Jユースカップ3回戦 2019/10/27 浦和レッズユースvs名古屋グランパスU-18 2-4敗戦・・・Well Organizedを今後どう活かして壊して行くか

どうも、ブクメです☆

今回は、車で足を運んだこともあり、お酒は飲まずに17時くらいには自宅に戻れたものの(相変わらず、下道好きなので、部分的に下道選択したのでフルに高速道路を使うより、所要と大雨の影響でところどころ通行止めなどがあったりしましたので、想定外のダメージは受けつつですが、発見もあるようないつものパターンですw)、facebookページに写真をアップして、少し仕事をした後に力尽きて、どうやら眠り続けたようで気が付いたら朝になっていました。

若干先週は、タイトな日程になっており、火曜日~金曜日まで仕事でフィリピンに滞在して、その帰国日の成田空港で、大雨の影響でバス動かず、電車も限定的で異常な列になっている状況に遭遇するということになりました。

こういう状況に直面した時に、どれくらいのアイデアが浮かぶのか、行動ができるのかというところでは、良い経験になったかもということで、その辺を最初に書こうかなと思います(サッカーの話題だけと言う方は飛ばしてください、下がっていけば、段落で、わかるようにしています。そこまでは、読む方によっては、単なる雑談になるのでw)

まず、最初に書きたいのは、最近は、外国人観光客の方も増えていると言うことで、成田空港が大混雑している時にもかなり外国人率が高かったのですが、電車待ちの列、バス待ちの列、タクシー待ちの列など並ぶというポイントや、大声で係員に詰め寄るような場面が私が動いた範囲内では、ほとんど聴かれず、話をしている外国人からもよく「Well Organized」(整然としているとか、きちんとしているとか、組織的にしっかりしているとか、そんな感じの意味)と聴こえてきたことからも、外国で同じことが起こった時に想定できるカオス状態とは、全く違う状況になっていたのは確かだと思いますが、成田空港という羽田空港とは、まったく違った立地により、その周辺が大雨でダメージを受けたときには、本当に、周辺に住んでいるケースを除いては、移動を考えたときには、手詰まりになるなと実感したものです。

ちなみに、外国人は、よく日本のことをWell Organizedと褒める意味で使うことが多いですが、スポーツにおいては、この日本人が日常生活を日本で生きてきた場合に自然と身についてしまうこの要素が邪魔をすると考えることがよくあり、私は、この言葉を外国人から言われた時には、とりあえず、Thank youとは言うものの、褒められた言葉としては感じられないひねくれ者ですw

もちろん、この要素は必要になりますが、これが強いあまりに、これが身につきすぎたときに、それを壊して何かをしないといけない時に、その判断が他人任せになりがちというか。

それを外国にたびたび行くことで実感しているので、このブログでも良く書くのは、「若いうちに、とりあえず外国に出る(ツアーとかの団体行動ではなく、自発的な行動が求められる環境下であることが必須ですが)ことで大きく成長できる選手は多い」という部分で、何も物言わずに、列に並び続ける日本人に比べると、滞在先のホテルや取引先と思われるところに電話して、複数のアイデアを求めつつ自分で考えらえることを提案して助言を求めるような外国の方の電話での交渉をよく見かけました。

並ぶところだけで、列整理がうまく行っていないところで係員に怒鳴っていたり、気が付かずに横入りのような状態になってしまった方に、大声で怒鳴っているようなのは、実は日本人だったり。

私はと言うと、当初は、予定通りに成田空港に着ければ、坂戸方面行の最終バスに乗れるので、それで戻れば良く、それが無理なら電車かなくらいに思っていたところからのスタートで、今回の足止めを喰らったときに、とりあえずは、空港スタッフの方に状況を聞きつつ、まずは電車待ちの列に言われたとおりに並び、そうしたら、先ほど書いた怒鳴る日本人が後ろの方でなんか騒いでいるなと思ってもう少し落ち着いたらいいのにと思ったら、しばらくして、その割込みが私になっていたと言うことが分かったというオチだったのですが、この状況下で係員の対応に詰め寄ることがベストでもないので、その怒っている方に謝りつつ列を離れ(こういうケースでは、理由を丁寧に説明しても意味なく、相手が怒っている場合は素直に謝ってしまった方が早く相手が落ち着くケースが多いという私の経験上の行動)、一旦座って、次の行動を考える感じで、鉄道の列を冷静に見たら、もう異常な列の長さで並びなおしたら計算できないということで、全便中止の表示が出ていたバスの状況をネットで確認し、東京シティエアターミナル行きのバスが、動き出したという情報があったので、とりあえず、都心まで出れば、手段が広がるかなと言うことでバスの列に並びなおすことにし、並んでみたら、実は、ほとんど動いていないということがわかり、しばらく待ったものの、まったく列が動かないので、こちらも長蛇の列だったもののタクシー待ちをする流れを選びました(かなりお金がかかるのはわかっていても、とりあえず、身動き取れる場所まで動こうという選択、場合によっては、一生に一度の散財で自宅までタクシーで数万円使うことも考えつつ・・・。)

ここも、ほとんど列が動かないものの、もうここで揺らぐのはやめようと言うことでトータルで3時間ほど並び続け、タクシー自体は、ほとんど来ないものの、その時点で、空港の方が東京駅行きのバスを用意してくれて、最初の1台目で乗れたので、東京駅から始発に乗って帰宅と言う流れになりました。

まあ、タクシー会社に連絡してとか、そういうことをやれている方がタクシーの列から抜けて行っているように見えたのに、大混雑で電話予約対応はしてくれないだろうし、タクシー会社も大変だろうとか、考えて待つことを選んでしまうのが私の弱さで課題だと言うことは常々痛感していますし、外国の方と付き合ったりすると、その辺の行動力を良く求められるよなとか、思い出しましたw

ちょっと、動画の方を作るのは、明日とかになってしまうかもしれませんが、もっと色々考えたことがあるので話すと思いますw

こんな感じで、毎度のことですが、長文で試合と関係ないことを最初に長く書いているのは、日本人の強さと弱さ、そこに、例えば日曜日の試合でもそうですが、経験や性格だったり、様々な要素を加えた中で少しでも参考になればという要素があればと言うことで書いたり、今回の試合でも、試合時点での相手の強さと弱点の部分と、浦和の強さと弱さの部分で、色々な環境下や、努力や、もともとの性格かもしれませんが、強みと弱点が見え隠れするところがあったので、そういうところとつなげて書きたいなと思ったこともあります。

↓ここからが、直接試合に関わる話になって行きます。

vs名古屋グランパスU-18戦メンバーと交代は以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に6番清水楽人(後半スタート⇒34番工藤孝太)、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と27番山田奈央、MFが左に24番佐藤優斗(後半39分⇒19番成田安里)、右に15番松村大也(後半スタート⇒10番山中惇希)、真ん中に4番玉城大志と3番清水哲太(後半31分⇒16番根岸恵汰)、FWが左に9番波田祥太、右に17番盛嘉伊人(後半スタート⇒20番木下翼)

となります。

一緒に見ていた方と話す中で、私も大変納得したのは、キーパーのところで、このポジションに関しては、歴代浦和レッズのアカデミーの選手を見てきても、既に中学生くらいの段階で大人のような受け答えとプレーができるような選手も多く見てきましたが、今回の試合では、GK1番石塚悠汰がそれで、今シーズンは、スタメンとして出場するのは25番鈴木彩艶がほとんどでしたが、この大会のタイミングでアンダーカテゴリのワールドカップメンバーに選出されたと言うことで、不在。

で、やはり選手にとっては試合勘というのが必要で、公式戦の出場回数と言うところでは、準備が難しいとなるところでしたが、この難しい一戦で、スタートからコーチングも含めてほぼ完ぺきにコントロールして落ち着いたプレーができていた1番石塚悠汰が凄いなと言う感想でして、失点するまでの前半25分くらいまでの相手の良さを出させないチームとしての試合運びの中の大きな軸になっていたのは言うまでもありません。こういう選手は、先ほどのような想定外のトラブルが起こった時でも、冷静に対処できるだろうなとつなげてしまうところがあるわけです。

そして、私個人的には、特に0-3というビハインドから追う展開になった後半に激しい追い上げを見せる展開の中で、当然、攻撃に比重をかけているところなので、奪われた時には、守備の人数が足りないという状況になりやすい中で、プレーもそうですし、かけていた声でも、プレーする選手も、もちろん、応援する私たちも、行け行けとなっていたところで、冷静になるような声をかけていて、その声掛けが、「お前ら冷静になれよ!」ではなくて、本人も落ち着いた感じで自然と発せられていたのが凄いなとなるわけです。

この辺が、相手と違うところ(相手の攻撃は強かったものの、失点し始めたときに、相手キーパーが、必死に落ち着くような声をかけていたものの、バランスが崩れたままだったところと比べて)だったのかなと思います。

ただ、逆に言えば、先ほど挙げたWell Organizedのところが、体制が変わるまでの、ここ数年の浦和レッズユースの良いようで足かせにもなってきた、Too much(過剰)な要素が染みついてしまっているところと、それを壊して行く途上のところでの脆さも出てしまったのかなと感じたのもこの試合にはなりました。

切り取って見てみれば、相手の攻撃力をリスペクトした中での試合の入りで、いわゆる、2回戦と逆(2回戦は、カマタマーレ讃岐U-18が浦和の攻撃をリスペクトしてしっかり守ることを重視したスタートをする選択をした)になる中で、だからと言って、ただ守るだけではなく、狙える時には点を狙いに行くという方針で戦っていたと思いますが、やはり、しっかり守る要素の中で、それによって相手が明らかに、夏の戦いと比べると、おかしくなっているという隙がこの試合でも、浦和の良い戦い方によって見えてきたところで、そこを突こうという試みが、悪く言うと、チームとして一貫した動きになっていなかったようにも感じられたわけです。

前半0-0の戦いで、後半に圧倒する時間を作って、そこで得点を奪って勝利するという流れに、勝利するとすれば、なって行くかなとも感じられた中で、そのプランが崩れるような相手の見事なゴールで失点してから、立て続けに失点を重ねたというところが、チームとしてのイメージしていたプランが崩れたところからの前半の間での立て直しが利かなかったことがこの試合の結果を左右したところでもあるのかなと感じられるところもあります(ただ、よくわかりませんが、前半は0で後半勝負と言う指示になっていたわけではないですよね、きっと?試合の流れを読んで、9番波田祥太の強さを生かしながら、そこから生まれるチャンスで得点もしっかり狙うようなプレーが求められていたように、ベンチから聞こえた声からは読み取れましたので。)

前半に相手のリズムを崩すことに成功していた中で、では浦和の攻撃の際に浦和側が、そのチャンスを連動した形で実行できていたかと言うと、例えば、前半11分に27番山田奈央から9番波田祥太へのロングフィードが良い形で通った時に、そこで全体の攻撃のスイッチが入るのが遅く、せっかく競る形でこぼれ球を近い位置で味方が反応できていれば、大きなチャンスにつながりそうな場面で、9番波田祥太に近い位置に走りこむ選手がおらず、簡単に開いてボールになってしまった場面や、同様に、前半31分にも0-1と1点ビハインドの状況であったにも関わらず、同じように27番山田奈央からカウンターでの攻撃がスタートするというところでも、全体の動き出しが遅く、チャンスにならなかった場面は、気になりました。

全体的に守備的で戦う時間を覚悟して入っている前半であれば、攻撃のスイッチを入れるタイミングでの味方同士の動きの質と、たびたび書いているように、相手が攻撃的なチームであっても、後半など疲労が蓄積してくる時間帯ではない前半に、わかりやすい形での突破でそう簡単に抜かせてくれるわけではないのに、例えばサイドの高い位置の選手に長いパスが通った時に、味方のフォローがなく、相手も、この選手の突破だけ抑えれば良いという状況になることも多かったように感じます。

もちろん、突破力のある選手が、そこを1枚はがせるような技を磨くことで解決していくところでもありますが、Well Organizedの国ですからね日本は。特に守備面では。

やはり、駆け引きは必要で、その駆け引きに複数の選手が絡んでの連動は不可欠かと思います。

失点をしてからにはなりますが、前半でも2点を追いかける前半34分に17番盛嘉伊人から左の24番佐藤優斗へ繋がり、突破を仕掛ける中で左サイドバックの位置から6番清水楽人がペナルティエリア付近まで走りこんでいて、折り返しからダイレクトでシュートを狙った場面のように(もちろん、相手のサイドからの攻撃が、前回同様に鋭くてケアするのが大変だったということはありますが)、攻撃の際にはせめてボールを持っている選手の近くで動き、相手ディフェンダーの意識を分散させるような動きが必要で、これによって、より突破の可能性が広がり、更に、ダイレクトで狙うことで、相手が予測する時間も与えずに攻撃ができますよね。

あとは、少し戻りますが前半6分に6番清水楽人がサイドバックの位置から前線の9番波田祥太に長いパスを出し、近い位置に17番盛嘉伊人が入っている状況で、ポストプレーから繋がって、素早く右サイドを駆け上がる8番冨田蓮に繋げての攻撃は良かったですが、こういう距離感よく味方の特徴も活かしながらの攻撃と言うのは、前半はやはり少なかったと思います(もちろん、相手の攻撃のケアに意識がつよかったことはありますが。くどいかw)

プラン通りの展開ではなく0-3を追いかけるという展開だったからということもありますが、後半はスタートから3枚交代し、局面での攻撃のスイッチと言うよりは、チームとして攻撃にスイッチを入れ続けるしかない状況下で、実際に交代で入った20番木下翼が距離感も考えながら、攻撃に多く絡む形や、10番山中惇希が、相手ディフェンダーを2枚くらいのディフェンスであれば、ほとんどの局面で抜き去ることができていたことで、相手をかく乱し、それによって全体の攻撃の動きも活性化された中で、後半9分に相手ハンドを誘いPKを獲得し、これを3番清水哲太がしっかり決めて1-3とすると、ここ数試合の数字を見ていても失点が増えているので、失点したら綻びが見えるだろうなと感じていた通り(実は思っていた以上に相手がバタバタしだしていた)、バランスが崩れ、浦和が支配する時間が続き、後半9分には9番波田祥太からの折り返しに20番木下翼が合わせて惜しいシュートを放ち、後半12分には、10番山中惇希の右からの突破からの折り返しの流れで混戦状態の中、4番玉城大志がシュートを狙い、ディフェンダーに当たりこぼれたところを再びシュートをねらう場面を作ったり、後半14分にはコーナーキックのチャンスから34番工藤孝太が惜しいヘディングシュートを放ち、単純なサイドチェンジでも、通ればより大きなチャンスにつながるような場所を選んだパスの狙いも見え、後半17分には、20番木下翼が真ん中で受け、左の24番佐藤優斗につながると、持ち込んでクロスを上げ、9番波田祥太がヘッドで合わせるなどなど、よりゴールに近いチャンスがかなり増えていきます。

攻撃にかかった形で、守備を見てみると、もちろん相手は、カウンターを狙うような形で来るものの、この時間帯は守備に関しても、対人でというよりは、相手の攻撃の起点になりそうなところを4番玉城大志やバックラインのところで摘んでいくプレーの質も高く、これにより、相手がペースを取り戻す隙を与えることもなく時間が進みます。

ただ、決定機のところで、決めきれないところも増えてきたところで、やや相手が落ち着いてくる状況になりかけていたところでしたが、後半24分にコーナーキックからの流れで、こぼれ球を34番工藤孝太が豪快に蹴りこみ、ついに2-3と1点差まで詰め寄ります。

その後も、後半30分の10番山中惇希の突破からの折り返しを9番波田祥太が合わせて僅かに枠をそれるシュートや、後半32分には、再び10番山中惇希の突破からのクロスに対して下がりながらも20番木下翼が良いコースへのヘディングシュートを放ちます(ここは、相手キーパーがなんとかはじき出し、コーナーキックを獲得と言う流れになりました。)

猛攻を続けながらも、同点ゴールまでが遠く、決めきれないところで相手も落ち着きを取り戻した中で、後半37分に相手に追加点を許してしまい、2-4とされ、その後もあきらめずに攻撃するも、及ばず敗戦となりました。

結果的には、おそらく中立で観戦した方にとっては、わかりやすく面白い展開になったと言える試合にはなりました。

ただ、浦和レッズユースを応援する側からすると、もちろん、前半の相手の良さを出させなかった時間と、後半の猛攻は素晴らしかったですが、同時に、これまで抱えてきた課題と既に持っていた強みを見せてもらえた一方で、同じような課題がこの試合でも出てしまったかなという印象が残りました。

ただ、わかりやすい課題である一方で、染みついてきたものを取り払う難しさと言うものも同時に感じるところもあり、私は、よくこの表現を使ってしまうのですが、今後は、 「壊す」勇気をどれだけ選手が持って取り組んでいけるかが本当に本当に重要になってくると思います。

大会で言えば、2つの今年の全国大会は終了し、リーグ戦で言えば、高円宮杯プレミアリーグは、可能性のところだけ言えば、逆転優勝の可能性はあるものの、現実的には、かなり厳しい状態ですし、順位は4位でも降格の可能性もある…とは言っても、下のチーム同士の試合も残されていますし、残り3試合で逆転で降格になる可能性も他チームの対戦カードも考慮すれば、ほとんどないようにも見えます。

それだけに、チームとして今シーズン向かうところが定めにくい状況にはなってしまいますが、浦和レッズユースの選手としての時間は、残り少ないですが、3年生にとってはサッカー選手としての将来のためにも、そして、浦和レッズユースの選手としては、来年以降の戦いへ向けて、2年生1年生にとっても、今シーズンの残りのプレミアリーグ3試合と、次戦が開催されるまでの約1か月で、今ある課題(刷り込まれてしまっている意識で取り払われなくてはならないところも含めて)に対して、どれだけ話し合って取り組んでいけるかが重要になってくると思います。

外国の選手には羨ましがられる日本で小さいころから生活することで自然と身につきやすいある意味文化にもなってしまっているOrganizedの要素と、それによって、邪魔されやすい、個々の特徴が伸ばされにくい土壌。色々刷り込まれてきたことが、サッカーにも起こりやすい環境下で、新しい体制下で、数か月で、完全に変わっていけるかは難しいところですが、現体制化で伝えられることをしっかりと考えて個々の選手が変えるべきところに関しては、真摯に取り組んで、今シーズンの残りの試合を含めて取り組んでもらい、実際に足を運べた試合で、その変化を見らえることを楽しみにしていますね。

大変大変文章が長くなってしまいました。

ではでは。

浦和レッズユースvs名古屋グランパスU-18の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

動画追加しました。↓

Jユースカップ2回戦 2019/10/20 浦和レッズユースvsカマタマーレ讃岐U-18 1-0勝利・・・からの、ジュニアユース2-2引分けをまとめて書きたい流れ

どうも、ブクメです☆

トップチームの苦しさとは違う方面の話ですということを最初に書いておきますが、今回の台風による洪水の被害を最も受けているのは、浦和レッズの場合は、レッズランドを主に練習場所として使用しているレディースだったり、同じく練習や試合でも多く使用している育成のカテゴリが該当しますよね。

水は収まっても、被害が大きく当面の間の使用ができなくなったレッズランドで開催が予定されていた、浦和レッズユースのJユースカップ2回戦と浦和レッズジュニアユースの関東U15リーグの2試合が、駒場スタジアムサブグラウンドに変更されて開催されました。まあ、観戦する側からしたら、この会場が決まった瞬間に「金網デスマッチ」という言葉が飛び交っていたように、金網越しからの観戦となる非常に見辛い環境にはなるものの、今回は、ユースからのジュニアユースのダブル公式戦開催と言う流れの中で、結果的には、不便な環境をプラスに持って行く流れになったのかなと思われる場面も多く、育成カテゴリ一丸みたいな、試合からの応援、応援からの試合という状況でテンションが上がるような場面も見せてもらえました。

最近、ジュニアユースの試合自体に足を運ぶ回数がかなり減ってしまっていることもあり、友達から話は聞くものの、勝敗や順位表からくらいしかチーム状況が把握できない状況ということで、試合は観戦することは決めていましたが、どのようにブログに残そうかは若干迷っていましたが、迷いなく、今回は日曜日のユースからジュニアユースの流れで1つのブログで書くことを決める流れを育成の選手たちが作ってくれましたと言うことで、その辺りは、後ほど触れていきます。

そして、先週に引き続き、急な会場変更のため、駒場スタジアムの駐車場が使えないと言うことで、以前、こういうスタジアム駐車場が使えない流れからの、周辺のコインパーキングも根こそぎ満車でさまよった経験を考慮して、電車で足を運びました・・・で、これも先週と同じ流れで、試合後に飲んでしまったため、ブログは翌日月曜日に書いています。

今回は、1日置いたからという気持ちの変化もなく、昨日書いてもこうだろうなという文章になっています。

では、試合の話に移っていきますね。

金網デスマッチお馴染みの写真を撮る際の救世主的な横に長い隙間からの写真を載せつつw

vsカマタマーレ讃岐U-18戦メンバーと交代は以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に12番福島竜弥、右に8番冨田蓮、センターバックに34番工藤孝太と21番南濵優大(後半35分⇒27番山田奈央)、MFが左に22番奥山圭介(後半28分⇒29番伊澤壮平)、右に15番松村大也(後半スタート⇒20番木下翼)、真ん中に4番玉城大志と16番根岸恵汰(後半19分⇒35番島垣翔)、FWが左に9番波田祥太(後半24分⇒19番成田安里)、右に17番盛嘉伊人

となります。

試合前に会場にいた方にいただいた情報では、体調不良の選手や、学校行事(とはちょっと違うのですが、そういう表現にします)、あとは、U17ワールドカップもありますが、そのような理由で数選手が出場できない状況は、あると言うことですが、ノックアウト方式の大会で同じ関東圏のチームでない場合は、相手のこともそこまで多くの情報は得られませんし、単純にカテゴリなどで考えれば、問題なく勝利できる相手だとしても、通常は、新しい戦力も試したいという状況下でも、負けたら終わりと言うことが枷になることもありますし、お偉いさまの姿が見えたことも(これは、影響しているとか言ってはだめかw)ありつつですが、それでも、前回のプレミアリーグで出場した1年生の29番伊澤壮平が引き続き控えに入り、更にこの試合では、35番島垣翔も控えに入り、実際に後半から出場しています。

また、バックラインには、久しぶりに21番南濵優大がセンターバックに入りました。

試合開始から、浦和が支配する状況になり、多くのチャンスを作り出し、相手の反撃もバックラインが安定して跳ね返す感じで、試合展開の話としては、ほとんど浦和の攻撃、時々相手の反撃は守備陣がなんなく跳ね返すという構図で説明できてしまうものの、最終スコアの1-0勝利という数字が物語るように、相手の守備が非常に硬く、特にサイド攻撃に対しての守備は、かなりの硬さになっていました。相手の9番の選手が、攻撃の際は、前線に入るような形ですが、守備の時には気が付けばサイドバックの1枚となって、浦和のサイド攻撃を塞ぐ役割をしているプレーが印象的でしたし、これによりかなり、苦しめられていたのも事実です。

寄せの速さに、人数のかけかた、パスコースの消し方など上手い中で体格的にも良い選手が相手には揃っているなと一見してわかるようなところで、その相手を崩し切ることがなかなかできません。これを破壊する役割として、結果的に、決勝ゴールを奪ってくれた9番波田祥太が絡んだところでのチャンスが多くなる試合で、おそらく特に前半では、複数放ったシュートのほとんどが9番波田祥太だったと思います。

そのいくつかを挙げると、前半11分にペナルティエリア付近で相手のディフェンダーにプレッシャーをかけられながらもキープしてシュートまで持ち込む場面を作ったり、前半12分には、12番福島竜弥の左からのクロスに相手ディフェンダーと競り合う形になりながらも競り勝ってヘディングシュートを放った場面、前半28分のコーナーキックのチャンスで34番工藤孝太が競り、17番盛嘉伊人に繋げると、ペナルティエリア外からシュートを放ち、これがこぼれたところを9番波田祥太が詰めるも、ここは、ファールの判定。

前半42分には、22番奥山圭介が相手ディフェンダーに潰されかけるも粘り強くキープして9番波田祥太に繋げて、枠を捉えたシュートを放つも、ここは、相手キーパーの好セーブで弾かれます。

前半終了間際にも、9番波田祥太がシュートを放つも、ここはクロスバーでゴールならず。

・・・と、シュートの狙いと言うところでは、先ほどの17番盛嘉伊人のシュートと、前半44分のコーナーキックのチャンスでの34番工藤孝太のヘディングシュート、前半終了間際の22番奥山圭介の枠は捉えられなかったものの惜しかったダイレクトシュートとそれ以外は、ほとんど9番波田祥太のシュートとなりました。

あとは、試みと言うところでは、比較的攻撃が左サイドの12番福島竜弥の攻撃参加に偏るところはあったものの、両サイドのケアが早い中で色々な試みを加えて、いわゆる腐らずに繰り返した中で大きなチャンスにつながった場面もありました。前半36分には、激しい守備に苦しめられて思うようなプレーができなかった中でしたが、15番松村大也の右サイドからの抜け出しで、かなり良い形での良い軌道でのクロスが上げられた場面もありました。

確かに体格自体が大きい選手が多かった相手で守備意識も高く、シュートコースもなかなか開けてくれないという状況ではありましたが、もう少しミドルシュートなど狙っても良かったかなとは思います。

この試合では、22番奥山圭介と17番盛嘉伊人がどちらもスタメンでプレーしていて、隙間が少ない中でのスペースへの動きや、その隙間を抜くようなパスの試みも崩すためには必要だなと思って見ていましたが、思うようにできない場面が多いようにも見られましたが、前半15分あたりの22番奥山圭介が狭い相手ディフェンダーがコースを消そうとしている間を通すパスで裏に走る選手に繋げてチャンスになり、自らも前線に上がっていくような場面が見られました。体格差がある相手との対峙が多かったものの、粘り強さや、しっかり体を入れてファールをもらうことなどもできていたと思います(それでもらったファールからの16番根岸恵汰の早いリスタートからのチャンスもありました。)

前半0-0と浦和が攻める回数が大変多かったものの得点は決めきれず、相手の体格や競り合いの強さを考えると、逆に相手がセットプレーを獲得すると、怖いかなと言う少しだけ嫌な予感もありつつ、そして、浦和が先制した後に相手が守備的な形から点を取る形に切り替えたときにどうなってくるのかも気になりつつの後半です。

後半スタートから20番木下翼が右サイドに入り、相手の守備の硬さも想定した上での試みが見ていた位置からは特に近いサイドでのプレーが多かったので、まあ、楽しんでしまいました。

2枚が寄せて3枚目も来てドリブルのコースを消されてパスやクロスのコースも上げるとしてとしても限定されてしまうような守備をしてくる中で、縦に行くと見せかけて横に入って行ってそこからさらに切り込んで仕掛けるドリブルや、相手2枚が寄せている時に仕掛けて引っかかる場面もある中で、無理に仕掛けない場面も加えつつ、相手が1枚の時には迷わず1枚はがしに行って大きなチャンスを作り出す。近くで見られると色々見られますw

で、前半に比べると、間に入っても足元狙いが多くて摘まれていた場面も多かったところで、スペースに動きながらもらう動きで相手の組織的な守備をかき回す場面も増えます。例えば、後半6分には、16番根岸恵汰が相手ディフェンダーの間へグラウンダーの強めのパスを通し、最初はそのスペースに入ってなかった17番盛嘉伊人が動きながらそのスペースでパスを受けて、これにより相手の守備の対応が遅れたところでドリブルで仕掛け折り返しを22番奥山圭介がシュートを狙うような場面ですね。

前半の9番波田祥太の力強いプレーは継続されつつ上記のような要素が加わってきたことで、より幅の広がった形でのチャンスも後半は増えていきます。

後半10分には、20番木下翼がドリブルで深くまで持ち上がり、折り返しをいったんはディフェンダーにクリアされるも、そのクリアボールを16番根岸恵汰がシュートという形を作ります。

後半12分には、コーナーキックのチャンスで9番波田祥太がニアに走りこんでコースを変えるシュート(女子ワールドカップの澤穂希のようなシュートと言うとわかりやすいやつ)で、枠を捉えるもここは、相手キーパーの好セーブで防がれます。

後半13分に20番木下翼が持ち込んで惜しいシュートを放ちます。

後半16分には、右サイドからの攻撃で20番木下翼が相手ディフェンダー2枚が寄せてくるところで、縦に行くと見せかけて横にドリブルで仕掛け2枚をはがす形で持ち込んで走りこむ9番波田祥太に繋げてゴールに迫る惜しい形を作ります。

そして、ようやく相手の守備を崩す(というか壊す、というか破壊する?)場面を作ります。この時間チャンスがかなり増えていたので、一つ前に書いた流れで決めたのか、その直後にもチャンスを作ってからのゴールなのかは、忘れたのですが、9番波田祥太がペナルティエリア内でシュートを放ち、おそらくディフェンダーによって跳ね返ったボールを再びシュートを放ち、これが、見事にゴールとなり、ようやく1-0とリードを奪うことに成功します。

守備の硬いチームから得点を取るのがこれだけ難しいのかと言うことと、そういう相手から奪うときは、とにかく狙って、跳ね返されても再び狙って、逆に密集していて難しいところをついて決めるとか、そういうところまで考えた9番波田祥太の姿勢が実ったゴールでしたね。そうなんですよね。こういうプレーでゴールを奪われることによって、相手の守備組織も乱れてくることもありますからね。

で、リードはしたものの1点差で30分ほど残る中で、相手も点を取りに来るためにプレースタイルを変えてくるであろうところで、攻めた交代を次々としてきたこの試合です。

特に、このような場面で初のAチームの公式戦出場となった35番島垣翔(後半19分投入)は、最初はやや硬いかなと思う場面も多かったものの、しっかり30分をプレーし、先週に引き続き29番伊澤壮平も後半28分に投入、そして、残り10分のところで、27番山田奈央が投入され、相手は1点をがむしゃらに取りに来るであろうという時間帯にセンターバックも交代もありました。

もちろん、疲労度などが考慮されているのかなと言うところもありましたが、なかなか攻めた交代とも言えますよね。

で、結果的に、相手の反撃もしのぎ切って1-0で勝ち切ってくれました。私は、これで良いと思いますし、仮にそこから追いつかれたらどうするという声も出るかもしれませんが、追いつかれた選手が頑張ってまた点を取れば良いわけでして、そこは育成ですから、私たちもそこを覚悟して毎回応援するで良いと思います。

ということで、2回戦から出場の浦和レッズは、クラブユース選手権は、この試合が初戦となったわけですが、その難しいタイプの相手に対してしっかり勝利してくたという試合でした。

逆に言えば、3回戦でやはり対戦することになった名古屋グランパスU-18を来週に控えることを考えると、今回の試合が気の抜けるような大勝にならなかったことは、良かったとも言えます。

夏の悔しさをまず晴らすために、そして、Jユースカップで頂点まで突き進むために乗り越える難敵をしっかり乗り越えるところを見届けさせてもらうのを楽しみにしています!

ではでは・・・とは、なりません。この後のジュニアユースの試合に続いていきます。

細かいことは書かずに、出場メンバーと流れだけまず書き、どうして、1つに繋げたのかを書いていきます。

vs湘南ベルマーレジュニアユース戦のスタメンと交代は以下、

GK1番木村航大、DFが左に6番水倉慧(後半スタート⇒24番山野悠)、右に2番齋藤駿(後半21分⇒12番石川真稀)、真ん中に22番青柳仰(後半6分⇒3番滝瀬健太郎)と17番都築駿太、中盤が、左に7番萩元雅樹、右に40番阿部水帆、真ん中に4番大當泰生と10番新城愛斗、FWが28番志田出帆(前半32分⇒11番稲垣篤志)と9番西田春斗

となります。

最近は、日程的にかぶっていない時には、ユースの公式戦をジュニアユースの選手が応援するという光景も良く見られる中で、先週のプレミアリーグの大宮アルディージャU-18戦の時もジュニアユースの選手が浦和レッズのチャントで応援する光景が見られましたが、今回は、その逆のパターンを始めて見ることになりました。

で、アイキャッチ(最初にタイトルの横に表示されている写真)が、実はユースの試合の写真じゃないことに気が付いた方、さすがです。

アイキャッチの画像の方向で、選手がいない状況で、金網の奥が見える写真だと以下のような感じです。

そうなんです。この写真の黒い服装の集団がユースの選手なんですね。今回は、ジュニアユースの試合をユースの選手が応援するという構図になっていて、前半は、スタンドに座って見ていたのですが、後半になるといわゆるゴール裏的な位置取りに集まって、浦和レッズのチャントを始めたんですね。

これがなかなかの迫力でして、試合自体は、最初は、見るからに相手の湘南ベルマーレU-15の方が体格の良い選手が多くて、フィジカル的にも、あとは、ゴールに向かう姿勢のところでも明らかに浦和が負けているように見えてしまう展開の中で、では、きれいな崩しやパス回しで打開しようとできているかと言うと、それもできていない状況で、更に不運にも開始早々にペナルティエリア内でハンドの判定を取られてしまいPKで失点し、更に追加点を決められて0-2にされて後半に臨むという展開になっていました。

試合展開がそうなっていたこともあり、「フィジカルが」という話に周りではなりがちでしたし、私も、確かに体格差があるなと感じてしまっていたところがあったのも事実です。

もちろん、前半32分に11番稲垣篤志が投入されてから、彼のゴールに向かうプレーで劣勢の雰囲気から変わっていく兆候は見えていたものの、それに加えての後半のユースの選手の野太い声(良い意味です)での力強いチャントが始まり、これが明らかにジュニアユースの選手の背中を押していたんですよね。

で前半は気にしてしまわざるを得なかった体格差が関係ないくらいに、全ての選手が球際のプレーとか接触を恐れずに戦うプレーができるようになっていたのは確かで、気が付けば、相手を圧倒するような動きも増えていったわけです。

ゴールへの意識もチームとして明らかに高まった中での後半30分の11番稲垣篤志の強烈なミドルシュートで1-2とし、その直後の後半31分には、10番新城愛斗のアウトにかかったミドルシュートがゴール右上隅に吸い込まれるというスーパーゴールで2-2の同点とし、結果的には、逆転までは行けなかったものの、浦和レッズジュニアユースの強さを後半だけで見せつけられる結果になり、更に、そのスイッチを入れたのがユースの選手のチャントだったという流れ。

で、ブログを書く前に若干消化試合にばらつきがある関東U15リーグの他のチームの結果と順位表を眺めてみると、延期された試合を1試合残す浦和と他は、最終節が終わっているというチームも多い中ですが、ただ結果だけ見れば、敗れていても、残留は決まっていた(ギリギリですが)という流れにはなったようですが、これから、高円宮杯の予選に向かっていく中で、この試合を前半の空気のまま負けているのと、後半にやればここまでできるという強さを見せて終われたことでは、全く違ってくるわけですよね。

なんだか、良い場面を見せてもらえたなと。

ということで、今回は、ユースとジュニアユースの試合を1つのブログで書かせてもらいました。やはり文章が無駄に長くなってしまいました、すみません。

ではでは。

浦和レッズユースvsカマタマーレ讃岐U-18の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

浦和レッズジュニアユースvs湘南ベルマーレジュニアユースの写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

動画追加しました。↓

Jユースカップ2018/10/21 浦和レッズユースvsコンサドーレ札幌U-18 1-2敗戦・・・この大会は終わってしまったが。

どうも、ブクメです☆

午前中の浦和北高校でのサッカー観戦から場所をレッズランドに移しまして、14時からは、Jユースカップ2回戦(浦和レッズユースは2回戦から登場なのでこの試合が初戦)となるコンサドーレ札幌U-18戦を観戦しました。

試合後のことから書きますと、敗戦が決まり、落ち着かず、ウロウロしながら、その場にいたかと会話をしつつ、またウロウロしながら、そして、そんなことをしている間に、浦和レッズユースvs浦和レッズユースの紅白戦が始まり、その試合を眺めて、少し落ち着いて、その後帰宅しました。

別に試合の話だけでなく、色々な方と色々な話をする。こういうことができる時は、気持ちと言うのは落ち着くものです。一人でいてそれができない時には、とにかく、その感情のままに文章を書かないことを心掛ける、時間を置く。未だに、私の好きなサッカー以外のところでは、単純に機嫌が悪くなるとか大人げないことも多いブクメですが、サッカーに関わる私と言うところでは、こういうコントロールができるようになっていたりします、不思議なものです。

さて、選手はどうなんだろう。わかりません。監督はどうなんだろう、わかりません。コーチはどうなんだろう、わかりません。ご父兄の方はどうなんだろう、わかりません。でも、なんだか、明確な力不足とかそういうものではなくて、物凄いモヤモヤの中で必死に解決方法を考えているような状況なのかなと思うところもあります。

本当に、不思議な何かが、スムーズに行きそうな何かを、元に戻してしまう何かが、ずっと起こっているんだよなと。

私の中では、育成と言うのは、非常にシンプルなもので、「特徴特長を見つけて伸ばせばよい」そのためにはどうするかを考えていく。もちろん、だから、みんなやりたいことやれよでやったらチームにならないのは当たり前。でも、大前提は、そこ。育成は、矯正ではないですし、新しいことを試すことは必要だろうがなんだろうが、大前提を選手から奪ってはいけない。決めつけてもいけない。でも、大前提を崩さずに指導者がやらなければならないと判断したことは、それを理解できるように伝えてやる必要がある。

私は、今の監督がそれをわかっていないとは思えないのですが、考えた上で実行したいことが何かスムーズに行かないものが起こっているようには、感じてしまっています。あるタイミングで、急激に逆走するような方向に振れていったので。

では、どうしたら良いのか。わかりません。そこは、浦和レッズと言うチームで考えていかなければならないのことなので。

はい、この話は、ここまで。

ちなみに、今日の試合への試みに対して、私は特にネガティブな様子を感じたわけではありません。

だって、メンバーやポジションがある程度変わった流れの中でのスターティングメンバーのプレーは、悪くなかったですから。むしろ、S2リーグ関連で書いていたブログでは、最初から、試合を落ち着ける役目も含めて堂々としたプレーをしていた19番清水楽人がAチームとして私の中では、遅すぎる初起用があり、スタメンでプレーして、ただ、セットプレーでヘッドでゴールを決めたのには驚きましたが、得点以外のところでも、今のチームで忘れられていたシュート意識と言うものをスタートから見せ、数本狙える時にシュートも放っている。同じく、前線(1.5列目?)で起用された14番柳田大輝もシュート意識が高かったですし、前線に入っていた17番波田祥太も、結果的にそのプレーで足を痛めてしまったということもあるかもしれませんが、戦う姿勢、きわどいボールに対しての執念とか、そういうところが、これまでと比べて段違いに強くなっていた。

そして、早めに先制ができたことが大きく、全体的なボールポゼッションに関しては、序盤の浦和の猛攻の後は、徐々に相手に移り、気が付けば、多くの時間を相手に持たれるようになってしまってはいたものの、では、前半の段階でやられていたかというと、回されて、サイドに持ち込まれて仕掛けられるというところまでは、行かれていても、特に5番大城螢のケアが最後のところでは、効いていて、ペナルティエリア内まで崩されてということはなくできていたと思うんですよね。

いくつかのポイントで、光明が見えるポイントが見えていた。でも、やはり、チームとしての積み重ねのところで、やや自信を失っている部分が、一つ一つの選手の良さが出し切れないような状況を生み、連動性や連携と言うところが、どうしても、思うように行かない状況と、その連動性や連携のところで相手のプレーの質が高いことで、徐々に相手がより自信を持ってプレーする状況と、浦和としては、それぞれがそれぞれの動きを信頼しきれていないのか、ずれる遅れる、単発で相手の囲い込まれる守備に突っ込んでいくような場面が増えていき、気が付けば相手の一方的なペースに変わってしまう。

本当にそれぞれの選手は、がむしゃらに頑張っていることは伝わってきても、やはり、チームとしてのやることがちぐはぐになってしまうと、コンサドーレ札幌の今の質(夏に一度対戦したチームとは別物だった)には、対応できなかったのかなと。

結果的に何度も決定機を作られ、何とか跳ね返していた時間もありましたが、リードを守り切れず逆転されてしまい、もちろん、アクシデントがあったことも一つの要因にはなったかもしれないものの、交代も後手後手になっていたようにも感じます。

意地でも点を取りたいならば、起用した選手に合った選手を早めに起用することで数人の選手の動きやパスが一致しなくても、2人で打開してチャンスを作れる可能性があったとは思うのですが、そういう交代の順番にもなっていなかった。

先ほど書いたように、良い兆候があっただけに、内容で相手に圧倒されようが、勝ち切って試合数が増えることで、プラスの要素が大きくなって一気にチームが再び良い流れになっていくこともあったと思うと、試合数が1で終わってしまったということもこれから今シーズン残りの公式戦を戦うチームにとっては、機会を1つ失ったとも考えられるのかもしれません。

色々なモヤモヤは残っていますが、今シーズンの戦いは、まだ終わっていませんし、ここから1か月ほど期間が空いて残り3試合を戦うプレミアリーグに向けて、意地でも切り替えて、公式戦というギリギリの戦いができる場がしばらくないですが、戦いきるためにチームを高めていく必要があります。

試合に敗れても、今日序盤に見られた良い兆候を切らないで継続してほしい。

紅白戦を眺めつつ、サポーターの友人と色々な話をしながら、これだけ良い選手がたくさんいるんだから、まだまだ、なんとかできる。右サイドからドリブルで仕掛けた選手、密集地帯からでもゴールを決めきった選手、ディフェンダーとの駆け引きに勝ってゴールを決めた選手、紅白戦でも真剣にぶつかり合っているので、足を痛める選手なども見られたくらい。この姿勢があって、同じ方向に向いていけば、十分戦える。

しばらく期間が空き、その間に組まれる試合などは、情報が入るかもわからないので、もしかすると、次に見るのは、来月末のプレミアリーグ再開時からになるかもしれませんが、今日の姿を焼き付けていますので、ここから這い上がって1か月でどこまで行けるのか、見届けさせてもらいたいと思います。

よくわからない「何か。」もう邪魔をしないでくれ。

ではでは。

この試合のメンバーと交代は以下、

GK1番石井僚、DFが左に19番清水楽人、右に20番冨田蓮(後半44分⇒2番北村龍馬)、真ん中に4番大桃伶音と5番大城螢、MFが左に3番林海斗(後半19分⇒32番佐藤優斗)、右に10番池髙暢希、真ん中に16番玉城大志(後半45+2分⇒37番堀井真海)と8番白土大貴、FWが17番波田祥太(後半25分⇒11番清宮昴大)と14番柳田大輝(後半9分⇒39番盛嘉伊人)

となります。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

Jユースカップ第23回Jリーグユース選手権大会 決勝 2015/11/16 – 浦和レッズユースvs名古屋グランパスU-18 2-1勝利・・・実は既にそろっていた優勝するべき条件

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どうも、ブクメです☆

Jユースカップ決勝の会場。実は、到着する当日の現地に着く間際まで、ヤンマースタジアムとキンチョウスタジアムを勘違いしていて、勝手にキンチョウスタジアムの方で、2年前に敗れた悔しさを同じ場所で晴らしてくれるんだな、とか思っていたら、隣の方が会場だと気が付き、長居公園自体何度も来ているのに、夏にも一度大学サッカーで来ているのに、相変わらず、覚えられていないダメっぷりを前面に出してからのスタートになりました、Jユースカップ決勝の日。そんな、私のダメっぷりに比べて、ユースの選手の頼もしさときたら。。。

ということで、浦和レッズユースの歴史に名を刻む、Jユースカップ初タイトル、おめでとうございます。そして、応援する立場として、幸せな時間を与えてもらい、ありがとうございます。

決勝もテレビで放送されたり動画で色々流れているので、細かい試合内容は、省きますね。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに7番高橋聡史(後半34分⇒27番大西翔也)、右サイドバックに20番関慎之介、センターバックに4番小木曽佑太と36番橋岡大樹、MFが左に2番川上開斗(後半31分⇒35番長倉幹樹)、右に8番影森宇京(後半29分⇒24番松高遼)、真ん中に14番渡辺陽と5番中塩大貴、FWが左に13番新井瑞希(後半24分⇒31番シマブク・カズヨシ)、右に21番時里元樹(後半14分⇒17番伊藤敦樹)

となります。

立ち上がり、緊張感たっぷりでした。そして、相手の名古屋グランパスU-18は、あまり回数は多くないものの、いくつかのユースの対戦での印象通りの攻撃の鋭さがありました。

正直、前半で落ち着く前に大量失点してしまってもおかしくないくらいの、試合の入り方をしてしまい、前半3分に失点してスタートしましたが、その後は、やや運も味方にしつつですが追加点を許さずこらえて、15分くらいからようやく、この大会の浦和レッズユースらしい戦いぶりに戻ってくれて、特に、13番新井瑞希の攻撃での仕掛けがかなり相手の脅威を生み、チャンスが増える流れから、2枚目の警告で前半25分くらいに相手選手が一人退場してからは、よりゴールの可能性が広がっていきましたね。

相手が一人減るというのは、実はプラスにもマイナスにも働くもので、特に相手がリードした状態での数的有利になると、より統率した守備をされて崩しにくい状況になることもよくあるのですが、ある種、この大会の浦和レッズユースの強さでもある、必要な時間帯で3年生の選手が勝負強さを見せて、そこからゴールが生まれるという状況にできたという点が大きかったですね。

数的に有利になってから、数分後に13番新井瑞希がループ気味のシュートを狙い、これがクロスバーに当たって跳ね返ったところを、しっかりゴール前に入っていた14番渡辺陽がヘッドで合わせてゴールでまず同点。

そして、相手が立て直してくるであろう後半に入る前に、前半終盤でコーナーキックのチャンスで8番影森宇京からのクロスボールを4番小木曽佑太が完全に競り勝ってヘッドで狙い、形はオウンゴールになったものの、2-1と逆転してリードした状況で後半を迎えることができました。

後半は、相手の前線の質の高い選手の突破力に、苦しめられる時間も実際多くなったと思います。

3点目が入れば楽になるという状況で、得点を狙いに行く状況で何度も相手ゴールを脅かすものの、決められなかったり、試合の中で収まりどころが必要な時間帯で、この試合で最もボールが収まっていた13番新井瑞希が下がった時には、正直「なぜ?」と思いましたが、足がつって(プレーが難しいくらいかは、わからないけど、そう書いてあったので)らしいですので、まあ、しょうがないのかなと思いつつ、8番影森宇京も下がり、相手の攻撃がやや怖い時間帯は、やや落ち着きどころを失うような状況にはなったと思います。

決勝戦という状況で、後半終盤、相手の攻撃がはまってきている危険な状況という中では、やや、途中から入った選手が、やるべきことをやりきれない時間があったものの、その辺は、経験で感覚としてつかんでいないと難しいものもあるので、今後の課題にはなると思いますが、アディショナルタイム7分と言う、珍しい数字が出た後には、時間を使いながら、行けそうなときにはゴールを目指すというプレーをできるようになっていき、結果的に、後半は得点が動かず、ただ、試合運びで言えば、やはり今大会の浦和レッズが勝ち進んできたことを裏付ける必要な時間帯で必要なプレーを感じて実行して、結実させることができたことがすべてだったと思います。

 

さて、Jユースカップに入り、ガラッとやり方が代わり、選手に求める指示も、前言っていたことと全然違っているとすごく違和感を感じつつも、私個人的には、育成世代はこういう風にやってほしいなと言う戦術というか、選手が能力を発揮できる戦い方になっていたJユースカップ。結果論と言われればそれまでになるのですが、積み重ねがなく、選手としても苦労する戦いが続いてきた、特に今年の3年生にとっては、ユースの最初から、そういう状況に巻き込まれていた中でしたが、この大会に出場していた各学年を見ていて、思ったことがあるんですね。

まず、ユースの3年生は、ジュニアユース時代に残留争いに巻き込まれたものの、その年1年で、的確な指導の下で、逆境を跳ね返し、今の状況で何をしなければならないのかということを判断して、そして、あきらめずに、実行して成し遂げる力を身に着けていました。既に身に着けていたその部分が、少し時間がかかりましたが、目に見える結果として結実したと言えると思います。

そして、ユースの2年生(出場していた1年生も含む)は、ジュニアユース時代の全国優勝の経験があります。その経験を特に2年生ながら、怪我で離脱することになった9番松澤彰からキャプテンマークを引き継いだ14番渡辺陽を筆頭に、必要な場面で見せてくれたと思います。はまった時のボールの奪い方などは、優勝した時に見せてくれたプレーそのものでした。

そして、ユースの1年生は、経験値としては、まだ少ないと思いますが、攻撃的な特徴が抜群の選手が集まっていて、その選手が、相手にとって非常に嫌な時間に投入されて、実に相手守備陣にとって嫌なプレーをしてくれたと思っています。

そこに、特徴を評価されて、外部から浦和レッズユースに来てくれた選手たちの特徴も加わった。入ってから苦しい時間を過ごし、選んだことを後悔していた選手もいると思います。私も、応援する立場ながら、申し訳ないなと思うことも多々ありました。結果的に、プラスアルファの要素を加えてくれました。

積み重ねがないという書き方を今シーズンは、たくさんしてきましたし、実際に、長い期間かけて積み重ねることを許されないようチームだったので、それ故に、正直、この大会で優勝まで駆け抜けてくれるとは、最初は思っていませんでしたが、実は、その条件は、各世代がこれまでにジュニアユース時代に蓄積された「強み」として、それが花開くのを待っていた状況だったのかなと今考えれば思えます。

写真を載せた後に、ちょっと追記で文章載せます。優勝の余韻に浸っている方は、ここまでで良いかと思います。

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***追記****

私個人的な立場は、サポーターです。その意識というのも、関わりだして年月が過ぎていく中で色々変化しています。浦和レッズの単体のサポーターとして、浦和レッズありきで楽しめていた時期もあります。チームの成功があればOKという状況ですね。

そこから、育成年代と出会い、ユースメインのサポーターとなりました。人間育成という部分を見つめられる、成長を見られる育成世代を見つめていくことに魅力を感じ、その部分をやろうとしたそぶりを見せてあっさりあきらめたトップチームからは、気持ちが少しずつ離れていきました。サポーターの方向性にもやや疑問を持ってしまう部分もありました。

そして、育成年代では、人間育成を本当に大事にする尊敬できる多くのコーチの方にも出会いました。この方たちがいれば、良い選手が育っていくだろうなと。そう思っていたのですが、やはりそのチームのピラミッドの一番上にあるのが、トップチームですから、徐々にその影響が育成のやり方にも出てきました。その中でも特に許せなかったのが人間を大事にしない部分(などなど。。)

色々な流れから、現在地というのは、浦和レッズの育成をひとつにまとめた単体のサポーターという状況でもなくなっています。

細かく書けば、そこに在籍している(した)選手たち、関わった選手たちのサポーターとしてやっていきたいという意識ですね。

ですから、優勝を喜んでいるという部分と同様に、その場に関われなかった選手たちのことも、少し時間を置いてじっくり思うようになっています。

怪我で出場できなかった選手しかり、あまりわからない理由で、スタメンで重用していたのにいきなりベンチ外になってしまった選手、本当に色々です。

もちろん、こういう理由で外されてしまっているんだろうなという選手もいますので、なんでも選手側の意見を尊重しますなんてことはないですけどね。

だから、今回の優勝を純粋に喜びながら、その後ろにある様々な悔しさも考えながらかみしめています。

優勝するべきチームになっていた、今大会のチームに、より多くの選手に絡んでほしかったなと思う気持ちも残ります。ただ、それができないのもサッカーというスポーツです。

簡単な言葉になりますが、起こった事実を糧にして、前に進んでいくしかありません。

ただ、今回の場合は、残された結果が、今浦和レッズの育成に在籍するすべての選手の今後にプラスに作用する可能性を広げたことに関しては、ものすごく喜んでいます。

ピッチに立っていた選手は、多くの方に、映像で見てもらえています。そこから可能性が広がる選手もいるでしょう。

また、Jユースカップ優勝チームと言うことで、他の選手にとっても関係者やサッカーファンに今後プレーを意識的に見てもらえる機会が増えます。それは、サッカー選手としての夢が実現する可能性をより広げてくれる事実です。

私がよく書く、点ではなく線で見るという部分では、今回の優勝も一つの大きな点であって、この点をゴールと思って満足することはしてほしくないです。

だから、再開するプリンスリーグでは気を引き締めろということは、言うまでもなく、そんなこと当然選手は知っていると思います。もっとその先を見つめて、一つの大きな点を通過したことで次の大きな点を目指して、成長して行ってもらいたいと思います。

このくらいで締めておきますね。

ではでは。

 

Jユースカップ第23回Jリーグユース選手権大会 準決勝 2015/11/7 – 浦和レッズユースvs大分トリニータU-18 2-0勝利・・・これまでに何度か感じてきた、負けない雰囲気を見た

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「また大阪か~、しょうがないから行ってやるか~」という愚痴をこぼさせてくれて、ありがとうございます。

どうも、ブクメです☆

これまで、この浦和レッズのアカデミーの育成に足を運ぶようになって、何度か、負けない雰囲気を感じるタイミングというのを見てきました。私の中では、そのもっとも印象的な瞬間は、現在の大学1年生にあたる世代のジュニアユースの夏の全国をかけた、トーナメントのここで勝てば全国が決まるという試合。山梨方面の試合でしたが、不思議なほど、その日は、試合前からそんな雰囲気を感じていて、実際に、その試合も勝利を飾ってくれました。

今年のユースの3年生のジュニアユース時代にも、同じような瞬間がありましたが、この時は、単発の試合と言うよりは、残留争いに巻き込まれて厳しい状況になる中で、そのまま降格してしまってもおかしくないような状況下で、急激なメンタル面の成長が見られた時期からの、このチームが降格することはないだろうという確信めいた雰囲気。

それと同様の雰囲気を、この大会の準々決勝あたりで強く感じるようになっています。

この雰囲気を感じた時は、本当に負けない。いわゆる、サポーターサイドだからこそ感じられるのかもしれない、応援する側がプレーする側からもらえる特別なものだと勝手に考えています。

今回感じた雰囲気は、彼らがジュニアユースの時に感じさせてもらったのと同様に、単発の試合においてではなく、この大会を巻き込んでのものであり、ゆえに準決勝も負けないだろうという何か確信めいたものがあり、それが実現したわけで、その雰囲気は、決勝まで続くだろうという不思議な確信を今は、準決勝勝利の余韻に浸りながら感じているわけです。

ユース世代の大会は、ベスト8までと、準決勝以降というもので扱いが全く変わるというのは、過去触れたことがあり、全国大会では、ベスト4以上に行くことで、これまで見てくれなかった人が見てくれます。

その意味では、これまでのように準決勝から、大きな会場になるという、これまでのJユースカップとは少し違い、会場の規模としては、準々決勝のカシマスタジアムの方が大きく、準決勝の会場としては、やや疑問になる味の素スタジアム・・・の隣の味の素スタジアム西が会場になったので、少しその辺りには違和感を覚えますし、Jリーグの試合とキックオフ時間もガッツリ被ったので、多くのサッカーファンに会場で見てもらうという点では、準決勝らしくない感じにはなってしまったものの、それに関しては、決勝まで上り詰めていることや、その週は、Jリーグがないため、より多くのサッカーファン、関係者の方の目に触れることになります。

既に準決勝でも生中継されていたり、(良い悪いは別として)動画が色々なところに広がっているようなので、現地にいなかった方でも、そのプレーは多く見られていた。これも重要なことです。しかしながら、今後サッカー選手として、より高い位置を目指すために、その可能性を手繰り寄せるという意味で、まず、レギュレーションが変わった今大会では、大舞台の雰囲気という点では、決勝に上り詰めて初めて体感できるものと私は考えていますので、そこまで上り詰めてくれた選手を誇りに思っています。

ということで、前を気を長く書いたのは、映像が多いので、細かい試合内容が気になる方は、実際の映像で見ていただきたいということで、大まかには触れるだけにしようかなと。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに7番高橋聡史、右サイドバックに20番関慎之介、センターバックに4番小木曽佑太と36番橋岡大樹、MFが左に2番川上開斗(後半30分⇒24番松高遼)、右に8番影森宇京(後半44分⇒35番長倉幹樹)、真ん中に14番渡辺陽と5番中塩大貴(後半45分⇒10番堀内千寛)、FWが左に13番新井瑞希(後半18分⇒31番シマブク・カズヨシ)、右に21番時里元樹(後半9分⇒17番伊藤敦樹)

となります。

強烈な攻撃陣をシャットアウトして勝ち抜いてきた印象が強い(試合は見ていないのであくまで目に見える結果と経過からしか判断はできませんでしたが)対戦相手の大分トリニータU-18でしたが、実際、その通りのチームだった言うか、準決勝の相手にふさわしい強さでした。突出した個を持っている選手は、その試合ではわからなかったものの、強靭とか屈強とか言う言葉が当てはまるような、見た目で大きくない選手でも、あたりに強く、力強さを感じるような相手で、シンプルにやるべきことをしっかりやってくる強さを感じました。それだけに、なかなか得点が奪えないという時間帯が続くとやっかいになるかもしれないという印象もありましたが、実際、これまでの対戦相手のように、前線の選手の個人技による仕掛けでは、なかなかチャンスを作らせてもらえませんでした。

そんな状況下で、前線の選手への対応を意識する相手の裏をかいて、スタートからペナルティエリアの外くらいから、意識的であろうシュートを8番影森宇京が狙う流れで、6分の8番影森宇京のシュートのこぼれ球に13番新井瑞希がしっかり詰めてゴールを奪うことに成功します。

とにかく、この大会の浦和レッズユースは、試合の駆け引きで勝る場面が多いのですが、この試合でも、守備が固い相手に対して、必要なプレーの選択と、相手のプランを狂わせるような早い時間での先制点により、流れをぐっと引き寄せることに成功します。

ハードワークという言葉は、書いてしまえば簡単な言葉なのですが、意図のあるハードワークができているのもこの大会での強さの理由でもあり、細かく言えば、準決勝の相手は、時折見せるシュートを見ていても、多くの選手が力強いシュートを放てる印象がある中で、寄せが甘く、スペースを開けてしまっていて、シュートを撃たれたら怖いなと思う場面は何度かあったのですが、2番川上開斗や14番渡辺陽、5番中塩大貴など中盤の選手が実にうまいタイミングで、そういう危険な場面を察知して、プレスをかけたり、体を入れて精度の高いプレーをさせないということができていました。個の戦いになった時は、守備陣が問題なく対応できていましたので、何度か、密集地帯でこぼれ球をどちらがみたいな状況下では、そのボールがこぼれる方向によっては、という場面もあったものの、結果的に、集中力でまさり失点を許さなかったことも大きいですね。

強い相手、守備の固い相手というのことで、崩して決定的な形を作ることはあまりできなかったものの、8番影森宇京が相手の裏をかくようなパスを供給することで、作ったチャンス自体は多かったと思います。

前半終盤の14番渡辺陽からのパスを受けた8番影森宇京が、ここしかないというところにパスを出して21番時里元樹が受けて放ったシュートがポストに嫌われるという場面などが、その象徴的なチャンスの形でした。

そして、1-0で迎えた後半30分くらいにコーナーキックのチャンスで8番影森宇京からのクロスを4番小木曽佑太がヘッドで合わせてのゴール。ここは、ディフェンダーがクリアしたように見えたものの、ラインを割っていたという判定です。私が見ていた位置からでもラインを割っていたと思いますので、問題ないゴールでしょう。

リードしながら、1点のリードでは何が起こるかわからない流れの中で、後半も終盤に差し掛かろうというところでの追加点。しかも、セットプレーからのゴール。

大きな大きな2点のリードを持って、残り時間をしっかり戦い、また、怪我で戦列を離れていた10番堀内千寛も少しの時間ですが、後半アディショナルタイムにプレーする時間を作ることができたことも大きいと思います。

勝てたというよりは、普通に勝ったという印象を周りに植え付けるような、試合運びや試合の締め方含めて、勝つべくして勝った準決勝でした。

この試合での戦いぶりを見て、この大会で負けない雰囲気は、より大きなものになりました。

今シーズンは、ほんとうに負傷者の多いシーズンです。この準決勝は、ベンチ入りできなかった選手の多くがスタンドに来ていました。

純粋に仲間を応援できているというよりも、悔しいという気持ちの方が強そうな表情の選手も少なからずいたように思います。当然のことですし、そうであるべきです。実際に、より多くの選手に、今のこの雰囲気の中でのチームの中でプレーし欲しいと願う気持ちもあります。悔しい思いは今後に生きます、絶対。

私は、そういう選手の見せていた表情を大事にしたいと思います。

ただ、私はサポーターですから、今は、純粋に応援してきたチームの日本一になる瞬間を見届けたいと思います。

11月15日、Jユースカップ決勝の日。

全国大会での決勝の舞台というのは、ユースでは、2008年の高円宮杯以来ですね。対戦相手もその時と同じ名古屋グランパスU-18。その試合は9-1の圧勝で優勝しているので、相手サポーター的には、リベンジという言葉を使ってくるのかと思いますが、まあ、7年も前の話ですし、そういう因縁は、どうでも良いかなと思います。

それよりも、個人的には、数は多くないですが、この数年でユースで広島遠征だったり、Go Forだったりで、2度ほど名古屋グランパスU-18との対戦を見ているのですが、いずれも、大敗している嫌な記憶のが強いです。

だから、7年前の大会をいまさらぶら下げて、今回も一蹴してやるなんて気持ちは全く持っていません。この大会で見せてくれた、浦和レッズユースの強さを決勝でも出し切ってもらいたい。それだけです。

どのくらいの観客が入るのかは、全く読めませんが、準決勝までとは、まったく違った雰囲気になることは、十分に考えられます。集中しにくい環境になる可能性もあると思います。

多くの雑音、逆境を乗り越えてきた今年の3年生を中心とした浦和レッズユースですので、問題はないと思いますが、もし、変な緊張感だったり、集中が乱れそうになったら、私をはじめ、レッズランドなどでいつもボーっと見つめている多くの顔もその会場には必ずいますので、探して見つけて和んでくださいw

まずは、この舞台に足を運べる機会を与えてくれた選手たちに感謝するとともに、決勝で一緒に戦えることを楽しみにしています!

最後に、「また大阪か~、しょうがないから行ってやるか~」という言葉で閉めます。

ではでは。

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Jユースカップ第23回Jリーグユース選手権大会 準々決勝 2015/11/1 – 浦和レッズユースvsセレッソ大阪U-18 3-1勝利・・・そしてまた一歩、大きな前進!

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どうも、ブクメです☆

カシマスタジアムでのアカデミーの試合に足を運ぶ時は、何かとやらかしてます。昨年のジュニアユースの高円宮杯では、バッグの中で水筒の中身がこぼれて水浸し状態になり、今年は、寝坊で周りの方に迷惑をかける始末(試合には間に合いましたがw)

しかしながら、私個人的な負の要素とは裏腹に、昨年のジュニアユースは、結果はついてこなかったものの、チームとして気迫のこもったもの凄い試合を見せてもらい、今日のユースの試合では、「強さ」で勝利をもぎ取る瞬間を見させてもらうことができました。カシマスタジアムが好きになりそうですw

あ、試合に触れる前に、まず最初に、何名か試合後に気にされている方がいて、正直私自身もあまりきちんとレギュレーションを調べていない部分があって、改めてチェックしたのですが、この試合までの警告の累積は、1枚の場合は、準決勝の段階で帳消しになるそうです。なので、今回の試合含めて、累積が2枚以上になっていなければ、準決勝からは、1枚もらって累積が2枚で悲しい思いをするという選手はいないわけですね。もちろん、カードをもらうようなプレーをしなければ良いのですが、ちょっとしたことで出てしまう場合もありますので、この辺は、一安心です。

では、試合の話に移りますね。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK1番大川圭為、DFが左サイドバックに7番高橋聡史、右サイドバックに20番関慎之介、センターバックに4番小木曽佑太と36番橋岡大樹、MFが左に2番川上開斗(後半30分⇒24番松高遼)、右に8番影森宇京(後半35分⇒17番伊藤敦樹)、真ん中に14番渡辺陽と5番中塩大貴(後半44分⇒35番長倉幹樹)、FWが左に13番新井瑞希(後半40分⇒31番シマブク・カズヨシ)、右に21番時里元樹(後半22分⇒19番川上エドオジョン智慧)

となります。

3回戦からのスタメンの変更点は、キーパーが18番山田晃士から1番大川圭為、右サイドが23番高山大智から8番影森宇京となっています。

この大会は、2回戦から観戦していますが、とにかく、これまでの色々が嘘のように、この大会に入って、前目の選手には、勝負を仕掛けさせることを徹底させる形で、これにより活き活きとプレーできている選手がいる一方で、少し悩みを抱えているような雰囲気の選手も見られつつという印象。

3回戦で活躍して結果を出した前線の攻撃陣の動きはこの試合も鋭く、例えば、3回戦で先制点を決めた21番時里元樹は、開始から、相手との駆け引きに勝って鋭く仕掛ける場面を見せたり、粘ってファールを誘いフリーキックを獲得するなどチャンスを作っていました。

この準決勝での対戦相手のセレッソ大阪U-18ですが、3回戦の相手と比べて、球際の激しさがあり、こちらがパスを受け時のプレッシャーも早く来ていて、楽には攻撃をさせてはもらえないなという印象はありつつも、やや左サイドに偏るところはあったものの、2番川上開斗のところで、競り勝ってそこに、中盤の選手や前線の選手が絡んで攻撃を仕掛けるという形が比較的できており、チャンスもしっかり作れていました。

流れの中では、右サイドの8番影森宇京がやや試合の入り方に苦慮しているようにも見えたものの、そんな中でフリーキックの場面で、相手守備陣の準備ができる前に、早いリスタートで相手守備陣を驚かせるようなプレーを見せたりしていました。

相手の攻撃に関しては、他の方の言葉を少し借りると、「綺麗にプレーをしようとしすぎている」という感じで、確かに攻撃に来たときは危険な仕掛けをしてきますし、実際に、7分に失点した形というのは、「やられた」としか言いようがない、パスを受けた選手がトラップでそのまま反転して綺麗に突破されて折り返しを決められたという形でしたが、味方同士のリズムが合わない時には、明らかなミスパスのようになってしまうところで、浦和の選手がかなり集中していたこともありますが、そういった隙でかなりの確率でマイボールにすることができていました。

そして、相手の隙をついて奪ってと言う形からゴールができたわけです。

この試合の勝敗の一つのポイントとしては、失点した後にすぐさま8分に、2番川上開斗がドリブルで仕掛けて、そのままシュートを決めて、先制して相手の勢いが増す前に、試合をあっという間に振り出しにできたことが大きいと思います。特にビハインドを背負ったすぐ後の時間帯でいかに追いつけるかが重要な中で2番川上開斗が選択した自ら決めるという選択肢が成功した形ですね。素晴らしいです。

ペースがどちらかに完全に移るということは、試合終盤までなかったものの、この同点ゴールで再び落ち着いた試合運びが出来たのは事実で、そこから、中盤の5番中塩大貴がスペースを上手く見つけてパスコースとして入ってパスをもらう動きを見せたり、14番渡辺陽が、パスを受けた際に前にスペースがあると見るや、ドリブルで持ち上がってよりゴールに近づき相手のディフェンダーをひきつけつつ、13番新井瑞希にパスを通し、折り返しを8番影森宇京がシュートとフィニッシュまで持っていくプレーもありました。

15分には、2番川上開斗からのパスを受けた21番時里元樹が、おそらく、相手ディフェンダーが予測して寄せようと思った方と違った足でトラップをしたのだと思いますが、こういう駆け引き勝ちで前を向いて仕掛けるという形も少ない人数でゴールを決める可能性を見せる一つの要素になっていたと思います。

1失点して以降は、浦和の守備陣がかなり集中して守り、やや寄せが甘くなってシュートを撃たれた時にも、コースに体を入れて跳ね返すなど、相手の攻撃を跳ね返し、それ以上の失点を許しません。

流れの中からの守備は、安定してたものの、セットプレーの守り方には、まだ課題が多いようで、27分に相手フリーキックから、ペナルティエリア内でフリーの状態で相手選手にシュートを放たれるも、これは枠をそれて失点は免れました。

そういう場面もありつつですが、30分には、コーナーキックのチャンスで13番新井瑞希からのクロスボールをファーサイドで2番川上開斗が受けて折り返しを14番渡辺陽がシュートを放つなど、枠をとらえていればというチャンスを浦和もセットプレーから作ることはできていました。

33分には、左サイドバックの7番高橋聡史が2番川上開斗にパスを当てて攻撃参加、左サイドを上がった7番高橋聡史にパスが戻り、クロスから5番中塩大貴にわたり仕掛けるという形を作ります。

38分には、36番橋岡大樹からのロングフィードで21番時里元樹に届けば一気にチャンスという形でしたが、ここは、わずかに相手キーパーに先に反応されます。

結果的に前半は、1-1のままで折り返します。

後半に入ると、前半あまり効果的に使えていなかった右サイドでの8番影森宇京を経由した攻撃も加わり、より攻撃が多彩になります。同時に、やや相手の守備の対応に引っかかり苦戦していた13番新井瑞希が活かされる形で、相手の脅威となるようなプレーをする回数も増えてきます。、16分のプレーで、右サイドでパスを受けた8番影森宇京が、ディフェンダーに寄せられて前を向けない状態ながら、アウトサイドで前線にパスを送り、そこに13番新井瑞希が反応して、ドリブルからクロスまで持って行ったという場面などがそのプレーの一つですね。

それに加えて、5番中塩大貴のロングスローにより、スローインもセットプレーに近い怖さを相手に与えることを見せることができたり、後半に関しては、ペース自体は浦和に傾いていることを感じつつ、19分に、珍しいペナルティエリア内での間接フリーキックのチャンスを得てプリンスリーグの開幕戦の再来か!?と思いつつも、ここは惜しくも決まらず、チャンスは増えるもなかなか逆転ゴールを奪えずに時間が経過していきます。

後半も半分ほど経過したところで、22分に21番時里元樹に代えて19番川上エドオジョン智慧を投入します。

そして迎えた後半27分に待望の逆転ゴールが生まれます。

右サイド高めの位置ででパスを受けた8番影森宇京が、ドリブルで深くまで持ち上がると、そこから更にドリブルでペナルティエリア内まで切り込みラストパスを13番新井瑞希が豪快に押し込んでゴール!

果敢に仕掛け続けながら、ゴールが遠かった、13番新井瑞希に待望のゴールをもたらします。

逆転ゴールの直後にも、8番影森宇京からゴールに背中を向けてパスを受けようとしていた13番新井瑞希に、前を向いてゴール方向を向いてもらえるようなパスコースにメッセージ性のあるパスを出したところなど含めて、長所を引き出すパスとそれにより13番新井瑞希が本来の能力を存分に今後発揮できるような予感を感じさせる瞬間も見せてくれました。

タイトルに書いた、大きな前進というのは、何も優勝に近づいたということを意味しているだけではありません。

先ほど書いたような前進の部分と同時に、逆転した後の15分(アディショナルタイムが6分あったので実質20分ほどですね)の使い方と、そこをコントロールするプレーがこの試合では、できたことの方が私としては、このチームは大きく前進したなと感じる部分だったりします。

交代の流れとして、30分に2番川上開斗に代えて24番松高遼が投入されたのですが、試合の流れ上、当然、同点ゴールを狙う相手がややリスクを負っても攻めてくる時間帯になるわけですが、そこでそれに乗っかって、リードしているのに攻守が目まぐるしく入れ替わるような状況になるような雰囲気もあった中、時間を使っていなす、相手がじれるようなボールの持ち方をする、隙を見せて前がかりになってキーパーが前に出ていたら、浮き球でシュートを狙うなどなど、残り時間をコントロールするプレーを彼がしてくれたんですね。

特に、24番松高遼と右サイドバックの20番関慎之介の2人で見せた試合終盤の時間の使い方(ただキープするだけではなくて、狙えるときは、サイドから突破して深い位置まで持っていく行けそうなクロス、ダメでも反撃を受けないようなプレーをする。

相乗効果で、全体的に、相手をじらすようなプレーができて、焦りを生ませる試合をしつつ、迎えた37分に、コーナーキックのチャンスから、13番新井瑞希からの浮き球のクロスを4番小木曽佑太がヘッドで合わせてゴール。これで、3-1と決定的な2点差にし、更に、その後の長めのアディショナルタイムもうまくコントロールして、そのまま勝ち切りました。

3回戦の後のブログで必要な要素と書いた部分がしっかりでたことが嬉しいです。

チームとしてのプレーの質は高い状態を維持することができていて、この大会での戦い方も継続されている、攻撃陣の特徴も見られ、結果のところでは、前の試合で貴重な先制点を決めた21番時里元樹は得点という結果自体はでなかったものの、特徴はしっかり見せ、前の試合で結果と言う形で残せなかった13番新井瑞希が結果を残した(彼の特徴が最大限活きるヒントも見られた)、そして、もともとセットプレーが強かった4番小木曽佑太がなぜか、今シーズンは、クロスバーやポストに嫌われて競り勝っているのに得点が遠かった、やや運が味方してくれていなかった部分も、この試合で払しょくされた。

そして、試合に落ち着きを持たせることもできた。

大きな前進じゃないですか。

あと2試合で、このチームがどこまで前進できるのかが楽しみで仕方ありません。

この大会の優勝から、一気にプリンスリーグも可能性のある最大限のところまで行ってしまえるのではないか、この試合を見て、強く思うようになりました。

少数の選手のみの力だけではなく、補い合えるチームになっている。

この3年間は、私も本当に自分がユースに対して、愚痴っぽくなったなと感じています。今でも、そのやり方に納得はできていません。ただ、そういうところを超越して、久しぶりに純粋にチームを応援したいという気持ちに向いています。

まず、そういう気持ちに向けさせてくれた選手に感謝するとともに、一緒に戦える気持ちをここからは味わえればと感じています。

まずは、土曜日の準決勝ですね!楽しみにしています。

「また大阪か~、しょうがないから行ってやるか~」そんな幸せな愚痴をこぼさせてくださいね。

ではでは。

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Jユースカップ第23回Jリーグユース選手権大会 3回戦 2015/10/25 – 浦和レッズユースvs京都サンガFC U-18 2-0勝利・・・トーナメントで必要な要素が見えた

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どうも、ブクメです☆

先週Jユースカップ2回戦でカターレ富山U-18を破った浦和レッズユースの3回戦の試合を観戦に時之栖スポーツセンターに足を運びました。

レギュレーションが変わった今年のJユースカップですが、3回戦は、セントラル開催ということで、時之栖が会場として使用されます。時之栖が会場になるとやや、ネックになるのが場所。

時之栖とつくグラウンドが少し離れたところに複数あり、大会によっては、そのグラウンドがあいまいになっていて、裾野でない方の時之栖に足を運んでしまって慌てて移動して試合に間に合わなかったという方も出ることもよくあったり。

全国大会やフェスティバル系の大会で使用されるのは、裾野グラウンドのケースがほとんどなので、注釈は必要ないでしょという解釈なのかなと思いつつ、やはり裾野グラウンド開催でした。

やや風が強い状態ながら、快晴の中での試合となりました。

2回戦で、組み立てをやや捨てて、ボールの落ち着きどころを作らずに、攻守が激しく切り替わるような、攻撃的な選手がガンガン仕掛けてという戦いで押し切っての勝利から1週間。1回戦ともまた違った布陣になっていたということだったので、この3回戦でもまたガラッとやることを変えてくるのかと思いつつでしたが、戦い方としては、近い形を継続させて臨むことになりました。スタメンの布陣も、前節怪我で途中交代した8番影森宇京のところに、更に攻撃的な23番高山大智が入るということで、押し切る形ができれば、また大量得点が期待できそうでありながら、対戦相手が組織力が高い場合は、逆に諸刃になる可能性も感じつつでした。

では、試合の話に移りますね。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに7番高橋聡史(後半45分⇒15番鈴木海都)、右サイドバックに20番関慎之介、センターバックに4番小木曽佑太と36番橋岡大樹、MFが左に2番川上開斗(後半31分⇒31番シマブク・カズヨシ)、右に23番高山大智(後半36分⇒24番松高遼)、真ん中に14番渡辺陽と5番中塩大貴、FWが左に13番新井瑞希(後半17分⇒19番川上エドオジョン智慧)、右に21番時里元樹(後半23分⇒17番伊藤敦樹)

となります。

対戦相手の情報があまりなく、これまで例えばジュニアユースなどで対戦した数年前などの記憶をたどりつつ、プレミアリーグウェストという高いレベルのリーグで戦っていることなどから、攻撃で押し切ることができるのか心配することがあったのですが、1試合ではなんとも言えませんが、強烈なイメージを持つポイントがあまり見当たらず、比較的くみし易い相手だったという印象ばかりが残るのですが、この試合のみで行ってしまえば、試合を通して浦和レッズが主導権を握り続けて、問題なく勝利したという試合でした。

試合開始から、2トップのが両方とも個人技の能力が高いというところから、一方に守備が集中すれば、一方が鋭く攻め込むという形を作り、13番新井瑞希がやや相手守備にかかり苦しめられるところがあったものの、一方で21番時里元樹の攻撃に相手が対応できずに駆け引き含めて、バタバタする場面も多く、フォワードの対応に追われるところで、23番高山大智や2番川上開斗がサイドから仕掛け、何度もチャンスを作りました。

試合開始からわずか3分で14番渡辺陽からの左からのクロスに21番時里元樹がおとりになりつつ、越える形で右に流れたところで走りこんだ23番高山大智が合わせる決定的な形を早速作るも、これは、枠をとらえられず。

8分には、5番中塩大貴のロングスローから36番橋岡大樹がヘディングシュートで狙います。

11分には、20番関慎之介からの縦パスに抜け出した23番高山大智が仕掛け、たまらず相手に倒されてフリーキックを獲得しチャンスを作るなど、前線からの攻撃の回数がとにかく序盤から多くなりました。

こういう時に、相手がカウンターを強みにしていると危険だと思っていましたが、守備陣も集中しており、相手の反撃で脅威を感じられるような部分はほとんど見られませんでした。

この試合の特にキーポイントになっていたのが、中盤に入っていた5番中塩大貴のプレーで、高さに強いということや、先ほどのようにロングスローという武器を持っていることでスローインからでもチャンスを作れるということ以外に、この試合では、中盤を経由した際の攻撃でシンプルにパスを供給していく攻撃の速さを殺さないようなテンポの良いパスを供給したり、15分ごろに特に印象的だったのが、その速いテンポのパスで、浮き球で少し相手ディフェンダーが高めにいる場面で、その裏を狙った浮き球のパスを通し、そこに13番新井瑞希や21番時里元樹が走りこむという試みが見られたのですが、結果的に、わずかに相手ディフェンダーに早く対応されたものの、前線の選手の攻撃面の特徴を考えて、そこに反応できれば、一気にゴールに向かって勝負できるというところへのパスの狙いもかなり印象的でした。ただ、放り込むとかではなくて、そこへのそのパスの狙いであれば、前線の選手の能力があれば、ぎりぎり追いつけるパスだというところを考えてのパスであるように見えたからです。

相手守備がやや緩いところがあったところを差し引いても、この大会で勝ち上がれば必ず当たる、そして、その後のプリンスリーグの残り試合の相手を考えても、組織的にもレベルの高い相手と対峙した時にも、勝負できるポイントになるプレーが見られたことは大きいです。

さて、攻撃のチャンスを多く作れていた浦和レッズユースは、24分に再び14番渡辺陽からのクロスから23番高山大智が惜しいチャンスを作りゴールに迫ります。

チャンスが多いながらも、なかなか先制点が奪えない中で、おそらくこの試合唯一流れの中での相手の決定的な場面であったと思われますが、28分に、バックラインで相手の攻撃を奪って相手攻撃陣のプレッシャーを受けつつも4番小木曽佑太が落ち着いて対応して、反撃に移りたいところで、パスをつないだところで、その次のところで前線に人数の多い相手のプレッシャーを受けて、中盤でパスを奪われてしまったところで一気にゴールに迫られて決められてしまったように思われましたが、ここは、オフサイドとなりました。

そのピンチでの失点を免れたところで、ようやく浦和レッズユースが先制に成功します。

前半33分に、2番川上開斗から裏へのパスに抜け出した21番時里元樹が、相手キーパーとの駆け引きに勝って、見事なゴールを決めて1-0と先制します。

このタイミングで、見ている側としては、2回戦で点の取り合いをした対戦相手のことを考えて、失点してから攻撃にシフトしたら強烈な部分がどこかにあるだろと思って、気を引き締めたところですが、やはり流れからの攻撃や個性の部分で怖いというところは、その後もあまり見当たらず、ただ、セットプレーのチャンスでの相手のキッカーの精度がかなり高かったため、セットプレーを多く与えると危険だという印象を受けつつ、前半を1-0で折り返します。

同様に、後半最初に相手が同点ゴールを狙ってくるだろうから、ここは気を引き締めないとと思っていたのですが、後半スタートからのペースも浦和レッズユースペースのまま。不思議な印象が残りつつですが、少し相手にセットプレーのチャンスを多く与えてしまうことが怖くも感じつつ、さっそく1分に5番中塩大貴が惜しいシュートを放つ場面があり、2分には、21番時里元樹にパスが入ったところで左サイドバックの7番高橋聡史が攻撃参加し、パス交換からサイドをかけあがり、最後は、23番高山大智がシュートを放つところまでいく惜しい展開を作り、更に7分には、5番中塩大貴からの裏へのパスに抜け出した13番新井瑞希がトップスピードで受けてキーパーとの勝負に持ち込みますが、ここは、惜しくも決めきれず。

後半15分くらいまでで多くのチャンスを作ります。

ただ、追加点が奪えなかったところで、17分に13番新井瑞希に代えて19番川上エドオジョン智慧、23分には、21番時里元樹に代えて17番伊藤敦樹、31分に2番川上開斗に代えて31番シマブク・カズヨシ、更に36分には、23番高山大智に代えて24番松高遼とメンバーをフレッシュに入れ替えながら追加点を狙います。

時間はかかりましたし、試合展開的には、1-0でも勝ちきれそうな雰囲気もありましたが、37分にようやく5番中塩大貴からのパスを受けた19番川上エドオジョン智慧が決めて2-0と時間帯的にかなり勝利の可能性を高める追加点を奪うことに成功します。

39分には、31番シマブク・カズヨシ、14番渡辺陽、など数人が細かいパスで相手ディフェンス陣を翻弄しながら、(おそらく)17番伊藤敦樹が後ろに少し下げたパスに対して24番松高遼が見事なコースでミドルシュートを放つもこれは、おしくもポストを叩きました。

アディショナルタイムにも、31番シマブク・カズヨシがキーパーと1対1の場面を作り、ここは惜しくも決められなかったものの、その後、45分に7番高橋聡史に代えて15番鈴木海都を投入しつつ、結果、2-0で勝利となりました。

快勝とも取れる試合ですが、この試合では、特に攻撃に特徴のある選手が多く、比較的得意なポジションで起用された試合になったので、結果をしっかり残すことができた選手と、チャンスを決めきれずに悔しい思いをしたという選手に分かれた試合とも言えます。

サッカーは団体競技ですので、色々な見方ができます。

相手の守備の傾向で、まったく思うようなプレーができなくなることもあれば、そちらに守備が集中したことでより、組んだ選手がより多く活躍できるケース、そういう部分もこの試合ではあったと思います。決定機を外してしまったという選手も多かったと思います。

ここに関しては、特に攻撃に特徴がある選手の場合、反省するというよりは、切り替えてしまってよいと思います。実際、この試合のすごく良かった部分として、実際、プレーに影響してもおかしくないような決定機を外してしまった選手が、その後も、しっかりやるべきプレーを続けていたということ。消極的にならず、サイドからの仕掛けでペナルティエリアに侵入した際に、簡単に折り返さず、もう一つ深くまで切り込む仕掛けも見せた。こういう部分がこれからに生きると思っています。

リーグ戦も長期的な部分で必要な要素になるのですが、この試合を見ていると、得点を奪うことが求められる選手には、必ずと言ってよいほど訪れる、悪くないのになぜか決まらないという試合。今回決められなかった選手は、これに該当すると考えた時に、その試合で、決めてくれる選手がいた。

この辺のバランスが良くなると、得点を奪うというところに関しても、補い合うことができるため、この試合で決められなくても、次の試合で逆のケースになった時に、試合を決めるチャンスで決めきって(得点を決めきるということで)勝利に貢献すれば良いということになるわけで。

おそらく、来週の準々決勝からは、そういった要素が必要になってきます。だからこそ、決められなくても、プレーのクオリティ事態を落とさなかった選手を誇りに思いたいですし、逆に、上手くいかなくて、プレーを止めたことがあった選手は、決めきれなかったことよりも、その部分を反省して、次に生かしてもらいたいと思います。

さてさて、2回戦の後に書いた、こういう戦い方が3回戦でも通用するかという点に関しては、問題なしという結果になりました。

私個人的には、攻撃的で落ち着きどころを作らない戦い方で主導権を握り続けられる試合は、ここまでだと思っています。次の対戦相手は、プレミアリーグウェストでも上位にいるチーム。甘くはないでしょう。

でも、2回戦の戦いを見て、この大会は、こういう戦い方で行けるところまで突き進むのも悪くないかなとも思っています。

トーナメントを征するチームというのは、その戦いを変えずに、勢いを止めずに、個人の好不調を補い合いながら、あとは、絶好調の得点源が出てくることも重要な要素ですが、そういった中で自信を持って、短い期間で進化していくチームだと思っていますので、ここで、対戦相手に応じて、コロコロ変えるよりは、貫き通してもらいたいという思いも強くなっています。

言うまでもなく、そうするでしょうし、過去、リーグ戦で相手を研究しすぎて、おかしな試合になってしまったケースを考えても、この大会で、自信を持った形でできるところまで突っ走る。それも悪くないかなと(もちろん試合の展開によっては、試合に落ち着きを持たせられる選手も控えていることが大前提ですが。)

来週、楽しみだな~。

ではでは。

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Jユースカップ第23回Jリーグユース選手権大会 2015/10/18 – 浦和レッズユースvsカターレ富山U-18 6-0勝利・・・この戦い方は、どこまで通用するか!?

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どうも、ブクメです☆

11時キックオフのジュニアユースの関東U-15リーグ最終節、練習試合を観戦後、14時からは、ユースの試合になります。

今年から、レギュレーションが代わり、予選のグループステージがなくなり、いきなりトーナメント式で負けたら即終了という大会に変わったJユースカップ。

先週1回戦が行われ、浦和レッズユースは、7-0で快勝して、今日の2回戦はカターレ富山U-18となりました。こちらも、ジュニアユースと同様に先週は足を運べなかったわけですが、快勝という声も聴きつつ、もっと得点が入っていなければならない試合だったという声も、足を運んだ方に聞きました。

レギュレーションの変更は、大会の開催期間にも変更をもたらしたということで、比較的短期間の開催で11月15日が決勝になっています。

勝ち抜いて、シーズン最後の公式戦は年末のJユースカップ決勝で!というのもなくなってしまったのは、少し残念な気もしますが、まあ、色々大人の事情があるのでしょう。

とにかく、負けたら終わりですから、浦和レッズユースにとっては、この大会の後に、プリンスリーグの最後の戦いが待っているので、できる限り先へ、多く戦い、優勝を狙い、真剣勝負の公式戦で調子を上げながらの流れを作れればベストです。

1回戦、2回戦は、レッズランド開催ということで、これは、見る側の勝手な感覚ですが、全国大会ですが、全国大会の雰囲気を感じられないラウンドが2回戦までと思ってしまったりもします。

しっかり勝ち抜いて、3回戦の時之栖での戦いへ進むと、ようやく本格的な全国大会の雰囲気になってくるのかもしれませんね。

では、試合の話に移ります。

この試合のメンバーと交代は以下となります。

GK18番山田晃士、DFが左サイドバックに7番高橋聡史、右サイドバックに20番関慎之介、センターバックに36番橋岡大樹と4番小木曽佑太、MFが左に2番川上開斗、右に8番影森宇京、真ん中に14番渡辺陽と5番中塩大貴、FWが左に13番新井瑞希、右に21番時里元樹

となります。

全国大会の一つの醍醐味として、あまり対戦経験がないチームとの対戦がありますが、これが、経験が浅くて格下ということで、問題なく大勝できれば良いのですが、あまり名前は知られていなくても、実績がなくても、結構実力のあるチームもいたりして、思わぬ苦戦を強いられるということがあります。

今回の対戦相手のカターレ富山U-18には、2年前のジュニアユースの高円宮杯の時に対戦したメンバーが主力として絡んでいるという話もあり、実際、思い返せば、その時の対戦で結構難しい試合にさせられたなという印象もあるため、その辺を警戒しつつ、見始めたのですが、実際は、浦和が早めに先制点を挙げることに成功し、主導権を握れたこともあるとは思いますが、やや差のつく試合と実際はなりました。

2回戦のメンバー構成は、1回戦とも割と変わっているようで、実際怪我の選手もいるようなので、なんとも言えませんが、2回戦の陣容は、前線の個人技で畳み掛けてしまえというような感じになりましたね。

例えば、クラブユース選手権の予選のグループステージのように、余裕がある状況で、様々なやり方を試みるのは、十分よくあることですが、負けたら終わりの戦いで、こういう試みをするのは珍しいなと思いつつ、実際に畳み掛けてしまえたのでOKだとも思う部分も少しあります。

唯一のボールの収まりどころを右サイドに作るというのも、不思議な感じもしました。

実際、13番新井瑞希、21番時里元樹の仕掛けは強烈で、果敢な仕掛けで相手ゴールを脅かしていました。

前半最初の決定機は、コーナーキックからで8番影森宇京が4番小木曽佑太をめがけて蹴り、ヘディングで合わせたシュートが惜しくもクロスバーをたたきます。

先制点は、10分、13番新井瑞希からのパスを受けた21番時里元樹が放った鋭いシュートに対して、キーパーが反応するもはじいたボールがポストに当たりゴールラインを割ります。

更に2分後の12分にハイボールに対し、キーパーと競り合う形で36番橋岡大樹がヘッドでわずかに競り勝ちゴール(このゴール、最初は、5番中塩大貴のゴールと思っていましたw)

前半の早い時間で2点差にできたことで、試合がだいぶ楽になりました。

その後も、16分に右のバックラインあたりから4番小木曽佑太からのロングフィードを左前線でぴたりとトラップで受けた2番川上開斗がシュートを狙うもゴール上に外れ、20分には、同じように21番時里元樹が難しい方向からのパスを見事なトラップで抜け出すところまでは、パーフェクトでシュートはゴール上に外れるという、シュートの前までは完ぺきという場面が2つ続きつつ、その21番時里元樹が26分に今度はゴール上隅に突き刺さる見事なシュートで追加点を挙げて3-0。

事故のような失点を考えても余裕に考えられる3点差をつけることに成功します。

少し攻撃の勢いが収まった時間帯の29分に、8番影森宇京が足を痛めて31番シマブク・カズヨシと交代します。この交替で、更に前線が仕掛けるタイプの選手が並ぶことになり、更に、収めどころが作りにくくなったことで、やや中盤省略型でカウンターを受けやすい形になりました。

それでも、特にそこまで危ない場面はなく、前半3-0で折り返します。

少し落ち着きがない状態にはなったものの、攻撃では後半も色々見どころがある展開で、5分には、14番渡辺陽がキープしたところで、思い切って7番高橋聡史がオーバーラップで攻撃参加をする場面が見られたり、同様に右サイドでも20番関慎之介が高めの位置まで上がって31番シマブク・カズヨシを経由して左の2番川上開斗までつなぎ、惜しいシュートを放つところまで行きます。

10分に21番時里元樹に代わり23番高山大智が入ります。

13分に2番川上開斗に代わり19番川上エドオジョン智慧が入ります。

15分に迎えたコーナーキックのチャンスで13番新井瑞希からのグラウンダーのパスを受けた31番シマブク・カズヨシが相手のプレスを受けながら、振り向きざまに独特のテンポでシュートを放ちますが、ここは、相手キーパーに反応されます。

この試合、果敢な仕掛けでゴールに迫っていた13番新井瑞希が交代選手が用意して、プレーが切れたら交代というところで、19番川上エドオジョン智慧からのパスに抜け出して落ち着いてゴールを決めます。見事に結果を残して、35番長倉幹樹と交代します(後半27分)。

30分に20番関慎之介に代わり、17番伊藤敦樹が入ります。

4-0となり、残り15分程度となったところで、強烈な攻撃陣に対応していた相手ディフェンス陣などで足をつる選手が続出するなど疲労で動きも落ちたところで、浦和が攻撃の手を緩めず更に得点を追加していきます。

35分に攻撃参加した36番橋岡大樹のサイドからのクロスに35番長倉幹樹が合わせて5-0とします。

更に、36分には、4番小木曽佑太の攻撃参加から14番渡辺陽を経由して最後は31番シマブク・カズヨシが決めて6-0。

交代枠を使い果たした状態で、40分前後に一時的に14番渡辺陽が痛んで10人で戦う状態もありつつも、試合の流れに影響はなく、そのまま6-0で勝利。

3回戦進出を決めました。

3回戦の対戦相手は、壮絶な打ち合いでPK戦までもつれ込む苦戦ぶりも、大方の予想通り京都サンガFC U-18となりました。

1回戦と2回戦も戦い方やメンバー構成が割と変わったという話や、その前のプリンスリーグと比べても、変わったということで、もちろん、怪我の選手の影響などもあるとは思いますが、この試合の攻撃で押し切る戦い方は、かなりの諸刃だな~と思いつつ、開けてビックリどんな戦い方で3回戦に臨むのか、あまり考えずに、できるだけ冷静に待ちたいと思います。

選手が強い気持ちで乗り越えてくれるでしょうから。

一つの試合としては、かなり楽しませてもらいました!

ではでは。

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2013 Jユースカップ第21回Jリーグユース選手権大会2013/11/17 準々決勝 – 浦和レッズユースvs川崎フロンターレU-18 2-3敗戦・・・始まった積み重ねを大事に

キンチョウスタジアム2013年11月17日

 

どうも、浦和サポブクメです☆

もう少し早めにブログを書きたかったのですが、昨晩帰宅したら、思った以上の睡魔と疲労に勝てずに眠ってしまいました。遅くなりすみません。

Jユースカップがこのレギュレーションになって、浦和レッズユースが超えることのできなかった1回戦、2回戦の壁を最高の形で乗り越えて、次の準々決勝というステージに連れてきてくれた浦和レッズユース。それだけでも、感謝の気持ちでいっぱいなわけですが、2回戦での戦いぶりというものが、ただ競り勝った延長戦での勝利という結果のみを表すものではなく、ようやく戦術の方向性と積み重ねが始まったチームの中で、一つの理想形となるものであったことから、同様の戦いができれば、さらに上を目指せる。手ごたえの中で迎えた1戦であったことから、人間と言うのは都合よくできているもので、更に上へという欲も強く持ちながら、そういう気持ちを持てることが嬉しいチームとなったことを噛みしめながらの観戦となりました。

場所は、キンチョウスタジアム(セレッソ大阪のホームスタジアム)となります。

対戦相手は、少し前の練習試合ではあったものの、敗れている川崎フロンターレU-18となります。

芝が長めでボールの勢いが奪われやすいピッチコンディション。先週の試合での良さを活かしたい浦和にとっては、ピッチコンディションがやや邪魔をする部分もあり、さらに対戦相手には、スピードのある裏へ抜け出してくるようなタイプの選手がいるチームだったりと、少しやりにくい印象がありました。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左に3番森亮太、右に35番小木曽佑太、真ん中に8番須藤岳晟、MFが左に22番荒木聡太、右に2番細田真也、ボランチに14番斎藤翔太と4番茂木力也、トップ下に23番安東輝と10番関根貴大、FWが7番広瀬陸斗

となります。

この時期は、3年生の選手たちの中には、外すことのできない理由が入ったりするもので、今回はそのような理由から、帯同できなかった選手が出たりしたものの、先週の試合での良いイメージを継続する形でのメンバー構成でのスタートとなりました。

ベンチ入りしているメンバーを見ても、ここ数試合で結果を出していたり、チームに良い雰囲気をもたらした選手が多く含まれていた印象があります。

今日は、第1戦のヴィッセル神戸ユースvsガンバ大阪ユースの試合から観戦していたのですが、その試合では考えられないくらいの、両チームとも球際の激しさが際立った戦いとなりました。

互いにボールを受けた選手に対してのプレスが早く激しい展開の中でしたが、序盤は、より効率的にという部分では浦和がペースを握って試合を運ぶことができていたと思います。

2分のバックラインからの8番須藤岳晟からのフィードを前線で運動量多くポストプレーもしっかりこなしていた7番広瀬陸斗が受けて、サイドの2番細田真也に開いてサイドから仕掛ける攻撃などがその良い例かと思います。

この試合の最初の大きなチャンスは6分で、23番安東輝が中盤でパスを受けると裏へ抜け出した7番広瀬陸斗にパスを通し、7番広瀬陸斗のシュートは、得点にはならなかったもののコーナーキックのチャンスへとつながっていきます。

8分には、左サイドから22番荒木聡太がドリブルで持ち上がり、追い越して上がる3番森亮太につなげて仕掛ける形を作ります。

9分には、前線で22番荒木聡太と10番関根貴大が相手ディフェンスラインのボールを保持している選手にうまくプレスをかけて奪い、一気に仕掛ける形も作ります。

守備の部分では、U17日本代表で共に戦った三好康児を、4番茂木力也と14番斎藤翔太がボランチの位置でうまく対応しつつ、ディフェンスの選手と2人くらいでうまく奪うという形で、練習試合でやられていた時とは見違えるくらい、危険な個に対しての対応は、できていたと思います。

しかしながら、一人の選手への意識が強すぎた部分もあるのか、時間が経つにつれて、三好以外の選手をやや自由にさせてしまうことで、攻め込まれるという形が出だしてきた印象があります。

抜け出してくる選手に対しての対応という意味では、特に11分のピンチの場面でのプレーが顕著だったですが、8番須藤岳晟が、決定的なピンチになる、本当にぎりぎりの狙われどころを察知して相手のチャンスを潰したこの時間のようなプレーで決定的な場面を摘み取った場面が何度もありました。

同様に、高さと強さという部分で、ここ最近スタメン出場が続いている35番小木曽佑太も、その部分では、ずっと安定したプレーを続けている中で、この試合においては相手の攻撃の起点となりそうなところに、すっと上がっていってプレスをかけて潰すというプレーも多く見られました。

さてさて、15分には、4番茂木力也のシュートのこぼれを、サイドからどの選手だか確認はできなかったものの仕掛けていく形、19分には、14番斎藤翔太からのパスに抜け出した10番関根貴大が攻めあがる場面、さらには、20分には、10番関根貴大からのパスに2番細田真也が抜け出してキーパーよりも先に触れればという惜しい形を作るなど、浦和のチャンス自体は少なくはなかったと思います。

そして、迎えた21分に浦和にとって待望となる先制点が入ります。フリーキックの場面で23番安東輝からのボールを4番茂木力也がうまくコースを変えてゴール!

これで、1-0とすると続いて26分に見事な形で追加点が決まります。

まず、起点となったのが14番斎藤翔太で、中盤から右サイドを駆け上がる2番細田真也へパスを通すと、この段階で10番関根貴大が、ペナルティエリア内にトップスピードで走り込みクロスに対してダイビングヘッドを試みますが、わずかに届かずでしたが、左サイドの22番荒木聡太が、そのボールにしっかり追いつき、クロスを上げるとこれが相手ディフェンダーにあたってこぼれ、そこをすかさず7番広瀬陸斗が押し込んでゴール!

クロスの質、ピンポイントにここを狙えば大きなチャンスというところをしっかり狙い、そこに走りこんでいた10番関根貴大や、こぼれてきた際にその軌道上でしっかり、その先のところにも味方がいる形も作れているという厚みのある状態を作れてのサイドからの攻撃でのゴールは見事でした。

2点リードという状況を作れたものの、その2分後の28分に、1点を奪うためにさらに攻撃の勢いを増した相手に、ディフェンスラインの対処としては悪くはなかったと思いますが、クリアしたボールをペナルティエリアの外くらいから、強引に打ってきたシュートがバーをたたいてそのままゴールに吸い込まれてしまい、1点返され2-1という状況になります。

前半の残り15分間というのは、かなり押し込まれる時間が続き、18番関口亮助の好セーブで2度ほどの決定機阻止などに助けられたり、相手のシュートミスに助けられたりもあり、やや厳しい展開ながらも、2-1と1点リードした形で前半は終了。

後半は、再び集中して入れたと思います。

当然相手は、前半終盤の勢いそのままに攻めてきたわけですが、攻撃に対する対処というところでは、浦和も最後のところで仕事をさせないようにはできていましたし、トータルでいえば、3度ほど後半の20分までで決定的な形を作れていました。

そこで決めきれなかった中で、とにかく今日はいつもよりもさらに激しいプレーが続いていた中で、両チームに疲労の色が少しずつ見えてきた中で、ややプレーの選択肢に、ここでそのプレーは危ないという場面も増えてきていた中で29分に失点し、2-2の同点とされます。

30分に23番安東輝に代えて13番條洋介が入ります。

試合終盤になり、やや間延びする状況が相手にも見えてきたところで、相手の前線が前がかり気味に来ることで浦和にとっては、より対処が難しくなるものの、カウンターでは逆に惜しいチャンスを作れるという、一見すれば相手が押し込んでいるように見えるものの、次の1点はどちらに入るかという展開にはなっていたと思いますが、その1点を決めたのは、ちょうどアディショナルタイムに入ったくらいのところで2-3という状況になります。

浦和は、2番細田真也、14番斎藤翔太、22番荒木聡太に代えて、19番橋岡和樹、21番小島良太、29番川上開斗を投入し、同点ゴールを狙うも、試合はそのまま2-3で終了となり、今年のJユースカップは、ベスト8という結果で終わることとなりました。

さて、下を向いている暇もなく、来週からは、プリンスリーグが再開します。残り3試合です。残留争いという嫌な言葉の中にいる現状ですし、なんか降格の枠数も他力だし、プリンスリーグが全日程終了した段階でも、まだ最下位でない限りは降格なのか残留なのかもよくわからないという、ものすごく曖昧なプリンスリーグ1部。

もう、浦和としてやることは、ものすごーくはっきりしていて、残り3試合でできる限り勝ち点を伸ばして、あとは結果を待つ。それだけです。

正直、迷走するチームには流れも付いてこないと思ってしまう時期もありましたので、選手の頑張りと比例しないもどかしい状況に、どう捉えてよいのかわからないことも続きましたが、Jユースカップに入り、かなり遅ればせながらではありますが、チームとしての積み重ねがしっかりされるようになり、戦術に対しての、この戦いができればという一つの形が磐田戦で示されたことは大きく、当然、そこがベースとなって課題も並行して持っていく状況ですから、そんなに簡単に上昇気流に乗れるわけではありませんが、「流れが付いてこない」というチーム状況は、脱しつつあると思います。

プラスの要素を探してみると(こじつけだ!と怒らないでくださいねw)、昨年も一つのきっかけとなりそうな良い要素が見えた試合でプレミアリーグでの鹿島戦での2-3敗戦という試合がありました。敗れ方も似ていますし、結果的に、数字だけ見れば、あの試合で失った勝ち点3が響いての降格と言えますが、今回の2-3での敗戦は、Jユースカップという一つの大会の敗退にはなりましたが、プリンスリーグでの勝ち点3を失ったわけではないわけです。

更に、もし磐田戦で敗退していたら、その前の横浜FC戦で敗退していたら、プリンスリーグ再開を控えた2週間は、練習試合しか組めなかったところを公式戦での真剣勝負で、2週間のサイクルを作ることができた。これも、大きいと思います。

全勝しなければならないという気負いもいらないですよ。Jユースカップでの手ごたえを、しっかりチームとして共有して、当然アウェイの地でしたから、帯同できなかった全メンバーに、この大会にかかわった人たちが、伝えて、そこを大事にして、今回の一つの軸になって戦ったメンバーと、そこに食い込もうとする選手たちが、意識を共有して、一つ一つ好要素の色を加えられるように戦えればよいんですよ。

そこに結果が付いて来れば、なお良い。たぶん、チームとしてどこまで残り3試合で手ごたえを得られるかで、それが流れとしてついてくるかどうかが決まっているのです。だって、3連勝してもダメかもしれなければ、3連敗しても、残留できる可能性もあるのですから。

追い込まれたような表情で激しく戦うよりも、思いっきり戦ってやる!だから流れも付いて来いよ!くらいの表情で気持ちにゆとりをもって激しくやってくれた方が良いです。

敗退は悔しい、当然です。でも、サポーター側からすれば、このラウンドまで初めて連れてきてくれた感謝の気持ちが大きいです。ありがとうございます!

ではでは!

キンチョウスタジアム2013年11月17日キンチョウスタジアム2013年11月17日キンチョウスタジアム2013年11月17日

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おまけの写真。

2013 Jユースカップ第21回Jリーグユース選手権大会2013/11/09 2回戦 – 浦和レッズユースvsジュビロ磐田U-18 延長戦2-1勝利・・・終わらない!見届ける。

大久保グラウンド2013年11月9日

どうも、浦和サポブクメです☆

最高でした!この言葉だけで、今日のブログは終わらせてしまっても良いくらいです。

いつからでしょうか、

「浦和の下部組織に関わる選手全てがプロになれる素質を持っている。それがこの環境で育てられることによって開花していく。それを手伝い、見届けたい。」このことを前提に、出場している選手、していない選手に限らず、良い部分を見つけて伝えていくことを考え、人間を育成するという部分に長けた関係者の方々に共感して、ただ、彼らの頑張る姿を応援し、試合に足を運んで感じられた部分を綴る。自分の役割はそのくらいで、あとは現地に足を運んで表情を見て、純粋に応援するものとして楽しむことを続けてきた日々。

これが、育成批評、戦術批評のようなブログになってしまったのは・・・。

本当は、読んでいる人が、少しニヤッとしてしまうようなニュアンスを毎回織り交ぜて楽しくブログを書いていきたい。

気が付けば、指摘が正しかろうが、何だろうが、傷つける人が多いブログになってしまっている。本意ではないです。でも、そういうことなのでしょう。

色々考えることが多い最近の中で、ここ最近の自分を取り巻く流れの中で、ある程度、気持ちが固まったところで、私の中では、カリカリせずに、今年1年残りを楽しく見届けて、一区切り付けて次に行こうという気持ちが強くなっています。

そんな中で、本当に苦しいシーズンを過ごしてきたユースの選手たちが、このJユースカップで輝きを見せてくれている。

そして、今日は、感動まで与えてくれた。言うことはないです。

これまで、負ける気がしない試合というものを何度か見てきました。

その試合と同じような空気を、今日の後半から感じたんですね。それは、前半に出場していた選手の問題という意味ではありません(この言葉を付け加えないと、伝わらないというのも私を苦しめます。)

戦術に縛られ、相手が攻撃に長けた空気を感じた時に守備意識の高い5バックになった時には、簡単な形で失点することが多くなり、そこに意識が行く為か、全体的にスペースを大胆に使うことができない。もともと、リスクを伴った戦術なのだから、攻撃のところで自信をもって仕掛け、そこから作り出して行かないと、ただの脆い5バックになってしまう。

ただ、指示からか、自ら考えての動きか、そこまではわかりませんが、後半はそこがはっきり変わっていたんですね。

特に、右サイド。長めのパス、楔のパスを供給することに集中し、攻撃に参加することのなかったセンターバックの右に入っていた35番小木曽佑太が、後半に入り、リスクを負って攻撃に参加する姿勢が見られた。同時に、右サイドハーフの2番細田真也もドリブルで仕掛ける回数が増えた。

一見、人数を減らしてリスクを負って、奪われたら危ない状況ではあるが、これによって相手の左サイドを制圧できるようになります。

すると、自然と、攻撃に大胆に行く選手のカバーができるようになっていったんですね。右サイドのスペースに23番安東輝が降りて行って埋めていたり、後半からボランチに上がった4番茂木力也も必要な時にはバックラインに下がってケアをしていた。

それまでの、ぎこちない時間帯というのは、後ろで選手が入れ替わる動きはあるものの、相手選手を揺さぶったり、仕掛けたりする中での人の入れ替わりではなく、極端に言うとただ人が動いているだけということも多く、相手が形を崩さない中で、2人くらいで長いパスで打開しようとして、それでも7番広瀬陸斗がうまく収めることもできることが多かったため、攻撃としては相手ゴール前に攻め込んではいたものの、やはり戦術としては、意味のない中での個の力というイメージが強かったんですね。

何か、後半は右サイドで見られた大胆さから、全てが動き出した印象が強いです。

試合は、ビハインドを負っていた後半。でも、負ける空気が感じられなかった。むしろ、楽しんでいる自分がいました。

左サイドも、3番森亮太が仕掛け、5番齋藤一穂もサイドから攻撃参加をすることがある。もちろん、典型的なセンターバックタイプの5番齋藤一穂なので、オーバーラップがスピードある迫力あるというものではないが、右との対比で、それも効果的に実は利いていたりする。3番森亮太は、もともとサイド深くまで上がらなくても、相手ディフェンダーの脅威になるくらいの、力強いクロスを早めにゴール前に供給することもできる。

3バックの1枚に、ボランチの8番須藤岳晟が入ることにもずっと疑問があった。しかしながら、今日はスタートが5番齋藤一穂、4番茂木力也、35番小木曽佑太と3人とも、センターバックタイプ(本来は、違うという選手ともいますが、このチームではセンターバックとして役割を与えられた場合には、やはりセンターバックとしてのプレーを堅実にこなしている。)であり、逆にそういうタイプ3人がそろってしまったことと、守備の意識からサイドバックの2枚も下がり気味になったことで、逆にギャップを相手の能力の高いフォワードに狙われてしまった。

後半の、右サイドからの狙いと同時に、そこをコントロールしたのは、ほかでもない8番須藤岳晟であり、これは興味深い話です。

やはり攻撃の意識の中で空いたスペースをカバーするという部分での流動的なポジションチェンジは、チームに自信も与え、その結果、やや動きが重たかった10番関根貴大が、一瞬の隙をついて抜け出し、相手のプレスを受けながらもクロスを上げきり、これを7番広瀬陸斗が押し込んでのゴール。フォワードにも色々いると思いますが、やはり相手のディフェンダーのプレッシャーをうまく受けながら、決定的な仕事をするのも10番関根貴大の特徴だと思います。スピードで抜き去るとか以上に、これができるからタカはすごいのだと思うんです。

今日の後半にやったことでのイメージをしっかり残してやっていけるのであれば、このチームは急激に強くなると思います。前半で下がった17番勝野瑛や13番條洋介のパスの特徴ももっと生きてきます。後半から入った4番茂木力也の久しぶりに見た攻撃的な姿勢でのプレーと時間帯で18番関口亮助に、「行くな!」と止められて慌てて守備に戻るとか、まあ、そういうコミュニケーションも含めて、良いな~と思うわけです。14番斎藤翔太もU17ワールドカップからの良いイメージを持ってきてくれました。ミドルシュート惜しかったです。

そして、延長戦までもつれ込んだ中でのセットプレーからの35番小木曽佑太の劇的なヘッドでのゴール。

興奮したし、楽しかったし、余韻に浸りまくったし、何よりも、基本的に苦肉の策としてのオプションとしてのパワープレーで流れを変える試合は多くあったものの、今日のように先行される流れの中から、チーム全体で流れを引き戻し、主導権を奪い取り、何度も崩し、セットプレーも何度も獲得し、追いついて、逆転し、そして、最後の最後では、(何が起きたのか、わからなかったのであとで確認しましたw)18番関口亮助が決定的なピンチの場面で弾き、押し込まれそうなボールを3番森亮太が頭ではじき出して防いだ。そして、勝った。

負けるわけがない。今日のサッカーなら。

浦和レッズユースが抱える状況が、Jユースカップでの躍進で変わるわけではありません。でも、たとえ、この大会が、そしてプリンスリーグ残り3試合がどんな結果に終わるとしても、今日のような試合が見られるのであれば、私は、笑顔で試合を楽しんで見届けていきたいです。

まだまだ終わりません。無理してでも、来週大阪までみなさん足を運んで彼らの戦いを見届けてみませんか?

 

ということで、スタメンや交代の流れは、オフィシャルで!とか、こんな感じのブログどうですかね?

大久保グラウンド2013年11月9日大久保グラウンド2013年11月9日大久保グラウンド2013年11月9日

大久保グラウンド2013年11月9日大久保グラウンド2013年11月9日大久保グラウンド2013年11月9日

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