【アニ山】ラグビーの街・花園で、サッカーを見てきました

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。申し合わせているわけではなく、文章ができたときに送ってもらっているのですが、今週は、昨日までは、比較的、余裕があって作業する時間が多かったにも関わらず、よりによって、打ち合わせ的な外出で動き回っている日に原稿が送られてくる、しかも、この後もう1つ記事が来ています。まったく相性が悪いなと思いつつ笑 冗談ですよ、こういうやり取りをしても問題ないくらい仲良しです。冗談ですよw

アニ山さんの特徴として、あまりサッカーの公式戦をやらないような場所で開催されると、そこに優先して足を運ぶことが多く、今回の花園もfacebook辺りでチェックインしているのを見たときには「なぜ大阪?」と思い、その後に、知っている女友達が「大阪に来ました」とかチェックインしていて、なるほどそういうことかとニヤニヤしていたら、全然関係なく、花園目的で大阪に行っていたようです、たぶん。

では、アニ山さんの記事です。

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

さて今回は、5月18日・JFL第8節、FC大阪-ヴェルスパ大分戦。東大阪市花園は、JFL初の開催です。

自分は【有料開催実績があったり、それが可能な会場】を「スタジアム」、それ以外を「グラウンド」と区分しているのですが、今回訪れた花園多目的球技広場は、お蔭様で自分が観戦した200か所目の「スタジアム」となりました。
花園多目的球技広場は、全国高校ラグビー開催時の「第3グラウンド」に当たります。
正式名称は「広場」になっていますが、6レーンの陸上トラックがあり、コンクリートのスタンドと土盛りに囲まれ、キチンとした「スタジアム」の体になっています。同じ「第3グラウンド」でも、埼玉スタジアム第3とは大違いです。
ただ、堀込み式の構造なので、外周からフェンス越しに内部を見下ろすことができ、有料試合を開催する場合はフェンスに目貼りをする必要があります。
(高校ラグビーでは全グラウンドを広域に囲い、有料入場者が各グラウンドを自由に往き来できるそうです。)

またこのスタジアムは、近接する河川の遊水地機能を兼ねるので、取水口がある兼ね合いからメイン・バックの中央部の一番いい部分にスタンドが存在しません。
ザッと目算で収容可能人数を測ってみましたが、ギッチリ詰め込んで2800人というところ。この日の公式入場者数【2685人】というのは、正直、かなりの再入場者をカウントしているのではないかと思います。
昨年末から、東大阪市がFC大阪のホームタウンとなり、ここを本拠としてのJリーグ参戦を目指すとのこと。
ただ、この「第3グラウンド」ではJ3要件も満たさないから、J3昇格の暁にはメインスタジアムのほうを使用することになるのでしょうか?
スタジアムマニア的な自分は花園メインでサッカーが見たいから大歓迎ですが、幾らなんでもオーバースペックですね。

【FC大阪 0 – 1 ヴェルスパ大分】

この日はピッチの縦方向に強い風が抜けるコンディションで、結果として前半はヴェルスパ、後半はFC大阪と風上に立ったチームが押し気味に進めました。しかし、前半のヴェルスパはグラウンダーでボールを走らせて、風には左右されない内容で押し込んでいたように思います。オーソドックスな繋ぎの組み立てから、ボランチの#10瓜生から精度の高い長短のパスが配球され、自分としては面白味を感じるサッカーです。

一方FC大阪は、ここまで7試合4ゴールの#11川西がベンチスタートというのを割り引かなきゃいけないのかもしれませんが、結構単純に、縦に早くボールを入れてきます。
シュートも良く言えば積極的。ポンポン撃ってきますが、ディフェンスのブロックに阻まれることも多い。
また、パスミスや細かいファウルが目につくこと、ボールを奪われた後にあからさまに相手の身体に「手」を掛けにいくことなども相俟って、全体的に「雑」な印象を受けました。

「好みのサッカー」というバイアスがかかっているとは思いますが、どちらにも決定機があった中でヴェルスパ大分のほうがが内容的には上……というのが試合を通じての感想でした。
そんな意味では、ほぼラストプレイでコーナーキックから#17清水がドンピシャのヘディングでゴールを奪い、この試合がヴェルスパ大分の勝利で幕を閉じたのは、なんたがホッとしました。

よく「シュートを撃たないと始まらない」というヒトがいます。
一理はあるのかもしれませんが、僕は逆に、「無駄なシュートは幾ら撃っても決まらない」とも思います。撃つのなら、「コースを作る」という事前動作と、「枠に撃つ」という集中力を備えて臨んでもらいたい。この日のFC大阪には、その部分が希薄だったと感じました。
特に育成年代のプレイヤーにはそういう心掛けを持ってもらいたいな、と、このゲームを通して改めて思うところです。