どうも、浦和サポブクメです☆
いやはや、ものすごい底力、凄いものを見させてもらいました!
ではでは。
・・・と、まとめてしまっても良いくらいの凝縮した強さを今日は見せてもらいました。
9月末からの国体出場を目指しての戦い。昨日の東京都との試合でも、その底力の片鱗は見せてくれていたものの、結果的には敗れてしまい、グループ3位vsグループ4位の試合を勝利した神奈川県と、グループ1位との戦いに敗れて1試合の勝利での国体出場を逃したグループ2位の埼玉県が、1枠を争い行われる代表決定戦が今日でした。
場所は昨日の夢の島競技場から駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場に移しての試合になりましたが、やや古めの人工芝グラウンドという感じで、ちょっと代表決定戦をやるにはピッチコンディションとしてはやりにくそうな印象がありました。
見る側としても、スタンドだと完全に逃げ場がなく、日が出ていると観戦するだけでも結構過酷な環境になっていました。
さて、試合の話に移りますね。
この試合のスタメンは以下、
GKが1番佐川雅寛(本庄第一高校)、DFが左サイドバックに5番荒木聡太、右サイドバックに15番小島幹敏(大宮アルディージャユース)、センターバックに2番植木亮太(大宮アルディージャユース)と3番吉原大、MFが左に14番清川大輝、右に9番橋岡和樹、真ん中に8番小野雅史(大宮アルディージャユース)と7番小川紘生、FWが11番里見直樹(大宮アルディージャユース)と16番ンドカ・ボニフェイス(浦和東高校)
となります。
浦和の選手に関しては、ある程度このポジションはできるだろうというのは選手ごとに分かるものの、他のチームの選手はどうであるかわからないのですが、おそらく今日は、慣れないポジションの選手も含め、基本的にはスタメンメンバーのみで戦わなければならないような状況だったように見えました。アップしている選手はいたのですが、「もう出られるのかな~?」みたいな声がその選手に対しての近くにいた人の会話で聞こえてきたりしたので、そういうことなのだと思います。
この国体のブロック予選のメンバー選出の条件など少し分からないことが多いのですが、埼玉県に関しては、怪我人、怪我明け数名が登録メンバーに入っており、出場できるメンバーの中でも昨日2名退場者を出しているので2人出られない状況。
昨日の試合で群馬県を4-0で下して勢いのある神奈川県で相手の攻撃力に苦しむ可能性があることは予想されていましたが、予想以上に相手の前線の勢いに苦しめられる展開でスタートします。
U16で、神奈川県で印象のある選手として、昨年浦和レッズジュニアユースが高円宮杯出場を決めた関東予選の決勝戦の川崎フロンターレU15との試合に出場していた三好康児という選手が記憶に残っていて、この選手がいると厄介だと思ってプログラムの神奈川県の選手を眺めていて、14番三好康児と載っているものの横浜F・マリノスユース所属となっていて「同姓同名の別人がいるのかな?」と思っていたものの、実際にプレースタイルを見ていると、おそらくその厄介な三好康児だったと思うんですね。
前半は、正直やや攻撃を受ける時間が長く、前線でもなかなか球が収まらない中で、14番清川大輝の個人突破などで時折惜しい場面を作るものの、主導権は神奈川県が握っていたと認めるしかないと思います。
6分に、ペナルティエリア内でハンドという微妙な判定でPKを取られて失点し0-1
そこからは、なんとか堪えるものの、前半終了間際の32分と34分に連続失点で0-3
PKの判定が微妙なところを考えると、30分くらいに7番小川紘生がドリブルでペナルティエリアに進入して倒された場面もPKになるべきだったとは思いますが、その場面はPKにならず。
35分ハーフの試合と言うことを考えると、この時点での3点ビハインドというのは、かなり厳しい状況でハーフタイムを迎えることになったのですが、3点を取った後に、なんとなく、相手のチームの攻撃陣にいつでも点が取れるという雰囲気で更に追加点を奪えるような決定機を外しても、ベンチも含めて気が緩んできているような雰囲気も感じ、更に昨日の試合の結果というものを考えると、無失点で大量得点で比較的楽に勝ててしまっていた神奈川県と、一人少ない状況でも、あきらめずに一時はリードするかなりの接戦を繰り広げた埼玉県という状況を考えると、後半の速い時間に1点返せれば、何かが起こる可能性は十分にあるだろうとも考えることはできました。
後半がスタートし、やはり相手の攻撃陣には、やや雑な部分が見られるようになり、埼玉の選手は、更に気持ち強く試合に入っている様子がうかがえる中で、3分にコーナーキックのチャンスで8番小野雅史の蹴ったボールを14番清川大輝がヘッドで押し込んで1-3とします。
この追撃弾により、更に勢いを増した埼玉は、前半はややポストプレーという部分で期待されながらも思うようにできていなかった16番ンドカ・ボニフェイスが、かなり高確率でロングボールに対してタイミングよくジャンプし競り勝って頭ですらしてこぼれ球に他の選手が反応して攻められる場面が多くなります。
その形がピタリと決まったのが13分のゴールの場面で、ロングボールを16番ンドカ・ボニフェイスが頭ですらして前線のスペースへ落とし、そこに11番里見直樹が走りこんで受けて持ち込んでのゴールで2-3と1点差に迫ります。
この後も、16番ンドカ・ボニフェイスのポストプレーからのチャンスも多く、そこに今度は2番植木亮太のロングスローという武器が加わり、相手ゴールに近いところではスローインでもコーナーキック並に相手を脅かせる機会が増えます。
ただ、決まりそうで決まらない状況が続き、時計は進んでいき、後半も残り数分となったところで、ついに同点ゴールが決まります。
ゴールに近い位置での2番植木亮太のロングスローから混戦状態になったところで、7番小川紘生が気迫のゴール!
ついに試合を振り出しに戻すことに成功します。
このまま試合は3-3のまま終了し、昨日に引き続き延長戦に突入します。
そして、延長後半に逆転ゴールが入るのですが、この場面もロングスローからのゴールになりました。
試合時間も残り3分くらいのところで、2番植木亮太のロングスローを16番ンドカ・ボニフェイスが頭ですらし、14番清川大輝が気迫で押し込み4-3。
後は守りきればというところで、相手にペナルティエリア内の混戦で決定的な場面を作られたものの、おそらく9番橋岡和樹だったと思うのですが、キーパーも飛び出していて押し込まれていたら同点にされていたというところで、相手のシュートを体でブロックして失点を防ぎ、後は上手く時間を使い、勝利!
もう、お見事と言うほかないくらいの後半からの戦いぶりで見事逆転勝利を果たし、同時に9月末からの国体出場を決めてくれました。
後半の一つ一つのゴール(やシュート)は、まさに一つ一つに「気迫の」という形容詞を付けても良いのではないかというくらい気持ちの入ったものばかりでした。
色々細かいことをもっと書きたいところですが、今日は、余韻に浸っていたい気分です。浸らせてください!
ではでは~。
おまけの写真。