第22回ノブレ・ヴィーヤ・デル・ポルテゥガレテユースサッカー大会2010/08/21 vs エスパニョール 1-2敗戦・・・条件と課題と手応え

campo municipal de Los Llanos

 

 

 

 

 

最寄駅ポルトゥガレテ!

どうも、浦和サポブクメです☆

スペイン遠征の試合を今年も観戦するためにスペインにやってきました。ブクメは19日の夜中にビルバオに到着し、今日の試合を観戦することができました。

恒例の(?)、海外まで来たので余計な写真とかもぽつぽつ入れてしまう自己満足たっぷりのブログとなります。一通り写真にプチコメントを入れた後で試合の内容に関して書きます。

 

 

 

 

 

大会会場のロス・ジャノスというサッカー場ですが、このサッカー場のすぐ隣がラ・フロリダという競技場名でスペイン4部リーグのポルトゥガレテというチームの本拠地となっています。決勝まで進むとラ・フロリダで試合となります。

 

 

 

 

 

上の写真はロス・ジャノスのグラウンドです。人工芝のグラウンドになります。

 

 

 

 

 

上の写真はビスカヤ橋・・・ポルトゥガレテにある世界遺産に登録されている橋です。浦和レッズユースの試合の前にせっかくなので行ってきました。地上50メートルほどの橋げたの上を歩くことができます。ブクメも歩いてきました。

 

 

 

 

 

上の写真はこの大会のチラシなどなど。

 

 

 

 

 

同じく大会のチラシ

 

 

 

 

 

再びグラウンド

 

 

 

 

 

選手が到着してアップをしています。

 

 

 

 

 

選手が到着してアップをしていますパート2

 

 

 

 

 

対戦相手のエスパニョールの選手たち

 

 

 

 

 

円陣を組んで試合開始です。ペナント交換をしていたと思われる3番の畑本時央キャプテンを待っています。

 

 

 

 

 

試合中

 

 

 

 

 

試合終了後

・・・と、相変わらずセンスのない写真で申し訳ありません。一応がんばって撮ってみました。

ということで、試合の話に移りますね。

この日のスタメンは以下の通り。

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と、4番広瀬健太、右サイドバックに2番西山航平、左サイドバックに12番皆川孝之、ボランチに6番野崎雅也、トップ下が14番矢島慎也と5番藤野友則、FWが右に10番礒部裕基、左に7番矢島倫太郎、真ん中に9番高木凛

となります。

今日の試合までに、練習試合とこの大会の初戦の2試合が既に終わっているのですが、唯一1年生で帯同している21番カドコダイ・アシカンも前の試合ではスタメン出場だったり、4番広瀬健太がセンターバックでなく前目でやったりなど色々試しつつ臨んでいるというでした。

レギュレーションが結構複雑で、勝ちで勝ち点3は普通なのですが、引き分けの場合には通常なら勝ち点1になるところが、代表者がPK、FK、ドリブルシュートの3つをやって勝った方が勝ち点2もらえるという不思議な仕組になっているらしく、オフィシャルでは初戦は0-0と出ていましたが、結果としては、その後敗れてしまい相手のラシン・サンタンデールが勝ち点2で浦和レッズが勝ち点1という状況らしいです。更に得点1につき、0.1ポイント加算されるらしく、第2戦でラシン・サンタンデールが2-2でエスパニョールと引き分けて0.2ポイント加算しているということで、浦和レッズユースが決勝に進むためには、3点以上奪って勝利することが条件ということでした。

複雑すぎて混乱しました。

さらに・・・これが重要なのですが、ボールの空気圧が低く柔らかい+ピッチの横の広さが通常よりも10m狭い・・・と、アウェイならではというか、かなりやりにくい条件がそろっていました。人工芝にたっぷり水が撒いてあるとかはたまにあるので良いのですが、柔らかいボールと狭いピッチは相当選手を苦しめていたようです。

さて、試合です。

全く情報なしの状態から初めてエスパニョールのユースチームを見たわけですが、細かいところではミスが多いものの、一瞬の反応のスピードやプレスの早さなどが、際立っていて、前半開始からしばらくは結構守備に時間を使うことが多くなりました。それでも、守備に関してはセンターバックの3番畑本時央と4番広瀬健太を中心に落ち着いて対応できていたと思います。12番皆川孝之のサイドが相手の攻撃で使われる場所になっていたため、こちらの左サイドは守備に時間が割かれることが多かったものの、逆に2番西山航平のサイドは比較的空くため、浦和レッズユースの攻撃は14番矢島慎也、10番礒部裕基、そこに2番西山航平がオーバーラップしてという攻撃が何度か見られました。また、ボランチの6番野崎雅也も時折攻撃の姿勢を見せるなど、普段の守備重視の形を時々崩しながら攻撃にも参加しようとする姿勢が見られました。

この試合のファーストシュートは左から11番鈴木大輝のミドルシュート。このシュートは枠から外れてしまいます。

続いてコーナーからパスを受けた10番礒部裕基がシュート。これは、キーパーに防がれてしまいます。

この試合の前半、10番礒部裕基がポジションをさまざま移して運動量豊富に動き回り相手にプレスをかけることで相手の攻撃の芽を摘みつつ攻撃に転じるプレーが効果的に作用していたと思います。

それでも、やはりエスパニョールの選手たちのスピードや強さで一気にピンチになり決定的なシーンを作られることも何度かありましたが、相手のシュートミスや16番小笠原正人の好セーブで防いでいました。

9番高木凛がワントップの位置でスタートしていたのですが、動きがしっくり来なかったのか、前半途中は10番礒部裕基がワントップの位置に入っている時間もありました。またしばらくして9番高木凛がワントップの位置に戻った時に何度か得点のチャンスが生まれます。9番高木凛が落として、5番藤野友則にわたり、更に14番矢島慎也にパスが出されてシュートを放ちますが、これもゴールまでは至らず。

この後、エスパニョールに決定的なシーンを作られましたが、そのピンチを16番小笠原正人が防ぎ、そのままカウンターを仕掛け、11番鈴木大輝から14番矢島慎也へ渡り鋭いシュートが放たれますが、惜しくもゴール左に外れます。

一進一退の攻防のなか、先制点が浦和レッズユースに生まれます。前半25分くらい縦への早いパスでの攻撃で5番藤野友則にボールが渡り、絶妙のタイミングで9番高木凛が抜け出しキーパーと1対1のシーンになり、キーパーも交わしてそのままゴールに流し込みゴール! 1-0となります。

前半はこのまま終了。

相手チームはあまりチェックしていなかったので間違っている可能性が高いですが、ぱっと見で能力の高そうなエスパニョールの9番の選手が後半から投入されて、ちょっと気になっていましたが、実際は無駄な動きも多いもののこの選手の投入によってエスパニョールの攻撃が更に活性化されて浦和の劣勢のシーンが増えてしまいます。

プレスが甘くなった所にその9番の選手がすかさずシュートを狙いますが、16番小笠原正人が再び好セーブを見せます。しかし、この後セットプレーから失点をしてしまいます。ゴール前で相手に与えたFKのチャンスで、その9番の選手のグラウンダーの強烈なシュートが壁を抜けてゴールに突き刺さってしまいます。これで1-1

その後、10番礒部裕基から14番矢島慎也へのパス、14番矢島慎也から11番鈴木大輝へのパスと、スルーパスから抜け出してチャンスになりかけたシーンが2度立て続けにあったものの、2度ともオフサイドを取られてしまいます。

後半15分くらいに、2番西山航平に代わって18番堀田稜が入ります。

攻撃に切り替えたいところですが、この時間帯同点に追いついた勢いもあってエスパニョールの攻勢が続きます。

後半20分くらいに9番高木凛に代わって17番鈴木悠太が入ります。

サイドから攻撃的に行くという明確な2つの交代となり、右サイドからたびたび17番鈴木悠太が仕掛けますが、ゴールまでは結びつかず、左サイドの18番堀田稜は得意の左サイドのスペースを狙ったパスに抜け出しての仕掛けというシーンがあまり作れず、やはり相手チームの攻勢にやや攻撃が雑になってしまっていたのかもしれません。

この後、5番藤野友則に代わり13番片槙吾が投入されました。

なんとか逆転したいところでしたが、再びセットプレーから浦和が失点してしまいます。フリーキックのチャンスでゴール前に挙げたボールを豪快にヘッドで押し込まれてしまい1-2となります。

この後、14番矢島慎也に代わって21番カドコダイ・アシカンが投入されロングボールなどしっかり競れていて負けずにできていたと思います。最後まであきらめずに攻撃をしかけ、コーナーキックから3番畑本時央がヘッドで合わせてゴール左隅を狙うもわずかにゴールから外れてしまいます。

結局試合はこのまま1-2で終了し、決勝進出はなりませんでした。

タイトルでも書きましたが、一通り普通に試合の流れを書きましたが、その中に浦和レッズユースにとっては慣れない悪条件があったことも加味して考えていただければと思います。もちろん、試合全体でみれば決定的なチャンスを浦和レッズユースも多く作っていたので勝つチャンスも3点以上取れるチャンスもあったわけですが、結果的に取れなかったのは今後の課題ということで、このようなチャンスが今後はより高い確率で決まるようにしていってください。

また、こういう普段ではなかなか対戦することがないような相手とやって、ここは問題なく通用するという手応えもつかめたと思います。

もちろんここで勝利して決勝に進むことも重要ではないとは言いませんが、浦和レッズユースにとって重要なのはこの後9月から始まる高円宮杯ですから、今回行った全3試合の経験をしっかり生かして高円宮杯に臨んでもらいたいと思います。

聞く限りでは、明日特に練習試合が組まれることはないということですので、まずは3試合お疲れさまでした。ブクメとしては、他の2試合が見られなかったことが悔やまれますが、1試合でも現地で見られて良かったです。

 

ブクメ自身はこのままスペインにしばらく滞在し、ジュニアユースのスペイン遠征も見られるだけ見て来月頭に日本に戻る予定です。

 

まとまりのない文章で済みませんが、スペイン・ビルバオよりお届けしました。

ではではー!