高円宮杯プレミアリーグ2019/10/14 浦和レッズユースvs大宮アルディージャU-18 0-2敗戦・・・個性の出し惜しみに見えるのは、本当にもったいない

どうも、ブクメです☆

タイトルに入れた表現が適切かどうかは、人それぞれの立ち位置によって違ってくるかもしれませんが、おそらく、私以上に、ダービーを大切にする浦和サポーターの方から見たら、試合に臨む姿勢(いわゆる負けたくないという気持ちを体現する要素)というところでは、相手がかなり優った試合になったと感じられた試合でもありました。

実力がどうこうと言うこと以前のところですね。

もちろん、試合前とか、終わった後とかに入ってきた情報というものを加味すると、怪我人が多かったり(出場していても万全ではないという意味も含む)、出場停止の選手がいたり、更には、公式戦というところでは、先週も難しい試合を戦った大宮に対して浦和は、そもそも国体で1週間空く中で、Jユースカップも1回戦がシードになったことで、2週間公式戦を戦っていない中での試合。更には、この対戦では、分が良いことが多い大宮だったり、プレミアリーグ自体の順位でも、負けたら降格がかなり近づいてしまうという状況だったり、私が、この日1日だけでも、自然と入ってきた情報だけでも、加味されるべき(言い訳にできてしまうとも言う)要素は多かったですけどね。

そして、これも私が良く書くことですが、情報というのは、印象を左右するということで、昨日は、台風の影響なども考えて、もう下手したら何年振りかもわからないくらいに電車で埼玉スタジアムに足を運んだことで、車じゃないのでお酒が飲めると言うことで、試合後に付き合ってくれた方がいたので、試合前後に自分の思ったこと以外の他の方の話や情報というものも入ってきたので、もし、車で埼玉スタジアムに来て、試合が終わったらそのまま車で帰路につくという流れの、私の行動スタイルでよくある流れだったら、別の切り口でブログは書いていた可能性もあります。

ちなみに、試合後にイライラして、時間を置いた方が良いなと言うタイプで試合当日ではなく、翌日にブログを書いていると言うことでは特にありません。この辺も友達にも話をしていましたが、たぶん、この週末は、色々計画していたサッカー観戦の予定などが台風で吹き飛ばされてしまったので、そもそも、最も楽しみに足を運ぶユースの試合が観戦できたと言うことで、多少テンション自体が上がってしまっていて、観戦自体を楽しんでしまっていたところもあると思います。

ただ、試合後、ダービーを大切に考えるサポーターの方は、明らかに怒っていましたよ。

トップに上がるにしても、他のチームでプロになるとしても、何にしてもそうですが、そこを応援する人がいた時には、その背景と思いがあるということは、日々感じてプレーをしたほうが良いと思います。

その点では、この試合の前には、今日の試合では、声を出し、プレーの強度で鼓舞できるタイプの選手がスタートに入っていた方が良いだろうという声も聞こえたりはしていました。

実際に、試合の流れでも、「ミスを恐れずに戦え、相手もそういう戦いをしてくるぞ」という雰囲気づくりのところで、前半は、10番山中惇希が要所要所でプレーで見せているところはあったり、本人が意図してなのかはわからないものの、後半スタートから入った9番波田祥太が、前線でこのくらい厳しく行くべきだという(ファールになったけど)プレーなどメッセージ性のあるプレーをしていた選手がそこまで多くなかったようには感じられました。

ということで、最近は、前置きのまとめみたいのが長いですね、私w

でも、実際の試合で起こったことは、選手の方が見えていて、正解不正解をそこで見つけるよりも、応援していて見ている側が感じた素直なところを最初にまとめて書いてしまって、その後に試合の内容に触れるほうが良いかなと思ってと言うところもあります。

はい、ということで、試合の話に移りますね。

vs大宮アルディージャU-18戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人、右に8番冨田蓮、センターバックに34番工藤孝太(後半32分⇒16番根岸恵汰)と27番山田奈央、MFが左に22番奥山圭介(後半スタート⇒9番波田祥太)、右に10番山中惇希(後半32分⇒29番伊澤壮平)、真ん中に4番玉城大志と3番清水哲太、FWが左に20番木下翼(後半20分⇒15番松村大也)、右に19番成田安里(後半10分⇒17番盛嘉伊人)

となります。

がむしゃらさ的な要素としては、スタートから相手が上回っていたという話が多く聞こえたものの、実は、私としては、試合のスタートを見た限りでは、やっぱりちょっと良い時の大宮アルディージャU-18のイメージとしては違うなと感じるところもあり、浦和が圧力を強くかけてスタートで怖さを見せてしまえば、この試合は、いつもと違う浦和が主導権を握る流れに持って行けそうだなと感じて見ていました。

ただ、これを若いメンバーが多い構成になったからとか、試合勘のところで久しぶりのスタメンの選手が入ったからとか、そういう簡単な話で片付けたくないのですが、スタートから見た限りでは、付け入るスキが多かった相手に対して、何か浦和がついて行こうという駆け引きができていなかったように感じました。

パス回しも何か安全策が多く、逃げるプレーが多いというか、きれいなプレーをしたがる傾向にあるというか、そういう形になることで、フィードの精度も落ちるとか、良いスペースに選手が入っているなと言うところでもパスがそこに入らないとか。

もちろん、雨でスリッピーなピッチコンディションになっていたので、それも影響していたとは言っても、付け入るスキと、試合全体を左右する局面で逆に相手に付け入るスキを探させてしまったというか。これで、相手がプレッシャーのかけどころなどを見つけて、圧をかけてきたことから、試合が難しくなって行ってしまったように私は感じていました。

勝敗のところは、ある意味、数名の個でやられたなというのも、この試合だったわけで、前半13分にラインを高めにしている中で、オフサイドギリギリのパスに裏から抜け出されて、完全にキーパーと1対1にされてしまい失点で、0-1となり、前半38分の失点の場面も、浦和の試合でも相手の試合でも、だいぶ久しぶりに見た、ノールックパスで裏のスペースを通されて、決められてしまうという形で0-2と前半での2失点で試合を難しくされてしまい、それが最後まで響いたかなと思います。

実際、セットプレーのところでも、相手がファールで止めたり、ゴールに近づくプレーや、その圧力で、奪えるようなコーナーキックが前半はほとんど取れないという試合が多い戦いの中で、この試合も少し遠いものの、キック力と精度が高い3番清水哲太がいることで、チャンスに繋げらるような位置でのフリーキック(前半20分の少し距離はあったもののフリーキックのチャンスで27番山田奈央が惜しいヘッドを見せた場面など)は何度か取れていたものの、この試合もビハインドを背負って攻撃に圧力をかけ始めた前半終盤でようやく数本のコーナーキックを得られるような状況になっていたと思います。

前半の浦和の惜しかった場面としては、前半19分の20番木下翼から22番奥山圭介を経由して右の10番山中惇希に繋げ、ドリブルで仕掛け、相手の守備陣のタイミングを若干ずらすかたちで、シュートまで持ち込んだ場面(相手キーパーに弾かれる)や、前半24分のカウンターの場面での20番木下翼が持ち上がったプレー、更に、前半42分に3番清水哲太が思い切って狙ったシュート(相手ディフェンダーに跳ね返るもコーナーキックを獲得)や、前半終了間際の、ちょっと密集していたので細かいところは確認できなかったものの、22番奥山圭介が狙ったシュート(相手ディフェンダーに当たりコースが変わったか、味方に当たってかで、枠からは外れた場面)などありました。

前半終盤からは浦和の攻撃が増えていく中でしたが、0-2と2点を追いかける形で前半が終了し、後半に入っていきます。

ちなみに、前半は、かなりラフプレーでも笛が吹かれないという基準の中で、これもファールにならないんだというところも多かったりしたのですが、その基準を相手が上手く利用していたこともあり、その判定がブレていなかったので、その基準に合わせていけなかったことも若干作用したように感じられたところもありましたが。。

で、見ていた側とすると、その辺の判定基準も考えたプレーができるかもカギですよね~、みたいな話をしていたら、後半は、急に前半とっていなかったようなプレーですぐにファールになるとかもあり、なんだかなと感じたりはしてました。

後半スタートから、怪我明けで出られないかもと聞いていた9番波田祥太が入り、見ていた限りでは、問題なく激しいプレーを見せてくれており、相手ディフェンダーと対峙した時の圧力のかけかたも、メッセージ性があって良いなと言うイメージ。

既に2点リードしている状況と言うことで、大宮も戦い方を若干変えてくる中で、浦和も攻撃の圧力を強める形で仕掛ける回数が多くなる中で、相手に持たされているという声も聞こえてきたものの、実際、浦和が相手ゴールに迫る場面が後半は多くなります。

攻勢を強める中で、後半10分に、17番盛嘉伊人、そして、後半20分には、長期怪我で離脱していた15番松村大也が入り、この2選手が、絡む形でのチャンスでゴールに迫る場面も増えます。

また、前半同様に、10番山中惇希の仕掛けで、相手の一つ裏をかくようなドリブル突破からのチャンスも多く見られました。

前半は、仕掛けて奪われても、競って競り負けても、こぼれ球をマイボールにすれば良いという意識が、若干薄いように感じられセカンドボールも相手が奪うことが多かった流れでしたが、後半は、その次のボールも追いかけて奪ってという場面も多く見られました、これ重要ですよね。

チャンスとなった形をいくつか挙げると、後半9分に10番山中惇希の縦に行くと見せかけてからの横へのドリブルからの仕掛けでコーナーキックを奪った場面や、後半12分のバックラインからの27番山田奈央からの正確な鋭い左前線へのフィードを6番清水楽人がしっかりトラップしてからのクロスにわずかに合わなかったものの走りこんでいた17番盛嘉伊人へのパスまでの見事な流れ。更には、後半23分には、ゴールに背を向けたような形から、17番盛嘉伊人が思い切ってシュートを狙い、ゴール上に外れたものの、こういう相手の虚を突いたプレーなども見られるようになり、そのチャンスの中でも大きな決定機となったのが、後半24分の相手ゴール付近の密集した中でのプレーで高めに位置していた3番清水哲太にパスが入ると、相手ディフェンダーが寄せる中で引きつけながら、17番盛嘉伊人にパスがつながり、そこから迷わず、ゴールの左隅に鋭いシュートを放つも、ここは、相手キーパーがギリギリで弾かれた場面。この場面は、本当に決まっていてもおかしくないような崩し方もシュートのコースもほぼ完ぺきに近い形でした。

その直後にも、15番松村大也から、右サイドから攻撃参加した8番冨田蓮につなげ、クロスを上げると見せかけて、もう一つ深くまでドリブルで切り込んでのクロスの場面は、相手ディフェンダーにクリアされたものの、こういう守る側が一番読みにくいようなプレーを見せた場面、凄く良かったです。

相手の危険な攻撃はあまり多くなかった後半ですが、後半25分あたりに、決定機を2度ほど作られたものの、どちらもGK25番鈴木彩艶が見事な反応で跳ね返します。

その後、後半30分に4番玉城大志の思い切ったミドルシュートや、後半32分に投入された29番伊澤壮平が絡む形でのチャンスが何度かあり、試合終了間際には、8番冨田蓮から9番波田祥太、そこから、右の15番松村大也に繋げてクロスから最後は3番清水哲太がシュートを狙う形など、多くのチャンスは作ったものの、結果的に前半に奪われた2点が遠く、0-2で敗戦となりました。

すごく表面的に考えてどういう試合だったかと言うと、相手の方が気持ちで優っていて激しいプレーをされて、隙をつかれて2点を奪われて、後半流れを取り戻して攻め続けるも、2点のビハインド(相手にとっては、2点のリード)という状況を相手が上手くコントロールして耐えきった試合ということになりますかね。

そこに、冒頭に書いたような要素や私が考えたこと、他の方が考えたことを加えると、また違った景色にもなってきますよね。

私としては、特に試合終盤を考えたときに、もちろん2点を追っているので、攻撃にリスクをとるということをしていたからできたことにはなるかもしれませんが、その時間帯に、相手を欺くプレーを出せていた選手が何人かいたんですよね。今日の試合の雰囲気を読んで、このプレーを前半にいくつか織り交ぜていれば(結果的に、相手にそれをやられたとも言う)、試合は全く別のものになっていたかなとも思うんですよね。

さてさて、プレミアリーグということを考えると、今節の順位的に下が上を食うような波乱が多かったことで、上も下も大混戦に拍車がかかるような結果になったものの、残り3節のプレミアリーグの次節は、11月後半とまた1か月以上空くわけで、来週末からは、負けたら終わりのノックアウト方式のJユースカップに入りますので、切り替えましょうね。

プレミアリーグの次節に繋げるということであれば、Jユースカップで決勝まで行くことですね。それによって、公式戦を戦う流れそのままに、プレミアリーグの残り3節に入っていけますから。

最初に書いた、公式戦なしの2週間も今回の試合に影響したのであれば、その要素は、決勝まで勝ち進むことで自力でなくせます。

怪我の選手も気になりますし、チーム作りの中で、Jユースカップの期間がどのように使われていくのかも含めて、また来週からの戦いを楽しみにしています。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

↓解説動画追加しました。