Jユースカップ3回戦 2019/10/27 浦和レッズユースvs名古屋グランパスU-18 2-4敗戦・・・Well Organizedを今後どう活かして壊して行くか

どうも、ブクメです☆

今回は、車で足を運んだこともあり、お酒は飲まずに17時くらいには自宅に戻れたものの(相変わらず、下道好きなので、部分的に下道選択したのでフルに高速道路を使うより、所要と大雨の影響でところどころ通行止めなどがあったりしましたので、想定外のダメージは受けつつですが、発見もあるようないつものパターンですw)、facebookページに写真をアップして、少し仕事をした後に力尽きて、どうやら眠り続けたようで気が付いたら朝になっていました。

若干先週は、タイトな日程になっており、火曜日~金曜日まで仕事でフィリピンに滞在して、その帰国日の成田空港で、大雨の影響でバス動かず、電車も限定的で異常な列になっている状況に遭遇するということになりました。

こういう状況に直面した時に、どれくらいのアイデアが浮かぶのか、行動ができるのかというところでは、良い経験になったかもということで、その辺を最初に書こうかなと思います(サッカーの話題だけと言う方は飛ばしてください、下がっていけば、段落で、わかるようにしています。そこまでは、読む方によっては、単なる雑談になるのでw)

まず、最初に書きたいのは、最近は、外国人観光客の方も増えていると言うことで、成田空港が大混雑している時にもかなり外国人率が高かったのですが、電車待ちの列、バス待ちの列、タクシー待ちの列など並ぶというポイントや、大声で係員に詰め寄るような場面が私が動いた範囲内では、ほとんど聴かれず、話をしている外国人からもよく「Well Organized」(整然としているとか、きちんとしているとか、組織的にしっかりしているとか、そんな感じの意味)と聴こえてきたことからも、外国で同じことが起こった時に想定できるカオス状態とは、全く違う状況になっていたのは確かだと思いますが、成田空港という羽田空港とは、まったく違った立地により、その周辺が大雨でダメージを受けたときには、本当に、周辺に住んでいるケースを除いては、移動を考えたときには、手詰まりになるなと実感したものです。

ちなみに、外国人は、よく日本のことをWell Organizedと褒める意味で使うことが多いですが、スポーツにおいては、この日本人が日常生活を日本で生きてきた場合に自然と身についてしまうこの要素が邪魔をすると考えることがよくあり、私は、この言葉を外国人から言われた時には、とりあえず、Thank youとは言うものの、褒められた言葉としては感じられないひねくれ者ですw

もちろん、この要素は必要になりますが、これが強いあまりに、これが身につきすぎたときに、それを壊して何かをしないといけない時に、その判断が他人任せになりがちというか。

それを外国にたびたび行くことで実感しているので、このブログでも良く書くのは、「若いうちに、とりあえず外国に出る(ツアーとかの団体行動ではなく、自発的な行動が求められる環境下であることが必須ですが)ことで大きく成長できる選手は多い」という部分で、何も物言わずに、列に並び続ける日本人に比べると、滞在先のホテルや取引先と思われるところに電話して、複数のアイデアを求めつつ自分で考えらえることを提案して助言を求めるような外国の方の電話での交渉をよく見かけました。

並ぶところだけで、列整理がうまく行っていないところで係員に怒鳴っていたり、気が付かずに横入りのような状態になってしまった方に、大声で怒鳴っているようなのは、実は日本人だったり。

私はと言うと、当初は、予定通りに成田空港に着ければ、坂戸方面行の最終バスに乗れるので、それで戻れば良く、それが無理なら電車かなくらいに思っていたところからのスタートで、今回の足止めを喰らったときに、とりあえずは、空港スタッフの方に状況を聞きつつ、まずは電車待ちの列に言われたとおりに並び、そうしたら、先ほど書いた怒鳴る日本人が後ろの方でなんか騒いでいるなと思ってもう少し落ち着いたらいいのにと思ったら、しばらくして、その割込みが私になっていたと言うことが分かったというオチだったのですが、この状況下で係員の対応に詰め寄ることがベストでもないので、その怒っている方に謝りつつ列を離れ(こういうケースでは、理由を丁寧に説明しても意味なく、相手が怒っている場合は素直に謝ってしまった方が早く相手が落ち着くケースが多いという私の経験上の行動)、一旦座って、次の行動を考える感じで、鉄道の列を冷静に見たら、もう異常な列の長さで並びなおしたら計算できないということで、全便中止の表示が出ていたバスの状況をネットで確認し、東京シティエアターミナル行きのバスが、動き出したという情報があったので、とりあえず、都心まで出れば、手段が広がるかなと言うことでバスの列に並びなおすことにし、並んでみたら、実は、ほとんど動いていないということがわかり、しばらく待ったものの、まったく列が動かないので、こちらも長蛇の列だったもののタクシー待ちをする流れを選びました(かなりお金がかかるのはわかっていても、とりあえず、身動き取れる場所まで動こうという選択、場合によっては、一生に一度の散財で自宅までタクシーで数万円使うことも考えつつ・・・。)

ここも、ほとんど列が動かないものの、もうここで揺らぐのはやめようと言うことでトータルで3時間ほど並び続け、タクシー自体は、ほとんど来ないものの、その時点で、空港の方が東京駅行きのバスを用意してくれて、最初の1台目で乗れたので、東京駅から始発に乗って帰宅と言う流れになりました。

まあ、タクシー会社に連絡してとか、そういうことをやれている方がタクシーの列から抜けて行っているように見えたのに、大混雑で電話予約対応はしてくれないだろうし、タクシー会社も大変だろうとか、考えて待つことを選んでしまうのが私の弱さで課題だと言うことは常々痛感していますし、外国の方と付き合ったりすると、その辺の行動力を良く求められるよなとか、思い出しましたw

ちょっと、動画の方を作るのは、明日とかになってしまうかもしれませんが、もっと色々考えたことがあるので話すと思いますw

こんな感じで、毎度のことですが、長文で試合と関係ないことを最初に長く書いているのは、日本人の強さと弱さ、そこに、例えば日曜日の試合でもそうですが、経験や性格だったり、様々な要素を加えた中で少しでも参考になればという要素があればと言うことで書いたり、今回の試合でも、試合時点での相手の強さと弱点の部分と、浦和の強さと弱さの部分で、色々な環境下や、努力や、もともとの性格かもしれませんが、強みと弱点が見え隠れするところがあったので、そういうところとつなげて書きたいなと思ったこともあります。

↓ここからが、直接試合に関わる話になって行きます。

vs名古屋グランパスU-18戦メンバーと交代は以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に6番清水楽人(後半スタート⇒34番工藤孝太)、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と27番山田奈央、MFが左に24番佐藤優斗(後半39分⇒19番成田安里)、右に15番松村大也(後半スタート⇒10番山中惇希)、真ん中に4番玉城大志と3番清水哲太(後半31分⇒16番根岸恵汰)、FWが左に9番波田祥太、右に17番盛嘉伊人(後半スタート⇒20番木下翼)

となります。

一緒に見ていた方と話す中で、私も大変納得したのは、キーパーのところで、このポジションに関しては、歴代浦和レッズのアカデミーの選手を見てきても、既に中学生くらいの段階で大人のような受け答えとプレーができるような選手も多く見てきましたが、今回の試合では、GK1番石塚悠汰がそれで、今シーズンは、スタメンとして出場するのは25番鈴木彩艶がほとんどでしたが、この大会のタイミングでアンダーカテゴリのワールドカップメンバーに選出されたと言うことで、不在。

で、やはり選手にとっては試合勘というのが必要で、公式戦の出場回数と言うところでは、準備が難しいとなるところでしたが、この難しい一戦で、スタートからコーチングも含めてほぼ完ぺきにコントロールして落ち着いたプレーができていた1番石塚悠汰が凄いなと言う感想でして、失点するまでの前半25分くらいまでの相手の良さを出させないチームとしての試合運びの中の大きな軸になっていたのは言うまでもありません。こういう選手は、先ほどのような想定外のトラブルが起こった時でも、冷静に対処できるだろうなとつなげてしまうところがあるわけです。

そして、私個人的には、特に0-3というビハインドから追う展開になった後半に激しい追い上げを見せる展開の中で、当然、攻撃に比重をかけているところなので、奪われた時には、守備の人数が足りないという状況になりやすい中で、プレーもそうですし、かけていた声でも、プレーする選手も、もちろん、応援する私たちも、行け行けとなっていたところで、冷静になるような声をかけていて、その声掛けが、「お前ら冷静になれよ!」ではなくて、本人も落ち着いた感じで自然と発せられていたのが凄いなとなるわけです。

この辺が、相手と違うところ(相手の攻撃は強かったものの、失点し始めたときに、相手キーパーが、必死に落ち着くような声をかけていたものの、バランスが崩れたままだったところと比べて)だったのかなと思います。

ただ、逆に言えば、先ほど挙げたWell Organizedのところが、体制が変わるまでの、ここ数年の浦和レッズユースの良いようで足かせにもなってきた、Too much(過剰)な要素が染みついてしまっているところと、それを壊して行く途上のところでの脆さも出てしまったのかなと感じたのもこの試合にはなりました。

切り取って見てみれば、相手の攻撃力をリスペクトした中での試合の入りで、いわゆる、2回戦と逆(2回戦は、カマタマーレ讃岐U-18が浦和の攻撃をリスペクトしてしっかり守ることを重視したスタートをする選択をした)になる中で、だからと言って、ただ守るだけではなく、狙える時には点を狙いに行くという方針で戦っていたと思いますが、やはり、しっかり守る要素の中で、それによって相手が明らかに、夏の戦いと比べると、おかしくなっているという隙がこの試合でも、浦和の良い戦い方によって見えてきたところで、そこを突こうという試みが、悪く言うと、チームとして一貫した動きになっていなかったようにも感じられたわけです。

前半0-0の戦いで、後半に圧倒する時間を作って、そこで得点を奪って勝利するという流れに、勝利するとすれば、なって行くかなとも感じられた中で、そのプランが崩れるような相手の見事なゴールで失点してから、立て続けに失点を重ねたというところが、チームとしてのイメージしていたプランが崩れたところからの前半の間での立て直しが利かなかったことがこの試合の結果を左右したところでもあるのかなと感じられるところもあります(ただ、よくわかりませんが、前半は0で後半勝負と言う指示になっていたわけではないですよね、きっと?試合の流れを読んで、9番波田祥太の強さを生かしながら、そこから生まれるチャンスで得点もしっかり狙うようなプレーが求められていたように、ベンチから聞こえた声からは読み取れましたので。)

前半に相手のリズムを崩すことに成功していた中で、では浦和の攻撃の際に浦和側が、そのチャンスを連動した形で実行できていたかと言うと、例えば、前半11分に27番山田奈央から9番波田祥太へのロングフィードが良い形で通った時に、そこで全体の攻撃のスイッチが入るのが遅く、せっかく競る形でこぼれ球を近い位置で味方が反応できていれば、大きなチャンスにつながりそうな場面で、9番波田祥太に近い位置に走りこむ選手がおらず、簡単に開いてボールになってしまった場面や、同様に、前半31分にも0-1と1点ビハインドの状況であったにも関わらず、同じように27番山田奈央からカウンターでの攻撃がスタートするというところでも、全体の動き出しが遅く、チャンスにならなかった場面は、気になりました。

全体的に守備的で戦う時間を覚悟して入っている前半であれば、攻撃のスイッチを入れるタイミングでの味方同士の動きの質と、たびたび書いているように、相手が攻撃的なチームであっても、後半など疲労が蓄積してくる時間帯ではない前半に、わかりやすい形での突破でそう簡単に抜かせてくれるわけではないのに、例えばサイドの高い位置の選手に長いパスが通った時に、味方のフォローがなく、相手も、この選手の突破だけ抑えれば良いという状況になることも多かったように感じます。

もちろん、突破力のある選手が、そこを1枚はがせるような技を磨くことで解決していくところでもありますが、Well Organizedの国ですからね日本は。特に守備面では。

やはり、駆け引きは必要で、その駆け引きに複数の選手が絡んでの連動は不可欠かと思います。

失点をしてからにはなりますが、前半でも2点を追いかける前半34分に17番盛嘉伊人から左の24番佐藤優斗へ繋がり、突破を仕掛ける中で左サイドバックの位置から6番清水楽人がペナルティエリア付近まで走りこんでいて、折り返しからダイレクトでシュートを狙った場面のように(もちろん、相手のサイドからの攻撃が、前回同様に鋭くてケアするのが大変だったということはありますが)、攻撃の際にはせめてボールを持っている選手の近くで動き、相手ディフェンダーの意識を分散させるような動きが必要で、これによって、より突破の可能性が広がり、更に、ダイレクトで狙うことで、相手が予測する時間も与えずに攻撃ができますよね。

あとは、少し戻りますが前半6分に6番清水楽人がサイドバックの位置から前線の9番波田祥太に長いパスを出し、近い位置に17番盛嘉伊人が入っている状況で、ポストプレーから繋がって、素早く右サイドを駆け上がる8番冨田蓮に繋げての攻撃は良かったですが、こういう距離感よく味方の特徴も活かしながらの攻撃と言うのは、前半はやはり少なかったと思います(もちろん、相手の攻撃のケアに意識がつよかったことはありますが。くどいかw)

プラン通りの展開ではなく0-3を追いかけるという展開だったからということもありますが、後半はスタートから3枚交代し、局面での攻撃のスイッチと言うよりは、チームとして攻撃にスイッチを入れ続けるしかない状況下で、実際に交代で入った20番木下翼が距離感も考えながら、攻撃に多く絡む形や、10番山中惇希が、相手ディフェンダーを2枚くらいのディフェンスであれば、ほとんどの局面で抜き去ることができていたことで、相手をかく乱し、それによって全体の攻撃の動きも活性化された中で、後半9分に相手ハンドを誘いPKを獲得し、これを3番清水哲太がしっかり決めて1-3とすると、ここ数試合の数字を見ていても失点が増えているので、失点したら綻びが見えるだろうなと感じていた通り(実は思っていた以上に相手がバタバタしだしていた)、バランスが崩れ、浦和が支配する時間が続き、後半9分には9番波田祥太からの折り返しに20番木下翼が合わせて惜しいシュートを放ち、後半12分には、10番山中惇希の右からの突破からの折り返しの流れで混戦状態の中、4番玉城大志がシュートを狙い、ディフェンダーに当たりこぼれたところを再びシュートをねらう場面を作ったり、後半14分にはコーナーキックのチャンスから34番工藤孝太が惜しいヘディングシュートを放ち、単純なサイドチェンジでも、通ればより大きなチャンスにつながるような場所を選んだパスの狙いも見え、後半17分には、20番木下翼が真ん中で受け、左の24番佐藤優斗につながると、持ち込んでクロスを上げ、9番波田祥太がヘッドで合わせるなどなど、よりゴールに近いチャンスがかなり増えていきます。

攻撃にかかった形で、守備を見てみると、もちろん相手は、カウンターを狙うような形で来るものの、この時間帯は守備に関しても、対人でというよりは、相手の攻撃の起点になりそうなところを4番玉城大志やバックラインのところで摘んでいくプレーの質も高く、これにより、相手がペースを取り戻す隙を与えることもなく時間が進みます。

ただ、決定機のところで、決めきれないところも増えてきたところで、やや相手が落ち着いてくる状況になりかけていたところでしたが、後半24分にコーナーキックからの流れで、こぼれ球を34番工藤孝太が豪快に蹴りこみ、ついに2-3と1点差まで詰め寄ります。

その後も、後半30分の10番山中惇希の突破からの折り返しを9番波田祥太が合わせて僅かに枠をそれるシュートや、後半32分には、再び10番山中惇希の突破からのクロスに対して下がりながらも20番木下翼が良いコースへのヘディングシュートを放ちます(ここは、相手キーパーがなんとかはじき出し、コーナーキックを獲得と言う流れになりました。)

猛攻を続けながらも、同点ゴールまでが遠く、決めきれないところで相手も落ち着きを取り戻した中で、後半37分に相手に追加点を許してしまい、2-4とされ、その後もあきらめずに攻撃するも、及ばず敗戦となりました。

結果的には、おそらく中立で観戦した方にとっては、わかりやすく面白い展開になったと言える試合にはなりました。

ただ、浦和レッズユースを応援する側からすると、もちろん、前半の相手の良さを出させなかった時間と、後半の猛攻は素晴らしかったですが、同時に、これまで抱えてきた課題と既に持っていた強みを見せてもらえた一方で、同じような課題がこの試合でも出てしまったかなという印象が残りました。

ただ、わかりやすい課題である一方で、染みついてきたものを取り払う難しさと言うものも同時に感じるところもあり、私は、よくこの表現を使ってしまうのですが、今後は、 「壊す」勇気をどれだけ選手が持って取り組んでいけるかが本当に本当に重要になってくると思います。

大会で言えば、2つの今年の全国大会は終了し、リーグ戦で言えば、高円宮杯プレミアリーグは、可能性のところだけ言えば、逆転優勝の可能性はあるものの、現実的には、かなり厳しい状態ですし、順位は4位でも降格の可能性もある…とは言っても、下のチーム同士の試合も残されていますし、残り3試合で逆転で降格になる可能性も他チームの対戦カードも考慮すれば、ほとんどないようにも見えます。

それだけに、チームとして今シーズン向かうところが定めにくい状況にはなってしまいますが、浦和レッズユースの選手としての時間は、残り少ないですが、3年生にとってはサッカー選手としての将来のためにも、そして、浦和レッズユースの選手としては、来年以降の戦いへ向けて、2年生1年生にとっても、今シーズンの残りのプレミアリーグ3試合と、次戦が開催されるまでの約1か月で、今ある課題(刷り込まれてしまっている意識で取り払われなくてはならないところも含めて)に対して、どれだけ話し合って取り組んでいけるかが重要になってくると思います。

外国の選手には羨ましがられる日本で小さいころから生活することで自然と身につきやすいある意味文化にもなってしまっているOrganizedの要素と、それによって、邪魔されやすい、個々の特徴が伸ばされにくい土壌。色々刷り込まれてきたことが、サッカーにも起こりやすい環境下で、新しい体制下で、数か月で、完全に変わっていけるかは難しいところですが、現体制化で伝えられることをしっかりと考えて個々の選手が変えるべきところに関しては、真摯に取り組んで、今シーズンの残りの試合を含めて取り組んでもらい、実際に足を運べた試合で、その変化を見らえることを楽しみにしていますね。

大変大変文章が長くなってしまいました。

ではでは。

浦和レッズユースvs名古屋グランパスU-18の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

動画追加しました。↓

Jユースカップ2回戦 2019/10/20 浦和レッズユースvsカマタマーレ讃岐U-18 1-0勝利・・・からの、ジュニアユース2-2引分けをまとめて書きたい流れ

どうも、ブクメです☆

トップチームの苦しさとは違う方面の話ですということを最初に書いておきますが、今回の台風による洪水の被害を最も受けているのは、浦和レッズの場合は、レッズランドを主に練習場所として使用しているレディースだったり、同じく練習や試合でも多く使用している育成のカテゴリが該当しますよね。

水は収まっても、被害が大きく当面の間の使用ができなくなったレッズランドで開催が予定されていた、浦和レッズユースのJユースカップ2回戦と浦和レッズジュニアユースの関東U15リーグの2試合が、駒場スタジアムサブグラウンドに変更されて開催されました。まあ、観戦する側からしたら、この会場が決まった瞬間に「金網デスマッチ」という言葉が飛び交っていたように、金網越しからの観戦となる非常に見辛い環境にはなるものの、今回は、ユースからのジュニアユースのダブル公式戦開催と言う流れの中で、結果的には、不便な環境をプラスに持って行く流れになったのかなと思われる場面も多く、育成カテゴリ一丸みたいな、試合からの応援、応援からの試合という状況でテンションが上がるような場面も見せてもらえました。

最近、ジュニアユースの試合自体に足を運ぶ回数がかなり減ってしまっていることもあり、友達から話は聞くものの、勝敗や順位表からくらいしかチーム状況が把握できない状況ということで、試合は観戦することは決めていましたが、どのようにブログに残そうかは若干迷っていましたが、迷いなく、今回は日曜日のユースからジュニアユースの流れで1つのブログで書くことを決める流れを育成の選手たちが作ってくれましたと言うことで、その辺りは、後ほど触れていきます。

そして、先週に引き続き、急な会場変更のため、駒場スタジアムの駐車場が使えないと言うことで、以前、こういうスタジアム駐車場が使えない流れからの、周辺のコインパーキングも根こそぎ満車でさまよった経験を考慮して、電車で足を運びました・・・で、これも先週と同じ流れで、試合後に飲んでしまったため、ブログは翌日月曜日に書いています。

今回は、1日置いたからという気持ちの変化もなく、昨日書いてもこうだろうなという文章になっています。

では、試合の話に移っていきますね。

金網デスマッチお馴染みの写真を撮る際の救世主的な横に長い隙間からの写真を載せつつw

vsカマタマーレ讃岐U-18戦メンバーと交代は以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に12番福島竜弥、右に8番冨田蓮、センターバックに34番工藤孝太と21番南濵優大(後半35分⇒27番山田奈央)、MFが左に22番奥山圭介(後半28分⇒29番伊澤壮平)、右に15番松村大也(後半スタート⇒20番木下翼)、真ん中に4番玉城大志と16番根岸恵汰(後半19分⇒35番島垣翔)、FWが左に9番波田祥太(後半24分⇒19番成田安里)、右に17番盛嘉伊人

となります。

試合前に会場にいた方にいただいた情報では、体調不良の選手や、学校行事(とはちょっと違うのですが、そういう表現にします)、あとは、U17ワールドカップもありますが、そのような理由で数選手が出場できない状況は、あると言うことですが、ノックアウト方式の大会で同じ関東圏のチームでない場合は、相手のこともそこまで多くの情報は得られませんし、単純にカテゴリなどで考えれば、問題なく勝利できる相手だとしても、通常は、新しい戦力も試したいという状況下でも、負けたら終わりと言うことが枷になることもありますし、お偉いさまの姿が見えたことも(これは、影響しているとか言ってはだめかw)ありつつですが、それでも、前回のプレミアリーグで出場した1年生の29番伊澤壮平が引き続き控えに入り、更にこの試合では、35番島垣翔も控えに入り、実際に後半から出場しています。

また、バックラインには、久しぶりに21番南濵優大がセンターバックに入りました。

試合開始から、浦和が支配する状況になり、多くのチャンスを作り出し、相手の反撃もバックラインが安定して跳ね返す感じで、試合展開の話としては、ほとんど浦和の攻撃、時々相手の反撃は守備陣がなんなく跳ね返すという構図で説明できてしまうものの、最終スコアの1-0勝利という数字が物語るように、相手の守備が非常に硬く、特にサイド攻撃に対しての守備は、かなりの硬さになっていました。相手の9番の選手が、攻撃の際は、前線に入るような形ですが、守備の時には気が付けばサイドバックの1枚となって、浦和のサイド攻撃を塞ぐ役割をしているプレーが印象的でしたし、これによりかなり、苦しめられていたのも事実です。

寄せの速さに、人数のかけかた、パスコースの消し方など上手い中で体格的にも良い選手が相手には揃っているなと一見してわかるようなところで、その相手を崩し切ることがなかなかできません。これを破壊する役割として、結果的に、決勝ゴールを奪ってくれた9番波田祥太が絡んだところでのチャンスが多くなる試合で、おそらく特に前半では、複数放ったシュートのほとんどが9番波田祥太だったと思います。

そのいくつかを挙げると、前半11分にペナルティエリア付近で相手のディフェンダーにプレッシャーをかけられながらもキープしてシュートまで持ち込む場面を作ったり、前半12分には、12番福島竜弥の左からのクロスに相手ディフェンダーと競り合う形になりながらも競り勝ってヘディングシュートを放った場面、前半28分のコーナーキックのチャンスで34番工藤孝太が競り、17番盛嘉伊人に繋げると、ペナルティエリア外からシュートを放ち、これがこぼれたところを9番波田祥太が詰めるも、ここは、ファールの判定。

前半42分には、22番奥山圭介が相手ディフェンダーに潰されかけるも粘り強くキープして9番波田祥太に繋げて、枠を捉えたシュートを放つも、ここは、相手キーパーの好セーブで弾かれます。

前半終了間際にも、9番波田祥太がシュートを放つも、ここはクロスバーでゴールならず。

・・・と、シュートの狙いと言うところでは、先ほどの17番盛嘉伊人のシュートと、前半44分のコーナーキックのチャンスでの34番工藤孝太のヘディングシュート、前半終了間際の22番奥山圭介の枠は捉えられなかったものの惜しかったダイレクトシュートとそれ以外は、ほとんど9番波田祥太のシュートとなりました。

あとは、試みと言うところでは、比較的攻撃が左サイドの12番福島竜弥の攻撃参加に偏るところはあったものの、両サイドのケアが早い中で色々な試みを加えて、いわゆる腐らずに繰り返した中で大きなチャンスにつながった場面もありました。前半36分には、激しい守備に苦しめられて思うようなプレーができなかった中でしたが、15番松村大也の右サイドからの抜け出しで、かなり良い形での良い軌道でのクロスが上げられた場面もありました。

確かに体格自体が大きい選手が多かった相手で守備意識も高く、シュートコースもなかなか開けてくれないという状況ではありましたが、もう少しミドルシュートなど狙っても良かったかなとは思います。

この試合では、22番奥山圭介と17番盛嘉伊人がどちらもスタメンでプレーしていて、隙間が少ない中でのスペースへの動きや、その隙間を抜くようなパスの試みも崩すためには必要だなと思って見ていましたが、思うようにできない場面が多いようにも見られましたが、前半15分あたりの22番奥山圭介が狭い相手ディフェンダーがコースを消そうとしている間を通すパスで裏に走る選手に繋げてチャンスになり、自らも前線に上がっていくような場面が見られました。体格差がある相手との対峙が多かったものの、粘り強さや、しっかり体を入れてファールをもらうことなどもできていたと思います(それでもらったファールからの16番根岸恵汰の早いリスタートからのチャンスもありました。)

前半0-0と浦和が攻める回数が大変多かったものの得点は決めきれず、相手の体格や競り合いの強さを考えると、逆に相手がセットプレーを獲得すると、怖いかなと言う少しだけ嫌な予感もありつつ、そして、浦和が先制した後に相手が守備的な形から点を取る形に切り替えたときにどうなってくるのかも気になりつつの後半です。

後半スタートから20番木下翼が右サイドに入り、相手の守備の硬さも想定した上での試みが見ていた位置からは特に近いサイドでのプレーが多かったので、まあ、楽しんでしまいました。

2枚が寄せて3枚目も来てドリブルのコースを消されてパスやクロスのコースも上げるとしてとしても限定されてしまうような守備をしてくる中で、縦に行くと見せかけて横に入って行ってそこからさらに切り込んで仕掛けるドリブルや、相手2枚が寄せている時に仕掛けて引っかかる場面もある中で、無理に仕掛けない場面も加えつつ、相手が1枚の時には迷わず1枚はがしに行って大きなチャンスを作り出す。近くで見られると色々見られますw

で、前半に比べると、間に入っても足元狙いが多くて摘まれていた場面も多かったところで、スペースに動きながらもらう動きで相手の組織的な守備をかき回す場面も増えます。例えば、後半6分には、16番根岸恵汰が相手ディフェンダーの間へグラウンダーの強めのパスを通し、最初はそのスペースに入ってなかった17番盛嘉伊人が動きながらそのスペースでパスを受けて、これにより相手の守備の対応が遅れたところでドリブルで仕掛け折り返しを22番奥山圭介がシュートを狙うような場面ですね。

前半の9番波田祥太の力強いプレーは継続されつつ上記のような要素が加わってきたことで、より幅の広がった形でのチャンスも後半は増えていきます。

後半10分には、20番木下翼がドリブルで深くまで持ち上がり、折り返しをいったんはディフェンダーにクリアされるも、そのクリアボールを16番根岸恵汰がシュートという形を作ります。

後半12分には、コーナーキックのチャンスで9番波田祥太がニアに走りこんでコースを変えるシュート(女子ワールドカップの澤穂希のようなシュートと言うとわかりやすいやつ)で、枠を捉えるもここは、相手キーパーの好セーブで防がれます。

後半13分に20番木下翼が持ち込んで惜しいシュートを放ちます。

後半16分には、右サイドからの攻撃で20番木下翼が相手ディフェンダー2枚が寄せてくるところで、縦に行くと見せかけて横にドリブルで仕掛け2枚をはがす形で持ち込んで走りこむ9番波田祥太に繋げてゴールに迫る惜しい形を作ります。

そして、ようやく相手の守備を崩す(というか壊す、というか破壊する?)場面を作ります。この時間チャンスがかなり増えていたので、一つ前に書いた流れで決めたのか、その直後にもチャンスを作ってからのゴールなのかは、忘れたのですが、9番波田祥太がペナルティエリア内でシュートを放ち、おそらくディフェンダーによって跳ね返ったボールを再びシュートを放ち、これが、見事にゴールとなり、ようやく1-0とリードを奪うことに成功します。

守備の硬いチームから得点を取るのがこれだけ難しいのかと言うことと、そういう相手から奪うときは、とにかく狙って、跳ね返されても再び狙って、逆に密集していて難しいところをついて決めるとか、そういうところまで考えた9番波田祥太の姿勢が実ったゴールでしたね。そうなんですよね。こういうプレーでゴールを奪われることによって、相手の守備組織も乱れてくることもありますからね。

で、リードはしたものの1点差で30分ほど残る中で、相手も点を取りに来るためにプレースタイルを変えてくるであろうところで、攻めた交代を次々としてきたこの試合です。

特に、このような場面で初のAチームの公式戦出場となった35番島垣翔(後半19分投入)は、最初はやや硬いかなと思う場面も多かったものの、しっかり30分をプレーし、先週に引き続き29番伊澤壮平も後半28分に投入、そして、残り10分のところで、27番山田奈央が投入され、相手は1点をがむしゃらに取りに来るであろうという時間帯にセンターバックも交代もありました。

もちろん、疲労度などが考慮されているのかなと言うところもありましたが、なかなか攻めた交代とも言えますよね。

で、結果的に、相手の反撃もしのぎ切って1-0で勝ち切ってくれました。私は、これで良いと思いますし、仮にそこから追いつかれたらどうするという声も出るかもしれませんが、追いつかれた選手が頑張ってまた点を取れば良いわけでして、そこは育成ですから、私たちもそこを覚悟して毎回応援するで良いと思います。

ということで、2回戦から出場の浦和レッズは、クラブユース選手権は、この試合が初戦となったわけですが、その難しいタイプの相手に対してしっかり勝利してくたという試合でした。

逆に言えば、3回戦でやはり対戦することになった名古屋グランパスU-18を来週に控えることを考えると、今回の試合が気の抜けるような大勝にならなかったことは、良かったとも言えます。

夏の悔しさをまず晴らすために、そして、Jユースカップで頂点まで突き進むために乗り越える難敵をしっかり乗り越えるところを見届けさせてもらうのを楽しみにしています!

ではでは・・・とは、なりません。この後のジュニアユースの試合に続いていきます。

細かいことは書かずに、出場メンバーと流れだけまず書き、どうして、1つに繋げたのかを書いていきます。

vs湘南ベルマーレジュニアユース戦のスタメンと交代は以下、

GK1番木村航大、DFが左に6番水倉慧(後半スタート⇒24番山野悠)、右に2番齋藤駿(後半21分⇒12番石川真稀)、真ん中に22番青柳仰(後半6分⇒3番滝瀬健太郎)と17番都築駿太、中盤が、左に7番萩元雅樹、右に40番阿部水帆、真ん中に4番大當泰生と10番新城愛斗、FWが28番志田出帆(前半32分⇒11番稲垣篤志)と9番西田春斗

となります。

最近は、日程的にかぶっていない時には、ユースの公式戦をジュニアユースの選手が応援するという光景も良く見られる中で、先週のプレミアリーグの大宮アルディージャU-18戦の時もジュニアユースの選手が浦和レッズのチャントで応援する光景が見られましたが、今回は、その逆のパターンを始めて見ることになりました。

で、アイキャッチ(最初にタイトルの横に表示されている写真)が、実はユースの試合の写真じゃないことに気が付いた方、さすがです。

アイキャッチの画像の方向で、選手がいない状況で、金網の奥が見える写真だと以下のような感じです。

そうなんです。この写真の黒い服装の集団がユースの選手なんですね。今回は、ジュニアユースの試合をユースの選手が応援するという構図になっていて、前半は、スタンドに座って見ていたのですが、後半になるといわゆるゴール裏的な位置取りに集まって、浦和レッズのチャントを始めたんですね。

これがなかなかの迫力でして、試合自体は、最初は、見るからに相手の湘南ベルマーレU-15の方が体格の良い選手が多くて、フィジカル的にも、あとは、ゴールに向かう姿勢のところでも明らかに浦和が負けているように見えてしまう展開の中で、では、きれいな崩しやパス回しで打開しようとできているかと言うと、それもできていない状況で、更に不運にも開始早々にペナルティエリア内でハンドの判定を取られてしまいPKで失点し、更に追加点を決められて0-2にされて後半に臨むという展開になっていました。

試合展開がそうなっていたこともあり、「フィジカルが」という話に周りではなりがちでしたし、私も、確かに体格差があるなと感じてしまっていたところがあったのも事実です。

もちろん、前半32分に11番稲垣篤志が投入されてから、彼のゴールに向かうプレーで劣勢の雰囲気から変わっていく兆候は見えていたものの、それに加えての後半のユースの選手の野太い声(良い意味です)での力強いチャントが始まり、これが明らかにジュニアユースの選手の背中を押していたんですよね。

で前半は気にしてしまわざるを得なかった体格差が関係ないくらいに、全ての選手が球際のプレーとか接触を恐れずに戦うプレーができるようになっていたのは確かで、気が付けば、相手を圧倒するような動きも増えていったわけです。

ゴールへの意識もチームとして明らかに高まった中での後半30分の11番稲垣篤志の強烈なミドルシュートで1-2とし、その直後の後半31分には、10番新城愛斗のアウトにかかったミドルシュートがゴール右上隅に吸い込まれるというスーパーゴールで2-2の同点とし、結果的には、逆転までは行けなかったものの、浦和レッズジュニアユースの強さを後半だけで見せつけられる結果になり、更に、そのスイッチを入れたのがユースの選手のチャントだったという流れ。

で、ブログを書く前に若干消化試合にばらつきがある関東U15リーグの他のチームの結果と順位表を眺めてみると、延期された試合を1試合残す浦和と他は、最終節が終わっているというチームも多い中ですが、ただ結果だけ見れば、敗れていても、残留は決まっていた(ギリギリですが)という流れにはなったようですが、これから、高円宮杯の予選に向かっていく中で、この試合を前半の空気のまま負けているのと、後半にやればここまでできるという強さを見せて終われたことでは、全く違ってくるわけですよね。

なんだか、良い場面を見せてもらえたなと。

ということで、今回は、ユースとジュニアユースの試合を1つのブログで書かせてもらいました。やはり文章が無駄に長くなってしまいました、すみません。

ではでは。

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