高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 埼玉県南部支部リーグ(SS1) 2017/10/08 浦和レッズユースB vs 浦和北高校 2-0勝利・・・序盤は圧倒!

どうも、ブクメです☆

午前中にジュニアユースの関東U15リーグを観戦し、少し時間を空けまして15時からは、浦和レッズユースのBチームのSS1リーグの試合を観戦しました。

今シーズン初めて観戦することができたSS1リーグ(埼玉県支部リーグに浦和レッズユースは、Bチームで数年前から参加しており、スタートは、6部相当からになったかと思いますが、Aチームがプレミアリーグに所属している場合は、Bチームは、プリンスリーグまで昇格することができ、実際、埼玉県の強豪の高校などが多く参加しているS1リーグあたりになると、Bチームでも、Aチームレベルの真剣勝負と相手のレベルで戦える場が用意されるので、そこまでは、あと2つ昇格すればというところまで浦和レッズユースは来ています。)は、既に残すところ数試合となっており、浦和レッズユースは、現在1位。

自動昇格は1位のみということらしく、今日の対戦相手の浦和北高校は、勝ち点差3で現在3位のチーム。よって、この試合で勝利することで、S2リーグへの昇格が大きく近づくという試合になります。

この試合のスタメンと交代、

GK18番西尾優輝、DFが左に27番林海斗、右に11番関根束真、真ん中に31番遠藤龍河と40番南濵優大、MFが左に28番岡村勇輝、右に43番與那覇航和(後半21分⇒42番山中惇希)、真ん中に35番玉城大志と26番縄田脩平(後半27分⇒33番清水楽人)、FWが左に16番二見健太、右に8番立川将吾(後半6分⇒39番波田祥太)

となります。

埼玉県の3部というカテゴリのレベルはどのようなものなのか、そして、この時期で優勝争いをするチームですので、S2でも戦えるレベルのチームとも考えられるということで、どのような試合になるのか興味深く見てみましたが、試合開始から力の差は実際のところかなりあるなという試合にはなりました。

その一つは、浦和の選手がボールを持った時の相手がかけてくるプレッシャーが、それほど厳しくないことで、開始から特にこの試合では、昨日のプレミアリーグにも後半の早い時間から途中出場していた8番立川将吾がパスを受けて展開する役目として、前後左右、ためて展開、ワンタッチで流すなど、かなり相手を翻弄する形でそこに絡む形で、16番二見健太と26番縄田脩平がかなり質の高い動きを見せる形で、見事なパス回しや、サイドを広く使ったパス回しなどで相手ゴールを脅かす場面が多くなります。

前半9分には、同じく昨日のプレミアリーグにも途中出場していた11番関根束真がサイドから突破を試み、さらにドリブルで深くまで切り込んで折り返しに26番縄田脩平が合わせるも枠を捉えきれず。

迎えた前半11分に35番玉城大志が見事な縦へのフィードで16番二見健太へパスを通し、そのまま持ち込んでキーパーもかわす形でゴール。1-0と先制します。

直後の12分にも相手の攻撃を積んだところで43番與那覇航和からの早い展開で8番立川将吾がゴールに迫るも得点にはならず。

前半15分には、中盤からの縦パスを8番立川将吾がスルーして28番岡村勇輝が受けてサイドから駆け上がる11番関根束真へつなげチャンスを作ります。

16分にも16番二見健太が惜しいシュートを放ちます。

攻撃の回数が多い中で迎えた26分、8番立川将吾からのパスを密集地帯で受けた26番縄田脩平がシュートを決めて2-0とし、リードを広げます。

上位直接対決という構図でしたが、前半だけ見るとかなり相手を圧倒する形で楽勝ムードが出ていましたが、後半に入ると、やや相手ペースに傾く時間も増え、前半にできていたようなパス回しも、あまりできなくなるなど、見ている側としたら、どうしたのかなと思うような展開になりますが、これは、先ほどのジュニアユースの試合ではないですが、攻撃で相手を翻弄することができた前半で2点取ってリードもしっかりできているということで、どこか、気が緩んだところもあるのなと思う部分もありましたが、それでも、全体的に決定機を多く作られていたわけではなく、勝たなければならないということで、ギアを上げてきた相手を受ける形になったことなども影響した可能性もあります。

結果的に、後半は、11番関根束真が突破からクロスバーを叩く惜しいシュートなどもありましたが、それ以外のところでは、ゴールに迫る場面自体は、何度か作れていたものの、決定機もあまり作れないままでしたが、無失点で抑えきって2-0で勝利となりました。

色々、昨日に試合と絡めてこの試合を眺めて思うこともありましたが、純粋に、選手が伸び伸びとプレーして、こういうアイデアたくさんで流動的な動きと挑戦が許されることで、これだけ面白い攻撃を作ることができるんだよなと思いました(このカテゴリの試合だからできることとか、そういうことを言いたいのではありません。)

後半の戦いぶりに関しては、課題が多いものの、やはり支部リーグにBチームが参加するようになり、カテゴリも上がってくることで、過去のBチームが参加していない時に多く組まれていた練習試合などで、対戦相手が強い相手だったりしても、どうしても、公式戦ではないことで、選手もわかってはいるはずなのに、どこか「この試合は、練習試合なんだよな」という状況が生まれてしまうということが多々あったのですが、公式戦であり、上を目指す戦いであり、上を目指してきたことで、徐々に相手のレベルも上がってきたことで、形上はBチームであっても、真剣勝負の場としての戦いとしてこのリーグに参加したのは間違いではないなというのは、見ていて伝わってきました。

実際、Aチームがプレミアに所属していれば、プリンスリーグまではBチームでも参加できるわけですし、そうでなくても、埼玉県の最高峰であるS1まで上がれば、常にBチームも埼玉県の強豪チームと戦える場が持てるということで、そこへの期待も膨らみます。

そこまでの階段は、Aチームに絡めなくて悔しい気持ちはあると思いますが、Bチームで機会をうかがう選手たちがしっかりと戦いここまでの結果を残してくれているからあることで、その戦いぶりは誇らしい限りです。

優勝して、昇格、そして、多くの選手がより高いレベルでの戦いに参加できるように、残りも全勝で力を見せつけてほしいです。

今回の日本帰国中に観戦できた最後の試合が、この試合で良かったです。

また一つ、育成を見る中での原点を見させてもらえて少し気持ちが楽になりました。

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら