ゆめ半島千葉国体 第65回国民体育大会 サッカー 少年男子 2010/09/27 埼玉県vs愛媛県 1-2敗戦・・・早すぎる敗退

市原スポレクパークAグラウンド市原スポレクパークAグラウンド

 

 

 

 

 どうも、浦和サポブクメです☆

千葉国体のサッカー少年男子の2回戦は嵐のような気候の中で行われました。試合会場の市原スポレクパークのピッチは写真のような水浸しの状況で、やや実力とは別のものも左右すると断言できるくらいの水溜りっぷりでした。

今日の対戦相手は愛媛県になります。愛媛FCユースが多数かと思いきやプログラムを見てみると、様々な高校から選抜されたチームだったんですね(今見ましたw)

この日のスタメンは以下の通り。*()にチーム名がない選手は浦和レッズユースの選手。

GKが1番川田修平(大宮アルディージャユース)、DFがセンターバックに3番寄特直人、4番西澤秀平、右サイドバックに2番新井純平、左サイドバックに5番菊池翔(大宮アルディージャユース)、MFがボランチに6番西袋裕太と7番野沢英之(FC東京U-18)、トップ下に8番小峯洋介、FWが右に13番金野僚太、左に11番中村駿介、真ん中に10番中山雄希(大宮アルディージャユース)

となります。

1回戦で退場した9番前田直輝(東京ヴェルディユース)に代わり13番金野僚太がスタメンで出場。形としては10番中山雄希のワントップで中盤前目に左から11番中村駿介、8番小峯洋介、13番金野僚太という並びに近いかと思います。

雨の降り始めならグラウンダーのボールにスピードがつくなど良くありますが、今日の場合は完全に雨でボールが止まるピッチになっていました。唯一、前半の11番中村駿介のプレーしていた左サイドあたりが比較的、雨の影響を受けていないように見えました。

とにかく、こういう試合は何が起こるかわからないため、リードを奪い追加点を奪ってしまえるかどうかが重要になるのですが、まずリードを奪うことに関しては開始数分で達成されます。ペナルティエリアの普通であればゴールキーパーに転がって楽々キャッチされてしまうような相手ディフェンダーとキーパーの間くらいの位置へ放り込まれたボールが、ピタりと止まり、そこを狙っていた13番金野僚太が飛び出してきたキーパーよりも先に触りピッチ状態を考えて少し浮かせたシュートがゴールに吸い込まれ、早い時間で1-0とリードを奪います。

まずは、悪コンディションを埼玉県が上手く生かして結果を出します。同様の形を狙い、13番金野僚太がゴール前のスペースに狙ってロングボールを入れて、そこに10番中山雄気が飛び込むという形で何度かチャンスを作ります。また、11番中村駿介も同様に左サイドから浮き球のパスで前線の10番中山雄気を狙います。ただ、この水溜り具合もパッと見で水溜りと分かる所でなくても止まったり、思ったよりもボールがしっかり転がる水溜り(?)もあったりで、水にはまって止まればそのままフリーで持ち込めるというシーンで思ったよりボールが転がったり、とにかくやっている選手はストレスがたまったと思います。

悪コンディションに左右されることは多々ありながらも、レベル自体は埼玉県がやはり上でポゼッションの時間は長かったと思います。

ボランチの6番西袋裕太が13番金野僚太へ縦へパスを入れてドリブルで仕掛けたり、インターセプトからシュートまで持っていくなど前半は13番金野僚太が多くチャンスに絡んでいた印象がありあます。数は多くないものの、左5番菊池翔、右2番新井純平の両サイドバックも前の試合同様にタイミング良くオーバーラップから攻撃参加してチャンスを作っていました。

愛媛県の攻撃の中で一度、埼玉県が先制したようなボールがピタリと止まって先に愛媛県の選手が追いつきキーパーと1対1という場面を作られましたが、ここは相手のグラウンダー気味のシュートが水溜りにハマって前に飛ばずに失点にはなりませんでした。

前半は1-0リードで折り返しましたが、やはりピッチコンディションを考えても、問題ないはずの対処がピッチのいたずらでいつ決定的なピンチに繋がるか分からないため、追加点を取らないと何が起こるかわからないという怖さを残しつつ後半に入って行きます。

後半に入り、愛媛県の攻撃も前半より勢いが増していきます。やや雑なロングシュートや放り込みに見えるもののピッチコンディションや降り続く雨を考えると効果的に見えると言えば見えます。

後半は、特に8番小峯洋介の積極的な前へ向かった攻めが愛媛県守備陣を脅かす場面が多くなります。自分でミドルシュートを放つ場面や、ポスト役として落として10番中山雄希がシュートを放つなど攻撃の形は出来ていますが、ゴールまでには至りません。

1枚目の写真が後半の埼玉県が守る側のゴール前の水溜り具合なのですが、想像以上にこの水溜りが邪魔になりゴール前のプレーが上手く行かないのは見ていてもどかしくもありました。

後半20分前後に11番中村駿介に代わり13番斎藤涼汰(FC東京U18)が入ります。

この後も時折危険なミドルシュートを愛媛県に打たれることはあるものの、ゴールキーパー1番川田修平が落ち着いてセーブしそれ以外は、守り難い状況ながら守備陣が落ち着いて対処し、6番西袋裕太や7番野沢英之などボランチの位置からも体を張って守り、大きなピンチは作られることはなかったものの、埼玉県の攻めも得点まで至らないために危険な1点リードという状況のままで試合が進んでいきます。

8番小峯洋介がペナルティエリア内でボールキープしてドリブルを仕掛け、倒されたようにも見えましたがPKはもらえず。

この後に、今度は10番中山雄気がペナルティエリア少し外で倒されFKのチャンスを6番西袋裕太が直接狙うと見せかけてふわりと浮かせるトリックプレーを見せるもゴールまでは繋がらず。

試合は終盤に入り、13番斎藤涼汰が2枚目の警告で退場となり、そのFKから愛媛県に同点ゴールを決められてしまいます。1点リードの状況の怖さが出てしまい、試合を振り出しに戻されてしまいます。

数的不利の状況ながらも、浦和が攻勢の時間が続き1回戦同様に延長戦まで入らずに逆転できそうな雰囲気もあったものの、試合終了間際にゴール前の混戦のこぼれ球を思いきりよく打たれたシュートが決まってしまい、ロスタイムで逆転を許してしまいます。残り数分で攻めるも結局試合はこのまま1-2で終了。

残念ながら2回戦で敗退となりました。

甲府で行われたU16トレセンの試合からこのチームを見させてもらっていますが、コーチの方含めて非常に良い雰囲気を作り出しているチームで、チームワークも良く、各ポジションに能力の高い選手をバランスよく揃えられているチームだったので、贔屓目無しにこの大会優勝してもおかしくないと思っていましたが、やはり勝負の世界は酷ですね。

埼玉県の放った思い切りの良いシュートは枠を捉えず、最後の最後で放たれた愛媛県のシュートが最高のコースに飛んでしまう。

良いチームなのですが、国体出場を決めた試合、1回戦と今回の2回戦と全て先制点を奪いながら追加点を取れないことで苦しい状況を作り出してしまい、この試合でも追加点が取れなかったことが今回は相手の逆転まで繋がってしまいました。重要な試合でしっかり2点目を取ることができなかったことが結果的には敗因なのかもしれません。

良かった部分や悪かった部分を含め、とにかく結果を受け止めて次の舞台を目指して頑張ってください!

ブクメ自身は、このトレセンの存在自体は知っていたものの細かい仕組みを全く知らない所から今年見させてもらい、普段負けたくない相手として考えているチームのユースチーム所属の選手がいたりで最初は違和感が凄かったですが、一つのチームとして応援していくうちに個々の選手に対しては結構愛着を持ってしまいました。だから、vs浦和レッズユースの時には敵扱いしまくりますが、他でプレーを目にする機会があれば純粋に応援していこうと思います。

サポーター側としても、なかなか経験できない貴重な時間を過ごさせてもらいました。ありがとうございました!

トレセンリーグ自体はまだ2試合残っていますから、その2試合で埼玉県の今回のチームのポテンシャルの高さを存分に見せつけてくださいね!

お疲れ様でした。

ではでは!