【アニ山】クラブユース選手権を見てきました(東京ヴェルディユース対大分トリニータU-18)

どうも、ブクメです☆

アニ山さんから記事が届きました。意見が割れても良いので、浦和レッズユースの試合を見た記事も書いてほしいようなニュアンスのことを話したような話していないようななのですが、頑なにかぶった浦和レッズユースの試合の記事はかかないということのようです残念w

ということで、今回は、クラブユース選手権の初日の別会場の試合の記事をいただいています。

そういえば、ちょうど、今日の宮城総合でのユースの試合を観戦してから帰りに、アニ山さんが記事にしている試合の会場となった伊勢崎華蔵寺の敷地の前を車で通りました。車での移動と言うのは便利なのですが、こんなところにこんな施設があって、そこにサッカーグラウンドもあるというのに、これまで何年もその前を通ったことがあっても素通りしていたんだなと感じます。徒歩移動の魅力、自転車移動の魅力、スピードがゆっくりな方が見える景色もあるんですよね・・・と、どうでも良いことを書いたところで、アニ山さんの記事に移りますね。

おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。

さて、クラブユース選手権が始まりました。
大会初日の7月21日は、自分もブクメ氏と共に、前橋フットボールセンター(下増田)Bコートで11時から行われたレッズユースvs松本山雅ユースを観戦したのですが、それに先立つ第1試合は、自分にとって未踏の会場・伊勢崎市華蔵寺公園陸上競技場で行われた東京ヴェルディユースvs大分トリニータU-18の試合を見ることにしました。

今年の大会では富士見総合グラウンドが会場から外れ、この伊勢崎華蔵寺が新たに加わりました。バックスタンド後方には遊園施設があって、ゆっくり回転する観覧車や時折運行されるジェットコースターを眺めながらのサッカー観戦です。

来年のインターハイは群馬開催になります。例年並の大会規模であれば10面程度のピッチを確保しなくてはいけませんから、この華蔵寺もサッカー会場になるのでは、と予想しています。
伊勢崎駅から華蔵寺公園までは2キロ弱。駅前から真っ直ぐ一本道なので、徒歩でも苦ではなく、群馬県内のスタジアムでは最もアクセスが良いのではないかと思います。僕は試合後すぐに前橋・下増田まで移動する必要がありますから、折り畳み自転車を担いで朝イチの東武電車で伊勢崎駅に向かいます。
また今年のクラブユースは、第1試合のキックオフが15分繰り上がり8時45分。第2試合は据え置きの11時開始ですから、インターバルが長くなり、ハシゴ観戦には幸いです。華蔵寺-下増田間は道のりで4キロほど、かつ、とても緩やかな下りが続くので、下増田には10時半に到着と、時間的にも体力的にも大変余裕のある移動でした。
ハシゴ観戦趣味のある方には、このルート、お勧めしたいと思います。

【ヴェルディユース 0 – 1 トリニータU-18】

ヴェルディユースは2月の東京都U17以来の観戦になります。
その時と比べると、4-1-2-3という布陣は変わらずですが、センターバックだった#3藤田譲瑠チマが一列あがってアンカーに。逆に2月にアンカーだった#5がセンターバックに下がっています。これはひとつ前で強く弾き返そうという意図に加えて、試合開始早々に見せたように、藤田は前に顔を出した時に強いシュートを撃てるので、その面白味をみてのことかなぁ、と想像するところです。

大分はシステムが取りずらかったのですが、おそらく3バック…というか5-4-1のように見えます。両サイドでスローインを担当している選手から判断すると4バックか? とも思えるのですが。結局、自分の手帳には3バック・4バック両建てで記入しました。

試合は、大分がマイボールでワントップの#18小浜耀人に当てて攻撃のリズムを作ろうとする場面もありますが、大まかに言えばヴェルディがポゼッションでゲームを支配し、トリニータがボールホルダーに早いチェックをかけて高い位置からの攻撃を狙う…という流れになりました。
大分は前線からのプレスが効果的で、特にトラップが乱れたところなど、狙いどころが的確。2列目の#9豊永拓弥あたりが起点となり、大分も悪くはないな…という感じなのですが、仕掛けやラストパスの狙いどころ、ヴェルディのほうがひとつ精度が高く、五分五分の流れでありながら、結果ヴェルディのほうにより強い「ゴールの匂い」が感じられる展開になります。

そんなこんなで、感覚的にはヴェルディが一枚上手かという印象だったのですが、大分の勝因はなんといってもキーパー#1木戸雄登の活躍でしょう。
前半14分にはカウンターからヴェルディ#10松橋優安、31分には#11遠藤海斗と、それぞれ一対一の場面をセーブ。後半にも14分に#10松橋、7天満恭平と繋いで最後は#14阿野真拓がフリーで放ったシュートを防ぎます。1点リードで迎えた後半26分には中央での細かいパスワークから#10松橋のラストパスを受けた#3藤田のシュートをセーブしてコーナーに逃れます。特にここは、ヴェルディが完璧に崩したシーンで、これでゴールが奪えなければ致し方ないという感じです。

大分のゴールシーンは、#11西城響也の左からのクロスに#9豊永を経由して#18小浜の頭。これをヴェルディのキーパー#12小原諒万が弾くのですが、こぼれ球を#18小浜が押し込んでのゴール。大分にしたら、ここまであまり可能性のあるラストパスが配球できていなかったのですが、ここでは精度のいい折り返しが入ってきた、また、こぼれ球が小浜の足元に流れるという、運不運もある紙一重のゲーム。
親御さんたちは気が気ではないでしょうが、僕のような第三者にはとても楽しめる内容でした。