どうも、ブクメです☆
今回は、車で足を運んだこともあり、お酒は飲まずに17時くらいには自宅に戻れたものの(相変わらず、下道好きなので、部分的に下道選択したのでフルに高速道路を使うより、所要と大雨の影響でところどころ通行止めなどがあったりしましたので、想定外のダメージは受けつつですが、発見もあるようないつものパターンですw)、facebookページに写真をアップして、少し仕事をした後に力尽きて、どうやら眠り続けたようで気が付いたら朝になっていました。
若干先週は、タイトな日程になっており、火曜日~金曜日まで仕事でフィリピンに滞在して、その帰国日の成田空港で、大雨の影響でバス動かず、電車も限定的で異常な列になっている状況に遭遇するということになりました。
こういう状況に直面した時に、どれくらいのアイデアが浮かぶのか、行動ができるのかというところでは、良い経験になったかもということで、その辺を最初に書こうかなと思います(サッカーの話題だけと言う方は飛ばしてください、下がっていけば、段落で、わかるようにしています。そこまでは、読む方によっては、単なる雑談になるのでw)
まず、最初に書きたいのは、最近は、外国人観光客の方も増えていると言うことで、成田空港が大混雑している時にもかなり外国人率が高かったのですが、電車待ちの列、バス待ちの列、タクシー待ちの列など並ぶというポイントや、大声で係員に詰め寄るような場面が私が動いた範囲内では、ほとんど聴かれず、話をしている外国人からもよく「Well Organized」(整然としているとか、きちんとしているとか、組織的にしっかりしているとか、そんな感じの意味)と聴こえてきたことからも、外国で同じことが起こった時に想定できるカオス状態とは、全く違う状況になっていたのは確かだと思いますが、成田空港という羽田空港とは、まったく違った立地により、その周辺が大雨でダメージを受けたときには、本当に、周辺に住んでいるケースを除いては、移動を考えたときには、手詰まりになるなと実感したものです。
ちなみに、外国人は、よく日本のことをWell Organizedと褒める意味で使うことが多いですが、スポーツにおいては、この日本人が日常生活を日本で生きてきた場合に自然と身についてしまうこの要素が邪魔をすると考えることがよくあり、私は、この言葉を外国人から言われた時には、とりあえず、Thank youとは言うものの、褒められた言葉としては感じられないひねくれ者ですw
もちろん、この要素は必要になりますが、これが強いあまりに、これが身につきすぎたときに、それを壊して何かをしないといけない時に、その判断が他人任せになりがちというか。
それを外国にたびたび行くことで実感しているので、このブログでも良く書くのは、「若いうちに、とりあえず外国に出る(ツアーとかの団体行動ではなく、自発的な行動が求められる環境下であることが必須ですが)ことで大きく成長できる選手は多い」という部分で、何も物言わずに、列に並び続ける日本人に比べると、滞在先のホテルや取引先と思われるところに電話して、複数のアイデアを求めつつ自分で考えらえることを提案して助言を求めるような外国の方の電話での交渉をよく見かけました。
並ぶところだけで、列整理がうまく行っていないところで係員に怒鳴っていたり、気が付かずに横入りのような状態になってしまった方に、大声で怒鳴っているようなのは、実は日本人だったり。
私はと言うと、当初は、予定通りに成田空港に着ければ、坂戸方面行の最終バスに乗れるので、それで戻れば良く、それが無理なら電車かなくらいに思っていたところからのスタートで、今回の足止めを喰らったときに、とりあえずは、空港スタッフの方に状況を聞きつつ、まずは電車待ちの列に言われたとおりに並び、そうしたら、先ほど書いた怒鳴る日本人が後ろの方でなんか騒いでいるなと思ってもう少し落ち着いたらいいのにと思ったら、しばらくして、その割込みが私になっていたと言うことが分かったというオチだったのですが、この状況下で係員の対応に詰め寄ることがベストでもないので、その怒っている方に謝りつつ列を離れ(こういうケースでは、理由を丁寧に説明しても意味なく、相手が怒っている場合は素直に謝ってしまった方が早く相手が落ち着くケースが多いという私の経験上の行動)、一旦座って、次の行動を考える感じで、鉄道の列を冷静に見たら、もう異常な列の長さで並びなおしたら計算できないということで、全便中止の表示が出ていたバスの状況をネットで確認し、東京シティエアターミナル行きのバスが、動き出したという情報があったので、とりあえず、都心まで出れば、手段が広がるかなと言うことでバスの列に並びなおすことにし、並んでみたら、実は、ほとんど動いていないということがわかり、しばらく待ったものの、まったく列が動かないので、こちらも長蛇の列だったもののタクシー待ちをする流れを選びました(かなりお金がかかるのはわかっていても、とりあえず、身動き取れる場所まで動こうという選択、場合によっては、一生に一度の散財で自宅までタクシーで数万円使うことも考えつつ・・・。)
ここも、ほとんど列が動かないものの、もうここで揺らぐのはやめようと言うことでトータルで3時間ほど並び続け、タクシー自体は、ほとんど来ないものの、その時点で、空港の方が東京駅行きのバスを用意してくれて、最初の1台目で乗れたので、東京駅から始発に乗って帰宅と言う流れになりました。
まあ、タクシー会社に連絡してとか、そういうことをやれている方がタクシーの列から抜けて行っているように見えたのに、大混雑で電話予約対応はしてくれないだろうし、タクシー会社も大変だろうとか、考えて待つことを選んでしまうのが私の弱さで課題だと言うことは常々痛感していますし、外国の方と付き合ったりすると、その辺の行動力を良く求められるよなとか、思い出しましたw
ちょっと、動画の方を作るのは、明日とかになってしまうかもしれませんが、もっと色々考えたことがあるので話すと思いますw
こんな感じで、毎度のことですが、長文で試合と関係ないことを最初に長く書いているのは、日本人の強さと弱さ、そこに、例えば日曜日の試合でもそうですが、経験や性格だったり、様々な要素を加えた中で少しでも参考になればという要素があればと言うことで書いたり、今回の試合でも、試合時点での相手の強さと弱点の部分と、浦和の強さと弱さの部分で、色々な環境下や、努力や、もともとの性格かもしれませんが、強みと弱点が見え隠れするところがあったので、そういうところとつなげて書きたいなと思ったこともあります。
↓ここからが、直接試合に関わる話になって行きます。
vs名古屋グランパスU-18戦メンバーと交代は以下、
GK1番石塚悠汰、DFが左に6番清水楽人(後半スタート⇒34番工藤孝太)、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と27番山田奈央、MFが左に24番佐藤優斗(後半39分⇒19番成田安里)、右に15番松村大也(後半スタート⇒10番山中惇希)、真ん中に4番玉城大志と3番清水哲太(後半31分⇒16番根岸恵汰)、FWが左に9番波田祥太、右に17番盛嘉伊人(後半スタート⇒20番木下翼)
となります。
一緒に見ていた方と話す中で、私も大変納得したのは、キーパーのところで、このポジションに関しては、歴代浦和レッズのアカデミーの選手を見てきても、既に中学生くらいの段階で大人のような受け答えとプレーができるような選手も多く見てきましたが、今回の試合では、GK1番石塚悠汰がそれで、今シーズンは、スタメンとして出場するのは25番鈴木彩艶がほとんどでしたが、この大会のタイミングでアンダーカテゴリのワールドカップメンバーに選出されたと言うことで、不在。
で、やはり選手にとっては試合勘というのが必要で、公式戦の出場回数と言うところでは、準備が難しいとなるところでしたが、この難しい一戦で、スタートからコーチングも含めてほぼ完ぺきにコントロールして落ち着いたプレーができていた1番石塚悠汰が凄いなと言う感想でして、失点するまでの前半25分くらいまでの相手の良さを出させないチームとしての試合運びの中の大きな軸になっていたのは言うまでもありません。こういう選手は、先ほどのような想定外のトラブルが起こった時でも、冷静に対処できるだろうなとつなげてしまうところがあるわけです。
そして、私個人的には、特に0-3というビハインドから追う展開になった後半に激しい追い上げを見せる展開の中で、当然、攻撃に比重をかけているところなので、奪われた時には、守備の人数が足りないという状況になりやすい中で、プレーもそうですし、かけていた声でも、プレーする選手も、もちろん、応援する私たちも、行け行けとなっていたところで、冷静になるような声をかけていて、その声掛けが、「お前ら冷静になれよ!」ではなくて、本人も落ち着いた感じで自然と発せられていたのが凄いなとなるわけです。
この辺が、相手と違うところ(相手の攻撃は強かったものの、失点し始めたときに、相手キーパーが、必死に落ち着くような声をかけていたものの、バランスが崩れたままだったところと比べて)だったのかなと思います。
ただ、逆に言えば、先ほど挙げたWell Organizedのところが、体制が変わるまでの、ここ数年の浦和レッズユースの良いようで足かせにもなってきた、Too much(過剰)な要素が染みついてしまっているところと、それを壊して行く途上のところでの脆さも出てしまったのかなと感じたのもこの試合にはなりました。
切り取って見てみれば、相手の攻撃力をリスペクトした中での試合の入りで、いわゆる、2回戦と逆(2回戦は、カマタマーレ讃岐U-18が浦和の攻撃をリスペクトしてしっかり守ることを重視したスタートをする選択をした)になる中で、だからと言って、ただ守るだけではなく、狙える時には点を狙いに行くという方針で戦っていたと思いますが、やはり、しっかり守る要素の中で、それによって相手が明らかに、夏の戦いと比べると、おかしくなっているという隙がこの試合でも、浦和の良い戦い方によって見えてきたところで、そこを突こうという試みが、悪く言うと、チームとして一貫した動きになっていなかったようにも感じられたわけです。
前半0-0の戦いで、後半に圧倒する時間を作って、そこで得点を奪って勝利するという流れに、勝利するとすれば、なって行くかなとも感じられた中で、そのプランが崩れるような相手の見事なゴールで失点してから、立て続けに失点を重ねたというところが、チームとしてのイメージしていたプランが崩れたところからの前半の間での立て直しが利かなかったことがこの試合の結果を左右したところでもあるのかなと感じられるところもあります(ただ、よくわかりませんが、前半は0で後半勝負と言う指示になっていたわけではないですよね、きっと?試合の流れを読んで、9番波田祥太の強さを生かしながら、そこから生まれるチャンスで得点もしっかり狙うようなプレーが求められていたように、ベンチから聞こえた声からは読み取れましたので。)
前半に相手のリズムを崩すことに成功していた中で、では浦和の攻撃の際に浦和側が、そのチャンスを連動した形で実行できていたかと言うと、例えば、前半11分に27番山田奈央から9番波田祥太へのロングフィードが良い形で通った時に、そこで全体の攻撃のスイッチが入るのが遅く、せっかく競る形でこぼれ球を近い位置で味方が反応できていれば、大きなチャンスにつながりそうな場面で、9番波田祥太に近い位置に走りこむ選手がおらず、簡単に開いてボールになってしまった場面や、同様に、前半31分にも0-1と1点ビハインドの状況であったにも関わらず、同じように27番山田奈央からカウンターでの攻撃がスタートするというところでも、全体の動き出しが遅く、チャンスにならなかった場面は、気になりました。
全体的に守備的で戦う時間を覚悟して入っている前半であれば、攻撃のスイッチを入れるタイミングでの味方同士の動きの質と、たびたび書いているように、相手が攻撃的なチームであっても、後半など疲労が蓄積してくる時間帯ではない前半に、わかりやすい形での突破でそう簡単に抜かせてくれるわけではないのに、例えばサイドの高い位置の選手に長いパスが通った時に、味方のフォローがなく、相手も、この選手の突破だけ抑えれば良いという状況になることも多かったように感じます。
もちろん、突破力のある選手が、そこを1枚はがせるような技を磨くことで解決していくところでもありますが、Well Organizedの国ですからね日本は。特に守備面では。
やはり、駆け引きは必要で、その駆け引きに複数の選手が絡んでの連動は不可欠かと思います。
失点をしてからにはなりますが、前半でも2点を追いかける前半34分に17番盛嘉伊人から左の24番佐藤優斗へ繋がり、突破を仕掛ける中で左サイドバックの位置から6番清水楽人がペナルティエリア付近まで走りこんでいて、折り返しからダイレクトでシュートを狙った場面のように(もちろん、相手のサイドからの攻撃が、前回同様に鋭くてケアするのが大変だったということはありますが)、攻撃の際にはせめてボールを持っている選手の近くで動き、相手ディフェンダーの意識を分散させるような動きが必要で、これによって、より突破の可能性が広がり、更に、ダイレクトで狙うことで、相手が予測する時間も与えずに攻撃ができますよね。
あとは、少し戻りますが前半6分に6番清水楽人がサイドバックの位置から前線の9番波田祥太に長いパスを出し、近い位置に17番盛嘉伊人が入っている状況で、ポストプレーから繋がって、素早く右サイドを駆け上がる8番冨田蓮に繋げての攻撃は良かったですが、こういう距離感よく味方の特徴も活かしながらの攻撃と言うのは、前半はやはり少なかったと思います(もちろん、相手の攻撃のケアに意識がつよかったことはありますが。くどいかw)
プラン通りの展開ではなく0-3を追いかけるという展開だったからということもありますが、後半はスタートから3枚交代し、局面での攻撃のスイッチと言うよりは、チームとして攻撃にスイッチを入れ続けるしかない状況下で、実際に交代で入った20番木下翼が距離感も考えながら、攻撃に多く絡む形や、10番山中惇希が、相手ディフェンダーを2枚くらいのディフェンスであれば、ほとんどの局面で抜き去ることができていたことで、相手をかく乱し、それによって全体の攻撃の動きも活性化された中で、後半9分に相手ハンドを誘いPKを獲得し、これを3番清水哲太がしっかり決めて1-3とすると、ここ数試合の数字を見ていても失点が増えているので、失点したら綻びが見えるだろうなと感じていた通り(実は思っていた以上に相手がバタバタしだしていた)、バランスが崩れ、浦和が支配する時間が続き、後半9分には9番波田祥太からの折り返しに20番木下翼が合わせて惜しいシュートを放ち、後半12分には、10番山中惇希の右からの突破からの折り返しの流れで混戦状態の中、4番玉城大志がシュートを狙い、ディフェンダーに当たりこぼれたところを再びシュートをねらう場面を作ったり、後半14分にはコーナーキックのチャンスから34番工藤孝太が惜しいヘディングシュートを放ち、単純なサイドチェンジでも、通ればより大きなチャンスにつながるような場所を選んだパスの狙いも見え、後半17分には、20番木下翼が真ん中で受け、左の24番佐藤優斗につながると、持ち込んでクロスを上げ、9番波田祥太がヘッドで合わせるなどなど、よりゴールに近いチャンスがかなり増えていきます。
攻撃にかかった形で、守備を見てみると、もちろん相手は、カウンターを狙うような形で来るものの、この時間帯は守備に関しても、対人でというよりは、相手の攻撃の起点になりそうなところを4番玉城大志やバックラインのところで摘んでいくプレーの質も高く、これにより、相手がペースを取り戻す隙を与えることもなく時間が進みます。
ただ、決定機のところで、決めきれないところも増えてきたところで、やや相手が落ち着いてくる状況になりかけていたところでしたが、後半24分にコーナーキックからの流れで、こぼれ球を34番工藤孝太が豪快に蹴りこみ、ついに2-3と1点差まで詰め寄ります。
その後も、後半30分の10番山中惇希の突破からの折り返しを9番波田祥太が合わせて僅かに枠をそれるシュートや、後半32分には、再び10番山中惇希の突破からのクロスに対して下がりながらも20番木下翼が良いコースへのヘディングシュートを放ちます(ここは、相手キーパーがなんとかはじき出し、コーナーキックを獲得と言う流れになりました。)
猛攻を続けながらも、同点ゴールまでが遠く、決めきれないところで相手も落ち着きを取り戻した中で、後半37分に相手に追加点を許してしまい、2-4とされ、その後もあきらめずに攻撃するも、及ばず敗戦となりました。
結果的には、おそらく中立で観戦した方にとっては、わかりやすく面白い展開になったと言える試合にはなりました。
ただ、浦和レッズユースを応援する側からすると、もちろん、前半の相手の良さを出させなかった時間と、後半の猛攻は素晴らしかったですが、同時に、これまで抱えてきた課題と既に持っていた強みを見せてもらえた一方で、同じような課題がこの試合でも出てしまったかなという印象が残りました。
ただ、わかりやすい課題である一方で、染みついてきたものを取り払う難しさと言うものも同時に感じるところもあり、私は、よくこの表現を使ってしまうのですが、今後は、 「壊す」勇気をどれだけ選手が持って取り組んでいけるかが本当に本当に重要になってくると思います。
大会で言えば、2つの今年の全国大会は終了し、リーグ戦で言えば、高円宮杯プレミアリーグは、可能性のところだけ言えば、逆転優勝の可能性はあるものの、現実的には、かなり厳しい状態ですし、順位は4位でも降格の可能性もある…とは言っても、下のチーム同士の試合も残されていますし、残り3試合で逆転で降格になる可能性も他チームの対戦カードも考慮すれば、ほとんどないようにも見えます。
それだけに、チームとして今シーズン向かうところが定めにくい状況にはなってしまいますが、浦和レッズユースの選手としての時間は、残り少ないですが、3年生にとってはサッカー選手としての将来のためにも、そして、浦和レッズユースの選手としては、来年以降の戦いへ向けて、2年生1年生にとっても、今シーズンの残りのプレミアリーグ3試合と、次戦が開催されるまでの約1か月で、今ある課題(刷り込まれてしまっている意識で取り払われなくてはならないところも含めて)に対して、どれだけ話し合って取り組んでいけるかが重要になってくると思います。
外国の選手には羨ましがられる日本で小さいころから生活することで自然と身につきやすいある意味文化にもなってしまっているOrganizedの要素と、それによって、邪魔されやすい、個々の特徴が伸ばされにくい土壌。色々刷り込まれてきたことが、サッカーにも起こりやすい環境下で、新しい体制下で、数か月で、完全に変わっていけるかは難しいところですが、現体制化で伝えられることをしっかりと考えて個々の選手が変えるべきところに関しては、真摯に取り組んで、今シーズンの残りの試合を含めて取り組んでもらい、実際に足を運べた試合で、その変化を見らえることを楽しみにしていますね。
大変大変文章が長くなってしまいました。
ではでは。
浦和レッズユースvs名古屋グランパスU-18の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら
動画追加しました。↓