U17ワールドカップのスウェーデン戦をテレビで視聴して、ちょっと書きたくなったこと。

選手のみなさんお疲れ様でした!

私は、浦和レッズの下部組織のサポーターなので、今回選出された茂木力也、小川紘生、斎藤翔太の3選手以外の選手に関しては、聞いたことはあっても、何度か足を運んだ96ジャパンの遠征だったり大会だったり、対戦相手として見たことはあっても、そこまで頻繁にプレーを見たことはなく、そこまで特徴を知っているわけでもありませんが、今大会のU17日本代表のメンバーのみなさんの、チームとしての統一された質の高いプレーには驚かされました。

サッカーの世界とは、本当に酷なものですね。あれだけの質の高いサッカーをしていても、ポゼッションで圧倒していても、得点が奪えないと勝てないスポーツなのですから。

これで、前回大会と今大会で同じ体制下で作られたU17日本代表を2大会を割としっかりと見させてもらいましたが、いまだに個人的なサッカー観からすると、相容れない部分も多いですが、将来を見据えて、今の段階でやるべきことを考えて、徹底的にこだわりを持ったチームを作るというのは、とにかく凄いです。

私は、このようなサッカーの7割くらいをベースにしながら、残りの3割を1点を取らなければならない時間帯や局面で、今日できていなかった、局面を打開できるような強引さや、勝負どころでは少しリスクを負うようなプレーを見せるような(例えば、センターバックでもパワーのある選手が、攻撃参加してしまうような)、そういうサッカーが好きです。だから、試合終盤にパスを回す選手が多い中で、小川紘生が見せた、セオリーだったら、キープや回したほうが良いところで、味方が反応してくれたら決定的なチャンスになるワンタッチプレーで浮き球をゴール前に送り、大きなチャンスを作ったような、ああいうプレーをしてくれたことが、非常にうれしかったりします。

偶然と言えば偶然ですが、今日の試合の中での浦和レッズユースから選出された3選手が全員プレーする時間帯が後半45分間もあり、担っていた役割というのが、茂木力也がどっしりしたセンターバック、斎藤翔太が、ボランチでバランスをとる役割、小川紘生が中盤のスペースを有効に使い、狙える時は自らも狙うフォワード。

いわゆる、チームを機能させるために軸となる重要なポジションを浦和の3選手がU-17の代表メンバーとして、この試合ではやっていたんですよね。それも、かなり高いレベルで。

彼らのプレーは、本当に見事でした。表情も良かったですし。

アンダー世代の日本代表であるからこそ、ある種、許される部分もある、本当にやるサッカーへのこだわりが強いチームでしたね。それも、こだわりすぎて迷走ではなく、全選手に浸透していたのがすごかったです。

ひねくれたことを書けば、世界大会という勝負の舞台で、1点ビハインドの残り5分で、相手のドン引きの状況(疲労はあってもチュニジアほど、ボロボロではなく、集中して守備をされていた)を考えた時には、もっと別の方法で勝負させてあげるようなサッカーのほうが好きですが。

悔しい思いのほうが強いと思いますが、浦和レッズの下部組織のサポーターとして、誇りに思える代表としてのプレーぶりだったと断言できます。胸を張って日本に帰ってきてください!

ではでは。