【アニ山】プリンスリーグ東海で、富士市立高校に行ってきました

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。私は、facebookなどでアニ山さんが足を運ぶ試合では、頻繁にチェックインがされているので、それだけでも、休みがあれば、何かしらサッカーの試合に足を運んでいる印象で、1日数試合観戦も多いので、ゴールデンウィークは、いったい何試合に足を運んだのだろうというレベル(暗に、試合数の割に記事が届かないので、もっとたくさん書いても良いのですよ!とプレッシャーをかけるために書いていますw)に色々な場所でのサッカー観戦の情報を見ています。

今回は、東海プリンスリーグの試合ですね。なんとなく、静岡の試合の比率多くないですかと突っ込んだら、何か以前日程的な理由を言われたような気がしますが、忘れました。

私がほとんどわからないカテゴリの試合です。

では、どうぞ。

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

さて、なんだかんだでイロイロなスタジアムやグラウンドでのサッカー観戦が増えてくると、軽く「スタジアムマニア」的な感覚が芽生えてきてしまいます。よく、【お城巡り】を趣味にされている方がいらっしゃいますが、多分、アレと同じような感覚です。行ったことのないスタジアムの名前を目にすると、足を運びたくなってしまいます。
自分の基準としては、有料開催の試合か、ジュニアユース年代以上の公式戦を観戦した場合に「行ったことのあるスタジアム・グラウンド」としてカウントしているのですが、この連休中は新たに、800席ほどの屋根付き観客席を備えた人工芝グラウンドを開設した桐光学園高校や、東海学生リーグが行われた岐阜県の養老スマイルグラウンドなどを訪れました。
本当は、養老での岐阜協立大-愛知学泉大の観戦記を書こうと思っていたのですが、前半途中から悪天候に見舞われ、メモを取るのもままならない状況になってしまったので、文章を書くのは断念しました。
ちなみに東海1部昇格2シーズン目を迎えている愛知学泉大は、古豪・岡崎城西高校の系列校で同校出身の選手も多いようですが、サッカー部員が在籍する学部が今年度から募集を停止していて、ホームページでは1年生の名簿も見当たりません。学泉大のサッカー部は、どうなっちゃうんですかね?

で、今回は5月4日、富士市立高校で行われたプリンスリーグ東海・富士市立-浜松開誠館のゲームについてです。

【富士市立 5 – 1 浜松開誠館】

富士市立は今年、プリンスリーグに昇格。静岡県の東部に位置する同校がプリンス所属となったことで、埼玉県在住の自分としては、東海プリンスが格段に観に行きやすくなりました。グラウンドはいつ頃の敷設かわかりませんが、綺麗な人工芝で、体育科系の学科が設置されているとのこと。
自分は昨年4月、J-stepでのエスパルスユース対レッズユース戦に訪れた際、その前日に富士市立vs清水東という、静岡県1部のゲームを当地で観戦しました。その試合で富士市立が面白いサッカーをやってくれたので、再び観戦の機会を狙っていた次第です。

プリンス初挑戦の富士市立ですが、今節まで2勝1分1敗と上々のすべり出し。この日の相手、昨年の選手権代表校・浜松開誠館に対しも堂々とした戦いぶりで、前半1-1の折り返しから、後半頭に8分#11進藤、12分#6芦澤のゴールで突き放し、最終的には5-1。圧勝という印象のゲームになりました。

富士市立は局面局面では、狭いエリアをドリブルで突破する、あるいはパスワークで抜けていく、そういう仕掛けがみられるのですが、そこで「ココにボールを通してみよう」とか「こんなボールタッチで相手の逆をとってみよう」という感じのプレイが現れてくる訳です。そして、選手たちが楽しそうにサッカーをしていることが伝わってきます。
ゴール裏に張られている横断幕「今こそ遊びがものをいう」というスローガンが象徴するように、恐らく日々の練習では、自由に様々なアイデアを引き出し、チャレンジをし…という光景があるのだろうな、と勝手に想像してしまうところです。

もうひとつ、ピッチに近い環境では、選手同士で交わされる会話にも注意しながら観戦するのですが、富士市立のゴールキーパーのコーチングは、素晴らしかったです。自分の中では、今年ベストのゴールキーパー。
守備ブロックでのコミュニケーションやポジッションの修正等々は勿論ですが、例えば前線でのプレイ、後半なかばのキツイ時間帯で相手ボールになった場面で、#10勝亦健太に対して「カツケン、そこ頑張ろう」と、もう一歩二歩のプレッシングを要求し、首尾よくディレイに成功すると「グッドー! よく粘ったー!」というように、フィールドプレイヤーの背中を押し、それに応えた選手への称賛を忘れないという、ベンチの大人たちから発せられていてもおかしくないレベルの声がゴールキーパーから飛んでくる。
こういう調子で多くの選手に対して声を掛けていくので、通りすがりの観戦者である自分にも、富士市立のほとんどの選手の名前が判明しました。逆に、このキーパーの名前がわからなかったのが残念です。
こういう「ポジティブな声」が盛んに飛び交うチームは見ていて気持ちいし、勉強にもなります。
自分はJリーグチームのゴール裏から離れて随分経つけれど、いわゆるサポーターの中には「サポート」というものを履き違え、実際にはチームの足を引っ張っているのでは? と思わずにはいられない人間を結構目の当たりにしてきました。
ユース年代のゲームでこういったキーパーに出会うと、以前の経験も相俟って、【勝利に向かって後押しをする】というサポートの本質を考えさせられます。

最後に富士市立高校へのアクセスですが、JR東海道線・吉原駅で岳南鉄道に乗り換えて15分ほど、「岳南富士岡駅」で下車して、そこから徒歩10分。ユース年代の会場としては、アクセスがかなり良い部類に入るかと思います。
ちなみに、吉原駅の岳南鉄道窓口で販売される切符は、いまでは貴重な「硬券」になっています。
自分は常々、サッカーファンと鉄道ファンの親和性は高いと感じているのですが、鉄道に興味のあるサッカーファンは、硬券を購入がてら、富士市立高校を訪れてみてはいかがでしょうか。