アカデミー卒業生関連 2018/06/06 天皇杯2回戦 ジェフユナイテッド千葉vsラインメール青森を観戦

(私のブログの性質で、どこまで写真を掲載して良いのかわかりません。最近、厳しくなっているチームも多いと聞きますので、もし問題がある写真の使い方であれば、ツイッターアカウント@urawa_bukumeでメッセージなどでご連絡ください。すぐ消します。また、Jリーグ系の試合になると、もしかするとそれぞれのチームのサポーターの方に読んでいただくことがあるかもしれませんが、私の立ち位置は、自分が育成時代に見てきた選手たち目線になりますので、そのあたりを考慮に入れてお読みいただけると嬉しいです。)

どうも、ブクメです☆

今年は、特に浦和レッズのアカデミー出身選手絡みのチームが天皇杯2回戦に進出していたので、平日開催の天皇杯2回戦が同日ほぼ同時キックオフで全て開催されたことで、どの試合に行くべきなのか、本当に悩みました。

近場では、日立柏サッカー場での西袋裕太のVONDS市原だったり、西が丘サッカ-場の新井瑞希、川上エドオジョン智慧、柳下大樹のカターレ富山だったり、遠く長崎で試合をした松江シティの長谷優だったり、出場はなかったものの大阪出試合したテゲバジャーロ宮崎の安東輝だったり、もちろん、さいたま市浦和駒場スタジアムで試合した、トップチームの育成出身選手のプレーやその対戦相手となったY.S.C.C横浜の進昂平も見たかったのですが、結果的に私の中での条件が整ったので、フクダ電子アリーナで行われたジェフユナイテッド千葉vsラインメール青森の試合に行ってきました。

1回戦も結果的に栃木で行われたラインメール青森の試合には、足を運んでいたものの、野崎雅也の90分間での出場がなく、ユースの試合への移動で延長戦を見ずに移動したら、その後延長戦で出場していたという不完全燃焼な状況や、スタメン出場しそうだという情報、久々に一緒に観戦できる方がいたりしたことが大きかったですね。

正直なところ、1回戦で作新学院大学との試合で苦戦していたラインメール青森を考えると、J2でそこまで調子が良くないジェフユナイテッド千葉相手でも、かなり厳しい試合展開になると予想している部分もあったのですが、ふたを開けて見れば、かなりギリギリの試合を見せてもらうこととなりました。

この日の天皇杯の試合に足を運んだ方は、ほぼどこでも雨の中での試合になっていたと思いますが、フクアリも同じく雨で涼しい(半袖だと肌寒いくらい)の気候になっていました。

もちろん、ジェフユナイテッド千葉もフルメンバーで来たわけではないものの、試合の入りでは、このラウンドではよくある相手が格上だと考えたプレーをして最初から崩れてしまうケースが多い中で、ラインメール青森が、球際激しく、動きも鋭く、試合の入りで上回るプレーをした中で、あっという間に先制点を挙げて試合を面白くしてくれました。

サイド攻撃では、かなりクロスを上げられまくっていたものの、1回戦が嘘のようなラインメール青森の選手たちの迫力のある自信を持ったプレーで、インターセプトからサイドを切り裂きクロスを押し込んでのゴール。鳥肌ものでしたね。

ご存知の方も多いように、私は、基本的に、育成出身で私が見てきた選手を見るというところが最優先で、基本はそこメインでその選手のプレーを中心に見ればそれでよいという考え方になりつつ、試合内容によっては、その選手が下がったら試合自体の興味を失うこともあるくらい素直(w)なのですが、時々、純粋に試合が面白いと思ったらそっちの方に寄っていく傾向があるのですが、この試合では、試合の入りに成功した戦いと、1回戦とのギャップが引き込まれる要素だったのかなと。ギャップに弱い典型(w)

野崎雅也のプレーと言うのは、ユースの時から考えてプレーすることが多く、この試合でも試合の流れとやるべきことをかなり考えながらプレーしていたのかなと思います。いわゆる、中盤でプレーして、攻撃を作るところよりも、相手のパスコースを消すとか、そういうところにかなり神経を使っていたのかなと(私見です。)

早めに先制したことで、相手の攻撃のプレッシャーが強くなることで、自然と中盤が省略されるような試合になっていくのは仕方ないとしても、こういうところは、どういう風に考えているかなと、以前から知っている身として観戦していると、面白いのですが、その辺がわからないで見ていると、あまり目立たないで終わってしまうというのがプレースタイルとしては難しいところですよね。

でも、実際は、そういう動きがあったからこそ、決定機を通されていなかっったところもあったと思います。

結果的には、こういう試合特有の緊張感と、前節の試合での疲労が回復しきれていなかったこともあるようなのですが、野崎雅也自身は後半足をつってしまい途中交代となりました。

試合展開としては、追う展開になったらジェフユナイテッド千葉は、こういうメンバーを入れてくるだろうなと言う選手起用通りで、そこをどう抑えていくかだなと思っていたのですが、交代出場の指宿に決められ同点とされてはしまったものの、凄かったのは、通常はここで失点を重ねてしまっても良い展開ながら、ここからも集中切らさず、守備を頑張ったというよりは、反撃の時点での攻撃の鋭さは、局面でラインメール青森が優る場面も多かったんですね。

延長戦に入り、失点してからも、見事な攻撃で同点に追いついて延長戦を2-2で終了。

しかしながら、PK戦に入ってからは、疲労の限界のようで、おそらく選手は抑えて蹴ろうとしていただろうPKが思った以上に踏ん張りきかずに上に飛んでしまうことが多くなったラインメール青森が敗れることになりました。

最近、社会人リーグとか、東南アジアでプレーしている日本人だったり、様々なカテゴリや環境でサッカーをしている選手を見るためか、凄く感じていることが、この試合でもあったのが、格上とか格下とかは、確かに明らかに力の差があるケースもあるにしても、それぞれの選手では、J2でもJFLでも変わらない力をもっているようなケースが多く、その差と言うのは、環境と自信(精神状態)に依存することも多いのではないかなと言うケース。

特に、この試合でプレーしていたラインメール青森の選手は、途中までは、普段とは違うスピード感とか個々のスピードなどでバタバタする場面も見られたものの、そこに慣れてきたときに、対等以上のプレーをしていた選手が本当に多かった。

具体的な選手名を上げるほど回数見ていないので何とも言えませんが、例えば前線に入っていた25番多木理音で言えば、正直1回戦で見たときは、凄いプレーもするけど、後半早々足つったりしていて大丈夫なのかなと思ったりもしていたのですが、この試合では、本当にすごかった、競り合いでも負けない。

こういう環境でやればこういうプレーができる選手なのかというシンプルな感想。

何が言いたいかと言うと、色々なものが詰まった面白い試合だったということです。

野崎雅也目的で足を運んだ試合で、ここまでの楽しい試合が見られたことも感謝ですし、そのきっかけを与えてくれた野崎雅也にも感謝したいです。

また、機会があれば、足を運びたいチームですね。

ではでは。

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