どうも、浦和サポブクメです☆
埼玉県内の大会などで木曜日の夕方などに試合が行われることは、よくあるものの、今回のような群馬県まで移動して試合というのは、なかなかレアなものです。聞いた話では、今日の試合の前に某学校行事でマラソン大会でひとっ走りしてから参加している選手などもいたり、本来は来られない理由があったものの、配慮で予定を切り上げてやや遠目のところから合流した選手もいるとか、結構色々な状況下での試合となりました。
ということで、10月28日に予定されていたザスパ草津U18との試合が濃霧で延期となり、その試合が本日行われました。
場所は、サンデンフットボールパークというところで、伊勢崎駅の近くと前回の草津と比べると、比較的行きやすい会場ですね。
きれいな人工芝のグラウンドでしたが、見る側とすると暗くなってからの試合で照明の関係で少し状況が確認しにくい環境でもありました。
先週末に行われた山形vs草津の試合が引き分けたため、浦和レッズユースとすれば、この試合で引き分け以上で終えることができれば、最終戦を待たずにとりあえずはグループステージを突破することはできるという状況。
ただ、実力差はある相手なので、しっかり勝っておきたい相手でもありました。
では、試合の話に移ります。
浦和レッズユースのスタメンは以下、
GKが1番吉野雅大、DFが左に5番佐藤大介、右に27番細田真也、真ん中に6番西袋裕太と29番茂木力也、MFがボランチに3番寄特直人と8番繁田秀斗、トップ下に10番中村駿介、FWが左に14番関根貴大、右に20番広瀬陸斗、真ん中に21番進昂平
となります。
Jユースカップの初戦のモンテディオ山形ユース戦同様の前線に、後ろ目のポジションは先日の立正大学との練習試合のパフォーマンスなどを加味してのスタメン構成と言った感じでした。
力の差のある相手と考えた場合には、今後の公式戦のために試しておきたい選手などをうまく配置したとも言えますが、なかなか思惑通りには行かないスタートとなりました。
基本的には、相手の戦い方は浦和をリスペクトしてくれている守備的な形。ただ、山形と比べると、カウンターの際に大きめの選手に長いボールでというよりは、前線のスピードがある選手で一気に仕掛けたいというような狙いが見えました。
守備のところは、中をかなりしっかりと閉めてくるのは山形戦同様です。また、今日に関してはサイド攻撃に対しても早めに2人くらいで詰めてくるため、ここからの突破も苦戦した印象があります。
6番西袋裕太や3番寄特直人が両サイド前線に大きく展開しようという意図が見られた序盤、サイドから崩そうという試みは見られるものの、工夫という意味ではやや足りず、基本的にパスで組み立てて崩そうというプレーで、危険なところまで持ち込む前に引っかかってしまうという、いわゆる相手の狙いにはまってしまっているところがあり、この試合でスタメンに入った左サイドバックの5番佐藤大介や右サイドバックの27番細田真也が仕掛けようとする狙いは多くみられたものの、うまく相手に対応されてしまっている印象で、逆に、カウンターでサイドを狙われた時には、ひやりとする場面も多くはないもののある状況。
サイドからの崩しの形で最初に浦和が作った惜しい形としては、6番西袋裕太から右前線に上がる27番細田真也に通してクロスに21番進昂平が合わせようとした場面。
試合開始早々に5番佐藤大介が思い切りよく上がっていきクロスを上げた場面もありましたが、やや強めに吹いていた風が影響していたかもしれませんが、こういった高めのクロスになった時に思うように狙ったところに出せていないような印象もありました。
15分には、6番西袋裕太のミドルシュート。
また序盤のプレーの中では、20番広瀬陸斗が相手のボール保持がもたついたところをうまく狙って奪って攻撃に転じるという場面も多くみられ、ここはよかったと思いますが、奪ってから崩すまでの動きには苦戦していた印象です。
いわゆるポゼッションンの時間は長いものの、決定的な攻めができないという展開に陥ってしまう中で、恐れていたことが22分に起こってしまいます。
カウンター一発で失点。
0-1とビハインドを負った中で、相手は更にやることが明確になったことで、失点後は浦和もそれまで以上に細かいパス回しから崩そうと試みるものの、なかなか崩し切れず。
前半終盤に、ロングパスを21番進昂平が落とし、10番中村駿介にパス。ディフェンスラインとややギャップができたところで狙い澄ましてシュートを放つも僅かにゴール左にそれてゴールならず。
前半は、完全に相手のやり方にはまってしまった形で0-1で折り返します。
後半は、スタートから5番佐藤大介に代えて12番小坂慎太朗、27番細田真也に代えて2番新井純平を投入します。なかなか見られない、サイドバックの選手の同時交代ですね。
また、前線の配置も少し変わり、前線の左に20番広瀬陸斗、右に10番中村駿介、真ん中に21番進昂平で、14番関根貴大はトップ下の位置に入りました。
後半は、まず3分に20番広瀬陸斗の左からのクロスに21番進昂平がヘッドで合わせる惜しい場面、更に5分くらいには右サイドの2番新井純平のオーバーラップからのクロスに20番広瀬陸斗が合わせようとするもあと一歩で届かず。この場面は、本当に触れれば確実にゴールというタイミングのクロスだっただけに惜しかったです。
前半同様に相手の真ん中からの攻撃に対する守備は徹底されていて、ほとんど崩すことができなかったものの、前半に比べると、中盤でのパス回しからのサイド攻撃が前半よりゴールに近づくような形にはなってきていました。
10分には、14番関根貴大からのクロスにやや角度がない位置ではあったものの、8番繁田秀斗がヘッドで狙い澄ましたシュートはサイドネットで得点ならず。
この攻勢の時間で決めてしまえばだいぶ楽になったという時間には得点することができず。
15分に20番広瀬陸斗に代わり33番安東輝が入ります。
ある意味、後半の配置と仕掛けがはまった形になり、サイドからの攻撃に加えてペナルティエリア付近でフリーキックのチャンスを何度か得ることもあったものの、どうも、精度を欠くシュートが多かったりと、このチャンスも生かせません。
チャンスで決められず時間が過ぎていき、30分が経過したところで、いつもに比べると大分早いですが、6番西袋裕太が前線に上がりパワープレー気味の時間を作ります。
そして、このパワープレーが実を結びようやく浦和が同点ゴールを奪うことに成功します。 p>
おそらく、左に開いた14番関根貴大から始まった攻撃だと思いますが、右前線に上がる2番新井純平めがけて大きなサイドチェンジのボールを通し、このパスを受けた2番新井純平がクロスを上げ、そこに6番西袋裕太がヘッドで合わせてのゴールになります。
このゴールが34分くらいだったと思います。
このゴールにより、浦和の肩の荷が少し下りたことで浦和の攻撃の組み立てが落ち着いて展開できるようになったことと、相手としてはこのまま終わったら敗退になってしまうため、攻めの意識を高めなければならなかったことで、残りの時間は浦和が攻勢の時間が多くなります。
浦和は39分に21番進昂平に代えて24番小川紘生、アディショナルタイム直前くらいに14番関根貴大に代えて9番斎藤翔太を投入し、逆転ゴールを狙いつつ、時間も使いつつ、24番小川紘生のゴールへ向かう果敢なドリブルなどで惜しい形も作りつつ、試合終了間際に相手に決定的な場面を作られて、これを1番吉野雅大が好セーブでなんとか失点を免れ、結局試合は1-1で終了。
予想外に苦しい試合になりましたが、今日残すべき最低限の結果は残りしてくれたのでOKです!
今日に関しては、正直なところ、いつもとは環境が全く違う試合で、動きが重たい印象の選手もいたり、思ったよりも強めの風の影響を受けて苦戦したように見えたところもありますし、良い試合かどうかと言ったら、表現しにくい試合でもありますが、この際なので今日は結果を残したことに重きを置いてOKと考えます。
気持ちも乗って、万全の状態で、俺たちのホームで、3日後に思いっきり戦える環境もそろったわけですから、そこで見させてもらいますね。
おまけの写真。