関東ユース(U-15)サッカーリーグ2013/10/26 第18節 浦和レッズJrユースvsジェフユナイテッド千葉 U-15 0-1敗戦・・・全国で結果を残すためのチーム作りスタート!

レッズランド2013年10月26日

 

どうも、浦和サポブクメです☆

スケジュール上は、先週末で全日程が終了となる関東U15リーグですが、浦和レッズジュニアユースに関しては、延期の延期となっていたジェフユナイテッド千葉U-15戦を残しており、大会自体は、これを持って最終節となります。

では、まず簡単に今日の試合について触れます。

この試合のスタメンは以下となります。

GK1番関敦也、DFが左サイドバックに20番小崎魁、右サイドバックに5番河内渉真、センターバックに12番関慎之介と15番高橋海翔、MFが右に11番川上エドオジョン智慧、左に24番シマブク・カズヨシ、真ん中に2番浅賀祐太と6番知久航介、FWが左に4番轡田登、右に10番萩原大智

となります。

会場は、レッズランド内で変わらなかったのですが、珍しく、人工芝のグラウンドで公式戦が行われました。台風の影響も心配されましたが、試合中は、雨が強くなった時間帯もあったものの、土砂降りで試合にならないという先週のユースの試合のような状況にはなりませんでした。しかしながら、ピッチのところどころが、小さな水たまりになっていて、ややイレギュラーな状況に苦しむ状況も多くあったと思います。

何か、浦和のプレーのリズムが、これまでの試合に比べて悪いように感じられる立ち上がりで、それぞれの選手のコントロールミスだったり、パスの意図が合わなかったりと、ここ最近ではあまり見られなかったような状況で試合に入り、逆に相手の方がピッチの状態なども含めて、うまく試合を運ばれていた印象でした。

その中で全体的なコントロールとしては、センターバックの12番関慎之介がサイドに広げるパスだったり、中盤に当てるパスだったり、工夫しながら劣勢の展開を打開しようとするプレーを試みていました。

その中で、なかなかうまく今日は連携としてはつながらなかったのですが、頻繁に2番浅賀祐太が試みていた、中盤にいったん当てるパスを受ける際にワンタッチで流してほかの選手にテンポよく、繋げて仕掛けようとするプレーは、なかなか面白い試みだったと思います。

20分前後には、かなり相手の攻撃を受ける場面が多くなったものの、そこは凌ぎ前半は0-0で折り返します。

前半、何本かシュートは放った浦和でしたが、入ってもおかしくないという決定的な場面でいうと、31分の5番河内渉真からのクロスを4番轡田登がヘッドで合わせた場面くらいかも知れません。

前半は、ほとんど風がない状態だったのですが、後半に入るくらいに急に風が強くなりだしました。

後半も、プレーのリズムとしては、前半同様で、なかなか思うようにいかない場面が続きましたが、5分の5番河内渉真から4番轡田登、24番シマブク・カズヨシを経由してのサイドからの攻撃だったり、8分お11番川上エドオジョン智慧から裏へのパスに4番轡田登が抜け出して、トラップが長くならなければ、決定的だったという形など、よりゴールに近い形は前半より多くなった印象はありました。

9分に24番シマブク・カズヨシに代えて13番中嶋海登、10分に20番小崎魁に代えて23番立川将吾が入ります。23番立川将吾はボランチの位置に入り、左サイドバックに2番浅賀祐太が下がりました。

交代でボランチに入った23番立川将吾が、直後から、パスをキープして展開したり、中盤での守備で相手の攻撃の芽をつぶそうとするプレーなど見せ、15分には、23番立川将吾を起点に、13番中嶋海登を経由し、左サイドをオーバーラップする2番浅賀祐太にパスを通し、10番萩原大智にパスを通し、キーパーと1対1の場面を作るも、シュートは惜しくもキーパーに防がれます。

続いて20分に、5番河内渉真からのクロスをディフェンダーがクリアしたこぼれ球を23番立川将吾が思い切って狙い、枠をとらえるもキーパーに弾かれます。

23分にも5番河内渉真からのクロスを2番浅賀祐太が狙うも、枠をとらえきれず。

選手交代で、流れが良くなったところで、決定機を数回作ったところで決めきれなかったところで、サイドから攻め込まれて失点を喫し0-1となります。

取り戻しかけた流れが、再び相手に行った中で、34分に5番河内渉真のクロスに10番萩原大智がヘッドで合わせ、クロスバーをたたく惜しい場面を作ります。

37分に、6番知久航介に代わり17番平野正人が入り、なんとか得点を奪おうとするも、奪えず、結果0-1で終了となりました。

今日は、次のユースの試合が早まったために、移動のために試合終了と同時に会場を後にしなければならないなど、ややバタバタと観戦する流れになってしまい、時間を気にして終盤は、しっかり見られなかったり、試合後の選手の表情も見られなかったのも、残念でした。

さてさて、夏以降無敗のチームが敗戦、どうした?と行きたいところですが、前節で優勝を決めた浦和レッズジュニアユースは、関東第1代表としての12月22日からの高円宮杯出場が決まっています。大会概要もこちらで発表されており、11月29日に抽選会が行われます。

正直なところ、本大会を考えた時には、簡単ではないのでやらなくて良いに越したことはないのですが、過酷な関東予選を数試合戦う状況の方が、チーム作りとしてはやりやすいと思います。

既に出場が決まっているチームとしては、まず、対戦相手が決まるまで一か月待つことになり、公式戦がない状況で2か月という期間で大会に向けてモチベーションを保ちながらチーム作りをする必要があります。

そのため、変な言い方になるかもしれませんが、今日負けたことが良いこととは思いませんが、関東U-15リーグというリーグ戦での結果という意味では、既に先週優勝という目標を達成しており、勝つことの優先順位を下げて、課題を見つけながら、様々な選手を試しながら、チーム自体の層を厚くしていく育成がスタートしたとも言えます。

この関東U15リーグの開幕戦の時にも触れたと思いますが、今年のチームが順調にチーム作りに入れた理由の一つは、中盤で試合をコントロールでき、そこでどっしりした状況を作ることができたところが大きかったと思います。

そこから快進撃を見せ、相手に研究されだしたところで課題が出てきた中で、苦しい時期も経て、そして、夏の大会での成長と、悔しい敗戦を経て、さらにチームとして一つレベルアップした状況で実際に、関東U15リーグ優勝という結果にもつながりました。

結果にはつながりましたが、実際に、スタメン出場の割合の高い選手が負傷で離脱するという時期も結構ありますし、全国大会の舞台では、既に活躍している選手が徹底的に研究されて、思うようにプレーできないという状況が生まれることも考えられます。夏の全国大会の時は、相手のスカウティングに苦しめられた場面も多かったと思います。

ですから、短期間の戦いの中で、臨機応変に、層を厚くして、どのような状況でも戦えるようなチームを作る必要があります。

例えば、関東U15リーグを戦ってきたスタメンを見てきた中で考えて見ると、6番知久航介や20番小崎魁は、出場機会をあまり与えられていなかったこともあり、そこを考慮すれば、今日勝つことをメインに考えるのであれば、これまでに出場機会が多かった選手で組んだ方が連携などスムーズに行ったかもしれませんが、今日のスタメンに込められた意味としては、言うまでもなく、選手層を厚くするための挑戦だと思っています。

こうやって、様々な選手をこれまでのスタメン出場が多かった選手の中に組み込みながら、経験を積み、チームとしての約束事を守りつつ、連携を高めつつ、選手それぞれの個性で、全国大会での様々な状況に対抗できるような層の厚いチームになっていく。スタメンを見た時に、全国大会へ向けての本格的なチーム作りが始まったんだな、と強く感じました。

今日の試合での反省点としては、やはり流れを変える交代の後の良い時間帯で、決定機を決めて、主導権を握れなかったことにあると思います。

10番萩原大智にとっては、試合に勝っていても悔しい日々が続いていると思います。今日も、やはり、決定機で決められないことが頭にあるために、その少し角度がずれていれば入っていたかもしれないゴールが、入らないという状況につながったのかもしれません。

これまで、下部組織の選手たちを見てきた数年間の中で、ストライカー候補と呼ばれる選手たちの多くの選手が、経験してきた壁というものに直面しているのだと思います。

ちょうど、U17日本代表のワールドカップを見てきた中で、指導の中で、外しても良いからゴールの4隅を狙うように、意識するように選手に伝えたという話を聞きました。

これで直接決定力が上がるかはわかりませんが、得点が入らない時、特にキーパーに当ててしまうようなシュートが多くなってしまうケースでは、ゴールキーパーとの駆け引きに負けているとも言えるので、キーパーと1対1になった段階で、最もコースとして可能性の高い4隅のいずれかを狙うという意識を持ち、狙う場所に関して少し気持ちにゆとりを持った段階で相手キーパーとの駆け引きに臨むのも良いかもしれませんね。

少なくとも、この終盤の相手チームもピークに近い状況での試合の中で、10番萩原大智が得点に至らないにしても、試合の中で数回は、いわゆるキーパーと1対1に持ち込めるような、脱け出しや突破を見せているのは確かですし、それができているのですから、あとは、試行錯誤して続けていくしかないと思います。

さてさて、結果的には敗れてしまった今日の試合ですが、2点、最初のころと比べて見違えるほどよくなった部分を今日は、感じました。

1点目は、川上エドオジョン智慧が前半15分くらいに、オフサイドかきわどい状況の中で、オフサイドをアピールしながらも、自らのプレーの集中は切らさずに、しっかり、取ってくれなかった時の動きもできていたこと。小さいことですが、大きいことです。

2点目は、チーム内のコミュニケーション。パスが通らなかった時などに、出し手と受け手がそれぞれ声をだし、意図を伝えたり、コミュニケーションをとっている場面が頻繁に見られました。これができるチームは、どんどん成長していくと思います。

チーム全体のレベルとしては、夏の大会を戦ったチームよりも大きくレベルアップしてると思います。この状況で、夏の全国を戦っていれば、さらに高いところまで進めたと思います。しかしながら、同様にほかのチームも力をつけてきています。今日戦ったジェフユナイテッド千葉U-15も思っていた以上に良いチームになっていました。

浦和レッズジュニアユースが高円宮杯で頂点に立つために、ここからの約2か月を大事に使ってください!

公式戦が終了してしまったので、今後どのように試合など行っていくのかわかりませんが、情報がわかり、足を運べるときには、その経過もしっかり見させてもらいたいと思います。

ここからが、すごく楽しみです!

ではでは。

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おまけの写真です。