関東U15リーグ2018/09/12 浦和レッズJrユース vs 大宮アルディージャJrユース 1-3敗戦・・・ダービーの要素と攻守のバランス

どうも、ブクメです☆

水曜日は、浦和レッズジュニアユースの関東U15リーグを観戦してきました。

台風の影響で延期になった試合ですね。平日のナイターで開催場所は、堀崎公園グラウンド。以前は、よく来ていたような気がしていたのですが、自分のブログを遡って調べて見たら、足を運んでブログを書いた前回の記事がなんと2011年10月の埼玉県クラブユースU15の成立ゼブラJrユース戦まで遡る(第21回埼玉県クラブユース(U-15)サッカー選手権大会 2011/10/15 – 浦和レッズJrユースU14 vs 成立ゼブラJrユースU15 1-2敗戦・・・勉強になる相手)という。おそらく、基本的にここに足を運ぶ理由は浦和の育成の試合で、足を運んだ試合は何かしらブログに書いているので、本当に7年も足を運んでいなかったということになるのでしょう。

確かに、ここに足を運んだのは、少なくとも浦和に住んでいたときの記憶しかないわけで、鳩山町の今の自宅から向かうのは、初めてだったので少なくとも3年以上は経っているわけですが。

月日の流れは早い・・・。

ただ、この辺りは、もともと住宅地の一角にある公園グラウンドということで、周辺含めてそれほど変わってないので、違和感はなかったですが。

さてさて、今回の対戦相手は、大宮アルディージャジュニアユース。ダービーマッチですね。

私は、トップチームの応援からは離れてしまって長くなるので、ダービーの意識とか、そういうのは、正直ないのですが、浦和レッズサポーターという立ち位置の方から見ると、同じさいたま市をホームに持つチームであり、負けてはいけない相手であり、浦和レッズの方が上と言う考え方で大宮アルディージャを見るという感じですかね。その辺は、変わってません(一緒に見ていた方がそうだったので。)

見方もフィルターがかかるくらいで、私も若干つられてしまうくらい。

選手目線で言えば、どちらかというと、地域のライバルと言うよりは、少年団時代などにしのぎを削っていたり、もしかすると、入りたかったチームが浦和で今は大宮にいるという選手もいるかもしれませんし、いずれにしても、負けたくない相手であり、もちろん、浦和の選手にとっても、それぞれの選手に何かしらのドラマがあるくらい、関りのある選手がいるかもしれません。

で、既にホームでの第1戦では、一緒に見た方と話している限りでは、相性悪くて負けたみたいな話になっていましたが、4-1で大勝していたんですね。

色々な状況を踏まえて考えて見ると、今日の試合の相手と、浦和が抱える課題の部分がピタリと合致してしまったような展開結果になってしまったようにも思えます。

堀崎公園グラウンドは、ネット越しに観戦する形にはなるものの、選手を近い距離で見ることができるため、いつもよりも、細かいところまでしっかり見えます。ただ、ナイターと照明の加減で、少し離れると見辛くはなるのですが、まあ、近くでの攻防を見る限り感じられることもあったわけでして。

試合に対する気持ちの入り方は、どちらも高かったのはわかる試合でしたが、相手は、浦和をよく研究しており、そして、チャンスが来た時に決めきるという点での迫力は、相手の方が優っていた。

試合開始早々の失点も、相手の集中と出だしのところで前がかりになるところをわかっていて狙われたような失点でもあったと思いますし、5分には、13番伊澤壮平のゴールで同点に追いつき、その後も一方的に浦和が攻め続ける展開ながら、攻めの意識とその後のケアと言うところでの連携には課題があって、奪ったところでの狙いどころや、ミスがあったら、そこで決めきるために集中してやろうというプレーも見られた前半終了間際の失点。

前半を1-2と浦和のビハインドで折り返す形を作り出すと、後半スタートに更に高い集中と追加点を決めてより良い展開にしようギアを上げてきたところで後半2分に再び浦和からゴールを奪い1-3と2点リードしたところで、あとは、点を取られないために集中を切らさずに最後まで戦いきっての勝利。大宮サイドから見たらこんなところでしょうか。

浦和としたら、一方的に攻撃をしていた時間帯で、相手の絶対に失点しないという集中力を更に上回る攻撃で得点を重ねられなかった。ここまで集中して負けない気持ちを出してくる相手もそうそういないと思うのですが、そこを上回ることができなかったことと、やはり1試合という考え方で試合ができていないのも、攻撃の強さとともに諸刃として返ってくる、奪われた後まで味方と連携ができていないのかなと感じます。

ただ、前半は、見ていた位置から浦和が攻めるゴールの方向になると、かなり細かい内容がわかりにくい中でも、明らかにすごかった26番桐山龍人のプレー。サイドからの再三にわたる迫力のある仕掛けからのクロスボールでのチャンスの演出は、とにかく凄いの一言でした。

後半に入っても、おそらく、守備のところで相手に狙われるところまで見えていたのか、カバーリングのプレーでのポジション移動も含めて、とにかくこの試合では、目立っていました。

攻撃に目を移せば、前線サイドととにかく個々の技術がかなりある突破できる選手が多く、特に後半は、攻める方向に近いところで見ていたので、相手ディフェンダーへドリブルで仕掛けていく前線の選手たちの、テクニックと駆け引きは見事なものであることは、これまでよりも、より見えて感じることができましたが、相手の集中力を前に最後のところで決めるまでは、持って行けなかったわけです。

それでも、3失点するような内容ではなかった。でも、3失点してしまった。

その失点の理由をそろそろ突き詰めていくことが必要な時期だと思います。前節は、勝利しましたが、今日と同じような展開になってもおかしくない局面も多かったですよね。

例えば、守備的なチームで、チーム全体でまず守備の意識を持ってプレーするのであれば、そこまで考えなくとも、そこから、少ないチャンスを一人でも打開できるようなタイプの選手がいるので、カウンター型のチームにすることでも結果は出せるチームだと思いますが、このチームは、そういう受け身のチームではなくて、攻撃的な選手のゴールへの意識を高めて、相手を攻撃で押し込んでしまいたいサッカーですよね?

であれば、バックラインと中盤真ん中2枚の選手がかなり意識的に、話し合って連携を高めていくことが必要になります。

言葉を変えれば、誰かのミスや動きを責めるのではなく、補い合う意識が持てなければ、相手のレベルが上がれば上がるほど、攻守のバランスが良く、行くべき時間帯と引くべき時間帯を使い分けられるチーム相手に、攻撃的な長所を逆に短所に変えられてしまい、勝負に敗れるというケースも増えてきてしまうと思います。

今は、ちょっと、采配の意図がよくわからなくなって来てはいますが、今年のユースが良い例で、例えば、センターバック2枚のうち1枚は、大きくて強い選手で対人に強くて、跳ね返すことに長けている選手ですが、繊細なプレーでミスが出ることがやや多いものの、そこに組む選手が大きさはないものの、プレーの選択肢にミスがなく、カバーリングの能力にもたけている選手が組むことで、守備のバランスが取れています。

また、ここもやや、怪我明けで自信を失っているのか、思ったようなプレーができないのか、ここ最近は、安定感に欠けるものの、中盤真ん中の2枚が1枚は、守備意識高く、攻撃にも参加するが、バランスを崩すことまではしないことを意識してできている。バックラインとの連携も意識してやれている。

これによって、攻めの選手が多少引っかかって反撃を受けても、その後の対処ができているんですね。

個々の特徴を伸ばすことは必要です。なので、今年のジュニアユースのチームの前線の選手のゴールを目指す姿勢と仕掛けは、本当に見ていて楽しいです。

でも、サッカーはチームスポーツであり、早く得点を取ったほうが勝ちでもなく、最終的に得点で上回っているチームが勝ちなんです。

その辺を意識して(監督からは、そういう指示が出ていたはず)、試合を読む力もチームとして共有できると、手の付けられないチームになっていけると思いますよ。

いや、チームの細かい事情は、私にわからないので、表面的に眺めていてそう感じるだけですが。

 

まあ、あれですよ。あと、最初に、それほどダービーの意識は私にはなくなってしまったとは言っても、大宮に負けるのは、特に嫌だというのが染みついているようで、3回も失点して、相手の応援している方に「キャー!」とか騒がれると、気分悪かったですよ、本当にw

冬に全国優勝したいのであれば、今日のような失点の仕方(ミスをするなではなくて、ミスは必ず出るので、そこを意識して連携した守備ができるために、どうするかを考えることが必要と言う意味で)をなくすことにも挑戦していく段階です。

ではでは。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番淺沼李空、DFが左に6番大野海翔、右に26番桐山龍人(後半33分⇒19番森碧大)、真ん中に11番工藤孝太と3番岡田翼、中盤が、左に7番篠田大輝(後半26分⇒2番小林純太)、右に14番坂田綜太郎(後半スタート⇒27番西田春斗/後半20分⇒34番都築駿太)、真ん中に8番戸田大翔と4番島垣翔、FWが13番伊澤壮平と10番高橋悠

でした。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら