浦和カップ 2018/04/02 浦和レッズユースvs桐生第一高校 2-1勝利・・・トップチームに翻弄されるのは宿命かな?

どうも、ブクメです☆

結局、3日の浦和カップ2日目は、足を運べませんでしたので、タイミング的に浦和カップの2日目の内容を見たくてこのページにたどり着いた方すみません。

さて、遅れてしまいましたが、4月2日の浦和カップの第2戦だけですが、足を運んだのでまず試合の部分にごくごく簡単に触れておきます。

vs桐生第一高校戦メンバーと交代

GK25番石塚悠汰、DFが左に29番奥山圭介、右に38番松村大也(後半27分⇒24番山中惇希)、真ん中に27番清水哲太と42番山本陽生真(前半30分⇒35番根岸恵汰)、MFが左に32番佐藤優斗(後半27分⇒26番南濵優大)、右に13番與那覇航和、真ん中に39番盛嘉伊人と40番山田奈央、FWが28番長田拓巳(後半19分⇒9番二見健太)、右に31番木下翼(後半8分⇒37番堀井真海)

となります。

得点経過は、31分失点で0-1で前半終了、後半3分に28番長田拓巳が抜け出してゴールし1-1と同点に追いつき、後半31分に途中から入った9番二見健太がゴールで2-1勝利となりました。実際の試合の流れからすると、相手が決めてもおかしくないような決定機を3本ほど外してくれた場面もありましたが、この日は、足を運べなかった1試合も含めて、逆転勝利で勝負強さは見せた2試合となり2連勝で終えています。

そして、3日は、結果的に、足を運べなかったのですが、1-7と大量失点で敗戦した模様ですが、見ていないだけに何も語れません。

また、体制が変わったので、大枠は同じかもしれませんが、おそらく、暫定(?)で指揮を執ることになった石栗監督とジュニアユース監督だった工藤コーチという体制なるようなのでその辺の色が、今後は出てくるのかもしれませんが、かなり私の好みが入ってきますが、観戦できたこの試合に限って言えば、特に前線の選手は、もっと球際で勝負するところにはこだわってほしかったようにも感じます。

あとは、相手の桐生第一高校の寄せの速さや力強さがあったところで、新1年生のお披露目となったところで、ジュニアユース時代は、パスのミスが少ないような選手が結構引っかかるところを見ても、この辺は、これから慣れていって対応できるようになっていけば良いのかなというイメージですね。

個人的には、この試合で一番「お!」となったのは、後半終盤で27番清水哲太が見せた、センターバックながらも攻撃参加ができるところで、中盤とのワンツーでのパスから前線に攻撃参加した場面ですかね。

こういう多少リスクを負うようなプレーながらも、大きなチャンスを作れるようなプレーを味方のカバーなど計算しながらやることをOKとするのか、こういうプレーは、これまでのようにあまり許されないのか。どうなるのでしょうね。

 

さて、浦和レッズのアカデミー関連をベースとしたブログを長く書いてきた身ですので、トップチーム目線ではないところでの今回の監督交代劇も触れておく必要がありますよね。また、もうこのブログを書き始めて10年ほど経っているということで、以前にもあったトップチーム要因でのかなり、育成軽視の監督交代劇とその影響なども見てきているので、その辺も書こうかなと思います。

で、さすがに7年ほど前のことなので、その時自分がどのような内容を書いていたのかなと、遡ってみましたが、

トップもユースも今週末から、突き進もう!」という内容で2011年10月に書いていました。

まあ、置かれている環境が、その時とは全然違うですし、私自身が、その時のユースの体制が(私が考える育成に必要な要素を)揃っていたと思っている中でのトップチームの監督交代によるユース監督とコーチの同時引き抜き(表現おかしい?)があり、それに対しての内容なのであまり参考にならないかもしれませんが。

むしろ、その後起こったことの方が重要で、何が起こったかと言えば、外部から来た監督に対して、引継ぎがしっかりなされておらず、また、どうも浦和レッズと言うチームは、内向きと言うか、外部から来た人に対して、「俺たち前から浦和だし」みたいな態度をとるケースが多くて、その辺が明らかに影響して、指導者が混乱し、そこをフォローする立場の人が、フォローしないでかき乱される状況が発生して、結果的に、アカデミーを見るサポーターも選手もだいぶ翻弄された翌シーズンになりました。

私も、本当に、その1年間の自分の態度は今でも反省しています。ただ、正直に言えば、本当に内向きに起こっていることがわからなかったですし、

サポーターサイドまで、その時の監督を追い込んでしまう状況を作ってしまっていたのは事実です。

そして、その後、長期政権を築いた監督となり、今回のトップチーム暫定監督になったわけですが、苦い経験を経ていた私としては、できる限り冷静な目で、チームを見てきましたが、早い段階から「育成」という部分では、何かがおかしい、明らかに最も重要な要素が欠けているというところに気が付いていましたが、見てきた選手がいる、その選手の姿を見届けたいという理由が強くて足を運び続けていましたが、はっきり言うと、精神的に、まいってしまったんですね。

だから、本当は、今年は、ユースの試合にはあまり足を運ばないつもりでいました。さらに細かく言えば、その監督が指導している状況の試合を避ける形で、また、大きめの試合で遠目にフラットで見られるところで浦和レッズユースを見ようとかも考えていました。

だから、清水フェスティバルの時期は、足を運べる時間は作れたと思いますが、そこではなく、U16チャレンジリーグに足を運ぼうと考えていました。でも、自分の中では、精神的にきつくても、長く見てきた選手がいる清水フェスティバルに足を運べる状況で、同じ静岡に行って違う試合に行くのはどうなんだろうとか、考えていたら、結局その期間どこも足を運べなくなりました。情けない話です。

だから、本当にありえないだろうという話の中で、トップチームにその監督が入って、ユースの体制が変わることを願っている自分がいたのも事実です。ただ、それは、タイミングとしては、今ではないんですよ、浦和レッズ様。

Go forのタイミングくらいまでになるべきなんです。

だって、私が距離を置こうと思っていた理由の一つに、その監督のやり方を受け入れる人も増えているし、長期政権になる中でその監督のやり方に上手く合わせてやれる選手も増えてきたし、その監督で良いという雰囲気も強くなっていたから、それなら、私は、距離を置こうというものがあったわけですから。

私の中では、完全に「NO」の育成方針なので、私がいてはいけないと思っていたくらいです。

なので、私情というものを挟めば、少し育成が良い方向に移っていくかもしれないという期待があるのが今回の事態というのも事実です。そういうところで、大人ぶってもしょうがないので、その気持ちはあります。

ただ、チームを考えたときには、タイミングは最悪です。それでも、まだましだというのは、そうとっかえではなく、同じ体制下でやっていた石栗コーチが監督になったということで、少なくとも以前のような引継ぎせずに、周りが非協力で、新監督が孤立するという事態はないだろうなということなので、まずは、これまでやってきたことを続けながら、徐々に新監督の色を出していくという流れにはできるかなということ。

選手としては、これまで準備してきたことを大きく変えることはない中で、やるべきことは続けながら、あとは、同じ方針でも人が変われば必ず変化は起こるので、そこにどれだけ順応していけるかと言うところのみまず考えれば良いです。

ジュニアユースに関しても、私は、新監督のことはあまり知りませんが、これまでいたコーチが監督になったということで、まずは、やることを大きく変えずに、徐々に新監督の色も理解していく流れで良いと思いますし、もちろん、チームもそうしていくでしょう。

私が、ずっと言っているありえない部分と言うのは、戦術などのところではなく、育成で最も重要な要素となる部分なので、そういった部分が、ユースに関しては、新監督の下でトップに影響されることなく、一人一人の選手の特徴特長を大事に、伸びるポテンシャルを伸ばせる育成に戻ってくれることを願いつつです。

本音から言えば、浦和カップの初日、前日のちょっと体に応える移動と観戦のせいか、かなりボケーっとしながら、ツイッターをチェックしていたら、今回のもろもろのニュースが出ており、本当に久しぶりに、体が勝手に動いており、当初行く予定ではなかった試合が2試合目なら間に合いそうだということでフットワーク良く会場に気が付いたら向かっていたというのが今回の出来事です。

ちなみに、勘違いしてほしくないのですが、私は、大槻監督に関しては、常々書いていますが、育成という点では、私の中ではありえないと言うだけで、ブログでもたびたび触れていましたが、プロとしてある程度出来上がっている選手たちをコントロールしてチームとして成功させられるだけの引き出しはものすごい持っている方だと思います。

そして、堀さん、天野さんという素晴らしい2人をもってしてもチームを改善させられなかったのは、以前から言っている浦和レッズの体質というものが影響していると思いますし、選手の声の方が強いというところをコントロールできなかった部分ももしかすると影響しているのかなとも思い、その点では、言いたいことは、ガンガン言うし、言葉の使い方がうまい人なので、選手を論破することもできるでしょうし、トップチームを立て直せる力は、あるのではないかと私は考えています。

ただ、それが監督と言う形が良いのか、監督を補佐する役割でのほうが生きるのかはわかりません。また、これもクレームがありそうですが、たぶん、浦和レッズのサポーターとしては、名前のある監督がいないと失敗することを前提に責め立てる総数が多いように感じるので、結果的に、「有名な」「実績のある」「外国人」というキーワードが揃わないと、結果的に、失敗する要素を探して悪いところを責め立てる風潮は変わらないような気もしますけどね。

本当に巨大なチームは、難しいことが多いですね。

でもね、本当に、浦和レッズとしての罪は重いですよ。結果的に、堀さん、天野さんと言う超有能な人材を、クビにするという形にしかできないタイミングまで追い込んでしまい、チームから去る選択肢しか残せなかったこと。本当に罪は重いです。これでまた、有能な人材が他に流れることになるのですから。

おそらく、その意味でも、今回の大槻監督の件では、暫定を強調しているのではないかなと勘ぐってしまうところもありますけどね。

表向き裏向きではないですが、今回の出来事での私の気持ちは大体そんなところです。

実際、長くアカデミーに関わってきた方数名は、今回の出来事で、以前のトップチームに翻弄されての育成が大変な状況に陥った時期を知っていることで、トップチームに対してではなく、ユースやジュニアユースの選手のことを思って、本気で怒ったり涙を流していた人を知っています。

どうなのかな、最近は、ユースの育成環境も、なんだかサポーターの存在が邪魔な雰囲気をつくられ始めているように感じていましたが、そういうところ、少し一緒に戦っているような気持ちにさせてくれるように戻るんですかね?

私たちは、別に何も求めていないですよ。育成で奮闘している選手たちと一緒に戦いたいだけです。せめて、そういう雰囲気が戻ってきてくれると最高に嬉しいんですけどね。

ということで、私たちも過去の経験を忘れずに、できるだけ冷静な目で今後のチームを応援させてもらいますので、選手も「あ、いつも通りのがまた見に来ているな」と、あまり変化に翻弄されず、これも良い経験だよなくらいの気持ちで戦ってもらえればなと思います。

ではでは。

足を運んだ試合の写真は、facebookページに載せています⇒こちら