体、基本的に体格的に大きい選手が多くなるのが普通なのですが、その中でも浦和レッズジュニアユースの中では、体格的に小さい5番小田切真人、9番田中拓真、そこに途中から入った15番松尾佑介と本来であれば0-1の状態で得点が欲しい時には前線に体格的に大きい選手を入れて攻撃をしたくなるものですが、あえてこの形を崩さなかったのは、監督なりのメッセージだったのだと思います。体格や個人技で勝負しなくてもスペースを上手く選手同士で作り、使うことができれば打開できるから考えろということなのでしょうね。

以前から書いているのですが、やろうとしているサッカーはかなりレベルの高いところにありますし、スペースを作り使うということには、選手同士の意思疎通や運動量など多くの要素が必要になりますので、今回のような相手の場合は、今まで以上にその判断にスピードが求められますので、楽なプレーに逃げたくなる気持ちとの戦いとなってはいると思いますが、ここを乗り越えればかなりのレベルアップになることは間違えありません。

明日のセグレ戦も大変な戦いになるとは思いますが、試行錯誤しながら手ごたえをつかむためにも結果も求めて戦ってみてください。

追記:準決勝の対戦相手はセグレではなく、ヴィジャレアルでした。ベンチの真上にスコアボードがあって、ヴィジャレアル側が1、セグレ側が2になっていたのでてっきりセグレが勝っていたものかと・・・。そもそも、浦和も第1戦はアウェイ側、第2戦はホーム側になるはずが、どちらもホーム側のベンチでしたし、そもそもホーム側なのにユニはアウェイユニだし、なかなか複雑な大会です~!

では、写真載せます。

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ではでは~。

 

浦和レッズジュニアユースU-14スペイン遠征2011 ビルヘン・デル・ピラールトーナメント 2011/08/27/ 1日目第1試合vsCDオリベルU16 | 2-1勝利・・・追いつかれてからの逆転勝利

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去年は日本の旗も揚げてくれてたのに・・・。

どうも、浦和サポブクメです☆

今年もやってきましたスペインはサラゴサ。浦和レッズジュニアユースU14の夏の海外遠征が昨年からスペインとなり参加した大会に今年も参加するということでやってきました。今回は浦和レッズユースの広島遠征に行ってからのスペインとなりましたので、この大会前の練習試合は見ることができなかったのですが、サラゴサとやって1-2だったとのことです。

さてさて、名前が長くて覚えにくいビルヘン・デル・ピラール・トーナメント。この大会は、スペインでカデテというカテゴリに当たる大会となり年齢別ではU16の大会と言うことになります。

昨年のこの大会で、名前の知れたスペインのチームのカンテラ(下部組織)がBチーム以下を出場させてくるよりも、あまり名前の聞かないチームの方が本気のメンバーで臨んでくれるので手ごわく経験になると思い知らされました。確かに、強豪チームのカンテラの場合メンバーは落としていても何人かもの凄い選手がいたりするのでそういう選手とやる経験も重要かとは思いますけどね。

浦和レッズジュニアユースU14は、オリベル、テルエルと同じグループBに入り、昨年同様、まずは明日2試合戦うためにも1日目の2試合で上位2チーム以内に入っておきたいところ。また、昨年は2位で勝ちぬけたものの、未勝利での4位という結果に終わっているため、勝利して更に上位の成績も残したいところ(こういう海外の遠征や大会は結果を残した方が今後も好条件で呼ばれるようになることが多いため。)

午前の試合の対戦相手はこの大会の主催となるCDオリベルU16との対戦となります。主催チームとの対戦になりますね。ちなみに、このCDオリベルU16が昨年の優勝チームです。

では、試合に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GK1番岩本拓、DFが左サイドバックに8番高橋聡史、右サイドバックに13番東伸幸、センターバックに10番中塩大貴、4番小木曽佑太、MFがボランチに3番石井康輝、トップ下に19番和久井大輔と15番松尾佑介、FWが左に7番川上開斗、右に14番堀内千寛、真ん中に11番新納大雅

となります。15番松尾佑介もややボランチに近い位置でプレーしていたようにも思います。

昨年は、この大会から何人か背番号が変わっていましたが、おそらく今年は変更はないと思われます。

浦和のディフェンスラインに大きめの選手を並べたことで相手の攻撃陣との体格差はそれほどないものの、全体的にはやはり背の高さと体の大きさで相手がまさっているポジションが多い印象がありました。それに加えて、スペインではボールの空気圧が低くて柔らかいために、思った通りにボールを蹴るのが難しい、更に強風など条件としては、かなり浦和が厳しい状態でスタートしました。

それでも、前半から激しいプレスをかけることで、相手に思うようなプレーをさせず、体格を生かされた個人技で来られた時にやや危険な場面はあったものの、試合自体は拮抗した状態で進められていました。

しかしながら、ボールのコントロールやパスの判断が遅れると、大抵足を伸ばされて当てられてしまい、奪われてしまうという展開ではありました。シュートの場面でも同様で、あまり多くはないものの、11番新納大雅や14番堀内千寛など惜しいシュートチャンスもディフェンダーに足を伸ばされて当てられてという形で抑えられてしまっていました。

マッチアップの場面では15番松尾佑介がテクニックでかわそうとする時には相手との体格差がありすぎて吹っ飛ばされるような場面もたびたびありました。

例えば3番石井康輝のところを経由してワンタッチパスやスペースへ出して人を走らせる試みをするものの、相手に一歩早く入られて2人まではパスが回るものの3人目まで届かないということが多い。非常にそういう意味では、今後のために良い相手とも言えますが、この試合で見れば攻めに関しての突破口がなかなか見いだせない展開ではありました。

・・・と、苦しい苦しいと書きながらも実は前半3分にあっという間に先制点を奪ったのは浦和でした。

セットプレーからのゴール前の混戦の状態で上手く抜けた10番中塩大貴が決めてくれました。

崩すことがなかなかできなくても、こういう場面をしっかり活かすことの重要性が改めてわかりますね。

同様に、17分に相手の攻撃の際に4番小木曽佑太がファールを受けて、試合が止まったと相手の動きも止まった時に、4番小木曽佑太が試合を止めずにすぐのリスタートでロングフィードを左前線の7番川上開斗に送り、ここから攻めこんで惜しいチャンスも作りました。

そこから、すかさず19番和久井大輔、11番新納大雅、7番川上開斗とテンポよくパスがつながり7番川上開斗がシュートを放ち、キーパーに抑えられるものの、狙い通りの崩しもでき始めました。

やはりボールのコントロールが難しいらしく、ちょっとしたミスを狙われて23分に失点し同点に追いつかれます。

その後、相手が更に体の強さとスピードを生かした攻撃を見せ、前半残り10分くらいはピンチになる場面が多かったものの1番岩本拓のファインセーブや4番小木曽佑太や10番中塩大貴の守備の粘りで1-1のままハーフタイムを迎えます。

後半に入っても流れは相手ペースで、浦和のパスのちょっとしたずれを上手く狙うようなプレーをされます。

苦しいながらも、浦和もプレスの意識やスペースを使う意識を持続させ、7番川上開斗がインターセプトから15番松尾佑介につなげ、14番堀内千寛が裏へぬけだしたところへ見事なパスを通すも、これはオフサイド。

前線で運動量豊富にプレスを掛け、裏を狙って抜け出す11番新納大雅もシュートチャンスを何度か迎えるものの、相手との体格差のせいか、シュートブロックされることが多くなりました。

後半14分に浦和は15番松尾佑介に代えて20番渡辺将也、7番川上開斗に代えて12番信沢啓人が入ります。

その交代から、6分後の20分に20番渡辺将也が放ったシュートは相手ディフェンダーに当たるもこぼれたところを狙っていた14番堀内千寛がそのまま持ち込んでゴール。苦しみながらも逆転に成功します。

20番渡辺将也の中盤からのプレスが利いたことや相手が得点を奪うために前がかりになり始めたことで19番和久井大輔のところにボールがおさまりだし、浦和の攻撃も最初ほどひっかからなくなり、逆転したこともあり少し攻撃陣に余裕が生まれたからか、23分に19番和久井大輔がループシュートを狙ったり、そのすぐ後にも3番石井康輝がループシュートを狙うなど、浦和の攻撃も落ち着いて視野広く早い判断でできることが多くなってくるものの、負けられない相手の攻撃で押し込まれることも多いという一進一退の残り5分ほどの時間をなんとかこらえつつ、30分ハーフの試合にしてはロスタイムが随分長いな~、さすが相手ホームだな~とか思うくらいロスタイムを取られながらも、結局その後は失点せず、2-1で勝利しました。

2位以内での突破へ好発進を切ることができました。

こういう体格差があってレベルの高い相手とのギリギリの戦いで勝ち切れたことは大きいと思います。こういう戦いを多く積めば相当レベルアップできると思います、本当に。

この勢いで夜の試合も、勝ち切って1位で通過したいですね!

では、海外の時はがんばって写真多めに撮っていますのでここから一気に載せますね。 

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写真はクリックすると大きくなります。

では、夜の試合の後にまたブログ書きますね~。

ではでは。

 追記:浦和より先に、オリベルがテルエルと試合を行い1-1で引き分けたとのことで、夜の試合を待たずして2位以内は決まりました。明日は、ヴィジャレアルU16かセグレU16との対戦で決勝進出を狙います。