日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会2012/07/28 1次ラウンド 浦和レッズユース vs ガイナーレ鳥取U18 4-0勝利・・・層の厚さを見せての勝利!

藤岡総合運動公園陸上競技場2012年7月28日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

クラブユース選手権2日目。今年のこの大会のレギュレーションは、3位の4位まで決勝トーナメントに進める比較的1次ラウンドで最後まで可能性を残して戦える分、1次ラウンド自体を3日間連続で行うという過酷な日程になっています。

ただ強い、弱いだけではなく、疲労や怪我など含めて、全メンバーで戦い抜いていくイメージが必要となる大会ですね、ただでさえ、ものすごい暑さの中での試合ですからね。

さて、浦和レッズユースですが、昨日の第1戦を0-1と敗戦した流れ。実質的にこのグループでは力の差のある今日の相手であるガイナーレ鳥取U18との対戦では、少なくとも昨日の鹿島アントラーズvsガイナーレ鳥取戦での3-0という結果を踏まえると、4点差以上で勝っておきたい試合。

今日は昨日に比べると幾分すずし・・・いと言いたいところでしたが、変わらずかなりの蒸し暑さの中での試合となりました。

この試合の浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが18番番関口亮助、DFが左に12番小坂慎太朗、右に2番新井純平、真ん中に3番寄特直人と6番西袋裕太、MFがボランチに19番須藤岳晟、トップ下に10番中村駿介と16番岸伯富実。FWが左に14番関根貴大、右に8番繁田秀斗、真ん中に20番広瀬陸斗

となります。

昨日のガイナーレ鳥取の試合を前半いっぱいくらいまで見ていたのですが、前線で動き回る選手がいて、少し危ないかな~という感じで、あとは、比較的守る試合に慣れているチームという印象がありました。

大方は、その時のイメージどおりでしたが、この試合では、浦和が主導権を握って相手を押し込む場面は多いものの、結果的に得点までいかないという相手にとっては、「意外とやれるかも」と思ってしまうような展開でスタートしてしまったことで、余計に際のところでの集中力を相手に与えてしまって、苦しむ部分もありました。

昨日の試合の途中から、フォーメーションをここ最近試していたらしい4-4-2から、4-3-3(4-2-3-1)に戻しており、この試合を見ていても、やはりこちらの方がスムーズに攻撃が展開できることが多いと思います。

浦和の攻撃の形をいくつか挙げると、まず、右サイドバックの新井純平が、右前線のスペースへ縦パスをだし、そこに20番広瀬陸斗が走りこんで受け、クロスが14番関根貴大にわたり、シュートまで行った形や、2番新井純平自身が攻撃参加していく場面も序盤から見られました。

また、この試合では、昨日空きがちだった中盤のスペースを19番須藤岳晟がうまく埋める動きや、逆にそのスペースを狙ってくる相手選手の攻撃を摘む動きを多く行ってくれていたことで、その部分の問題もうまく回避できるようになっていました。

8分に1度、さらに10分には、19番須藤岳晟のインターセプトから、2番新井純平のオーバーラップする右前線へパスを通してクロスに20番広瀬陸斗が合わせるという形も作っていました。

20番広瀬陸斗のポストプレーから10番中村駿介が仕掛けていく場面などありつつ、攻め続けながらも決めきれないやや危険な流れの中で15分にようやく浦和が先制点を奪います。

8番繁田秀斗が縦のディフェンダーの裏のスペースへ浮き球でパスを出すと、そこに20番広瀬陸斗が抜け出してキーパーと1対1の状況を作り出し、落ち着いてシュートを決めてくれました。1-0。

先制点後しばらくは、今度は左サイドバックの12番小坂慎太朗の攻撃参加からのチャンスの回数が増え、また、8番繁田秀斗がキーパーと2番新井純平が走るちょうど、どちらが先に触れるかくらいのきわどいところにパスを出して、やや交錯気味になるものの、あと一歩でゴールという形も作りつつ、相手キーパーのゴールキックを6番西袋裕太が強烈なヘッドで一気に前線の20番広瀬陸斗に繋げるという、珍しいカウンターの形があったり、14番関根貴大、16番岸伯富実、10番中村駿介とテンポよくパスがわたり、うまくスペースに抜け出した8番繁田秀斗にパスが通って攻める場面もありましたが、ゴールには至らず、前半は1-0の最小リードの状態で終了します。

後半スタートから、14番関根貴大と16番岸伯富実に代えて21番進昂平と23番條洋介の2人が同時に投入されます。

先日のリザーブリーグでも、良い連携を見せていた2人の同時投入が、浦和の攻撃を活性化させます。

後半開始早々から、23番條洋介の中盤での鋭い動きとパスの選択肢が相手の守備を混乱させる場面が多くなり、21番進昂平も動きながら裏を何度も狙います。

そして、迎えた3分に23番條洋介がペナルティエリア右側からドリブルで侵入し、深くまで切り込んでディフェンダーを交わしてマイナスのクロスを入れると、そこに21番進昂平が合わせてゴール。

これで、2-0となります。

その直後も、今度は左サイドで23番條洋介がドリブルで抜け出して、上げたクロスに21番進昂平がヘッドで合わせます。これはゴールになりませんでしたが、前半よりかなりゴールに近いプレーが増えたのは確かです。

そして、迎えた5分に、右サイドバックの2番新井純平が攻撃参加し、クロスを上げずにディフェンダーを抜き去り、やや角度はないもののキーパーと1対1という場面を作り出し、左を狙うように見せつつ狭いキーパーの右のスペースを狙い澄ましてゴールを決めて3-0とします。思えば、最近はクロスを上げることが多く、自ら仕掛けてゴールまで狙うという場面が減っていたように感じていた2番新井純平が、仕掛けてくることもあると相手に知らしめるようなプレーでゴールを決めました。少し話はずれますが、昨年のプレミアリーグでも、難しい場面で2番新井純平が時折こういうプレーを混ぜることで、相手守備陣を混乱させて、ゴールにつながったということは何度もあったのを思い出しました。

この得点の後、6番西袋裕太が足を痛めて4番西澤秀平と交代します。

6番西袋裕太の怪我は軽いもので明日の試合はたぶん大丈夫なようです。交代した4番西澤秀平も安定しあ守備を見せてくれ、結果的に層の厚さと、6番西袋裕太にとっては、明日の試合に向けての休息をとることもできたということで、チームによっては良い方向に進む流れとも言えますね。

さて、攻撃の手を緩めない浦和は、12番小坂慎太朗の攻撃参加から、パスを受けた8番繁田秀斗が決めて、4-0。

その後も、20番広瀬陸斗から23番條洋介にパスがつながり、そのままドリブルで持ち込んで放ったシュートがクロスバーを叩いたり、裏へのパスにうまく抜け出してキーパーと1対1になるかという動きを見せた21番進昂平の飛び出しはオフサイドになったものの、決定的なチャンスが続き、さらに10番中村駿介に代えて11番大野将平を投入して、攻撃をしかけるも、5点目は奪うことはできなかったものの、結果4-0快勝となりました。

終了間際の12番小坂慎太朗のクロスに21番進昂平が足先でコースを変えてゴールを狙ったシュートはかなり惜しかったと思います。

力の落ちる相手だから、このくらいの勝利は当たり前と言ってしまうのは簡単ですが、今日の全体の流れを見た限りでは、試合ごとにチームの勢いが増していき、明日はさらによくなるだろうという要素が多く見えた試合でしたし、結果的に、数名の選手を明日の試合のために、早めに下げて休息されることもできたし、代わって出場した選手がかなりクオリティの高いプレーを見せたことなど考えると、かなり明日の試合に向けてプラスの要素が多いですし、例えば、昨年の同大会でジュビロ磐田相手に確か5-0くらいで楽に勝ててしまった試合の後に大敗してしまったということを考えても、気を抜いてしまえるほどの状況ではない緊張感を保つことができる展開結果であることも結果的にはプラスに働いていると思います。

ちなみに、この試合の後に行われた京都サンガFCと鹿島アントラーズの試合は、1点ビハインドで終盤まで来ていた明日の対戦相手である鹿島アントラーズが土壇場で2点取って逆転で勝利するという結果になったことで、浦和にとっては今日の結果で鹿島アントラーズが負けていれば、明日は引き分けでも2位以内という、(下衆な?)計算もできたかもしれませんが、逆にそういう状況よりも、引き分けだと危険で勝たなければならない。勝ち方によっては1位通過の可能性も残るというこの流れは、考えようによっては良いかもしれませんね。

得失点差を考えれば、+4の鹿島と+3の浦和で、浦和が勝てば、もう一方の試合は気にせずに浦和が鹿島より上の2位以内を自力で手中にでき、状況によっては1位通過もありえるとなるわけですから、わかりやすいです。

3位になったらの計算は、きちんとしてはいませんが、全体的に引き分けの試合が多いようなので、逆に考えると勝ち点3では3位の上位4チームに入れない可能性も十分ありますと考えておいた方が良いと思います。

京都サンガFCと鹿島アントラーズの試合を見ていましたが、鹿島の戦い方は基本的に、プレミアでやった時と同じです。ですから、最低限必ずやるべきことをやり、今日の試合での高要素を試合の中でしっかり出すことができれば、勝利することはできます。

総力戦で明日の試合勝ちに行きましょう!

ではでは!

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