関東ユース(U-15)サッカーリーグ2017/10/01 浦和レッズJrユース vs 鹿島アントラーズJrユース 0-1敗戦・・・特にそうであってほしい部分では優っていた。

どうも、ブクメです☆

前回の日本帰国時に、帯広でのクラブユース選手権を多く観戦することができたものの、気が付けば関東U15リーグの前回の観戦は、4月の柏レイソルU-15戦。本当に、今年はリーグ戦が見られていません。先週は、足を運ぶ予定で楽しみにしていたのですが、帰国のタイミングで体調を豪快に崩してしまい、病み上がりでとても運転して会場まで行って試合観戦できる状況ではなく、泣く泣く断念することになりました。

それでも、今回の帰国時のスケジュールでは、今日の試合と、来週の鹿島アントラーズノルテ戦の2試合は観戦することができます。

リーグ戦に関しては、今年も上位4チームが自動的に高円宮杯U15の出場権獲得だったかと思います。改めて足を運ぶ前に、順位表や、今日の対戦相手の鹿島アントラーズJrユースの順位など確認してみたところ、首位争いをしつつ、高円宮杯U15の枠をほぼほぼ確保しているという状況。でも、ここ数試合は、良い結果が出ていない。

対する浦和レッズジュニアユースは、そうか、クラブユース選手権で好成績を残した後のリーグ戦では、まだ勝利がないという状況なのですね。勝ち点的には、5位以内までなら今日の試合前の段階だと十分に狙える状況(関東枠が8のままのはずなので関東枠-3が予選なしでダイレクトで本戦なのでリーグからは上位5チームが予選なしで行けるはず。)ですね。

降格の心配は、既にないという状況で、優勝は難しくても、高円宮杯のダイレクトの順位は狙えるという位置で戦いながら、結果に恵まれない試合が続いて、ここまで来たという感じですかね。

リーグ戦と短期間で優勝が決まる大会は別物だと考える必要があるとすれば、今シーズンのリーグ戦は、あまりにも見られていないのでどういう風に見ようかなと足を運びつつ考えていましたが、結果的に、あまり順位的なものとか、ダイレクトで行ける行けないのことを考えずに、普通に見ることにしました。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK18番関大輝、DFが左に9番佐藤優斗、右に4番根岸恵汰、真ん中に5番遠藤基意、中盤が、左に37番小山田直人、右に11番松村大也、真ん中に2番奥山圭介(後半39分⇒10番稲木蒼史)と8番盛嘉伊人、FWが左に24番戸田大翔(後半23分⇒23番工藤孝太)、右に30番高橋悠(後半16分⇒26番島垣翔)、真ん中に13番堀井真海

となります。

割と、過去これまで見てきたとおりの鹿島アントラーズジュニアユースの戦い方と一致するような、体の強い大きい選手がその強さや高さを生かしてシンプルに、力強く攻めてくるという印象があり、繊細なプレーがあまりうまい選手はいない印象があったものの、試合自体は、そういう戦い方で攻められる場面が多いようなスタートとなりました。

そういった流れの中でも、37番小山田直人や24番戸田大翔、11番松村大也がサイドから仕掛けた展開や、前線での13番堀井真海の体をはったプレー、また、9番佐藤優斗が攻撃参加したときなどは、相手が対応に苦慮するような攻めの形も何度か作れており、その後の決定機自体は少なかったものの、前半の残り5分くらいのところで、4番根岸恵汰からの展開で30番高橋悠がディフェンダーより先に触れればという惜しい形や、素早い展開で最終的に37番小山田直人が突破してのクロスに11番松村大也が合わせた場面は、わずかに枠をとらえられずという形など、2度ほど大きなチャンスを作っていました。

その他にも、フリーキックのチャンスで8番盛嘉伊人からのボールを13番堀井真海がゴールを狙った場面や、2番奥山圭介を経由して30番高橋悠、サイドからの11番松村大也に展開してのサイド攻撃などでチャンスを作る場面もあり、相手に攻め込まれる回数が多い印象の前半でしたが、そういう形も作ることもでき、また相手の決定機でGK18番関大輝の好セーブで失点を免れるという形も何度かありつつ、両チームに得点は生まれず前半は0-0で折り返します。

後半に入ると、前半に比べると相手の攻撃に対してうまく対応しつつ、逆に細かいパスやサイドからの果敢なドリブル突破などから、相手のゴールにも迫る場面も増えてきます。

後半開始すぐに、13番堀井真海が相手のプレッシャーを受けながらもしっかりボールをキープして2番奥山圭介に預けて、テンポよく前線の37番小山田直人にパスを狙い、ここは相手キーパーに阻まれるものの、素早いパスなどには相手が対応しきれずに、ゴールに迫れるという回数も増えてきます。

5分には、9番佐藤優斗のロングスローから30番高橋悠がシュートを放つもこれは、キーパーに防がれます。

それを意識してか、6分には、13番堀井真海と8番盛嘉伊人が近い距離でパス交換を2度ほどしたところから、早い展開で前線へ仕掛けたときには、相手は、その対応に苦慮し、サイド攻撃も、3人ほどが細かいパス交換を入れながら攻撃をすることで、前半より、よりゴールに近づくプレーが増えていました。

その合間合間には、相手の力強い攻撃で、ピンチを迎える場面もやはりありましたが、やはり18番関大輝の好セーブで失点自体は免れていましたが、迎えた19分に決してファールをもらうために倒れたわけではなかったものの、相手とのマッチアップで体の強い相手のチャージで倒される形でファールをもらったように見えたものの、そのまま試合が流され、その流れのままゴールを決められてしまい、0-1とビハインドを背負います。

これに関しては、この試合は、主審のジャッジはある程度一貫しており、同じような場面が何度かあったものの、いずれも、正当なチャージと判定されたようでファールにならず、体格差でのマッチアップのところでは、笛は吹いてもらいにくいという印象は、ありましたが、その一つが失点につながるという形になりました。

失点後も、特に下を向くことはなく、前半よりも明らかに相手ゴールを脅かす場面は、浦和に増え、26分には、37番小山田直人のサイドからの仕掛けからペナルティエリア内に侵入した23番工藤孝太へ早いパスを送り、これがあわやオウンゴールを生んでくれそうな惜しい形になったり、29分にもペナルティエリア内に侵入した11番松村大也と13番堀井真海がゴールを脅かすプレーを見せ、33分には、セットプレーの流れからのこぼれ球を2番奥山圭介が狙い、こぼれ球を4番根岸恵汰がシュートを狙うも枠をとらえられず。さらには、34分には、23番工藤孝太がバーを叩く強烈なシュートを放つなど、その一つがゴールになっていれば、一気に逆転まで行きそうな雰囲気もある試合終盤の時間帯でしたが、あと一歩ゴールには及ばず、結局、0-1で敗れる形になりました。

結果は敗れたものの、明らかに戦い方の違う、プレーする選手のタイプも違う両チームの長所を出し合う戦いでもあったので、局面局面では、見どころも多い試合でした。

タイトルに書いた、特にそうして欲しい部分では優っていたというのは、その一つのプレーをピックアップすれば、前半に長いボールが相手のサイド深くに出たときに、相手のディフェンダーは、ボールはゴールラインを割るものだろうとセルフジャッジをしてしっかり追わなかったところで、13番堀井真海が、そのボールが割らないと最後まで追いかけたところで結果的にマイボールにし、サイドから仕掛けてチャンスを作ったという場面がありましたが、特に私は、こういう姿勢が好きです。

こういうプレーの中での姿勢のところで、浦和のほうが優っていると感じられる場面がこの試合では多く感じられ、そこを見られたことに私はプラスの要素を多く感じています。ただ、点を取るためのプレーというところでは、多少雑でも、相手がやってきたプレーからも参考になる部分はあり、明らかに優っていた組み立てや、サイドからの早い展開での攻撃などに加えて、ゴールを奪うために、時にはシンプルに力強くというプレーも入れていくことができれば、より勝負に強い戦い方もできるかと思います。

リーグ戦の順位での高円宮杯出場ももちろん、まだ可能性は残っていると思われるので、目指して残り2試合を2連勝を目指すことも大事ですが、仮に予選に回るとしても、本選からの戦いになるにしても、そこで待っているのは、一発勝負で勝ち進むトーナメントでの戦いになります。

夏の戦いで見せたような強さも意識して、どちらのケースで全国に進むことも視野に入れながら、残り試合を大事に、そもそも、強いのですから、自信をもってプレーをすれば良いです。対人のところは、中学生世代は、体格差は、仕方ないところがありますし、この世代で体を強くすることばかりに集中するには早すぎるという判断をする育成もありますので、この辺りは、高校世代でしっかり体を作れば、一気に逆転できますので、じっくりで良いと思います。

今日を踏まえての来週。今度は、同じ鹿島アントラーズでも残留をかけて負けられない戦いをしてくるノルテになりますので、こういう難しい相手にしっかり勝ち切る戦いを見せてください。

ではでは。

それにしても、県西に住んでいる身としては、圏央道がつながったのは大変大きく、今日は、圏央道を有効活用することで、かなりこれまでよりも楽に鹿島方面にもアクセスすることができました。でも、遠いのは遠いですがw

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら