第6回ジャパンユースサッカースーパーリーグ2014/3/16 浦和レッズユースvs滝川第二高校 3-1勝利・・・ハットトリック再び。右サイドからの決定機

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どうも、浦和サポブクメです☆

まだ、ジュニアユースの関東U15リーグが開幕してから1試合も足を運べていないのですが、今日の鹿島アントラーズノルテ戦で大勝して2勝1分と好調に勝ち点を稼いでいる模様で、足を運んだサポーター仲間のつぶやいたことや、得点者や経過などで妄想を膨らませています。

ブクメも一人の人間でして、今回足を運んだベトナムで、人間関係で大人げない態度から大ゲンカがあったりしまして、実は、今回の週末の大阪での2日間は、凄く心が痛い状態で過ごしながらのユースの試合観戦になっていました。ですが、やっぱり自分は浦和レッズの下部組織が好きなんだなと思うのは、ここに足を運んでいる時間は、そこに集中できて熱中できている自分がいたんですね。

そのような場があることに、そして、今回のこの遠征の2日間では、「未来への可能性」を見せてもらえたことに感謝しています。

昨年の全国制覇したジュニアユース然り、チームにいる選手全体の特徴などを考えながら、行われているサッカーを見ながら、どのようなチームになっていくべきなのかというのを常に考えているのですが、昨年のジュニアユースは、私が課題と考えていた部分を克服しなければ全国制覇は難しいかと思っていたら、その課題の部分を超越して進化させた戦いぶりで予想のはるか上の戦いを見せて優勝まで持って行ったという事実をこの目で見ています。

でも、私の見方というものは変わるわけではなく、ユースに関しても、現在のフォーメーションでの戦い方と言うものは、長期間戦うプリンスリーグのような大会では、安定して結果を残していくのは難しいと考えています。準備段階で、比較的お互いに手の内の知らない相手であれば通用しても、スカウティングされた時に、バランスを保つのが難しいものだと思っています。選手の能力や資質の部分ではなく、戦術的に難しいということです。

その考え方は、ベースにありはするものの、今回の2日間で浦和レッズユースが見せた姿と言うものは、私の課題と考えているもの、心配している部分を凌駕する可能性を十分に、強烈に感じさせてくれました。単純に、個々の選手を見ても明らかに成長している選手が多いですし、当然、今回帯同しなかったメンバーも含めて、今後の浦和レッズユースが、この難しい戦い方で苦しい時期が来た時にどう乗り越えていくのかも含めて、足を運べる時には、しっかり頭の中に刻んでいきたいと思います。

それも踏まえて、今後もおそらく、守勢に回った時の課題が出た時にはチクチクと書いてしまうかもしれませんが、その辺は、ご容赦を。

ということで、試合の話に移ります。

ピッチは土曜日と同様のS7の人工芝での試合。気温は土曜日より高めでしたが、横風が強く、さすがに水辺をなめているので冷たく、風を受けると肌寒いという気候下での試合となりました。

滝川第二高校高校戦(T)のスタメンは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に20番高橋聡史、右に3番小木曽佑太、真ん中に2番橋岡和樹、MFが左に10番小川紘生、右に19番川上開斗、ボランチに17番影森宇京と5番吉原大、トップ下に8番斎藤翔太と9番小島良太、FWが16番松澤彰

となります。

おそらく、土曜日日曜日と2日間で帯同メンバーをある程度同じくらいの時間ずつ出場するように、組んできたのかと言う印象があります。土曜日の近大附属戦と数名のメンバーを入れ替えて、またポジションの移動も多いので、色々試している感じはうかがえますね。

浦和レッズユースの戦いぶりと同様に、チーム作りの期間としての現段階なので、特に相手の攻撃陣に浦和の守備のところで良い経験値を積むために強烈な選手などいると良いのにな~ということで、どうしても、まずそこにも目が行ってしまいますが、今日の滝川第二に関しても、チーム作りの最中だな~という印象が強かったですね。

それでも、3バックが攻撃的に行った時の反撃でサイドに出されて走られてという形で狙われるケースが何度か見られたため、土曜日よりは、その点も確認しながら浦和も戦わないと危険と言う意識の中で実感を持って戦えたのではないかとも感じます。

まず、前半の流れでは、ここ出場した時にしっかり結果も残し、ワントップのポジションでやるべきプレーの選択が的確になりつつあり、また相手選手とのタイミングの計り方なども、かなり高い質でプレーできている16番松澤彰が、この試合でも、ポストとしてやるべきプレー、ゴールを狙うべきところ、簡単にさばくところ、キープするべきところなど、良いプレーを何度も見せていました。

また、中盤の左でプレーした10番小川紘生も、プレーエリアの中で、キープ力を生かしながら、味方を生かしながら、プレーできており、ある意味左サイドの位置で一つの起点が作られるという、珍しい(?)攻めの形として機能していたと思います。

そこに前線で8番斎藤翔太と9番小島良太が運動量豊富に動き回るなど、 相手にとって一か所を対応しても、他の場所からもやられるという形が作れていたと思います。

前半の攻撃の良い形をいくつか挙げますと、

2分に2番橋岡和樹のスペースへのパスを19番川上開斗が受け、裏のスペースへパスを通し、抜け出した16番松澤彰が、先にキーパーにとられたものの、あと一歩届けばゴールと言うプレーを見せます。

良い形と言うか、これはゴールの場面ですが、5分に9番小島良太からのパスを16番松澤彰が決めて1-0と先制します。

9分には、キーパーの25番大川圭為からのフィードで10番小川紘生が受けて16番松澤彰に通してゴールにという早い縦の展開でゴールに迫ります。

11分には、3番小木曽佑太から19番川上開斗にパスが通り、19番川上開斗がドリブルでゴールに向かって仕掛ける場面もありました。

15分前後の数度のコーナーキックの場面で、3番小木曽佑太に上手く合ってゴールになりそうな雰囲気が感じられる場面が続きました。

ボランチのところでは、昨日のスタートの17番影森宇京と7番勝野瑛の2人で組んだ時には、守備的な部分で下がる役割を比較的7番勝野瑛が担うケースが多く、バランス良かったのですが、この試合では、17番影森宇京が比較的守備のところ意識した動きが求められ、5番吉原大が攻撃的な意識を高くプレーしていたように感じます。

その5番吉原大がインターセプトを成功させて仕掛ける場面が2度ほどあったり、前線まで上がっていく場面も見られる攻撃面での好要素も見られましたが、ボランチとしてのバランスが少し崩れるところもあり、狙われてやや危険な形になるところも数度ありました。

21分に、守備の隙を突かれて、そこを通されると決定的になるという場面がありましたが、ここは9番小島良太がしっかりカバーに入って、問題なく防いでいました。

22分には、17番影森宇京がミドルシュートで狙いますが、枠を捉えられず。

31分には、2番橋岡和樹から、これも2分のプレーのように足元ではなく、8番斎藤翔太のスペースへの動きに合わせた縦パスを通し、テンポよく前線に抜け出す16番松澤彰にパスを通すも、ここは惜しくもオフサイドの判定。

34分には、20番高橋聡史が、相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらも、しっかり17番影森宇京へパスを通し、17番影森宇京から裏のスペースへパスを出すも16番松澤彰にはわずかに合わず。狙いとしてはOKです。

前半終盤の5分間くらいは、やや相手の攻撃を受けて、バタバタする場面があったものの、20番高橋聡史が決定的なピンチの場面をうまくカバーして失点のピンチを防ぐなど、前半は1-0と無失点で終了します。

この前半は、相手のシュートを2本ほどに抑え、攻撃の回数も多く作れており、終盤の5分間ほどを除いては、ほぼ主導権を握り続けたと言っても良いと思います。

さて、後半も、土曜日の試合のように数名のメンバーを入れ替えながら、ペースを握り続けていくのかと思ったら、大幅なメンバー交代と、あまりそのポジションで見たことがないようなポジションに配置される選手など、試すにしても極端にも感じられるような構成になりました。

GKが25番大川圭為、DFが左に20番高橋聡史、右に5番吉原大、真ん中に21番中塩大貴、MFが左に19番川上開斗、右に2番橋岡和樹、ボランチに17番影森宇京と22番東伸幸、トップ下に6番荒木聡太と4番茂木力也、FWが16番松澤彰

ということで、トップ下の位置に入った2人ともに、このポジションでプレーしているのは、見たことないような(自分が知る限りはですが・・)位置でプレーとなりました。

相手のメンバーは、ほとんど変更がないところで、浦和は守備の並びなども含めて大幅に変わったことで・・・やはり、後半スタートからしばらくは、見ていた位置からは遠目で細かくはわからなかったのですが、浦和の陣内でプレーしている時間帯が長く、要するに相手の攻撃を受ける時間が長くなっていました。

5分に、20番高橋聡史が、足を痛めて13番清川大輝と交代し、3バックの左に4番茂木力也が入り、13番清川大輝がトップ下に入ることになり、結果的に4番茂木力也のトップ下は、5分ほどで終了したのですが、アクシデントがなかった場合には、どこまでこのポジションでやらせようとしていたのかなど気になるところではあります。

やや、相手ペースの状態から浦和ペースに戻すことに時間がかかり、12分に失点し1-1の同点に追いつかれますが、徐々に浦和がペースを取り戻し、なんというか、攻撃で凌駕する時間帯に入ったというか、バランスはやや崩れたままながら、浦和の攻撃で相手のゴールを脅かす場面が増えてきます。

特に、前半センターバックから、後半中盤の右にポジションを移した2番橋岡和樹の右サイドからの仕掛けが、鋭く、ここから多くのチャンスが後半は作られることになります。

失点から4分後の16分には、中盤で難しいパスを13番清川大輝が問題なく受けると、右の2番橋岡和樹にパス。2番橋岡和樹がこのままドリブルで持ち上がり緩急をつけたドリブルでサイドを突破し、正確なクロスを供給し、16番松澤彰がヘッドで合わせてゴール。この場面では、その奥にも13番清川大輝が走りこんでいましたので、攻撃の厚みも含めて見事な崩しからのゴールになりました。これで2-1と再び浦和がリード。

21分には、左サイドから4番茂木力也が持ち上がり、クロスに再び16番松澤彰が飛び込みヘッドで狙うも、ここはゴールならず。この場面でもしっかり、近くに13番清川大輝が入っており、ボールがこぼれたりした場合には、13番清川大輝が狙うという場面も考えられたと思います。

26分には、19番川上開斗が6番荒木聡太とのワンツーで抜け出してゴールに向かって力強く仕掛けます。

27分には、コーナーキックのチャンスから16番松澤彰を経由して、2番橋岡和樹がシュートを狙うも惜しくもポストを叩きます。

そして、この試合の3点目も起点は、2番橋岡和樹からになります。パスを受けた2番橋岡和樹が、ドリブルでディフェンダーを交わしながら右サイドを深くえぐり、ディフェンダーをひきつけながら、5番吉原大にマイナスのパスを出し、5番吉原大がゴール前にクロスをあげ、これを16番松澤彰が決めて、これで3-1。16番松澤彰は、これでハットトリック達成です。

31分に、17番影森宇京に代わり7番勝野瑛が入ります。

攻撃的な形でいったんは同点に追いつかれても、逆転、追加点とした浦和ですが、やはり中盤のバランスがやや悪い状態が続いている印象があったのですが、交代で入った7番勝野瑛が、守備的な部分でのバランスを取ることで、残りの10分間ほどはかなりその部分が安定した印象があります。バランスと併せて、7番勝野瑛の相手の起点になりそうなところへの激しいプレスも印象的でした。

この後、13番清川大輝が見事なディフェンダーをひきつけてからの2番橋岡和樹へのゴール方向へ一気に向かうことのできる見事なパスがあったり、コーナーキックから22番東伸幸の惜しいヘディングシュート、更に右サイドからの2番橋岡和樹の突破からの折り返しのパスを受けた6番荒木聡太のシュートなど、惜しいチャンスは、何度か作ったものの追加点は入らず、3-1で終了となりました。

これで、土日のJYSSLの2試合は2勝で終えることとなり、ただ勝利しただけではなく、多くのことを試しながら、結果も残せたことや、もちろん課題も見えましたが、プラスに考えても良いかなという要素もかなりたくさん見ることができました。

例年であれば、こういう公式戦で試していくタイミングが、来週からの清水フェスティバルだったのですが、今年は、JYSSLに参加することになり、早いタイミングから公式戦で戦えたことや、時期的に、相手チームにもムラがあり、真剣に臨む公式戦と言う雰囲気は少し小さかったなかで、浦和レッズユースの選手たちが、しっかりとこのJYSSLに臨んでくれたことなどもあり、これを踏まえて清水フェスティバルに臨めるというのは、大きいと思います。

このフォーメーションが難しいことを、しっかり自覚したうえで、それぞれの選手が前向きに臨むことで変わることも多いと思います。おそらく、そういうことができている選手が多かったからこそ、この2試合では、注目すべきポイントが見る側としても多く感じ取れたのだと思います。

週末にもしかするとJYSSLの延期分の試合など入るかもしれませんが、とりあえず確定ベースでは、次からは清水フェスティバル。楽しみにしています!

ではでは。

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第6回ジャパンユースサッカースーパーリーグ2014/3/15 浦和レッズユースvs近畿大学附属高校 2-0勝利・・・完勝に近い内容

浦和レッズユースvs近畿大学附属高校(JYSSL2014at J-GREEN堺)

どうも、浦和サポブクメです☆

3月8日から、タイ~ベトナムと訪問し、その帰国便の場所を関西国際空港にし、今週末はJ-GREEN堺で開催のJYSSLの試合を土曜日、日曜日と観戦する予定で動いています。

昨年あたりから、J-GREEN堺で見たい試合が開催されるケースが多いため、大阪の中でも、この堺と言う場所が、やや身近に感じる今日この頃です。

さてさて、今週末のJYSSLは、練習試合の設定がなく、T戦のみの1試合ずつが行われます。まず、土曜日は、近畿大学附属高校戦を観戦しました。

少しずつですが、春を感じるような気候となり、試合開始前くらいは、風はやや冷たいものの、これまでのような凍えるような寒さと言うこともなく、比較的観戦しやすく、選手もプレーしやすい環境になったような気候でした。

では、試合の話に移ります。

これまで大会ベースで観戦したのは、天然芝グラウンドが中心でしたが、今回は、S7の人工芝のグラウンドでの試合となりました。

近畿大学付属高校戦(T)のスタメンは以下、

GKが18番高須雄大、DFが左に4番茂木力也、右に2番橋岡和樹、真ん中に21番中塩大貴、MFが左に6番荒木聡太、右に3番小木曽佑太、ボランチに17番影森宇京と7番勝野瑛、トップ下に9番小島良太と8番斎藤翔太、FWが10番小川紘生

となります。

試合開始からしばらくの間は、苦しめられるというほどではないものの、相手の前線からのプレスでややプレー精度を欠く場面があったり、浦和の前線へのボールの収まりがあまりうまくいかないため、浦和ペースかな~と言う割には、決定機というところまでは、なかなかたどり着かないという展開が多くなったものの、前回のJYSSLの試合と比較して、右のサイドバックと右のサイドハーフが2番橋岡和樹と3番小木曽佑太のポジションが代わっていたり、何点か変更がある割には、選手間のバランスは、うまくいっているように感じられました。ボランチの17番影森宇京と7番勝野瑛のプレーの距離感やバランスも良かったと思います。

センターバックの21番中塩大貴のところも安定しており、4番茂木力也が攻撃に参加しやすい状況もできていたと思います。

前半の攻撃では、12分の攻撃で、中盤からのパスを10番小川紘生がタイミングよくディフェンダーを引き付けてスルーし、9番小島良太につながり仕掛ける場面だたったり、13分の2番橋岡和樹が右前線に攻めあがって、いったん3番小木曽佑太に下げて、素早く17番影森宇京にパスを入れて、ここで前を向けばシュートまで持ち込める場面でもあったような気がしますが、そこは、パスでさばくという選択肢になりましたが、なかなか良い展開。そして、15分には、右サイドバックの位置で中盤からいったん下げられたパスに対して2番橋岡和樹から、低い鋭い弾道での見事なピンポイントでのロングフィードが左前線に上がる6番荒木聡太にとおり、そこから9番小島良太につなげてゴールに攻めあがるという形がありました。

この10分~15分くらいの3度ほどの仕掛けは、かなりゴールににおいを感じさせるものでした。

実際のこの時間帯からの良い流れで19分に浦和が先制点を挙げたようにも見えたのですが、ファールか、ハンドかの判定でゴールにならなかったものの、ネットを揺らす場面もありました。

前半は特になのですが、相手の攻撃の意図が浦和の左サイドに偏っていた影響もあるかもしれませんが、特に浦和の右サイドでのところでの攻撃は、なかなかさせてもらえない分、しっかり左サイドにスペースが緩めになるという状況からで、その左サイドを使って、例えば4番茂木力也と6番荒木聡太がワンツーで突破していったり、左サイドに8番斎藤翔太が流れて仕掛けていったりと、左サイドからの崩しが多いのも前半では印象的でした。

前半スタートは、なかなか前線でボールが収まらない印象もあったのですが、徐々に10番小川紘生が、持ち味となる競り合いではなく、タイミングでパスを受けて捌くという回数が増えて来たあたりからは前線の10番小川紘生、8番斎藤翔太、9番小島良太の3人のところで相手の守備陣を脅かすという形も増えてきて、全体的には、浦和ペースの時間が大半を占めた前半でしたが、結果的には得点は奪えなかったな~という形で前半は0-0で終了。

後半に入っても、ペースは基本的に浦和のペースで試合が進みます。欲しかった先制点が9分に入るのですが、このゴールがなかなか、これまた見事なものでした。

ちょうど、後半は、右サイドバックに3番小木曽佑太、右サイドのハーフに2番橋岡和樹という並びに変わり、右サイドバックでの出場が多くなっている3番小木曽佑太のプレーの安定感が更に増し、一つ前のポジションに上がった、今日質の高いプレーを見せていた2番橋岡和樹が、中盤からの鋭いパスに反応し、右サイドから仕掛け、相手ディフェンダーを交わして右サイドを持ち上がり、このタイミングでゴール前に10番小川紘生と9番小島良太がしっかり詰められる位置まで上がっており、2番橋岡和樹からのグラウンダーの鋭いクロスに対し、やや相手ディフェンダーに警戒されている10番小川紘生がスルーして、フリーな形でファーから走りこんだ9番小島良太が、きっちり決めた見事に崩したゴールで1-0と先制します。

この得点の直後の、9分に9番小島良太に代えて13番清川大輝が入ります。

この交代で13番清川大輝が、ワントップの位置に入ったことで、今年この位置に13番清川大輝が入った時に多く見られる、体の向きやタイミングで身長差関係なく、前線でのパスのおさまりがよくなり、相手の守勢とも相まって、ここからの時間帯は、浦和の中盤から前線の攻撃陣のレベルの高さがうかがえるような見事な仕掛けが連発と言う時間帯が始まりますが、これまたフィニッシュというところでなかなか追加点は生まれないのがちょっと気にはなるのですが、仕掛けに崩しの試みなど見事なものが多かったです。

この後、

21分に、6番荒木聡太に代えて20番高橋聡史、30分に、17番影森宇京に代えて5番吉原大、36分に8番斎藤翔太に代えて16番松澤彰、37分に18番高須雄大に代えて25番大川圭為、39分に10番小川紘生に代えて19番川上開斗と、多くの交代と、交代した選手の中でも、普段と少し違うポジション(20番高橋聡史が左サイドハーフだったり、5番吉原大がボランチだったり)でプレーするなどありましたが、全体的に、それぞれの選手がそのポジションでやるべきことをうまくやれていたと思いますし、それだけ試合全体を通して、浦和がゲームをコントロールできていたのかなと思います。

あ、追加点あります。35分に、5番吉原大のインターセプトから4番茂木力也にパスが入り、左前線のスペースに鋭いパスを狙うとやや相手ディフェンダーに触られながらも、このパスが8番斎藤翔太に通り、ペナルティエリア内には、やや人が多い状況をしっかり見ていた8番斎藤翔太が、角度のある折り返しのパスをペナルティエリアすぐ外くらいのポジションをとっていた13番清川大輝に通し、パスを受けた13番清川大輝が、落ち着き払ってシュートを決めて(落ち着き払ってというところがポイントです!)のゴールでした。

結果、2-0で浦和レッズの勝利となりました。

確かに、今日の対戦相手は、前線に破壊力のある選手がいなかったり、攻撃の仕掛けにそこまで危険さを感じなかったため、今のフォーメーションでの戦いでの課題の部分を確認するというところでは、やや図りにくいところがありましたが、全体的には、完勝に近い試合と言ってもよい内容だったと思います。

明日の対戦相手は、滝川第二高校ということで、せっかく大阪まで遠征しての試合になりますので、相手に強烈な攻撃的な選手がいるような相手で、守勢になった時の課題も含めて、手ごたえを感じられる2日間だったと言えるような試合になれば良いな~と思います、はい。

ではでは。

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おまけの写真です。

 

第6回ジャパンユースサッカースーパーリーグ2014/3/2 浦和レッズユースvs藤枝東高校 T0-2敗戦/TM0-2敗戦・・・相手守備陣を崩せず、チームとしての現在地にも違いあり?

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どうも、浦和サポブクメです☆

昨日に引き続き、レッズランドに足を運びJYSSLの藤枝東高校戦を観戦してきました。今日も生憎の空模様でしたが、T戦の時は、なんとか雨は降らずに済みました。TM戦の時は、終始小雨がぱらつく中での試合となりました。

寒さは、昨日よりも寒かったように感じます。肌に当たる風が痛い感じでしたね。

昨日は4選手ほどが、大原でのトップチームの練習に参加しておりいませんでしたが、今日は、その選手たちも戻り、試合に出場していました。

昨日の相手の前橋育英高校は、チーム作りに苦戦している様子もありましたが、今日の藤枝東高校は、かなり現時点でチームとしての完成度が高い印象がありました。同じく観戦していた方にもそんな話をしていたのですが、2年前のGo forの時の東福岡高校のようなイメージで、チームとしての戦い方が新チームの早い時期から浸透していて、安定した強さを感じる印象のチームでした。それは、T戦もTM戦も同様でした。

では、試合の話に移ります。

藤枝東高校戦(T)のスタメンは以下、

GKが18番高須雄大、DFが左に20番高橋聡史、右に3番小木曽佑太、真ん中に21番中塩大貴、MFが左に6番荒木聡太、右に2番橋岡和樹、ボランチに4番茂木力也と8番斎藤翔太、トップ下に9番小島良太と10番小川紘生、FWが11番邦本宜裕

となります。

対戦相手の状態もあるため、一概に前日とは比較はできませんが、昨日よりも前線からのプレスは激しく来ない相手ではあるものの、守備の堅さが非常に印象的な相手に対して、個々の選手での迫力は今日の方が感じられた浦和でしたが、崩すための工夫が足りず、結果的に焦れて、個々の選手が突破を図って奪われるという場面が多いように感じられました。

今日ボランチに入っていた4番茂木力也がボランチのポジションから、バックラインに降りたり、前線に攻撃参加したりと、存在感のあるプレーを繰り広げていたのが印象的です。

また、これは、他の方が話していた話の受け売りでもありますが、昨日は、やや中盤と前線の距離の間が空いていて中盤を経由した攻撃にスムーズさを欠いていたところを8番斎藤翔太が上下の動きをうまくつけて動いていることで受け手として器用なポジショニングを取っていたことが印象的でした。

ロングフィードの回数は多くなっていたものの、そのパスが前線で収まるという場面は少なく感じました。試す時期として、また、出場する選手によって指示を使い分けているのか、今日は比較的選手任せの攻撃が多く、前半は、例えば、2番橋岡和樹から11番邦本宜裕にあてて、高めの位置に上がった4番茂木力也にパスをだし、仕掛けていく形だったり、右、前線、中盤、左とピッチを広く使う意識で多くの選手が動けるような試みも多かったのですが、次第に相手の守備に跳ね返されたりすることで、全体的に焦れる場面が多くなったというか、パスがずれたりするケースがこれまでのように増えて来た印象があります。

サイドから仕掛けた際のクロスの精度も含めて、何かそれぞれがそれぞれになってしまっていたり、ゴール前に入る人が少なかったり。攻め込めている印象は多く、一見すると攻め込んでいるように見えたものの、相手の形にはまっていたのかとも感じられました。

守備に関しての課題は、この試合も継続ですね。どうも、バックラインに関しても人の入れ替わりを多く求められるためか、相手の攻撃に対して数的不利でない場面でも、受け渡しなどがうまくいかずに、持ち込まれて危険な形になるというケースが多いように感じられました。

ただ、攻め込んでいる時間自体は多く作れていたので、これを好要素として考えていけば、少しずつ改善していくかもしれませんね。

試合は、20分に失点を喫し0-1となり、後半は、昨日のT戦、TM戦でそれぞれワントップで出場して持ち味を発揮した2人が、後半10分までに投入されます。まず6分に、6番荒木聡太に代えて13番清川大輝、10分に9番小島良太に代えて16番松澤彰が入りました。

13番清川大輝が入ったのは左サイドとなり、また少し求められる動きが違うポジションが違いましたね。昨日連携が凄く良かった9番小島良太とのコンビネーションなども再度見たかったものの、4分後に9番小島良太も下がってしまいましたので、その辺りは見られず。

20分には、21番中塩大貴に代えて26番堀内千寛が入ります。

結局、32分に1点追加されてこの試合は0-2で敗れています。

今は試す期間。そして、基本的にはこの試合のスタメンメンバーをAチームとしてチームを作っていきたいという意図は伝わってきますが、もしかするとそれぞれの選手の個性が強すぎて、難しいことが多いのかもしれませんね。また、昨日の試合で目立った活躍を見せていた選手が後半比較的早めから投入された流れは良かったと思いますが、ポジションの移動など色々試し過ぎたというか、チームとして意図のある交代にならなかったような印象もあり、やはり全体としては、相手のペースでの試合にはまってしまっていたのかな~という試合でした。

T戦が終わり、ボーっとしていたら、TM戦は隣のグラウンドで、それに気づかず、慌てて移動しました。

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藤枝東高校戦(TM)のスタメンは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に19番川上開斗、右に5番吉原大、真ん中に23番石井康輝、MFが左に12番松崎洸星、右に22番東伸幸、ボランチに17番影森宇京と7番勝野瑛、トップ下に26番堀内千寛と13番清川大輝、FWが16番松澤彰

となります。

一応3バックのメンバー構成で書きましたが、なんとなく、4バックのようにも見え、ボランチが3枚のようにも見え、結局フォーメーションに関しては最後までよくわからない部分もありました(ゴール真裏あたりから見ていたので、という言い訳をさせてください。)

後半スタートのメンバーは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に19番川上開斗、右に5番吉原大、真ん中に23番石井康輝、MFが左に12番松崎洸星、右に28番中塚貴仁、ボランチに14番長嶋巧と7番勝野瑛、トップ下に15番中村透と24番松尾佑介、FWが27番新井瑞希

後半の交代は、13分に、19番川上開斗に代わり22番東伸幸、20分に7番勝野瑛に代えて17番影森宇京。

となります。

得点経過としては、この試合もT戦同様に前半(23分)に1失点、後半(12分)に1失点で0-2で敗戦となっています。

 

正直なところ、今日の試合はT戦、TM戦含めて組織的なプレー面での相手チームの良さが目立つ部分が多く、浦和に関しては、色々試しているという様子が強かったので、色々試している中での動きがごちゃごちゃに頭に入っているので、書き出すことができません。

ただ、少なくとも、練習試合が毎週組まれる例年のこの時期よりも、JYSSLで公式戦として今日のような相手と戦うことができ、公式戦として臨むことができることで、昨年よりも、しっかりした目線でチーム作りが進められていくという期待も持つことができるのも事実です。

この時期の状況を見ていて、昨年のチーム作りの流れが頭をよぎって不安になることもあることは事実ですが、そこは、体制2年目ですから、チームのメンバー構成のバランスなども、試す中でしっかり分析されて考慮されていくと思いますので、そのうちの1つの試合としては、今日の試合は、守備組織の高い相手への経験と、そこから見つかった課題として還元されていくと思いますので、踏まえての次を楽しみに待ちたいと思います。

ではでは。

おまけの写真です。

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第6回ジャパンユースサッカースーパーリーグ2014/3/1 浦和レッズユースvs前橋育英高校 T4-3勝利/TM1-1引き分け・・・好要素と課題が入り乱れる

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どうも、浦和サポブクメです☆

昨日はあれだけ暖かかったのに、打って変わって今日の寒さと言ったら・・・。ということで、今日は、先週末同様、レッズランドに足を運びジャパンユースサッカースーパーリーグ(今後は、JYSSLと表記しますね、長いのでw)の前橋育英高校戦に足を運びました。

JYSSLには、T(トップ)とS(セカンド)2カテゴリがあり、この2カテゴリ共に参加している高校やクラブも多いのですが、浦和レッズユースは、Tのみの参加と開催できる時には、Tの後に練習試合という形で予定が組まれています。

先週も、本来は、Tの後に練習試合と言う予定で大会の公式ページには記載されていたのですが、雪のため延期されていた彩の国カップが同会場で入ったということで練習試合はキャンセルとなったようです。

今日は、Tの後に練習試合(TM)が行われました。

先週も書きましたが、参加するチームによってAチームで来たり、調整として位置づけたりと言うことで、蓋を開けてみないと相手がどのくらいの強さだかわからないのがこの大会の現状のようですが、今日の対戦相手は、今期もプリンスリーグで対戦する前橋育英高校ということで、実際相手はベストメンバーでは臨んではいなかったようですが、球際の激しさだったり、不用意なパスを出すと奪って反撃を食らう場面などを見ても、この時期に対戦しておくには最適な相手だったと思います。

では、試合の話に移ります。

今日は、数選手(4人くらい?)がトップチームの練習に参加のために不在とのことでした。

前橋育英高校戦(T)のスタメンは以下、

GKが18番高須雄大、DFが左に20番高橋聡史、右に5番吉原大、真ん中に21番中塩大貴、MFが左に6番荒木聡太、右に12番松崎洸星、ボランチに17番影森宇京と7番勝野瑛、トップ下に9番小島良太と8番斎藤翔太、FWが13番清川大輝

となります。

前橋育英高校には、浦和レッズジュニアユース出身選手で新3年生に内島大輝、新2年生に新井克之がいます(新1年生にもいますが、4月以降で対戦する時から触れますね。)

おそらく、内島大輝は、1番をつけてTの方にスタメンフル出場していました。新井克之は、おそらくいなかったと思います。

さてさて、試合ですが、開始からやや相手ペースで押される展開になり、10分に先制されて0-1とビハインドを背負うことになります。

ただ、この試合では、おそらくこの体制下では初めて見た、フォワードの真ん中に13番清川大輝が入り、このポジションでの13番清川大輝のプレーの質の高さがかなり際立ち、合わせて、連携という面において9番小島良太との関係性が抜群に良く、この2人が攻撃に絡んだ時には、質の高い攻撃で相手のゴールに襲い掛かるという場面が多く感じられました。

特に、13番清川大輝は、高さはないものの、ロングボールのパスにおいて、動きのタイミングの良さでしっかり楔役として前線で収めることができていたため、バックラインからのフィードもしっかりチャンスにつなげるポスト役としての動きを担っていました。

そのような動きから徐々に攻撃で主導権を握り始めた浦和は、30分には7番勝野瑛からの縦パスを13番清川大輝が受けて良い距離を動く9番小島良太につなげて突破を試みる形。直後にも、9番小島良太がワンタッチで前線に流したところに、ここは追いつけなかったものの13番清川大輝が反応して通れば面白そうな形を作ります。

そして、迎えた34分にペナルティエリア近くでフリーキックのチャンスを得ると、キッカーとして13番清川大輝と8番斎藤翔太、6番荒木聡太の3人がボールの近くに立ち、13番清川大輝が蹴ると見せかけて、6番荒木聡太が左足で見事にゴールを決め、1-1の同点とします。

この時間帯は、完全に浦和の攻撃のリズムが相手を凌駕する時間帯となり、42分に13番清川大輝のアシストで9番小島良太がゴールを決め2-1と逆転、更に、前半終了直前には、9番小島良太のシュートをキーパーが弾いたところを6番荒木聡太が詰めて3-1と、あっという間に2点差に開いて前半を終了します。

後半スタートから、8番斎藤翔太に代わり10番小川紘生が入ります。

後半も前半同様に、試合の入りのところで相手に攻め込まれる形が多くなり、ここでも2分に失点を喫し3-2と1点差に迫られます。

7分に、13番清川大輝か6番荒木聡太のどちらからか、絶妙の裏へのパスが出て、9番小島良太が抜け出します。ややシュートコースがない中で右から良いタイミングで12番松崎洸星がペナルティエリアに走りこみますが、ここは、9番小島良太が自らゴールを狙う選択をし、キーパーに防がれます。しかしながら、自ら狙う試みも良かったですし、パスと言う選択肢を考えた時にしっかりそこに走りこんでいる選手がいたのも良かったと思います。

後半は、やや危ない場面の回数の方が多かったとも言えますが、攻撃においては、18分にも13番清川大輝から左の6番荒木聡太に展開した時に、クロスボールを上げる際に、合わせられるタイミングでゴールに走りこんでいる人数が多い場面を作れていたりと、攻撃においては、かなり好要素を多く見出せる展開がありました。

そして、19分に浦和に追加点が入ります。

フリーキックの場面で10番小川紘生の蹴ったボールのこぼれ球に5番吉原大が反応し、ラストパスを9番小島良太に送り、ゴール。

これで、4-2と再び2点差に・・・したと思ったら、その2分後に失点し4-3と1点差に迫られます。

26分に、6番荒木聡太、7番勝野瑛に代わり16番松澤彰、19番川上開斗が入ります。

33分に、裏へのパスに抜け出した10番小川紘生がキーパーよりも先に触れればという惜しい場面がありました。

35分にも、テンポ良いパス回しで19番川上開斗、13番清川大輝、左サイドを駆け上がった20番高橋聡史とつながり、サイドから仕掛ける形も良かったと思います。

36分には、16番松澤彰のポストプレーから9番小島良太へつなげての攻撃がありました。

40分に12番松崎洸星に代わり22番東伸幸が入りますが、試合時間が少なく交代後しばらくして試合終了の笛が鳴りました。

まずは、4-3で勝利となります。攻撃中心に書きましたが、最初に書いたように不用意なパスや、持たなくてよい位置で余計にボールをキープしようとしたことで相手のプレッシャーやインターセプトから攻め込まれた回数も結構多く、チャンスの数で言うと相手の方が多かったようにも感じられますので、守備の課題(守備陣のプレーがというよりは、そもそも守備をドッシリさせるのが難しいフォーメーション、戦術なので、この戦術をする限りは、守備についた選手は、毎回大変な思いをすることになることは、覚悟しなければならないのかなとも思いますが・・・)は、残りました。

ただ、この試合での攻撃は、打ち合いだから多く得点が入ったということよりも、攻撃において高い質で相手を崩した回数の多さと、実際に多くの得点を決めたということにおいて、自信を持って良いもので、今後にもつながると思うものでした。

019

続きまして、練習試合(TM)に移ります。

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この試合のスタメンは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に19番川上開斗、右に14番長嶋巧、真ん中に23番石井康輝、MFが左に27番新井瑞希、右に28番中塚貴仁、ボランチに15番中村透と22番東伸幸、トップ下に26番堀内千寛と24番松尾佑介、FWが16番松澤彰

となります。

交代は、後半25分に16番松澤彰、19番川上開斗に代わり、7番勝野瑛、13番清川大輝となります。

この試合は、先週の松商学園戦でハットトリックを決めた16番松澤彰の前線での質の高いプレーが特に印象的なものとなりました。

前線へのパスに対しての入り方、受け方、そして不用意に仕掛けるばかりではなく、簡単に捌くところは捌くなど、プレーの選択肢含めて、この試合では良い要素がかなり見られました。

2つの試合で、2種類の質の高いワントップのプレーが見られたと言うと大げさでしょうか。。

ただ、やはり試合全体を通して言うと、相手の時間帯になった時に守備のバランスを保つことには、かなり苦戦していたのは、2試合とも共通と言う印象がありました。この試合では、34分に16番松澤彰からのアシストでしっかりチャンスをものにした26番堀内千寛のゴールで1点先制し、実際は相手の決定的な場面も多かったもののポストに救われた場面や、ゴールマウスを守った25番大川圭為が安定したプレーと、決定的な場面を防いだことなどあり、1点は決められてしまったものの1-1の引き分けという結果で終わりました。

攻撃の部分で、今後につながると思われた場面をいくつかピックアップしますと、23分に右サイドから仕掛けた場面で23番石井康輝がかなり強めの低い弾道でペナルティエリアにクロスを供給した場面で、相手ディフェンダーは反応できないくらいの強めのボールだったのですが、これを16番松澤彰がなんなくトラップしてゴールを狙った場面がありましたが、以前からユースの試合で思っていた、浦和の下部組織にいる選手の基本的な能力の高さを考えた時には、一つ一つのパススピード自体を上げてしまうことで、受ける選手がそれをコントロールできるのであれば、それだけで相手を凌駕することができる局面もあるのではないか、という思いが再燃してしまいました。

実際、今日の2試合を見ていても、割とパスにしては強すぎるような場面と、それを難なくトラップしてコントロールしてしまう選手という関係性を何度か見ましたので。まあ、これは、私の願望というだけですけどね。

あとは、時間帯は忘れましたが、コーナーキックの場面で、ここでもキッカーは23番石井康輝だったのですが、低めの巻いた弾道で蹴られたボールに26番堀内千寛が相手ディフェンダーの前のニアサイドにスッと出てきて頭ですらしてゴール前に供給した場面がありましたが、コーナーキックの種類として効果的にできるのにあまりやらない、こういう形をもう少し増やしても得点機会が増えそうだなと感じました。

攻撃のために、バックラインにおいて人の入れ替わりが多いことから、守備においての約束事が作りにくいことから相手ペースの時に守備が混乱しやすいといのは、ある程度仕方がないとは思います。攻撃においてのプラスの要素も多く見えました。

なので、3月というタイミングを考えれば、好要素を拾い上げれば、楽しみな部分が強くなりますが、昨年もこういう感想を持つ試合は多く、トップチームも同様でしたが、やはり、守備の重要度をおろそかにすると、単発の大会での優勝狙いのチームなら良いかも知れませんが、プリンスリーグからプレミアリーグへの昇格を長期プランで考えた時には、安定して上位に居続けることが難しくなるという不安も感じられる。

今日の2試合を見て、そんな感想を持ちました。

明日は、藤枝東高校戦ですね。

ではでは。

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おまけの写真。

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第6回ジャパンユースサッカースーパーリーグ2014/2/23 浦和レッズユースvs松商学園 3-1勝利・・・試合の中でも一歩ずつ前進

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どうも、浦和サポブクメです☆

雪やら海外やらで、浦和レッズユースの2014年に入ってからの国内での今季初観戦となります。今年から浦和レッズユースが参加しているジャパンユースサッカースーパーリーグ。

この大会への参加に関しては、いわゆるBチームという状況になると、でも公式戦で経験を積んだりアピールしたりする場というのが、これまで中途半端だった浦和レッズユースには、是非参加してほしい大会だったので、この大会に参加することがわかった時には、少しホッとしたものです。

この大会自体も、今年からレギュレーションが変わった彩の国カップだったり、4月に開幕するプリンスリーグだったり、もうひとつ上に位置づけて考えられる公式戦との日程のかねあいで変わってくる部分はあると思いますし、対戦相手においても、その大会の各試合ごとに、ベストメンバーで臨んでくることもあるでしょうし、逆に、試すという意味合いが強いメンバーで来ることも多いと思います。色々なケースが想定できるだけに、浦和レッズユースとしても、多くの選手が色々な形で公式戦に臨めるチャンスが増える大会になるので、一つ下の公式戦とは考えずに、グループと順位があるのですから、成長と結果を両方求めて戦っていってほしいです。

さて、前置きが長くなりましたが、試合の話に移りますね。

23日の試合の対戦相手は松商学園となりました。

この試合のスタメンは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に19番川上開斗、右に3番小木曽佑太、真ん中に23番石井康輝、MFが左に27番新井瑞希、右に13番清川大輝、ボランチに17番影森宇京と22番東伸幸、トップ下に9番小島良太と24番松尾佑介、FWが16番松澤彰

となります。

関東においては、どこの会場もそうだとは思うのですが、ピッチコンディションは、先週、先々週末の雪の影響か、かなり悪い状況でしたね。

対戦相手の松商学園のことはあまりよく知りませんが、全体的な印象としては、浦和レッズの方が強いなというのは、全体的な試合展開を見ても明らかでしたが、前半においては、やや浦和レッズユースは、自らの連携連動に関して言うと、思うようにできていないと思われる場面が多くも感じられました。

浦和の最初の大きなチャンスは、7分。9番小島良太が、ペナルティエリア右付近からドリブルで持ち込んでいくも、シュートの選択がワンテンポ遅れてしまい、得点には至らず。

前半の流れとしては、左サイドから27番新井瑞希だったり、19番川上開斗が攻撃を仕掛けた時は、高い確率でディフェンダーをかわしてクロスまで持っていける回数が多くなりました。結果的に、その流れから前半のうちに2点が入ります。

前線でのフォワードの選手に求められる要素というところでは、身長の大きい16番松澤彰がこのポジションを務めているため、ポスト役としても質の高いプレーを目指してもらいたいのですが、前半は、自ら突破する狙いで長く持ちすぎるケースが多く、そのあたりは継続した課題になってくるとは思いますが、たとえば13分のシンプルに高めのパスを頭ですらして前に流し、これを9番小島良太が受けて仕掛け、最後は27番新井瑞希につなげてゴールに迫ったような、軌道を変えて相手の守備が予想しにくくするようなプレーは、今後も適材適所でできるようになっていくと良いですね。

さてさて、17分に浦和レッズユースが先制点を決めます。この場面では、左サイドでパスを受けた27番新井瑞希がディフェンダーをかわして深くまで持ち込んで、ゴール前に入っていた16番松澤彰にピンポイントで合わせ、なんなく、ヘッドで決めてゴール。これで1-0となります。

19分には、22番東伸幸のインターセプトから16番松澤彰につなげてチャンスを作ります。

そして、21分に2点目が決まりますが、形としては、1点目に近く、左サイドからの攻撃。今回は、19番川上開斗の攻撃参加からのクロスに16番松澤彰が合わせてというゴールになりました。これで、2-0。

2点目の直後には、今度は、右サイドから13番清川大輝のドリブルでの持ち上がりから速さのあるクロスボールが入りますが、16番松澤彰が足で合わせるも、シュートは枠を捕えられず。

直後には、24番松尾佑介から、16番松澤彰を経由し、右サイドから前線に走る13番清川大輝へパスが通り、パスを受けた13番清川大輝がそのまま持ちあがり、深くまで切り込んでシュートを放つもこれは、惜しくもサイドネットを揺らします。

30分には、23番石井康輝から3番小木曽佑太、24番松尾佑介とつながり、左に開いて27番新井瑞希が仕掛ける場面がありました。

32分に、22番東伸幸に代えて29番橋岡大樹が入ります。

35分くらいに、9番小島良太、19番川上開斗とパスがつながり、裏に抜け出した24番松尾佑介にパスが通り、キーパーの股下を狙った、24番松尾佑介らしい狙いは、惜しくも足に当たり決め切れず。

前半終了間際に3番小木曽佑太が攻撃参加からゴール前まで持ち上がる場面を作りますが、シュートを放つことはできず。

前半を2-0で折り返します。

2点は入りましたが、連携や連動という部分では、やや課題も残る前半となりました。

後半は、ポジションなども含めて多めに交代などあったため、メンバーを書き出しますね。

GKが25番大川圭為、DFが左に14番長島巧、右に23番石井康輝、真ん中に15番中村透、MFが左に19番川上開斗、右に28番中塚貴仁、ボランチに12番松崎洸星と29番橋岡大樹、トップ下に27番新井瑞希と24番松尾佑介、FWが16番松澤彰

となります。

後半は、前半よりも、自ら仕掛ける形が多かった選手に対して、味方との動きを考えながらプレーすることが求められていたように感じます。

味方の動きを予測しながらという動きの部分では、後半から入った12番松崎洸星のポジショニングの良さは目立っていましたね。中盤などで行けるときにはドリブルで仕掛けることがOKとなっている中で、奪われた時のこぼれ球が相手に渡らずに、再びこちらのボールにして組み立てなおすことができるようなポジショニングはよかったと思います。ただ、その後に相手から奪いきれずに仕掛けられてしまうことも何度かあったので、ポジショニングから奪いきるところまで集中して精度高くできればよりよいと思います。

さてさて、後半の浦和の攻撃を中心に書いていきますと、5分に左サイドから攻撃参加した19番川上開斗のクロスに24番松尾佑介がヘディングでゴールを狙う形を作ります。

8分には、27番新井瑞希が中盤からドリブルで仕掛けます。

12分には、19番川上開斗が左サイドから仕掛け、今度は持ち込んでシュートまでいくもキーパーに阻まれます。

15分に、決定的な場面を相手に作られるもここは、25番大川圭為の好セーブで失点は免れます。

16分には、15番中村透から14番長島巧、24番松尾佑介とテンポよくパスが通り、24番松尾佑介が思い切ってシュートを狙うも、枠をとらえきれず。

17分には、コーナーキックのチャンスで、ベンチからの指示もありつつ、29番橋岡大樹が相手ディフェンダーより良いタイミングで前に入るも、惜しくも合わせきれず。駆け引きの部分では、面白いセットプレーでした。

18分に1点返されて1-2になります。

全体的に、浦和が押している時間が多いので得点のことをやや忘れて見ていたのですが、失点した時に、まだ2点差で1点差に迫られたという展開としてはあまりよろしくない状況であることに気づいたのですが、特に相手にペースを与えてしまうということではなく、浦和のペースは変わらず。

そして、22分に浦和が突き放す3点目を決めるのですが、このゴールまでの流れがよかったですね。少し下がり目の位置で16番松澤彰がパスを受け、ためを作りながら、右サイドから駆け上がる28番中塚貴仁にパスを通し、自らはゴール前に走りこみます。

最初の2点に関しては、やや相手のゴール前での守り方とクロスの精度で合わせるだけという16番松澤彰のゴールでしたが、この3点目のゴールでは、自らが楔になり、しっかりつなげたところで流れの中でゴール前に走りこんだところで28番中塚貴仁からのクロスボールに反応してのゴールとなり、3点目のゴールの1連の流れであれば、守備が硬いタイプの相手であっても、得点できる質の高い展開だったと思います。

このゴールで3-1とすると、残りの15分くらいは、追加点こそ入りませんでしたが、選手の動き、狙いなど、前半ではなかったような味方の動きを考えた中で動ける選手が多くなっていました。

対戦相手がどうこうということではなく、試合の中で意図をもって動けている場面からは、「このプレーだったら、レベルの高い相手でも通用するな」と感じられるような、プレーも後半には増えて来ていたと思います。

そのひとつが、32分にあった、19番川上開斗が中盤やや左でパスを受けて攻め上がった時に、真ん中に走りこむ16番松澤彰と右サイドから走りこむ28番中塚貴仁、そして、19番川上開斗がクロスの選択をした場合の選択肢として、相手ディフェンダーが対応しにくい並びで入れていたんですね。ここの場面では、19番川上開斗が自らシュートを狙うという選択肢になりましたが、細かくは説明しにくいのですが、こういう得点になる可能性が高い選択肢が多くなる動きというのは、見ていて「おー!」と思います。

ということで、この試合は3-1で勝利となりました。

ようやく、浦和レッズユースの国内での公式戦を今年初めて見ることができましたが、その中でも見てみたかった、このジャパンユースサッカーリーグという大会は、ただ相手のレベルだけを考えたときには、試合ごとに予測できない部分はありますが、やはり、公式戦ですし、意図をもって臨めば、昨年までのようにBチームになると扱いがなんだろう?という状況からは脱することができる有意義な大会になるだろうなと思います。

色々な見方はあると思いますが、ブクメとしては、他の公式戦と同じような位置づけでしっかりと足を運べるときには、この大会とこの大会に臨む選手たちの戦いぶりを見ていきます。

ではでは。

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