日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会2011/07/27 – 準々決勝vs東京ヴェルディユース 0-5敗戦・・・強くなるために

前橋総合運動公園陸上競技・サッカー場2011年7月27日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

まず、この試合の展開を書いてしまいますね。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

今年既に2回対戦している東京ヴェルディユースとの対戦で、1勝1引き分けと負けていない相手ながら、個々の能力が高い相手なので昨日までの対戦相手とは全く違うレベルの相手になります。

試合の入り方としては、受けずに上手く入れていたと思います。

攻撃の部分でも12番高田拓弥のポストプレーから10番矢島慎也、左サイドの11番堀田稜へ渡り、仕掛けてクロスに7番鈴木悠太と浦和がリズムを作りやすい攻撃パターンも出せていました。守備面でもいつも以上に、サイドの7番鈴木悠太と11番堀田稜が守備の部分も意識しながらできていたと思います。

前半10分には、ボールを受けた10番矢島慎也が見事なドリブルで相手守備陣を交わして突破しようとした所を倒されてフリーキックのチャンスを得ますが得点には至らず。

そのような流れで前半20分くらいまでは、東京ヴェルディの持ち味に上手く対応しながら、チャンスも作れていたと思います。この時間帯に得点が出来れば、浦和が勝てるだろうと思っていたものの、その時間帯に得点が奪えず。

ところどころで、グループステージの第2戦、第3戦の相手が思った以上にプレスやこぼれ球へのチェイスもなかったチームのために際のところでの判断が遅くても問題なかった流れが影響していたのか、プレーが緩くて奪われる場面が少し気になりつつ。

東京ヴェルディ側にも徐々にチャンスが増えてきた中で迎えた前半26分、相手選手が個人技で突破を図ってきた際に、浦和の守備ラインが、テクニックのある前線の選手が多い東京ヴェルディに対しては少し軽率な距離を開けながら、ペナルティエリアの中まで誰もプレスをかけに行かずにズルズルと下がってしまったところを見逃してくれるわけもなく、シュートを打たれ決められてしまいます。

この失点により、それまで浦和ペースでリズムも悪くなかった展開が気持ち守勢に回ったところで、得点を決めた東京ヴェルディは個々の選手が攻撃の勢いと思い切りの良さを見せ始めたところで、36分に豪快なミドルシュートを決められてしまい、更に守勢に回ったところで後手後手の流れからPKを与えてしまい、41分に3失点目。

前半を0-3で折り返し、

後半開始から14番繁田秀斗に代えて8番片槙吾を投入。

後半の入りからしばらくは、点を取りに行く姿勢と気持ちが相手を押し込み、狙い通りの流れで7番鈴木悠太や11番堀田稜がサイドから攻撃を仕掛けたり、10番矢島慎也がミドルシュートを狙ったり、5番佐藤大介から12番高田拓弥へのパスでの展開。前半見られなかった、20番新井純平のオーバーラップも見られ、攻勢に展開。その攻勢の中で決定的な12番高田拓弥の飛び出しを相手ディフェンダーがファールで止めて、この試合2枚目のイエローカードで退場。

後半10分で、願ってもない数的優位の状況を作り出すことができます。

一人多い状況により、スペースが多く空くような状況が生まれ、そこを狙って攻勢に転じるも得点には至らず。

後半22分に、7番鈴木悠太に代えて21番関根貴大を投入し、得点を狙いに行きますが、全体的に前掛かりにはなるものの、バランスを崩して攻めることで相手ディフェンダーを混乱させることができるような場面で、バックパスなどでせっかく前線にボールが入っているのに下げてしまう(中盤を経由する意識が強すぎると言う方が正しいかも)ことが多く、逆に一人少ない相手としては守りやすくなっていたようにも見えました。

11番堀田稜から8番片槙吾へのパス、そこからシュートなど浦和としても決定的な場面が何度かあったものの、決められず、試合は終盤に突入。反撃のために、36分に5番佐藤大介に代えて24番中村駿介を投入します。

ここからの2失点は、ある意味点差が開いたチームが反撃する時にありがちな展開なので、書くまでもないのかもしれませんが、前掛かりの裏を途中交代の元気の良い選手が運動量を惜しまずに狙っていて、突破されたところを1番三上綾太が倒してしまい一発レッドで退場。そのPKを決められ0-4(キーパーが退場したため6番野崎雅也に代わりGK16番高浪祐希。)これにより、10人対10人となり、集中が切れたところを更に狙われ0-5。

結果的に、0-5での大敗となりました。

 

この試合のポイントは、0-2になる状況までの試合の運び方にあったように思えます。

たらればですが、1失点目までの攻勢の段階で得点を決めることにもっと執着して決めておいてしまえれば、このような展開にならなかったと思いますし、失点の直後は反撃して相手が受身になるようにしなければならず、同時に相手の勢いを受けてはいけない。この場面で失点をしてしまったこと。

逆に言えば、この2点の取り方に成功した東京ヴェルディが、試合運びで浦和を上回ってしまったことがこの試合の敗因だったと思います。

以前から、たびたび触れてきましたが、今年の浦和が実践している戦術は、かなり難しいことをやろうとしており、東京ヴェルディのように多少パス回しの精度は雑でも個人技でなんとかしてしまおうという戦い方と真逆の戦い方になっています。

この難しい戦い方を中堅どころまでを相手にした時には、実践できるというところまでは持って来ましたが、浦和を研究してきて、更に個々のレベルが高い全国レベルを相手にした時には脆さを見せていたのも事実です。

その流れでこの大会に入ったために、自信と不安が見え隠れするところもありましたが、それでもこの大会では試合の中で少しずつ質を高めて行くことができていましたし、その成長の度合いと5分5分の流れが、浦和の得点になるようないわゆるツキの部分で浦和に傾けば、全国優勝も可能だとは思っていました。

ただ、今日の試合に関しては、ツキの部分ではどちらかというと東京ヴェルディに傾いてしまっていたと思います。

連日連戦、通常の試合とは比べ物にならない緊張感の中で、通常の疲労以上の疲労の蓄積を感じるような展開で、前日の午後の試合から24時間も経過しない時間軸で戦わなければならなかったなど、条件面の影響も否定できないとは思いますが、これが夏の全国大会なんですよね。

一つの大会が終わったので、今後のために、あえて厳しいことを書きますが、この戦術で浦和レッズユースが全国レベルでも勝ち続けられるようなチームになるためには、プレスの激しい中で、ミスのない精度の高いパスを、早い判断で、スピードの速いパスで展開することを突き詰めること。

展開によってはバランスを崩す勇気を持つこと(チームで何があってもバランスを崩すなということであれば、仕方ないですが。)

そして、練習と言うよりも意識の問題で変えられることなのかもしれませんが、試合展開を的確に読んで行うプレーを状況によってチームで統一して行えるようにすること。

正直な所、浦和のトップチームが大々的にそうすると以前に掲げて、結果が出せずにバタバタしたような難しい戦術なので簡単には行かないのは事実です。ただ、あと一歩のところまでは行っているのは、今年の浦和レッズユースを見ていてはっきりと分かります。

今日は悔しさが先行すると思います。でも、やっている方向性は間違っていませんので、すぐに切り替えてください。プレミアリーグだってまだまだこれから巻き返せます。彩の国カップという他のクラブユースのチームが経験したくても経験できない舞台の次の試合が目前に迫っています。

今日の試合であれば、0-5で敗れた結果を見つめるのではなく、0-2になってしまったところまでの自分達のプレーと2-0にした相手のプレーを突き詰めて考えてみてください。

長々と偉そうに書きましたが、浦和サポとして、サッカー好きとしてのブクメは、個に依存しないサッカーをベースに成熟を目指して、そこに個が加わって強さを見せるような浦和レッズユースの一貫した方針が大好きです。

今後の成長を楽しみに見届けさせてもらいます。

お疲れ様でした。

ではでは!

 

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会2011/07/26 – 1次ラウンド第3日vsジュビロ磐田U-18 6-0勝利・・・1位の1位で決勝トーナメントへ

前橋総合運動公園陸上競技・サッカー場2011年7月26日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

1日の空き日を経て、浦和レッズユースが戦っているクラブユース選手権の1次ラウンドも最終日の3日目となりました。全ては初戦の大宮アルディージャ戦でギリギリのところで引き分けに持ち込んだところからスタートして、第2戦では4-0で快勝。今日に関しては引き分けでも1位通過できる可能性が高いというやりやすい状況を自らで作り出して臨んだ第3戦という、勝ち進んでいくチームに必要な条件をクリアしながら今日を迎えました。

ジュビロ磐田U-18との対戦は、自分が思い当たる限りここ数年ユースでは対戦していないと思いますし、とにかくどういうサッカーをするのかの情報もなく、前回のブログでも書いたかもしれませんが、ベガルタ仙台と接戦だったということで浦和が第2戦のようなサッカーができれば問題ないだろうと思いつつ、ふたを開けてみるまで分からないとドキドキしながら観戦しました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

第2戦のベガルタ仙台戦とまったく同じスタメン構成となりました。

試合の入り方でまず浦和レッズユースが主導権を握ることができ、更に思ったよりプレスがきつくないかったり、サイドのスペースを空けてくれたこともあり、浦和のやりたいようなサッカーを終始展開することができる状況になりました。

いきなりロングボールが左サイドの空いたスペースに入った10番矢島慎也に通り、鋭い仕掛けで相手ゴールを脅かしたり、その後も10番矢島慎也、左サイドの堀田稜がえぐって、右サイドの7番鈴木悠太へ展開してシュートまでつなげたり、10番矢島慎也がミドルシュートを放ったり、面白いように浦和がやりたい攻撃が実行できていました。

また、いつもと違った攻撃パターンと言うのが的確かはわからないのですが、10番矢島慎也と14番繁田秀斗、11番堀田稜と14番繁田秀斗など中盤と前線の間で相手ディフェンスラインのところで凄く細かいワンタッチパスでのパス交換で崩していく展開も多く見られました。

守備の部分でもバランス良く、危ないところまでは持ち込ませなかったり、カウンターをくらってサイドを走られた時でもタイミングの良いタックルで20番新井純平が奪い返すなど、ペナルティエリアに侵入されることはほとんどなかったと思います。

ただ、攻めこんではいるものの、なかなか得点までに至らない状況が続く中で、前半の25分にようやくその均衡を崩すことに成功します。

左サイドから11番堀田稜が深くまでドリブルで攻め上がり、中へ切り込んでゴール前のスペースに入った14番繁田秀斗にラストパス。シュートと思わせて、右の7番鈴木悠太へパスを出し、7番鈴木悠太がしっかりと決めて先制。14番繁田秀斗の見事な見事な狙い通りのアシストでの先制です(シュートミスが結果的に絶妙なパスになったようにも見えましたが、ブクメの個人的多数決で狙い通りのアシストということになりました。解決!)

先制点の後も、11番堀田稜の左サイドからの攻撃が冴えわたり大きなチャンスを作ったり、20番新井純平から7番鈴木悠太、持ち上がって正確なクロスをファーサイドの10番矢島慎也に通してあと一歩でゴールと言う場面もあったり、とにかくやってほしい攻撃が思い通りに展開されていました。

6番野崎雅也へのマークがプレスというよりゾーンで守ろうとされていたのか、それが上手く機能せずに逆に6番野崎雅也の周りに大きなスペースが空くことが多々あり、いわゆるやりたい放題にボールを捌くことができていました。

攻勢に進めることでセットプレーが割と多い。でも、ここしばらくセットプレーからのゴールがないような気がしていたのですが・・・決めてくれました。

伏線となるような10番矢島慎也の蹴ったコーナーキックに18番西袋裕太が反応した惜しい場面の後、同じようなコーナーキックのチャンスで10番矢島慎也が蹴ったコーナーキックに18番西袋裕太が打点の高いヘッドでゴール右隅に押し込んでゴール。欲しかったセットプレーからのゴールで2-0とリードを奪います。

これ以外にも、セットプレーからの攻撃で18番西袋裕太が絡んで10番矢島慎也が押し込んだような場面がありましたが、これはオフサイド。それでもセットプレーからの得点チャンスが多かったこともこの試合の収穫だったと思います。

左サイドからの5番佐藤大介からのピンポイントのクロスに12番高田拓弥が頭で合わせてあと一歩でゴールと言う場面など作りつつ、前半は2-0で終了。

後半に入っても、2点ビハインドの磐田が戦い方を変えてきたり激しさを増してくるという様子もあまりなく、浦和ペースで展開されていきます。

10番矢島慎也から12番高田拓弥へパスからシュートや、20番新井純平のオーバーラップからのクロスボールに14番繁田秀とがヘディングシュートなど様々なパターンでの攻撃が展開されるも前半同様なかなかゴールには至らなかったものの、迎えた20分に左サイドをドリブルで持ち上がった11番堀田稜のクロスに7番鈴木悠太がヘッドで豪快に押し込んでほしかった追加点を入れ、3-0とし、ほぼこの試合の勝利を決めます。

この得点の後、7番鈴木悠太に代えて21番関根貴大、5番佐藤大介に代わり2番西山航平が入ります。21番関根貴大は7番鈴木悠太と同じ右サイドのポジション、2番西山航平も5番佐藤大介と同じ左サイドバックに入りました。

そして、この大会で流れの中から得点が取れていなかった12番高田拓弥が25分に(たぶん)10番矢島慎也からのスルーパスに抜け出してキーパーと1対1となり、これを落ち着いて決めて4-0。

更に、大会ベストゴールに選んではいかがですか?と言いたくなるような10番矢島慎也の豪快なミドルシュートからのゴールで5-0。

この後、30分に12番高田拓弥に代えて24番中村駿介、35分に10番矢島慎也に代えて8番片慎吾が入り、締めくくりは11番堀田稜が自ら持ち込んでゴールで6-0。

難しい試合になる可能性もあると思っていた第3戦で6-0の大勝。この結果、グループ1位となり決勝トーナメント進出を決め、更に気がつけば1位の中の1位で1次ラウンドのグループステージを通過となりました。

気になる準々決勝の対戦相手は2位の2位となった東京ヴェルディユースとなりました。

那須での順位決定戦での勝利を私は見ていませんので、明日群馬でまた勝利を見せてくださいね!

明らかに今日の相手より個々の能力が高い強敵になりますが、間違えなくこの大会での優勝するべきチームへの流れは浦和に傾いていると思いますし、自信を持って浦和レッズユースのプレーを続けて行けば間違えなく勝ち進めます。

後は、まあ当然と言えば当然なのですが、今日の試合をビデオで撮影してチェックしているようなどこかのチームのスタッフらしき人もいたように、決勝トーナメントに勝ち進んでくるようなチームは、浦和の長所を消すためにしっかり研究してきますので、今こそスカウティングに負けない浦和レッズユースのサッカーを見せてくださいね!

暑い中で疲労もたまってくる時期で、しかも連戦となりますので大変かと思いますが、出来る限り体を休めて明日の戦いに備えてくださいね!

まず、決勝トーナメント進出おめでとうございます・・というか、ありがとうございますというか、なんというかです。

明日の試合を楽しみにしています!

ではでは~!

 

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会2011/07/24 – 1次ラウンド第2日vsベガルタ仙台ユース 4-0勝利・・・この勢いで

大胡総合運動公園陸上競技・サッカー場2011年7月24日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

クラブユース選手権の2日目になります。

昨日の大宮アルディージャユース戦で後半終盤までビハインドを背負いながらも引き分けに持ち込み、1つの負けが大きく敗退に影響してしまうこの大会で大きな勝点1を奪い取った浦和は、グループ突破を決めるために必須の残り2試合2連勝を目指してまずは、ベガルタ仙台ユース相手に勝利を目指します。

40分ハーフとは言っても、過密な日程の中で行われる大会なので大変です。それ以上に疲労よりもこういう大会では試合ごとにチームの状態が上がっていくことが望ましいわけで、今日の試合は勝利と共に3試合目、決勝トーナメントに繋がる手応えと勢いをつけるための内容が必要になります。

今日の試合は昨年ジュニアユースが高円宮杯出場を決めた大胡総合運動公園サッカー場で行われました。

天気予報では、気温が上がるとありましたが、湿気は多いものの雲が多く比較的やりやすい環境での試合になったと思います。昨日の天然芝から今日は人工芝になったのでそのあたりの変化への対応も必要となりますね。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

1日目のスタメンから、センターバックが4番小出啓太に代わり18番西袋裕太、フォワードの右が13番金野僚太に代わり7番鈴木悠太になっています。

相手のベガルタ仙台ユースがどのくらいの強さなのかは分かりませんが、第1戦のジュビロ磐田U-18相手の試合を観戦していた人のツイッターなんぞ見ていたら、敗れたものの後半はベガルタ仙台ペースだったようなことが書いてあったので、割と手強いのかもしれないという中途半端な予備情報を持ちつつの試合観戦でした。

この試合は、入り方ということで言えばベガルタ仙台ユースにやられたという印象がありました。

試合開始から、やや押し込まれて決定的な場面を作られるものの相手の放ったシュートはポストに当たり失点は免れると、その後は浦和が落ち着いたプレーを見せ徐々に浦和ペースに変わります。

ここ数試合、中盤で思うように動けていない印象のあった14番繁田秀斗の動きやポジショニングが、この試合では「やればできるじゃん!」と声に出して言ってしまうほど(実際には言っていませんがw)よく、これにより、6番野崎雅也、10番矢島慎也にもパスがよく収まり、結果的に全体的にリズムが出て多彩な攻撃が繰り広げられる試合となりました。

ここにいるべきというポジショニングに上手く入っていることから、14番繁田秀斗は自らシュートを狙える場面も多くなりました。

浦和攻勢の時間に多くのセットプレーのチャンスを獲得し、CKで10番矢島慎也の上げたボールに3番寄特直人が足で合わせて後一歩でゴールのシーンなど、セットプレーでもゴールを匂わせるようなプレーが多く出ていました。

前半序盤は7番鈴木悠太と11番堀田稜がポジションチェンジしていたのですが、7番鈴木悠太が入った左サイドで、5番佐藤大介のオーバーラップをおとりにしてドリブルで中へ切れ込んでの仕掛けを見せるなど相手守備陣を脅かすプレーを見せ、その左サイドでのプレーから先制点が生まれます。

前半20分に、左サイドを縦にドリブルで突破し、深くまで切り込んでクロスボールをあげると、右サイドから中に走りこんだ11番堀田稜がヘッドで合わせてゴールとなります。

普段と逆サイド同士のアシストとゴールと同時に11番堀田稜の珍しいヘッドでのゴールでした。不思議な感覚でしたよ。

テンポよく球が回る中で、今日は12番高田拓弥も結果的に得点はなかったものの、彼らしいプレーが随所に見られ、今日のようなプレーが続けば、今後得点を量産してくれる可能性も高いと思います。

また、前の試合では、ほとんどオーバーラップが見られなかった20番新井純平ですが、この試合では比較的バランスはとりながらではありましたが、多く見ることができました。実際に、パスが渡ってクロスまで行く場面も何度もあり、更に前回はなかったシュートを狙う場面もあり、また、彼ならではかもしれませんが豪快にオーバーラップする動きがディフェンダーをひきつけて、スペースを空けてそのスペースを他の選手が使うというプレーも出ていました。後は、クロスの精度を上げてバリュエーションを増やしていけば、相手に脅威になることは間違えないですね。

前半は1-0で終了。

後半は、早い時間に追加点を取ってしまえばこの試合は一方的にできそうだと思って見ていたのですが、期待通りの追加点があっという間に入りました。

11番堀田稜が相手が守備ラインに厳しいプレスをかけ、インターセプトに成功、すかさず12番高田拓弥へパスを通し、パスを受けた12番高田拓弥が落ち着いて11番堀田稜へパスし、キーパーと1対1の場面を作ってゴール。

見事なインターセプトからのゴールでリードを2点に広げます。

更に、得点にはならなかったものの、中盤からの攻撃の仕掛けで、右サイドの20番新井純平がオーバーラップを仕掛けたところにディフェンダーが全体的に右サイドにつられた所で左サイドのスペースが空き、そこに11番堀田稜が走りこんだところにパスが通り深くまで仕掛けるなど動きでスペースを作る形からの攻撃は見事でした。

後半12分に10番矢島慎也に代わり8番片槙吾が入ります。

後半に入っても14番繁田秀斗の動きの質がよく、経由した攻撃が多く見られました。

一方的な浦和ペースながら、3点目がなかなか決まらないまま試合は終盤となり、迎えた38分。18番西袋裕太からのロングボールが相手ディフェンダーの裏へ抜け、そこを狙って飛び出した14番繁田秀斗が見事に抜け出しキーパーが飛び出してきたところにループ気味のシュートでキーパーに触られるもののボールはゴールに吸い込まれゴール。

見事なゴールで3-0とします。

得点後に、7番鈴木悠太に代わり23番岸伯富実、14番繁田秀斗に代わり24番中村駿介、続いて12番高田拓弥に代えて9番長坂竜一が入ります。

終了まで数分というところで、このまま終了するかと思われたロスタイムに11番堀田稜が左サイドをドリブルで切り込み、ゴール前をしっかり見てゴール前の8番片槙吾へパスを通し、8番片槙吾がペナルティエリア右に走りこんだ23番岸伯富実にラストパスを送り、23番岸伯富実が落ち着いてゴール右隅に流しこんでゴール。

この4点目と同時に試合終了の笛がなり、結果的に4-0の大勝となりました。

もう一方の大宮vs磐田の試合がスコアレスドローだったため、得失点差で浦和がグループ1位になりました。今回の結果により、火曜日の磐田戦で引き分けでも1位通過となる可能性がでてきました(大宮が仙台相手に大勝すると得失点差で抜かれる可能性がある。)

もちろん今日の試合で勝利できたことが最も大事なことではあるのですが、今日チームでできたプレーの質の高さというものが物凄く重要であり、今年の浦和レッズユースが目指すサッカーができたことが見ていて嬉しかったですね。自信を持ってプレーすることで、パススピードも上がっていましたし、あれくらいのパススピードで攻撃を展開できれば、これまでに苦戦した相手にも勝つことができていたのにと思ったりもしましたよ。

後は、フィニッシュの部分で今日は決定的なチャンスでもう少し落ち着いて決められていたら、もっと得点できていたというくらい決めなければならないチャンスで決められなかったことが多かったのも事実ですので、これらはしっかり意識して治していく必要があると思います。1点で勝負が決まるような難しい試合では、今日なら許されるシュートミスも後悔の対象になってしまうのですから。

とにもかくにも、楽しい試合でした。次はもっと楽しい試合を見せてください!

自分達のプレーに自信を持って、今日の勢いをそのままぶつけていけば大丈夫です!全国大会は、実力と共に勢いも凄く大事ですからね。

楽しみにしています。

ではでは~!

 

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会2011/07/23 – 1次ラウンド第1日vs大宮アルディージャユース 1-1引き分け・・・自信を持ってやればOK

玉村町北部公園サッカー場2011年7月23日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

いよいよ夏の全国大会となるクラブユース選手権が開幕しました。まずは1次ラウンドのグループステージを突破するための戦いからスタートするわけですが、グループ1位と、2位の上位2位までが決勝トーナメント進出と言う過酷な条件のため、一つでも負けてしまうと厳しい状況になるというのがこの大会になります。

震災のために今年はJヴィレッジが使えないため、U18の大会の会場は群馬県の色々なサッカー場で開催。少し雰囲気が違う中での戦いとなります。

浦和レッズユースは、大宮アルディージャ、ベガルタ仙台、ジュビロ磐田と同組となり、初戦の今日は大宮アルディージャユースと玉村町北部公園サッカー場で対戦しました。

なんで、全国大会のグループステージで大宮とやらなければならないんだという気もしますが、組み合わせですから仕方ないですよね。

さて、試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に13番金野僚太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

プレミアリーグでのスタメンと前回の彩の国カップで手ごたえをつかんだメンバーを上手く組み合わせたようなスタメンになりました。

先日の台風の影響で昨日一昨日と涼しかったのですが、その流れで今日も比較的湿度は低めで風が通ると涼しいような気候でしたが、それでも日向はかなり暑かったことや、ピッチ状態も悪かったためにやややりにくい環境ではあったと思います。

まず、得点経過を簡単に書いてしまいますと、

ここ最近の試合と同じような、リズムを作るためのボランチの6番野崎雅也を経由するための仕掛けのパスを奪われてしまったところから始まったカウンターからディフェンスラインを突破されての失点。これが前半の8分。

そして、浦和の得点は後半終盤にPKを得て、そのPKを12番高田拓弥が決めて同点にしたゴール。

これにより結果は1-1の引き分けとなりました。

試合展開は、バランス重視と崩し所、中盤の6番野崎雅也や両サイドの経由役となる中盤の動きがやや足りないところで、リズムが作れないままに奪われてカウンターで浦和の左サイドを多く狙ってくる大宮、左サイドの11番堀田稜のサイドを使って攻撃をしかける回数が多かった浦和という構図ながら、浦和が攻撃を受ける際はカウンター気味に受けるために、ピンチの大きさとしては浦和の方が危ないシーンが多かったと言うしかないかもしれません。

右サイドの並びが13番金野僚太と20番新井純平になったことでオーバーラップを使っての攻撃の場面が多くみられるかと思いましたが、チームの中でバランス重視となっていたのかどうかは分かりませんが、前半に関してはオーバーラップがほとんどなく、このポジションをプレミアリーグから変えた意図というものが少しわかりにくい印象がありました。

サイドバックとサイドの連携というものは少なかったものの、左サイドに通った時には11番堀田稜が仕掛け、右サイドに通った時は13番金野僚太がためを作って中盤の選手を使うという場面も見られました。

ただ、前線の12番高田拓弥のところでおさまらなかったり中盤でテンポよく攻撃のリズムにつなげられないためんに後ろで回す場面が多くなってしまったり、攻撃が停滞することから、10番矢島慎也が個人技に余計に運動量を使わなくてはならないような、少し悪循環にもなっていました。

前半の終盤に、そのあたりをケアして6番野崎雅也がボランチよりも更に低い位置に下がってディフェンスラインに近いところでバランスを取りながら、サイドバックを使って攻撃しようとする意図は見られたのですが、思うようにはなかなか行かないようでしたが、それでも前半の終盤は攻撃のリズムが良くなり、同点に追いつけそうな場面もできつつ、終了。

後半に入っても、途中までは思うような形は作れてはいなかったと思いますが、前半の大宮のものすごい集中力が欠け始めたこともあり浦和が攻勢に出る場面も多くなってきました。

やや前線でボールを収めることには苦戦していた12番高田拓弥でしたが、サイドに近い距離に動いて20番新井純平の攻撃参加の起点になったり、自らでシュートを放ったり、前半に比べて得点に近づくための動きの質が上がってきました。

惜しい場面も作りながら0-1のまま試合が進み、後半20分に11番堀田稜に代えて21番関根貴大、13番金野僚太に代えて7番鈴木悠太が入り、この交代により右サイドでの攻撃にスピードが加わり相手ゴールを脅かす場面が増えて来ました。

7番鈴木悠太がいつものサイドに縦に攻め上がるパターン以外に中にドリブルで切れ込んでいくプレーを見せ、このような攻撃により相手の守備を混乱させることができていました。

後半30分に5番佐藤大介に代わり18番西袋裕太が投入され試合終盤は、相手が守備に重点を置いたこともありますが、浦和が攻めこむ、惜しくも決まらないという場面が何度もありながら、それでも決まらないままに時間が過ぎて行きます。

そんな中で、最後の最後にペナルティエリア内で倒されPKを獲得して同点へとなっていきました。

同点ゴールの後、12番高田拓弥のボレーシュートなど相手キーパーの好セーブがなければ得点になっているだろうというシュートもあったり、10番矢島慎也が前線でキープして攻撃につなげたり、少ない残り時間の中で逆転のチャンスもなかったわけではないと思います。

試合終盤に、最後の交代枠で14番繁田秀斗に代わり8番片慎吾が入ります。

交代枠を全て使い尽くし逆転ゴールを狙ったものの1-1の引き分けに終わりました。

負けたら、かなり厳しくなるグループステージで引き分けに持ち込んだことはかなり大きいです。

また、確かに失点につながってしまっていることが多いのは事実ですが、浦和がリズムを作るためのパス回しは、自信を持ってやり続けるしかないと思います。前に書いたかもしれませんが、できるなら自信を持ってやるしかない。それがだめかもと思ってできないならやり方を変えるしかないわけですから。

とにかく、自信を持ってやってください。中盤の距離感をもっと大切にしてみてください。そして、やはり右サイドバックに20番新井純平をスタメンで起用するのであれば、持ち味であるオーバーラップからの攻撃参加をチームの中で使うような意図をもっと出しても良いような気もします。

良いバランス、悪いバランス、この辺りの駆け引きができれば浦和のチームのリズムを大きく崩さずに相手に脅威となる攻撃を仕掛けるためのオプションに必ずなると思います。

ということで、今日の良かった時間帯を大切に思いだして、増やして残り2つはしっかり結果を出して上へ進みましょう!

明日の試合を楽しみに見させてもらいます!!

お疲れさまでした。

ではでは~!

 

 

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/06/12-第4節 vs横浜FCユース 2-2引き分け・・・スカウティングに負けないチームへ

レッズランド2011年6月12日

どうも、浦和サポブクメです☆

で、今日の試合の結果がどうだったの?全国決まったの?と気になる方のために最初に書いちゃいます。今日の試合が2-2の引き分けで勝点が10(得失+13)になりました。横浜FCユースが勝点8、ジェフユナイテッド千葉ユースがザスパ草津U18に5-1で勝ったようなので勝点が7(得失+10)になりました。横浜FCユースの最後の相手がここまで全敗の常総アイデンティなので、横浜FCユースが勝点11まで伸ばす可能性が高い。で、自動的に全国が決まるグループ2位以内になるにはどうすれば良いかというと、来週のジェフユナイテッド千葉ユース戦で1点差以内の負け以上の成績でOKとなります。1位通過するには勝つか、引き分けの場合は横浜FCユースが現在の浦和との得失点差の7を上回る勝ち方をしなければOKということになります。

そんな感じです。

では、試合の話に移ります。

今日の試合は、今のチームにとって非常に刺激になる難しい試合になりました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

となります。

前節と同じスタメンで臨みます。

ここまでバランス良い試合運びを続け、結果を残してきた浦和レッズユースにとって今日の試合は、ある意味今後引き締めるべき部分を考えるきっかけとなる展開や相手の試みを強く意識させられるものとなりました。

試合の入り方は、いつも通り落ち着いて入れたと思いますし、相手のフォワードに大きい選手がいるのは気にはなったものの、ロングフィードでサイドの選手がいきなり仕掛ける展開を作るなど相手に走らせるようなプレーができていました。

しかしながら、何か少し違うなと感じたのは、浦和の長所を徹底的に潰しにかかる相手のプレースタイルでした。高校サッカーのチームがとにかく運動量豊富にプレスをかけてくる試合はよくありますが、これに加えて狙いどころを絞り込んで賢くプレーしてくると言うと適当かと思います。

更に、相手の前線の大きい選手は思ったよりスピードがありポジショニングも上手い、組んでいたフォワードも裏を狙う動きが鋭くプレーが思い切り良く危険な雰囲気も持っていました。

見る側とすると、攻められないな~と言う印象ながらも、相手を消耗させるようなポゼッション力の高いプレーは浦和もできていたので、どこかで打開して得点してしまえば、相手の運動量も落ちてきていつも通りの展開になるかな~くらいで見ていました。

中盤は閉じられてしまうものの、サイドからの攻撃で仕掛けることは出来ていて、7番鈴木悠太の仕掛けからのシュートなども最初は出来ていましたし、ロングボールから26番大野将平がポストで落として11番堀田稜が仕掛けるとうい形もできていました。それでも、中盤の選手を経由してというところが、激しいプレスで減らされていたのは気になっていました。

浦和として運の悪い展開になってしまったのは、前半12分にペナルティエリアの外から相手選手が思いきりよく打って来たシュートがディフェンダーの足に当たってキーパーが届かないコースに飛んでしまっての失点。甘く見ていたわけではなく浦和もバランスよく守れてはいたものの、こういう形の失点で相手を勢いづかせてしまいましたね。

失点から立て直す失点後の時間に余裕を持ちすぎてのミスから更に失点をしてしまい前半15分の間に2点のビハインドを背負うという非常に苦しい展開になってしまいます。

今日の相手は、浦和のサッカーを物凄く研究してやってきているのが分かるものの、おそらく0-0の状況で試合が長く続いていれば、浦和のペースにもって行くことはできたと思いますが、この2点が相手に余裕を与えてしまい、更に浦和の長所を潰すプレーを徹底されてしまいます。

おそらく、前半の残りの時間では、激しいマークを受けながら、それでもかわして何度かチャンスを作っていた10番矢島慎也から26番大野将平に繋げたパスから持ち込んで放った惜しいシュート以外は、得点の可能性を感じさせるような惜しいシュートはなかったように思います。

後半に入ってもしばらくは同じような展開で進むものの、3番寄特直人がタイミングで攻撃参加を試みるなど、これまでの試合でなかった相手に研究されていないような試みも見られつつ、サイドからの攻撃で11番堀田稜や7番鈴木悠太がチャンスを作る場面も何度かありつつ、決定的な何かまではあと一歩という歯がゆい展開で10分ほどが経過した所で、11番堀田稜に代わり28番関根貴大が投入されます。

左サイドで独特のキープ力あるドリブルで28番関根貴大が人数をかけた激しいプレスを突破するシーンなどが出だし、徐々に浦和に得点のにおいがし始めます。更に、やはり浦和のボール回しや急な大きな展開やサイドからのスピードある攻撃に対応していた相手に疲れが出始め、対応できないために危ないファールが増えてくるのはいただけないのですが、10番矢島慎也は明らかに疲れてきた相手に対して効果的なプレーを増やしていきます。ドリブルの範囲もいつもより更に広くスペースを使って動くことで相手はついてこれません。

流れができ始めた所で20分に26番大野将平に代えて17番カドコダイ・アシカン、14番繁田秀斗に代えて8番片槙吾を投入します。

そして、30分にようやく28番関根貴大の見事なシュートで1点を返すことに成功します。

ここからは、浦和の圧倒的攻勢の時間になり、特に10番矢島慎也が前半の激しすぎるマークのイライラを晴らすかのごとく、ドリブルで仕掛けたり、惜しいシュートを放ちます。やや強引ながらも相手を完全に抜き去っていたこの時間帯のプレーは凄かったですね。そして、持ち込んで豪快なシュートを決めてついに2-2の同点に追いつきます。

同点ゴール以降も逆転すべく、10番矢島慎也のチャンスメークで何度もチャンスを作ります。17番カドコダイ・アシカンをおとりにしてゴール前に入り込んだ28番関根貴大へクロスボールを入れてヘディングシュートの流れを作ったり、7番鈴木悠太の決定的なチャンスを演出したりしたものの、惜しくも逆転ゴールは決まらず、相手の激しいマークで少し足を痛めていたこともあり、後半40分に18番西袋裕太と交代します。

ここから怒涛の攻めを見せる浦和でしたが、結局逆転まではとどかず試合は2-2で終了しました。

雑感としては、今年の浦和レッズユースは既に徹底研究されるレベルまで相手チームには警戒されるようになったんだな~と実感しつつ、全国レベルでも戦えるくらいの強さの浦和でも研究されるとまだまだ修正点も多いものだなという部分もありつつ、それでも浦和のサッカーに対応しようとすると相手の体力をかなり削れる(後半の相手の運動量の落ちっぷりを見て)んだな~とも感じつつ、色々考えましたね。

これはこの予選の最初の試合の時に書いたかもしれませんが、全国リーグで不動のセンターフォワードとなっていた高田拓弥が負傷して、大野将平にチャンスが来て、途中出場ながらカドコダイ・アシカンも出場機会を得てというセンターフォワードのバリュエーションを色々見ることができたものの、それぞれの持ち味は違うわけでして、その選手の特徴を活かした動きやパスを回りがもう少し意識(理解とも言える)してできて精度が高まると、物凄い武器になるな~と言う部分と、それぞれの選手も持ち味+他の選手の方が優れている部分に近づく努力をすることで、相手のスカウティングを上回れるんですよね。可能性を考えると、凄く楽しみになってしまうわけです。それぞれの選手にとってはポジション争いで大変なのにすみません・・・と言いつつ、やはり気を抜くとスタメンを奪われる状態に常にあるほうが成長はするので私はそういう見方をします。

結構難しいものです。点を取るのが仕事のフォワードでも、メンバー構成によってはチャンスメイクを多くする必要がベストになる場合もありますし、やはり前に3人置く戦術である限りは、ある程度は点を取ることをメインにやる選手と取らせることに意識強めにやるべき選手もいると思うんですよね。

そういう意味では、今日の試合やここ何試合かを見ていて、28番関根貴大のプレーというのは非常に分かりやすく良いと思います。サイドのポジションで出ることが多いですが、点を取りに行く時はシュートを打つために角度が難しくなりすぎないくらい中に近いところで仕掛けていきますし、一旦捌いた方が良いときは簡単にはたいて他の選手に渡して自分は得点を奪うための良いポジションを探して動く。ゴール前では判断が技術より勝るということの方が意外と多いですからね。

結果的に、この試合を通じて浦和の選手達としては、スカウティングの怖さと、逆にそこまで研究されても基本的には今のスタイルを貫けば相手を上回ることができるという手応えも掴んだのではないでしょうか?

後は、やはり試合の駆け引きにどれだけ強くなれるかが引き続きの課題になると思います。

さてさて、この試合の後に40分ハーフで練習試合が行われましたのでそちらにも触れさせていただきます。

この試合のスタメンは以下、

GK29番関口亮助、DFがセンターバックに2番今泉賢人と15番西袋裕太、左サイドバックに26番小坂慎太朗、右サイドバックに16番西澤秀平、MFがボランチに8番片槙吾、トップ下に11番中村駿介と25番岸伯富実、FWが左に13番長坂竜一、右に19番金野僚太、真ん中に17番カドコダイ・アシカン

となります。

練習試合仕様ということで、背番号が違っている選手もいます。横浜FC側は、もっと斬新なユニ違い、番号なしなど色々混ざっていました。

試合自体は1-1の引き分け。得点は17番カドコダイ・アシカンが裏に抜け出してのゴールでした。

凄く不思議だったのですが、先ほどの試合と比べてこの試合は、明らかに17番カドコダイ・アシカンの特徴を周りが生かそうというプレーが出来ており、ジュニアユース時代から慣れていると言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、センターバックからのロングフィードはサイドよりも真ん中の17番カドコダイ・アシカンに出す頻度が高く、周りも彼のポストプレーを受けやすい位置に動く。特に11番中村駿介は良い距離感でポストプレーを生かして攻撃を仕掛けられていました。周りが生かそうと動くと17番カドコダイ・アシカンはあれだけの動きができるのだと思うと、公式戦で出たときの伸びしろはまだまだあるなと今後に期待できるわけです。

また、右前線に入った19番金野僚太のプレーが印象的で、スピードがあるわけではないのですが、上がり方が絶妙で、サイドバックが上がり易いようなタメを作ったり、時にはペナルティエリア付近で得点に絡めるようなポジショニングに上手く入り込んで行く。サイドバックが攻撃を仕掛けるのが好きなタイプの選手だった場合には、非常に面白い右サイドが構成されるようなプレースタイルですね。

ここ何試合かは公式戦に絡めていない13番長坂竜一ですが、やるべきプレー、やって欲しいプレーはしっかりできていましたし、先ほどの試合ではベンチから外れていましたが、今日のような展開であれば、途中から出場していれば効果的な活躍が見られたのではないかと思ったりもします。

文章が長くなり過ぎそうなので、このくらいにしておきます。

なんというか、今日の試合に出場した選手や、周りで見ていた今後の出場を狙う選手がどのように感じてどのように今後に生かしていくかで、今のスタイルがどれだけスケールアップして行くか、楽しみで仕方がありません。

ということで、既にご存知の方も多いかと思いますが、浦和レッズユースからU17日本代表のワールドカップメンバーに新井純平が選ばれ、大会が18日からメキシコで開催されます。調子に乗って、ブクメは2週間ほどこの大会を観戦に行くことにしましたので、予選最終戦のジェフユナイテッド千葉戦と順位決定戦は見に行くことができません。

言いたいことは簡単で、見られなくて既に悔しいブクメを、更に悔しがらせるために今年も関東NO.1になっちゃってください。

グループ1位で通過すれば、駆け引きを学べる手強い相手と対戦することも出来ますし、今のチームの戦い方への自信を深めつつ、大きな経験を積むこともできます。楽しみにしています!

お疲れ様でした。

ではでは~!

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/06/05-第3節 vs千葉SC U18 6-1勝利・・・強さを証明

レッズランド2011年6月5日

どうも、浦和サポブクメです☆

午前中の関東U15リーグに続き、午後からは浦和レッズユースのクラブユース選手権予選になります。2週間前は、レッズランドからNACK5スタジアムへの自転車大移動があったのですが、今日はどちらもレッズランドということで、見る側としてはかなり楽でした。

ジュニアユースの試合の時は晴れて暑かったのですが天気予報では午後からの降水確率が50%となっていて、じわじわと雲が増えてユースの試合のころには曇りで湿気は凄いものの比較的涼しくてやりやすい気候になっていました。

ここまで、ザスパ草津U18と常総アイデンティU18を順当に下して2連勝。戦っているカテゴリを考えれば今日の千葉SC U18も格下になるわけですが、ご存知のように、浦和がいるグループでおそらく1位2位争いをする当面の相手となるであろう横浜FCとジェフユナイテッド千葉相手に引き分けという結果を出している千葉SCということで、思ったより強いかもしれないという警戒感と共に、この試合で勝てばまずグループ3位以内は確定(3位は絶対嫌ですがw)し、この千葉SCがやりにくそうな相手に2つ引き分けてくれたということで、勝点9まで伸ばしておくと残り2試合にプレッシャーを感じずに引き分けでもOKな展開に持ち込めるから是が非でも勝利して欲しいと思って試合を見させてもらいました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

となります。

昨日と同様のスターティングメンバーですね。

今の浦和レッズユースは、非常にバランスが良いので試合の入り方だけしっかりできれば大丈夫かな~という感じでスタート。試合開始から、前線の選手が激しいプレスをかけてくる、組織もしっかりしている、守備もバランスが良い、ということで、なるほど、まぐれではなく、結果を残せるチーム力というのはすぐに分かりました。

しかしながら、逆にそういう相手と対峙したことで、浦和レッズユースの今年の強さがより際立つような展開になっていきます。試合の入り方も問題なく、激しいプレスにも守備ラインが落ち着いて対応し、数分で浦和のペースに変わります。

浦和と同様にサイドからの攻撃を狙いながら、前線の選手が裏を狙ってくるような相手に対して、両サイドバックの5番佐藤大介と2番西山航平が、サイドからの攻撃を守備意識高く封じ込め、時折裏を狙ってくる攻撃には冷やりとさせられるものもありましたが、センターバックの3番寄特直人と4番小出啓太が落ち着いて対応していました。

浦和のペースになってからは、いわゆる浦和レッズユースの攻撃パターンが数多く見られます。6番野崎雅也がボランチの位置でバランスを取り、攻撃面では左の11番堀田稜、右の7番鈴木悠太がドリブルで仕掛ける。10番矢島慎也は常に良いポジションを取りながら、ドリブルで相手を翻弄しながら、チャンスでミドルシュート。流れと言う意味では、やや前の試合同様に動きに困るようなところも見られた26番大野将平でしたが、ボールが入るとテクニックの凄さを見せる。14番繁田秀斗も攻撃の部分で良い距離感で動きチャンスに絡みます。

様々な武器で攻撃を仕掛けながら、千葉SCも集中力高く守ってきてこじ開けるには工夫が必要かと思っていたら・・・26番大野将平が個人技であっさりゴール。見ていた位置から遠めだったのですが、ボールを受けて反転しながらディフェンダーをかわしてシュートしてたと思います。

既に浦和が試合をコントロールしている流れが出来ている中で、先制点も奪え、当然1点では危険なのはわかりつつも、やっているサッカーを見ていたら、これでも勝てると思えるくらい、レベルの高いサッカーをしていたと思います。

あっという間に前半が終了しました。

後半に入り、序盤は同点ゴールを狙っての千葉SCの攻勢の時間に当然の如くなるわけですが、数本ペナルティエリアの少し外でFKのチャンスを与えてしまったものの、問題なく集中して凌ぎきり、ここから見事な浦和の攻撃が始まります。

まず、中盤で14番繁田秀斗がパスを受け、裏に抜け出した26番大野将平にパスを送り、なんなく決めて2-0。更に、10番矢島慎也が6番野崎雅也にボールを預けて前線に走りテンポ良く再び10番矢島慎也へとパスを繋げ、強烈なシュートを放つとキーパーがキャッチできずに、ボールがこぼれたところを26番大野将平がつめてゴール。

大野将平のハットトリックで3-0とリード。

やっている試合内容を考えても、これで試合はほぼ決まり。3点目が入ったのが後半15分ですから、残りの30分を色々試すこともできるような望ましい展開となります。

守備意識の高かった2番西山航平も機を見て攻撃参加したり、5番佐藤大介もオーバーラップして攻撃参加する回数が増え、10番矢島慎也はドリブルでディフェンダー4人くらいを一気に抜き去ったり、色々凄かったです。

25分に2番西山航平に代わり18番西袋裕太が入ります。18番西袋裕太はセンターバックの位置に入り、4番小出啓太が右サイドバックの位置に入ります。

更に点を取りに行く姿勢から前掛かりになりつつ、守備の布陣が変わったことなどで1度右サイドのバランスが崩れた所を狙われて、1失点してしまい、3-1となります。ここは、もう少し誰かが声をかけてコントロールしておく必要があったのかと思います。

この後、後半30分に11番堀田稜に代わり28番関根貴大、7番鈴木悠太に代わり27番金野僚太が入ります。

交代早々に28番関根貴大が独特のリズムのドリブルで仕掛けるなど見せ場をいきなり作ります。

この後の追加点は少し不思議な流れから決まります。

サイドからのクロスに10番矢島慎也が飛びこんで合わせたと思ったら、スルー(?)してそのままボールが流れると横にいたディフェンダーが予期せぬスルーで処理しきれず手に当ててしまいPK。

このPKを10番矢島慎也が決めて4-1。

更に、セットプレーからの流れで右サイドから10番矢島慎也が上げた精度の高いクロスをファーのポジションから18番西袋裕太がヘッドで見事に決めて5-1。

後半40分に、10番矢島慎也に代えて8番片槙吾、26番大野将平に代えて17番カドコダイ・アシカンが入ります。

この試合最後のゴールは、17番カドコダイ・アシカンの特徴を上手く活かしてのゴールになります。

バックラインからのロングボールを17番カドコダイ・アシカンが高さを活かして競り勝って落とし、このボールにしっかり反応した28番関根貴大が、キーパーより先に反応したため相手キーパーが間に合わずに倒してしまいPK。

このPKを28番関根貴大が自ら決めて6-1。

結局、難しくなると思われた試合は逆に浦和の強さを見せ付ける結果となり6-1の大勝となりました。

比較的、攻撃の狙いが浦和に似ている相手に対して、その精度や全体のバランスや攻撃のバリュエーションにおいて浦和が上回ったことが大勝に繋がった要因かと思います。

これで3連勝で勝点9まで伸ばし、3位以内は確定。

もう一方の試合で横浜FCvsジェフユナイテッド千葉が2-1で横浜FCが勝利したということですので、来週の横浜FC戦で勝てば自力で1位通過が決まります。星勘定をすれば、今のままの勝点でもジェフユナイテッド千葉が次でザスパ草津と引き分ければ(ザスパ草津が勝つと勝点でザスパ草津に並ばれる可能性が残る)、2位以内(全国大会出場圏内)は決まるわけですが、せっかくですから勝って決めてください。

なんというか、総括すると、今日の試合は見ていてかなり楽しかったです。普通にやっているサッカーのレベルの高さを楽しませてもらったと言う感じです。よく書いていることですが、研究されることも考えて、更に更にチームを成熟させて、様々な選手の誰が出てもそれぞれの持ち味を発揮できるようなチームを今後も目指していってください。

お疲れ様でした。

ではでは~。

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/06/04-第2節 vs常総アイデンティ 7-0勝利・・・攻撃陣が満遍なく得点

レッズランド2011年6月4日

どうも、浦和サポブクメです☆

先週末は久々にユースは公式戦がなく(練習試合はあったようです)、迎えた6月第1週末は土日共にクラブユース選手権2次予選が行われます。比較的、対戦相手と対戦順で恵まれている浦和レッズユースは、初戦ザスパ草津U-18にしっかり勝利し、今日の常総アイデンティ戦と明日の千葉SC戦で連勝すればグループ2位以内で決まる全国へ向けてかなり気持ち楽な展開にすることができます。

今日の対戦相手は常総アイデンティになるわけですが、正直な所、格下の相手になりますので点差を付けての勝利と多くの選手が結果を出す(特にフォワードがしっかり点を取って勢いをつけるなど重要)必要のある試合です。

このところ、トップチームのトレーニングマッチで連日襲われている荒れた天候よりはましですが、この時期ですので晴れると暑い。今日は晴れて結構気温が高く湿気がある状態での試合でしたので2日連続ということを考えても大きな消耗も避けたい試合でもありました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

となります。

前回の試合から、キーパーが22番吉野雅大から1番三上綾太に代わり、センターバックが18番西袋裕太から4番小出啓太に代わっています。

予想通りというか、実力通りというか、前後半通して浦和ペースとなりました。また、やはり実力に差があることで逆に浦和がポゼッションをする上で予想外の相手の動きでリズムを作りにくいような印象もありました。

では、具体的な試合の話に移ります。

まず、最初のチャンスはセットプレーでの4番小出啓太のヘディングシュートから。

相手がレベルが高い場合には普段守備のバランスを重視する右サイドバックの2番西山航平や5番佐藤大介も高めのポジションで攻撃に参加することが多くなっていました。オーバーラップで攻撃参加と言うよりはセンターバックの2人とボランチの6番野崎雅也で十分守れるため、両サイドが高い位置でプレーすることができるという感じですね。

一方的に攻め込んでいながら、決まらないと思いつつ、11番堀田稜からのパスを受けた26番大野将平がきっちりと決め先制。見ている側とするとなかなか点が入らないと思っていつつ、7分での先制点だったので決して遅くはないですね。そのくらい押し込んでいました。

強引に攻め込むと言うよりは、いつも通りパスで組み立てながら丁寧に攻め込んでいくというイメージでした。

中盤の3人でパスを回しながら左サイドの11番堀田稜や7番鈴木悠太に繋げ攻め込み、時折、センターバックの位置から3番寄特直人や4番小出啓太が縦や横に大きな展開を見せると相手が全くつけない。高めの位置でサイドバックの2人も攻撃に参加する。点を取る迫力が少し足りないようにも見えつつも試合はしっかり支配していました。

先制点が入り、ここから立て続けに得点が入るかと思いつつ、最後のところで決めきれずという場面が続き、2点目が入ったのは先制点から20分後の27分。少し低めの位置で10番矢島慎也が右サイドの7番鈴木悠太にパスを通し、そのままサイドを駆け上がった7番鈴木悠太がグラウンダーの鋭いクロスを入れ、最後はパスを出した10番矢島慎也がゴール前に走りこんでゴール。見ていた位置から遠めでちょっと細かくは分かりにくかったのですが、密集した状態で14番繁田秀斗か誰かがディフェンダーをひきつけていたことで上手く10番矢島慎也まで届いたようにも見えました。

前半35分に26番大野将平に代わり、28番関根貴大が入ります。ポジションは同じくフォワードの真ん中になります。

前半残り10分の間に追加点は入らなかったものの、28番関根貴大の前線でのプレスの姿勢や、やや思うようには蹴れていなかったように思うものの、2本ほど枠を捉えたシュートを放つなどらしさを見せていました。

2-0で迎えた後半。スタートから14番繁田秀斗に代わり、8番片槙吾が入ります。

まず5分に10番矢島慎也がゴール。これで3-0とし、試合はほぼ決まり。

この試合、7番鈴木悠太の果敢な仕掛けや前半のアシストも良かったのですが、思うようにゴールが決まらず、シュートの場面ではやや運が悪いところもありつつ、この試合は得点を決められなかったのですが、そういう日もありますのでOK。

あとは、公式戦に出場しだした28番関根貴大やこの後登場するであろう控えのフォワード陣など攻撃の選手に得点を取ってもらいたいと思っていたら期待通りの展開が待っていたと言うか、良い感じに進んでくれました。もう、期待通りにです。

まず、23分のFKのチャンスに10番矢島慎也が蹴ったボールを28番関根貴大が頭で押し込んでゴール。決めたゴールが足ではなく頭でというのがまたなんとも良かったです。これで4-0。

その後25分に7番鈴木悠太に代わり17番カドコダイ・アシカン、10番矢島慎也に代えて24番中村駿介が入ります。

この交代で17番カドコダイ・アシカンがフォワードの真ん中の位置に入り、28番関根貴大が右サイドの位置に移ります。24番中村駿介はそのまま10番矢島慎也のトップ下の位置に入りました。

見ている側とすると17番カドコダイ・アシカンが入ったことで少し、高さを生かしたようなプレーにチームの戦い方が変えられると良いと思っていたのですが、基本的に戦い方は変わらず低めのパスで繋ぎながらロングパスはサイドへ、サイドの選手が切り込んでクロスまたはシュートという形のため、少し動きにくそうにも見えましたが、その展開でも良いチャンスが生まれます。

3番寄特直人からの右サイドへのロングパスを28番関根貴大が受け、切り込んでグラウンダーのクロス。そこに17番カドコダイ・アシカンが足で合わせるもディフェンダーの足に当たりゴール右に外れます。アシカンの得点の予感を感じつつ、30分に追加点が生まれます。このゴールは、6番野崎雅也からのパスを受けた11番堀田稜がしっかりコースを狙ってのゴール。これで5-0。

35分に5番佐藤大介に代わり15番今泉賢人が入ります。

15番今泉賢人はセンターバックの位置に入り、3番寄特直人が左サイドバックの位置に移ります。

先ほど、17番カドコダイ・アシカンの惜しかったチャンスと同様に、3番寄特直人から展開された右サイド28番関根貴大のクロスでゴールが生まれますが、このゴールは上手くゴール前に走りこんだ24番中村駿介。24番中村駿介も公式戦初ゴールだと思います。嬉しい攻撃陣のゴールです。これで6-0。

この試合最後のゴールは後半ロスタイム。この場面も28番関根貴大が右サイドを駆け上がってのアシストで、ここでゴール前に駆け込んだのは17番カドコダイ・アシカン。クロスボールをしっかり押し込みゴールを決めてくれました。

結果、7-0で快勝となりました。

ポゼッションで圧倒した浦和が、やや相手のペースに合わせてしまっていたことから、展開がゆっくりで迫力に欠ける部分もあったのですが、相手のプレスが余り激しくないこともありつつなので問題無しですね。

それにしても、28番関根貴大の動きは面白いですね。なんというか、この試合でも何度かあったのですが、来たパスなどでヨーイ、ドンッで相手ディフェンダーの方が先に追いつきそうだな~というタイミングで結果的には足の出し方(スピードではなく、タイミングだと思います)で勝って自分のものにしてしまっている。こういうプレーを見るたびにスゲーと思いながら、ディフェンダーはアフターでファールしてくる形になりやすいから怪我が怖いと思ってしまう部分もあるわけです。ということで、冗談ではなく本気で、その辺を考えると、こりゃ、サッカーだけど柔道の受身のように怪我をしない倒れ方をマスターしてもらわなければとか思ってしまうわけです。詳しくはないので、まったく根拠のない妄想ですがw

ということで、ポイントポイントで見ると前半で攻撃の場面では良い位置に10番矢島慎也がいるな~とか、高めにポジションを取っていても、ピンチの時の2番西山航平の守備意識とカバーの仕方はさすがだな~とか、セットプレーでは4番小出啓太が結構上手く競り勝つよな~とか(余裕がありすぎて胸トラップしてシュート外すとかありましたがw)、今年の浦和レッズユースの強さを感じさせる要素を見たり楽しんだりしたわけです。

そんなこんなで、明日の対戦相手の千葉SCがジェフユナイテッド千葉相手に引き分けたらしく、楽に勝てる相手ではないのかなという印象を全く試合を見ていないですが感じつつなので、今日のように相手のプレスや激しさがない試合を終えての次の試合ということで、少しリズムが狂いやすいかもしれませんが、しっかり引き締めて守備のミスで失点して相手に自信を持たせないように戦ってください。

連戦になりますのでしっかり休んで備えてください!

お疲れ様でした。

ではでは~。

日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/05/21-第1節 vsザスパ草津U-18 1-0勝利・・・個性とチーム

赤羽スポーツの森公園競技場2011年5月21日
レッズランド2011年5月21日

 どうも、浦和サポブクメです☆

クラブユース選手権の初戦が15時キックオフとややゆっくりめということで、今日は赤羽スポーツの森公園競技場で行われた大学サッカーの第1試合、早稲田大学vs神奈川大学の試合を見てから移動して、クラブユース選手権の関東2次予選のザスパ草津U-18戦を観戦してきました。

早稲田大学では、浦和レッズユース出身選手では昨年からレギュラーポジションを掴んでいる菅井順平(3年)と今年からレギュラーとして出場している山地翔(3年)の2人がこの試合もスタメン出場。ここに早く池西希(2年)も絡んできて欲しいです!試合は、早稲田が全体的に試合を支配していながら、やや攻撃の精度に欠け、そうなるかな~と思ってたらやっぱり0-0で終わりました。まだまだやりたいサッカーが出来るようになるのはこれからというイメージでした。

菅井順平は安定感ありました。比較的攻撃参加はしない右サイドバックながら、得点が奪えない所でタイミングで攻撃参加してました。いい感じです。山地翔はセンターバックで、まだドッシリとというプレーまでは行かないものの、ピンチの芽を摘んだりが良かったと思います。今後、セットプレーで高さを生かしてゴールなど決めそうな雰囲気もあったりなかったりでした。

第2試合の筑波大学の試合は見られなかったものの、ベンチ入りを果たした葺本啓太を眺めつつ、スタジアムを後にしました。第2試合も見ていた人から聞いたら、その葺本啓太が決勝ゴールを決めて勝利したとか。見たかった!大学選抜の候補に選ばれたり、かなり良い感じです!

さて、場所をレッズランドに移しまして、夏の全国大会への戦いとなるクラブユース選手権関東予選になります。5試合を戦いグループ上位2位以内に入れば全国が決まる戦いの第1戦。単純に対戦相手とカードの順番を考えると最初3試合を3連勝しておけるかが鍵で、それができればプレッシャーがかからない状態でやりにくそうな横浜FCの第4戦、ジェフユナイテッド千葉の第5戦と進められるような。見るほうは安易に計算してしまうものです。

でも、良く考えたら昨年のJユースカップのグループステージではザスパ草津U18相手には1勝1分と負けてはいないものの、すっきりと勝てていないんですよね。試合前に、そのことを指摘されて思い出し少し気を引き締めました。

さて、この試合のスタメンは以下、

GK22番吉野雅大、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

控え:8番片槙吾、17番カドコダイ・アシカン、20番新井純平、24番中村駿介、28番関根貴大、GKの控えは16番大石祐輝だったと思います。

プレミアリーグの尚志高校戦で肩を痛めた小出啓太、また高田拓弥も怪我とのことでこの2人がスタメン、ベンチからも外れています。小出啓太のポジションに18番西袋裕太、高田拓弥のポジションに26番大野将平が入っています。

試合開始でいきなりピンチ。これは、尚志高校との試合でもありましたが、相手が強いという意識が薄い試合にたびたび出てしまってます。これはダメです、次やったら3試合連続なので怒ります。

おそらく昨年の戦いで浦和レッズユースとの戦いに戦えるという手応えを持った流れで挑んできているザスパ草津なので、勢い良く来るだろうと思っていましたが、その通りに運動量多く、また守備のところで激しさを持って臨んできましたね。これに、まずはやられた感じでしょうか。

メンバーに多少の変化はあるものの、試合が落ち着きだすと中盤より後ろでバックラインと6番野崎雅也が絡んでパス回しをしながら、組み立てようとしつつザスパ草津もしっかり追いかけてくるので時々カットされて危ない場面も作られつつ、全体的には上手い具合に運動量を抑えつつ、ザスパ草津の選手を消耗させていくと言うイメージでしょうか。

攻撃面では、攻めているものの決定的な場面は作れないな~というイメージ。フォワードの真ん中の位置に入った26番大野将平ですが、激しく運動量を伴ってアップダウンしながら裏を狙うという高田拓弥とは違って、ゆったりとスペースを探しながら動いているという印象でスピード感は感じないものの、結構いいところに入っていたりすることもありつつ。

そんな上手いポジションに入ったところへパスがビシッと決まった15分のチャンスでしっかりゴールして先制。

先制はしたものの、なんか中盤でリズムがつかめないのかもという雰囲気を感じさせつつ、それでも試合は浦和ペースと言う感じで不思議な感覚を覚えつつ、淡々と展開されていきます。

前半は1-0で終了。

後半に入ると、ザスパ草津の点を取りに来る姿勢を受けてしまったのか、やや押し込まれそうになる展開になりつつ、それでもポイントポイントではやはり浦和。そんな感じで進んでいく。

とりあえず、この後の交代の流れをまずは書いてしまいます。

後半20分に26番大野将平に代えて17番カドコダイ・アシカン

後半25分に2番西山航平に代えて20番新井純平

後半40分に11番堀田稜に代えて28番関根貴大

後半45分に10番矢島慎也に代えて24番中村駿介

で、追加点はなく試合は1-0で終了となり、見る人によっては勝っただけだな~というイメージかも知れませんが、ブクメとしては見所満載で今後のことを考えると面白い要素が色々見られたと結構満足しています。

ポイントは、慣れたスタメンの選手と違った選手が入った時のもろもろなのですが、例えば右サイドバックで2番西山航平から20番新井純平に代わった場面。この交代でのメッセージを考えた時に右サイドバックからの攻撃参加の活性化もあるぞというポイント。守りきろうなら守備に安定感のある2番西山航平のままでOKのところを攻撃参加とコーチングでの活性化という点で特徴のある20番新井純平が入ったことで右サイドの攻撃も使おうとなるわけで、右前線の7番鈴木悠太としては、比較的自分が右サイドに張っている攻撃のスタイルを20番新井純平を走らせるスペースを作りながら絡むことで攻撃が活性化します。交代からすぐは、20番新井純平の上がるスペースを埋めてしまっていることもあったのですが、終盤の何回かあったプレーは見事でした。7番鈴木悠太がボールを受けて、20番新井純平がオーバーラップ、そこにシンプルにボールを預けて20番新井純平がクロスを上げる所までを演出。

このプレーを見せておいて、次には2度ほど20番新井純平のオーバーラップをおとりにしてディフェンダーをサイドに意識させておいて中のスペースに走りこんだ17番カドコダイ・アシカンにパスを通す場面(惜しくもオフサイドになりましたが・・。)

この7番鈴木悠太の選択肢は良かったです。これで、少なくともオーバーラップした選手を使うかもしれないし、そちらに気をとられると中のスペースに他の選手が入り込まれたらそこを使われるかもしれないし、本人がそのままドリブルで仕掛けてくるかもしれないという3パターンを相手のディフェンダーに意識させることができます。というか、できてました。

そして、本職がフォワード真ん中(とブクメが勝手に思っている)、12番高田拓弥、26番大野将平、17番カドコダイ・アシカンの3人を公式戦で見たことでそれぞれがやるべきことの最低限のことは共通していても、それぞれが持ち味が違うわけで、例えば少し前の試合での17番カドコダイ・アシカンのプレーを見ている時に、12番高田拓弥がやるようなプレーをすることに集中しすぎているように見えて、彼自身の持ち味を出すことが弱くなっているように感じていたのですが、今日の試合で途中から入った際のプレーを見ていると、最初は動きに戸惑っていたようにも見えましたが、終盤にやっていた高さを生かしたポストプレーという強みを存分に見せてくれていたのが嬉しかったですね。

収まることが分かるとボールが彼に入った時に他の選手が走りこみやすい。そういう状況ができてきていたと思います。17番カドコダイ・アシカンの頭での力強いポストプレーに24番中村駿介が受けて攻撃が展開された場面など良かったです。とにかく、こういうプレーをして欲しいのと、彼自身がもっと自分が持っているアドバンテージを知ってプレーできるようになると、更に迫力が増すことになります。

26番大野将平で言うと、淡々とプレーしながら好ポジションとテクニックで仕掛けるというところでしょうか。

あくまでピッチの外で見ている1サポの立場としての印象で書いているだけですが、これを他の選手が理解してプレーをその都度少し変えられることが、層の厚さに繋がるのではないかと思います。

バックラインの選手のロングフィードも試合ごとに精度を増していくわけですが、同じロングフィードでも18番西袋裕太が出すパスの弾道と3番寄特直人が出すパスの弾道って違うんですよね、とか。

後は、尚志高校との試合で11番堀田稜のゴールに繋がった、10番矢島慎也の11番堀田稜のスピードがあれば、ここでも届くよねと言わんばかりの足元ではなく、届けば一気にゴールに近づけるスペースへのパス、これに11番堀田稜が追いついてしまうという凄い場面が今日もありましたし、これも一つ。

あと、ほんとにワンポイントですが試合の途中で14番繁田秀斗が同じようなパススピードでパス回しがされているところで急に速い強いパスを通したパスの強弱をつけるとか、試合終了間際でもそんな急にスピードを上げた強いパスで24番中村駿介が抜け出した場面もそんな強弱で相手のディフェンダーが反応できていなかった。そんなプレーとか。

アベレージのプレーはどんな時でも崩さず、持ち味はしっかり出し、逆に他の選手の持ち味を理解してプレーする。これができると層の厚いチームになると思います。

そして、怪我から復帰した28番関根貴大。短い時間でしたが、そのプレースケールの大きさを見ていて楽しいと共に相手ディフェンダーがついていけずにアフターでタックルに行くような場面が見られるとドキドキもしつつでしたが、可能性の感じるプレー一つ一つを楽しませてもらいました。

そんなことを考えた試合でした。

様々な可能性を楽しめたと共に、そういうチームの層を厚くするための試合としてもっとスムーズに運ぶためには、試合の入り方への課題、先制点から追加点への決めてしまうスイッチの入れ方、相手の攻勢の時間帯の過ごし方など、今後どのようなメンバー構成になっても、誰かしらがコントロールして、そうできるようにならないと行けないとも思います。

今日ベンチ入りできなかったメンバーについても同じで、モチベーションを保つのは大変なのは分かりますが、自分がやるべきプレー、自分の持ち味をしっかりアピールできるよう常に心がけておいてくださいね。

ではでは~!