高円宮杯U18プレミアリーグ2011/10/09/ 第15節 vs 尚志高校 0-1敗戦・・・何かが足りない

鏡石町営鳥見山陸上競技場2011年10月9日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

前半戦の最終節に対戦して大勝した尚志高校とのアウェイゲームということで、福島県の鏡石町営鳥見山陸上競技場まで行って来ました。行きは下道で行ったのですが、埼スタ付近から国道4号線に入り、200キロほど延々と国道4号線を走り続けると今回の会場付近まで行けると言う非常に分かりやすい道のりでした。

震災から7ヶ月が経過する福島県ですが、市の看板が曲がったままになっていたり、道がでこぼこしていたり、瓦礫があったりと、目に見える跡も見られ、気持ち複雑な部分もありました。そういう環境で尚志の選手達は練習して、この大会を大事に戦ってきたわけですね。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに19番西澤秀平と18番西袋裕太、左サイドバックに21番小坂慎太朗(後半42分⇒3番寄特直人)、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と10番矢島慎也、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に15番小峯洋介(後半15分⇒28番関根貴大)

となります。

尚志高校は守備ラインがきれいでしたね。前線からプレスは余り仕掛けてこないものの、浦和のサイド攻撃や中盤の攻撃をよく研究していて、セオリーどおりの攻撃に関しては、かなりの確率で引っかかる前半。

攻撃は、基本的に守ってカウンターとシンプルでしたね。それでも、やってきた時には迫力があるんです。

多くはチャンスを与えない安定した守備をしていたものの、前半の早い時間に浦和の陣内で攻撃を組み立てる際のパスをカットされて高い位置からカウンターを受ける。サイドから上げられたクロスが凄く良いコースに飛び、なんとゴールになってしまいます。

6分くらいですね、0-1。

慣れないポジションだと思いますが、15番小峯洋介が良く頑張っていました。勘が良いのでしょうね、最初は動きにぎこちなさを感じる部分もあったものの、組織だった相手の4バックのラインを突破するべく、裏に抜け出したり、個人技で仕掛けたり、中盤とのワンツーで崩しにかかったりと相当質の高い動きをしていました。

でも、後半10分くらいで交代となりました。28番関根貴大投入の選択はビハインドを負っている段階では、当然の選択なのですがあれだけ攻撃で存在感を見せていた15番小峯洋介が下げられたことには結構「なんで?」という空気がスタンドに流れていたりしました。

とにかく、今日の試合は前節とは違った、「何かが足りない」という感じの試合なんです。

チャンスは凄く作ってました。

10番矢島慎也が抜け出してシュートを決めたかと思ったがオフサイドだったり、ショートコーナーから7番鈴木悠太を経由して10番矢島慎也がミドルシュートだったり、ゴール前で7番鈴木悠太とワンツーで抜け出した10番矢島慎也がシュートだったり、20番新井純平が10番矢島慎也とワンツーで中へ切れ込んでシュートだったり、10番矢島慎也が裏へ抜けた15番小峯洋介に通して惜しくもオフサイドだったり、7番鈴木悠太が左にポジションを移していた時にクロスに飛び込んだ8番片槙吾のヘディングシュートだったり、8番片槙吾の効果的なインターセプトから一気に攻め込んだり、少し代わった仕掛けでは、11番堀田稜が左サイドから駆け上がってクロスを右サイドの7番鈴木悠太まで大きく上げて折り返して中にいた28番関根貴大へという大きな展開(割とシンプルにゴール前にあげる場面がいつもは多い)、コーナーキックの際に19番西澤秀平の惜しいヘディングもありました。

それでも得点が決まらず、前の試合同様残り時間に18番西袋裕太をセンターフォワードに入れてのパワープレー。やはりというか、競り負けないでしっかりポストとして落とすので守りきりたい尚志としては、脅威になっていたと思います。この試合では、ポストで競るだけでなく、上手く自分の距離にトラップして惜しいシュートを放つシーンもありました。

それでも結局得点は奪えず、0-1と言う結果でした。

内容的に良い時間帯とか沸かせる場面は浦和も多かったです。ただ、得点して追いつく、得点して逆転するという勝負に関わる部分での気迫のようなものが足りないと言えば足りない。逆に、チャンスは多くなく、カウンターに残ったフォワード一人が全力でボールに向かって走るという尚志のほうが得点に対しての空気を感じてしまったのも事実。ロングスローを効果的に使う尚志のプレーにも怖さを感じる部分がある。

技術に関しては、浦和のほうがはっきりと上なのですが、決定的なチャンスも浦和の方が多く作ったかもしれませんが、決定的チャンスをものにする何かが足りない気がしました。

一つの比べる基準として、夏の広島遠征を思い返してみると、あの時の気持ちのこもった全力で勝ちに行くプレーが消えているようにも思います。

プレミアリーグは消化試合ですか?残り試合で1試合くらい勝てば残留は濃厚だから、それは問題ないだろうとか思っていませんか?Jユースカップになったら気持ち入れなおしてやれば勝ち進めるとか安易に思っていませんか?

少し厳しい書き方とすると、目標を低い所に置いている選手は、ピッチに立つ資格はないと思うくらいの意気込みを見せて欲しいです。スタメンに定着して満足してませんか?目標の一つが叶って満足してませんか?もし、そう思ってしまっているなら、考え直してください。それができないなら、ピッチに立たないで下さい。Jリーグの下部組織に所属するということは、そのくらい重いことなのですよ。

浦和レッズユースが今年作り出してきた戦い方というものは、かなりレベルの高い所まで到達していると思います。しかしながら、そこに結果を付ける為には別の要素が不可欠で、それが挙げたような部分なんですよ。

どういう言葉でまとめれば良いのかわかりませんが、勝負に対して自分に厳しくできる努力をして欲しいです。「やっているんだよ!」が形として見えないと評価されないのがサッカーの世界ですからね。その前提を踏まえたうえで戦ってもらって、そこから、良いな~、伸びてるな~と思うプレーは、どんどん見つけてブログで書いていきますからね!

上から目線満載で書いてしまったw

ではでは!!

 

「高円宮杯U18プレミアリーグ2011/10/09/ 第15節 vs 尚志高校 0-1敗戦・・・何かが足りない」への4件のフィードバック

  1. こんな試合内容なんて・・・
    信じられません。
    監督は、なにを考えているのでしょうか??
    以前から、高校サッカーの監督とは、違い
    やけにクールな態度で試合にのぞんでましたが、
    2人昇格させたから、それで今年の仕事は、
    終わったとお考えですか??
    6年間または、3年間一生懸命にやってきた
    選手のこともすこしは、考えてください。

  2. コメントありがとうございます!
    私は、あくまで浦和レッズサポーターという立ち居地で見ているだけですので、選手のコンディションや、練習での様子などわかりませんので、起用に関しては細かく意見はありません。
    監督としてのスタイルに関しても、クールな態度が良いのか、大声で指示を出し続ける監督の方が良いとかも特にありません。
    練習試合も時間が合えば比較的見させてもらっていますが、公式戦の出場機会に恵まれない選手の中でもスタメンを奪ってやるというくらいのモチベーションを感じられない選手がいるのも確かです。
    育成の世界とは言え、プロチームの下部組織であり、勝負の世界ですから、一生懸命やってきたから、出場できるという世界でもないとも思っています。
    私自身、見ていておかしいなと思う交代や起用もよくあるのでその時は書いていますが、少なくとも現状の問題は選手の意識にもあると思いますし、その部分は監督が気付かせるものであるということを加味すれば、監督にも責任があると思います。
    考えれば考えるほど、下部組織というのは難しいですね。表面的な誤った批判にならないように、できる限り見られる試合は現地で見て、感じて、考えて、「育成」と「勝負」について、しっかりした見解を持って述べられるように私も努力しなければと思います。

  3. Jリーグの下部組織はアカデミー化してしまっているので仕方ありません。
    アカデミー=学校。
    あるJのチームははっきりとトップ昇格選手を出すことだけが目的でその他の選手はコマだと言ってます。
    中学から高校へ上がるときに気づくべきですね。
    親も子供も。
    同年代で誰を育てようとしているかを。

  4. コメントありがとうございます。
    申し訳ありませんが、そのご意見には迎合できません。
    自分の家族のように応援させてもらっている浦和の下部組織の選手達に対して、直接的ではなくても、コマという言葉を使ったことだけは許せません。
    >選手達へ(もし見てたら)
    こういう意見が出るんですよ。悔しいだろ?
    自分は、サッカーという競技だからこそ、努力と工夫とメンタルの強化で誰にでもプロになる可能性があると思ってます。だから、できる限り足を運ぶ。見られる場所にいて、聞ける場所にいる。孤独な戦いのクッションに少しでもなれればと思っているからです。
    確かに、所属していれば分かると思いますが、前提としてトップに上げるためにという選手もいるでしょう。それは、プロクラブの下部組織では当然のこと。そんなことで、ひがんでいるうちは成長なんかしません。どんなに頑張ってもそれらの選手は追い越せない?そんなことは絶対ない。できるんだから、目指してほしい。気が緩んでいたら、そんな選手でも怒ってほしい。それがチームです。それだけです。
    そういう意味で書いた文章です。

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