高円宮杯プレミアリーグ2012/07/01 第7節 浦和レッズユースvs東京ヴェルディユース 1-5敗戦・・・課題が露呈してしまった試合

埼玉スタジアム2002第2グラウンド2012年7月1日

どうも、浦和サポブクメです☆

今月末から行われるクラブユース選手権の関東予選でしばらく中断していたプレミアリーグが、今日から再開。ここから、3試合消化してから再び中断期間に入り、クラブユース選手権に臨むことになります。

クラブユース選手権の関東予選では、優勝を果たした浦和レッズユースですが、プレミアリーグでは苦戦が続いており、中断期間でのプラスに作用した部分を上手く活かしながら、ここからの3戦で結果も残しながら全国の戦いへ臨む。結果も重要ですが、全国大会に臨むために、課題をはっきりさせることも必要な大事な時期になります。

最初に結果は書いているのでご存知のように、1-5の大敗で終わったこの試合。正直、ブクメ自身も終わった後に頭の中がモヤモヤモヤモヤした状況で、試合後に今日出場しなかった(出場時間が少なかった)メンバーの第4グラウンドでの練習や紅白戦を眺めながら、浦和サポーターの方と話しつつ、家に戻って、とりあえず転がってボーっとしてから、ピリッとするものを食べようと辛目の食事をして(かなりどうでも良いことですがw)、頭を落ち着けてからブログを書いております。

最初に書いておきますが、私は今日の試合を、プレミアリーグで首位の東京ヴェルディユースが相手だから仕方ないよねで済ませて良い試合だとは全く考えておりませんし、東京ヴェルディユースとやるときは、相性的にこうなることも多いよね、で済ませて良いとも思いません。更に、先週は勝っているから、これでイーブンだと簡単に切り替えて良いとも思いません。

ここから、前進していくためにも、今日の試合は、大事に考えて分析してチーム作りを根本から見つめなおしてほしいと思います。逆に言えば、課題が凝縮されている試合とも言えると思うのです。

それでは、試合の話に移ります。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが18番番関口亮助、DFが左に20番広瀬陸斗、右に2番新井純平、真ん中に3番寄特直人と6番西袋裕太、MFがボランチに19番須藤岳晟、トップ下が10番中村駿介と16番岸伯富実、FWが左に32番小川紘生、右に8番繁田秀斗、真ん中に14番関根貴大

となります。

先週敗れたこともあり、モチベーションが特に高くなる相手が勢いよく攻めてくると思われましたが、比較的慎重に入ってきたと思います。

対する浦和ですが、これはこちらで感じたことですが、スムーズに入ったようにも見えますが、なぜか先週対戦した時のような激しさや球際の厳しさが足りないような印象でしたが、それでも早速5分に裏へのパスに抜け出した32番小川紘生がキーパーに弾かれたものの、枠を捉えた強烈なシュートを放ったり、19番須藤岳晟も攻める姿勢強く、10番中村駿介とワンツーで左前線へ駆け上がっていく場面も見られたり、10番中村駿介の枠を捉えるシュートもあったりと、攻撃で主導権を握ろうという姿勢が見られました。

しかしながら、相手がうまく組み立ててきたこともありますが、やはり先週と比べてプレスを簡単にいなされてしまったり、守備の際の戻りが遅かったりで、守備を意識して上がりを抑えて守備のバランスを保てていた2番新井純平の右サイドを使われることはほとんどなく、来てもうまく対処できていたものの上がりの多い左サイドの部分を使われてしまい、攻められる回数が相当多くなっていました。

そんな中で、6分に裏から抜け出した東京ヴェルディユースの高木大輔に決してきれいなゴールではないものの、対処にもたついたところを押し込まれてしまい失点。

0-1となります。

先制される苦しい展開にはなりますが、9分に16番岸伯富実からの縦パスに10番中村駿介がうまく抜け出してゴールを決め、早いタイミングで同点に追いつくことに成功します。

ここから一気に逆転まで持っていきたい浦和でしたが、13分に接触プレーで14番関根貴大が負傷し、早い時間での交代を余儀なくされ、11番大野将平と交代。

予想外の交代で、しばらく前線のところでボールが収まらず、攻撃のリズムが作れない中で16番岸伯富実がタイミングよくインターセプトで攻撃に転じたり、守備に集中していた2番新井純平が、ここぞとばかりにオーバーラップして攻撃参加した26分の場面も10番中村駿介がシュートを打つという形までは行ったものの追加点は奪えず。

ただ、攻撃で仕掛ける場面よりも、中途半端に奪われて一気に仕掛けられるという場面も目立ち、18番関口亮助の好セーブでなんとか失点を免れたという場面も何回かありました。

6番西袋裕太のロングフィードに20番広瀬陸斗が反応しての仕掛けや、20番広瀬陸斗が前線で粘ってフリーキックのチャンスを得るなど攻撃部分で20番広瀬陸斗が絡む部分は多いものの、この試合では、攻撃意識の高さが裏目に出て、そのスペースを狙われるケースが多く、やや中盤でのプレスが甘いせいで、ミスなく鋭く精度高くサイドを通されることは多いものの、前半は、相手のクロスの精度も決して高いとは言えず、これ以上の失点はなく、また、浦和も一度20番広瀬陸斗からのパスを受けた10番中村駿介が数人のディフェンダーに囲まれながらもうまく抜け出して、ペナルティエリアの深くまで侵入し、マイナスのパスで誰かが押し込めればという形は作るものの、ここでも決めきれず。

前半は、1-1で折り返します。

後半に入ると、より相手のパス回しや的確に、浦和の狙われどころとなる浦和の左サイドの空いたスペースを狙われて攻められるなど守備陣が苦しめられるような展開になっていく中で、浦和も11番大野将平にボールが収まるようになってくるものの、攻撃のパターンが少なく、32番小川紘生は守備に運動量を使わされる悪循環な展開になり、10番中村駿介が個人技での突破に任せるような形が増えるものの、さすがにここは相手も対処してきて、3人くらいで囲まれて奪われるケースが増えます。当然と言えば当然ですね。

2度3度、11番大野将平がうまい落としを見せて10番中村駿介が抜け出すという惜しい場面は作れていましたが、やはり全体的には守勢に回る感じになってしまっていました。

そんな中で、17分に狙われていた左サイドを使われ、相手の10番中島翔哉に決められ1-2。

更に23分に再び高木大輔に決められて1-3(この直後にも、突破されて決定的な形を作られるものの、ここは外してくれてなんとか高木大輔のハットトリックは免れましたが・・・。)

後手後手になる中で、35分にようやく浦和は、2枚の交代枠を使います。

8番繁田秀斗、16番岸伯富実に代えて17番立野峻平、33番斎藤翔太が入ります。

しかしながら、交代にどういう意図を持たせたのか、どういう動きが求められるのかが今ひとつわからず、例えば、33番斎藤翔太を入れたのならば、当然彼の長所の一つでもある、滞空時間の長いヘディングなどを生かしてセットプレーの時には得点を狙う役目をさせるべきだと思うのですが、そういう指示もある様子もなく、セットプレーでもカウンターに備える要因とされるし、おそらく自らの判断で前線に張る動きを見せた6番西袋裕太をシンプルに使おうという動きもあまり見られず、17番立野峻平もリズムを失ったチームの流れに飲まれてしまっていたようにも思います。

そして、後半終了間際、アディショナルタイムにそれぞれ追加点を挙げられて、結果的に1-5の敗戦となりました。

確かに、東京ヴェルディユースの選手たちの、危険なプレーや反則ギリギリのプレーを上手くやるという部分に関しては賛否両論あるでしょうし、14番関根貴大の負傷は、その行き過ぎのプレーから起こったものであることは、見過ごしてはいけないと思います。私は、そういう方針自体は好きではありませんが、表裏一体の微妙なところでの闘争心のようなものは好きなんですね。凄く、難しい部分です。

ただ、今日の試合に関しては、敗戦の理由を悪い意味での、そういうプレーに結び付けることをしてしまうと、浦和レッズユースの今後にとっても良くないと思っています。反面教師にすれば良いだけのことです。

もう、散々書いてきたので、正直同じことを繰り返し書きたくないです。チームの作り方、それで良いと思いますか?土台作りを無視した結果が今を生んでいるのではないですか?安定感のない土台の上に立つ選手が、彼らの持つ力を最大限に発揮できると思いますか?その土台の上で鍛えられるメンタルってなんですか?

今いる浦和レッズユースのメンバーの能力は、1人2人のメンバーによって結果が大きく左右されるような低い次元でのチーム力にはなりえないはずです。

今日の対戦相手のようなレベルのチームと常に対等以上に戦える土台のあるチームになることを期待しています!

ではでは~。

埼玉スタジアム2002第2グラウンド2012年7月1日
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おまけの写真。