高円宮杯プレミアリーグ2019/07/07 浦和レッズユースvs尚志高校 1-1引き分け・・・突き抜けるための我慢の期間

どうも、ブクメです☆

日曜日は、さいたま市浦和駒場スタジアムで開催されたプレミアリーグを観戦してきました。

今年の梅雨は長いですよね。本当に雨が多い。そんな雨の中の夕方キックオフの試合と言うことで、暑いよりは、涼しい、涼しいよりは、若干肌寒いという気候だったとも言えますよね。

さてさて、

いきなり試合後雑感のような書き方をしますね。

試合が終了して、完全に外した場面はまだしも、フィフティフィフティの決定機があれだけあったうちの一つでも、跳ね返って枠に転がっても良いのではないかと思ったのも事実ですが、サッカーというのは、本当に、こういうことがあるスポーツであり、その間に、やっていることは間違っていないのにプレーする選手を悩ませる酷なスポーツでもあります。

ただ、そこを突き抜けていくまでの我慢も必要で、そこを越えたときに、また違う景色が見えてくるものでもあるんですよね。

で、ブレずにやり続けることができるかどうかが試練として用意されているとすれば、なんとなくですが、次の試合でまずは、結実するのではないかなという予感がしています。

そこから、新たな段階へ進むようなイメージ。

・・・ということで、試合の話に移りますね。

vs尚志高校戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥(後半40分⇒34番工藤孝太)と27番山田奈央、MFが左に10番山中惇希(後半12分⇒24番佐藤優斗)、右に22番奥山圭介(後半24分⇒34番高橋悠)、真ん中に4番玉城大志と17番盛嘉伊人(後半40分⇒16番根岸恵汰)、FWが左に7番與那覇航和(後半24分⇒20番木下翼)、右に13番堀井真海

となります。

スタメンは、前節と同じですね。

試合開始から、連動性やボールへの反応のところで、浦和が一つ抜けた戦いを見せるスタートとなります。細かいところでのパス回しでも、一見すると味方も欺いてしまうのではないかなという、トリッキーな落としやパス回しをするものの、味方がしっかり反応できている、ちょっとずれたようなところでも、それも含めて味方が反応しているという場面が多く見られ、この辺りは、以前よりも選手同士のコミュニケーションが練習の時からできるようになってきているのかなと感じる部分でもありました。

以前は、面白い狙いのパスがあっても、味方が反応できない、出しても受けても主張しない、コミュニケーション取らないのかなと言うこともあってブログでも書いたことが何度かあったと思います。よく話をするから味方の特徴もわかる。練習見学は最近していないので、どのような練習をしているのかはわかりませんが、特徴を生かしあうような練習もしているのだろうなと感じます。

もちろん、結果としては、1-1で終わりましたし、相手に持たれて攻められる場面もありましたので、チャンスの数で見たら似たようなものだと言われるかもしれませんが、言葉が乱暴であればすみませんが、個々の特徴を生かしながらもチームとしてのプレーで考えたときには、浦和がかなり優っていて、実力差を感じるような局面も多くあったと思います。

その中でも、序盤は、特に10番山中惇希の守備も含めてプレーのスケールが大きくかなり効いていたと思います。開始早々から突破してシュートまで持ち込みコーナーキックを獲得し、その流れから7番與那覇航和がゴールを決めあっという間に浦和が先制する流れの起点にもなっていました。

そして、17番盛嘉伊人が相手をいなしながら組み立て、狙える時にはシュートも狙うというプレーでチャンスを量産していました。特に、前半3分に見せたシュートは、雨のピッチを活かした低めの弾道でのシュートで相手キーパーがなんとかはじき出すことができたというくらい惜しいシュートになりました。

まあ、全体的に動きが良かったわけですが、その中でも目立っていたという感じですね。

また、前線での13番堀井真海のボールの受け方が良く、例えばロングボールで13番堀井真海にパスが出された時に、相手ディフェンダーも反応していて、プレッシャーはかけられている状態でも、上手く受けてマイボールにできるというプレーが多かったですね。

攻撃の回数として浦和が多い中でしたが、先ほども書きましたが、特徴を生かしあって攻撃を活性化させるプレーにはリスクも伴いますと言うことで、横パスが奪われたりした時や、連携でミスが出て奪われた時には、結構危険な場面が作られるというのは、ここ数試合見られる光景ではありますが、高めの位置で奪われた時の対応に関しても、これまで以上にカバーリングの意識が良く見られた印象がありました。

特に、相手がペナルティエリアまで侵入してくるようなプレーでおそらくですが2度ほど8番冨田蓮がギリギリのところで競りに行けたことで失点せずに済んだという場面があったと思います。

サイドに入ってから、やや守備の意識も高めなければならず、攻撃の特徴が出し切れていない印象もあった22番奥山圭介も、この試合では、攻撃に絡む形を多く作れていました。

・・・なんか、試合の流れに沿っていない文章になっていますね。

まあ、前半35分に私が見ていた位置からかなり見やすい位置での出来事だったのですが、あれでPKがとられるのかというプレーで相手にPKが与えられ、これを決められて1-1と同点にされます。

失点直後の6番清水楽人からのクロスに22番奥山圭介がヘッドで狙った場面など作るも前半は1-1で折り返します。

後半開始時のメンバー交代はなし。

後半3分に13番堀井真海が高い位置でインターセプトして惜しいシュートを放つ形を作り、4分には6番清水楽人も攻撃参加する形でシュートを放つもこれはキーパー正面。

後半8分には、7番與那覇航和がコーナーキックにつながる惜しいシュートを放ちます。

その直後にも22番奥山圭介からの浮き球のパスを10番山中惇希が惜しいヘディングシュート。

惜しい惜しいと書いていますが、今日の試合では、本当に、ちょっと跳ね返る角度が違えば、ゴールになっていても良いでしょと言うシュートが本当に多かったんですよ。

後半19分に、ここまで多少ミスがあっても守備陣の対応で跳ね返していたものの、やや大きなパスミスで一気に攻め込まれる場面があったものの、ここは相手のシュートミスに救われます。

後半20分には、交代で入った24番佐藤優斗から17番盛嘉伊人を経由し、抜け出した13番堀井真海にパスが通りシュートまで持ち込みます。

後半22分には、12番福島竜弥からのバックラインからの長いパスを13番堀井真海が前線で収めて攻撃参加する6番清水楽人に繋げて相手ゴールに迫ります。

後半26分には、交代で入った20番木下翼の鋭いドリブルでの仕掛けから右サイドを駆け上がる同じく交代で入った37番高橋悠にパスがやや長くなってしまったものの、交代で入った2選手で惜しい仕掛けをします。

後半29分には、20番木下翼がペナルティエリアまで持ち込んでシュートを放ちキーパーが弾いてそのままゴールに入ったかと思ったものの、これはサイドネット。

後半31分には、ペナルティエリアすぐ外のコーナーよりのところでフリーキックを獲得すると、17番盛嘉伊人からのクロスのこぼれ球を4番玉城大志がシュートも決まらず。

後半39分には、20番木下翼が放ったシュートがポストを叩くという惜しい形を作ります。

後半40分に34番工藤孝太と16番根岸恵汰が同時投入され、16番根岸恵汰が両サイドに上手くパスを捌いて行く形で数回チャンスを作るも結果的に最後までゴールを決めることができず、この間に相手にも2度ほど決定機を作られるものの、ここもなんとか失点を免れ、結果1-1で終了となりました。

最後の最後にペナルティエリア内で相手がハンドしたようにも見えたのですが、その直後に試合終了となりました。

やや、結果だけ見れば、判定に泣かされた部分もあると思いますが、これも良く書くことですが、判定に文句を言うのは、その試合に勝ってから言うのがかっこいいものですよという感じで、そうでなくても、この試合では、開始早々の得点以外にも、多くの決まっていてもおかしくない決定機があったことを考えると、勝ち切ってから、でもなんか判定もおかしかったよねと言う流れにできれば良かったなと思うところもあります。

それにしても、私個人的には、結構ニヤニヤしながら見てしまったところが多かったのですが、雨でスリッピーな状態でのピッチでの戦いで、なんか、パスの連携連動が、思った以上に向上していませんかという感想がありまして、確かに相手がセカンドに対する反応が遅いという局面も多かったのかもしれませんが、結果的に、この試合、崩し切っての決定機も多く作っていたんですよ。

サイドから仕掛けてクロスというチャンスの作り方も多くなりましたが、ペナルティエリアの中で受けてシュートまでと言う形も多く作れていましたから。

だから、本当に突き抜けるための我慢の時間というだけであって、まだ変な意味で調子に乗らないためにも与えられた試練がこの試合だったという考え方にしておいて、次から勢いに乗るというか。

珍しくJリーグで例に挙げると、浦和レッズユース出身の松尾佑介(仙台大学)が横浜FCに加入して、まだ大学生だけど既に出場できるとかで前節にベンチ入りした時の試合を見たのですが、その試合で、横浜FCが浮上のきかっけを掴むまであと一歩みたいな解説があったところで、松尾佑介も活躍して快勝したんですよね。それで、解説者が、抜け出したこの勝利で横浜FCは、一気に上位争いに浮上しそうですねみたいなこと言ってた(気がする)んですよね。

そしたら今節も、連勝してた(松尾佑介はなんと先発だった)という感じで、模索して、でも結果がすぐについてこなくて、でも我慢して続けていく。そして、浮上のきっかけとなる試合で爆発して、そこから、これまで入らなかった得点が入り勝負にも競り勝てるようになる。そんな流れを期待してしまいます。

私は、昨年の清水エスパルスユース戦アウェイを強く頭に刻んでいますからね。ゴールシーンまでしっかり頭に残っています。

浮上のきっかけにするには申し分ない場所と相手。

かなりかなり楽しみにしています。

ではでは。

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