Jユースカップ2010・グループリーグ第6戦 | 2010/11/14 vs 大宮アルディージャユース 0-2敗戦・・・ゴールが決まらない

秋葉の森運動公園サッカー場2010年11月14日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

僅かなグループステージ突破の可能性を残しながら、崖っぷちまで追い込まれて今シーズン最後の公式戦となるJユースカップに臨んでいる浦和レッズユース。Jrユースの高円宮杯出場が決まるかどうかと言う重要な試合と被った今日でしたが、流れも良く、チームもしっかり噛みあいツキも掴んでいるJrユースには全国出場の切符を掴んでもらい、本戦を現地で応援させてもらうことにして、今日はユースの試合を見に秋葉の森へ行って来ました。

正直この大会に入ってからの浦和レッズユースは、何か歯車がかみ合わずに思うような戦いができず、更に普段なら入るような決定的な場面でも得点が入らない現象すら起きてしまっている苦しい状況です。チームの連動性など自体が上手く行かない状況から、前回の横浜FC戦ではチーム自体の動きは再び良くなり、後は、ゴールを決められるだけで波に乗れそうというというところまで来ているため、他力ではありますが奇跡を信じてこの試合を見させてもらいました。

今日のスタメンは以下の通り

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに25番寄特直人と、4番広瀬健太、右サイドバックに3番畑本時央、左サイドバックに8番若井祥吾、ボランチに6番野崎雅也、トップ下に5番藤野友則と14番矢島慎也、FWが左に18番堀田稜、右に17番鈴木悠太、真ん中に10番礒部裕基

となります。

前節の後半終盤に試した右サイドバックに3番畑本時央という守備ラインになります。

前半は、左サイドからにやや偏りすぎかもしれないと思うくらい左サイドから展開されていく攻撃が多く感じました。18番堀田稜と14番矢島慎也がボール交換から攻撃するなど、以前の柏レイソルとの練習試合の時のような形が見られるものの、サイドのスペースに走りこんでスピードに乗った形からクロスが上がるという形ができず、相手守備を交わしてからやプレッシャーがある中でのクロスを上げる形が多かったと思います。それでも、その形からでもチャンスは何度も作られ、18番堀田稜と10番礒部裕基とのパス回しなど含めサイドからの攻撃を多く仕掛けていました。時折14番矢島慎也がドリブルで仕掛け強引にシュートを放つもディフェンダーにかかってしまっていました。

また、この試合では気の利いたポジショニングと裏を狙った飛び出しを5番藤野友則がかなりの回数仕掛け、右に左に真ん中にチャンスのシーンには5番の背番号がたびたび絡んでいました。

その5番藤野友則も絡んだプレーで、スピードに乗ってという形で一つの理想的な形が前半に見られました。大宮の攻めのスタートをセンターライン付近で6番野崎雅也が上手くインターセプトし、そのまま左サイドの相手陣内のスペースめがけてロングフィード、そこに18番堀田稜が走りこみスピードに乗ってそのままゴール前に走りこんだ5番藤野友則へパスし、シュートを狙います。このシュートはゴール右上に外れてしまったのですが、両サイドにスピードとドリブルのある選手を入れている浦和レッズユースの今日のスタメンを考えると理想的な攻撃の形だったと思います。

大宮アルディージャは、守備の際の戻りが早いため、少し時間をかけるとゴール前に多くのディフェンダーがいる状況をすぐに作られてしまいそこを仕掛けて崩す必要がでてきます。例えば、浦和が仕掛けた攻撃の一つとして5番藤野友則から18番堀田稜、中盤の10番礒部裕基を経由して右サイドの17番鈴木悠太に渡り、クロスを上げるという攻撃として魅力的なテンポの良い流れがありましたが、これもこの仕掛けをするまでに時間がかかったことから、大宮アルディージャの多くの選手が守備に戻っていたためゴールまで持って行くことが難しくなっていました。

これもまたカウンターになりますが相手セットプレーの場面で14番矢島慎也がヘッドで跳ね返したところを5番藤野友則がボールを取り、そのままドリブルで前へ持ち上がり、左サイドバックの8番若井祥吾⇒左サイドの18番堀田稜へとパスを渡し、ラストパスを10番礒部裕基に送り、押し込もうとしたもののあと一歩で防がれてしまったシーンも相手守備陣が戻る前に仕掛けたことで大きなチャンスにまで繋がりました。

大きなチャンスも何度か作りながら得点が奪えず、前半途中から浦和の左サイドをスピードのあるサイドの選手が仕掛けてくる回数が多くなり、スピードで振り切られてピンチになるシーンが増えてきます。サイドから攻め込まれる場面が増えてきて、後手後手になっているところで取られたセットプレーから失点してしまいます。

スピードへの対処と言う事で、18番堀田稜と8番若井祥吾をポジションチェンジするも前半に関しては勢いに乗った相手右サイドの攻撃には相当対応に苦慮していたように見えました。

この後、10番礒部裕基がキーパーと1対1になる決定的なチャンスを作るも低めのシュートはキーパーに弾かれてしまいゴールを決めることはできず。

ここで、8番若井祥吾に代えて11番鈴木大輝が入ります。

交代で入った11番鈴木大輝は左サイドで動き回り前線での攻撃を活性化させていました。

チャンスは作りながらもこの後浦和は2失点目を喫してしまいます。オフサイドギリギリで抜け出され、そのまま持ち込まれて失点。この時の抗議で3番畑本時央がイエローカードを受けてしまいます。悪くないのに得点が奪えないちょっとしたイライラのようなものが、浦和の選手達に見られた場面でした。

確かに、大宮アルディージャの攻撃には苦労するものの浦和がシュートまでもって行くシーンもしっかり数多く作られ、5番藤野友則のクロスから14番矢島慎也のヘディングシュート、ペナルティエリア外からのFKのシーン、17番鈴木悠太の右サイドから切れ込んでのシュート、4番広瀬健太のミドルシュートなど枠を捉えるシュートは多かったもののゴールにはなりません。これ以外にもギリギリでクロスバーだったり、数センチゴールから外れたり・・・。

プレーしている選手達もどうしてだろうと思うくらい、決まりそうで決まらないのです。

後半に入り、4番広瀬健太が右サイドバックに入り、3番畑本時央はセンターバックに戻ります。

後半は守備面での修正が図られ、前半使われていた左サイドの守備を数人がケアすることで上手く対処できるようになっていたと思います。

攻撃も決定的なチャンスを何度か作ります。そのいくつかを挙げますと

縦パスに抜け出した11番鈴木大輝が鋭いシュートを放ち、キーパーが弾いた所を14番矢島慎也がシュート、これはディフェンダーに当たってしまうも惜しいシーンでした。また、右サイドから17番鈴木悠太が絶妙のパスを14番矢島慎也に通し、シュート。キーパーが跳ね返したボールを5番藤野友則が押し込むも、ゴールをふさいでいたディフェンダーに当たりゴールならず。

このような決定的なチャンスを含む攻撃を繰り出しながら得点は決まらず。

この後、セットプレーの際にヘッドでの競り合いの際に4番広瀬健太が顔面を強打し負傷、21番小出啓太と交代します。

後半30分くらいを過ぎると17番鈴木悠太の右サイドからの仕掛けに数人が絡んでの攻撃が多くなり、17番鈴木悠太の仕掛けからのクロスを10番礒部裕基がダイレクトボレーでゴールを狙うなど惜しい場面もありました。

後半残り10分くらいのところで10番礒部裕基に代わり23番長坂竜一が入ります。

交代すぐに縦への鋭いパスに23番長坂竜一がタイミングよく抜け出しキーパーと1対1の場面を作りますが、決めることができず。それでも、少ない時間でしたが、23番長坂竜一の力強いプレーが、これまでの攻撃と違った色をチームに出して攻撃に迫力を出すことができていました。ゴール前での粘りからFKを得たり、長身のディフェンダーとのマッチアップでもしっかり勝てていたと思います。

しかしながら、攻撃のシーンは多々ありながら結果的に得点を奪うことはできず試合は0-2で終了となりました。

この敗戦で、浦和レッズユースのJユースカップでのグループステージ敗退が残念ながら決まってしまいました。なんと言って良いのか、とにかくゴールが得点を拒んでいるかのように決まらないのです。こういうのは、今まで見てきたものからしか語ることしか出来ませんが、例えば最近のイングランドのリヴァプールのような何かにはまってしまっているような状況と言えば良いのでしょうか。こういう時は腐らずにやるしかないですし、この苦しい状況を抜け出したチームは今まで以上の強さを持つことができる。そう考えてやっていくしかないと思います。

今日の試合で感じたことは、やはり崩せていた場面もあるが、攻撃の際に手数をかけすぎて相手守備陣にしっかり守られてから崩しにかかっているようなことが多かったように思います。スピードのあるサイドバックを最大限生かすための攻撃など含めて簡単にスペースとスピードを生かした攻撃をもっと意識してチームで行いつつ、今日のように相手守備陣が多くても崩してしまうような仕掛けを合わせて出せると最高なのかもしれません。

個々のプレーは今日はかなり良かったです。それだけは断言できます。次の東京ヴェルディに勝ちましょう!

さてさて、この試合の後に30分ハーフの練習試合が行われたのですが、ごくごく簡単に触れさせてもらいます。

結果は、1-2で敗れました。浦和の得点は相手キーパーのミスパスをしっかり40番中村駿介が決めての得点。失点の中に国体で埼玉県代表として一緒に戦った大宮アルディージャユースの29番中山雄希の得点がありますが・・・浦和との対戦の時は敵ですから、チクショーですw ただ、見事にやられたという失点でした。先週末のB戦で3-0で勝利した試合と比べるとやや、もったいないミスや精度に欠けるプレーが多かった気がしますが、34番繁田秀斗のポジショニングと中盤や前線との距離感の保ち方に上手さを感じました。こぼれてくるかもしれないというフィフティのボールに対しての意識がそのような距離感を生んでいるのでしょうが、こういうプレーは凄く重要だと思います。

3年生にとっては残り2試合となってしまいました。敗退が決まったことで起用選手なども更に変わってくる可能性もありますが、残り2試合で次に繋がる光が見られることを楽しみに足を運ばせてもらいますね!

ではでは~!

練習試合30分x2(メンバー)

前半

GK22番三上綾太、DF12番皆川孝之、20番今泉賢人、35番西澤秀平、2番西山航平、MF32番西袋裕太、13番片槙吾、40番中村駿介、FW6番長谷優、19番高田拓弥、31番金野僚太

後半

GK30番高浪祐希、DF29番小坂慎太朗、35番西澤秀平、32番西袋裕太、31番金野僚太、MF7番立野峻平、27番岸伯富実、34番繁田秀斗、FW33番佐藤大介、40番中村駿介、6番長谷優