日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会2012/07/27 1次ラウンド 浦和レッズユース vs 京都サンガFC U18 0-1敗戦・・・変更後の攻撃に活路あり

藤岡総合運動公園陸上競技場2012年7月27日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

前橋滞在先のホテルのロビーでブログを書いているのですが、画像のアップがうまくいかないため、殺風景ですが文字だけでとりあえずは、進めさせていただきます。

ということで、やってきました、ユースで最も重要視される夏の高い、クラブユース選手権。関東第1代表としてこの大会に臨む浦和レッズユースの戦いをしっかり見届けさせていただければと思います。

今年のチームの作り方とか、もろもろ、いろいろ考えることはありますが、そういうものはいったん置いて、この大会は思い切って戦ってほしい。応援する側としても、そこに集中したいと考えています。

昨年と比べて大会のレギュレーションが少し変更となり、グループステージは、3日間通しで行われ、これまでは2位以内までが決勝トーナメントだったものが、3位の上位4チームまで突破できるという感じで、多少のスタートでのつまずきは取り返しが利くといえるでしょう。

浦和の初戦の相手は京都サンガFC U-18となります。場所は、藤岡総合運動公園陸上競技場となります。初めて来たグラウンドですが、見る側としては木陰が多く比較的観戦しやすいグラウンドともいえるかもしれません(とはいえ暑いですし、プレーしている選手の過酷な環境はまったく変わらないですけどねw)

さて、試合に移ります。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが18番番関口亮助、DFが左に12番小坂慎太朗、右に2番新井純平、真ん中に3番寄特直人と6番西袋裕太、MFが左から24番小川紘生、8番繁田秀斗、16番岸伯富実、20番広瀬陸斗、FWが14番関根貴大と10番中村駿介

となります。

先週のプレミアリーグの旭川実業高校戦と同様のメンバー、フォーメーションも4-4-2でスタートとなりました。

あまり、対戦する機会の多い相手ではないですが、例えばこの代の3年生にとっては、ジュニアユースの3年生の時の高円宮杯で苦汁をなめた相手であったり、昨年のメンバーはまだ絡んでいませんが、昨年のジュニアユースの高円宮杯で敗退に追い込まれた相手もまた京都だったりします。

細かい因縁よりも、しっかり3日間の戦いで上へ勝ち進める戦い方を組み立ててくれればよいと思いますので、もちろん勝てるに越したことはありませんが、敗れるにしても第2戦、第3戦へとつながっていく戦いを見せてほしい第1戦です。

試合の序盤、まずは右サイドから14番関根貴大が攻め上がり、クロスから24番小川紘生がシュートを打つ場面や、6番西袋裕太のロングフィードから、オーバーラップする2番新井純平に繋げて仕掛けるなど、攻撃の部分で何度か惜しい形を最初から作ることはできたものの、やはり、前節同様このシステムに慣れていないせいもあるのか、前線に多くの人数が残ってしまい、中盤が空いてしまったり、中盤の2人が下がりすぎてしまったり、やや連携面でうまくいかない部分も見受けられました。

浦和を研究してきたのかどうだかはわかりませんが、京都は思った以上に、中盤を省略して放り込んでくる攻め方をしてきて、前線の選手が鋭く攻めてくるイメージがありました。

この攻めに浦和は結構苦しめられる印象がありました。

それでも、守備陣も6番西袋裕太を中心に、バランスよく守っていたものの、サイドから攻められた時に、決定的な場面を作られることも、けっこうありました(クロスバーに救われた場面が一回、ポストに救われた場面が一回。)

流れの部分では、失点はなかったものの、11分にコーナーキックから決められてしまいます。

これで、0-1となります。

浦和の攻めは、どうも前線の2枚と中盤のサイドの2枚が高い位置で待ちすぎて、先ほど書いたように中盤の真ん中の2人が下がり目に位置し、相手の攻撃もディフェンスラインは基本的に攻撃に参加してこずに4枚のラインでしっかり守る態勢になっているところに突っかけていくため、そこでうまく抜けた時にはチャンスになるものの、実際は、中盤と前線の距離が遠かったり、密集地帯にボールを出して仕掛ける形になってしまっていたので、実際攻撃が効果的だったとは言えないでしょう。

15分くらいから、20番広瀬陸斗がサイドサイドばかりではなく、中央のスペースに流れてきて受けて斜めに走るなど、選手間で工夫が少しずつみられる中で、何度かのディフェンスラインの1枚を引っ張り出して、攻撃をしかける12番小坂慎太朗から10番中村駿介へ繋げての仕掛け、14番関根貴大から10番中村駿介へのパスで通れば大きなチャンスにつながるようなパスの狙いなども見られました。

ただ、やはりこのフォーメーションでの動きはぎこちないものに見え、おそらく選手もそう思っていたのか、30分くらいから、前線を3トップにして左に14番関根貴大、真ん中に20番広瀬陸斗、右に24番小川紘生、そして、1.5列目くらいに10番中村駿介が入るフォーメーションに変更。 また、16番岸伯富実と8番繁田秀斗がともに下がりすぎてしまうことが多かった部分も8番繁田秀斗が少し前目に出ることで、攻撃部分が機能するようになります。ある意味、これまで慣れた形に戻したとは言えますが、このフォーメーションに戻ってようやく相手の守備陣をあわてさせるような仕掛けが出てきたと思います。

中盤低めの16番岸伯富実から左に開いた20番広瀬陸斗へつなげ、10番中村駿介にテンポよく繋げて仕掛けたり、2番新井純平のオーバーラップからファーへのクロスをペナルティエリアやや左側で受けた14番関根貴大が、真ん中に走りこむ20番広瀬陸斗に繋げた場面からシュートを放った場面は、かなり惜しかったです。

間違えなく、この時間帯の攻撃は相手を脅かしていました。ただ、相手の守備意識の高さと、キーパーの反応の良さで、同点にまで追いつくことができないまま前半は0-1で終了します。

前半終盤のフォーメーションのまま後半もスタートし、明らかに浦和の攻撃に迫力が増し、前半はシュートまでいく場面が非常に少なかったものの、後半は、浦和の攻撃の時間を多く作ることに成功していました。

まず、10番中村駿介から左サイドをオーバーラップする12番小坂慎太朗にパスを通し、再び10番中村駿介が受け、ちょうど良い距離感に8番繁田秀斗が走ったところへパスが通り、シュートを狙うもキーパーに弾かれ得点ならず。

続いて、右サイドバックの2番新井純平のオーバーラップから、クロスに20番広瀬陸斗が反応して持ち込むも、これも得点までは至らず。14番関根貴大から10番中村駿介、持ち込んでシュートを放つもディフェンダーに当たり、コーナーキックのチャンス。コーナーキックのチャンスは、うまく合わず。

その後、得たフリーキックのチャンスで、10番中村駿介からのボールを6番西袋裕太がヘッドで狙うも枠をとらえず。

中盤で良い読みでインターセプトに成功した8番繁田秀斗から10番中村駿介、縦へ抜け出す32番小川紘生に通すも決められず。

後半は奪われてカウンターで攻められた時は結構危ない場面は作られていたものの、全体的に浦和ペースで進めていけたと思います。

20分前後には、コーナーキックを3連続で得たものの、これを得点には繋げられず。25分の16番岸伯富実から、うまくディフェンスラインをかいくぐってオフサイドぎりぎりくらいで飛び出したと思われた14番関根貴大の抜け出しは、オフサイドと判定されてしまいました。

35分に14番関根貴大に代わり11番大野将平を投入し、なんとか同点に追いつこうとするものの、結局得点は奪えず、初戦は0-1の敗戦となりました。

どういう意図で4-4-2に代えたのかはプレミアリーグの旭川遠征の時からよくわからなかった流れで今日も、逆に出場している選手の良さが消える前半の流れから、4-3-3に戻してからは、どうも、攻撃がうまくいかなく反撃を受けるときに中盤がぽっかり空いてしまうことはあるものの、それを差し引いても、このやり方の方が可能性を感じましたし、活路を見いだせるのではないかと感じた試合でした。

セットプレーに関しても、狙いがわからなく無駄にチャンスを不意にしてカウンターを受けることが多かったものの、途中から、その時によってキッカーを変えたり、高めのボールや低めのボールを使い分けるなど少しずつ工夫を加えるようになったことで、セットプレーからのチャンスの可能性も見ていて増したように思います。

冷静に試合を見ていれば、今日の相手の京都サンガFC U-18は強かったと思いますし、特に守備のところがどっしりしていて、キーパーの反応がかなり良いため、おそらく対戦相手が違うチームであったら、浦和も2,3点取れていてもおかしくなかったと思います。

ここまでのチームの作り方を考えて、今日の戦い方を見ていて、6番西袋裕太の守備の安定感を考えても、6番西袋裕太と3番寄特直人の負担は多くなってしまうかもしれませんが、そこは、16番岸伯富実にバランスを取ってもらって、8番繁田秀斗には中盤にあけてしまうスペースをしっかりケアして、今日何度も見せた、中盤からのインターセプト(ファールになったこともやや多かったようなのでその辺は注意が必要ですが)で、なんとかして、攻撃は今日のような形で自信を持ってやっていくしかないと思います。

3日間連続で試合がある割には、疲労面を考慮したような交代や、当てどころにもなれて裏も狙える21番進昂平を投入すればもっと攻撃がスムーズに回るかと思われたものの、その辺は、どういう理由があるのかわかりませんが、なかったんですよね。

敗れたのは残念でしたが、0-1の敗戦ならそこまで大きなダメージではありませんし、1次ラウンドを計算する上では、残り2試合をしっかり勝利できれば問題ないと思います。

光明が見える形があるなら、今更いろいろやるのではなく、その形でガッツリ自信を持ってぶつかっていけば良いと思います。

明日、勝ちましょう!

ではでは。

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おまけの写真。

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  1. 空耳であって欲しいですが、気になったのが帰る時に選手が『京都、そんなに強くなかったな…』と聞こえきがしました。
    強くないと思ってる相手に負けたチームはもっと弱いです。本当にそう思ってるなら、考え方を改めて欲しいと思いました。

  2. コメントありがとうございます!
    正直、私が直接聞いたわけではないのでなんとも言えません。
    すみません。

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