日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 関東大会 準々決勝2014/07/6 浦和レッズJrユースvs三菱養和SC巣鴨Jrユース 1-0勝利・・・相手の時間帯を凌ぎ、集中した守備をなんとか破る

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どうも、ブクメです☆

タイトルを考えながら、課題はありつつ、これが強いチームなんだよな~と思いつつ。今日の対戦相手の三菱養和、強かったですね。なんというか、チーム力としては、浦和の方が上なのですが、その守備の集中力だったり、球際だったり、より判断を高くしないと、こういう相手を崩すのは難しいんだな~と実感するという試合。

夏の大会に向けて、また一つ大きな経験と課題を感じられる、でも結果はしっかり出せた試合でした。

ということで、埼玉スタジアム2002第3グラウンドのユースの試合を観戦後、マリノスタウンに移動しまして、浦和レッズジュニアユースのクラブユース選手権関東予選の準々決勝の試合を観戦してきました。

夏の全国大会の出場権は、既に先週3回戦を勝利した時点で確定させており、ここからは、よりチームとしてのレベルアップを目指して、それでいながら、この大会が終わってしまうと、1か月以上公式戦がないため、勝利して公式戦での真剣勝負を多く行うことも目指して、そんな戦いが続きます。

今日勝利すれば、来週の土曜日準決勝、そこに勝てば日曜日に決勝と、真剣勝負の公式戦を2試合戦い、そこまで戦い切っても1か月は公式戦がない期間が続いてはしまうのですが、あるかないかでだいぶ違うんですよね。

準備期間に強豪と練習試合を戦うことで得られる経験とはまた別の経験が得られます。

ということで、試合の話に移りますね。

前の試合が延長、PKまで行ったということでキックオフが16時15分からになった試合になります。天気は、比較的涼しくなってきたところ、風が強くなってきて少し影響があるようなコンディションでした。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番高草木天平、DFが左サイドバックに5番山崎舜介、右サイドバックに21番北村龍馬、センターバックに3番大西翔也と22番大桃伶音、MFが左に9番樋口颯太、右に11番白田颯人、真ん中に8番立川将吾と23番白土大貴、FWが左に10番シマブク・カズヨシ、右に7番菊地泰智

となります。

この試合で、スタートから目を引いたのは、前線に入った7番菊地泰智の前線での動き。守備の意識の高い相手に対して、前線で左に右に、真ん中に、少し下がり目にとポジションを移すことで、 「3トップかな?」と一緒に見ていた人が言うくらい、攻撃の際に厚みを加えることができていました。

また、中盤も、バックラインも、相手よりも一つ上の動き、早い反応、摘み取る意識の高さ。これらにより、主導権を握ってプレーすることができていました。

ただ、多くの相手の場合は、この状況で集中を切らしてくれて、決定的な形を多く作ることができて、得点をという形にできるのですが、今日の相手は、本当に守備の集中力が凄かったですね。

決して、浦和の試みが悪いということではなく、動きの質の高さは多く見られるのに、決定的な形はほとんど作らせてもらえない、ある意味、誇らしくある意味もどかしい展開が続きます。

崩しのところでは、なかなかうまくいかない中で、16分のセットプレーからの3番大西翔也のヘディングシュート、25分の21番北村龍馬のヘディングシュートなどで惜しい形は何度か作ることに成功します。

割と高めの位置からインターセプトに成功することも多かっただけに、やはり相手の守備の集中力は見事だったとは思うんですよね。

ということで、前半は0-0で終了。

主導権は握りながらも攻めきれない展開が続くと、こういうこともありますという後半のスタートは、一転して相手ペースで押し込まれる形で15分くらいまで、いわゆる耐える時間となります。

今日の試合での勝利のポイントの一つはこの時間帯の相手の攻撃を耐えきったことにあると思います。本当は、前半のうちに先制して、有利な展開で進められれば言うことはないのですが、今後の全国大会を想定した時も守備の意識の高い相手に0-0の時間が続くということは考えられますし、そこで訪れた相手の時間帯に今度はこちらが失点しない戦いができるということも重要です。

そこを耐えきっての15分過ぎ辺りからは、再び浦和の攻撃の回数も増え、比較的守備のバランスに比重を置いていた23番白土大貴が、タイミングで10番シマブク・カズヨシから受けたパスから、11番白田颯人とワンツーで抜け出して前線に攻めあがる場面や、中盤でのインターセプトから11番白田颯人がシュートまで持ち込む場面、更には、思い切った10番シマブク・カズヨシのミドルシュートがクロスバーを叩く惜しい形につながるなど、よりゴールに近ずくチャンスも増えてきます。ただ、相手のキーパーの好守もあり、なかなか先制点を奪うところまでは行きません。

そんな中で迎えた、後半30分に、浦和に待望の先制点が生まれます。

細かいパスから相手にディフェンダーの隙間に上手く入り込んでパスを受けた7番菊地泰智が、キーパーの位置をよく見てシュートを決めて1-0とします。

先制してからの残り10分ほども、どちらかと言えば、相手の反撃よりも浦和の追加点の可能性の方が高いような展開で進めつつ、終了間際に危険な場面もありましたが、結局、そのまま1-0で終了となりました。

凄く極端なことを言えば、今日は、前線の選手にとっては個人技で打開するということをほとんど許してもらえなかった、悔しい試合とも言えたかもしれませんが、これは、今後の高校生世代に入った時に、多くの前線の選手が直面する課題のようなものです。

プレーさえてもらえるスペースが少なくなり、ボールを持ったらすぐに詰められてしまう。ただ、こういう経験を多くしないと、感覚はつかめないものですし、今日感じたことは大事になります。

そういった相手を崩すためには、何が必要か?

連係連動、スペースへの動き、スペースに動く選手を理解してそこにパスを出せる力、受ける力、トラップだったり、その後の体の向き、思い切った判断、駆け引き、きれいに崩せなくても、枠にシュートを飛ばす、ゴール方向へ鋭く蹴ることで何かが起こるかもしれない。でも、わがままになりすぎてはいけない。シュート意識は忘れてはいけない。

チームとしての戦い方を、最低限やり続ける中で、個々の持ち味を理解し合いながら、突き抜けるために、今日の課題の部分も噛みしめて。

同時に、勝負のところで優ったことに自信を持って、まずは、この大会のあと2試合でできる限りの成長を目指してくださいね。

準決勝、決勝は、足を運べませんが、吉報(結果だけではなく、またチームとして成長しているという話)を足を運んだ方から聞けるように楽しみにしています。

ではでは。

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