【アニ山】高円宮プレミアイーストを見てきました

どうも、ブクメです☆

既に浦和レッズユースのプレミアリーグ2019開幕戦の試合に関しては、私もブログで書きましたが、アニ山さんもその試合を観戦していたと言うことで文章を書いてもらいました。本文の中で触れられているように、観戦が被る試合に関しては書かないという話をされていたのですが、別にこのブログは、私と同じ考えの方が書き手を忖度し合って言論統制を図るような物ではありませんので、むしろ基本的な、育成に対しての想いは同じ方でも、見る試合の幅が違い様々なものを見ている方で目線が違った方の感想も欲しかったことと、最も大きな理由は、同じ試合を見ていた中でのハーフタイムに話した時の、浦和レッズユースに対する感じ方が、対照的だったことにあります。

アニ山さんは、書いていただいている文章を読んでいただくとわかるように、サッカーというカテゴリに対してかなり幅広く見られている方です。中心に浦和レッズユースがあるわけではありませんが、比較的、多く浦和レッズユースのここ数年の試合を見てくださっている方で、やや私に近い目線で見ていただくこともあったりしたことから、浦和レッズの育成の積み重ねのなさに対して、危機感を共有していただいています。

ちなみに、アニ山さんより、「一応、自分が文章をまとめるまでは、他人のレポートは読まないことにしているので、(選手や監督のインタビューは目にすることがありますが)」と原稿をいただいたメールに記載されていたように、私が書いたブログや他の方のレポートなどを読まない状態で書いていただいた原稿になります。

原稿を読んでみて、実際に感じたことをある程度オブラートに包んでいるところもあるなと私は感じてしまったりしましたが(w)、面白かったのは、ここが浦和レッズユースの攻撃に関しての、こうなることが必要だと感じた部分が一致していたことだったりします。

では、アニ山さんの記事をどうぞ!

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

4月6日、7日の両日は高円宮プレミアリーグの開幕節。AGFフィールドでイーストの全5試合を観戦してきました。
実は、この助手見習い活動を始めるに当たって、ブクメ氏と観戦が重複した試合については文章を書かないつもりでいたのですが、ブクメ氏から試合後に、「今日のレッズユースの試合について、アニ山さんの目線からも文章を書いてください」とのお言葉をいただきました。
ブクメ氏から「書け」と言われますと、こちらも【助手見習い】という非常に弱い立場ですから書かないわけにはいきませんw

そんなこんなでプレミア開幕節の感想を、レッズユースを中心にしたためてみたいと思いますが、2日目はカメラを忘れてしまったため、写真は初日のものになります。
また、今回の文章は、最後まで「ですます調」で進行します。

まず、5試合10チームを眺めて、この開幕節の内容だけで判断すると、レッズユースは10チーム中、8~10番目の力加減になるのかな…というのが率直なところです。
プレミアリーグは楽なカテゴリーではないのは当たり前ですが、いつにも況して厳しい戦いを強いられるシーズンになるな、そして、だからこそ、より積み重ねを意識して、選手の特徴を活かし成長を促すようなチームづくりが必要だな、と感じました。

相手のエスパルスユースは、高いスキルを備えた個々が連動してボールを動かし、かつ、開幕戦とは思えない充実ぶりが伺える内容だったことから、その点を割り引いてレッズユースを評価しないといけないのかもしれませんが。

守備面では2失点目が自陣深いところでのショートパスがミスになり相手に渡った、言ってみりゃ自滅の失点で、逆にこの相手に「崩されてのゴールを1つしか許さなかった」と考えると、一定の評価はできるのかな、と考えています。
ミスから生じた2点目は、こういう失点は印象がとても悪いのですが、自分はこういうミスをあげつらう気にはなれません。
むしろ、後ろでパスを回す際には、最大限の集中力と注意力を持って臨む、そういう動機付けになってくれればいいし、また、その意識でチャレンジを繰り返してくれればいいと思っています。

攻撃面では、今年のレッズユースは#9波田にいかに上手にボールを入れるかがポイントになる、と自分は思っていて、その観点からすると物足りない試合ではありました。どうしても、選手が孤立している場面が多かった。
推進力のあるドリブルで#10山中が左から攻撃を作るシーンもあったけれど、やはり単騎での仕掛けになりがち。
マイボールの時に、チーム全体がどんな理想図を描いてい前に進もうとしているのか、これもエスパルスユースとの相対的な感想にもなるのですが、レッズユースにはその部分が希薄だった気がします。

ひとつ可能性を感じたのが、ツートップというかトップ下というか…で出場した#17盛が、引きながらボールを欲しがる場面があって、ここで、いわゆる『攻撃のスイッチを入れるパス』が出ていれば…と感じたことが幾度かありました。
この試合では、波田を裏に走らせるようなロビングが選択されることが多かったのだけど、ボールを引き出す盛の動きにあわせて、その足元に入れてあげて、そこから前へ…という展開が出てくれば、数的にも五分以上で、前にスペースもある、という状況が作り出せ、攻撃のバリエーションも選手の連動性も膨らんでくるのでは、と期待が持てるワケです。

自分は、2節のアウェイ・アントラーズユース戦には行けなくて、次は3節・市立船橋戦観戦になるのですが、レッズユースがどんな意思を持って主体的に攻撃を組み立ててくれるか、そんなところに注目したいと思っています。

長くなってしまいましたが、他のカードについても簡単に幾つか。
自分は開幕節の試合の中では柏レイソル-尚志高校戦を一番注目していたのですが、尚志の#9染野がハットトリックで格の違いを見せつけるカタチになりました。
奪った3ゴールも、フリーキックを直接、速攻で左サイドからのクロスを頭で、中盤のターンオーバーからプレスの緩んだところを見逃さず25メートルほどのミドル、と違うパターンからで、そしてどれも観客を唸らせるもの。この土曜日は西が丘の大学サッカーに行こうか、こちらに来ようか迷った訳ですが、こちらはこちらで満足感に満ちたゲームでした。

もう一試合、2日目最後のアルディージャとアントラーズの対戦。アルディージャユースはとても評判の高い世代になるわけですが、こちらも納得のゲーム。
注目していた#14柴山はベンチから外れていましたが、左サイドでスピード感のある#10高田や、シュート力のある#15大沢など、一目にタレントが揃っていると感じさせます。中盤に入る#8瀬良も、細かいプレイが巧いし、ゲームを落ち着かせる「間」もいい。
アントラーズに少し元気がないかな…という雰囲気もあったのですが、アルディージャに前評判通りのものを見せてもらいました。