清水フェスティバル2013/03/29 – 最終日vs清水エスパルスユース1-1引き分け(練習試合45×1本 1-1引き分け)・・・手応えと悔しさを持ってプリンスリーグ開幕へ

鈴与三保グラウンド2013年3月29日鈴与三保グラウンド2013年3月29日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズユースの静岡遠征も最終日を迎えました。清水フェスティバルの最終戦は、鈴与三保グラウンドで清水エスパルスユースとの対戦となりました。アウェイの環境で、浦和レッズユースにとっては、この相手にはここ最近色々悔しい思いを公式戦でさせられていることもありつつ、普通に最終戦はレベルの高い相手とやって終わってほしいなと思っていたので、この対戦カードを聞いた時には、結構テンションが上がりました。

清水フェスティバルは、40分ハーフで試合を行いますが、おそらく自分の計算が間違っていなければ、この試合は、プリンスリーグやプレミアリーグ同様に45分ハーフで行われたと思います。さらに、この試合の後に45分1本の練習試合も行われています。融通を利かせてくれたのでしょう、感謝です。

浦和レッズユースの静岡遠征のここまでの結果は、月曜日のジュビロ磐田ユースとの練習試合は0-3で敗戦。清水フェスティバルの初戦、習志野高校戦はスコアレスドロー、第2戦の清水東高校戦は3-0勝利、第3戦の東海大翔洋高校戦は5-1(b戦は、ジュビロ磐田ユースとのB戦では2-0と勝利したものの、清水フェスティバルの期間のB戦は、三菱養和SCユース、清水商業高校、清水東高校といずれも0-2で敗れています。

結果だけ見れば、Aチームは順調でBチームは厳しいな~と見えるかもしれませんが、実際にすべての試合を見ると全体が抱える課題もあれば、敗れたB戦でも好要素が多く見られた試合もあれば、勝った試合でも、課題が多く見つかった試合もありますし、一概に結果のみで状況を知ることはできないが、この大会が今後の浦和レッズユースにとって、今後大きなプラスになっていくという要素が多く見つかったことは確実です。

では、今日の試合のことを書きつつ、ブクメが個人的に思った今大会での状況など最後に書きたいと思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが25番番杉本広貴、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に20番長島巧、MFが左に11番進昂平、右に23番安東輝、真ん中に26番松崎洸星と8番須藤岳晟、FWが左に10番関根貴大、右に21番小島良太

となります。

昨日大勝した、東海大翔洋戦と同様のスタメンになります。

清水エスパルスがどのようなチーム状況なのかに関しては、ちょうど1日目に帝京高校との試合を見た様子とここまでの結果くらいでしか判断できませんが、帝京高校戦はスコアレスドロー、習志野高校戦は1-0、法政大学戦は5-2勝利ということで、浦和同様にこの大会では、負けなしでここまで来ています。

さすがに、ここまで戦ってきた対戦相手と比べると、一つレベルの高い印象がある清水エスパルスユースが相手ということで、昨日の試合で手応えを掴んだメンバー構成そのままで来たものの、思うようなプレーがなかなかできない時間が多くなりました。

浦和の攻撃の流れをいくつか挙げていきます。2分に23番安東輝がインターセプトから11番進昂平に繋げての仕掛け、5分には2番細田真也からのパスを10番関根貴大が11番進昂平に落として、そのまま前のスペースに走り再び受けて仕掛ける形、10分の5番齋藤一穂からのロングフィードに21番小島良太が受ける(この時、3番森亮太が左サイドのスペースを上がる。)

攻撃の狙いは悪くないものの、一つ一つの相手の対応が早く、試みが相手の守備陣を脅かすところまでは行かない状況の中で10分くらいからは、相手の攻撃を受けて危ない場面を連続で作られる時間がありました。

スペースをうまく使えない状況を味方同士で指示を出しあっている様子がよく聞こえる中で、15分くらいに20番長島巧がバックラインでパスを受けた際に、すぐにパスを選択するのではなく、前に空いたスペースにしっかり持ち上がってから、右前線の2番細田真也へのロングパスを通すプレーがありました。

また、これ以外にも相手の動きを読みながら、味方同士でどこを狙うかなど、修正しながらプレーをしている姿が多く見受けられました。

これまでの試合同様に相手が前線でプレスをかけてきた時の、課題はやはり少しずつ改善していくしかないようで、20分前後にはバックライン付近でのパスミスから、相手に決定的な形を作られてしまいます(なんとか、失点は免れる。)

25分には、11番進昂平が力強いドリブルで相手のプレスを受けながら突破していく形を作り、さらに、これは、3番森亮太からのコーチングを生かした形だと思いますが、相手のディフェンダーの特徴を伝えて、11番進昂平がうまく相手ディフェンダーを引き連れる動きをして、そのスペースに26番松崎洸星がタイミングよく走り、パスが通れば一気に仕掛けられるという動きでの崩しの狙いが見られました。

26分には、21番小島良太からのパスを受けた23番安東輝が惜しいシュートを放つもキーパーに反応されまてゴールはならず。28分には、コーナーキックのチャンスで23番安東輝からの高めのボールに5番齋藤一穂がヘッドで合わせるも相手ディフェンダーに跳ね返されます。

40分には、26番松崎洸星からの8番須藤岳晟にいったん下げたところから、一気に右前線に走る2番細田真也への大きな展開から受けた2番細田真也がそのまま持ち込んでシュートを放つ場面がありました。

なかなかシュートの形は作れないものの、ここ2試合で得点を量産している11番進昂平が、前線でスペースを作る動きを繰り返している姿も印象的でした。

パス回しから、なかなか崩せない中で、42分に23番安東輝がパスを出す形が多い場面で、切り替えてフェイントで相手を抜き去ろうとするプレーを見せて、これは相手ディフェンダーに阻まれたものの、時間帯と狙いとしては面白いプレーでした。

しかしながら、前半終了間際に失点を喫し、前半を0-1で折り返します。

やはり、このレベルになると、気持ちを切らさずに何度も繰り返し試みて、少ないチャンスをしっかり決めていく必要性があると感じる前半でした。

後半スタートのメンバー交代はなし。

3分に11番進昂平から右の2番細田真也へパスするのと同時に、2番細田真也の前のスペースに23番安東輝が走り、このスペースから仕掛ける形、21番小島良太、11番進昂平、3番森亮太と繋げて仕掛ける形で攻撃を仕掛けます。

8分に右サイドを突破されるピンチがあるものの2番細田真也がタイミングよいタックルでこのピンチを防ぎます。

10分前後の時間帯は、相手の攻勢を受け続ける時間となり、立て続けに3回コーナーキックを奪われる我慢の時間帯となりました。

このピンチの中で、一度、25番杉本広貴がボールをキャッチする瞬間に21番小島良太が前線に勢いよく走りだし、そこへパスが通ってというカウンターの形で一気に攻撃する狙いも見られました。

11分には、その21番小島良太がうまく抜け出して、あとはキーパーだけという決定的なチャンスを迎えるも狙い澄ましたシュートは枠をとらえることができませんでした。

20分には、10番関根貴大から大きな展開で2番細田真也、21番小島良太と繋げて仕掛ける形がありました。

25分に、21番小島良太、10番関根貴大に代えて27番邦本宜裕、9番小川紘生が入ります。

この交代直後の攻撃で、8番須藤岳晟から11番進昂平にパスが通り、それと同時に左から23番安東輝、右から27番邦本宜裕が同時に裏へ抜ける動きをしたところで、11番進昂平は23番安東輝へのパスを選択し、これが決定的な形を作るも23番安東輝のシュートはキーパーに防がれてしまいます。

しかしながら、この25分の交代から、明らかに浦和の攻撃の迫力が増したと思います。

30分に、決定的な場面を作られるも相手のシュートはポストに当たり、こぼれ球も何とかディフェンダーが対応して追加点を免れます。

その大きなピンチの後の32分に、前線でパスを受けた27番邦本宜裕が見事なボールタッチで相手ディフェンダーの寄せを交わし、11番進昂平にパスをだし、スペースに走る23番安東輝に決定的なパスが通り、これを23番安東輝が落ち着いて決めて1-1の同点とします。

その直後にも、27番邦本宜裕と9番小川紘生が良いタイミングで前線に走り、27番邦本宜裕にパスが通り仕掛ける形がありました。

34分には、23番安東輝からのパスを受けた11番進昂平が、相手のプレスを受けながらも見事なシュートを放つもこれはキーパーにギリギリで反応されてしまいます。

35分には、今度は相手に決定的な形を作られるもキーパーと1対1になった場面で25番杉本広貴が残した足で相手のシュートを防いで失点を防ぎます。

この時間帯は、前線で23番安東輝と27番邦本宜裕にパスが入った時に、相手のプレッシャーを受けてもしっかりキープできるため、味方も安心してスペースなどに走りこめるという好循環が生まれていたように思います。

38分には、3番森亮太が持ち味である、力のあるクロスを左サイドのセンターライン付近からゴール前へ上げるプレーなども見られました。

42分には、カウンター形から26番松崎洸星、27番邦本宜裕へパスがつながり仕掛ける形がありました。

更に40分には、9番小川紘生が前線でパスを受けるとキープしながら、シュートを打つと見せかけてふわりと浮かせたパスを通すプレーも見られます。

44分には、前線で27番邦本宜裕がキープ力の高さを見せつつ、試合終了間際には、11番進昂平、23番安東輝、27番邦本宜裕とテンポよくパスがつながり、27番邦本宜裕がシュートを放つもこれは、惜しくもクロスバーを越えてしまいましたが、早い展開で相手のプレスがかかっている中で、シュートまで持ち込む見事な連携からのシュートでした。

ここで試合は終了1-1の引き分けとなりました。

勝敗という意味では、両チームともに決定機を何度か外しているので、どちらに転んでもおかしくない試合だったと思います。

総括の前に、この後に行われた45分一本の練習試合について書きますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに22番荒木聡太、右サイドバックに19番橋岡和樹、センターバックが左に12番上野文也、右に29番小木曽佑太、MFが左に15番清川大輝、右に21番小島良太、真ん中に16番中村透と13番條洋介、FWが左に24番倉本隼吾、右に28番新井瑞希

となります。

この試合も、ここまでのB戦同様に、なかなか連携がうまく行かないという形が多く、例えば15分の28番新井瑞希から24番倉本隼吾に出したパスをしっかりポストプレーとして展開できた時には、そのあとに15番清川大輝へと繋げて攻撃を仕掛けるなど良い形もあったものの、なかなか動きだしとパスが合わないというケースが多く、攻撃にリズムが生まれないまま試合時間が経過していくという印象がありました。

その中でも良い攻撃がいくつかありましたので挙げておきます。

13番條洋介からの展開で、まず左サイドを15番清川大輝が駆け上がり、相手ディフェンダーを引き出しつつ、22番荒木聡太にパスを通し、13番條洋介もパスと同時に自らも前線に上がり、22番荒木聡太とのパス回しで仕掛ける形、30分の右サイドからの仕掛けで19番橋岡和樹から16番中村透、26番松崎洸星、28番新井瑞希と数人が良い動きでパスを回して28番新井瑞希がシュートまで持ち込んだ形。15番清川大輝からのパスを受けた28番新井瑞希が相手の裏をかくアウトサイドでのパスで13番條洋介にパスを通す形なども良かったと思います。16番中村透の裏を狙ったパスに28番新井瑞希が抜け出した形も狙いと動きがあっていて良いプレーでした。40分の19番橋岡和樹から13番條洋介を経由して15番清川大輝にパスが通っての持ち込んでシュートという形も良かったです。

あ、この練習試合の交代ですが、22分に21番小島良太に代えて26番松崎洸星、32分ン位26番松崎洸星に代えて23番安東輝(←安東輝はセンターバックに入ってました。)

得点経過ですが、ロングボールの対応が中途半端になったところを抜け出され、たまらず倒してしまいPKを与えて34分に失点し、0-1。

しかしながら、終了間際に24番倉本隼吾がヘッドで決めて、結果1-1の引き分けでした。

ということで、静岡遠征の締めくくりは、2試合とも1-1の引き分けという形で終わっています。

 

さて・・・、正直言いまして今年の清水フェスティバルは例年以上にご父兄の方やサポーターの方が忙しいということで足を運べる方が少ないということで、結構、来られない方に状況を伝えるべくしっかり見るということに関してプレッシャーを受けていたブクメです(笑)

この大会前の約1か月ほど練習試合を見られない期間を経て、聞いた中では結果がついてこないという話と、ブクメ自身が足を運んできた中でも、連携面でうまく行かずに、リズムが作れないところで、失点する時の形が簡単すぎたり、試合によっては大量得点もあると聞くものの、ほとんど決定的なチャンスを作れない試合も多く見てきたり。

新体制の新フォーメーション。フォーメーションだけ言えば4-4-2なので、よくあるものの、戦い方がものすごく複雑なんですね、ある時はサイドが高めに上がってボランチが一枚下がって3バックになったり、フォワードの選手が中盤深い位置まで降りてきていたり、とにかく動くんです。

確かに、選手からも聞こえてくるように、続けていれば強くなることは伝わってきますが、途上の段階でプレスが激しい相手と対戦した時に、苦しむことが多く、実際に結果が出ないことで、チームとしての戦い方に自信が持てない状況もあるようでしたが、この清水フェスティバルでは、その攻撃がはまった時の強さと結果も付いてくる試合も2つありました。

プレスが激しいチームには同様に苦戦はしましたが、これに関しては、自信を持ってやっていき、よりプレスを受けても精度高く組み立てられるように、動けるようにできるようにしていくしかありません。

そして、これは、静岡遠征の最初のころにブログで触れたのですが、少し危惧していることがあるのでこの大会で確認していく的なことだったのですが、それは、今年のチーム作りに関して、これからの浦和レッズユースの戦い方のベースづくりをしていくことに重点を置きすぎて、結果を求めないチーム作りになって行っているように感じていたことなのです。

トップチームは、別の理由で断念させられましたが、数年かけてチーム戦術を浸透させていく中で、ある程度結果が出ないことを我慢して時間をかけて見ていくということに挑戦したことがありましたし、それをするべきだと、ブクメもその時思っていたのでそれは良いと思うのですが、ユースに関しては、所属する選手にとっては1年1年が勝負になりますし、すべての選手がトップに上がれるわけでなければ、浦和のトップチームの体制は、勝利するための即戦力補強をするチームに戻っています。

このこと自体には、否定する要素はなく、浦和のサポーターの多くが求めるのがドッシリしたベースを作り上げていくチームではなく、「勝利」になるので、ニーズに合った方針変更(回帰?)だと思っています。私は、そこに共感できない少数派の一人ではありますが。

話が少しそれましたが、特に今年の3年生にとっては夏までが一つの勝負となります。トップ昇格する選手は、流れを見れば減らすでしょうし、トップ昇格しても、順調に経験を積める環境にはなかなかならないでしょう。

だからこそ、結果も残せる戦い方も含めてチーム作りを進めているのかどうかに関してすごく疑問に感じていました。

これからの浦和レッズユースを考えた中で、多くの選手が次のステップを見つける門戸が広くなっていくことが、今後の浦和レッズユースには必要なことだと最近は強く思うようになっており、その一つとしては、やはり結果を貪欲に求めていくことが必要だとも思っています。進路にも影響しますし、上に行くほど、門戸が広がる可能性(見る人の多さという意味でも)が広がります。

現実的に、苦しい展開でそれでも勝ち点を物にするような試みが、見られないことへの不安というやつですね。

ただ、この大会を見ていく中で、特に今日の清水エスパルス戦の終盤の攻撃を見ていく中で、その不安が少し払拭されました。

細かくは書きませんが、安心して預けられる選手が既に数人このチームにいるということ。その選手が入ると、特に、生かされることでより輝きを増す選手が、活性化されて良いプレーを連発する。そういうプレーが見られたこと。

チームの強さの一つは、やはり軸になる選手がいるチームであり、そういう選手の層が厚いのが強さの一つだと最近は特に感じています。

また、得点をすることで調子を上げていく選手がしっかり得点を奪ったことや、今の戦術ではまった時の攻撃力の高さを実際に見せたこと。

要するに、課題はしばらく併用したままで公式戦に入っていくのは仕方ないこととしても、いくつかの勝利するために必要な要素をこの大会で見せてくれたことなんですね。

個々の選手の中では、手応えを感じた選手もあれば、悔しさの方が残った選手もいると思いますが、既に何が課題で何を伸ばしていけば良いかは、見る側の私にも見えているので、本人はもっとわかっていると思います。

大きなプレーと同時に、繊細なプレーが必要な時にそこでしっかり、落ち着いてできることが必要な選手だったり、もしかするとゴール以上にチームの核として今後必要になるプレーができているのにゴールがないことで、時間帯によっては我に走ってしまったり。

自分の特徴を見つめなおして、直すべきところはじっくり直して(というより、研ぎ澄ますという方が良い表現かも)、プリンスリーグという過酷なリーグを戦っていってください。見届けることしかできませんが、ブクメもしっかり今年の戦いを見届けさせてもらいます!

なんか、どうしようもなく強くなるような要素が見え隠れしている現状。一つ越えてしまえばすごいことになりそうです。楽しみです。

その前に、新1年生の浦和カップをしっかり見させてもらいつつ、ですね!

ではでは!

清水フェスティバル2013年3月29日清水フェスティバル2013年3月29日清水フェスティバル2013年3月29日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月29日清水フェスティバル2013年3月29日清水フェスティバル2013年3月29日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月29日清水フェスティバル2013年3月29日清水フェスティバル2013年3月29日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月29日清水フェスティバル2013年3月29日清水フェスティバル2013年3月29日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月29日清水フェスティバル2013年3月29日清水フェスティバル2013年3月29日

 

 

 

おまけの写真。

清水フェスティバル2013/03/28 – 3日目vs東海大学付属翔洋高校5-1勝利(B戦vs清水東高校B 0-2敗戦)・・・破壊力を見せた試合と、連携に課題のB戦

蛇塚グラウンド(北)2013年3月28日蛇塚グラウンド(南)2013年3月28日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

大会も3日目に入りました。今日は、東海大学付属翔洋高校との試合、B戦の清水東高校Bの試合ともに、蛇塚グラウンドで行われるということで、朝から1日蛇塚グラウンドに入りびたりの1日になりました。さらに、ちょうど、この2試合の間に帝京高校vs八千代高校の試合も行われるということで、前半のみにはなりますが、浦和レッズのアカデミー出身の選手の多くいる帝京高校の試合も見られる、そんな1日でした。

昨日見せた、攻撃部分での手応えを持続してほしいので、比較的ボールを回させてくれるような相手が良いなと思っていましたが、今日の対戦相手も球際の激しさがあまりないチームだったこと、更に昨日の快勝で手応えをつかんでいる選手が自信をそのままに試合に臨んでくれたこともあり、浦和の強さを見せつける試合となりました。

それ以外にも、楽しみなポイント盛りだくさんの試合です。

この試合のスタメンは以下、

GKが25番番杉本広貴、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に20番長島巧、MFが左に11番進昂平、右に23番安東輝、真ん中に26番松崎洸星と8番須藤岳晟、FWが左に21番小島良太、右に10番関根貴大

となります。

昨日の清水東高校戦から、センターバックが6番吉原大から20番長島巧に代わった以外は同様のスタメンとなります。

前半開始から、浦和の選手の動きがスムーズで、あっという間に先制点を挙げることに成功します。

開始3分に23番安東輝からのパスを受けた10番関根貴大が相手ディフェンダーを交わしてゴールを決めます。怪我から復帰して徐々に出場時間が増える中で、チャンスを多く作りながらも得点のみなかなか出なかった10番関根貴大のうれしいゴールで1-0と先制します。

昨日同様に、中盤のパス回しからサイドの選手への大きな展開での攻撃が精度高く決まる場面が多く、8番須藤岳晟から裏へ抜ける10番関根貴大への見事なパスが4分に通り、チャンスを作る場面があり、その後迎えた5分に23番安東輝から右サイドの2番細田真也にパスがわたり、ここから2番細田真也が見事なドリブルでペナルティエリアに侵入し、ラストパスを11番進昂平が落ち着いて決めます。

あっという間の2得点で2-0とリードし、試合を有利に進めていきます。

6分には、8番須藤岳晟のミドルシュート、10分には、10番関根貴大と11番進昂平の見事なワンツーから10番関根貴大のシュート、12分には、ディフェンスラインから23番安東輝に当てたパスをワンタッチで26番松崎洸星に下げて、さらにワンタッチで右の2番細田真也に通してクロスに21番小島良太がヘッドで狙うという、細かいパス回しからの縦横大きな展開からの仕掛けもありました。

13分には、左に開いてパスを受けた10番関根貴大が右のスペースに走る26番松崎洸星に大きなパスを通し、フリーで受けて決定的にと思われた見事なパスでしたが、これはオフサイドの判定になりました。

攻撃の部分では、前線の動きが多彩で、何度もチャンスを作り、守備のバランスも悪くはなかったのですが、やはり相手が前から激しくプレスをかけてくる、今日の試合の場合はいきなり2点差にしたために得点を奪うために、相手が前線で激しく追いかける時間帯となった15分くらいからは、やや中盤でのパス回しの精度が落ちたり、足を出されてパスをカットされるなど、高い位置で奪われてピンチになるという場面もポツポツではじめました。

しかしながら、この試合は完全に浦和が勝っており、特に23番安東輝が中盤でうまくパスを受ける位置に入ってさばいてということをするため、中盤のパス回しに安定感がある印象があり、加えて、10番関根貴大と11番進昂平の距離感が良く、11番進昂平もタイミングよく攻撃に絡むプレー連発でした。

このところ、左からのクロスで3番森亮太らしさが少しないのかと思っていた部分もあるのですが、この試合では、サイドから力のある速いクロスを入れる場面もありましたし、パス回しから、中へ切れ込んでいく場面もありました。

20分には、23番安東輝がうまくおとりになる動きをして、2番細田真也から21番小島良太へ良い形でパスが通る場面、さらに3番森亮太から10番関根貴大へパスが出た際に、そのままアウトサイドでワンタッチで縦にパスをだし11番進昂平に繋げてサイドから仕掛ける形もありました。

24分には、26番松崎洸星が中盤で読みよくインターセプトする場面、さらに右でパスを受けてグラウンダーのクロスを入れると10番関根貴大がスルーしてその先にいる11番進昂平にプレッシャーがない状態でパスが通り、狙ったシュートは枠をとらえられずでしたが、これも崩しの形としては見事でした。

30分前後に再び相手の前線のプレスでパス回しの精度が悪くなり、ピンチになった場面が数回ありました。

36分には、カウンターの形で25番杉本広貴から21番小島良太へつながり仕掛ける場面もありました。

そして、38分に8番須藤岳晟から右前線に走る2番細田真也へ長いパスが通り、ここから2番細田真也がドリブルで深い位置まで侵入しシュート性のクロスを入れます。11番進昂平が走りこんだので結果的に抜ければゴールになっていたと思いますが、手前でおそらく相手のディフェンダーが触ってゴールに吸い込まれたため、たぶんオウンゴールだと思います。しかしながら、2番細田真也が深くまで切れ込んだところで勝負ありのゴールだったと思います。

見事な攻撃で前半を3-0で折り返します。

後半スタートから、26番松崎洸星に代えて13番條洋介、20番長島巧に代えて19番橋岡和樹が入ります。

後半も浦和ペースは変わらず、10番関根貴大からのパスを受けた23番安東輝が仕掛ける場面から、3分には、センターバックの5番齋藤一穂が中盤とのパス回しで前のスペースが空いていたことからスルスルと攻撃参加して前線まで上がっていく場面があり、左に開く10番関根貴大に預けて、更に上がっていくというプレーがありました。ここは、5番齋藤一穂を超えて23番安東輝にパスが通ってシュートまで行きました。

5分には、10番関根貴大から逆サイドの13番條洋介に渡り、テンポよく11番進昂平にパスを通してシュート。これは、キーパーに阻まれます。

6分には、21番小島良太の裏への抜け出しに中盤から見事なパスが通り、キーパーと1対1の状態で21番小島良太が狙ったシュートはわずかにゴールの左にそれます。ここは、決定的な場面でしたので、決めてほしかったです。

10分には、3番森亮太の縦パスに11番進昂平が抜け出すチャンスや、3番森亮太自身ドリブルで仕掛けて行く場面もありました。

13分に、21番小島良太に代えて27番邦本宜裕が入ります。少し怪我をしているのか調整不足なのか詳細まではわかりませんが、この遠征に帯同しているものの別メニューを続けていたり、前半はラインズマンをやっていたので、出場はないのかと思っていましたが、ここで初めての出場となりました。

噂では聞いていましたが、ああ、なるほど、という感じでした。期待できます。というか、出場して5分で得点もしっかり取ってくれました。組み立てる選手、決める選手などで分類すれば明らかな決める選手ですね。

4-0です。

直後に、失点して4-1となります。

そして、20分に10番関根貴大に代わり9番小川紘生が入ります。小川紘生も負傷でリハビリをしている状態でしたが、ここで久しぶりの登場となりました。ゴールはなかったものの、23分に前線でキープして相手ディフェンダーの激しいディフェンスに遭い、倒されながらも足を延ばしてラストパスを通し、これに11番進昂平にが反応して決めきって5-1となります。

11番進昂平は、昨日の3得点に続き、今日も2得点あげ2試合で5得点と一気にスイッチが入ってきましたね。本人は、不調と考えているようですが、得点を奪うことで上げていく選手だと思いますので、これで不調と言ってもらってもね~という感じです。実際に、動きに鋭さが戻っています。

後半25分に、2番細田真也に代えて15番清川大輝が入ります。さらに、29分には3番森亮太に代えて22番荒木聡太が入ります。

大量リードにより、多くの選手を交代でフィットさせていく時間を作ることもできた試合です。

攻撃で一味違った動きを見せる27番邦本宜裕で、もっと長く見てみたい気もしましたが、やはりまだ無理はさせないようで31分に16番中村透と交代し、計15分ほどのプレーになりました。

同様に、怪我明けの9番小川紘生も気持ちが入りすぎて、ボールを持ちすぎて怒られている場面もありましたが、33分には、相手ディフェンスラインとの見事な駆け引きから裏に飛び出す場面など見せていました。

そんなわけで、この試合は5-1の大勝となりました。

引き続き、相手のプレスが激しく来た時の判断の速さと精度を上げていく必要は感じられたものの、攻撃の部分での楽しみな要素がこの試合では、とにかく多く見られました。冷静に全体を見て考えて見ていこうという姿勢で見ようとしているブクメですが、正直、終盤の攻撃のところは普通に楽しませてもらっていました。

やはり、はまった時の強さは、相当なものです。新戦力の期待値も一気に高まりました。

さて、この試合を踏まえての、B戦です。昨日対戦した清水東高校のBチームということで、なんとなく、こちらでもスムーズな展開が見られると思っていたのですが、そんな簡単なものではないですね。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに19番橋岡和樹、右サイドバックに16番中村透、センターバックが左に29番小木曽佑太、右に12番上野文也、MFが左に22番荒木聡太、右に15番清川大輝、真ん中に20番長島巧と13番條洋介、FWが左に24番倉本隼吾、右に28番新井瑞希

となります。

16番中村透の右サイドバックとか、あまり見た記憶がないな~と思いつつ、やはり苦戦している様子がうかがえたり、なかなかこの試合では、パスの狙いと味方の動きがかみ合わない形が多く、失点も最終ラインのところで相手のプレスから奪われてという形があったり、18番関口亮助の好セーブでなんとか失点しなかった場面も含めて、結構守備ラインからボランチまでの位置で奪われてというケースが多くなっていました。

攻撃の部分で良かったプレーを挙げてみると、前半16分に28番新井瑞希がパスを受けてディフェンスを背負いながらうまくターンして抜け出して22番荒木聡太が上がる左へ繋げた形、前半24分の20番長島巧から裏へ抜ける28番新井瑞希に通したパスから仕掛けまでの流れ、27分の19番橋岡和樹と24番倉本隼吾とのワンツーで19番橋岡和樹が仕掛けた形、前半終了間際の、15番清川大輝がドリブルで斜めに仕掛けていき、ラストパスを24番倉本隼吾に通した形、キーパーと1対1の形になったので、この場面は24番倉本隼吾には決めてもらいたかったです。

前半で0-2とビハインドを背負うことになったため、後半は、1試合目のメンバーを多く投入していく流れ・・・ではあるものの、これまた少し試す要素が強いと思われる交代になりました。

19番橋岡和樹に代えて21番小島良太でスタートし、数分後に、29番小木曽佑太、20番長島巧、13番條洋介の3人に代えて2番細田真也、3番森亮太、26番松崎洸星が入ります。

しかしながら、ポジションが面白く、12番上野文也がボランチに上がり、26番松崎洸星もボランチ、そして、2番細田真也と3番森亮太はセンターバックに入りました。

確かに、このフォーメーションでは、サイドが高く上がった時にはボランチの一人がセンターバックの位置に入るということも考えると、その時は、自然と受け入れられるフォーメーションなのですが、やはり2番細田真也と3番森亮太が2人そろってセンターバックに入るというのは、不思議な感じがしました。

後半も、やや連携に苦しんだものの、26番松崎洸星がパスをさばいてリズムができる場面も多く、12番上野文也もこのポジションで見たことはあまりないものの、バランスよくできていたとも思います。

15分の24番倉本隼吾の枠をとらえられなかったシュート、25分の21番小島良太が抜け出してあとはキーパーを交わすだけというところでボールコントロールを少し誤ってシュートまで持って行けなかったものの、2つの決定的な場面を作るなど最後のところで落ち着けば、無得点ということはなかったと思いつつ、試す要素も含めてこのB戦は、思うようにいかなかったという印象がありました。

明日の試合は、順位決定戦ということなのですが、確定ではないものの、聞いた話では、対戦しておきたいな~と思っていた相手と1試合戦えるようで、今回の大会のここまでの3日間(ジュビロ磐田ユースとの練習試合を含めると4日間)を経て、どのくらい、やりたいことができるのか、楽しみに見させてもらいたいと思います。

B戦に出場した選手は悔しい思いをしたと思いますが、全体を通して考えると、今日は、チームとしての戦い方とその選手が持っている個性がうまくミックスした形の戦い方が見られた時間帯も多く見られたので、かなり見ている側としては勝手に手応えを感じてニヤニヤしています。

ではでは!

清水フェスティバル2013年3月28日清水フェスティバル2013年3月28日清水フェスティバル2013年3月28日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月28日清水フェスティバル2013年3月28日清水フェスティバル2013年3月28日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月28日清水フェスティバル2013年3月28日清水フェスティバル2013年3月28日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月28日清水フェスティバル2013年3月28日清水フェスティバル2013年3月28日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月28日清水フェスティバル2013年3月28日清水フェスティバル2013年3月28日

 

 

 

おまけの写真(蛇塚グラウンドなので全てネット越しの写真になりますw)

 

清水フェスティバル2013/03/27 – 2日目vs清水東高校3-0勝利(B戦vs清水商業高校B 0-2敗戦)・・・はまった時の強さと、プレスを受けた時の脆さ

Jステップ2013年3月27日蛇塚グラウンド(南)2013年3月27日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

大会2日目は、対戦相手の特徴によって今の浦和レッズユースの状況を確認することができる1日となりました。まず、大会本戦の2日目の対戦相手は清水東高校となります。相手チームの強い弱いということではなく、いわゆるプレスの強さ激しさの度合いという意味では、この試合の清水東高校は、体をぶつけるくらいの激しいプレスというよりは、比較的距離を開けて寄せるくらいのプレスとなり、これによって浦和レッズユースのパス回しや、意図することもかなりスムーズに行うことができたと思います。

その辺りを踏まえて、清水東高校戦について書きますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが25番番杉本広貴、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に6番吉原大、MFが左に11番進昂平、右に23番安東輝、真ん中に26番松崎洸星と8番須藤岳晟、FWが左に10番関根貴大、右に21番小島良太

となります。

中盤で26番松崎洸星が入った以外は、昨日の習志野高校戦と同様のスタメンとなります。

この試合では、これまでのチグハグさが何だったのかと思うくらい、パスが回り、選手の動きも多彩、サイドチェンジもあれば、サイドバックの選手の攻撃参加も多数という最高の出だしになりました。

3分に、2番細田真也の右サイドからの仕掛けから折り返して10番関根貴大のシュート、5分には6番吉原大から、うまく楔になれるスペースに入った23番安東輝にパスが入り、ここからの展開、8番須藤岳晟からの正確な大きな展開のボールが右前線のスペースに走る2番細田真也に通り仕掛ける形、前線で11番進昂平が力強くボールをキープ、23番安東輝がペナルティエリア内でキープして倒されたように見えたものの、ここは流され、こぼれたところを10番関根貴大がシュート、再び8番須藤岳晟からの大きな展開で2番細田真也が右から仕掛け、グラウンダーのクロスに21番小島良太がまずコースに入りながら、スルーしてその奥にいる11番進昂平に渡りシュート、

などなど、最初の10分くらいまでだけで、目立ったチャンスの形だけ引き出してもこれだけ多くの、しかもスムーズな攻撃が見られました。

浦和が仕掛け続ける流れの中で、15分に先制点が生まれます。

5番齋藤一穂からの大きな展開から2番細田真也が右前線から仕掛け折り返しのパスを受けた23番安東輝がタイミングよく裏へパスを通すと抜け出した11番進昂平がシュート。いったんはキーパーに弾かれるも落ち着いて押し込んでのゴールとなりました。

1-0。

多くの選手が、もともとのポジション以外に流動的に動いて相手の守備が混乱するような動きをできていた中で、10番関根貴大と23番安東輝が中盤あたりで受けて展開する形から大きなチャンスになることが多かったように感じます。

23番安東輝の狙うパスコースも、なかなか面白く、前線の選手もそのパスに反応してあと一歩という場面も多く、このくらいギリギリのパスと前線の選手の動きだしが合えば面白くなるという印象を持ちました。

22分には、10番関根貴大が中盤あたりから、いったんタメを作りつつ、右サイドの2番細田真也に繋げ、ゴール前に上がる10番関根貴大に再び戻して、今度は10番関根貴大を追い越すような形で走る23番安東輝に預けてシュート。これは、枠を外れてしまいましたが、良い展開でした。

浦和の攻勢が続く中で29分に追加点が決まります。

26番松崎洸星から23番安東輝を経由してラストパスが11番進昂平に通り、これを決めて2-0。

流動的な動きの中で、11番進昂平と10番関根貴大、28番安東輝が近い位置で絡んだ時に大きなチャンスになっていました。

前半は2-0で終了。とにかく、前半は理想的な攻撃を繰り返すことができ、中でも右サイドの2番細田真也からの攻撃から多くのチャンスを作れていました。

後半スタートから、2番細田真也に代わり19番橋岡和樹が入ります。

で、後半スタートしてちょっと目をそらしていた時に3点目が決まったのですが、正直どのような形で決めたのかわかりませんでした・・・が、ゴールしたのは11番進昂平ということで、なかなか得点が取れない状況でしたが、この試合だけで3得点のハットトリックという結果を残しました。結果と書いたのは、本調子ではないが結果は残したという意味も含めています。結果的に決めたものの、最初のゴールでは、おそらくいったんキーパーにセーブされたことだったり、調子が上がればかからずに決められていただろうということなど含めてです。ただ、得点を取る選手ですので、調子が悪くても得点を奪えるということは重要なので、ここをきっかけに調子が上がっていけばと思います。

後半は、相手も得点を奪いに来て激しさが増したことで、前半に比べるとやや相手の攻撃を受ける時間も多くありましたが、バランス自体はよく交代した選手も、スムーズに動くことができていたと感じます。

ちなみに、後半は多くのメンバーが交代で入ることになるのですが、先ほど書いた後半スタート時の2番細田真也が19番橋岡和樹に交代したのに続き、10分に10番関根貴大が15番清川大輝と交代、13分に8番須藤岳晟に代わり17番勝野瑛、16分に11番進昂平に代わり22番荒木聡太、25分に21番小島良太に代わり13番條洋介、32分に6番吉原大に代わり29番小木曽佑太と計6人が後半に交代しています。

後半の攻撃の中では、右サイドからの19番橋岡和樹のクロスに11番進昂平が駆け込んで狙った10分の形、17分には、17番勝野瑛から22番荒木聡太、19番橋岡和樹と展開しての仕掛け、15番清川大輝が斜めのスペースにうまく入って仕掛けた形、ピンチも数回ありましたが、いずれも25番杉本広貴が良い反応で防ぎました。36分には15番清川大輝からのラストパスに22番荒木聡太がピンポイントで合わせた決定的な場面がありましたが、このボールはキーパー正面に飛んでしまい追加点はなりませんでした。

38分には、キーパーが前に出ているところでやや距離があるものの23番安東輝が思い切って強めのループシュートで狙うもこれは枠をとらえられず。

試合は3-0で終了となりました。

この試合で、今年の浦和レッズユースがやりたいサッカーの片鱗というか、思うようにできればこういう感じになるんだという形が見られたという収穫もありつつ、ここまでプレスが早い前線から激しく来るチームと対戦した時には、混乱してチグハグになってしまう場面も多く見ていることで、一般論として書いてはいけないと思いつつもイメージしてもらいやすいのであげると、運動量がものすごくとにかく寄せが早くプレスが強い高校サッカー系のチームと対戦した場合には、かなり厳しいだろうなと思う現状でもあります。

今の浦和レッズユースの状況を考えると、できれば、この戦い方の手応えや連携を高めるために、比較的ボールを持たせてくれるような、いわゆる球際の激しさを売りにしていないチームと多くやって、この試合のように手応えをつかむ部分。また、得点するべき選手が結果を残せるような試合をやりながら、並行して球際の激しいチームともやりながら、判断も早めていく、そういう試合を経て良くなっていくのかな~とも感じています。

なので、逆に言うと浦和対策として球際激しく前線激しくというサッカーをやってくるチームが多くなる可能性も予想されますが、その時に自信を失うと悪循環になりますので、「はまれば強い」今日のようなサッカーができるというイメージの一つとして、この試合のイメージをしっかり残して粘り強くやっていくことが必要だと思います。

場所を蛇塚グラウンド(南)に移して行われたB戦では、清水商業高校Bと対戦しました。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに22番荒木聡太、右サイドバックに19番橋岡和樹、センターバックが左に12番上野文也、右に29番小木曽佑太、MFが左に15番清川大輝、右に16番中村透、真ん中に20番長島巧と13番條洋介、FWが左に24番倉本隼吾、右に28番新井瑞希

となります。

こちらの試合は、逆に、今の状況でうまく行かない時に起こるタイプの対戦相手で、昨日まで見てきたような、思うように行かずにプレーの精度が失われていき、高い位置で奪われて失点という典型的なピンチの迎え方が多くなる試合になってしまいました。

Aチーム、Bチーム関係なく、清水商業高校Bとの試合になった場合には、苦しんだのではないかと感じました。

この試合の、浦和の攻撃の形としては、20番長島巧から28番新井瑞希を経由して左前線の24番倉本隼吾に通った形など昨日同様に、24番倉本隼吾に良い形でパスが通る場面は多く、6分には19番橋岡和樹の右前線からのクロスに24番倉本隼吾が合わせる決定的な形があったものの、枠をとらえることができませんでした。やはり、24番倉本隼吾が、チャンスを呼び込む動きの数とそれを得点にするためのプレーへの工夫でチャンスを得点にする確率を上げて行くことが一つの課題になっていくと思います。

この試合の交代は、前半22分に29番小木曽佑太に代わり6番吉原大、後半6分に24番倉本隼吾に代わり8番須藤岳晟、9分に28番新井瑞希に代わり2番細田真也と計3人の交代がありました。

試合は、前半終了間際に失点、後半6分にコーナーキックからの失点と2失点を喫して0-2で敗戦となりました。

この失点以外にも先ほど書いたように、相手の激しさでプレーの精度が欠けたり、パススピードが遅くて奪われたり、そういうケースが高い位置で多く起こることと、相手のフォワードがこういう浦和のミスを見逃さずにシュートまで持ち込んでくるため、結構なピンチの数はありました。

そんな2日目の2試合でした。

今日の2試合は、昨日までと比べて、浦和が今年やりたいことがうまく行った時の強さを確認することができた収穫の部分と、そのためには、もっと多くの実戦で手応えをつかめるようなタイプの相手との試合が必要だと言うこと。今の時点でプレスがかかっても精度高くプレーできる選手をやはりある程度軸としてチームを作る必要も含めて感じることができました。

また、やはりチームとしての自信をつけるためには、点を取るべき選手が得点を重ねていくことや結果も必要だと思っていますので、その意味では11番進昂平のハットトリックは、大きなプラスの要素になると思います。また、怪我明けで出場時間が、短かった10番関根貴大の出場時間も試合ごとに少しずつ増えていっており、そのこともプラスの要素になっていくと思います。

少し掴めてきたこともありますので、また明日の2試合を見るのが楽しみになりました。

ではでは。

清水フェスティバル2013年3月27日清水フェスティバル2013年3月27日清水フェスティバル2013年3月27日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月27日清水フェスティバル2013年3月27日清水フェスティバル2013年3月27日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月27日清水フェスティバル2013年3月27日清水フェスティバル2013年3月27日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月27日清水フェスティバル2013年3月27日清水フェスティバル2013年3月27日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月27日清水フェスティバル2013年3月27日清水フェスティバル2013年3月27日

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけの写真。

 

清水フェスティバル2013/03/26 – 1日目vs習志野高校0-0引き分け(B戦vs三菱養和SCユースB 0-2敗戦)・・・無得点の1日目

Jステップ2013年3月26日Jステップ2013年3月26日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

昨日より、静岡遠征がスタートした浦和レッズは、本日より静岡県は清水市周辺の複数会場で開催される清水フェスティバルという大会に参加。1日目は、Jステップで習志野高校戦、旧東海第一高校グラウンドでB戦の三菱養和戦の2試合が行われました。

この試合の前に、蛇塚グラウンドで行われた、帝京高校vs清水エスパルスユースの試合を観戦してきました。

帝京高校には、多くの浦和レッズアカデミー出身選手がおり、正直かなり前回見てから期間が空いてしまったために現状どのくらいの選手が試合に絡んでいて、どのようなチームなのかなど全くわからない状態で足を運んでみました。

清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日

 

 

 

蛇塚グラウンドには北と南にグラウンドがあるのですが、この、南グラウンドというのが写真を撮るとこういう感じにネット越しになってしまうので、せっかく久々に浦和出身の選手を撮ろうとしたものの、上記のような感じになってしまいました。

今回のメンバーの中では、2番武藤稜が中盤の右、10番都築洋平がトップ下、そして、もっとも驚いたのが9番柳下大樹がセンターバックをやっていたんですね。フォワードのイメージしかなかったので、びっくりしたのと同時に、センターバックのプレーが想像以上に板についていて驚きました。

試合結果は0-0でしたが、決定機の数では帝京の方が作っていたことと、選手の適性とポジションの配置が良いな~というイメージのチームになっていて、正直プレーの質はもっと上げないとと思う部分は多かったものの、チームのベースはできているという印象で、今後どのようになっていくのか楽しみというか、試合自体見ていて面白いものでした。

この試合の後、場所をJステップに移しまして、今度は浦和レッズユースの大会初戦となる習志野高校戦を観戦。

この試合のスタメンは以下、

GKが25番番杉本広貴、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に6番吉原大、MFが左に11番進昂平、右に21番小島良太、真ん中に17番勝野瑛と8番須藤岳晟、FWが左に10番関根貴大、右に23番安東輝

となります。

今日からU18日本代表に合流した広瀬陸斗が外れて、そこに23番安東輝が入った以外は、昨日のジュビロ磐田ユースとの練習試合と同様のスタメンとなりました。

この試合も、やはり昨日同様に、思うように行かないと選手が悪い意味で感じてしまっているのか、一つ一つのプレーの精度という意味で欠く場面が多く、それによって、選手の持ち味が生きないという試合展開になりました。相手の習志野高校が中盤に対して激しいプレスをかけてくることも相まってか、攻撃という部分では、ほとんど決定的な場面が作れない試合となりました。

おそらく、11番進昂平がキーパーとどちらが先に触るかというタイミングで足先で触ったシュートがわずかに枠を外れた場面が唯一の決定的な場面だったと思います。決定機の数で言えば、相手の方が多く、それも相手が自ら外してくれたような場面だったため、敗れていてもおかしくないような展開になっていました。

メンバー交代は、後半スタートから10番関根貴大に代わり28番新井瑞希、5分に6番吉原大に代わって20番長島巧、12分に3番森亮太に代わり19番橋岡和樹、35分に11番進昂平に代わり24番倉本隼吾、37分に28番新井瑞希に代わり15番清川大輝でした。

この試合をどう表現して良いのか、色々考えてみましたが、なかなか的確な言葉が見つかりません。もしかすると、求められることで頭がいっぱいになって、チームとしての連係がうまく行っていないために起こっている状況なのか、結果が出ないことが多いために、自信を失っている部分があるのか、チームとして制約があって、見る側として「ここでシンプルにこうやれば、もっと決定的なチャンスになりそうなのに、どうして時間をかけることによって相手に奪われてしまうんだろう?」のように、良いスペースに選手が走った時にも、そこをあえて飛ばすようなパス回しになったり、自分のことで精いっぱいというプレーになってしまっている局面も多かったり・・・やろうとしている気持ちは伝わってくるのですが、なかなか点が線にならないという印象の試合でした。

細かい部分では、10番関根貴大や23番安東輝がボールを持った時には、比較的落ち着いて展開がされる場面も多く見られたということや、8番須藤岳晟の展開力が増している印象はありました。ただ、全体的に言うと、やはり、点が線にならず、パスの精度もそれによって落ちる、精度の良いパスがこないから、周りの動きも一歩遅れる、そんなイメージでした。

この試合は、0-0とスコアレスドローで終了しました。

場所を旧東海第一高校に移してのB戦の対戦相手は三菱養和SCユースBとなります。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに19番橋岡和樹、右サイドバックに16番中村透、センターバックが左に29番小木曽佑太、右に20番長島巧、MFが左に22番荒木聡太、右に28番新井瑞希、真ん中に26番松崎洸星と13番條洋介、FWが左に15番清川大輝、右に24番倉本隼吾

となります。

この試合でまず印象に残ったのは、三菱養和の元気の良さ。B戦とかそういうことは関係なく、かなり気持ち前面に戦う姿勢を見せてくれていました。

この試合では、4分の26番松崎洸星からいったん下げて20番長島巧が一気に前線の24番倉本隼吾までロングフィードを出した場面、左前線に数的優位な形で流れて良い形で24番倉本隼吾がパスを受けた場面、などなど、前線の24番倉本隼吾の動きだしや、そこへ狙ってパスを出す選手も多く、大きなチャンスになる一歩手前という場面自体は多く作れていたものの、そこからの形が作れずにチャンスを逸するという場面も同様に多くなっていました。ここは、24番倉本隼吾にプレーの質の向上を求めたいところです。本当に少しトラップをうまくコントロールできれば、判断を早くしたり、味方のフォローが少なくてチャンスを逸しているのであれば、周りにもっと要求すること、これらができるだけでも、もっと得点を奪う活躍ができると思うので、要求したいところです。

この試合の交代は、後半スタートから29番小木曽佑太に代えて12番上野文也、19番橋岡和樹に代えて6番吉原大でした。

試合は、前半終了間際と後半7分に失点を喫して0-2で敗戦となりました。

やはり、この試合でも連携がうまく行かないところが多く、その中でも、後半終盤に13番條洋介が、タイミングよくパスを通せば決定的な形になるというスペースへの入り方をした時に、味方のパスが一歩遅いタイミングで出たことでチャンスにならなかった場面などが象徴的な場面だったと思います。

新しい戦術において、一歩一歩成長していく、時間がかかることは承知の上ですが、その過程の中で、何か見えなくなっているものがあるようにも感じる今日の2試合でした。

今日の最初に見た帝京高校のサッカーが、まだまだではあるものの、チームとしてのベースがあって、選手配置も適材適所という言葉が合う配置で、求められるプレーができるようになった時に相当強いチームになるだろうなという、その先にあるものが見えるチームだったことを考えると、浦和は、何か少し変えていく必要もあるかもしれない・・・という素人考えですが、そう感じる1日目の試合だったようにも感じました。

昨日の練習試合、大会1日目、この2試合で思うことを踏まえて、大会2つ目もしっかり見させていただければと思います!

個々が不調と感じる理由が個々の不調が理由だけにないような気がする・・・ということに関しても、明日以降もう少ししっかり見ていければと思います!

ではでは。

清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日

 

 

 

清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日清水フェスティバル2013年3月26日

 

 

 

おまけの写真。